きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「蝉しぐれ 総集編」

2004年12月30日 | TV番組など(配信含む)
 NHK金曜夜9時の時代劇の総集編です。本放送中はなにかと忙しく見られなかったので、この機会に母と見ました。2晩連続の放映でしたが、あっという間の時間でした。

 私は母の影響で藤沢周平ファンでして。今回の作品は娯楽色の薄いNHKだったからこそ、しっくりきたと思います。以前宝塚星組でも「若き日の歌は忘れじ」というタイトルで舞台化されましたが、それまでヤンさんの花組しか宝塚を見たことがなかった私は、「ああ、いわゆる『少女歌劇』だなあ。これが本来の『宝塚』なんだろうなあ」と思いました。あまりにも藤沢作品とは合わないと思ったものです。特に秘剣の披露場面がね。「これぞ『秘剣村雨』だ~」とシメさんが叫んだだけでしたので、あちゃちゃちゃ~、と思いました。役者陣は全般的に、私の思う「藤沢作品」には全然合っていなかったので、うむむでした。最後のあやかの「文四郎様の御子が・・・」だけは良かった記憶が。そして、すごい超音波で歌う人がいると思ったのが、今にして思えばマリコさんだったのでしょう。

 その点、今回の作品は、原作に比べると書き込み不足ではあるけれど、短い時間内にうまくまとめていたと思います。特に、文四郎の父に対する尊敬の念が良かったです。たんに「父」というだけではなく、「武士」としても尊敬する。その気持ちがあるからこそ、文四郎は貧しく辛い境遇でも「高潔」なのです。そのキモを良く押さえていたと思います。ウッチーの文四郎も合っていましたね。殺陣がうまかったし。そして小和田逸平の「腹が減った」とか、他のキャストも良かったです。ふくの水野真紀も、あんまり好きじゃないんですが、まあ、許容範囲っす。「文四郎様の御子が・・・」は全然ダメだったけど。青春の一コマを懐かしむには若すぎるんだよね。それはウッチーも同じだけどさ。
 「秘剣」はやっぱ、あちゃちゃちゃ~、でしたね。文章では目に浮かぶような動きも、TV用の「絵」には作り替えられなかったのですね。それは仕方がないけれど・・・。なんか、今回の「秘剣」の原理って、「円月殺法」と同じですよね。敵を誘い込むっていうか。

 ウッチーに対して母が「加藤剛を地味にしたカンジ」と言いました。加藤剛系統の役者のなるのかね~、などと言ったもんで、白塗りしてミュージカルに出ているよ、と教えてあげました。
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紫吹淳ディナーショー

2004年12月23日 | 紫吹淳(リカちゃん)
ディナーショーというのは、ものすごく高いんですが、
近くまで来てくれるので、すごくお得感があります。
今回も楽しかった。
というより、幸せだった。

本人も「歌は勉強中、私のディナーショーはファッションショー」
と言っていたとおり、衣装が凝っていましたね。
基本的にはスカート→パンツ→スカート→パンツ→ドレス、
だったんですが、どれも似合っていました。
茶色のミニワンピにトナカイの角が可愛かったなあ。
最後のドレスは、ノバのオーロの女装シーンを思い出した。
本人が言うほど歌は悪くないよ。
割と声も伸びていたと思います。
最後から2番目の曲、「星が降る街」だっけ?
これが一番良かった。

ディナーショーといえば格調が高そうなものだけど、
ノリ的にはライブに近かった。
キャ~より、ウオオオ~的な掛け声でした。

  「次は最後の曲です」
  「えええええ~」
  「たくさん歌ったでしょ。こんなに汗をかいているし」
  「かいてない、かいてない」
  「とにかく、最後の曲です」
  「ヤダ」

というような(雰囲気です。正確な言葉じゃないっすよ)
やりとりがございまして。
この客席からのツッコミって、
卓治のライブに通じるものがあるような・・・。
この辺も楽しくて、クセになりそうです。
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小山卓治「ONEスタート記念 - Special One Night」

2004年12月18日 | 小山卓治
眠いので、いくつかだけ。

・2部構成で、第一部はレア曲特集。目玉は卓治のアマチュア時代の曲。いくつかは、現在発表されている曲の歌詞違いがあったりして。やっぱりプロ時代の方が、歌詞の密度が高い気がする。「酔いどれホウボウ」。ホウボウって方々?ってか、ホウボウで間違いない?英語?
 注)ホーボー 【hobo】渡り労働者。季節労働者。放浪者。

・ネット中継について。「こういうイベントは中継するけど、普段のライブではやらない。やはりナマでしか伝わらないことがある」。この瞬間「お前がウチの近所に来ないからだ。来たら行くよ!」と全国のファンは画面に向かってツッコミを入れていただろうなあ。

・第二部はスマイリーと。基本は普通の演奏で、チューニング中のMCがスマイリー担当に。ステージではなく。客席の横の方に椅子を置いて、そこでの演奏。私達は近くにいたのでラッキーだったけど、反対側の人は見えたのかな?ちゃんとそこまで考えてやっているのかな?

・蔵前KURAWOODは10月にできたばっかりで、綺麗だし、始まるまでの照明は明るいし、舞台の照明(器具)もイロイロあるし、なにより音が良かったです!!!すごくクリアでした。卓治の声もギターの音もノイズなしでした。いいハコですね。迷いやすい場所だけど、もう道は覚えたわ!!!

・全体的には、イベント、ライブ、どっちつかずな気がしました。しかし、年末の企画物は滑りがちなのは、すでに恒例のこと。まあ、いいや。

・福袋は我々の中では二人が当たりました。ギターじゃなくて良かった・・・。

・帰りにシャモ鍋を食べました。シメにうどんをいれました。美味かったなあ。
  シャモ鍋
 
  鳥ユッケ
 
 
ライブの記憶が、シャモ鍋に全て上書きされてしまったのよ・・・。
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「黒革の手帖」最終回

2004年12月09日 | 紫吹淳(リカちゃん)
 あ~、良かった~~ってのが感想です。そりゃ横領は悪いことだけど、元子がすべて失ってしまっては悲しすぎる。勝ちすぎず負けすぎず、その気になればPart2もできる終わり方でしたね。因果応報でないとか、原作とは違うとかで、ご不満の方がいらっしゃるかもしれませんが、私は納得しました。全てを失い全てを得る。いいなあ。逃げて始まり、逃げて終わるのね。最初はPart2なんて・・・と思っていましたが、リカちゃんが引き続き出るなら見てみたいかも。でも、モトネタが無くなったら、こんなに密度の濃い作品にはならなそうね。次回なんて「富豪刑事」でフカキョンよ。大人が見るもんじゃないよね。
 とにかく今回は米倉さんが良かったですね。素で喋っているとそれほど魅力的ではないのですが、三白眼とか血走った眼とか、上昇志向の女性にはピッタリでしたね。高い衣装を着ても、上品とか上流階級とか、そんな雰囲気が出ないところも良いですね(←褒め言葉のつもり)。山本陽子も良かったな~。トオル君は、まあ、べつに~、と。恋愛部分は興味ナシなんで。

 で、リカちゃんなんですが、先週の予告「だから堕ちるっていったじゃない」という台詞から、「黒幕はあの占い師」といくつかの掲示板で言われているのを見て嬉しくなりまして。そりゃ、名前が早く出過ぎるとか、台詞回しもヘンなのに必ず出番があるとかで、重要な役だと勘ぐられても仕方がないかもしれないけれど、それでも!この、たった一言が、結構皆様の印象に残ったようで、それが嬉しいな、と。こんなわずかな台詞なのに、「なにか意味がある台詞」のように思わせちゃうって、すごいことよね。うふふふふふ。今回はタロット占いで、綺麗な指が見られて良かった。そして台詞回しも良くなったと思います。自然というか、リカちゃんらしいというか、無理して喋っていないように思えました。それだけに、リカちゃん本来の迫力を感じて、男役時代のドキドキが甦ってきちゃいましたよ~~。ヤバイ、ヤバイよ。これくらいで脳みそ焼かれちゃ身が持たないよ~。ああ、でもリカちゃんは、こういうアヤシイ役が似合いますよね~。この系統なら充分やっていけるのでは!なんてファンの欲目。「黒蜥蜴」とか似合いそうよね。うふふ。

 ところで、裏切った男性って、誰になるの?会長?安島?「愛人になれ」発言が裏切りってことなのかな?それとも占いがハズレなのかな?
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「花舞う長安/ロマンチカ宝塚’04(1回目)」(宝塚星組)

2004年12月02日 | 宝塚(星組)
 芝居の方はハッキリ言って、内容などありません。紙芝居を立体化したぐらいなもんです。でも、「1914/愛」なんかに比べれば、半端な思想は入っていないし、抑圧された民族の話もないし、半端なコメディでもないので滑らないし、泣かせようとは全然しないしで、見やすいと思います。ただひたすら
無駄に高笑いしている
ワタル君ってばカッコイイ~

とか
檀ちゃん、美しい~~
ウットリ~~

とか
とうこちゃん、濃いよ
でへでへ~~~

とかを、楽しめばいいので、観ている方としては気が楽でイイですね。リピートするにはつらいかもしれないけれど、2回ぐらいなら「目の保養」ってことでノープロブレムです。組長さんのセリ上がり&ソロもあったので大満足でございます。ウメちゃんの芝居が思っていたより良かった。硬質な部分が生かされていましたね。台詞回しも悪くはない。今後が楽しみです。

 ショーの方は
オギー、キターーーーッ
「パッサージュ」再びです。色彩も音楽も、バッチリです。踊るトップコンビに、歌う2番手、という、マリコさんの時のような布陣で、ワタ檀のビジュアルを堪能しつつ、とうこちゃんとシビさんの美声に酔えるなんて、とても贅沢な気分です。ロケットもちょっと趣向を変えており、なかなか面白いです。ワタル君は出ずっぱりなのでは?と思うくらい、いろんな姿で登場します。ショーがこれだけ面白いんだから芝居なんか適当に手を抜いてしまってOKよ!なんて思っちゃいます(そんなことする人じゃないけどさ)。ああ、あと1回なのがつらい。今回も、そして20日も1階席なので、できれば2階から観てみたいなあ。

で。
で・・・・。
で・・・・・・・・・・・。
私の涙は3月21日で涸れたと思っていましたが、まだ残っていたようです。
ケロ~
ケロ~~~
ケロ~~~~(T△T)

とうこちゃんと銀橋で並んでいるところなんか、特に泣けてきます。ああ、本当にいなくなっちゃうのか~。寂しい。悲しいよ~。
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「黒革の手帖」第6話

2004年12月02日 | 紫吹淳(リカちゃん)
ビデオに撮っていたのをようやく見ました。

 南禅寺、と言えば三門でしょう。普通は疎水(水路閣)の方には行かないよね。会えてよかったねえ。三門で逢い引きはできないけどさあ。この辺のノリはメロドラマなので、ちょっと飛ばしちゃったよ。

 「彼女が堕ちていくところ、見たくありませんか?」。みんな見たいんだねえ。そりゃ、そうだけど。元子さんもちょっとツメが甘かったのね。「手帳」の控えも、ちゃんと取っておかないと。いまならメモリースティックもあるんだし。なんで大丈夫だと思っちゃうか。あ、でも「記憶に残っている」はダメで、写し取った手帳ならOK、ていうのもわからん理屈だ。借金については、1晩で借金がチャラならいいじゃない、なんて思っちゃイカンのか。米倉さんのナレーションの棒読み台詞は、いつもは妙にマッチしてるんだけど、今回は慌てぶりにあまりにも合っていなかった。彼女の演技力というよりは、演出家に問題があるような。

 次回は、手術台ですね。はてさて、なんの手術やら。美容整形の手術台でなにができるのかなあ。でも、半端に生き延びてPart2へ続くもイヤンなカンジ。

 ハゲの用心棒が、会長のギャグに笑っていた。珍しい。何気に気になるキャラですよね。葉巻に火をつけるのも、なんちゅうか・・・・・。二人が別な役者なら萌えポイントなんだけど、さすがにねえ。この二人じゃねえ。って、ドコかで出す人いるかもなあ。

 リカちゃんは・・・。無理に出番を作ってくれてありがとう!な出方でしたね。ああ、大手さんはありがたや。最後までこの台詞回しなんだろうなあ。で、これだとしばらくTV出演ってなさそう。私はこれくらいでいいんだけどね。TV見るたび脳ミソ焼かれてちゃシンドイからさあ。
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