NHK金曜夜9時の時代劇の総集編です。本放送中はなにかと忙しく見られなかったので、この機会に母と見ました。2晩連続の放映でしたが、あっという間の時間でした。
私は母の影響で藤沢周平ファンでして。今回の作品は娯楽色の薄いNHKだったからこそ、しっくりきたと思います。以前宝塚星組でも「若き日の歌は忘れじ」というタイトルで舞台化されましたが、それまでヤンさんの花組しか宝塚を見たことがなかった私は、「ああ、いわゆる『少女歌劇』だなあ。これが本来の『宝塚』なんだろうなあ」と思いました。あまりにも藤沢作品とは合わないと思ったものです。特に秘剣の披露場面がね。「これぞ『秘剣村雨』だ~」とシメさんが叫んだだけでしたので、あちゃちゃちゃ~、と思いました。役者陣は全般的に、私の思う「藤沢作品」には全然合っていなかったので、うむむでした。最後のあやかの「文四郎様の御子が・・・」だけは良かった記憶が。そして、すごい超音波で歌う人がいると思ったのが、今にして思えばマリコさんだったのでしょう。
その点、今回の作品は、原作に比べると書き込み不足ではあるけれど、短い時間内にうまくまとめていたと思います。特に、文四郎の父に対する尊敬の念が良かったです。たんに「父」というだけではなく、「武士」としても尊敬する。その気持ちがあるからこそ、文四郎は貧しく辛い境遇でも「高潔」なのです。そのキモを良く押さえていたと思います。ウッチーの文四郎も合っていましたね。殺陣がうまかったし。そして小和田逸平の「腹が減った」とか、他のキャストも良かったです。ふくの水野真紀も、あんまり好きじゃないんですが、まあ、許容範囲っす。「文四郎様の御子が・・・」は全然ダメだったけど。青春の一コマを懐かしむには若すぎるんだよね。それはウッチーも同じだけどさ。
「秘剣」はやっぱ、あちゃちゃちゃ~、でしたね。文章では目に浮かぶような動きも、TV用の「絵」には作り替えられなかったのですね。それは仕方がないけれど・・・。なんか、今回の「秘剣」の原理って、「円月殺法」と同じですよね。敵を誘い込むっていうか。
ウッチーに対して母が「加藤剛を地味にしたカンジ」と言いました。加藤剛系統の役者のなるのかね~、などと言ったもんで、白塗りしてミュージカルに出ているよ、と教えてあげました。
私は母の影響で藤沢周平ファンでして。今回の作品は娯楽色の薄いNHKだったからこそ、しっくりきたと思います。以前宝塚星組でも「若き日の歌は忘れじ」というタイトルで舞台化されましたが、それまでヤンさんの花組しか宝塚を見たことがなかった私は、「ああ、いわゆる『少女歌劇』だなあ。これが本来の『宝塚』なんだろうなあ」と思いました。あまりにも藤沢作品とは合わないと思ったものです。特に秘剣の披露場面がね。「これぞ『秘剣村雨』だ~」とシメさんが叫んだだけでしたので、あちゃちゃちゃ~、と思いました。役者陣は全般的に、私の思う「藤沢作品」には全然合っていなかったので、うむむでした。最後のあやかの「文四郎様の御子が・・・」だけは良かった記憶が。そして、すごい超音波で歌う人がいると思ったのが、今にして思えばマリコさんだったのでしょう。
その点、今回の作品は、原作に比べると書き込み不足ではあるけれど、短い時間内にうまくまとめていたと思います。特に、文四郎の父に対する尊敬の念が良かったです。たんに「父」というだけではなく、「武士」としても尊敬する。その気持ちがあるからこそ、文四郎は貧しく辛い境遇でも「高潔」なのです。そのキモを良く押さえていたと思います。ウッチーの文四郎も合っていましたね。殺陣がうまかったし。そして小和田逸平の「腹が減った」とか、他のキャストも良かったです。ふくの水野真紀も、あんまり好きじゃないんですが、まあ、許容範囲っす。「文四郎様の御子が・・・」は全然ダメだったけど。青春の一コマを懐かしむには若すぎるんだよね。それはウッチーも同じだけどさ。
「秘剣」はやっぱ、あちゃちゃちゃ~、でしたね。文章では目に浮かぶような動きも、TV用の「絵」には作り替えられなかったのですね。それは仕方がないけれど・・・。なんか、今回の「秘剣」の原理って、「円月殺法」と同じですよね。敵を誘い込むっていうか。
ウッチーに対して母が「加藤剛を地味にしたカンジ」と言いました。加藤剛系統の役者のなるのかね~、などと言ったもんで、白塗りしてミュージカルに出ているよ、と教えてあげました。