真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館
ピンク映画は観ただけ全部感想を書く、ひたすらに虚空を撃ち続ける無為。
 



ピンク映画の感想のインデックスです。
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監督別五十音順に整理、同一監督内は製作順。
(製作年/V)は、正確にはピンクではなくVシネ。

若月美廣
森尾歩衣 聖水折檻」(1993)

若松孝二
甘い罠」(昭和38)
色情家族」(昭和46)
濡れた賽ノ目」(昭和49/買取系ロマンポルノ)
売春婦マリア」(昭和50)
暴虐女拷問」(昭和53)

渡辺護
絶品つぼさぐり」(昭和52)
《裸》女郎生贄」(昭和52)
武蔵野夫人の唄 淫舞」(昭和53/東映ナウポルノ)
聖処女縛り」(昭和54)
団地妻を縛る」(昭和55)
日本の痴漢」(昭和55)
緊縛色情夫人」(昭和55)
好色 花でんしや」(昭和56/買取系ロマンポルノ)
痴漢電車 いたづらな指」(昭和57/買取系ロマンポルノ)
八神康子 熱い湿地帯」(昭和60/旧題:『八神康子ONANIE』)
スージー明日香 緊縛の舞」(昭和61)
若妻淫熟 ダブル性感帯」(2001/旧題:『若妻快楽レッスン 虜』)
義母の秘密 息子愛撫」(2002)
喪服の未亡人 ほしいの…」(2008)


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橋口卓明
痴漢電車 乗つて快感!」(1992/旧題:『痴漢電車 乗せて挟んで』)
欲情電車 狙はれたOL」(1992/旧題:『痴漢電車 通勤下半身』)
緊縛縄調教 肉いぢめ」(1992/旧題:『緊縛縄調教』)
痴女の羨望 淫乱渇く」(1993/旧題:『濡れ濡れ 三段責め』)
菊池エリ 熟女の時間で・・・イッて!」(1993/旧題:『巨乳熟女 本番仕込み』)
色狂ひ天国 止まらない肉宴」(1993/旧題:『美尻調教 もう許して』)
ザ・ペッティング 激しい息づかひ」(1994/旧題:『ザ・ペッティング 吸つて咬む』)
人妻と愛人 不倫ハメ覗き」(1998)
痴女の盗み撮り 奥まで覗く」(1999/旧題:『盗撮痴女 覗いて濡らす』)
人妻家政婦 情事のあへぎ」(2000)
人妻浮気調査 ゑぐる!」(2001/旧題:『人妻浮気調査 主人では満足できない』)
アブノーマル体験 第六の性感」(2001)
若妻 むつちりした肉体」(2002/旧題:『探偵物語 甘く淫らな罠』)
痴漢男の指 犯された人妻」(2002/旧題:『痴漢の影 奪はれた人妻』)
真昼の不倫妻 ~美女の快楽~」(2003)
エロスの館 人妻もつと濡らして」(2004/旧題:『官能の館 人妻昇天』)
官能病棟 濡れた赤い唇」(2005)

橋爪英雄
谷川みゆき 高校教師 -汚す!-」(1997/旧題?:『団鬼六 女教師 愛の檻』)

長谷部安春
犯す!」(昭和51/ロマンポルノ)
暴行切り裂きジャック」(昭和51/ロマンポルノ)
襲ふ!!」(昭和53/ロマンポルノ)

羽生研司
三匹の和服牝美人 十人十色の性」(2001/旧題:『和服熟女の性生活 二十・三十・四十歳』)
トリプル淫女 白衣のケダモノ達」(2002/旧題:『白衣の痴態 -淫乱・巨乳・薄毛-』/坂本太・佐々木乃武良と共同監督)
先生の奥さん したがり未亡人」(2006)
鬼の花宴」(2007/厳密にはピンクではない)

林功
色暦 大奥秘話」(昭和46/ロマンポルノ)
実録エロ事師たち 巡業花電車」(昭和49/ロマンポルノ)
禁断 制服の悶え」(昭和51/ロマンポルノ)
女囚101 性感地獄」(昭和51/ロマンポルノ)
透明人間 犯せ!」(昭和53/ロマンポルノ)
ホールインラブ 草むらの欲情」(昭和54/ロマンポルノ)
セックス・メイド お掃除のあとで」(昭和59/ロマンポルノ)
熟女藤本聖名子 悶絶色狂ひ」(1992/旧題:『女医聖名子 私をベッドに連れてつて』)
ねだる人妻たち ひわいな悶え」(1993/旧題:『本番 恥知らずな人妻たち』)

林静一
SEX予備軍 狂ひ咲き」(昭和49)

東ヨーイチ(=東陽一)
ナース夏子の熱い夏」(2010/エロバリ)
私の調教日記」(2010/エロバリ)

東盛直道
変態ざうさん 私の桃色指導」(2022)

広木隆一(=廣木隆一)
欲望の海 義母を犯す」(S59・1/旧題:『白昼女子高生を犯す』)
SM教室・失禁」(昭和61/買取系ロマンポルノ?)
菊池エリ 巨乳責め」(昭和63/買取系ロマンX)

廣田幹夫
令嬢美姉妹 肉の宴」(2004/旧題:『令嬢姉妹飼育』)
続・令嬢美姉妹 凄まじい淫慾」(2004/旧題:『令嬢姉妹飼育2 性奴隷』)
濡れまくる若い未亡人」(2005/旧題:『痴漢義母 汚された喪服妻』)
痴漢と人妻 熱いしたゝり」(2005/旧題:『痴漢妻 したゝる愛汁』)

福岡芳穂
ビニール本の女 密写全裸」(昭和56)

福原彰
うづく人妻たち 連続不倫」(2006)
連続不倫II 姉妹相姦図」(2008)

藤井克彦
《秘》大奥外伝 尼寺淫の門」(昭和48/ロマンポルノ)
必殺色仕掛け」(昭和48/ロマンポルノ)
OL日記 密あさる猟」(昭和48/ロマンポルノ)
実録桐かおる ‐につぽん一のレスビアン‐」(昭和49)
実録・元祖マナ板ショー」(昭和50/ロマンポルノ)
お柳情炎 縛り肌」(昭和50/ロマンポルノ)
中山あい子原作*『未亡人学校』より 濡れて泣く」(昭和52/ロマンポルノ)
レイプ・ショット 百恵の唇」(昭和54/ロマンポルノ)
昭和エロチカ 薔薇の貴婦人」(昭和55/ロマンポルノ)
女教師のめざめ」(昭和56/ロマンポルノ)
ズーム・アップ 暴行白書」(昭和56/ロマンポルノ)
団鬼六 蛇の穴」(昭和58/ロマンポルノ)
団鬼六 美女縄化粧」(昭和58/ロマンポルノ)
団鬼六 修道女縄地獄」(昭和59/ロマンポルノ)
女医肉奴隷」(昭和61/ロマンポルノ)

藤浦敦
色情海女 ふんどし祭り」(昭和56/ロマンポルノ)
くひこみ海女 乱れ貝」(昭和57/ロマンポルノ)
女子大生 温泉芸者」(昭和57/ロマンポルノ)
セックスドック 淫らな治療」(昭和60/ロマンポルノ)
絶倫海女 しまり貝」(昭和60/ロマンポルノ)
痴漢サギ師 まさぐる指先」(昭和62/ロマンポルノ)
い・ん・び」(昭和62/三河周名義/ロマンXX)

藤原健一
痴漢ストーカー 狙はれた美人モデル」(2001)
姫を犯す」(2002/旧題:『につぽん淫欲伝 姫狩り』)
紅薔薇夫人」(2006/厳密にはピンクではない)
ゼロ・ウーマンR 警視庁0課の女/欲望の代償」(2007/明確にピンクではない)
新・監禁逃亡2 幻夜」(2009/V)
艶剣客 くの一媚薬責め」(2010/厳密にはピンクではない)
艶剣客2 くノ一色洗脳」(2011/厳密にはピンクではない)
女囚701号 さそり外伝」(2011/厳密にはピンクではない)
をんな浮世絵師」(2012/厳密にはピンクではない)
女囚701号 さそり外伝 第41雑居房」(2012/厳密にはピンクではない)
悪女の色仕掛け カモつて快感!」(2020)

古澤健
たわゝな気持ち 全部やつちやはう」(2019)
怪談 回春荘 こんな私に入居して」(2020)
たわゝなときめき あなたの人生変はるかも」(2021)

ベビーブーム・マサ
魔性尻 おまへが欲しい」(2020/廣田正興の小癪な変名)

細山智明
菊池エリ 美乳の喘ぎ」(昭和61/旧題:『菊池エリ 巨乳』)
巨乳2 はちきれさう」(昭和62)
レズビアンハーレム」(昭和62)
変態夫婦の過激愛」(昭和63/旧題:『過激!!変態夫婦』)
豊丸の何回でも狂つちやふ」(1989)

堀禎一
SEX配達人 をんな届けます」(2003)
すけべな団地妻 奔放な下半身」(2005/旧題:『不倫団地 かなしいイロやねん』)
色情団地妻 ダブル失神」(2006)
したがるかあさん 若い肌の火照り」(2008)

堀内靖博
主婦と性生活」(昭和59/ロマンポルノ)
薄毛の19才」(昭和61/ロマンポルノ)
看護女子寮 凌された天使」(昭和62/買取系ロマンポルノ)
桃尻ハードラブ 絶頂志願」(昭和62/買取系ロマンポルノ)
制服くづし」(昭和62/ロマンXX)


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監督別五十音順に整理、同一監督内は製作順。
(製作年/V)は、正確にはピンクではなくVシネ。

大門通
花と蛇 究極縄調教」(昭和62/浅尾政行名義/ロマンポルノ)
四十路のをばさん 狂ひ咲き」(1995/旧題:『をばさんと熟女 -たらし込め!-』)
本番夫婦性生活 ‐絡み合ひ‐」(1995)
離婚妻狂乱 本能のまま快感」(1996/旧題:『本番熟女 淫ら舞ひ』)
縄尻有閑夫人」(1996)
緊縛十字架責め」(1996)
高校教師と継母 ‐濡れ場の急所‐」(1997/旧題:『義母と高校教師 息子の眼の前で』)
三十路同窓会 生々しい不倫妻」(1998/旧題:『三十路同窓会 ハメ頃の人妻たち』)
密猟・成熟した母娘」(1998/旧題:『不倫妻 密猟名器』)
老人のSEX 人妻折檻」(1998)
三十路痴女たち 浮気妻・セレブ妻・恥ぢらひ妻」(1999/旧題:『三十路同窓会 激しすぎる性欲』)
四十路寮母 亀あさり」(1999/旧題:『未亡人寮母 くはへてあげる!』)
発禁本 緊縛肉襦袢」(1999)
義母の寝物語 ‐近親相姦‐」(2000/旧題:『義母の淫臭 だらしない下半身』)
熟れどき妻 欲しがる下半身」(2004/旧題:『四十路熟女妻 立たせます』)
奴隷調教 監禁SM御曹子」(2007)
密通恋女房 夫の眼の前で…義父に」(2007)

大門登
痴漢《秘》変態夫婦」(昭和56)

高田宝重
痴漢電車 名器探り」(2000/旧題:『痴漢電車 ナマ足けいれん』)

高橋伴明
ある女教師 緊縛」(昭和53)
緊縛の情事」(昭和54)
女刑務所 変態」(昭和54)
人妻拷問」(昭和55)

高原秀和
制服美少女 先生あたしを抱いて」(2004)
隣のお姉さん 感じる肉体」(2004/V)
ロリ色の誘惑 させたがり」(2005)
フェチづくし 痴情の虜」(2018)
トーキョー情歌 ふるへる乳首」(2018)
濡れた愛情 ふしだらに暖めて」(2019)
悶撫乱の女 ~ふしだらに濡れて~」(2020)
人妻一番! 二人きりトゥナイト」(2021)
誘ひ濡れ 〜さあやとこはる〜」(2022)

瀧島弘義
人妻銀行員 不倫密会」(1998)
痴情スチュワーデス 黒タイツの太股」(1998/旧題:『人妻スチュワーデス 制服昇天』)
美尻誘惑 公衆便所のいたづら」(1999/旧題:『公衆便所 私いたづらされました』)

滝田洋二郎
痴漢女教師」(昭和56/東映ナウポルノ)
痴漢電車 けい子のヒップ」(昭和58)
痴漢電車 百恵のお尻」(昭和58)
連続暴姦」(昭和58)
痴漢電車 下着検札」(昭和59)
痴漢電車 ちんちん発車」(昭和59)
真昼の切り裂き魔」(昭和59)
痴漢電車 極秘本番」(昭和59)
痴漢保健室」(昭和59/買取系ロマンポルノ)
ザ・緊縛」(昭和59)
痴漢電車 聖子のお尻」(昭和60)
桃色身体検査」(昭和60/買取系ロマンポルノ)
痴漢電車 車内で一発」(昭和60)
痴漢電車 あと奥まで1cm」(昭和60)
絶倫ギャル やる気ムンムン」(昭和60/買取系ロマンポルノ)
はみ出しスクール水着」(昭和61/買取系ロマンポルノ)
タイム・アバンチュール 絶頂5秒前」(昭和61/ロマンポルノ)

武田一成
私の中の娼婦」(昭和59/ロマンポルノ)

竹洞哲也
人妻の秘密 覗き覗かれ」(2004)
美少女図鑑 汚された制服」(2004)
さびしい人妻 夜鳴く肉体」(2005)
援交性態ルポ 乱れた性欲」(2005)
欲情ヒッチハイク 求めた人妻」(2005)
ホテトル嬢 癒しの手ほどき」(2006)
乱姦調教 牝犬たちの肉宴」(2006)
親友の母 生肌の色香」(2006)
悩殺若女将 色つぽい腰つき」(2006)
不倫同窓会 しざかり熟女」(2007)
女引越し屋 汗ばむ谷間」(2007)
桃肌女将のねばり味」(2007)
監禁の館 なぶり責め」(2008)
不純な制服 悶えた太もも」(2008)
痴漢電車 うごめく指のメロディ」(2008)
艶会コンパニオン いけない濃厚接待」(2008)
妹のつぼみ いたづら妄想」(2009)
いとこ白書 うづく淫乱熱」(2009)
人妻探偵 尻軽セックス事件簿」(2009)
若義母 むしやぶり喰ふ」(2009)
超スケベ民宿 極楽ハメ三昧」(2010)
性交エロ天使 たつぷりご奉仕」(2010)
潮吹き花嫁の性白書」(2010)
スケベな住人 昼も夜も発情中」(2010)
痴漢電車 とろける夢タッチ」(2010)
三十路の女 巨乳はじける」(2011)
白昼の人妻 犯られる巨乳」(2011)
いんらん千一夜 恍惚のよがり」(2011)
義父の求愛 やは肌を這ふ舌」(2012)
人妻家政婦 うづきに溺れて」(2012)
お色気女将 みだら開き」(2012)
淫蕩告白 兄嫁の濡れた午後」(2012)
三十路義母 背徳のしたたり」(2012)
野外プレイ 覗きの濡れ場」(2013)
美熟女 好きもの色情狂」(2013)
監禁いんらん遊戯」(2013)
痴漢電車 いけない夢旅行」(2014)
挑発ウエイトレス おもてなしCafe」(2014)
背徳の海 情炎に溺れて」(2014)
野外乱交 殺したいほど愛してる」(2014)
誘惑遊女の貝遊び」(2015)
四十路熟女 性処理はヒミツ」(2015)
湯けむり温泉芸者 お座敷で枕芸」(2015)
色欲絵巻 千年の狂恋」(2015)
恋愛図鑑 フつてフラれて、でも濡れて」(2015)
恋人百景 フラれてフつて、また濡れて」(2015)
純情濡らし、愛情暮らし」(2016)
大人志願 恥ぢらひの発情」(2016)
悶える義妹 遺影の前で抱いて」(2016)
失恋乱交 ツユだく姉妹どんぶり」(2016)
弱腰OL 控へめな腰使ひ」(2016)
レンタル女子大生 肉欲延滞中」(2017)
熟女ヴァージン 揉まれて港町」(2017)
疑心乱交 闇夜にうごめく雌尻」(2017)
ヤリ頃女子大生 強がりな乳房」(2017)
まぶしい情愛 抜かないで…」(2017)
おつとり姉さん 恥骨で誘ふ」(2018)
青春のさゝくれ 不器用な舌使ひ」(2018)
人情フェロモン もち肌わしづかみ」(2018)
大人の同級生 させ子と初恋」(2018)
田園日記 アソコで暮らさう」(2018)
密通の宿 悦びに濡れた町」(2019)
ホロ酔ひの情事 秘め事は神頼み」(2019)
平成風俗史 あの時もキミはエロかつた」(2019)
風俗図鑑 ヤレない男たち」(2019)
不倫、変態、悶々弔問」(2019)
発情物語 幼馴染はヤリ盛り」(2019)
ひとり妻 熟れた旅路の果てに」(2020)
温泉情話 湯船で揉みがへり」(2020)
生つば美人妻 妄想で寝取られて」(2021)
恋愛相談 おクチにできないお年頃」(2021)
義父と未亡人 一夜だけの秘め事」(2021)
はまぐり三景 吸つていぢつて」(2022)
股がり天使 火照りの桃源郷」(2022)

田尻裕司
OLの愛汁 ラブジュース」(1999)
ノーパン通勤 脱がせて!」(2000/旧題:『ノーパン痴漢電車 見えちやつた!!』)
未来H日記 いつぱいしようよ」(2001)
姉妹OL 抱きしめたい」(2001)
不倫する人妻 眩暈」(2002)
淫らな唇 痙攣」(2004)
SEXマシン 卑猥な季節」(2005)
ふしだらな女 真昼に濡れる」(2006)

田中登
好色家族 狐と狸」(昭和47/ロマンポルノ)
女教師」(昭和52/ロマンポルノ)

田中康文
裸の三姉妹 淫交」(2006)
裸の女王 天使のハメ心地」(2007)
女真剣師 色仕掛け乱れ指」(2011)
感じる若妻の甘い蜜」(2012)
痴漢電車 夢指の熱い調べ」(2012)
人妻エロ道中 激しく乗せて」(2013)
女看護師 やすらぎの美乳」(2014)
盗撮ファミリー 母娘ナマ中継」(2014)

谷口恒平
悶絶劇場 あへぎの群れ」(2019)

珠瑠美
全裸妻連続暴行」(昭和57/旧題:『新妻残酷に犯す』)
レズ夫人 狂つた下半身」(昭和61/旧題:『倒錯縄責め』)
揺れる巨乳103cm」(1989)
失禁・秘所彫り」(1989/旧題:『縄で濡らす』)
新任女教師 しごいてあげる」(1990/旧題:『課外授業 いかせて上げる』)
THE 巨乳レズ」(1990)
レイプの現場 女が男を…」(1990/旧題:『ダブルレイプ 変態調教』)
人妻 いんらんな私」(1991/旧題:『いんらん巨乳妻』)
喪服の人妻 ‐白い長襦袢‐」(1991/旧題:『喪服妻の生下着 突つ込む』)
抱かれ上手な女 性欲が止まらない」(1991/旧題:『巨尻 ぶち抜く!』)
女子大生の揺れ乳 揉んでいかせる」(1991/旧題:『巨乳なぶり』)
新妻の朝濡れ下半身」(1992/旧題:『若奥様の生下着 濡れつぱなし』)
妻たちの性態 なぶり、なぶられ」(1992/旧題:『人妻不倫 夫にばれなければ!』)
女医の盗撮日記」(1992/木俣瑠美名義)
変態妻 肉仕込み」(1992/木俣瑠美名義/旧題:『若奥様 変態仕込み』)
イヴの性遍歴 ぐしよ濡れの谷間」(1992/公開当時は木俣瑠美名義/旧題:『新妻本番 ぐしよ濡れ生下着』)
レイプ秘書 監禁飼育」(1993/旧題:『白昼レイプ 監禁秘書室』)
神代弓子 ザ・本番ペッティング」(1993)
不倫狂ひの人妻 喰ひまくり」(1993/旧題:『若奥様 不倫漏らす』)
艶熟女 悶え肌」(1993/旧題:『本番熟女 -こすり合ひ-』)
熟女乱交 獣のあへぎ」(1994/旧題:『熟女スワップ 獣のやうに』)
喪服妻 浅く深く」(1994)
美人秘書 密通テレホンSEX」(1994/旧題:『美人秘書 テレホンONANIE』)
超過激 淫らな浴室」(1994/旧題:『過激!!同性愛撫 蜜の舌』)
出張ソープ 和風不倫妻」(1994)
痴漢電車 尻と指」(1995/旧題:『痴漢電車 長襦袢を狙へ!』)
社内《秘》性愛 バイブを掻き回さないで」(1995/旧題:『出張ONANIE 女課長の携帯バイブ』)
痴漢と奥さま 尻に欲情」(1995/旧題:『人妻痴漢体験-まさぐる-』)
和風不倫人妻 恥さらしな下半身」(1995)
多淫痴情妻」(1996/旧題:『濡れまくり痴情妻』)
義母昇天 家庭内SEXとは?」(1996/旧題:『義母の長襦袢 淫らな匂ひ』)
乱行催眠 私は、かうして暴行された」(1996)
美しい新妻 気持ちよくて狂ひさう」(1996/旧題:『聖まどか 美乳妻生本番』)
三十路の性欲 手抜きはイヤ!」(1996/旧題:『離婚妻のぬれ襦袢』)
熟女の痴格 ピンク肌の色情」(1997/旧題:『スキモノ熟女 ぬめり下半身』)
ねつとり妻おねだり妻Ⅲ 不倫妻またがる」(1997)

鎮西尚一
美人課長の我欲 上司も部下までも…」(1994/旧題:『女課長の生下着 あなたを絞りたい』)
熟女淫らに乱れて」(2009)

常本琢招
不毛な制服 恥づかしい半熟」(1990/旧題:『制服本番 おしへて!』)

寺嶋亮
変態催眠 恥唇いぢめ」(2002)

堂ノ本敬太
海底悲歌」(2021)

友松直之
コギャル喰ひ 大阪テレクラ篇」(1997)
触らせる女 恥淫のドレス」(1998/旧題:『痴女電車 さはり放題』)
痴漢電車 挑発する淫ら尻」(2005)
ザ・スワップ 若妻絶淫調教」(2007)
痴漢電車 夢うつろ制服狩り」(2007)
女囚アヤカ いたぶり牝調教」(2008)
老人とラブドール 私が初潮になつた時…」(2009)
わいせつ性楽園 をぢさまと私」(2009)
闇のまにまに 人妻・彩乃の不貞な妄想」(2009/厳密にはピンクではない)
不倫旅行 恥悦ぬき昇天」(2009)
移り気若妻の熱い舌技」(2010)
最後のラブドール 私、大人のオモチャ止めました。」(2010)
美脚教師 開いて悶絶」(2010)
絶対痴女 奥出し調教」(2011)
囚はれの淫獣」(2011)
義母浪漫 求めあふ肉愛」(2012/元題:『淫義母 もうガマンできない…』/Vシネ)
人妻女医 性奴隷の悦び」(2013)
尼寺 姦淫姉妹」(2013)
出逢いが足りない私たち」(2013/ええと・・・・一般映画)
妹・OL・人妻 すけべ丸出し」(2013)
最近、蝶々は…」(2014/だから一般映画)
強制飼育 OL肉奴隷」(2014)
緊縛絵師の甘美なる宴」(2014)


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監督別五十音順に整理、同一監督内は製作順。
(製作年/V)は、正確にはピンクではなくVシネ。

斉藤信幸
昼下りの女 挑発!!」(昭和54/ロマンポルノ)
黒い下着の女」(昭和57/ロマンポルノ)
襲はれる女教師」(昭和58/ロマンポルノ)
人妻暴行マンション」(昭和60/ロマンポルノ)
母娘監禁・牝」(昭和62/斉藤水丸名義/買取系ロマンポルノ)

酒井正次
《秘》好色温泉 昇天覗き風呂」(1993)

酒井信人
色欲怪談 江戸の淫霊」(1997)

榊英雄
オナニーシスター たぎる肉壺」(2015)
さまよふアゲハ 蜜壺トロトロ」(2016)
裸の劇団 いきり立つ欲望」(2016)
ほくろの女は夜濡れる」(2017)

坂本太
痺れる若後家 喪服のままで…」(1993/旧題:『喪服妻悶絶』)
下宿妻の告白…もう、我慢できないの」(1994/旧題:『痴漢と覗き 人妻下宿』)
密室暴行魔 剥き出せ」(1994/旧題:『エレベーター暴行魔』)
若妻の身震ひ 大胆騎上位!」(1994/旧題:『若奥様《秘》宅配便』)
宏岡みらい したがり女医の湿毛」(1995/旧題:『美尻診療台 締めて開いて』)
のぞき !! 女トイレの露出狂」(1995/旧題:『女性用公衆トイレ』)
恥づかしい失禁 巨乳と生尻」(1995/旧題:『巨乳潮吹き令嬢』)
本番授業 教へ子に、教室で」(1996)
女弁護士 羞恥なぶり」(1996)
痴漢電車 《秘》一点責め」(1996/旧題:『痴漢電車 指いぢめ』)
近所のエロ妻 下品な性欲」(1996/旧題:『激淫! スーパーの不倫妻』)
三十過ぎの人妻 午後の不倫タイム」(1997/旧題:『トイレの不倫 人妻援助交際』)
奴隷弁護士 乱れたエロスジ」(1997/旧題:『女弁護士 陵<こます>辱』)
後家さんの乱れ帯 ウレシ汁が止まらない」(1997)
私の後家さん 濡れ上手」(1998/旧題:『隣の後家さん ハメられ志願』)
人妻痴漢教習 バックからOK!」(1998/旧題:『痴漢教習所 握つて!』)
犯恨《ヤリコン》レイプ 体育会系性犯罪」(1998/V)
通夜の喪服妻 僧侶にもてあそばれて・・・」(1998/旧題:『色情僧侶 喪服狩り』)
新任女刑務官 禁じられた関係」(1999/旧題:『女刑務官 美肉狩り』)
マル秘性犯罪 女銀行員集団レイプ」(1999)と、新版公開に際した感想の新版
床屋の後家さん いぢられ好き!」(2000/旧題:『未亡人理容室 痺れる指先』)
美姉妹スチュワーデス~名器くらべ~」(2000)
川奈まり子・熟楽 またがる快感」(2000/旧題:『川奈まり子・現役熟女妻 奥まであたる・・・』)
家庭教師の濃厚口技 教へ上手に…」(2000/旧題:『美人家庭教師 ふしだらな成熟』)
猟色の家 生垂れ名器妻」(2001/旧題:『月曜日の不倫妻 性欲まみれ』)
男漁りの透け襦袢 仏前で…して。」(2001/旧題:『浴衣未亡人 黒い下着の誘惑』)
高校教師 ‐爆乳をもてあそばれて‐」(2001/旧題:『高校美教師 ‐ふしだらに調教‐』)
痴女スチュワーデス 不道徳姉妹」(2001/旧題:『美姉妹スチュワーデス 制服けいれん』)
未亡人の寺 夜泣き部屋にて…」(2002/旧題:『昇天寺 後家しやぶり』)
襦袢妻の急所 寝間を覗いて!」(2002/旧題:『不純な和服妻 覗かれた情事』)
高校教師 ‐異常な性癖‐」(2002)
未亡人どもの反乱 喪服でおもてなし」(2003/旧題:『全国未亡人連合 ‐極楽あそび‐』)
新・日本エロばなし 人妻竜宮城」(2003)
ナターシャの愛欲 寒い国から来た未亡人」(2004/旧題:『白い肌の誘惑 ロシア未亡人』)
絶倫69歳 和服新妻の初夜」(2004)
エロ義母と発情息子 -淫らな家族-」(2004)
裏の後家さん 張<バイブ>形に夢中」(2004)
美人乳母 袂の奥の…白い肌」(2005)
褌熟女 私の秘密、見て下さい。」(2005/旧題:『未亡人と褌 -悦子の秘密-』)
恥母の御不浄 それを我慢できない」(2005)
春画夫婦の秘かな愉しみ」(2006)
痴漢蚊帳の内 茄子と四十路後家」(2008)

坂本礼
セックス・フレンド 濡れざかり」(1999)
18才 下着の中のうづき」(2001)
豊満美女 したくて堪らない!」(2003)
悶絶ふたまた 流れ出る愛液」(2005)と、全面的に改稿した国映大戦版
淫情 ~義母と三兄妹~」(2007)
や・り・ま・ん」(2008)
いくつになつてもやりたい不倫」(2009)

佐倉萌
ザ・完熟マダム乱立 義母・未亡人・不倫妻」(2001/旧題:『人妻不倫痴態 義母・未亡人・不倫妻』/しのざきさとみ・小川真実と共同監督)
貪欲な人妻たち -うづうづする-」(2002/旧題:『いぢめる熟女たち 淫乱調教』)
三十・四十・五十路妻 熟れて喰べごろ」(2002/旧題:『貪る年増たち サセ頃・シ盛り・ゴザ掻き』)

佐々木乃武良
恥ぢらひ夫人 玩具で感じて」(1998/旧題:『人妻交換 恥ぢらひ狂ひ』)
派遣OL 美人受付嬢SEX暴露」(1999/旧題:『美人受付嬢 不適切な関係』)
高校教師 保健室の情事」(1999)
ノーパン女子 股間開放」(1999/旧題:『女子アナ 盗撮下半身』)
レンタル家庭教師 わいせつな行為」(2000/旧題:『美人家庭教師 むさぼる内股』)
逆セクハラの危険 私は、変態常習者!」(2000/旧題:『口説き屋麗子 火傷する快感』)
どスケベ女医 催眠SEX」(2001/旧題:『女医・川奈まり子 熟女タブーSEX』)
浴衣妻の興奮 我を忘れて!」(2002/旧題:『三十路浴衣妻 からみつく』)
ドロドロの人妻たち -痴漢と不倫の果て-」(2004/旧題:『三面記事の妻たち -痴漢・淫乱・不倫-』)
ロシア義母 湯上り浴衣美人」(2005)

佐々木尚(=上垣保朗)
女教師 生徒の眼の前で」(昭和57/ロマンポルノ/上垣保朗名義)
不倫女房 絶品淫ら顔」(1994/旧題:『不倫妻 夫の眼の前で』)
妻の誘惑 完全なる性感帯」(1994/旧題:『股がる人妻たち』/上垣保朗名義)
義母・不倫の日々 息子をナマづかみ」(1995/旧題:『義母と息子 不倫総なめ』)
ナマ出しの人妻 敏感壷」(1995/旧題:『不倫志願 主人に内緒で!』)

佐々木浩久
絶倫謝肉祭 奥まで突いて!」(2017)
情欲怪談 呪ひの赤襦袢」(2018)
好色男女 セックスの季節」(2019)
性感治療 股ぐらの処方箋」(2019)
揉めよドラゴン 爆乳乱れ咲き」(2020)

佐々木良
Eカップ 満乳」(昭和63)

笹塚稔
夜這ひ虫」(昭和47/買取系ロマンポルノ?)

佐藤周
若妻ナマ配信 見せたがり」(2020)

佐藤吏
人妻・未亡人 不倫汗まみれ」(2002/旧題:『人妻ブティック 不倫生下着』)
姉妹白衣 診察室でエッチ」(2003/旧題:『ナース姉妹 桃色診察室』)
貝あはせ こすれ合ふ股ぐら」(2005/旧題:『ハードレズビアン クイック&ディープ』)
ダブル・プレイ 友だちの母さんと…」(2005)
人妻とOL あふれる愛液」(2006)
平沢里菜子 in 奴隷」(2007)
吉沢明歩 誘惑 あたしを食べて」(2007)
獣になつた人妻」(2008)
本番オーディション やられつぱなし」(2009)
三匹の奴隷」(2009)
絶倫・名器三段締め」(2009)

サトウトシキ
獣 ‐けだもの‐」(1989/佐藤俊喜名義)
Eカップ本番Ⅱ 豊熟」(1989/佐藤俊喜名義)
田代水絵 ザ・本番アクメ」(1989/佐藤俊喜名義?)
ぐしよ濡れ全身愛撫 BODY TOUCH」(1990/佐藤俊喜名義?)
最新ソープテクニック2 泡姫御殿」(1990)
過激!本番ショー 異常者たちの夜」(1990)
ニューハーフ・エクスタシー」(1991・冬/旧題:『アブノーマル・エクスタシー』)
痴漢通勤電車 OLたちの性」(1993)
ペッティング・レズ 性感帯」(1993 秋)
痴漢電車人妻篇 奥様は痴女」(1994)
覗きがいつぱい 愛人の生下着」(1994 夏/本藤新名義)
悶絶本番 ぶちこむ」(1995 冬)
不倫日記 濡れたまゝもう一度」(1996 夏)
団地妻 白昼の不倫」(1997 冬)
迷ひ猫」(1998/ピンク題:『尻まで濡らす団地妻』)
新・団地妻 不倫は蜜の味」(1999)
エロスのしたゝり」(1999)
愛欲温泉 美肌のぬめり」(1999)
団地妻 不倫でラブラブ」(2000)
果てしない欲情 もえさせて!」(2000)
サイコ・ドクター 白濁のしたたり」(2001/V)
団地妻 隣のあへぎ」(2001)
団地の奥さん、同窓会に行く」(2004)

佐藤寿保
制服処女 ザ・ゑじき」(昭和61/買取系ロマンX)
ロリータ・バイブ責め」(昭和62/買取系ロマンポルノ)
ロリータ恥辱」(昭和63)
変態病棟 SM診療室」(1989)
半裸本番 女子大生暴行篇」(1990)
馬と女と犬」(1990)
盗撮 レイプの瞬間」(1990/旧題:『制服盗聴魔 激射・なぶる!』)
レズビアンレイプ ‐甘い蜜汁‐」(1991)
黒タイツの制服 内緒の蕾」(1991/旧題:『制服私刑 ねじり込め!』)
白い肌の未亡人 私を苛めて」(1991/旧題:『未亡人変態地獄』)
盗撮レポート 陰写!」(1991)
新妻奴隷 強制愛撫」(1991/旧題:『新妻下半身 わしづかみ』)
馬小舎の令嬢」(1991)
変態折檻 ねぢり込め!」(1992/旧題:『本番バイブ 折檻』)
人妻淫乱調教 ‐いたぶる刺激‐」(1992/旧題:『人間拷問 三段責め』)
喪服妻と縄 そつと剃つて!」(1993/旧題:『喪服妻 剃毛縄奴隷』)
《生》盗聴リポート ‐痴話‐」(1993)
美人妻 薄毛の柔肌」(1993/旧題:『快感ONANIE 新妻篇』)
挑発美容室 人妻の匂ひ」(1994/旧題:『人妻変態美容師』)
痴漢と覗き 婦人科病棟」(1994)
いやらしい人妻 濡れる」(1994/幡寿一名義)
若奥様 太股びらき」(1994)
すけべ妻 夫の留守に」(1995)

佐野和宏
若妻 しとやかな卑猥」(1990)
発情不倫妻」(1991)
集団痴漢 人妻覗き」(1991)
変態テレフォン☎ O・N・A・N・I・E」(1993)
性感極秘マッサージ 全身愛撫」(1993)
熟女のはらわた 真紅の裂け目」(1997)

佐野日出夫
聖女地獄絵図」(昭和55/東映ナウポルノ)
普通の女の子 性愛日記」(昭和60/買取系ロマンポルノ)

澤田幸弘
肉の標的・奪ふ!」(昭和54/ロマンポルノ)

塩出太志
童貞幽霊 あの世の果てでイキまくれ!」(2019)
ぞつこんヒールズ ぬらりと解決!」(2021)
まん開ヒールズ 女の魔剣と熟女のアソコ」(2021)
あつぱれヒールズ びつくびく除霊棒」(2022)

柴原光
すけべ美女 舐め尽す」(1997/旧題:『スケベすぎる女ども』)
暴行の実録 泣き叫ぶ女たち」(1997)
若菜瀬菜 恥ぢらひの性」(1999)

清水大敬
レイプ願望 私をいかせて!」(1996)
淫獣調教 極限レイプ」(1997)
変態プレイ 教師すすり泣く」(1998)
美尻愛欲めぐり」(1998)
制服凌辱 狙はれた巨乳」(1998)
どすけべ家族 貝くらべ」(2001)
人妻暴行 身悶える乳房」(2001)
姉妹昇天 味くらべ」(2002/旧題:『双子姉妹 淫芯突きまくり』)
愛人熟女 肉隷従縄責め」(2008)
人妻教師 レイプ揉みしごく」(2010)
強制人妻 肉欲の熟れた罠」(2010)
愛人OLゑぐり折檻」(2011)
淫行病棟 乱れ泣く白衣」(2011)
巨乳理髪店 乱れ揉みくちや」(2012)
発情バスガイド おしやぶり巨乳」(2012)
巨乳マッサージ しびれて絶頂」(2013)
人妻禁猟区 屈辱的な月曜日」(2013)
女教師と教へ子 ‐罪名、婦女暴行なり‐」(2013)
愛する貴方の目の前で… 女教師と教へ子」(2014/AV/『女教師と教へ子 ‐罪名、婦女暴行なり‐』の変形アタッカーズ版)
熟女ラーメン おつゆは熱々」(2014)
熟女ヨガ教室 今夜はギンギン!」(2015)
巨乳水着未亡人 悩殺熟女の秘密の痴態」(2016)
未亡人下宿? 谷間も貸します」(2017)
ハミ尻ダンプ姐さん キンタマ汁、積荷違反」(2017)
美少女剣士 月に向かつておシゴキよ!」(2017)
続・未亡人下宿? エロすぎちやつてごめんなさい♡」(2018)
パンチラ病院 おとうさん大興奮!」(2018)
むつちり討ち入り 桃色忠臣蔵」(2018)
凌辱ホステス ぶち込まれて」(2019)
未亡人下宿?エピソード3 裏口も開いてます」(2019)
おねだり、たちまち、どスケベ三昧」(2019)
名器乱舞 欲情の下半身」(2020)
未亡人下宿?その4 今昔タマタマ数へ歌」(2020)
尻肉ライダー ぶつかけて青春」(2021)

下元哲
35才・人妻の色気 不倫熟」(1997/旧題:『人妻35才 不倫の悦び』)
豊熟女将 食べごろの味…」(1998/旧題:『料亭の若女将 汗ばむうなじ』)
ノーパン熟女 まくる長襦袢」(1999/旧題:『和服義母の貞操帯 -肉締まり-』)
人妻三十九歳 不倫同窓会」(1999/旧題:『人妻同窓会 密猟乱行』)
エロマダム 襦袢と喪服」(2000/旧題:『襦袢未亡人 白い蜜肌』)
愛染恭子・壷飼育 じつくり味はふ」(2000/旧題:『愛染恭子 Gの快感』)
浴衣妻の下心 全身快感」(2000/旧題:『ノーパン浴衣妻 太股の肉づき』)
スケベ美容師 むせかへる下半身」(2001/旧題:『女美容教師 ぬめる指先』)
馬と人妻の痴態」(2001/旧題:『馬を飼ふ人妻』)
三十路レズ 絡んで、舐めて」(2002/旧題:『熟女レズ 急所舐め』)
小林ひとみ 抱きたい女、抱かれたい女」(2002)
美人スチュワーデス 制服を汚さないで…」(2002)
ヘルパーの時間 助平な訪問」(2003/旧題:『三十路家政婦 いかせ上手』)
高校教師 ‐引き裂かれた下着‐」(2003)
義母たちの乱行 レズつて息子も…」(2003/旧題:『義母レズ ‐息子交換‐』)
人妻女校医 保健室の不倫」(2004)
マダムレズ 擦りあふ快感」(2004)
義母かあさんと半熟息子」(2005)
ノーパン家庭教師 痺れ下半身」(2005)
和服近親レズ 義母と襦袢娘」(2006)
淫婦義母 エマニエル夫人」(2006)
黒髪マダムレズ -三十路妻と四十路熟女-」(2007)
好奇心の強い義母 昼顔の汗臭」(2007)
養老ホームの生態 肉欲ヘルパー」(2008)


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ピンク映画の感想のインデックスです。
当該タイトルを踏んで頂ければ、別ウインドウで表示されます。

監督別五十音順に整理、同一監督内は製作順。
(製作年/V)は、正確にはピンクではなくVシネ。

ガイラ
処女のはらわた」(昭和61/買取系ロマンポルノ)
美女のはらわた」(昭和61/買取系ロマンポルノ)
拷問貴婦人」(昭和62/買取系ロマンポルノ)
井上あんりのザ・裏モデル」(昭和63/神魔神名義/買取系ロマンX)

角田恭弥
淫美談 アノコノシタタリ」(2019)

影山明文
SM ロリータ」(昭和59)

笠井雅裕
いんらん姉妹」(昭和63)
痴漢電車 お尻自慢」(1989)
痴漢電車 中がいいは」(1989/カサイ雅弘名義)
香港から来た女 -凄すぎる快感-」(1989/カサイ雅弘名義/旧題:『貝如花<BEI JU HWA> 獲物』)
痴漢電車 尻を撫でまはす」(1991/旧題:『痴漢電車 通勤濡れ事師』)
制服挑発 下着の奥」(1992/旧題:『制服ギャル 下着大図鑑』)

樫原辰郎
美女濡れ酒場」(2002)

加島春海
OL監禁」(昭和60/買取系ロマンポルノ)

片岡修二
SM 刺青本番」(昭和59)
地下鉄連続レイプ」(昭和60/買取系ロマンポルノ)
団地妻 尻奴隷」(昭和60/買取系ロマンポルノ)
激しいSEX 異常愛撫」(昭和60/旧題:『逆さ吊し縛り縄』)
痴漢と制服」(昭和60)
OL誘拐犯 剥ぐ!」(昭和60/買取系ロマンポルノ)
SMクレーン宙吊り」(昭和61/旧題:『緊縛・SM・18才』)
おもらしドール 淫行の極致」(昭和61/旧題:『SM・倫子のおもらし』)
地下鉄連続レイプ OL狩り」(昭和61/買取系ロマンポルノ)
地下鉄連続レイプ 制服狩り」(昭和62/買取系ロマンポルノ)
団鬼六 人妻なぶり」(昭和62/買取系ロマンポルノ)
愛人妻 あぶない情事」(昭和63/本隊ロマンポルノ?)
地下鉄連続レイプ 愛人狩り」(昭和63/買取系ロマンポルノ)
濡れた太股 揺れる車内で」(昭和63/旧題:『痴漢電車 あぶない太股』)
兄貴の嫁さん いん夢」(昭和63)
豊丸伝説 超変態」(昭和63)
若妻不法監禁」(1989)
若妻乱熟 スワップでいきまくり」(1990/旧題:『熟れた若妻 ザ・スワッピング』)
陵辱!白衣を剥ぐ」(1990)
ザ・高級売春 地獄の貴婦人」(1990)
おさはりサロン パンティーのしみ」(1992/旧題:『最新ピンサロ情報 激写!!生本番』)
性風俗ドキュメントⅡ ~ザ・快楽~」(1992)
スチュワーデス禁猟区 -昼も夜も昇天-」(2000)

片山圭太
女のイク瞬間《とき》 覗かれた痴態」(1999)
新妻痴漢 たまらず求めて」(1999)
私が愛した下唇」(2000)

勝利一
痴漢だらけ 電車も、トイレも、公園も」(1998/旧題:『痴漢エロ恥態 電車・便所・公園』/坂本太・佐々木乃武良と共同監督)
浮気妻 したがる三十路」(1998)
義母と息子 痴乱の関係」(1999/旧題:『義母の寝室 寝乱れ襦袢』)
未亡人女医 プライベート《秘》看護」(1999/旧題:『濡れ上手 白衣の未亡人』)
ノーパン痴漢電車 -そつとして-」(1999)
女囚房 獣のやうに激しく!」(1999)
痴女の熟尻 やりたがり」(2000/旧題:『異常体位 大淫乱』)
一人寝未亡人 恥毛の落ちた蒲団」(2000/旧題:『黒い下着の未亡人 通夜の情事』)
煽情教師 お義母さん、もつと!」(2001/旧題:『義母と教師 教へ娘の部屋で…』)
完熟女将 白い太股と赤い唇」(2002/旧題:『四十路女将 赤襦袢をまくれ』)
喪服妻の誘ひ尻」(2002/旧題:『三十五才喪服妻 通夜の暴行』)
老人の性生活 愛人はベットの上で…」(2004/旧題:『新・老人の性 愛人いぢり』)
和風旅館のロシア女将 女体盛り」(2004)
恥母の名古屋帯 いぢくる」(2005)

勝山茂雄
ドキュメント 性熟現地妻」(1995)
人妻 濃密な交はり」(2005)と、全面的に改稿した国映大戦版

加藤彰
女教師 汚れた噂」(昭和54/ロマンポルノ)
白く濡れた夏」(昭和54/ロマンポルノ)
愛獣 悪の華」(昭和56/ロマンポルノ)

加藤文彦
ひと夏の出来ごころ」(昭和59/ロマンポルノ)
通り魔 レイプハンター」(昭和61/ロマンポルノ)
HOT STAFF -快感SEXクリニック-」(昭和62/買取系ロマンポルノ)
熟れ濡れ芳醇女 締まるツボ」(2002/旧題:『三十路色情飼育 ‐し・た・た・り‐』)

加藤義一
監獄のエロス 囚はれた肉体」(2002/旧題:『牝監房 汚された人妻』)
京女、今宵も濡らして」(2002)
スチュワーデス 腰振り逆噴射」(2002)
真珠夫人 脱がされた肉襦袢」(2002/旧題:『いんらん夫人 覗かれた情事』)
痴漢狂騒曲 過激タッチ合戦」(2003/旧題:『痴漢電車 快感!桃尻タッチ』)
教育実習生 透けたブラウス」(2003)
婚前交渉 淫夢に濡れて」(2003)
SM女医 巨乳くひ込む」(2003)
尻ふりスッチー 突き抜け淫乱気流」(2004)
義母の寝室 淫熟のよろめき」(2004)
絶頂スクープ 生出しレポート」(2004/旧題:『女子アナ秘局攻め』)
欲情バスガイド 揺れる生尻」(2005/旧題:『新人バスガイド くはへ上手な唇』)
若妻ひとりH 夜まで待てない」(2005)
痴漢電車 ゆれて密着お尻愛」(2005)
美肌教師 巨乳バイブ責め」(2005)
淫らな果実 もぎたて白衣」(2006)
義父の愛戯 喪服のとまどひ」(2006)
混浴温泉 湯けむりで艶あそび」(2006)
妹のおつぱい ぶるり揉みまくり」(2007)
女医の裏顔 覗かれた秘め事」(2007)
痴漢電車 びんかん指先案内人」(2007)
浪花ノーパン娘 -我慢でけへん-」(2007)
愛欲の輪廻 吸ひつく絶頂」(2008)
女復縁屋 美脚濡ればさみ」(2008)
CA発情フライト 腰ふりエッチ気流」(2008)
祇園エロ慕情 うぶ肌がくねる夜」(2009)
禁断の記憶 人妻が萌えるとき」(2009)
誘惑教師 《秘》巨乳レッスン」(2009)
壺姫ソープ ぬる肌で裏責め」(2009)
痴漢電車 夢指で尻めぐり」(2010)
熟女訪問販売 和服みだれ濡れ」(2010)
多感な制服 むつちりな潤ひ肌」(2010)
淫乱Wナース パイズリ治療」(2010)
家庭教師と未亡人義母 ~まさぐり狂宴~」(2011)
極楽銭湯 巨乳湯もみ」(2011)
OL適齢期 おしやぶり同棲中」(2011)
どスケベ検査 ナース爆乳責め」(2012)
主婦《秘》不倫 後ろから出して」(2012)
義父と姉妹 桃汁味くらべ」(2013)
不倫OL びんかん濡れ白書」(2013)
妻の妹 あぶない挑発」(2013)
女教師 秘密の放課後」(2013)
制服日記 あどけない腰使ひ」(2014)
美人姉妹 月下の凌辱」(2014)
怪談 女霊とろけ腰」(2014)
新人巨乳 はさんで三発!」(2014)
純情巨乳 谷間で歌ふ」(2015)
巨乳狩人 幻妖の微笑」(2015)
絶頂家族 愛人だらけ」(2015)
ボインのお宿 熟女大宴会!」(2016)
巨乳OLと美乳人妻 ~北へ向かふ女たち~」(2016)
聖なるボイン もみもみ懺悔室」(2016)
巨乳だらけ 渚の乳喧嘩」(2016)
大阪お天気娘 半熟美尻コテ返し!」(2017)
愛憎の嵐 引き裂かれた白下着」(2017)
悶絶上映 銀幕の巨乳」(2017)
肉体販売 濡れて飲む」(2017)
さかり荘 メイドちやんご用心」(2018)
白衣の妹 無防備なお尻」(2018)
痴漢電車 食ひ込み夢《ドリーム》マッチ」(2019)
人妻の吐息 淫らに愛して」(2019)
濡れ絵筆 家庭教師と息子の嫁」(2019)
愛憎のうねり 淫乱妻とよばれて」(2019)
パラレル・セックス 痴女が潜む街」(2020)
オトナのしをり とぢて、ひらいて」(2020)
誘惑妻物語 濡れた人差し指」(2021)
すけべ繁忙期 モーレツたらし込み」(2021)
隠密濡物帳 熟れごろ嫁さがし」(2023)

金田敬
若妻の性欲 だらしない肢体」(1991/旧題:『若奥様狩り 性感帯をなぶれ!』)
青いうた~のど自慢 青春編~」(2006/一般映画)
奴隷船」(2010/厳密にはピンクではない)

鎌田義孝
男の妄想写真館より 淫撮グラフティー」(1997/V)

神野太
ガッデム!!」(1991/V)
野坂なつみ 本番援助交際」(1991/旧題:『女子大生 わいせつ集団』)
TOKYO BALLDE」(1994/V)
本番好奇心 奥までぐつしより」(1995/旧題:『本気汁たれ流し』)
痴漢の指 背徳の美人秘書」(1998)
痴漢の指2 不倫妻みだらな挑発」(1999)
痴漢電車2003 さはられたい女」(2003)
老人と和服の愛人 秘密の夜這ひ部屋」(2005)
脳内SEX 老人と欲求不満妻」(2006)
淫母の性教育 奥までちやうだい!」(2006)
親友の恥母 白い下着の染み」(2006)
痴女・高校教師 ‐童貞責め‐」(2007)
喪服妻と老人 昇天奥義」(2008)

川崎軍二
ザ・種馬」(昭和61)
犬小屋の妻 発情しました」(2004/Vシネですらない)

かわさきひろゆき
いんらんくノ一 蜜ツボ攻め」(2003/旧題:『好色くノ一 愛液責め』)
女学生」(2005/V)

川崎善広
セーラー服鑑別所」(昭和60/ロマンポルノ)

カワノゴウシ
新・監禁逃亡 美姉妹・服従の掟」(2010/厳密にはピンクではない)

川村真一
ザ・妊婦 不倫!多情!淫乱!」(1992/旧題:『ザ・妊婦』)
四十八手 勃ちつぱなし」(1994/旧題:『《淫》四十八手 巨乳責め』)
人妻派遣 熟乱義母と発情息子」(1996/旧題:『ど淫乱!!熟妻倶楽部 「あぁ~ン、たまンナイ…」』)
髪結ひ未亡人 むさぼる快楽」(1999)

菅野隆
ズーム・アップ ビニール本の女」(昭和56/ロマンポルノ)
密猟妻 奥のうづき」(昭和56/ロマンポルノ)
生録盗聴ビデオ」(昭和57/ロマンポルノ)
セクシー・ドール 阿部定3世」(昭和58/ロマンポルノ)
マゾヒスト」(昭和60/買取系ロマンX)


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ピンク映画の感想のインデックスです。
当該タイトルを踏んで頂ければ、別ウインドウで表示されます。

監督別五十音順に整理、同一監督内は製作順。
(製作年/V)は、正確にはピンクではなくVシネ。

愛染恭子
極妻レズ イブの快感」(2001/ピンク映画題:『愛染恭子VS小林ひとみ 発≪さかり≫情くらべ』)
発情病棟 女医たちの下半身」(2002/旧題:『痴漢病棟』)
続・愛染恭子Gの快感 究極編」(2002)
女帝と女秘書 指で昇天」(2003/旧題:『政界レズビアン 女戒』)
愛染恭子のGスポット 飛び散るスケベ汁」(2003/旧題:『愛染恭子VS菊池えり ダブルGスポット』)
平成未亡人下宿 痴漢みだら指」(2006)
白日夢」(2009/いまおかしんじと共同監督/ほぼ一般映画)
新釈 四畳半襖の下張り」(2010/厳密にはピンクではない)
阿部定 ~最後の七日間~」(2011/厳密にはピンクではない)
奴隷市」(2012/厳密にはピンクではない)

芦塚慎太郎
妖女伝説セイレーンXXX 魔性の悦楽」(2010/厳密にはピンクではない)

荒木太郎
異常露出 見せたがり」(1996)
熟女の誘ひ汁 ‐何本でも欲しい‐」(1997)
淫乱美巨乳 たわわな媚肉」(1997)
濡れ尻女将のねばり汁」(1997)
痴漢暴行バス しごく」(1998)
女囚 いたづら性玩具」(1998)
未亡人の性 しつぽり濡れて」(1998)
不倫音楽教師 魅惑のゆび使ひ」(1999/旧題:『女ピアノ教師 ゆび誘ひ乱されて』)
主婦の性 淫らな野外エッチ」(1999)
黒下着の淫らな誘ひ」(2000)
痴漢バス いぢめて濡らす」(2000)
せつなく求めて ‐OL編‐」(2000)
喪服妻 湿恥の香り」(2000)
飯場で感じる女の性」(2000)
変態調教 白衣のうめき声」(2001)
兄貴の嫁さん 柔らかい太もも」(2001/旧題:『義姉さんの濡れた太もも』)
フェリーの女 生撮り覗き」(2001)
初恋不倫 乳首から愛して」(2001)
痴漢バス2 三十路の火照り」(2002)
痴漢電車 秘芯まさぐる」(2002)
年上の女 博多美人の恥ぢらひ」(2002)
隣のお姉さん 小股の斬れ味」(2003)
美乳暴行 ひわいな裸身」(2003)
ハード・レイプ すすり泣く人妻」(2003)
女曼陀羅 七人の絶頂」(2003)
美肌家政婦 指責め濡らして」(2004)
マゾ麗奴 囚はれて」(2004)
食堂のお姉さん 淫乱にじみ汁」(2004)の、オーソドックスな感想
野外《秘》エッチ 覗いて」(2004)
金粉FUCK ずぶ濡れ観音」(2005)
爆乳Gカップ とろける谷間」(2005)
ふたり妻 寝室の淫らな匂ひ」(2005)
僕の妹 下着の甘い湿り」(2006)
桃色仁義 姐御の白い肌」(2006)
変態露出狂妻 肉欲さらし」(2006/旧題:『人妻アナ露出 秘められた欲求』)
妻のいとこ 情炎に流されて」(2006)
ふしだら慕情 白肌を舐める舌」(2007)
近所の人妻 熟れた白昼不倫」(2007)
キャバクラ嬢 しぼり出す指先」(2007)
不倫航海 人妻みだら貝」(2007)
四十路の蜜つぼ 男好きな肉体」(2008)
悶々不倫 教へ子は四十路妻」(2008)
人妻がうづく夜に ~身悶え淫水~」(2008)
人妻悲恋 巨乳みだれ泣く」(2009)
屋台のお姉さん 食べごろな桃尻」(2009)
いんび変態若妻の悶え」(2009)
ねつちり娘たち まん性白濁まみれ」(2009)
義父相姦 半熟乳むさぼる」(2010)
させちやふ秘書 生好き肉体残業」(2010)
恋情乙女 ぐつしよりな薄毛」(2010)
癒しの遊女 濡れ舌の蜜」(2010)
淑女の裏顔 暴かれた恥唇」(2011)
発情花嫁 おねだりは後ろから」(2011)
人妻OL セクハラ裏現場」(2011)
美熟女の昼下がり ~もつと、みだらに~」(2012)
さみしい未亡人 なぐさめの悶え」(2012)
巨乳露出 たわわ搾り」(2012)
乱交白衣 暴淫くはへ責め」(2012)
熟女どスケベ不倫」(2013)
嫁の寝床 恥知らずな疼き」(2013)
異父姉妹 だらしない下半身」(2013)
乱交の門 むさぼり調教」(2014)
巨乳未亡人 お願ひ!許して…」(2014)
めぞん美熟女 ぬるぬる下宿」(2014)
THEレイプ いきなり!ぶち込む」(2014)
淫乱巨乳妻の白日夢」(2015)
未亡人女将 じゆつぽり咥へて」(2015)
息子の花嫁 いんらん恋の詩」(2015)
やは乳太夫 月夜の恋わずらひ」(2016)
溺れるふたり ふやけるほど愛して」(2016)
色慾怪談 ヌルッと入ります」(2016)
結婚前夜 やさしく挿れて」(2017)
日本夜伽話 パコつてめでたし」(2017)

安藤尋
超アブノーマルSEX 変態まみれ」(1993)

井川耕一郎
色道四十八手 たからぶね」(2014)

池田賢一
令嬢レズ学園」(昭和62/買取系ロマンポルノ)

池田敏春
スケバンマフィア ―肉《リンチ》刑―」(昭和55/ロマンポルノ)
天使のはらわた 赤い淫画」(昭和56/ロマンポルノ)

石垣章
繁縛花 美肉の森」(昭和60/買取系ロマンポルノ)

石川欣
痴漢バス バックが大好き」(昭和62/旧題:『痴漢バス バックもオーライ』)
若奥様のナマ下着」(昭和62/買取系ロマンポルノ)
SEXYダイナマイト マドンナのしづく」(昭和63/買取系ロマンポルノ)
優しいおしおき おやすみ、ご主人様」(2020)
月と寝る女/またぐらの面影」(2020)
挑発デリバリー 誰にも言へない裏メニュー」(2022)

石川二郎
死者の体育祭 人妻喪服運動会」(2001/V)

伊集院剛
愛虐の館」(昭和62/旧題:『SMマドンナ 愛虐』)
ざんげ 懺悔M」(製作年不明/旧題:『懺悔M』)

出馬康成
猥褻事件簿 舌ざはりの女」(1995)

和泉聖治
異常性ハンター 制服狙ひ」(昭和53/買取系ロマンポルノ)
狂つた性欲者 主婦を襲ふ!」(昭和54/買取系ロマンポルノ)
暴漢 処女を襲ふ!」(昭和54/買取系ロマンポルノ)
股間連発テクニック」(昭和59)
愛獣 熱く凌す」(昭和59/買取系ロマンポルノ)
猥褻・・な、女 黒い肌に泣く」(昭和60/買取系ロマンポルノ)
生撮り解禁ツアー むしられたビキニ」(昭和60/買取系ロマンポルノ)

井田探
女浮世風呂」(昭和43/日活本能路線)

市村譲
秘密桃さぐり」(1989)
本番・衝撃の果て」(1990)
さかり猫三姉妹」(1991)
ビデオガール 夢中女人」(1991)
熟女売ります」(1991/旧題:『熟女マントル 欲望放出』)
ブルセラ編 ザ・盗撮マニア」(1994)
独身OL 毎夜の指あそび」(1994)
女子大生 下半身淫行飼育」(1994/旧題:『超変態 女体肉実験』)
露出狂妻 人前で汚されて」(1995/旧題:『露出マニア 新妻を人前で』)
巨乳発情 揉みまくり」(1995)

伊豆洋
痴漢 痴漢 痴漢」(昭和57)

井筒和生(=井筒和幸)
暴行魔真珠責め」(昭和54)

伊藤秀裕
団地妻 肉欲の陶酔」(昭和54/ロマンポルノ)
若妻官能クラブ 絶頂遊戯」(昭和55/ロマンポルノ)
団鬼六 女秘書縄調教」(昭和56/ロマンポルノ)

いとうまさお
ザ・裏業界」(昭和63)

伊藤正治
鉄格子の女 私を苛めないで」(1995/旧題:『女囚・毛剃り私刑』)
女囚折檻‐いたぶる‐」(1996)
女囚の性 食らひ込む人妻」(1997/旧題:『女刑務官 牝私刑』)
美しすぎる女刑務官 女囚淫行」(1997/旧題:『女刑務官 檻の発情牝たち』)
義父と嫁 夫の目を盗んで…」(1998/旧題:『嫁の告白 凄い!義父さんの指使ひ』)
浴衣未亡人‐乱れ肌‐」(1998)

いまおかしんじ(今岡信治)
痴漢電車 弁天のお尻」(1998/いまおかしんぢ名義)
愛欲みだれ妻」(1999/今岡信治名義)
ハメられた女 濡れる美人妻」(2001/今岡信治名義)
昼下りの教室 教壇に立つ女」(2001/今岡信治名義/旧題:『高校牝教師 ‐汚された性‐』)
したがる先生 濡れて教へて」(2002)
熟女・発情 タマしやぶり」(2004)
援助交際物語 したがるオンナたち」(2005)
絶倫絶女」(2006)
いくつになつてもやりたい男と女」(2007)
獣の交はり 天使とやる」(2009)
帰れない三人 快感は終はらない」(2015)
感じるつちんこ ヤリ放題!」(2017)


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 「獣のやうに後ろから -セレブ奥様と植木屋-」(2004/製作:ネクストワン/提供:Xces Film/監督:松岡邦彦/脚本:金田敬/企画:稲山剃二/プロデューサー:秋山兼定/撮影:村石直人/照明:鳥越正夫/編集:鵜飼邦彦/音楽:戎一郎/助監督:小泉剛/監督助手:躰中洋蔵・伊藤一平/出演:荒井まどか・葉月螢・里見瑤子・佐藤幹雄・小林節彦・サーモン鮭山)。
 ピンクで白亜の洋館といへば御存知、ミサトスタジオに暮らす有閑マダム・堀江友香(荒井)。中級のグラビアタレントであつたものが、合コンにて新興IT社長(サーモン)を首尾よく捕まへ、豪奢な現在の生活を手に入れたものだつた。けふもプールサイドの長椅子によく手入れされた体を横たへた友香は、雇つた庭師の二人、親方の平与三郎(小林)と若い職人の宮崎たける(佐藤)に蔑むと同時に誘惑するやうな素振りも見せつつ、メイドの千里(里見)を文字通り手足のやうにコキ使ふ。使ひかけのバスタオルを贈られたたけるはストレートな憧れを友香に寄せ、一方、実はIT社長と友香に隠れて関係を結ぶ仲にもある千里は、傲慢な友香に表面的には傅きながらも、腹の底では激しい憎悪を燃やしてゐた。
 主演の荒井まどかは2004年当時、AVは既に引退しストリップやテレビ、Vシネ出演―ピンク映画出演も更に過去に数作あり―等にシフトしてゐた模様であるが、首から上は少々曲がり気味なものの、ズバ抜けて均整の取れた美しい体をしてゐる。なほかつ素晴らしいのは、恐らくは実際に自分のさういふスーパー・ボディに、相当の自信を持つてゐさうなところ。自らの美しさへの絶対の自信に裏打ちされた友香の尊大を、素でか芝居でかは兎も角、よく体現してゐる。劇中世界の中心をキッチリ支配し得る友香を軸に、劣情を露にしながらも、同時に手の届かぬ、手を出し得ぬ障壁にたぢろぐ与三郎。表面的な従順の陰に隠した、激しい嫉妬と憤怒とを燃やす千里。身分の違ひなどに囚はれぬ、若者らしい純粋な憧れを寄せるたける。背骨がシッカリしてゐるだけに、以降の展開が何れも安定感を持ち得る。松岡邦彦にしては幾分おとなしめでもあるが、手堅く、あるいは手際良く、もしくは手頃に纏まつた良作である。
 葉月螢は、与三郎行きつけのスナック螢のママ・須磨子。与三郎は、たけるを買ひ物の手伝ひにと誘ひ出し、邸宅に友香と二人きりにして貰つた千里のお膳立てを受けながらも、シャワーを浴びる姿を覗き見るのが関の山で、結局友香には指一本出せなかつた。出前でも取つて貰つたのかスナック螢でラーメンと餃子をつつきながら、「下半身にも特上や並みたいに、階級があるのかねえ・・・・?」と、与三郎は侘しく愚痴る。続いての、何も物言はぬ葉月螢のアップには、不気味な威力を感じさせられた。たけるは帰した後、須磨子は与三郎に抱かれる。スナック螢といふのは実際の看板が抜かれるのだが、まさか実際に葉月螢がやつてゐる訳ではあるまいな。さう思つて戯れに検索してみたところ、日本中のスナック螢が山程出て来て直に匙を投げた。

 映画を観てゐるだけでは判らない、“エクセスの黒い彗星”松岡邦彦が今回仕掛けた、殺傷力の高いギミック。今をときめくIT社長であるといふ設定の、サーモン鮭山の劇中での名前がズバリ堀江貴文。今となつては兎も角、リアルタイムでは間違ひなくアウトであらう。誰か二枚目が男前でいはしてゐるとでもいふならばまだしも、敵は悪いことにサーモン鮭山、さういふ意味でも逃げ場の隙間もない。松岡邦彦は、ネタとはいへ少しは回避といふものを知らんのか。阪神タイガースの熱狂的ファンである主婦が、☆野監督に抱かれる為に大阪の町を目指す「大阪のエロ奥さん 昼間からよばひ」(2004)、最早タイトルで秒殺の「ド・有頂天ラブホテル 今夜も、満員御礼」(2006)。そんな映画ばかり撮つてゐて松岡邦彦が大いなる力に抹殺されでもせぬかと、観てゐるこつちがハラハラさせられる。
 物質的には何一つ不自由ないままに、却つて友香は満たされぬものを感じる。たける、与三郎との絡みの中から、何時しかグラビアタレント時代の、見られることの悦びを取り戻した友香は、扇情的な水着だけの体をロング・コートに包み、街に露出遊戯に繰り出す。突然の痴女に見せつけられる役で、他二名登場、何れも若いスタッフか。
 松岡邦彦は、人の中の闇を描くに容赦ない。友香に純真な憧憬を抱くたけるに対し、千里は言ひ放つ「何がグラビアタレントよ、たかが芸能界の公衆便所ぢやない」。その仮借、あるいは呵責のなさが、同時に物語を大きく動かす際の推進剤にも作用するのだが。


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 「憧れの家庭教師 汚された純白」(2004/製作:オフィス吉行/提供:オーピー映画/監督・脚本:吉行由実/撮影監督:小山田勝治/編集:鵜飼邦彦/音楽:加藤キーチ/助監督:横井有紀/監督助手:小川隆史/現場応援:田中康文/効果:梅沢身知子/協力:多呂プロ・(有)マジックタワー/出演:桜月舞・林由美香・吉行由実・千葉尚之・岡田智宏・竹本泰志・佐々木浩久・中野貴雄・清水崇・世志男・本田唯一/国沢@実・さとう樹菜子・鈴木敦子・吉岡睦雄、他)。
 早瀬和雄(千葉)は高校時代、家庭教師の女子大生・水無月麗子(桜月)に若い恋心を寄せる。麗子も和雄の気持ちを知らぬではなかつたが、結婚を機に、和雄の前から姿を消す。演劇に情熱を傾けてゐた麗子の影響で、和雄も大学入学後、演劇を始める。ある日和雄に先輩・塚田(世志男)の紹介で、ピンク映画出演の話が転がり込んで来る。女性経験のない和雄は不安を感じながらも話に乗るが、渡された脚本は、『家庭教師さやか』といふ家庭教師と教え子との恋愛を描いた物語であつた。ホン読みの日、和雄の前に現れた主演女優は、結婚した筈の麗子だつた。
 年上の女への淡く、青い恋心と、全く予期せぬ形での再会。プロット自体は悪くないのだが、如何せん主演の桜月舞が弱過ぎる。積極果敢に、といふか蛮勇の極みとでもいふべき逆方向へのアクセルも壊れんばかりの踏み込みを、見せて呉れなくともいいのにしばしば炸裂させて呉れやがる、いはゆるエクセス不美人とまではいはないが、まあ色気も華の欠片もない女である。色気のない女の色気、華のない女の華、さういふものもなくはないのであらうが、それすらも感じられなかつた。そこから先は、極々個人的な嗜好に左右されてしまひがちな領域でもあらうが。いつそのこと、エクセス逆美人の方がまだしも話の種になるだけマシなのではないか、とさへ思へてしまへるくらゐである。お芝居の方もたどたどしく、表情の乏しい女が、乏しいままにぽつねんと立ち尽くしてゐる印象が強い。首から下はそこそこ均整の取れた綺麗な体をしてはゐるのだが、それにしても感じさせては呉れない。
 ウジウジと悩むにしても若者の強さを感じさせる千葉尚之は悪くはないものの、主翼のメイン・エンジンが機能不全とあつては、少々よく出来た話とてどうにも如何ともし難い。変つて本題からは全くの横道で、横道ながらピンクスを十二分に楽しませて呉れるのは矢張り、既に盛りも過ぎ気味のピンク女優を演ずる林由美香と吉行由実。一応西原マリエ(林)と楠田みか(吉行)といふ名前が当てられてはゐるとはいへ、実生活でも大変親しい間柄にあつたことが伝へられる二人の姿を正しくそのまま投影したかのやうな役柄で、やれ最近仕事がない、やれ体も緩んで来た、私生活にも潤ひがない、若いコが若いつてだけでチヤホヤされるつてどうなのよ。云々と、互ひに延々延々と愚痴り倒す。殆どオフショットのドキュメントとでもいふべき様相すら呈しては来るが、その実は撮影も演出もシッカリしてをり、立派な映画のワン・シーンとして機能してゐる。この二人が銀幕に載つてゐる間は、横道ながらに実に楽しんで観てゐられる。いつそのこと、スピンオフ企画でも何でもいいからマリエとみかの主演で、一本のピンクを観てみたくなるほどである。それも今となつては、叶はぬ話ではあるが。
 キャスティングは徒に豪華、岡田智宏は、マリエとは腐れ縁のピンク俳優・大木純。竹本泰志は、みかと旧知で、家業を継ぐ為にピンクからは足を洗つた二階堂。共にマリエとみかの濡れ場の相手方を務めると同時に、手慣れた芝居でマリエとみかの、メイン・プロットよりも豊か過ぎるサイド・ストーリーに彩を添へる。佐々木浩久はピンク監督の高杉、驚くべきといふか殆ど恐ろしくすらあるのは、高杉の助監督を演ずるのが、何と今をときめく清水崇。今をときめくといつたが、今作の公開は2004年の二月。撮影時期はそれより若干以前とはいへ、2004年といへば、清水崇は「呪怨」のハリウッドリメイク版「THE JUON/呪怨」(原題:『The Grudge』)を監督してゐた年である。既にワールド・ワイドでときめいてゐる、一体どうやつて連れて来たのか。四人目に登場の映画監督・中野貴雄は、ピンク映画のプロデューサー・神田。尺は短いながらに、中野貴雄の登場シーンも破壊力は高い。プロデューサーの神田に、みかは未だ未定といふ『家庭教師さやか』の一役を得るべく、白昼の路上で強襲の営業を仕掛ける。渋り受け流さうとする神田に対しみかは、「それならここでオーディションして下さい。私、脱ぎます!」と実際に脱ぎ出す。制止しようとする神田と脱がうとするみかとがゴチャゴチャしつつも、カットの変り際に神田の放つた一言「見たくない!」。わはははは!思はず、普通に声を上げ大笑してしまつた。筆を滑らせがてらにいつておくが、俺は今でも見たいぞ。
 本田唯一は撮影現場風景、現場で絡んでゐるだけのピンク俳優。便宜上設けた、スラッシュ以降は台詞もなく画面を賑やかす皆さん。五人目に登場の映画監督・国沢@実は、多分脚本家かそんなところ、正確なところは不明。他クレジットを確認出来たのはさとう樹菜子・鈴木敦子・吉岡睦雄であるが、正直なところ、何処に出てゐたのかといふとサッパリ判らなかつた。

 メイン・プロットはお留守ながらもその他に見所はてんこ盛りの今作ではあるが、流石に吉行由実もそれではイカンと思つたか、クライマックスの麗子と和雄の映画撮影と実際の恋模様とが重なり合ふ濡れ場では、必殺を期して真つ赤な花びらを舞ふを通り越し嵐のやうにドシャ降りさせるアクセルの踏み込みを見せる。とはいへそれも、平素の吉行由実の箱庭のやうな少女趣味には必ずしもそぐはなくもない、加藤キーチ―加藤義一とは全くの別人―のトロくてチャチい緩やかなテンポで可愛らしい劇伴と、それはそれとして情熱的な演出とのズレを感じさせずにはをれない。
 後もう一点、尺の都合か結局のところ、結婚するといつて姿を消してから、再び和雄の前にピンク女優として姿を現すまでの、麗子先生の道程が全く語られない。それもそれで、別にこのお話にとつては必要でもないものなのであらうか。今ひとつ、物語に血肉の通はぬ遠因となつてゐるやうにも思へるのだが。

 付記< 吉行由実御当人のツイートを整理すると、劇中登場する映画監督は吉行由実含め総勢何と七名。拙稿を捕捉・追加すると、清水崇はサード助監督で、国沢@実がチーフとのこと、それならばセカンドは誰なのか。他に、白石雅彦―「愛欲の宇宙戦争」(2004)―が撮影技師に、樫原辰郎が照明部らしい。


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 「派遣女子社員 愛人不倫」(2003/製作:ネクストワン/提供:Xces Film/監督:松岡邦彦/脚本:黒川幸則・松岡邦彦/企画:稲山悌二/プロデューサー:秋山兼定/撮影:村石直人/照明:倭武田純/編集:鵜飼邦彦/音楽:戎一郎/助監督:竹洞哲也/出演:松本静香・しのざきさとみ・酒井あずさ・小林節彦・吉田祐健・岡田智宏、他)。本篇クレジットも設けられない他出演者が、計四名。
 離婚後、鵜野瀬(岡田)の写真事務所で派遣社員として働く鈴木万里(松本)が、その日の撮影を終へモデル(相沢知美/クレジット無し)とスタッフ(男二名/同)を適当に送り出した鵜野瀬に、強引にいひ寄られる。と、ここまではオープニング・シークエンスながら恐ろしいことに全くの繋ぎ。後に短い電話のシーンに一度だけ出て来るものの、岡田智宏は完全なる男優部の濡れ場要員に止まる。ついでに劇中触れられることも活かされることも一切ないが、鵜野瀬の下の名前は健一、さりげなさ過ぎる地雷である。
 場面変つて公園のベンチにて、区役所の福祉課に勤務する荊木好喜(小林)が侘しくコンビニ弁当に舌鼓を打つ。そんな荊木を、コップ酒の差し入れと共に戸籍課―そんな課あるのか?―の古田一郎(吉田)が訪ねる。小林節彦と吉田祐健のツー・ショット、漸くここに至つて、“エクセスの黒い彗星”松岡邦彦の映画が本格的に起動した感が強い。ぎこちない主演女優と、スチャラカな役柄の岡田智宏による開巻には危惧が胸を過ぎりもしたが、ここに来て安堵のガッツ・ポーズ。「よし、これは矢張り松岡邦彦の映画だ」、と。独身の荊木は休日、古田に愛人との逢瀬に度々部屋を貸してゐた。けふはそんな日頃のお礼にと、古田は荊木に、荊木でもオトせる女といふ離婚届を提出しに来た女の住民票を手渡す。勿論、豪快に違法行為であることはいふまでもない。住民票は、万里のものであつた。鈴木万里、略すと“スキマン”(アホか>松岡邦彦、か黒川幸則)。古田にハッパをかけられた荊木は、恐々万里の下を訪れてみる。
 主演の松本静香、首から下は如何にも抱き心地の良ささうな堪らない体をしてゐるのだが、首から上とお芝居の方はどうにもぎこちない。無茶苦茶な譬へ方をすると、量産型の葉月螢。そんな松本静香に変つて映画のフロント・マンを務めるのが、小林節彦と吉田祐健のイイ顔オヤジ俳優ツー・トップ。セクロスの味も覚えた離婚女は、愛人に囲ふに与し易い筈である。浜野佐知に知られた日には松岡邦彦も黒川幸則もボコボコにされるに違ひない、スチャラカなプロットに基づいた好色男達の喜劇である。小林節彦と吉田祐健には二人だけで銀幕を支へ得る魅力があることに加へ、初めはオフェンシブな古田がディフェンシブな荊木の優位に立つてゐたものが、荊木が首尾よく万里をモノにするに際して、微妙に二人の間の関係に変化が生じて行くといふ展開は絶品。万里をモノにして有頂天な荊木に対し、焦燥をポーカー・フェイスに押し隠す吉田祐健には笑ひを禁じ得ないと同時に、身震ひさせられる。
 しのざきさとみは古田の愛人・中川仁恵。酒井あずさは、荊木が通ふ理髪店の女主人・松本京。酒井あずさが濡れ場要員で理髪店の女房といふのは、翌年の「親友の恥母 -さかり下半身-」と全く同じポジションでもある。劇中での名前さへ異なるものの、ロケ先の理髪店も同じ場所。
 性善説と性悪説の最も単純な二極分化にふるひ分けるならば、松岡邦彦は、間違ひなく人間といふ生き物を信用してはゐないに違ひない。その上で、一癖も二癖もある大いなる俗物達の悲喜劇を正しく活写するところに、この人の映画の肝はあるのだと思ふ。万里を荊木から拝借する為に、わざと仁恵を荊木に抱かせる古田の姿の、活き活きとしてゐることしてゐること。荊木×万里×古田×仁恵、もつれた関係にケリをつける為に、四人は予め伏線も張り済みの雀卓を囲む。プップカプー♪と軽快にホーン・セクションが鳴る劇伴も小気味良く、卓上と卓下の攻防が苛烈に交錯する中、何時しか四人が組づ解れつの大乱交に移行する件は圧巻。欲をいへば半端なエピローグなど最早要らないので、乱姦が頂点を迎へたところでそのまま映画を終らせてしまつた方が、よりキレが良く望ましかつたやうな素人考へも残らぬではないが。

 とはいへエピローグにも、一ネタ仕込んでおくことは怠らない。新たな愛人候補にと、古田は今度は離婚したロシア女の住民票を取り出す。名前は花村イリーナ、本籍は“ロシア モスクワ エルミタージュ六番地”。エルミタージュは、サンクトペテルブルクなんだけどな。
 縦横無尽に繰り出される名―迷?―台詞の数々も光る。万里の部屋に落とした住民票に関して尋ねられた荊木は、「神様の、思し召し」。ところが後に仁恵を抱いた代償に万里を古田に差し出さざるを得なくなると、古田を万里に紹介するに最大出力でションボリしながら、「・・・・・神様」。古田が荊木を―荊木の―部屋から追ひ出すと、万里「追ひ出したりして、自分勝手な神様ね」、受けて古田は「これでも救ひの神様なんだけどなあ」、何が“神様”だ。挙句にクライマックスの麻雀勝負、戦況は、仁恵の一人勝ちに決しかける。一方卓下では、荊木が万里を陥落寸前にまで攻め立ててゐることを古田は看て取ると、「確かにお前《仁恵》の一人勝ちだ、だが。神はその勝利を喜ばん!」。さう叫んで卓をひつくり返すと、四人は怒涛の乱交へと雪崩れ込んで行く。そこで易々と神の名を持ち出せるところに、我が民族の大いなる大らかさが良くも悪くも現れてゐよう。
 妻と不貞を働いた荊木―のモノ―をチョン切つてしまはうと、剃刀を手に現れる若い理髪師がもう一人登場、定石からいふと竹洞哲也か。


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 「大日本人」(2007/製作:吉本興業/配給:松竹/企画・監督・脚本・主演:松本人志/脚本:高須光聖)。その時々で、シネコンの中でも最も入つてゐるスクリーンの前に座ることは、個人的には極めて珍しいことではある。
 各地に出没する巨大獣と、体に高圧電流を流すことによつて巨大化し対決する“大日本人”。かつては国民からの支持も得て栄へてゐたものであつたが、現在は大日本人の家系も大佐藤家一家を残すのみとなり、声援はおろか迫害すら受ける始末であつた。大日本人と巨大獣との対決シーンを除いては基本的に大佐藤家六代目・大(まさる/松本)に対するインタビューといふ形で進められる、ドキュメンタリーを模した形式の映画である。
 公開前に劇場で予告を観る機会には残念ながら恵まれなかつたことから、一応事前にPCで予告篇に目を通しておいた。その時からPC画質ながらに何となく危惧してゐたことであり、いつてしまへばテレビ・タレントが撮るものであるから容易に予想出来たことでもあらう、といふ言ひ方もしてしまへるのかも知れないが、だから映画ならフィルムで撮れよ、カス。開巻秒殺で、危惧はまんまと的中した。
 ところが、といふ話も変な話ではあるが、中身の方は予想外に面白かつた。ビデオ撮りであることも勘弁してやらうかといふ気にすらなつてしまふくらゐに、結構な出来であつた、ラスト五分までは。。
 時代に取り残されて行きつつある男の悲喜劇が、淡々としてゐるやうでラストに向けて着実に積み上げられて行く構成には普通に感心した。少なくとも、観客を煙に巻いて悦に入る、引き合ひに出されることも多い同じくお笑ひ出身の某監督の不誠実な映画なんぞよりは、ビデオ撮りであることに目を瞑れば余程評価出来た。ラスト五分までは
 ところが松本人志といふ人はどうやら天才の振りをした本物のバカのやうなので、ラスト五分、折角それまで積み重ねて来たものを、自ら無惨にブチ壊してしまふ。開いた口が塞がらず、最早腹すら立たなかつた。あんなザマならば、大佐藤大が焼肉屋を後にするシーンで締めてゐた方が一兆倍マシ。物語は何処にも着地してゐないかも知れないが、別れ際の台詞が鮮やかに決まる分、少なくとも余韻は残る。
 一体何処のバカが始めて続く更なるバカが被れたものかは知らないが、物語の結末をキチンと描かずに、描かないことを以てして好しとする悪弊に対しては、最大出力で如何なものかと思ふものである。それは明確に、最も骨の折れる作業を回避してゐるだけである。最も体力を要する過程を放棄してゐるだけである。それが作家性なのかゲージュツなのかcoolなのか。馬鹿か。怠惰あるいは逃避でしかない。

 吉本興業の人間の発言に、才能のある奴は放つておいても売れる、才能の無い奴を売るのが会社の仕事(大意)、といふものがある。出来上がりがどうであれ、何とはしてでも客を集めてみせる手腕だけならば評価出来る。今作の続篇も含めて、松本人志には続く幾つかの企画が既に動いてゐるやうである。「大日本人」の続篇であるならば観に行きたくならないこともないが、ちやんと物語を締め括つてゐるのかどうか、次は最低限そこのところは見極めてから動くことにしよう。


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 「刺青~堕ちた女郎蜘蛛~」(2006/製作:円谷エンターテインメント/配給:アートポート/監督:瀬々敬久/脚本:井土紀州/原作:谷崎潤一郎『刺青』《中央公論新社刊》/撮影:芦澤明子《J.S.C》/照明:佐々木英二/VE:野村俊樹/音楽監督:中川孝/助監督:村田啓一郎/劇中刺青:田中光司/出演:川島令美・和田聰宏・光石研・嶋田久作・松重豊、他)。
 まづ最初に、昨今は感想を書いてゐない以前にそもそも一般映画にまで中々手が回らないので久し振りではあるが、定番の一言。

 フィルムで撮れ、カス。

 集団催眠染みた、といふか集団催眠そのものの自己啓発セミナーの虜になる二ノ宮(和田)。不倫相手のマンションに押しかけ、ポリスの御厄介になるアサミ(川島)。すつかり取り込まれた二ノ宮はセミナーの勧誘員になり、一方、アスカは出会ひ系サイトのサクラをしてゐた。他愛も無い嘘返信を送り続けるアサミは、仕事の合間に二ノ宮が送つて来た、車の中に迷ひ込んで来たアゲハ蝶の画像に心惹かれる。禁を破り、アサミは二ノ宮と会ふ。二ノ宮が手にした『SPA!』誌を目印に、待ち合はせる二人。二ノ宮にとつても、アスカはカモである。喫茶店で、自分が出会つたセミナーを熱烈に勧誘する二ノ宮。正直戸惑ひ気味のアサミを、代表者の奥島(松重)に引き会はせる。アスカは奥島と寝る。奥島の紹介で、アスカは彫師の彫光(嶋田)の下へと連れて行かれる。訳も判らぬままに薬で眠らされ、彫光に下絵を施されるアスカ。彫光も、アスカの肌に一目で惚れ込む。意識を取り戻したアスカは、背中に女郎蜘蛛を背負ふことを決意する。
 どうにも心許ない主演の二人そのままに、ドラマは何時まで経つても定着しない。展開自体も粗雑で、一人の若い女が、背一面の大きな刺青を背負ふことを決意するに至る過程といふものが全く説得力を持ち得てゐない。出足が上手く決まらなかつたままに、その後の展開も右からきのふへと流れて行くまま。女郎蜘蛛を背負ふことによつて、アスカが生まれ変つたことの強度は欠片も見受けられず、奥島が退場した後残り尺三十分程の、俄かに二ノ宮とアスカとが世界の中心でブルース・ブラザーズを叫び始める展開もまるで意味不明。嶋田久作が重低音をバクチクさせる存在感で一人気を吐くのみの、ルーズなVシネである。興が冷める距離感を感じさせる録音も適当な劇伴も、正しくVシネ品質。登場人物が黙つて座つてゐるだけのショットでも、矢鱈とグチャグチャ動くカメラは全く理解不能。おとなしくフィックスで撮れよ、プロジェク太が壊れたのかと思つた。川島令美はとても綺麗な体をしてゐるのだが、背の女郎蜘蛛だけならば流石にキチンと押さへはするものの、数だけならばこなしてゐる割には前からのショットを殆どマトモに押さへもしない濡れ場は、ピクリとも心をときめかせては呉れない。オッパイをロクに揉みもしないといふのは一体如何なものか。ピンク出自といふことはひとまづさて措くとしても、観客の見たいものを見せる、それが商業作家としての、最低限度の良心である筈だ。色んなものが何処かに置き忘れられて来てしまつた今作、全方位的に凡作の烙印を押さざるを得ない。
 のんびりとするにも程があるのかも知れないが、そろそろ私達は知つておいた方がいいのかも知れない。「肌の隙間」(2004)の時には持ち直したやうにも思へたが、かつて我々を轟かせた、瀬々敬久はもう居ない。今あるのは、スペックの低い同姓同名の弟が撮つてゐるものに違ひない。

 ピンク勢からは川瀬陽太が、台詞も少しだけあるチョイ役でワン・シーンのみ出撃。


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 「プロジェクトBB」(2006/香港・支那合作/製作・脚本・監督:ベニー・チャン/製作・脚本・アクション監督:ジャッキー・チェン/原案・脚本:アラン・ユン/アクション担当:リー・チュンチ・ジャッキー・チェン アクション・チーム“成家班”/出演:ジャッキー・チェン、ルイス・クー、マイケル・ホイ、ユン・ピョウ、マシュー・メドヴェデフ、カオ・ユェン・ユェン、シャーリーン・チョイ、他)。
 誘拐・殺人・放火はしない身上のサンダル(ジャッキー)・フリーパス(ルイス・クー)、大家(マイケル・ホイ)の泥棒三人組。大家が持つて来た大仕事のターゲットは、訳アリの赤ん坊(マシュー・メドヴェデフ)だつた。大家がパクられてしまひ、サンダルとフリーパスはダメ男二人で赤ん坊の育児に悪戦苦闘する羽目になる。
 大名作「WHO AM I?」(1998)、超名作「香港国際警察」(2004)に続いてジャッキー映画三作目(1999年の『ジェネックス・コップ』にもチョイ役出演)となるベニー・チャンは、今作に於いても敢然とラインを超えてみせる。「ダサい?クドい?それどういふこと?」とでもいはんばかりに、ベニー・チャンは観客の涙を絞り取ることに、純粋なエモーションの結晶に全てを懸ける。アクション・パートが霞んですら見える、諸々の“絆”、をテーマとしたガッチガチの号泣映画である。とはいへその轟音エモーションこそが、ジャッキーの真のリーサル・ウェポンでもあるのだが。ジャッキーの豊かな喜怒哀楽の表現は、判り易く最短距離で観客の心に飛び込んで来る。ただそれも、俳優としての純粋な技術論の範疇に止(とど)まるものではない。そこに至る幾多のアクション・パートで実際に骨を折り、汗を掻き血を流して来たジャッキーのこぼれる笑み、迸る怒り、流す涙、漏らす穏やかな表情だからこそ、単なる演技術を超えた重みを持ち得るのであらう。助演陣最強は、蔑ろにされ放しのフリーパスの妻・バッインを演じるシャーリーン・チョイ。もういぢらしくていぢらしくて、ドラマをさて措き出て来た時の表情だけで泣かせる。

 笑つて泣かせて燃えさせて、エンド・ロールのNG集で最後にもう一度大笑させスカッと小屋を後にさせる、超一級の娯楽映画。悪いことはいはない、まづは今作を観てからだ


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 「ブラック・ブック」(2006/蘭・独・英・白合作/監督・脚本:ポール・バーホーベン/原案・共同脚本:ジェラルド・ソエトマン/撮影監督:カール・ウォルター・リンデンローブ/音楽:アン・ダドリー/出演:カリス・ファン・ハウテン、トム・ホフマン、セバスチャン・コッホ、ハリナ・ライン、他)。自身が見切りをつけたのかもうハリウッドで撮れなくなつたのかは知らないが、ポール・バーホーベンが母国オランダに戻つて撮り上げた戦争文芸映画の大作である。
 舞台は1944年、第二次世界大戦時のオランダ。当時オランダは、ナチス・ドイツの占領下にあつた。ユダヤ人歌手・ラヘル(カリス・ファン・ハウテン)はレジスタンスの手引きで家族と共に、連合軍に解放された南部への脱出を図る。ところが船はナチスの待ち伏せを受け、家族と残りのユダヤ人は全員虐殺。所持してゐた金品は強奪される。何者かが、裕福なユダヤ人をナチスに売つたのだ。
 ただ一人辛くも難を逃れたラヘルは、レジスタンスに合流。赤毛をブロンドに染め、エリスと名前も偽り美貌と歌声とを武器に、レジスタンスのスパイとしてナチス・ドイツの情報将校・ムンツェ(セバスチャン・コッホ)に接近する。ところが、ナチス・ドイツの敗戦を悟り無益な流血を厭ふムンツェ自身も、家族を戦火で喪つた心の傷を負つてゐた。ムンツェの実は穏やかな心の襞に触れたエリスは、何時しか憎むべき敵である筈のムンツェを愛してしまふやうになる。
 幼少期に、自宅が連合軍機の誤爆によつて失はれたことが自らの原体験である、と語るバーホーベンの視点は明確である。「戦争に、善玉も悪玉もあるものか」。敵方である筈の男を愛してしまふことに加へ、レジスタンスに身を投じた後も、度重なる裏切りがエリスを襲ふ。さうでなくても、キリスト教徒と共産主義者とが同居するレジスタンス組織自体がそもそも一枚岩ではない。無神論者でもあるコミュニストは皆で食前の祈りを捧げることに抵抗を覚え、銃を撃つことを躊躇ふ敬虔なクリスチャンは、相手が“地獄”の言葉を発したことに激昂、逆上して相手が既に死んでしまつてすら、死体に向かつて弾倉が空になるまで撃ち尽くす。
 「ロボコップ」、「トータルリコール」、「氷の微笑」、「スターシップ・トゥルーパーズ」、そして「ショーガール」(火暴・・・何故笑ふ)。A級バジェットのB級大作群で我々を楽しませ続けて呉れた、あくまでも“映画館”や“劇場”ではなく、“小屋”といふ言葉の似合ふ男ポール・バーホーベンは、今回一見メインストリームの文芸大作をモノにして日和つてしまつたやうにも見えて、実はさうではない。平時は日常性といふ抑制の枠内にある人間といふ生き物の本質が、解放にも似た大胆な発露を遂げるのが、たとへばSF的設定の中であるか戦争といふ巨大な非常時下にあるのかといふだけで、奥深いところではバーホーベンの刻む重低音のビート、冷徹を通り越して冷酷ですらあるシニカルなリアリズムは、欠片も揺らぐことなく不変である。柄にもないやうなお上品な文法を採用してゐるやうにも見えて、「観客とコミュニケートの取れる映画が撮りたい」といふバーホーベンは、女の裸と暴力描写といふ観客が最も見たがるものをふんだんに織り込むことも決して忘れはしない。サスペンス演出も冴え渡り、2時間24分といふ長尺を些かもダレさせない、娯楽映画としても文句の無い力作である。

 歴史の荒波に翻弄されるヒロイン・エリス自体が、決して100パーセントの善玉、100パーセントの被害者ではない。オープニングから繋がるイスラエルでのラスト・シーンに、最早悪意すら感じられると言つてしまつては言ひ過ぎであらうかと問ふたならば、バーホーベンはかう答へて呉れるかも知れない。「歴史といふものはそんな甘いものではないんだよ、坊や」。


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 スティーブン・セガールの映画を、小屋で観ることがすつかり難くなつてしまつた。私が住む、関門海峡も西に渡つた地方都市で最後に小屋に掛かつたのは、「イントゥ・ザ・サン」(2005)であつたか。正直箸にも棒にも掛からぬ映画であつたので、感想も書いてゐない。「沈黙の傭兵」(2006)は色んな意味で、といふか別の意味で評判になつてもゐたが、もう私の住む街までは劇場公開が辿り着かなかつた。元々が、近作はアメリカではビデオストレートばかりのセガール(以下セガ)でもあるので、それも仕方のない話であるのかも知れない。以下は、そんなセガの最大にして最強の最狂の問題作、「沈黙の標的」(2003/米/監督:マイケル・オブロウィッツ/脚本:デニス・ディムスター、ダニー・ラーナー、セガ/原題:『OUT FOR A KILL』/出演:セガ他)を三年前の日本公開当時に観に行つた折に書いたものを、全面的に加筆修正したものである。長くなつてしまふので結論を先に述べておく。セガの映画が小屋に掛からなくなつてしまつた、と冒頭で嘆いた。こんな映画を作つてゐては、それも又仕方がない。

 我等が、もとい私は大好きセガの珍、もとい新作「沈黙の標的」を、公開初日に早速観に行つて来た。
 基本的に映画好きの間でもバカにされることの多いセガではあるが、今回の沈黙は半端ぢやなく相当酷いとの評判であつたので、それもそれとして覚悟の上で(一部期待も含む)観に行つたものである。したところが、確かに。感動的に酷い映画であつた。最早素晴らしくすらある程に酷い映画であつた。いくらセガといふ(一応は)金看板があるとはいへ、よくぞ21世紀にこんな映画が海を越えて日本の劇場にまで辿り着いて来たものだと思ふと、一種爽やかな感動すら覚えた。
 象徴を超え伝説となつたのが、もう随分とお手軽な作業にもなつてしまつたのであらうか、発射された弾丸がゆつくりゆつくりと回転しながら飛んで来るCG。弾丸はじんわりじんわりと飛んで来るのに、走行中の車等背景の実写部分のスピードは普通のまま。要は単に異様に遅い弾丸である(火暴)。「マトリックス」がひとつの映像革命であるとするならば、反革命的映像である。
 もう、別にそこまでクズに徹することもないのに、広告からクズである。公開前日のスポーツ新聞にて目にしたものであるが、順不同、敬称略として各(プロレス)団体のトップ・レスラーの皆さんからの絶賛の声が寄せられてある。それがあんまりにも面白いので、以下に仮名遣ひを改めるのみで全文(無断)引用する。一応断つておくと、括弧内はその発言主のレスラーの名前である。

 「いま、セガールを超えるヤツはゐないぜ!」(蝶野)
 「これを見なきや今年のアクション映画は語れないぜ!」(橋本)
 「気がつけば、右手の拳に力が入つてゐました。」(小橋)
 「コイツあ、絶対ホンモノだ!オレもすつかり『セガールLOVE』だぜ!」(武藤)
 「本物は違ふな!お前ら、絶対見ろよ!」(天山)

 恐らく、彼等はこの映画を観てはゐないであらう。この映画、一応配給はギャガである。別に単に詰まらないといふ意味での、プアな広告を打つ分には驚くには当たらないが、かういふ馬鹿のキングス・ロードを驀進する広告を打つとは少々意外である。最早ヤケクソなのであらうか。私も。気が付くと、全身の力が抜けてゐた。腰が砕け、開いた口が塞がらなくなる効能を持つた映画である。
 はつきり言つて、脚本と編集とが完全に狂つてゐる、といふか脚本に関しては未完成のまま撮影してゐたのではなからうか、との説も出て来てしまふくらゐに、本来ならシンプル・イズ・ベストな映画の筈であるのに、無駄に錯綜してゐる映画である。仕方が無いので想像力を全力で駆使して、以下に足りないところや余計なところを足したり引いたりしながらストーリーを掻い摘む。 詰まるところは足りないところや余計なところばかりの映画でもあるので、ざつと全篇をトレースしてしまふ羽目になるのだが。

 初めに入る製作・配給会社のロゴ・マークが、一応はアメリカ資本のアメリカ映画の筈なのに、「一体これは何処の国の会社なんだ !?」といつた風な見たこともないショボくれたマークが出て来るところから、別の意味での期待はいやが上にも高まる。以下本篇内容。
 セガはかつてはゴーストと呼ばれた大泥棒。今はその時の知識、経験を生かして(いいのか、それで)大学の老古学の教授として活躍してゐる。ここで、転身するに当たり劇中では「新しいIDで」、などと言つてゐるので、要は経歴を詐称してゐるのであらう。
 今作の悪役はチャイニーズ・マフィア。在パリの大ボスが、世界各地に散らばる中ボスを統合してひとつの巨大組織に纏め上げようとしてゐる。その内の支那にゐる中ボスが、セガが盗掘、もとい発掘中の遺跡の出土品に紛れ込ませてドラッグを密輸しようとしてゐたところから、セガは事件に巻き込まれることになる。
 その過程で恩師の娘でもある助手の女も殺されてしまひつつ、ドラッグ密輸の濡れ衣を着せられて投獄されてしまふセガ。支那でクスリなんぞでブチ込まれてしまつた日には、濡れ衣であらうとなからうと出て来れない。
 が、支那と合同捜査中のアメリカの麻取(麻薬取締局)は、釈放したセガを泳がせ、麻薬組織の囮にすることを思ひつく。ストーカーに殺されてしまふまで何もして呉れない、日本のネガティブな警察にも見倣はせたい、強力にポジティブな人権無視の捜査方針によつて釈放されることになるセガ。
 獄中でセガは、一人の黒人と仲良くなる。如何にも思はせ振りなアップなんぞもあり、「ひよつとしてこの黒人は組織のスパイか?それとも後でセガの危機を助けにでも来るんぢやらうか」なんてうつかり観客に思はせておいて、その黒人はその後一切出て来やしない。この映画、そんなことばかりである。凡そ平素我々が馴染んでゐる、映画文法といふものが殆ど機能しない。
 結局アメリカの麻取の思惑通り、セガはチャイニーズ・マフィアの標的となつてしまふ。仲良く寝てゐたところを、カミさんは爆殺(その時セガは異変を感じ、起きて家の周囲を懐中電灯で調べてゐた)。セガの眼前で家はカミさんもろとも、凄く大味なCGで木端微塵。さうしたことからセガは、世界各地に散らばる中ボスを血祭りに上げながらの、大ボスに辿り着くまでのキリング・ロードをスタートさせる。

 恩人の娘でもある助手と、最愛の妻の命を奪つた麻薬組織への復讐を決意したセガ。とりあへずどこから手を着けるのかといふと、冒頭(支那)で飛行機に乗せて貰つた時のパイロットのところに行く。と、いつて支那まで又わざわざ行く訳ではない。そのパイロット、支那で運び屋をやつてゐたかと思へば、普段はニューヨークで飛行機学校の教官をやつてゐるとのこと。時には支那で運び屋をやりつつも、本職はニューヨークの飛行機学校の教官。その人物設定だけでも相当に奇天烈ではあるが、冒頭でキチンと「何かあつたら又声を掛けて呉れよ」、とセガに名刺を渡してゐたりもする分、この映画の中ではまだまだ良心的な内である。その飛行機野郎が案の定組織の一味であつたりする超御都合に比べれば。
 そんなこんなで、セガはまづ一人目の中ボスの所在を掴む。殺戮行脚のスタートである。
 一方超法規的措置により、一民間人を犯罪組織の標的にするといふ、豪快な積極性を見せたアメリカ(と支那の一応合同捜査)の麻取ではあるが、そこから先は清々しい無能振りを大発揮。概ねセガのキリング・ロードを、のこのこ事後にトレースするに終始留まる。

 ここから先がよく判らない。これまでも十二分に不可解な映画ではあるのだが。とりあへずセガがあちらこちらに出向いては中ボスを一人一人始末して行くのは、アクション・シーン自体には普通に見応へがあることも含めていいとして。一人の中ボスを倒して次の中ボスの居場所を掴むところの段取りの説明が、不明確であつたり時には平気で全く無かつたりする。正直本来なら馬鹿みたいに単純である筈の映画、といふか馬鹿相手に作られた馬鹿でも理解出来るべき映画の内容が、よく判らなくなつて来る。尤も、あるべき馬鹿の姿としては、変にちやんと筋を追はうなんて殊勝なことは考へず、常時ものセガ映画の、圧倒的に強いセガが大して強くもない悪者を片端から虐殺して行く、愉快なショー・タイムを楽しんでさへゐればいいのであらうが。
 物語が徒に錯綜して行く、といふか観客を無駄に困惑させるところの所以ははつきりしてゐる。殺されて行くチャイニーズ・マフィアの腕には、一々思はせ振りな入墨がある。これがどうやら一つの暗号になつてゐるらしく、セガはいつの間にか手に入れてゐた(頼むから説明してて呉れ)乱数票で暗号を解読し、更にラストでは驚愕、といふか観客をガクッとさせる真相が明かされる。後々触れる。
 物凄く思はせ振りに支那の獄中で仲良くなつた黒人が、その後に全く一切サッパリ出てきやしない。といつたシーンが序盤にあつた。同様のシーンは、その後も後を絶たない。だから頼むから絶つて呉れ。
 とある中ボスの居場所に出張つた折、プロレスラーみたいに強さうな白人の用心棒(基本的に相手はチャイニーズ・マフィアなので、構成員も東洋人主体)が出て来る。これは後でセガと凄い肉弾戦を見せて呉れるに違ひない、と思つて楽しみに観てゐると、いざアクション・シーンともなると0.5秒であつといふ間に(セガに)拳銃で撃ち殺されて終はり。何だよそりや。
  冒頭で、チャイニーズ・マフィアの襲撃を受けて(理由は不明)客も踊り子も皆殺しにされてしまふストリップ小屋が出て来る。そのストリップ小屋も、数日後には全くそのまま、普通に営業してゐたりする。矢張り本当にホンが出来てゐないまま撮影してゐたのかも知れない。それ以前に、ストリップ小屋そのものも秀逸。その他のシーンでは無駄に脱ぐ女が居るにも関はらず、ストリップ小屋のシーンには乳を見せる女が一人しか居なかつたりする。挙句にそれでも踊り子はそれなりにセクシーな衣装で踊つてゐたりもするのだが、中に一人、最早人数分のセクシー衣装を揃へることすら叶はなかつたのか、ジーパンにタートルネックで踊つてゐる女が居る始末である。その女はお調子者の客といふことなのか?
 そのストリップ小屋の近所に、組織絡みのタトゥー屋があり、珍しく能動的に麻取の支那人の方の女が様子見に行くシーンも、思はせ振りなばかりで全く意味がない。まづとりあへず、ストリップ小屋に乳を見せる女が一人しか居ないにも関はらず、タトゥー屋の女は何故だか二人とも気前良く乳を出してゐるところから、既に映画のバランスを欠いてゐる。店に入つて行く麻取の女。そこで何でだか妙に怖気づいたやうな変な芝居で、尚且つ意味のよく判らないヨーロッパ映画風な会話を(その喩へも我ながらどうかと思ふが)店員の女と交はし、一旦は店を後にする。で、結局は又その直後にヤクを買ふ風を装ひ、その店を再び訪れる。更に今度こそそこで何事かが行はれる訳ですらなく、店の女に別の場所に居る男の所へと連れて行かれるだけなのである。タトゥー屋丸々必要無し。加へて、麻取の女が案内だとかされてゐる内に、支那人の麻取の女とコンビを組む白人の男はザコキャラにボコられて、女が連れて行かれたその建物に監禁されてゐる。結局マフィアを始末してグダグダな展開に白黒をつけるのは、後からやつて来て一味を皆殺しにして去つて行くセガ。ところでセガがどうやつて、その場所を掴んだのかに関しては全く説明されない。
 一番ストレンジなのは、大ボス前、最後の中ボスをセガが片付けた、後にのこのこ麻取が後を辿つてやつて来るシーン。建物から、特に何をした訳でもないのに一仕事終へたやうな顔をして麻取が出て行く場面で、急にアメリカの麻取役の白人が歩いてゐる画が、如何にも思はせ振りなスロー・モーションに。表情は腹に一物持つてゐさうな歪んだニヤケ顔。「あれ、ひよつとしてこいつが全部の黒幕 !?」、整合性は全く成り立ちはしないが、まあないこともない展開でもあらう。するとその白人男は、建物を出た直後にマフィアの残党に撃たれて死亡。その残党を倒すのは、フレームの外から(笑)スタスタと歩いて戻つて来たセガ。意味が無いにも程がある。脳がとろけてしまひさうだ。実は不条理でも描いた映画なのであらうか。

 兎にも角にも、セガは麻薬組織の大ボスの元にまで辿り着く。兎にも角にも、としか最早言ひやうもない。ここで、驚天動地の真相が明かされる。ここで、サスペンス映画でよく使用される、これまでの場景がフラッシュ・バックでパッ、パッと挟み込まれて主人公が事件の真相に思ひ至る、といつた表現手法が用ゐられるのであるが、そのシーンの編集が又完全に狂つてゐる。といふかただ編集のみの問題なのか?決してさうでもないやうな気もする。事ここに至るに及び、殆ど思考を満足に纏めることすら最早覚束ない。さういふ映画である。よく言ふならば、観る者を酔はせる映画、とでもいふことになるのであらうか。無論、悪酔ひである。ひとつひとつのエピソードはバラバラ。推論過程は無茶苦茶。止めに辿り着いた着地点も荒唐無稽。普通に観てゐるだけで、段々と頭がクラクラして来る。ここで明かされる大ボスの魂胆とは、何とセガに中ボスを全部始末させて、組織を全部独り占めしてしまはうといふのである!えええつ !!!!!!!! 何ぢやそりや !? プロットが破綻するにも程がある。神経回路のネットワークが正常な繋がり方をしてゐる人間には、絶対に書けない脚本であらう。壊れてゐるとか何だとかいふ以前に、とてもこんなもの思ひ付けない。
 隠し扉から抜け出し、部屋に火を放ちセガを焼き殺さうとする大ボス。表に停めてあつたリムジンに乗り込まうとしたところを、窓からセガに部屋の壁に掛けてあつた青龍刀を投げ付けられて首チョンパ(その最期もどうなのか)。バッタリと倒れる大ボスの首レス死体。何事もなかつたかのやうに、ドアが自動でバタンと閉まり走り行くリムジン。言葉では全く伝はらないかとも思ふが、このシーンはアメリカのバカ映画といふよりは、ヨーロッパのアート映画のテイストとリズムに近い。
 そんなこんなでリベンジ終了。セガはゴーストといふよりは、正にデス神である。尤もゴーストといふ名称も、マフィアの謀議の中で一度きり使はれるだけなのではあるが。二、三日しか経つてゐない筈なのに、爆殺されたカミさんのことなんてすつかり忘れてしまつたのか、セガは麻取の支那人の女と仲良くなつて終はり。めでたしめでたし、といふよりは寧ろジャンジャン!!とでもいつた趣である。 大体がこれもセガ映画のひとつの目立つた特徴でもあるのだが、カミさん、あるいは恋人が殺されてその復讐がテーマの筈なのに(セガ映画は女房殺害率異様に高し)、その癖行きずりで出会つた女と常時もコロつと懇ろになつてしまふところである。ハッキリ言つてしまふが、セガの性向あるいは性行が色濃く反映されてゐる、と見るものである。

 長々と書き連ねて来たが、これでこの映画の尺は90分。要はそこだけはそこそこ普通に撮つてあるアクション・シーンを除いては、全篇強力に思はせ振りな割りには全く意味の無いシーンと、説明が足らないかもしくは堂々と全く欠如してゐるシーン。何処の国の映画だかよく判らなくなつて来るシーンに、見たことも無いやうなヘッポコ映像と完全に狂つた編集。要はエピソードも展開も全てツッコミ所。逆の意味でなら隙が無い。ある意味奇跡のやうな映画である。折に触れての繰り返しにもなるが、かつて映画に関して語られて来た全ての発言の中で私が最も好きなのは、故淀川長治さんの以下の言葉である。「どんな映画にも必ずどこかひとつ、チャーミングなところがある」。今作は、映画一本丸ごとチャーミングである。

 最後に、これまで採り上げて来たのとは全く異なる意味での、といふかそれ以前のレベルのツッコミをひとつ。セガがカミさんとニューヨークのレストランで飯を食つてゐるシーンがあるのだが、背景に、煙草を吸つてゐる女が居る。女だらうと男だらうとそれ以外だらうと、今時ニューヨークのレストランで煙草は吸へまい。実際にはまづあり得ない光景であらう。その店でセガのカミさん含めて他の客は全員正装をしてゐるのに、セガだけアクティブな普通の格好をしてゐたのも変ではあつたが。


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 今朝ラジオで聴いた名曲、ちゃんちゃこ(これがグループ名)の「空飛ぶ鯨」(昭和49/作詞・作曲:みなみらんぼう)。

 私の不確かな記憶では、二十年ばかり前、確か大槻ケンヂだつたやうな気がするが、別のパーソナリティであつたやも知れない。兎も角オールナイトニッポンで、パーソナリティの選曲だつたのかリクエストであつたのかも忘れたが、名曲として紹介され一度だけ聴いたことがあつた。確かに一聴で心を撃ち抜かれながら、その際曲名もグループ名も記憶することないままに、再び耳にする機会にも恵まれなかつたものである。
 ある朝ある町で、鯨が空を飛んでゐるのが目撃されるところから始まる、詞の世界が凄まじいばかりに素晴らしい。以下要約する。昔は森の中に、鯨は暮らしてゐた。森には幸せの花が咲き、鯨は楽しく暮らしてゐた。だが何時の日か、鯨は時の流れに押し流されて海に沈む。更に時は流れ現在、海の中にすら暮らせなくなつた鯨は、翼を持ち、海よりも広い大空に飛び出したのだ。二番の歌詞には感動を通り越し軽い戦慄すら覚える。近未来、空は鯨で一杯になり、日光は遮られ地上は荒廃する。人間は終に、大砲で全ての鯨を撃ち落とす。鯨の魂は、宇宙へと飛んで行つた。
 まるでボブ・ディランのやうな歌詞である。音楽的にはざつと聴いた感じニュー・ミュージックに片足突つ込みかけたフォーク・グループ、といつたところで、切なく儚くも力強いエモーションを惹起するメロディとコーラスは、今でも些かも古びることもなく、正しく必殺の威力を誇る。

 翻つて考へてみるならば、何時かピンク映画も時の流れに押し流されて。その時果たして、ピンクは何処に行くのか。ピンクスである私は、何処へと行けばいいのか。いかんいかんいかん。縁起でもないことをいふものではない。いかんいかんいかん。疲れてるかな?まあ、疲れ果ててゐることは、誰にも隠せはしないのだが。さういふ時には、いい台詞がある。さういふ時には、かういふものだ。

 まだだ、まだ終らんよ!


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