きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「柳の家の三人会」@練馬

2015年06月29日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)





「猫と金魚」 柳家花いち
大事な金魚を隣家の猫に食べられないように
店の主人が番頭に命じるのだが
番頭は言葉通りのことしかしない。

現代でもこういう人はいるよね。
素直な笑いにもっていけるのがすごい。

前座だけど2つ目なので上手い。
演じ分けも良かった。


「路地裏の伝説」 柳家喬太郎
今日は新作!!
都市伝説ネタでした。
詳しくは言えない。


「真田小僧」 柳家三三
生意気で口達者な子供が小遣いをせびろうと
あの手この手を繰り出してくる。

朴訥に見えてシャープな三三くん。
今日は特に切れ味が鋭かった。


「愛宕山」 柳家花緑
花緑の愛宕山は何回も聞いているけど
今日も良かった。
はっきりと情景が見えました。
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「悪党に粛清を」

2015年06月28日 | 映画


家族を奪われた男が復讐に燃える。

復讐する男ありきで、
襲いかかる不幸が無理矢理感がありすぎるためか、
一方的に嬲られるマッツにそれほど萌えないのが惜しい。

ラストは無双すぎてランボーだった。

エバ・グリーンは脱ぎません。

あんなに超人的なデンマーク兵士がいる軍隊を撃破したんだから
ドイツ、強すぎ、など思いました。
調べたら主人公兄弟が参戦したのはデンマーク戦争で
ドイツ側の指揮はモルトケね。
そりゃ個人の能力が高くても勝てないわ。

悪党の悪役が最近の千葉真一似な気がする。
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劇場版「進撃の巨人」後編~~自由の翼~(1回目)

2015年06月27日 | 進撃の巨人
審問と森と市街戦をサクサクと。
テレビ版は丁寧なオリジナルストーリーを入れてたけど
それはほぼ全てばっさり。
残っているのは
 ・兵長がエレンを助ける
 ・団長の〆台詞「今度はこちらが進撃」
 ・ヅラ疑惑を払拭するような髪がたなびく団長の絵
ぐらいかな。

第2期への繋ぎも「うん、そこね」という場面で
テンションアップ!ではありませんでした。

まあ、こうまとめるしかないよな、ってかんじ。
「リヴァイ班を大画面で観よう!」ぐらいだね。

アニ巨人化の音楽は断然テレビ版の方が良い。
なんで変えたんだろう。
大人の事情かな。

最終回イベントで見たときの方が音響が良かった。
流山は全然地響きがなくてガックリ。
次回はバルトで見たいなあ。

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「1789 -バスティーユの恋人たち-(2回目)」宝塚月組

2015年06月27日 | 宝塚(月組)
ちゃぴの歌声が前回より出ている。
これからが楽しみ。

役替わり、今日の二人は新公ヒロイン経験があるので芝居に安定感がある。
モブじゃなくて物語の一員にしっかりなっている。
しかし、みくちゃん、ふくよかだ。
わかばちゃんも好きだけど、
個人的にはくらげちゃんのしっとりした声の方が好み。

民衆が熱くなってきました。
カチャもガツガツして来たかな。
もっと早くして欲しかったけど。

トップ以下が二回層ぐらいの横並びは
この作品には合っているけど、
よくよく考えると惜しい。惜しいなあ。

スミスは最後はかなり端にいるんだな。
だんだん見分けられるようになってきたわ。

すーさんのマルグリットのドレス、
後から付け足しの飾りがたくさんあった。


今日のデザートのマカロンは、
色から考えるとコーヒー。

しかし甘すぎてよくわからず。
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「ライアンの娘」(第三回 新・午前十時の映画祭)

2015年06月27日 | 映画
第一次世界大戦中?の英国支配下のアイルランドの田舎町。
ローズは教師と年の差婚を押し切り後妻となるが、
赴任して来た英国将校と恋に落ちる。

父に溺愛され自分はみんなとは違うという自負を持ち、
今よりもっといいことがあるはずと夢を見続ける姿は
痛いというより切ない。

街の人は支配される苦しみがあり、
職が無いからやることもなく、
ただ、ドイツが英国をやっつけるのを願うだけ。
できることといえば独立運動家をほんの少し助けることと、
敵と通じた人妻をリンチにかけることだけ。
自分のスパイ行為のために
溺愛する娘に禍をもたらす父を含め
愚かな人で満ち溢れている。

けど、それが人間だよなあ。
夫も結局は若い娘を選んだんだし、
将校さんも逃げたけど、
誰も責められないよなあ。

向こうの奥さんは素肌にブラウスが普通なの?
やると決めていたからやりやすく?
映画的なビジュアルのため?

同時期上映のスカーレットも我儘だけど、
病人を見捨てず家族を食わせていたんだから立派だわ!
でも、誰もが立派になれるはずもなく、
ローズや街の人の方が身近だよね。

(当時の)ドイツがアイルランドの独立運動を助けるという話、
日露戦争中に日本が革命を支援していたのを思い出した。
基本戦略なんだね。

「夢を見るのはいいが、育ててはいかん、破滅する。」
胸が痛い言葉だ。
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「エリザベート2015」

2015年06月25日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
花ちゃんに対するイケコの畏敬の念がひしひしと感じられた。
オリジナルがあって、日本初演の主役は一路さんでも、
小池版のエリザベートという役は
花ちゃん用に宛書きで組み替えられたんだから、
花ちゃんがエリザベートそのものなのは当然のことなのかも。
自分の中の原型も花ちゃんなので(一番好きなのはあやかだけど)、
見ていて安定感というか、安心感がある。
「嵐も怖くない」のこちらのアレンジは
ガラでも歌っていないのになぜだか既視感。
ずっとこの役を演じてきたかのよう。
歌がどうとか芝居がどうとかではなく、
エリザベートなのだ。
まさにレジェンド。ひれ伏す。
鏡の間の振り返りは神々しさに失神しそうだった。
宝塚版より地声で歌うことが多かったような気がする。
女同士だと娘役は高い音に設定されるのかな。

井上君はかなり頑張っていて、人外の少年ってかんじ。
動き、仕草をかなり作っていて
オペラグラス無しで1階後方から見ると
わりと耽美な雰囲気。
オペラグラスで見ちゃうと白塗りの井上君だけどー。
若僧が花ちゃんに並ぶなんて恐れ多いというこの感覚は、
アレだな、タニハナを見たときのアレだ。
花ちゃん相手だと若手が食らいついて頑張っている以上の感想は出ないけど、
ルドルフ相手だとちゃんと話を引っ張っていた。

佐藤さんは歌の豊かな表現力と台詞の凡庸さの落差が激しい。
後半の老けてからは良かった。

松也くんは狂言廻しというより道化だね。
「高音が厳しい」のではなく「高音が全く出ない」だったけど、
高音部は3箇所ぐらいしかないので、それほど気にならない。

京本ルドルフは、ときどき歌も踊りも芝居もジャニーズになっちゃうけど、
歌声の張りもあり、なかなかいいよ。
闇広は主旋律をルドルフが歌っていました。
キスはルドルフから。
あれはイケコの趣味120%だけど、
ルドルフが積極的に「死を求めた」ということなんだろうな。
ラストもエリザからトートへのキスだった。

ウタコさんは雄々しかった!男だ!顔が小さい!
すごく存在感があって目を引く。
ハマコも朗々と歌っていたよ。
宮廷チームも革命家たちも良かったけど、
エーアンの歌手はいまみっつ。

トートダンサーは帝劇版初演のように
踊りのための踊りでコロスでもトートの心情でもなく
ただの賑やかし。
リフトして振り回す振付が多いので、
ただでさえ狭い舞台がごちゃごちゃしちゃう。
でも賑やかし隊がいたから、
畑違いな耽美な井上くんのコレジャナイ感が薄れて良かったかもね。

そんちゃんは新公のリヒテンシュタインが本役になったんだなあ。
そんちゃん新公時代に花ちゃんはすでにエリザベート済み。
二人が並ぶ日が来るとはなあ。
そんちゃんにも娘1の可能性が少しはあったんだよなあ。
しみじみ。

子ルドは気張って歌いすぎて大音量になっていました。


セットは階段付きの大きい台がいくつかあって、
出演者はいたるところで重たい衣装で昇り降り。
怪我の無いように祈るだけ。
その台に付いている中途半端な滑り台はなにをどうしたいんだか。
ウィーン版(だっけ?)の巨大V字セットを想像していたので拍子抜け。

今日はe+貸切公演で終演後のご挨拶付き。
井上くんは今日でエリザベート出演300回目だって。
そのうち290回はルドルフ。


花ちゃんは「姫」とか「高貴」とか「王族」とかより、
「やんごとなき」ってかんじなのよね。
気高き孤高の魂の漂流の物語で、
ぶっちゃけトートはどうでもいい。
それが我儘のエゴイストに見えないのが素晴らしい。
本来の物語からは外れまくりだけど、
イケコストーリーではこれが理想のエリザベートなんだろうな。

う~ん、でも、あれか、強いゆえに自分を追い込むという点では
ゲルマン版エリザに近いのは月組版あさこちゃんだけど、
そもそもトートはエリザベートの自殺願望の幻影でもあるから、
トートとのラブストーリーである必要はなく、
そういう点では花ちゃんエリザはオリジナルに近いとか?

月組版あさこちゃんは生を強く望むと死が身近になる
二律背反が面白かった。
帝劇版ではかなり変わっちゃったけど。
今日の花ちゃんは生と死の狭間をさすらっているかんじ。
どちらにも所属してない。
してない自由さであって、所属できない、ではない。

それにしても、声楽出身者に囲まれても
歌声が埋まらない花ちゃんすごい。
帝劇の音響さんの本気を見た。
歌に厳しい方々でも鏡の間の後ろ姿の美しさを見れば
花總エリザベートは認めざるを得ないだろうな。ふふん。
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「1789 -バスティーユの恋人たち-(1回目)」宝塚月組

2015年06月21日 | 宝塚(月組)



1789、くらげちゃんの顔と声をしっかり確認できた。
可愛くて綺麗な声だ。
トップ娘候補なのも納得。
今日は組総見なので客席が熱いです。

サイラモナムールは「Ca ira mon amour」で
「うまくいくさ、 愛しい人よ」という意味らしい。

2幕の後半はどうしても「ベルばら」前提にされている気がする。
ロナンがセリ下がって白い衣装で復活する間に

「さようならフランス」
「王妃さま~」

が、脳内再生されるのが前提だよね。
それを言うなら、なぜロナンがフランス万歳と言わないかと。

言われてみたら、確かにマギーちゃんはダースベーダーだった。

スミスを難なく発見できるようになった。

自分の意思で変わるアントワネットと
状況に流され言い分が常に変わるロナンを並べると、
アントワネットが主役に見えるよね。
ソロが多いせいもあるんだろうけど。



公演デザート
「1789-イイナパクパク」(410円)
1789の舞台となったフランス産のフランボワーズピューレを
贅沢に使用したムースにチョコレートソース、生チョコ、
ホイップクリームにはマカロンの帽子を乗せて・・・。
マカロンはバニラ、チョコレート、ピスタチオ、コーヒーの4種。
どのマカロンになるかはお楽しみに♪


フランボワーズのムースは美味しく、
チョコレートソースとの相性も良い。
しかし、量が少ない・・・。
マカロンも片側だけ。
もう少し量があればと思うけど、難しいのかな。
今日は三代目がいないので、テツが代理。
マカロン制覇を目指そうかな?
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「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン 2015」(4回目)

2015年06月21日 | 劇団四季


キヨミチは役のユダとしても、
役者としての喉も壊れていました。
「裏切り」ぐらいまでは
理性的な建前論に本心を隠していることが多いのに、
今日は第一声から本音。
「自分を、自分だけを見てくれ」と、
ただそれだけを訴えている。
高音がキツめで振り絞っていたね。
「裏切り」で、すでに膝をついていた。
「スパスタ」の上腕の腕飾りを確認。

ジーザスの「晩餐」は一昨日より動揺が薄らいでた。
カテコで崖の後ろに去り、また戻って終了。

ペテ郎はホサナでは生声が聞こえた気がしたけど、
さらちゃんとのハモりは綺麗だった。
「嘘をつかないと」で、ペテ郎が膝をつく。
今季の流行り?
「剣を捨てろ」で、負けを悟って逃げ出したのは
渡久山ペテロだったかどうだかは後で思い出す

カテコも厳しい顔のジーザスでしたが、
丘の向こうからやって来たのは笑顔の神永さんでした。
上手から入ってきたキヨミチが神永さんを指差して笑顔。
やったなー、みたいな?

今季は高井さんソロへの爆竹拍手がなくて良かった。
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「海街diary」

2015年06月21日 | 映画
三姉妹と腹違いの妹が家族になるまでの話。
原作との相違点はいろいろあるものの、
エッセンスを上手く描いていた。
三女がアフロでないなどどうでもいいくらい。

姉妹の描きわけ分担がイメージ通り。
特に長澤まさみが色っぽくて良かった。

リアルでは仲が良くてもあんなスキンシップはないけど、
まあ、映画だし。

昨日見た「駆け込み寺」は
実は兵庫のお寺らしいけど、
こちらは鎌倉ロケ多数。
潮と花と緑の匂いがしてくるようだった。
家も古くて趣きがあるけど住みにくそうだったね。

特に事件は無いし、
三姉妹の母の説明が足りない気もするけど、
いい映画だった。
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Sound Theatre「CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト ニコロ・パガニーニ~ 」@神奈川芸術劇場

2015年06月20日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)


山本くんが予想以上に良かった。
純朴な青年が才能の限界を悟り苦しみ、
悪魔の誘惑に負ける。
普通の人間だからこその苦悩がビシビシ伝わってくる。
契約後は雰囲気がガラリと変わる。

こう見るとリカちゃんだと
悪魔と悪魔の契約だったんだな。
パガニーニに元からある悪魔部分を引き出されて、
破滅して、ほんのちょっぴり救いがある。
山本くんは人間が悪魔に翻弄される。
それを負け抜けで出し抜くのが良いね。
違いが面白かった。

山寺さんは芸達者で、
佐藤さんは可愛らしかったです。

ライブペイントアート付きでした。

ローラーでペンキで線を重ねていくと
いろんな絵になり、最後はバイオリンを弾く天使に。



原作・脚本・演出:藤沢文翁
音楽監督:土屋雄作

朗読:山本裕典 [ ニコロ・パガニーニ ]
   佐藤利奈 [ ミーシャ、他 ]
   山寺宏一 [ アルマンド、他 ]

演奏:土屋雄作 [ ヴァイオリン ]
   吉田篤貴 [ ヴァイオリン・ヴィオラ ]
   井上真那美 [ チェロ ]
   齋藤純一 [ ギター ]
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「海賊」アナニアシヴィリ&遅沢&井澤/K-バレエ・カンパニー@神奈川県民ホール

2015年06月20日 | バレエ・ダンス
前に「海賊」見たときも思ったけど
熊川くんは理性的にロジックを積み重ねて話を作るので
荒唐無稽からは縁遠く、「白鳥」はいいけど、
「海賊」は勢いが無さすぎて気持ちが盛り上がらないね。
ビルバントがランケデムを殺すとか、
アリがコンラッドを庇って撃たれて死ぬとか、
きっちり見せるのは物語の整合性のためとはいえ蛇足とも思える。
が、これが熊川くんの個性だしなあ。
彼が作る物語はダウエルよりピーター・ライトに近いと思う。

ニーナは体型はアレだけど、
踊り出すと目をひくわ。
昔ほどじゃないけど昔が素晴らしすぎるから、
今は標準よりかなり上くらい。
実にチャーミングだった。
仕草ひとつひとつがキラキラしていた。
32回転もスピードがあった。
「どれだけ回れるか」ってことだけではないんだよね。
音楽の高揚感、そしてエネルギーの放出を
客に届けられるかどうか。
踊りの、その先をどこまで表現できるか、それがアーティスト。

ニーナと、Kの方々を比べるとその辺が全く違う。
当たり前ではあるんだけど。
東バではゲストが来ていてもそれはあんまり感じないから、
強力な欲目フィルターが作動しているんだなあ、と、改めて思いました。
それにしてもニーナとキャシディが組んで踊るとはなあ。
アメージング!

海賊はマールイが基準なせいにしても、
男子の身体が細すぎて、全く海賊らしくないなー。
前は熊川くんしか見てなかったから気がつかなかったのかなあ。
ランケデムも若い子が頑張っているなあ、としか見えず、話に入っていけないわ。


そして、後ろの席の幼児がうるさかった。
男性が踊り出すと「熊川哲也?」と隣のお母さんに聞く。
今日は出ないんだよー!
お母さんも応えないでよ。
椅子は蹴るしさー。
ぷんぷん。


【主な配役】
メドーラ:N.アナニアシヴィリ
コンラッド:遅沢佑介
アリ:井澤諒
グルナーラ:小林美奈
ランケデム:石橋奨也
ビルバント:N.ヴィユウジャーニン
サイードパシャ:S.キャシディ
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「駆け込み女と駆け出し男」

2015年06月20日 | 映画
美しい東慶寺(ロケ地は兵庫県らしい)の四季と、
そこにで繰り広げられる人間模様。

東慶寺に駆け込んできた女性3人。
それぞれに事情がある。
その中の「妾」の真意は後半に判明。
確かに、旦那を見る目には色気があったよなあ。
嫌いな相手に向ける視線では無かった。
彼女が冒頭に言う「間が悪い」も
それを受ける場面で、どどどーんと涙。
現代の私らの年代で言えば、
「死ぬ前にガラかめの最終話を読みたい」
ってことなんだろうね。

駆け込んで、2年お勤めをすれば
夫から離縁状を貰える。
女達は中で変わっていく。
学を得たり、恨みが薄くなったり。
外の男は変わったり、変わらなかったり。
鉄練り夫の改心を、
全くアップにならない手の甲の傷で表すのは
上手いとも思うし、
もっとしっかり描いて欲しいとも思う。

戯作者志望で医者志望の洋ちゃんは
軽くてお調子者で純情で、ぴったりな役。
早口言葉も、聞き取りやすさはともかく
身体にしっかり入っていた。
戸田恵梨香ちゃんも純朴な女性で
だんだん変わっていく姿がとても良かった。

などよりも、ウメちゃんが
凛々しく男前すぎて痺れまくり!
惚れてまうがなー!
いや~、予告に出なかったからオープニングロールで名前を見て、
ほお、出るんだ、というぐらいの軽い気持ちだったんだけどねえ。
すごかった、いろんな意味で。
彼女が演ずる東慶寺のトップさんは
知識欲が深いらしい。
「お宝」は純粋に研究対象と、監督さんは言っているみたい。
自分の力で、女の力で、
いろいろやりたい人なんだろうな。

駆け込み女を悪く思う尼僧の一人が
すごく華やかな顔立ちだわ、
と思ったらみろりんだった!

麿赤兒とか北村有起哉とか橋本じゅんとかも。
実に俺得な映画でした。
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「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン 2015」(3回目)

2015年06月18日 | 劇団四季
*いろんなフィルターがかかっています。
 気持ち悪かったらごめんなさい。

キヨミチは喉にちょっと来ているかな。
私には良い具合の嗄れ具合。
今日のユダは、もう泣くことにも疲れて
絶望しきっているところを
最後の気力を振り絞って裏切るかんじかな。
いたるところでジーザスに手を指し伸ばしかけてやめる今季、
それでも期待を捨て切れていなかったのに、
今日はもういろいろ諦めていたような。
怒っているけど、それも持続しない。

もうジーザスが手の届かないところに行っちゃうのがわかっていて、
今までは「それなら俺が」「それなら俺から」だったのに、
今日はもうダメだとかなり悟っていたよ。
だからこそ、スパスタが軽やかなのか。
カテコで上腕部になにかを巻いたような跡があった。
スパスタ衣装のなにかかしら。

ジーザスは冒頭は爽やかな微笑みに近いかんじだった。
こちらも覚悟してふっきれたのかな。
でももう一回感情に流されて、
そこから最後の覚悟を決める、って流れかな。
晩餐冒頭では、ユダに向かってなにか言いかけてた。
身体も吸い寄せられそうになったのを耐えていたように見えた。
ユダからの視線は、目を閉じて遮断して、それから天に顔を向けて、
ユダが下を向いたら、目を開けて彼を見る。
複雑で微妙な気持ちなんだな。
二人はわかりあっているような、
思いあっているような、
すれ違っているような、
その全部がそうで、全部違う。面白いな。

渡久山さんのペテロは
最初はえらく猛々しくて、
ユダよりマリアより、
自分がジーザスにいちばん近くに行きたいと
その座を虎視眈々と狙っている。
飯田弟は組織のトップ狙いで、渡久山さんはスター個人の近く狙いね。
「なんでお前らはそんなに近くにいるんだよー!」って嫉妬混じり?

今宵ではユダの演説に反感を覚えていたのに、
晩餐でユダが去って行くとかっくり膝をついていた。
ユダ派だったのかと思うぐらい。
否定の後に言ってしまった後悔がガツンと伝わり、
マリアに責められるときもガックリ膝をつき、嘆きが感じられた。
やり直すは、けっこう野太い歌声だったけど、
さらちゃんの歌声とは合っていたんじゃないかな。
やり過ぎ感は無いけど個性は上手く出せていたと思う。
ただ、一貫した立場、気持ちではなく
群衆の動く通りに動いてい気がするので
もう少し、群衆との差別化があるといいのかな。

今日の群衆は一昨日ほどのガヤガヤなバラバラ感はなく、
ほどよくまとまっていたように思います。

さらマリアはわりと好き。
彼女の強さは生来のものではなく、
ジーザスに出会って作られたのがわかるし、
ジーザスとユダが死に向かう中、
彼女は地に足をつけて生き続ける。
生と死としての対比も良いし、
そういう人がいるから教義が残るのがわかると感じる。

カテコで捌けるとき、
一昨日はジーザスがマリアをエスコートしてたのに、
今日はジーザスが手を出して、
その手をマリアが引いて行くってかんじでした。
ジーザスもやられてきてるね。うふふ。

他になにを思ったっけか。
飯田ペテロの音量はやっぱりアレ。
せっかく金ラメのタイツを履いているんだから、
もっとあざとく見せなきゃイカンと思うよ。
どうせ宝石付きパンツがタイツと一体化してるんだろうから
「見えるかな」ぐらいまで見せないとな!
見せないなら素足で来い!

シモンナンバー前の群衆も、
一昨日ほど煩くないけど、
虐げられる辛さは伝わってきたよ。

野村さんが聖母マリアで、
高木さんが罪の女で、
さらちゃんが復活を発見するマリア、
ってかんじな。
野村さんの母性は貴重だったけど
歌になると手に汗を握って現実に戻されるのは勘弁だったわ。
今度の李香蘭も声が出なくなったら録音テープなのかな。
行かないけど。

カテコの輪の頂点でキヨミチと飯田弟が喋っていたなー。

終演後、浜松町へ向かう道で
「ユダやってるおっさんいつも見るからたまには若い人で見たい」
という男性の声が聞こえてきて、
「おっしゃることはよくわかります」と思いながら涙目の私でした。
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「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン 2015」(2回目)

2015年06月16日 | 劇団四季
*いろんなフィルターがかかっています。
 気持ち悪かったらごめんなさい。

2回目のJCS。
ユダは泣いてますね。
慟哭よりもっと単純で純粋な気持ちの泣き。
今日はジーザスもユダも、
相手に捨てられことを恐れて、
自分が先に捨てようと競っているようだった。

「あなたはなぜ私達を捨てるのか。」
「そう言うお前達こそ私を捨てるくせに。」

それぞれ自分が傷つくのを恐れている。

今までは相手がこれ以上傷つかないよう
思いあってのすれ違いだったけど、
今日は二人とも生の感情をぶつけあって、
傷つけあっているようだった。
近すぎるところにいるから傷が深いんだわ。

これまではどの組み合わせでも、
ユダが「自分だけがわかっている」というのが間違いで
彼が一番わかっていなかった。
今日は、二人ともが正しいかんじ。
二人が向かい合って傷口を抉りあっているようだったなあ。
こういう関係にもなれるんだな。
「今宵」ですれ違うところも、
ジーザスははっきりユダを見てから、
プイっと明確に自分の意思で顔を逸らす。
「晩餐」であなたのためだと言い訳しながらジーザスの頬を触るユダ。
すごく近いところにいるのに、
誰よりも相手を強く思っているのに、
自分から捨てざるを得ない、というのがツボでした。
二人が同格に戦っていましたねえ。
一人勝ちのジーザスと完敗のユダ、
という構図が崩れたのがものすごく新鮮でした。

飯田弟ヘロデ、演技の方向はシモーヌ。
でも顔はなんか成宮寛貴系。
華やかで存在感があるので間違っちゃいないけど
もう少し独自性が欲しいかな。
そしてボリューミーな歌声。
四季的にOK?
もっと抑えて歌うことも覚えるべきでは?
でも抑えたら寂しいんだろうな。
白目デカ。

光田ペテロは前半はいい意味で群衆に溶けこんでいた。
皆さんとのスキンシップも多く愛されキャラだった。
マリアを見る目も優しかった。
ただ「やり直すことは」で、
飯田ヘロデの声量につられたのか、
主旋律を消すほどの音量になったのが残念。
歌声は綺麗でした。
否定もギリギリまでジーザスを見ていて好印象。

カテコではキヨミチはノリノリで楽しそうだったなあ。

添え物では終わらなかったさらちゃんもすごいと思います。

今季は群衆&使徒とジーザスに距離感があるから、
ジーザスとユダが近すぎるかんじになっちゃうんですね。
若手にチャンスを与えすぎると舵取りがしにくいかんじなのかな。

市場で金を払っている人を初めて見たかも。うさぎは食用だよね。

あと、あれね、青井さんは朗々とした歌声は素敵だけど、芝居は弱いね。
いまさらだけど。
ジーザスの運命を自分が決めたくないからヘロデに押し付ける、
その理由と気持ちをもう少しはっきり見せてくれないと。
司祭達やヘロデと違うところを示さないと芝居の一翼が崩れちゃうよね。

シモンナンバーで「ジーザス!」の合いの手が消えて良かった。
今日はちょっと群衆がガヤガヤして好き勝手過ぎたかんじがした。
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「大海賊/Amour それは…」(宝塚星組)@神奈川県民ホール

2015年06月14日 | 宝塚(星組)
開幕のみっちゃんにまず泣く。
胸元の開き具合は常識の範囲内。
歌声がクリアなので、
あれほど聞いた歌が新鮮に思えるお得感。

貴族の坊ちゃんが海賊になる過程も
上手く表現していた。
冒頭の海賊総踊りで短剣を落としちゃったけど
上手くカバーしていた。

とにかくいろいろ感無量。
にしても、なんでこの作品なんだろうね。

風ちゃんが可愛かったよ!
化粧が良くなったのかな。
ヒロイン芝居はバッチリだし、身のこなしも綺麗。
みっちゃんともお似合い。

琴ちゃんがすごく男っぽくなったよ!
少年ではなく大人の男として
みっちゃんと堂々と渡りあっていました。
「お前が好きだ!」の階段降りは無し。

まさこちゃんの悪役ぶりは揺るぎない安定感。
ポコまおはまだ台詞が子供っぽいなあ。
しーらんは凛々しかった。
はるこちゃんも凛々しくそしていじらしかった。
みっきーのドクターのインパクトが弱いと思うのは
ケロ比だならなんだろうな。

街の男のソロ担当、二人とも歌が上手く、化粧も綺麗だったな。

ショーは、なによりもまず
タニちゃんにこんなに歌わせていた
岡田先生のチャレンジ精神に驚愕。

芝居以上にみちふうのクリアな歌声で聞く新鮮感を堪能。
タニウメも好きだけどね。
中盤はみっちゃんのワンマンショーで聴き惚れる。
歌ウマさんに色鮮やかな岡田色攻撃で「ザ・宝塚」ってかんじ。
全国ツアーにぴったりな作品だね。

まさこちゃんのどっしりした存在感が
みっちゃんと共にショーを牽引している。
琴ちゃんはショーでは丸顔だった。
芝居はカツラとか頑張ったんだな。
歌声は美しいけど聞き流してしまいそうになるので、
もうちょい男役らしいアクセントが出るといいね。

星組で岡田ショーは新鮮だった。
でも合っていたよ。
みちふうの歌、芝居、ダンスのレベルが高く安定感がある。
ガイズが楽しみ。

みっちゃんは時々たもに見えた。
友人はノルさんに見えたらしい。
つまりは昭和の雰囲気なんだろうけど、
キムちゃんとかと同期なんだよね。
まさおとも2歳ぐらいしか変わらないんだよね、実は。

ご当地ジェンヌ紹介で、幕が閉まった後も拍手は止まず、
下手からみっちゃん1人が出てきて「ありがとうございました」とご挨拶。
お気を付けてお帰りください、とも。
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