きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「DON'T CROSS THE RIVER」小山卓治

2001年12月29日 | 小山卓治
 某所で遊んだ後に行ったので大江戸線にて移動中は放心状態でした。体ボロボロ。しかしライブは良かったです~。行ったかいはありました。
 曲目は懐かしめのものたくさん。なんといっても一発目が「微熱夜」だ!私メチャクチャ好きなのよ~。曲も好きだし詩も好きなんだけど、最後の「アスファルトにキス」の「ス」の発音が好きなのよ。マニア?2曲目の「Time」のあとは「HOLY LAND」っすよ!!何年振りよ~。しかもCD未収録曲なのに会場のみんなが歌えるのよ~。「それが欲しいなら 手に入れろ」とかさ。それは98年、チーム名も球団歌も変わって久しいのに外野席で「勝利花( ← 「ゆくぞ!大洋」のB面)」が歌われていた時に受けた感動に似ている。良い曲だよね。ちょっと若いけど。次の「Thunder Boy」は提供曲。卓治には珍しい「一夏の恋」系。っつうか「冬の稲妻」ね。そのあとには「Once」。この曲はメロディーがメチャクチャ好きな上に「若さが邪魔者」ってトコも好きなのだ。ここの間奏でスマイリーがサックスを吹きながら登場。
 ってなカンジで進み、いよいよお楽しみのトークタイム。会場の皆様からの質問に卓治+スマイリー扮する怪しい人達が答えるって形式だったんですが、ものの見事に滑ってましたね。27日に似たようなことを落語家真打ち3人でやって滑ったんですから、一見簡単そうに見えるこのテの企画は良く練らないと滑るってことですよね。まして素人なんだから。でもその滑り具合と冷めた雰囲気がかえって面白かったというか。「失恋して人は成長する」というスマイリーの御高説が伺えました。卓治はろくに返答しなかったなあ。
 あと、本日はFCイベントを兼ねているせいか、客席のツッコミのキレが半端じゃなく良かったです。快調な卓治に向かって「今年は元気だな」「夏は元気なかったけどな」とか。トークの時も良かったけど覚えてないわ。ゴメン。それだけじゃなく熱気ムンムン。やっぱ卓治のライブは男声声の合唱がなきゃね。
 その他。「嵐からの隠れ場所」。彼女の欲しい物はスマイリーの返答。「これよ」は卓治の髪の毛を指してました。「NG!」も久しぶりにキス。卓治は弦切りまくり。などなどあったけど疲労のため詳しくは覚えてないわ。とにかくおもしろかったよ!!!
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YEBISU亭

2001年12月27日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 出演は柳家喬太郎、林家たい平、柳家花緑でした。それぞれ噺1本と、あいだにラジオ番組風のフリートークっていうのかな?そんな企画物。
 最初は喬ちゃん。現代物で女性(池袋北口のソープ嬢とか)たくさんでてきて喬ちゃんらしいものの、病気の親父も出てきたので「こ、これはしんみり涙の人情物か?」とビビっていたら、最後に強烈なオチが来ました。ははは。タイムリーなネタっていうか。その一言が言いたいためにここまで話を作ったのか!の感動というか。「洋食屋を営む健ちゃんとその家族の物語」。オチを言いたい!でも言ったらダメよね。ああああ。
 2本目はたい平くん。しかし!古典だったよ~。しかも!!あんまり現代的な、というか、たい平くんっぽい味付けも少なかったので、途中で寝ちゃったよ。袴で出てきたので花火を期待してしまったのがいけなかったのか?
 そして「ラジオ番組」風のトーク。う~ん。ちょっとハズした。ただのトークの方が良かったかも。
 中入り後は花禄くんの「おさよ」。なんと「ジゼル」の落語版だ!これも泣きが入るしんみり系だと思ったら、オチ以外はお笑い系だった。もうね、ミルタにあたる人がね、大笑いな人なのよ。他のウィリーもね。彼氏が狼男だったので食べられちゃったとか、彼氏がグリーンジャイアントだったので踏みつぶされちゃったとか。そこでミルタにあたる姐さん幽霊が「ダメよ~。ちゃんと山の頂上に立たなきゃ向かい合えないでしょ」みたいな注意を入れたり。この先「ジゼル」見るのが辛いかも~。
 
 ってなトコでした。来年もまた落語に行きたいわ。
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「XXIc 1st」中島みゆき

2001年12月07日 | ライブ・コンサート・音楽・トークショー
 なんと3年半ぶりのツアーだって。そうなると前回はNKホールか。体調が悪かったのに食事できる一番近いところが隣のホテルのビュッフェでさ、悲しいサガで全種類1口ずつ食ったんだよな。みゆきが前日に「チケットまだあります。NHKホールです」って言っちゃったので渋谷に行った人がいたとかいないとか。あとピンクハウスもどきの服を着ていたとか、そのツアーの写真が売り出されて友人の妹さんの結婚祝いに上げたとか。そんな記憶しかないのは内容的にイマひとつ乗れなかったから。多分その時でた新アルバムを中心としたツアーで、そのCDがあんまり好きでなく歌えるほど聴いてなかったのも原因だけど、アレンジ自体もあまり好きじゃなかったんだよな。
 今回はおおよそ2部構成。1部は懐かしめの曲2部は最近の曲。合間に開演前にファンに書いてもらったメッセージを読み上げるオールナイトニッポンのようなコーナーあり。「大宮から新幹線で来ようと思ったら郡山方面に乗ってしまった。30分の距離が2時間半かかった」「憧れのママとコンサート→同伴出勤!ちなみにママは男です」「結婚してからみゆきさんのコンサートは一人で行くか女友達と行くか。でも主人は昨日、私以外の女性と一緒に行きました」「プロジェクトXで歌を聴いて拝顔に来ました。ホール入り口のポスターを観たら意外にも華奢な人!と思ったら隣のホールでコンサートやっているビョークのポスターでした」などなど。記入例には「彼女と行こうと思ってチケットを渡したら彼女のお父さんが来た」とかありました。深夜でもないのに大笑い。1部の方の目玉は「ホームにて」「狼になりたい」とか。「悪女」もあったな。結構ジンと来ちゃった。2部はまあまあってとこで。楽器の音がムチャクチャ良いよな。すごい金かけていそう。でもギター3本は多すぎだろう。結局みゆきのギター一本が好きなんだよね。
 もう50歳に近いんだよな、ってな話を終演後に友人とした。ついでにみゆきと卓治の比較論。卓治ってやっぱ間口が狭いよな、と。「ホームにて」が卓治にかかると「西からの便り」になっちゃうんだよねとか、卓治はある程度のバックボーン(洋画とか)がないと情景が思い浮かべるのがシンドイとか。それと「浅い眠り」を境としたみゆき。名前はすごく知られていた人なのに、「売れる」ってことを実感したのよね。卓治にそういう波が来るのだろうか。(多分ない)
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小山卓治「MANY RIVERS TO CROSS」渋谷WEST

2001年12月02日 | 小山卓治
 久しぶりのバンドスタイル。この前しっかりしたバンドスタイルってROCK’Sのツアー?何年前よ?しかもドラムはカースケ。ああ、ありがたや。すっかりメジャーになっちゃってさ。
 そんなわけで一発目の「傷だらけの天使」はメチャクチャいい!バンドだから?ドラムがカースケで卓治の音だから?3曲目の「最終電車」では、なんと途中からファンの女の子を舞台に上げ、「隣でうたた寝している女の 妙に恥じらった笑顔がまぶしくて仕方ない」と歌っちゃったり。バンドだとこういうネタができていいね。その後は「Looking For A Soulmate」。初のバンドアレンジ。ギター一本よりいいかんじ。でも、他の4人が、つまりはSoulmateなの?と思うと、ある種の告白のようで気恥ずかしくもあり。「最悪なときに手をさしのべてくれた」人がいることよりも、「最悪な状態の自分を見せられる」人がいることの方が幸福だと思う。
 中盤のソロに入り「Aの調書」と「ユリエ」。「Aの調書」は段々禁じ手ではなくなってきた。これは最近のライブでやるようになって聞き慣れたのか?それとも社会の状況が変わったのか。「ユリエ」は中野さんが加わり小さいギターのような楽器でキレイな、鳥の声のような伴奏を入れていた。でも、おそらく、タイトルが「ユリエ」、友人の妹さんの名前である限り、私は受け入れることができないだろう。
 そしてバンドのメンバーが戻り「Show Time」。「傷だらけの天使」に次いで、バンドアレンジが良かった曲。「モノクロの夢を抱き 誰かこいつを買ってくれるか」のあたりが凄く好き。そのあとの「Escape」「DOWN」は照明がメチャクチャかっこいい!フラッシュ効果もあったし。
 本編ラストは「花を育てたことがあるか」。NYテロ事件を踏まえての曲。「悲しみは人のせいにすると憎しみになるから」の言葉と共に。
 全体的にバンドスタイルが良いとか悪いとか言いづらかったな。バックがいることによって卓治に余裕があること、また客より舞台の方にパワーがあるのは、それはそれでいい。でもアコギ一本の気迫を込めて、客席に挑戦するようなライブも結構好きかも、と思った。
 今回はビデオ撮りも入ってました。視線がやや上向きの卓治、客席も中央の盛り上がり部分を中心に撮っていたようで、大ホール一杯のライブ(に見える)、という偽映像がまたできあがるのね(笑)
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