きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「長い春の果てに/With a Song in my Heart(2回目)」(宝塚月組)

2002年11月28日 | 宝塚(月組)
ワタル君の
ナマくるぶし萌え~

あっ、イカン。つい理性が・・・。いやん、でも、この芝居、バリバリのアテ書きだから、役者さんの魅力倍増ですわよね。あのさ~、ワタル・クロードを見て、みゆきの「I love him」を思い出すのは私だけ?モチロン私だけでございましょうな。愛そうなんて思わなければ、愛を貰えなくても悪くてもゼロでマイナスではない。「それならば私はなにも失わずに生きてゆけた」。でも何か忘れていないか?そう、自分は、自分から誰も愛したことはない。「それで生きたことになるの?」「長い夢の後本当の願いが 夢の中 目を覚ます」だっけか?みゆきが紅白出場決定の時期じゃなければ思わなかったわなあ。イカンイカン。
 芝居はね、身内に亡くなっている人がいると感動倍増です。私も死んだら父に会えるのかな?と思ったり。場面場面の繋がりがやや平坦なんだけど、気を抜く(=寝ていい)場面が少ないので退屈しませんね。ラストのエミクラちゃんが前回より大人っぽくかんじた。髪型変わった?ショーは初めて眠くならずに見た。やっぱ東京版の方が断然イイ。最後の黒タキとかね。あとロジャーズ賛歌のリカちゃんのソロ・ダンス。「ジャズ・マニア」の時よりカッコイイ。好き好き。
 本日はマミちゃん観劇のため、役者さん達、特にリカちゃんが気合が入って、とてもおもしろかったです。アドリブもあったし。
 それにしても月組、個性がバラバラでいいなあ。踊りが全然揃っていないところが結構好きなの。肩で踊る越リュウ、腰が入りすぎなケロ、大きく見せようと思って少々遅れがちなキリヤン、頼りないタニ、いっぱいいっぱいのさららん、シャープなほっくん。そしてリカちゃんの濃いオーラ。その中で普通に見えるゆうひとかね。女性陣は潔い踊りの人が多いよね。女性陣といえば娘役の見分けも付くようになったきたわよん。あいあいはだいたいわかる。ちょっと顔の色が白いか?でも声がハッキリしているよね。音姫すなおちゃんはちょっと頬がこけてるねん。涼城まりなちゃんも踊りでいいポジションを貰っているよね。末子さんには、もうちょっと台詞のある役振ってくれないかなあ。最近ご贔屓の彩橋みゆちゃんはカワイくて目が離せないよ。こうしてハマっていくんだわ。ああ・・・。
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「エリザベート」@宝塚大劇場2回目(宝塚花組)

2002年11月17日 | 宝塚(花組)
 大劇場でのみどりちゃん見納めでした。衣装の新調がたくさんあって良かったね!

 今回の花組を見て思うのは、やっぱエリザってアンサンブルが大事だということ。アンサンブルというよりはバランス、と言った方がいいかな。アサコのルキーニは、単独で見るといただけないかもしれない。しかし、この組でのルキーニだからOKっていうか。それは私がアサコが好きだからの言い訳かもしれんが。しかし強いエリザがまずありき、の組だよね。それに応じた布陣だった気がする。
 オサのトートは、エリザによって初めて自我に目覚めた気がする。それまで漠然と人間を取り巻く悪意に過ぎなかった存在がエリザに合い、愛することによって初めて肉体を得た、そんなカンジ。一路さんは死の象徴だった。恐怖でもあり安らぎでもあり、実存しているのかエリザ(だけ)が見る幻影なのか、曖昧な存在。まりこさんは大帝王!世界が出来たときから存在している悪魔。エリザを手に入れるためにハプスブルク家が滅亡しようと屁とも思わない。逆にずんこさんは新米帝王で、その最初のつまずきってカンジですよね。それぞれのトートなので、それを受ける方もさまざま。それならアサコのようなルキーニもありかな、と。ナイフを貰うシーン、リカちゃんなどはトートの命令によってというか、トートに操られている、と思われるのですが、アサコ(花組版)の場合はなにか大切な物、貴い物を受け取った、と思われたり。その表情がとても好きだったりします。
 逆に、どうかな?と思うのがフランツとルドルフ。樹里ちゃんのジジイオーラは若造オーラを消すほどではないので、フランツが老けて見えないし、皇帝の義務をカンジさせてくれないのはあまり好きではない。フランツからの愛が感じられないのでエリザの孤独が薄い。だから精神病院も感動しきれない。ルドルフも子供の我が儘のようで、エリザと鏡状態にはなっていない気がする。

 で、フィナーレ。困ったよ。
アサコしか見えないよ!

オサアサのデュエトがあり、その後は、従来のフランツが芯でなくアサコが芯ということは、組内2番手の披露と思っていいのかなあ。この群舞はメチャクチャ好きなのよ~。下品な赤(笑)が、また似合うわ、アサコ。
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「長い春の果てに/With a Song in my Heart(1回目)」(宝塚月組)

2002年11月16日 | 宝塚(月組)
 東京公演My初日。芝居、ショーとも大幅な変更はナシ。芝居はやや台詞が増えてわかりやすくなったかな。えみくらちゃんの最後のドレスが赤いストンとしたドレスに変わりました。かなり大人っぽくなったカンジ。でも「勇者のお守りなの」の台詞が子供っぽい気がする。あそこはもう少し「勇者のお守りですのよ」的な方がイイ気がする。でも、それ以外は、みんないいよん。
 ショーは、隣に月組初見でチケット取ってくれた人がいたので気合い入れてみました。前回、タイのシーンは寝たんだけどね。うん、やっぱ前と同じ様な印象かな。もう少し作りようがあるだろうが、と。でもロジャース賛歌・デュエットダンス・男役フィナーレダンスも追加で、ちょっと嬉しい。最後に見所ができて良かったな。
 リカちゃんは相変わらずステキよ!喉が厳しいかな?と思うときもあるけど。前述の隣の方はリカちゃんのダルマを見て「おそれいりました」と言っておりましたわ。ホホホホホホ。あとワタル君ね。彼も、じゃねーや、彼女もカッコイイわよん。そして越リュウも。フフフ。
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「鳳凰伝/ザ・ショー・ストッパー(2回目)」宝塚宙組

2002年11月07日 | 宝塚(宙組)
 やっぱハナちゃんの「聞ぃぃぃぃぃぃぃぃぃけぇぇぇぇぇぇぇ~ 北京のた~み~よ~」は好きだなあ。2回めだと、オペラ調と宝塚調のギャップもそれほどかんじないし。これは本当に一般の人に見て貰っても恥ずかしくないデキだわ。内容も歌も踊りもビジュアルもバッチリ。今回は主演の他にスッシーとぽっぽさんチェックをしていました。スッシーとミズの銀橋での踊り、もとい、剣での闘いは迫力ありましたよね~。ぽっぽさんもカッコイイ。好き好き。う~ん、でもやっぱりかなみちゃんの演技がダメだわ、私。某所で何故彼女が死ぬのかとかはわかったんだけど、かなみちゃんの演技からは汲み取れないわ。歌ほど演技はうまくないというのかな。ミズは、歌声も芝居もあんまり好きじゃないんだけど、どの辺が魅力とされているかはわかるようになってきた。
 ショーもイイわね。タンゴのところがとても好き。今回は芝居もショーもあたりだわ。自由の女神を除いてはね(笑) やっぱハナちゃんの「聞ぃぃぃぃぃぃぃぃぃけぇぇぇぇぇぇぇ~ 北京のた~み~よ~」は好きだなあ。2回めだと、オペラ調と宝塚調のギャップもそれほどかんじないし。これは本当に一般の人に見て貰っても恥ずかしくないデキだわ。内容も歌も踊りもビジュアルもバッチリ。今回は主演の他にスッシーとぽっぽさんチェックをしていました。スッシーとミズの銀橋での踊り、もとい、剣での闘いは迫力ありましたよね~。ぽっぽさんもカッコイイ。好き好き。う~ん、でもやっぱりかなみちゃんの演技がダメだわ、私。某所で何故彼女が死ぬのかとかはわかったんだけど、かなみちゃんの演技からは汲み取れないわ。歌ほど演技はうまくないというのかな。ミズは、歌声も芝居もあんまり好きじゃないんだけど、どの辺が魅力とされているかはわかるようになってきた。
 ショーもイイわね。タンゴのところがとても好き。今回は芝居もショーもあたりだわ。自由の女神を除いてはね(笑)
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「エリザベート」@宝塚大劇場1回目(宝塚花組)

2002年11月03日 | 宝塚(花組)
 いや~、花組でエリザをやる日が来ようとは。あの歌が・・・・・・の組で。でも、できました。やってくれました。
 ただ、私なんかは、冗談でも比喩でもなく星エリザを100回は見てるし(ビデオはボロボロよ)、ナマで初めて見たのも星なので、星が基本になっちゃっているんですよね。その視点から申しますと。
 オサのトートは思ったより良かった。思ったより濃いし、歌も上手い。ただ、歌の時、時々トートではなく素になってしまい、明るい人が朗らかに歌う、って雰囲気が出てしまうときがある。樹里は目立たないなあ。歌がうまいじゃん!って思うときはあるけれど、皇帝の重みはない。みどりちゃんは低い声が良く出るので歌詞は聞き取りやすい。しかし、泣きすぎでは?泣いているうちにコトが終わるというか。そしてこの3人、葛藤がない。トートはエリザベートを奪いたいのに生かしている。エリザは自由になりたいけど生きたい。フランツはエリザを愛しているけど義務がある。その上での三角関係だと思うのだが、その辺の深みが感じられないので、薄っぺらいというか、歌って話が進行しているだけだというのか。特に中村Bの演出が加わったため、耽美とか格調高さとかが無くなっているように思う。だから迫力が足りず、無難に終わったな、って気がするの。ワタシ流に言うなら「濃くない」って言うのかな。マリコさんほどの帝王振りまでは求めないけどさ、寝室のシーンで「今こそお前は自由になれるのだ終わるときのない永遠の世界へ 行こうよ二人で」と誘うトート様と「イヤよ逃げないわ 諦めるには早い 生きてさえいれば自由になれるわ」と断るシシィにドラマがないのよね。あやかのように、一瞬魂が行きかけて、それを振り切って断って欲しい。でないと、これまた、ただのシシィの我が儘になってしまう。
 え~ん、その中でさ、歌は格段に下手なんだけどさ
アサコがいいんだわよ!
ああ、惚れたよワタシ。トド・リカに比べると若造なんだけどさ、でもちゃんと話の中にいるわよ。ああ、書ききれない。続きは17日の観劇で。
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恵津子の部屋 Vol.4

2002年11月02日 | 小山卓治
 生声ライブ!舞台と客、ではなく、客(っつーか、ファン)の間に卓治がいる、というカンジでした。楽しいライブでした。
 まず、卓治のライブとして良かった。「原点」っていうのか、曲が生まれたときって、こんなカンジだったの?と言うのか。ライブでのアコギ一本より、もっと暖かい。「こわれた自転車」なんか、泣きそうだった。ん~、でも他の二人に比べると、やや声量が厳しい?でも、アレだよな。生声だと、どこまで声出していいか、わからないよね。いつもあれぐらいの歌い方でマイクに乗せているのかな?
 ゲストは中野さんと鎌田さんとたつのすけさん。中野さんは相変わらず卓治をイイ具合でサポートしてくれました。大人が入ると卓治も落ち着くよね。鎌田さんは、お姿を見たのは久しぶりなので、記憶よりトシを取っていて少々ショック。前に見たときはバリバリ若造だったのに。ま、私もトシを取ったのだが。
 で、お楽しみは、ファンとのコラボ(笑)。まずは、ジョーさんによる「傷だらけの天使」。すごい!カッコイイ!!卓治のギター(マーチン)でファンが歌うって、なんか、ステキだ。次回も熱烈希望です。そして「かしまし娘」というか「ダメダメシスターズ」。舞台近くの女性ファンがコーラスで参加。最初は一人指名が二人に増え、その段階では「こまどり姉妹」(中野さん命名)だったのですが、さら一人指名されたため「かしまし娘」(中野さん命名)となり、中野さん&卓治による「No No Boy 」で「ダメダメ」などのコーラス(合いの手?)入れたのでした。って、ワザとらしいか私(笑)
 え~、あと、卓治は最初上着を着ていたのですが、2曲目か3曲目で脱ぎ、その下からは、昔ライブで来ていたシャツが現れました。右半分が水玉で左半分がペイズリー調の黒白のシャツ。私、これが好きでして。また着てくれて嬉しいっす。私の記憶が正しければ「君が本当に・・・」でファンがコーラスを入れたとき、指導していた卓治が着ていたと思う。ライブではそれより前に着ていました。
 なんか、イロイロあって、うまく書けないんですが、すごく楽しかったです。いつもこれではこまるけど、数年に1回ぐらいやって欲しいな。角野さん、ありがとうございました。
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