きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

シェスタコワ&レニングラード国立バレエ~華麗なるクラシックバレエ・ハイライト~

2005年08月11日 | バレエ・ダンス
シェスタコワの名を冠したガラ公演です。文京シビックの舞台は広い。奥行きは相模原の2倍くらいありそう。広い場所をゆったり使えるのっていいねえ。

 「ラ・シル」は、「森の中」って雰囲気が良く出ていました。この作品は昔は大嫌いで、記憶から常に消去してきましたが、今回は引き込まれて見ています。本当に「空気の精」が、ふわふわと森の中を漂っているようです。メインの4人もいいのですが、コールドも素晴らしいです。メインでは、プハチョフでしょう。3人の女性ダンサーへのサポートは完璧。軽々と持ち上げ、しっかり支えています。ソロも大きな体を存分に伸ばしています。今回の公演の一番のヒットです。

 「海賊」は、シェミウノフ君の演技に磨きがかかっていました。踊っていない時でも魅せてくれます。シェスタコワは華やかで、かつ安定感があります。シヴァコフも楽しげで、三人のチームワークもバッチリでした。

 「くるみ」は、4人の従者??付き。これが、シヴァコフ、プハチョフ、ルダチェンコ、マスロボエフ、と豪華なもんで、メインのシャドルーヒンは完全に埋没しちゃいます。演技が入る全幕だと、もう少し目立つんですが。この4人を従えたパ・ド・ドゥは、なんか「変形版」ってカンジで、あんまり楽しくはありませでした。ただ、夫妻で踊っているので、暖かい、幸せな雰囲気が漂って、そこは良かったです。

 「春の水」は相変わらずの若い二人。楽しそうだから、まあ、いいか。

 「瀕死の白鳥」は今日もコシェレワ。ミリツェワでも見てみたかった。腕の動きとかは良いんだけどね。でもやっぱり、死にそうにはない。

 「黒鳥」は、いくらかルダチェンコは持ち直したかな?相模原のときほど辛そうではない。けど、ちょっと地味だよね。ロバノワは、遠目から見ても顔(顎)を突き出しているように見える。檀ちゃんみたいなのよね。頭の飾りとかでカバーできないものかな。

 「ジゼル」。びゅーてほーーー、ブラヴォーー!コチュビラはイイねえ。プハチョフのアルブレヒト(全幕)も、ちょっと見たいかも。

 「眠り」。エフーセエワは可愛い。シャドールヒンは「くるみ」の時より風格があり、ちょっと王子らしくなった。

 「ドン・キ」のシェスタコワの衣装は、もしかして「パキータ」?普段着ない赤い衣装が楽しみだったのに・・・。踊り自体は、「白鳥」「海賊」を知っていれば、それほど大発見はありませんでした。シヴァコフも、まあ、いつもの通り、みたいな。コールドに私の気になるお姉さんが入っていました。

全体的に、1回見ている内容なので、おおおおおおおーーーーーーっ!と興奮するところはありませんが、とにかく安心・安定感がいいですよね。やっぱりロシアよね~、とホッとします。
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