きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

始末人シリーズについての不安

2005年08月18日 | 漫画・小説・雑誌
昨日、明智抄の「暗中捜索始末人」を購入しました。
暗中捜索始末人
収録は花ゆめコミックスの「暗中捜索始末人」+単行本未収録のホラー系1本。
1巻は単行本未収録作品は無く、2~4巻の収録形態は同じパターン。
ということは。
もしかして5巻も同じパターンなのだろうか。
そうなると、始末人の単行本未収録作品はどうなるのだろうか。
5巻で2本入れてくれるのか。
それとも永遠に未収録のままなのか。
できれば、お代官様の方は入れて欲しいなあ。
一応作品集で持ってはいるんだけど
世の中の多くの人にお代官様は読んで欲しいのさ。

ついでに。
むかし作ったので今も作動しているか不明なのですが(オイッ!)
ご存知の方はご協力をお願いします!
題して
「白市高屋vsジェームス・ブライアン」
http://www.benriweb.net/vote/vote/g/160377/ytaiyo.htm?
コメントもよろしくです。
二人とも知っているがなかなかいないんで、全然票が伸びません。
現在、僅差で高屋さんが勝っています。
(ジェームス・ブライアン → 獣木野生(伸たまき)作「パーム・シリーズ」の登場人物です。
 ジェイク、好き好き~~
 初めて読んだときは年上だったのに、もう年下になっちゃった。高屋さんもだけど)

本物の「かたやき」を見たときは感動したなあ・・・
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「眠れる森の美女」東京バレエ団

2005年08月16日 | バレエ・ダンス
 小出領子ちゃんのオーロラ・デビューです。王子がルグリのため、プチ幻影の場面あり。ただし領子ちゃんの衣装は2幕のまま。最後のレースのマントは二人とも無し。

 領子ちゃんのオーロラは、とっても可愛かったです。童話の「お姫様」そのもの。「内側からの『まばゆいばかりの輝き』」は、まだ少々足りないけど、その代わりに、初々しさとか、ほんわかした暖かさとかがあって、見ていてすごくHappyな気分。ローズ・アダージオは完璧と言ってもいいくらい。全然危なげなく、安定感がありました。ものすご~~く自然な動きでした。普通に歩くのと同じくらい、すごく簡単なことをやっているように見えましたよ。それ以外でも、どこの部分も固くなることなく丁寧に踊っていました。結婚式の場面はルグリと視線を交わし合って、とても幸せそうなお姫様でした。オーロラは大成功と言ってもいいんじゃないかな。
 ルグリは、ちょっと脚とかが太くなったかなあ。ジャンプはさすがの切れ味。「眠り」全幕はこれが最後かも(あと1回あるけど)と思うと、とっても貴重。でも、最初の出の格好がラフすぎ。やっぱ狩猟の場面が欲しいなあ。領子ちゃんに対しては
ありがとう!
と言いたくなるくらい、ものすご~く気をつかってサポートしてくれました。オーレリの時より心が通い合っているような雰囲気でした。本当に本当に大切に扱ってくれました。こんなに領子ちゃんを立ててくれるなんて感謝の極み。

 カラボスは井脇さん。1幕からブラボーの声が入る。当たり役ですよね。どんな瞬間でもカラボスとして舞台にいるの。それだけに退場があっさりでイヤン。リラの精は大島さん。思っていたより大柄だったので、他の妖精を統制している雰囲気が良く出ていました。威厳があるというより、やわらかな日差しのようでした。カラボスとは北風と太陽なカンジ。

 四人の王子は高岸さん、木村さん、後藤さん、野辺さん。豪華。ここは4人の性格の違いが出るので面白ですよね。それぞれの演技が楽しいです。青い鳥の古川さんのジャンプは爽快。ここ最近の中ではいちばん「鳥」ぽかった。サポートで1回ヒヤッとしたけど。門西さん&高橋さんは可愛いニャンコでした。式典長は平野さん。飯田さんが部長なら、平野さんは新任課長ぐらいね。まだまだ下っ端。

とりあえず、今日はこんなところで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家に帰るまでが遠足

2005年08月16日 | その他イロイロ
と、よく言いますが、
女性の場合は、家に帰って、化粧を落とすまでが遠足。
そして社会人は、次の出勤日に、ちゃんと出勤するまでが遠足。
結局5連休になってしまいましたが、
そのあいだはキツキツに予定を入れいたので
もう1日ぐらい休みたいな~、と
チラっと思ってしまいました。
しかし、これ以上休むと社会復帰できそうにないので
頑張って行きました。
私が休んでいた辺りは、
他にもお休みする人が多かったので
そんなに仕事は溜まっていませんでした。
良かったわ。

  
昨日は5時過ぎに目が覚めて
ひたすら戦利品を読みまくりました。
8時過ぎに、もう一度寝て。
予定では、12時近くまでウダウダして
お昼以降は「王家に捧ぐ歌」DVDなど
「さよなら檀ちゃん特集」でも・・・
と、思っていたら、
妹と姪の来襲を受けてしまいました。
17日か18日までいるそうです。
勘弁してくれ~~~、と思ったけど
一応、お盆の墓参りで来てくれるので
ありがたいっちゃありがたい。
けど、一昨年までのように、北海道にいたのなら
お盆の時期にウチに泊まるのはわかるんだけど
いまはウチから(そして父の墓がある寺からも)
電車で30分になったんだから、
日帰りでいいじゃんか。ねえ。
結局、姪の面倒を母と私に任せ
妹は韓国ドラマを見てました。
続けて見られて幸せだと~~~。
その幸せは、私の休暇の上に成り立っているのじゃほい。
 
 
友人から長野の写真が届きました。
彼女が仁王門の前でお焼きを食べていたら
ご一行様が来たそうな。
 
暑いのに、黒い長袖シャツ・・・。
撮影用の衣装だと思うけど、大変そうだな~。
(「花を・・・」のジャケット写真も、真夏に撮ったから汗だくだった
 と、言っていたなあ・・・)
だからと言って、タンクトップに短パンだったらイヤだけどさ。
あ、ネオンホールのお客さん。長野在住半分と書いたけど
あくまでも私の感じた拍手の量ということで。
実際はもうすこし少ないかも。。。すいません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

檀ちゃん、お見送り

2005年08月14日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)
「ユカリューシャ」終了後、すぐに日比谷へ。
19時半頃着いたけど、終演自体が20時ぐらいで、
退団者の皆さんが出てきたのは20時半過ぎでした。
お見送りの人もたくさんいて、すごく蒸し暑かったです。
檀ちゃんは21時過ぎに登場。綺麗、美しい、というより、凛々しい。
私達は入り口近くの所にいたのですが、ちょうどその辺りで、
「今日まで応援いただき有り難うございました」
のようなご挨拶がありました。
ナマ声を聴けてラッキー。
そして、車に乗り込む前。もう一度劇場側に向いて。
みなさ~ん
愛してま~す

と大声で叫んで。
感動しました。
 
 
いままで、ありがとう檀ちゃん。
これからも頑張ってね。
 
 
 
  
 
友へ。
14日に買ったパンダの写真です。

2コマ×4日間も無事終わりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ユカリューリャ」

2005年08月14日 | バレエ・ダンス
サブタイトルは「斎籐友佳理 平成16年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞記念公演」。よーするに、友佳理さんがお国からなんか賞をいただいたので、みんなでお祝いしましょう!ってコトです。

「ラ・シルフィード」斎籐友佳理、マチュー・ガニオ
 白い世界の真ん中で佇む友佳理さんを見て、あまりの美しさに涙が出てきた。「ラ・シル」は正直なところラコット版よりブルノンヴィル版の方が好きなんだけど、友佳理さんはこっちの方が似合うかなあ。ふわふわと柔らかく飛んで。白い綿毛のよう。透明感もステキ。マチュー君は、脚捌きとかはいいんだけど、ちょっと体力が厳しそう。笑顔で頑張っていたけど、不安定感は拭えず。コールドも気合いが入っていました。ソリストは、もうちょっとかなあ。ちょっと地味。

「パ・ド・カトル」吉岡美佳、井脇幸江、上野水香、小出領子
 意外と各人の個性に差があって、なかなか楽しめました。ただ衣装の色がイヤン。ピンクが濃すぎる。岡田色だわよ。吉岡さんは貫禄タップリ。井脇さんは、踊り自体は優雅なんだけど、ピンクが似合わない。もっと薄いピンクだったらなああ。ニーナの時のようなね。上野さんは上体がちょっと硬めかな。腕の動きとか、やっぱり好みじゃない。小出さんはひたすら可愛い!オーロラが楽しみ。

「カルメン」斎籐友佳理、首藤康之、高岸直樹、後藤晴雄、大島由賀子
濃密な「物語」でしたわ。以前見たときより友佳理さんがパワーアップ。決めポーズとかバシバシ決まってカッコイイ。やっぱり、情熱の国スペインというより松尾嘉代風味ではあるんだけどさ。物語、という点で迫力があったのでコレもアリでしょう。私が思うカルメンの色っぽさとは全然違うんだけど、「男の人生を狂わせる」女ではあるよね。首藤君は、踊りからちょっと遠ざかっていたからどうかしら?と思っていましたが、全然OK。踊りが身体の中に入りきっているというのかなあ。ちょっと動くだけでも、完璧に踊りになっているの。それも「ホセ」としての動きなんだよねえ。ここまで完成度か高いとは思っていなかったわ、ごめんなさい。友佳理さんとの演技もバッチリ。話に引き込まれてしまいました。後藤君と高岸さんは、演技が、もう・・・。どこまで行っちゃうのかしら。大島さんも良かったです。

「スプリング・アンド・フォール」長谷川智佳子、木村和夫 他
背景の色が変わるワリには、踊りのトーンはあまり変わらず、ちょっと単調だったかも。木村さんの生真面目な踊りは作品に合っているのかな?長谷川さんは清楚な雰囲気が良かった。美人ですよね~。前が「情念ドロドロ」な世界だったので、白い世界が際だちました。

「椿姫」斎籐友佳理、マニュエル・ルグリ
演技が噛み合うか心配でしたが、どちらも情熱的で良かったです。友佳理さんの「取り縋る女」は、私はとっても好き好きです。ルグリの、マルグリットを引き留めずにはいられない激情とぶつかりあって、短いけど、これまた「濃い」ドラマでした。最近見たラカッラは身体の線は綺麗なんだけど演技はツボに入らないんだよねえ。泥沼系じゃないからかね。その点、友佳理さんの演技は心臓に直撃するんだよねえ。まあ、斎籐&高岸、モニク&ルグリの方がイイけどさあ、それは言わないお約束よね(言ってるけど)。

アンコール。みんなで前に出てくるとき、井脇さんと吉岡さんが友佳理さんになにか言葉を掛けてました。お二人とも「良かったね~」って顔で微笑みかけていました。マチュー、ルグリ、高岸さんから友佳理さんへ花束贈呈があったし、芸術監督の飯田さんも出てきたし、ほんわかした雰囲気で終わりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「another story of“eyes”vol.2」小山卓治/鎌田ひろゆき

2005年08月13日 | 小山卓治
鎌田さんと卓治のジョイント。お二人とも長野は初。客は、長野在住半分、それ以外が半分ぐらい。会場内は凄く暑かった。演奏者も客も汗まみれ。民家調の内装ながら、音響は良かったです。

追記
セットリスト発表を受けて一部訂正。鎌田さんの曲のタイトルを間違えて、すみませんでした。


 最初は鎌田さん。しみじみ歌を聴くのは初めて。声が良く伸びる。前半のラブ・ソングは、私の持っていた鎌田さんのイメージとは違ったんだけど、とても良かった。卓治の「夢の島」もカバー。卓治とは違ったアプローチで聞き応え有り。MCによると、中央道?は40kmの渋滞だったとか。4回ほど雨に遭遇し、卓治に「雨男」と言われたとか。いや、雨が降ったのは絶対卓治のせいです。

 卓治。最初は「気をつけた方がいいぜ」。卓治も楽しそうだし、客も初っ端から乗っている。次は「最終電車」。途中、ちゃおが椅子のセッティングを始める。前列には常連の女性客しかいなかったため、卓治が「明かりをつけて!」と促す。前列の男性が立候補したけど、「男じゃない!」と一喝。結局舞台に上がったのは中学生くらいの女の子。卓治にとっては娘の年齢くらいでしょう。「さあ、どうする!」の野次に、「隣でうたた寝・・・」でなにか歌おうとするけど、笑ってしまって歌にならない。女の子はちゃおに歌詞カードを見せて貰いながら、歌ってくれました(終演後、一緒に歌っちゃった~、と喜んでいましたよ)。キスは無し。「俺に犯罪をやらせつもりか」。MC。長野は涼しいと聞いてきたけど暑い。長野に騙された!と思ったら小屋の人に「ネオンホールが暑いんです」と言われた。続いてはリクエストだっけ?「花を育てたことがあるかい」。それから鎌田さんの曲。タイトル言ってくれよ(追記。「ハーネス」でした)。「真夜中の絵の具で君を描く」みたいな歌詞。卓治にはあまりない言い回しが多いので新鮮。次は「Show Time」これもリクエスト。私の隣の人が大喜びしていた。さらにリクエストで。「長野(という街)にぴったりな曲。星空が出てくる曲だし。長野は星空が綺麗だから」との紹介。10年ぐらい歌っていない「お蔵入りの曲」と言われてなんだろう、と思ったら「丘の上の風景」だってさ!思わず、ひょえ~、と、ビックリより笑う。この曲は、以前はとても嫌いでした。
(1)出て行きたいのは男だけと思っている。決めつけている。
  女だって出て行きたいときはあるし、
  (自身が)星になりたい女だっているんだよ!
(2)どこにいても君たちを思う、という台詞が免罪符になると思っている。
  君たちを思う=君たちも僕を思ってくれ、ってことだよね、と。  
  いっそ黙って消えてくれれば、お父さんは死んだんだよ、って
  子供にも言えて早くふっきれるのに。
の、あたりが主な理由。でも今日は、ああ、この女性は、種をまくだけまいて消えてしまう男だとわかって一緒になったんだな、と思った。卓治の詞では、涙目で「どうして?」と問いかける「妻」を想定しているようだけど、私には「(男が)いつか出て行く」のを昔から正しく認識しているように思えました。すまんね、間違って受け取って。まあ、嫌いなのは変わらないけど。歌い終わって「今日はお子様が多いのにふさわしくない曲だった」とな。次は「鎌田さんとハモって!」のコメント付きのリクエスト「青空とダイヤモンド」。卓治曰く、鎌田さんはハモれないんだ、と。卓治の曲を一緒にやるときも卓治がコーラスパートを担当しているし、と。そんなわけで一人で演奏。
 そしてリクエスト最多曲「Passing Bell」。今日は聞く私が疲れているせいもあると思うのだけれど。今までこの曲は、各自が「こんな風にしか生きられなかった人生」に腹を立てている部分があったと思うんだけど、今回は、そんな自分の人生も愛おしいと感じているようにも聞こえた。再びMC。雨男は誰か。卓治は鎌田さんだと言ったところで、会場から「嘘つき!」の指摘あり。「汚れたバッシュ」「アスピリン」ときて、卓治のパート、とりあえず終了。

 アンコール。鎌田さんがベースで「君が本当に欲しいもの」そして鎌田さんと卓治の共作「予感」と「夜の始まり」(この2曲、卓治はピアノ)。「夜の・・・」は前に聞いたと思う。その時より鎌田さんらしさが反映していたように思う。そして「種の歌」。鎌田さんのギター&コーラス入り。続いて鎌田さんの「スロウ」。鎌田さんの新アルバム収録曲で卓治もコーラスに参加しているとのこと。叩き付けるようなメロディが迫力がある。今日の鎌田さんの曲の中では、これが一番好きだな。最後は「傷だらけの天使」。なんか久しぶり。大いに盛り上がる。

 最後の最後。卓治がアンコールで再び舞台に立つ。リクエストを客席から、と言うワリには却下の嵐。結局「下から2番目の男」に。「最悪とまで・・・」で客も大声で歌う。「なんだ、この合唱は」と言われる。

 なんか、すごく楽しかった。舞台も客席も盛り上がった。行って良かった。迎え火に参加できなくて、お父さんゴメンね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルジマトフ&レニングラード国立バレエ ~華麗なるクラシックバレエ・ハイライト~

2005年08月12日 | バレエ・ダンス
ルジマトフ、絶好調。こわいくらいに絶好調。年初に「ダンサーとして終わりつつあるかな?」なんて思ったのは大間違いでした。

「ラ・シルフィード」コチュビラ、プハチョフ
コチュビラのコケティッシュな面が良い具合に反映されていました。ジゼル系統の妖精ですが全然別物で、可愛らしい無邪気な妖精でした。来年の「ラ・シル」は、ぜひコチュビラで。プハチョフも、短い時間ながらしっかり演技をしていて、全幕から一部分を切り取ったようでした。脚もしっかり伸びていました。いいよねえ。

「春の水」エフセーエワ、シュミウノフ
まあ、いつものね。

「タイスの瞑想曲」シェスタコワ、シャドルーヒン
振付はV.サリンバエフ。振付自体はそれほど面白味はないのですが、音楽の叙情性と、シェスタコワの叙情性がマッチして、綺麗でした。シェスタコワは音楽に乗るのがうまいね。

「青い鳥」ミリツェワ、マスロボエフ
ミリツェワはカワイイだけだけでなく、動きのひとつひとつが明確。確実に決める。けど、動きは分断されることなく、優美だよね。マスロボエフは、もう2秒でいいから、ポーズを保とうよ。自分の分担を踊ったら終わりと思わないで。踊っているときはいいんだから。

「バヤデルカ」ペレン、ルジマトフ
本当にね。絶好調なんですよ。この年にしては、ではなく、往年のオーラがバシバシ放出されているんです。あんた、何者よ~~~、と思いつつ、脳味噌が溶かされる。どうしましょう。特に最近見た「バヤデルカ」がお疲れモードのマラーホフだったから。踊り一本だと、こんなに踊れるのかなあ。ジャンプもまだまだ高いし、滞空時間、じゃないか、滞空の仕方というのかな。脚が床から離れているときに、すごく余裕があります。ポーズも決めまくるし。う~ん、すごいよ。
あと、思ったのが。ルジもナルシスティックな踊りをするのに、ルジのソロルは、マラーホフのような「言い訳」にはならない。それは、ルジに「幽界」とか「冥界」の概念が、かなり明確にあるからなのかな、と。天国でも地獄でもない場所で、ニキヤとソロルの魂が出会う、というイメージが伝わってくるんだよね。
それと、衣装は新調?見たことのある形だけど、こんな濃い水色だっけ?刺繍があったっけ?なんてことを思っていたので、あんまりペレンは見ていなかったよ。ちょっと、没個性。
トリオにはステパノワがいた。これだけのために来たのかな?化粧は濃くなく、従来のキツさが無くて良かった。コシェレワもいたし、豪華なトリオだよね。

「眠りの森の美女」エフセーエワ、シャドルーヒン
エフセーエワは、日を追うごとに丁寧になっているかな。シャドルーヒンも王子らしい。

「ジゼル」鹿野沙絵子、ルダチェンコ
鹿野さんは肩のラインが柔らかくてジゼルにピッタリです。浮遊感もあり、空気に溶け込むようでした。ルダチェンコは、う~ん・・・。もうちょっと、なにか欲しいなあ。

「白鳥の湖 2幕」コチュビラ、ヴェンシコフ
コチュビラは白鳥も美しいです。腕のラインが素晴らしい。黒鳥込みの全幕を見てみたいなあ。本当に、これだけクラシック・バレエに向いた体型ってないよねえ。若いワリには表現力もあるし。ヴェンシコフは演技は良いがサポートがちょっと不安定。

「海賊」ペレン、シヴァコフ、シェミウノフ
踊りとしての完成度は昨日のシェスタコワが入った三人組の方が高いけど、ペレンが明るく笑っていたから、まあ、いいか。

「パキータ」テリョーシキナ、ルジマトフ
メゼンツェワ系と聞いていたけど、私はクナコワを思い出しました。押し出しが強いわけではないけれど、自然に真ん中に立つ風格がありました。本当にキーロフは人材の宝庫。全幕で来るのはパブレンコだけどさ。テクニックもあり、表現力もあり。細いので、ルジもリフトしやすそう。
ルジはね~。「バヤデルカ」はなんだったの~、っていうぐらい、絶好調度がさらにアップ。どこまで行っちゃうのかな~。なんでしょう、この充実振りは。怖いくらいです。年齢を超越したみたい。どの動きをとっても「ルジマトフ」。う~ん、なんて表せばいいのかなあ。体力等の、すべての限界値を振り切ったというのかなあ。最近は侘びとか寂とか枯れの境地だったけど、そこを越えたら、またエネルギッシュな世界だったというのか。往年の熱量が戻ってきたようなカンジ。新しいパートナーに出会うとダンサーって変わるんだねえ。

最近のマールイ夏ガラは、若いもんがぶんぶん回転してばんばんジャンプして系だったけど、今回は、きちんと、正当派なガラ公演。よくここまで育ったなあ、と感無量。と思っていたら、ルジが10年若返ったような踊りでさらにビックリでした。今日は雨のため朝4時半に起きて洗濯物を取り込んで、すごく眠いのにバレエの前に2つの用事をやっつけて、これじゃバレエで寝るよ、と思っていたのに、そんなヒマなし。まだまだルジに興奮できるよ。嬉しいねえ


書き忘れた。群舞はやはり美しい。美しい白い世界。これだけでも見る価値はある。ありがたや。でも、私の気になるお姉さんが・・・。年初まで前列の方にいたけど今回は後方が多かったよ・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「妖怪大戦争」

2005年08月12日 | 映画
 むか~し、TVで「妖怪大戦争」を見たことがあったので、あの時のワクワク感がまた味わえるかなあ、と楽しみにして見に行ったのですが
やっぱ角川映画だわ
宣伝以上に面白いところ無しだし。すご~く、深い話をやりそうでいて、なんにもやらない。ぐわーーとかががががーーーと敵と味方が対立して、半端な決着で終わるアレっていうか。私は何度角川の予告に騙されてきたのでしょう。そして今後何回騙されるのでしょう。
 水木しげるをはじめとするメンバーから生まれた妖怪達、ってんで、どうなるかとすごく楽しみだったんです。そしたら、妖怪がたくさん出てくるのではなく、
ただのコスプレでした
妖怪じゃないよ。誰がなにをやっているのかを見つけるのが面白いのであって、その妖怪が、妖怪なりの特性を生かして・・・、ってことはない。敵は加藤保憲が作り出した物の怪なんですが、それが、戦隊モノの敵みたいなメカなんで、余計につまらない。しかも、実際に戦うのは人間の子供。「妖怪大戦争」なんて誇大広告でした。あ~、騙されたワタシが悪いんだけどさ。
 まあ、オチはお笑いっていうか、なんというか。それがネタだったのか、というのか。加藤保憲は、嶋田久作の方がいいなあ。「千と千尋・・・」の「坊」役だった神木君の祖父役がクモオヤジ(名前忘れたわ)の菅原文太なのに要注目!とぴあに書いてあったけど、それなら、辰宮さんの娘さん役を演じた南果歩が出演していることにこそ注目すべきだろう。
 まあ、内容は、それとして。神木君は演技がうまいねえ。級友の子の下手さ振りが目立ってしまったよ。全然別な次元にいるね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ラヴ・レターズ」

2005年08月11日 | 紫吹淳(リカちゃん)
 芝居ではなく朗読劇です。幼馴染みの男女の、50年に渡る関係を、交わした手紙で綴っていきます。自由奔放なメリッサ(紫吹淳)、生真面目なアンディ(入江雅人)。小学校2年の時、メリッサが転校してきたことから二人の関係は始まった。幼い友情から、お互い異性として認識し、結局は一緒になることが無くても、かけがえのない友情で結ばれる。例えそれぞれが結婚して、なぜ隣にいるのが自分ではないのかと自問自答したとしても、決定的に離れることなく、お互いが、なくてはならない自分の中の「核」として存在させる。成人してからは実際に合うことはなく手紙をやり取りするだけの関係だったが、会ってしまうと即座にベッドになだれ込み。だが家庭と仕事を捨てることのできないアンディ。彼に会えないことからメリッサは何度目かのアルコール中毒になり、やがて死ぬ。
 端から見ると、さっさとくっついちぇばいいのにぃ!と思うけど、タイミングが合わないと、人間ってうまく結ばれないんだなあ、と。そして、結婚しても、幼き日のわだかまりは、うまく消化しない限り一生引きずるんだな、と。それでも、その苦しみは、ないことよりずっと幸福をもたらすのだろうか。友情であり、精神的な愛であり、ときには肉体を伴う愛でもあり、と、男と女を長い期間結びつけるのは、一種類の感情だけじゃないんだねえ。ギリギリ感が、なんともいえない緊張感をもたらします。
 朗読劇なので、客席に向かって並べられた2つの椅子に朗読者が座って、本を見ながら朗読していくのですが、最後、アンディが、もしあの時自分がこうしていたら、メリッサは、今、不幸の中死ななかったかも、と言う場面では、メリッサ役のリカちゃんは、本を閉じ、アンディ役の入江さんの方を向き、「いいのよ、アンディ」と静かに語ります。いいの、あなたがそう思ってくれただけで、私はもういいの、と、メリッサの気持ちが伝わってきて、泣けてきました。単純な恋愛ではない、まさに大人向けの作品でした。
 リカちゃんは、1幕の若い日は、白地に黒のストライプが入って、スカート部分はふんわり広がったフェミニンなワンピースにショートブーツ。2幕はベージュの、体にぴったりフィットしたセクシーなワンピース。1幕の勝ち気な「女の子」も可愛かったけど、結婚して離婚してアル中になって・・・と山あり谷ありの人生になった2幕の方は、座って本を読んでいるだけなのに、明確に「メリッサ」が伝わってきました。やっぱり、リカちゃんが舞台で作り出す「人」は好きだなあ。男とか女とか、関係ないね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シェスタコワ&レニングラード国立バレエ~華麗なるクラシックバレエ・ハイライト~

2005年08月11日 | バレエ・ダンス
シェスタコワの名を冠したガラ公演です。文京シビックの舞台は広い。奥行きは相模原の2倍くらいありそう。広い場所をゆったり使えるのっていいねえ。

 「ラ・シル」は、「森の中」って雰囲気が良く出ていました。この作品は昔は大嫌いで、記憶から常に消去してきましたが、今回は引き込まれて見ています。本当に「空気の精」が、ふわふわと森の中を漂っているようです。メインの4人もいいのですが、コールドも素晴らしいです。メインでは、プハチョフでしょう。3人の女性ダンサーへのサポートは完璧。軽々と持ち上げ、しっかり支えています。ソロも大きな体を存分に伸ばしています。今回の公演の一番のヒットです。

 「海賊」は、シェミウノフ君の演技に磨きがかかっていました。踊っていない時でも魅せてくれます。シェスタコワは華やかで、かつ安定感があります。シヴァコフも楽しげで、三人のチームワークもバッチリでした。

 「くるみ」は、4人の従者??付き。これが、シヴァコフ、プハチョフ、ルダチェンコ、マスロボエフ、と豪華なもんで、メインのシャドルーヒンは完全に埋没しちゃいます。演技が入る全幕だと、もう少し目立つんですが。この4人を従えたパ・ド・ドゥは、なんか「変形版」ってカンジで、あんまり楽しくはありませでした。ただ、夫妻で踊っているので、暖かい、幸せな雰囲気が漂って、そこは良かったです。

 「春の水」は相変わらずの若い二人。楽しそうだから、まあ、いいか。

 「瀕死の白鳥」は今日もコシェレワ。ミリツェワでも見てみたかった。腕の動きとかは良いんだけどね。でもやっぱり、死にそうにはない。

 「黒鳥」は、いくらかルダチェンコは持ち直したかな?相模原のときほど辛そうではない。けど、ちょっと地味だよね。ロバノワは、遠目から見ても顔(顎)を突き出しているように見える。檀ちゃんみたいなのよね。頭の飾りとかでカバーできないものかな。

 「ジゼル」。びゅーてほーーー、ブラヴォーー!コチュビラはイイねえ。プハチョフのアルブレヒト(全幕)も、ちょっと見たいかも。

 「眠り」。エフーセエワは可愛い。シャドールヒンは「くるみ」の時より風格があり、ちょっと王子らしくなった。

 「ドン・キ」のシェスタコワの衣装は、もしかして「パキータ」?普段着ない赤い衣装が楽しみだったのに・・・。踊り自体は、「白鳥」「海賊」を知っていれば、それほど大発見はありませんでした。シヴァコフも、まあ、いつもの通り、みたいな。コールドに私の気になるお姉さんが入っていました。

全体的に、1回見ている内容なので、おおおおおおおーーーーーーっ!と興奮するところはありませんが、とにかく安心・安定感がいいですよね。やっぱりロシアよね~、とホッとします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ」宝塚星組

2005年08月09日 | 宝塚(星組)
 ネタ自体は、やっぱり好きなんだけどね~。時代劇は好きだしさ。ただ、それのヅカ的アレンジというか、まあ、演出面がね、ダメなんだろうなあ。唐人館の娘さんたちは、無理矢理役を水増しした印象だし。きんさんの玉蘭は適役だけど。ショー部分が長すぎるし。一番はやっぱり、アレでしょう。本来は伊佐と卯之のバリバリ硬派な友情話になるべきところが、檀きっきのサヨナラってことで、彼女にも見せ場を与えたら、結局なにもかも描き込み不足になったというか。「お前が囲いの中から出てこなければ、お前は死ぬことはないんだ!」って卯之の気持ちがさ、唐突でなおかつ一方通行。もっともっと描き込んでくれればさあ。楽しいんだけどさ。「黒い瞳」ぐらいにね。ミエコ先生の出番を削れば、あと15分は描き込めたと思うんだけど。ミエコ先生の日舞自体は良いんだけどね。3回観る予定だったけど、あまりにもアレで、1回は捌いちゃったんだけど、それでもなおかつ檀きっき去りし後は、ちょっと寝ちゃったよ。

 これを見ると、檀きっきって、えみくらちゃんと似たような去り方なのかなあ、とか思っちゃったよ。「楊貴妃&ロマンチカ」が本来のサヨナラだった。けど、となみのアントワネットの構想があったんで、もう一作延びたのかな、と。おしまって、娘役1のお披露目に使える役じゃないからさ。繋ぎで残ったのかなあ、なんてことを邪推してみたり。そうじゃないとさあ、サヨナラなのにさあ、見せ場がない上に、残り25分を残して退場なんてことはないよねえ。ショーも、あんまり見せ場がなかったなあ。デュエットダンスでの去り方は好きだけど。まあ、とにかくお疲れ様でした。月組→専科→外部出演(あれ、逆だっけ?)→星組、と、マミちゃん退団時には考えられないコースとなりましたが、アムネリスもロマンチカも好きだったよ。

 トド&ワタは、相変わらず「男」だねえ。ワタル君は、やっぱり、黒タキで踊っている方が好きだ。とうこちゃんの甘い歌声も好き好きだ。ショーが、どことなく「パッサージュ」だと思ったのは、似たような編曲があったからかも。

 なんだかね~。いろいろ割り切れないんだよね~~。それなのに、次はベルばら全ツで裏はこだまっち。あ~、星組ってばさ~~、不遇よね~。


追記
そうそう。中日劇場での「アイーダ」再演のために檀きっきは留任したって話もあったよなあ、と思い出した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お世話をかけて申し訳ありませんでした

2005年08月09日 | 小山卓治
井口さん、卓治がお世話をかけて申し訳ありませんでした。

そして、、、

美味しいネタを、ありがとうございました。
早速友人達に知らせまくりした。
悪事千里を走る(ちょっと違うか?いや、正しいか??)


*詳しくは井口さんのブログをご覧あれ!



追記
映像を見たら、研さんの事務所の方々にも多大な迷惑をかけていました。
重ねてお詫び申し上げます。
 
 
 
一郎さんの日記に「卓治と井口さんの近況は激変」と書いてあったけど
卓治にどんな激変があったんだろう。
井口さんはThe Heartの再結成とかあるからわかるんだけど。
 
 
 
大分旅行は、すごくすごくすごーーーくイロイロ考えたけど
金銭的に厳しいので私はやめました。
友人は行くかも。
私はねえ。
ここでお金を使うより別なところに使いたくなっちゃったの。
すでに外堀は埋めたわ。
あとは本命のチケットが取れるかどうか。
小森のかき氷も食べるぞーーーーっっ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「Singer Song Riders~第三夜 四人の男、ふたたび~」

2005年08月07日 | 小山卓治
昨年GWに行われたライブ「四人の男」第二弾です。アコナイ四天王ですが、アコナイではありません。どっちかというとロケンローールです。

 入場に不手際がありました。卓治サイドでは「整理番号は発行せず先着順に入場」との案内でしたが、一郎さんか研さんのところでは、整理番号の入ったチケットが販売されていたようです。OFF(ONE)からの申込みはお二方のファンの後、という位置づけで、入場開始間際に整理番号を手で振ってチケットに書き込んでいました。結果的には椅子に座れたから良かったのですが、もう少し横の連絡をしっかりして欲しかったです。17時ぐらいから並んでいる人が見えていたのですから、もう少し早く誘導しても良かったのではないでしょうか。各事務所側の不手際なのに、アーティストに謝らせるのもどうかと思います。事務所側がもっと表だって謝罪すべきだったと思います。
 
 
 トップバッターは一郎さん。厚みのある歌声とギター演奏に惚れ惚れ~です。前の方の席だったのでギターを弾く指がバッチリ見えたのですが、本当に神業ですよね~。拝むしかない。来年7月に日比谷野音でライブをやるそうです。日にちは不明。一郎さんのファンには「何日なの?」と突っ込む人はいないのね。

 「次は高橋研」と言って引っ込んだので、本日の演奏は年齢降順と判明。「井口さんが最後・・・」と終演時間に不安を覚えたのは、私達だけではないはず。

 研さんは「メリーアン」を演奏。オリジナルはこんなカンジ~、としみじみ。二日酔いだけど「歌えば直る」とのこと。確かにちょっともうデキがっている雰囲気。岡林さんの「性と文化の革命」のカバーは、昔の曲でありながら、どことなく時事ネタになっていました。

 「倒れたことは一生言われるネタ」との研さんの紹介後、3番目に卓治が登場。地味に黒いシャツ、と思ったら薄目の黒地に濃いめの黒の柄。アラベスク模様というか唐草模様。一郎さん・研さんは立っての演奏なのに、卓治はいつもの椅子に座り演奏。チューニング中、足を組んだとき靴下がチラッと見えた。濃い赤でした。
 最初は「吠えろ」。掴みとしてはOKかな。適度にテンポ良く、適度にパワーがある。声も出ている方かな?次は「最終電車」。「隣でうたた寝している女のキャミソールの胸元を覗き込みたくて仕方がない(今日は我慢したんだ、のセルフ突っ込み付き)」。手拍子も出て、うん、良い雰囲気ね。と、思ったら「前夜」。なぜダ?なぜ、今日、いま、この曲なのだ?盛り上がったテンションが一気に下がる。こういうイベントで歌うべき曲ではないと思うのだけど。続いては「種の歌」。歌いたい気持ちは良くわかるけど、もうこのメンバーのファンの前で何回か歌っているんだから。もう少し違う曲でアピールした方がイイのではないかな?前の曲もおとなしめなんだし。ちょっと中弛み。最後は「祭りの季節」。なんとなく「祭り=秋」ってイメージだったんだけど、考えてみれば「花火」って歌っているんだから、ちょうど今の時期の曲なんだよね。前ほど違和感がない。メロディも卓治らしいな、と、改めて思う。けど、シメに使う曲か?の疑問もあり。

 最後は井口さん。現在、妻と3人の娘を抱えて失業中。求!日当1万5千円以上の仕事(履歴書無しで)、作詞&作曲&CD-R録音のワンパック3万円、など、笑いつつも、ちょっと真剣。大変だとは思うけど、数年前の赤坂より、ずっと「歌う姿」に戻っている。The HEARTも再結成らしいので、どうかこのまま歌い続けて欲しい。高音が少々辛そうなのは、声の調子より、だんだん音域が低くなるというアレなのかな?卓治について、いろいろネタを持っているようだけど、ブログで発表するには「(株)りぼんがうるさい」からダメだそうだ。卓治ファンに有料で教えるっていうのはどうでしょう。需要と供給が一致しますが。

 アンコール。井口さんはそのままで、3人が舞台へ。大汗をかいた一郎さんは黒いTシャツに黒い短パン。白い太股は眩しいわ(笑)。研さんから「とりあえずビール」コール。持ってきたのは若いお姉さんで、井口さんがビールを差し出すお姉さんの手をなかなか離さない。「小山さんは緑茶?」と言われる。ようやく曲へ。「Cleaning」「レジスタンス」「Soulmate」「SO LONG」。卓治の「Soulmate」は、このメンツでは、ちょっとベタだよな~、と思ったり。皆様のコーラスなどは、ありがたいかぎりなんですが。

 一郎さんと研さんの漫談

「街角のおばちゃんに『吉永小百合さんですよね?』と話しかけると
 大阪のおばちゃんの7割は「なんでわかったん」と答える」

「(自分の曲『レジスタンス』が終わったところで)、聞いてていい?」

「××さんは身長は煙草の方が長いから」

(たいへんなことをやる自分を見ろ、という研さんのアピールに一郎さんが)
「うまいよなあ」「辻仁政に教わった」

に時々井口さんが口を挟んで、大笑いのアンコールだったのですが、卓治はあまり加わらず。ほら、もっと話しに入って、自分をピーアールして!って、授業参観の母親の気分でした。不真面目ってワケじゃないけど、どこか、心ここにあらず、みたいな。「小山さんは、今日は早く帰りたいから」と誰かに言われていたけど、この後に何かお約束でも?一人だけ違うテンションで、なんか(卓治に関しては)すっきりしないまま終わりました。自分のファンだけではないところで、でもその人たちも馴染みと言えば馴染み、という状態での選曲・演奏は難しいとは思うのですが、もうちょっと楽しませて欲しかったな。他のお三方が楽しかっただけに。この孤高感が「歌う哲学者」ってことなのかしら。

 アンコールはみなさん座っての演奏。私の席からだと卓治は殆ど見えません。そのかわり一郎さんのLovelyな膝小僧はバッチリ見えました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「第15回日本バレエフェスティバル」

2005年08月06日 | バレエ・ダンス
「海賊」橘るみ、トレウバエフ
トレウバエフが代役だったこともあり、二人で踊っているところがちょっとちぐはぐ。ソロでは、橘さんは手足を伸ばしきって心地いい。トレウバエフは悪くはないが、決定的に「華」がない。

「コッペリア」志賀育恵、小林洋壱
ちょっと地味だけど、品良くまとまっている。ゆったりとしたドリーブの音楽にうまく乗っている。

「ドン・キホーテ」佐藤朱美、菊池研
菊池さんは正月に見たときより脚がほっそりしてるように思うのはタイツの色のせい?それでも、上半身にボリュームがあるかな(特に顔)とか思っていたけど、踊り出すと全然気にならない。ジャンプに爽快感があり、カッコつけの決めポーズが板に付いている。ガラらしく華やかな雰囲気が良い。佐藤さんも赤い衣装が似合い、こちらも華やかな雰囲気。決めポーズの間がとても良いです。回転はシングルだけど速い。二人の息も合っていました。

「ラ・バヤデール」島田衣子、小嶋直也
小嶋さんの踊りを見るのは久しぶり(もしかして新国できる前の「白鳥」以来かも)。ノーブルで、ポーズの一つ一つが美しい。前に見て気になっていた演技の部分も格段に良くなっていた。体力的には、もう厳しいのかなあ。島田さんは上半身、特に腕の動きが美しい。「白」が似合っている。

「ロメオとジュリエット」志賀三佐枝、山本隆之
志賀さんは可憐で可愛らしく、なおかつ美しかった。マクミラン独特の振付も完全に消化し、体重を感じさせない、音楽の中を漂うような軽やかな動きだった。もっといろんな演目を見ておけば良かったなあ。山本さんも役に入り込んでいて、「踊り」ではなく「物語の一遍」になっていました。カーテンコールの時、志賀さんを置いて山本さんが引っ込んじゃった!と思ったら花束を持って再登場。志賀さんに渡していました。

「海賊 パ・デスクラヴ」チェルネンコ、マトヴィエンコ
マトヴィエンコが茶目っ気たっぷりの演技で会場を沸かせていました。大きい体を存分に生かし、勢いがある踊り。技術面でも安定感がありました。チェルネンコは体格的にマトヴィエンコと釣り合っていて良いと思うのですが、なにかが足りないような。マトヴィエンコの演技に対して、素で踊りすぎているのかな?

「ゴパック」岩田守弘
キャ~~ッ!ステキ!!!高い高いジャンプが大迫力。グワーーーーって勢いがイイですよねえ。短い演目ですが印象に残りますよね。

「プルースト 囚われの女」ラカッラ、ピエール
あらすじはすっかり忘れてしまったけど、白い世界の中を漂っているようで美しかったです。ラカッラの脚はやっぱりキレイだなあ。最後に落ちてくる布、顔面直撃だけど痛くないのかなあ。

「ジゼル」島添亮子、テューズリー
島添さんは、空気に溶け込んでいました。それでいてアルブレヒトに対する感情は紛れもなく「人間」。もうちょっと長く見ていたかった。テューズリーはサポートに徹していたようで、特に良いと思うところはなかった。

「若者と死」ザハロワ、ゼレンスキー
今回の公演に行こうと思ったのは、ナマの「若者の死」を見たくなったから。カルフーニ&ブロエックスを見てるから、ロシア・ペアでは絶対「違う~~」と思うだろうけど、それでもナマが見たかったの。予想通りというか、本当に全然違う作品でした。プティじゃないし。動きも「振付をなぞっています」ってカンジだし。第一、ゼレンスキーがアレだけで死ぬか~?あの柱を叩き壊して部屋を出て行く方が似合うよなあ。全体的に「死」なんか微塵も感じない。でもこれだけ違うとかえって爽快かも。ザハロワは思っていたより良かった。こういう「生臭い女」の方が「お姫様」より合っているんじゃないかなあ。


「日本」と冠するわりには、日本人以外が多い気がする。牧さんところの「ブラボー隊」も、あれだけうるさく声を出すのなら、出演者均等に声をかけていただけないだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2回ヴィゴ強化週間総括

2005年08月06日 | 映画
 と、いうことで。急遽開催した第2回ヴィゴ強化週間の総括です。前回は適当に見ていましたが、今回は集めた7本を製作年順に見ました。若いヴィゴが、だんだん味わい深くなって行くのは楽しかったけど、トリが恋愛映画だったのは、ちょっと失敗だったわん。
 映画としてのデキは、「聖なる狂気」が一番イイかなあ。役者の演技と、監督のこだわりがうまく融合していたと思います。世間的には「オーバ・ザ・ムーン」だと思うけど、私にはこのジャンルの善し悪しがあまりわからんので。次に「ゴッド・アーミー」。話自体は穴だらけですが、主演のクリストファー・ウォーケンによりレベル・アップ。B級映画として十分に楽しめます。主演の力量で最後まで面白くさせる、ってのは映画として正しい姿の一つであると思います。「プリズン」も思ったより楽しめました。「ルビー・カイロ」「ヤクザVSマフィア」は映画としては×。面白味はない。「サイコ」は監督個人の楽しみにつき合わされたようなもんで、評価外。
 ヴィゴ度は、(1)「ルビー・カイロ」(2)「ゴッド・アーミー」(3)「聖なる狂気」の順ですが、ほぼ同率です。どれも楽しい。ウハウハです。「オーバ・ザ・ムーン」は後半がちょっとねえ・・・。「サイコ」の襟足、「プリズン」の若さも良いですな。「ヤクザVSマフィア」は石橋さんとセットなら。。。と、書くと、どれもそれなりに良かったというコトね。結構、血を流す場面がありました。撃たれること3回、刃物で斬りつけられ抉られること1回、ぶん殴られること1回。悪魔と不倫男が無傷でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする