きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「眠れる森の美女」東京バレエ団

2005年08月16日 | バレエ・ダンス
 小出領子ちゃんのオーロラ・デビューです。王子がルグリのため、プチ幻影の場面あり。ただし領子ちゃんの衣装は2幕のまま。最後のレースのマントは二人とも無し。

 領子ちゃんのオーロラは、とっても可愛かったです。童話の「お姫様」そのもの。「内側からの『まばゆいばかりの輝き』」は、まだ少々足りないけど、その代わりに、初々しさとか、ほんわかした暖かさとかがあって、見ていてすごくHappyな気分。ローズ・アダージオは完璧と言ってもいいくらい。全然危なげなく、安定感がありました。ものすご~~く自然な動きでした。普通に歩くのと同じくらい、すごく簡単なことをやっているように見えましたよ。それ以外でも、どこの部分も固くなることなく丁寧に踊っていました。結婚式の場面はルグリと視線を交わし合って、とても幸せそうなお姫様でした。オーロラは大成功と言ってもいいんじゃないかな。
 ルグリは、ちょっと脚とかが太くなったかなあ。ジャンプはさすがの切れ味。「眠り」全幕はこれが最後かも(あと1回あるけど)と思うと、とっても貴重。でも、最初の出の格好がラフすぎ。やっぱ狩猟の場面が欲しいなあ。領子ちゃんに対しては
ありがとう!
と言いたくなるくらい、ものすご~く気をつかってサポートしてくれました。オーレリの時より心が通い合っているような雰囲気でした。本当に本当に大切に扱ってくれました。こんなに領子ちゃんを立ててくれるなんて感謝の極み。

 カラボスは井脇さん。1幕からブラボーの声が入る。当たり役ですよね。どんな瞬間でもカラボスとして舞台にいるの。それだけに退場があっさりでイヤン。リラの精は大島さん。思っていたより大柄だったので、他の妖精を統制している雰囲気が良く出ていました。威厳があるというより、やわらかな日差しのようでした。カラボスとは北風と太陽なカンジ。

 四人の王子は高岸さん、木村さん、後藤さん、野辺さん。豪華。ここは4人の性格の違いが出るので面白ですよね。それぞれの演技が楽しいです。青い鳥の古川さんのジャンプは爽快。ここ最近の中ではいちばん「鳥」ぽかった。サポートで1回ヒヤッとしたけど。門西さん&高橋さんは可愛いニャンコでした。式典長は平野さん。飯田さんが部長なら、平野さんは新任課長ぐらいね。まだまだ下っ端。

とりあえず、今日はこんなところで。
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