きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エリザベート」(2016年版)

2016年07月07日 | 宝塚版以外の「エリザベート」









花ちゃんは一幕は鼻声気味が気になった。
調子が悪いかな?
2幕は落ち着いた声だったから
子供声が鼻声気味になるのかな。
ビジュアル、存在感、美しさは
やっぱり圧巻圧倒的。
花ちゃんのなにが良いかって、
皇后の気品があるのに、
魂がそこに収まりきらないのを表現できること。
変人でも庶民でも野生児でもなく、
品行方正な良い嫁でもない。
まさにエリザベート。
なのか、日本版エリザベートの原点が
彼女にあて書きされた結果なのか。
花ちゃんのシシィが拝めるだけで幸せ。

井上くんは低い音域は人外なかんじでいいんだけど
高音になると若僧露呈になるのが惜しい。
シシィの魅力に抗えず引き込まれているのがよくわかる。
すごく頑張っているし、
腕とか指の使い方にも気を使っているのはわかるんだけど、
なんというか、「歌の上手いタニちゃん」なんだな。
お歌が上手いのはタニちゃんじゃないというのはさておき、
それくらい本人の持ち味に合っていない。
けど、帝劇的には彼をキャスティングするしかないんだろうな。

田代くんは前回より芝居が進化。
皇帝の義務をわきまえつつ、
しかしシシィを深く愛している。
両極の気持ちが両立している。
特に晩年の芝居が深い。
ルドルフで初めて観たときは
歌は良いけど芝居はあんまり、、、
と思ったけど、
前回からは中の人をかんじさせず
フランツとして舞台に存在している。
素晴らしい!
髪は若いときからカツラかな?
悪夢のあたりでマイクトラブルがあり
声が聞こえなくなって残念。

成河さんは、陽気だけどあきらかな狂気で、
わりと好みのルキーニなんたけど、
小芝居の多さも含め、やり過ぎ感はある。
真ん中芝居過ぎるというのかな。
高嶋兄以上に前に出過ぎ。
全てはルキーニの妄想説、を納得しそうになる。
育三郎にはもっとやれ!と思うのにねえ。
個性と受け取れれば面白くかんじるし、
作品クラッシャーと思う人もいるだろう。
ルキーニは難しいね。

かなめさんは美しすぎる姑だけど、素晴らしい迫力。
特に低温域に凄みがある。
あの人に逆らうことはできないよね。
確かに宮廷の誰より「男」。
元男役トップ、そして大劇場公演で現役はさすがに違う。
シシィ役よりずっと合っている。

ハマコは変わらぬ美声。
そうだ、成河さんは春麗の頃のハマコのやり過ぎ感を思い出したんだった。

古川くんは芝居は良いんだけど、
歌の技術が芝居に追いついていないかんじ。

悪夢のアランソン公爵夫人ゾフィーのセリフが「逃げて」だった。
前からだっけか?
バザー会場の火災で若い人から逃がしているうちに亡くなったんだよね。
トートダンサーは前回は踊りのための踊りだったけど
今回はちゃんとコロスだった。


いろいろ書きましたが、大満足です。
エリザベートが娘役だと周囲がデカくなくても成り立つからいいね。
内野さんがジャイアンと言われていた頃からをいろいろ思い出しながら、
マイベストはやっぱり星組と再認識。
あやかこそ私のシシィ。
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「エリザベート2015」

2015年07月12日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
今日は
花總-城田-田代-山崎-古川-香寿


田代フランツは若さが目立つとはいえ
芝居がすごくいい!
エリザベートを深く愛しているのが端々でわかる。
エリザベートの自由さを愛し、
自分がそれを制限してしまう罪深さを自覚し、
それでも彼女にそばにいて欲しいと願う。
エゴではない。
愛。
例えて言うならノルさん系。
皇帝の義務を受け入れている、
ただ唯一エリザベートを伴侶とすることだけは譲れなかった。
彼の愛が深いからこそ話が成り立つんだよね。
髭は寝室から。

城田トートは熱い赤い血が流れる人狼の王みたいな。
人外だけど「死」とは違う。
生々しい生命力に溢れている。
違う理に生きている者が人間世界を掻き回す。
そのためか、横恋慕感が深い。
彼に対するエリザベートの気持ちが見えない。

シシィの「死に惹かれる」部分の投影でもなく、
「死」がいないから、「生」に惹かれるシシィも存在せず、
かなり単純なプリンセス物語になっちゃった印象。
城田君はエリザベートIIでありルドルフIIでもあるような?
シシィは、バトラーへの愛に気がつく前に死んじゃったスカーレットみたいなかんじ?

城田君は歌が弱いのを自覚しているのか、
そのぶん仕草の細かいところまで作りこんでいて
すごく見映えが良い。
麻路トートに近い。
最後のダンスのパンチが弱すぎるのが惜しい。
姿勢ももうちょい。

育三郎は予想どおり過ぎて笑っちゃうぐらい。
真面目な好青年が頑張って芝居しています感が否めない。
そういう役作りにしちゃってもいいぐらいだけど、
それにしても物語を引っ張る力が弱すぎて、
狂言回しの役を果たしていない。

古川くんは皇太子としての悩みも、
死に惹かれてしまう部分も、よく表していた。
一度演じているので芝居が深い。
ダンスも良い。
歌をもう少々ってかんじ。
京本くんは意外に歌えていたんだな。
ビジュアル的はどちらもいいね。

たーたんは冷徹に国を運営している雰囲気。
「ルドルフだったのに」の気持ちが抜けない。
そんちゃんと並ぶとサザクロ2を思い出したり。

はなちゃんは今日も素晴らしいです。
正確な田代くん相手だと音程の揺らぎが目立つけど気にしない!



城田君のビジュアルは素晴らしく美しく
それを見るだけでも行ったかいは充分にあったけど
私が思う「エリザベート」ては無かったな。
井上君は耽美にしようと頑張っているけど、
やっぱり井上君で微笑ましいと思っていたけど、
城田君に比べれば濃厚に確実に「死」で話を紡いでいた。



ということで。
2回の観劇でエリザベート以外のWキャストを網羅した私の好みは、
花總、井上、田代、尾上、古川、剣、です。
あくまでも好みね。
(繰り返しますが、私のエリザベートの基本は星組版です)
蘭はなちゃんは花組で3回見た経験から東宝版はパスと決めてました。

もう1回ぐらい見たいけど
もうチケットは取れないよね~。
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「エリザベート2015」

2015年06月25日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
花ちゃんに対するイケコの畏敬の念がひしひしと感じられた。
オリジナルがあって、日本初演の主役は一路さんでも、
小池版のエリザベートという役は
花ちゃん用に宛書きで組み替えられたんだから、
花ちゃんがエリザベートそのものなのは当然のことなのかも。
自分の中の原型も花ちゃんなので(一番好きなのはあやかだけど)、
見ていて安定感というか、安心感がある。
「嵐も怖くない」のこちらのアレンジは
ガラでも歌っていないのになぜだか既視感。
ずっとこの役を演じてきたかのよう。
歌がどうとか芝居がどうとかではなく、
エリザベートなのだ。
まさにレジェンド。ひれ伏す。
鏡の間の振り返りは神々しさに失神しそうだった。
宝塚版より地声で歌うことが多かったような気がする。
女同士だと娘役は高い音に設定されるのかな。

井上君はかなり頑張っていて、人外の少年ってかんじ。
動き、仕草をかなり作っていて
オペラグラス無しで1階後方から見ると
わりと耽美な雰囲気。
オペラグラスで見ちゃうと白塗りの井上君だけどー。
若僧が花ちゃんに並ぶなんて恐れ多いというこの感覚は、
アレだな、タニハナを見たときのアレだ。
花ちゃん相手だと若手が食らいついて頑張っている以上の感想は出ないけど、
ルドルフ相手だとちゃんと話を引っ張っていた。

佐藤さんは歌の豊かな表現力と台詞の凡庸さの落差が激しい。
後半の老けてからは良かった。

松也くんは狂言廻しというより道化だね。
「高音が厳しい」のではなく「高音が全く出ない」だったけど、
高音部は3箇所ぐらいしかないので、それほど気にならない。

京本ルドルフは、ときどき歌も踊りも芝居もジャニーズになっちゃうけど、
歌声の張りもあり、なかなかいいよ。
闇広は主旋律をルドルフが歌っていました。
キスはルドルフから。
あれはイケコの趣味120%だけど、
ルドルフが積極的に「死を求めた」ということなんだろうな。
ラストもエリザからトートへのキスだった。

ウタコさんは雄々しかった!男だ!顔が小さい!
すごく存在感があって目を引く。
ハマコも朗々と歌っていたよ。
宮廷チームも革命家たちも良かったけど、
エーアンの歌手はいまみっつ。

トートダンサーは帝劇版初演のように
踊りのための踊りでコロスでもトートの心情でもなく
ただの賑やかし。
リフトして振り回す振付が多いので、
ただでさえ狭い舞台がごちゃごちゃしちゃう。
でも賑やかし隊がいたから、
畑違いな耽美な井上くんのコレジャナイ感が薄れて良かったかもね。

そんちゃんは新公のリヒテンシュタインが本役になったんだなあ。
そんちゃん新公時代に花ちゃんはすでにエリザベート済み。
二人が並ぶ日が来るとはなあ。
そんちゃんにも娘1の可能性が少しはあったんだよなあ。
しみじみ。

子ルドは気張って歌いすぎて大音量になっていました。


セットは階段付きの大きい台がいくつかあって、
出演者はいたるところで重たい衣装で昇り降り。
怪我の無いように祈るだけ。
その台に付いている中途半端な滑り台はなにをどうしたいんだか。
ウィーン版(だっけ?)の巨大V字セットを想像していたので拍子抜け。

今日はe+貸切公演で終演後のご挨拶付き。
井上くんは今日でエリザベート出演300回目だって。
そのうち290回はルドルフ。


花ちゃんは「姫」とか「高貴」とか「王族」とかより、
「やんごとなき」ってかんじなのよね。
気高き孤高の魂の漂流の物語で、
ぶっちゃけトートはどうでもいい。
それが我儘のエゴイストに見えないのが素晴らしい。
本来の物語からは外れまくりだけど、
イケコストーリーではこれが理想のエリザベートなんだろうな。

う~ん、でも、あれか、強いゆえに自分を追い込むという点では
ゲルマン版エリザに近いのは月組版あさこちゃんだけど、
そもそもトートはエリザベートの自殺願望の幻影でもあるから、
トートとのラブストーリーである必要はなく、
そういう点では花ちゃんエリザはオリジナルに近いとか?

月組版あさこちゃんは生を強く望むと死が身近になる
二律背反が面白かった。
帝劇版ではかなり変わっちゃったけど。
今日の花ちゃんは生と死の狭間をさすらっているかんじ。
どちらにも所属してない。
してない自由さであって、所属できない、ではない。

それにしても、声楽出身者に囲まれても
歌声が埋まらない花ちゃんすごい。
帝劇の音響さんの本気を見た。
歌に厳しい方々でも鏡の間の後ろ姿の美しさを見れば
花總エリザベートは認めざるを得ないだろうな。ふふん。
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「エリザベート 2012年版」(瀬奈、石丸、石川、杜、古川、加藤)

2012年06月08日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
前回の組み合わせの芝居がとても薄く
なんだか不完全燃焼になっちゃったので
1回だけでいいや、と思っていたのに
他の組み合わせをどーーーーしても見たくなりました。
どうせなら極力違う組み合わせで、と
しみじみキャストスケジュールを見たら
直近でほどよい組み合わせは今回なのがわかり
有給を取っちゃいました!

今日の組み合わせは熱い!!
石丸トートと瀬奈シシィの間には緊張と安寧、
2つの相反する感情が常に流れている。
反発し惹かれあい、敵でありながら同士。
対極な存在で、とてもいいバランスだ。

瀬奈シシィは前回より進化。
強いから戦ってしまい、結果苦しむ。
弱ければ、そもそも参戦せず、戦うことがないので
楽な人生が送れるのに、それができない。
私の好きなシシィだ。
「私が踊るとき」→「精神病院」の流れも納得。
苦しい戦いに勝利して、得たものはあったが
それは求めていたものでないことに気が付く。
勝利したからこそ、追いつめられるんだな。
息子を失った後悔、悲しみも深く、
だからこそ最後に解放された感が深い。

動きのひとつひとつが「シシィ」の感情と連動している。
前回見た春野シシィは、その当たり前のことができていなかった。
感情抜きで、演出家の指示通り動いている感があった。
(いまはそうじゃないらしいけど、
 私が見たときはそうだった)

一幕冒頭の「パパみたいに」で
すでに涙が出てきてしまう。
深い親子愛、それは自分の家庭では育まれなかった。
それを含めた今後の運命を思うと・・・。
もちろん二幕の方でも泣いた。
「パパみたいに なれない・・・」

石丸トートはねちっこく暑苦しい。
朗々と歌い上げる声が心地よい。
マテさんを見るのが後だったら
いろいろ不満が残っただろうなあ。
それぐらい、素晴らしい歌声。
演技も前回より余裕がある。
楽しんでるなー。
手を広げる動作とか、
ハッタリ、様式美、型芝居も似合っている。
こういうキャラだったのか。
ベルばらのフェルゼンもいけるんじゃないか。
シュテファン人形を抱きしめながら
「王妃様ーーーーーっ」とセリ下がるのが
似合うんじゃあないかなー。

禅フランツも熱く、義務と愛の狭間で苦しむ。
最後の、ルキーニがナイフを受け取るのを阻もうとする
その激しさに泣ける。
どれほど妻を愛してきたのか。
「この世では、ありとあらゆる不幸が私を襲う」
だっけか。
あの言葉がとても似合う。
その情熱を愛だけに傾けるには
責任感がありすぎたんだなあ。

古川ルドは台詞が無いときの雰囲気は良いけど
声を出すと一本調子で、起伏が無さ過ぎ。
歌も音程は合っているけど無難なカラオケ歌唱で
ドラマは無い。
踊りも、なまじできるぶん、
手足が伸びきらないのが目に付くかな。
ビジュアルはいいんだけどねー。
これだけのビジュアルがあると
いろいろ期待しちゃうんだなー。

杜ゾフィーが前回よりとても良かった。
初風さんや寿さんのような貫禄がないぶん、
「女性」であることが強く感じられる。
あんな小柄な(←あくまでもイメージなんだけどね)女性が
帝国を支えてきたんだなあ、と思えてくる。
彼女こそ作られた皇太后を懸命に演じ、戦い続け、しかも負けた。
もう一人のエリザベートでもあるのでは?
そんなふうに思ったのは東宝エリザでは初めてだ。
台詞がないときの威圧感や演技も素晴らしく、
元トップの底力を見た。
高音も前より出ている、というか
上手く処理できるようになったというか。

今回のメンバーだと芝居も良く噛み合っていて
いろんな面で納得できる。
充実した、良い舞台でした。

ここまでくればトリプルの残りも・・・
と思うけど、もうお金がないんだなー。


オケがちょっとなあ・・・
「パパみたいに」のところは
花組のチター並みにリズムがボロボロ。
シシィが刺されたあとの
「エリーザベーーーート」の金管も
やっぱり外してた。
もうなんともならないのかなあ。。。


今回はトークショー付き。
髭フランツ、バートイシュルのシシィ、ルドルフの親子3人。
場慣れしているあさこちゃん、可笑しすぎる禅さん、緊張の古川くん。
場内からの質問で。
あさこちゃんへ。
「登場人物でなりたい人は」
答えはマックス。
自由だから。
自由でいるために苦労はあったは思うけど。
「パパみたいになりたい」
禅ちゃんへ。
「ハプニングとかは?」
まさに昨日、戴冠式で。
エリザベートに場所を譲るために後ずさったらバランスを崩し、
頭の王冠がずれた。
倒れなくてホッとしたら
馬車のところで鬘の隙間から脂汗が吹き出した。
二筋(両脇から一筋ずつ)タラーーーっと流れた。
それを見た春野さんが笑いを堪えるのが大変みたいだった。
古川くんへ。
「今回のルドルフ3人は髪の色が違うけど
 古川さんが金髪に決まったのは?」
衣装合わせの時に、すでに決まっていたみたい。
(衣装さんから「貴方が明るい髪になりそう」と言われた)
ずっと髪を染めているので痛んでくる。
瀬奈「だいじょうぶ?お母さん、心配」
石川「まだ(毛髪の)予備軍があるからいいじゃないか」
3人へ。
袖から見るツボは?
禅さんは最後のダンス。
各トートの個性の違いが出て面白い。
あとの2人は「撃たれるツェップス」。

退場のとき、父母が客席に手を振りながら捌けているのに
息子は(緊張のためか)さっさと袖に入ったので、
母が「ゆうちゃん、ゆうちゃん」と呼び、
舞台に戻してました。


さらに今回は。
セディナのお弁当+お土産付きプラン。
お弁当。

無難な幕の内。
好き嫌いが多い私には嬉しい内容。

お土産は京都の蜂蜜屋「ミール・ミィ」の詰め合わせ。

普段買わないので嬉しいお土産だったけど
重かった。。。
コメント

「エリザベート 2012年版」(春野、カマラス、岡田、寿、大野、山田)

2012年05月25日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
東宝版のエリザを見るのも何回目になるんでしょうか。
初役3人が揃う本日夜の回に行ってきました。

オサちゃんのエリザベートは、
全般的に歌声が思っていたより弱い。
高音はそこそこ出ているけど、
声量はあまりなく、息継ぎもちょっと不自然。
もっと朗々と歌うのを予想していたので
正直なところ、期待はずれ。
演技面でも、存在感が薄すぎる。
「自我」があまり感じられないので
「私だけに」がとても不自然。
エリザベートを演じるプランが全く感じられない。
歌が壊滅的だったコムちゃんの方が
彼女なりの「エリザベート」が作られていた。
オサは、どういう人物を作りたいのかが
最後まで見えてこなかった。
宮廷という鳥かごの中で自由を欲する、
そういった「規格外」のところはまったく見えない。
「息子を自分の手で育てたい」ってあたりで
自分の意思らしきものは持ったみたいだけど
それにしても、流されるままだけだったお嬢様が、
人並みになにか判断し始めたぐらいのレベルで
精神病院に行って自分の身を嘆いたり
「作られた皇后を演じている」なんて話とは
100万光年ぐらいかけ離れている。
そういった部分がないので
「死」に惹かれる部分が見えないので
トートの存在意義すらも危うくなる。
淡々と演じる、ではなく、
オサちゃんが無難に歌っているだけ、
みたいなかんじだった。
一路さんも「いい嫁」になりそうなエリザで
精神病院の場面など納得いかなかったけど
オサちゃんはそれ以上に、芝居が弱かった。
ビジュアルも、うーん。。。
もっと顔を描き込んでもいいんじゃないか。
首に年齢が出ていたのもちょっとビックリだった。

マテさん、1幕は芝居に薄いエリザが相手なので
マテさんのトートも薄めだった。
来日版の時に感じた迫力は無かった。
台詞(だけの場面)は殆どないので
片言っぽい日本語はそれほど気にならなかった。
2幕は圧巻だった。
子ルド、ルドルフ、フランツなどが相手になるので
芝居も熱くなってきた。
ロックスターなビジュアルは、
なにをやっても、いちいち絵になって
とてもゾクゾクする。
子ルドに拳銃を向けてみたり
その銃身にキスをして手渡したり
(それが後のマイヤリンクに繋がるんだな、
 このときすでにルドルフは魅入られていたんだな、
 と思った)
とにかく美しい。
エリザベートを棺桶に戻すときの姫抱っことか
カーテンコールでのオサの手の甲へのキスとか
すべての動作が自然すぎる。
イケコが目指していたことを
具現化していた。
そして、生にも死にも関係が無さそうなエリザベート以外との芝居は
濃厚に「人外の魔物」の雰囲気が出ていた。
ルドルフへのキスも、腐女子サービス、ではなく
「死に神の接吻」だった。
オペラの場面も、フランツが老けたのに、トートは変わらない外見で、
初めてトートが「不老不死」なのを実感した。
ラストのルキーニの首のロープを引っ張るのも
トートなんだな。
自分が命じ、エリザベート殺人を実行させたのに、
愛する女の生を断ったのが許せない。
そんな相反する感情を持つトートは
エゴイストでもあり、
人には理解できない存在なんだなあ、と
いままでのキャストでは感じなかったことを思った。
そんなふうに、細かい点で「なるほど」と思うことが多々あった。
彼自身が細かい演技をしているというよりは、
もとの台本のエッセンスが染み付いた演技、とでもいうのかな。
声量は他の二人ほどないかもしれないけれど
機会があれば是非一度見ていただきたいトート様です。

岡田くんのフランツは、全般的に線が細く、繊細。
エリザベートより細やかな神経をもっていそう。
マテトートも、オサエリザより岡田フランツの方を
誘惑する方が良いんじゃないかー、と思った。
そんな彼だから、母に押さえつけられると逆らえないんだろうな。
でも妻への愛は心の奥底には常にあって、
時々強い感情が噴出する。
一貫性のある芝居だった。
気弱すぎるけど。
歌は、まあ、悪くないかな。
歌い上げる系じゃないけど
彼自身のキャラには合っている。
台詞が早口すぎて聞き取りづらいのが難点。

大野くんのルドルフは、
言われているほど最低ではないような。
音が外れるのではなく、
めちゃくちゃ狭い音域に、無理やり全部の音を入れようとして
不自然になっちゃっているような気がする。
タニちゃんやゆりやよりは外れてはいないよ。
歌よりも、動きに美しさが微塵もないのが私としては大減点。
せっかくの長身がもったいない。手足も長いのに。
アキラ先輩と一緒にラジオ体操から初めて欲しいぐらい。
もう少し滑らかに動いてくれたらなあ。
芝居的には、なに不自由ないボンボンの贅沢な悩み系かな。
国を憂う皇太子系じゃないけど、
これはこれでいい、、、と、思う。
僕はママの鏡だから・・・は、
いかんせんエリザベートが弱いので
場面が成立していないのは
彼の演技のせいではないと思うな。

高嶋兄はいつもより控えめ。
これぐらいでいいとも思うし、
こうくると物足りない、と思わなくもないし。

寿ゾフィーは相変わらず大迫力。
岡田フランツが弱っちいので
確かにゾフィーが踏ん張らないと大帝国は・・・、
と、とても納得しちゃった。
いじわるな姑、冷酷な皇太后、ってだけじゃないんだよね。
嫁も頼りにならないしさー。

今井パパも、オサが・・・(以下略)

とにかく、オサちゃんのエリザベートがはっきりしないので
それ以外のキャストの一部の場面が良くても
全般的に芝居が噛み合っていないなあ、
と思うことが多かった。

あと、指揮が西野先生で、いまいち音に深みがない。
やっぱソルティ、すごいんだなあ、と改めて感じた。


本日2階には学生さんの団体が入っていて、
私の後の席にも女子高生が固まっていました。
幕間の会話では、岡田くんが一番人気でした。
マイヤリンクの場面で、

トートダンサー達が上半身裸になって
ドッキり

トートとルドルフの生チューで
キャ~

ルドルフが自分の頭を撃ち抜いて
ひえええぇぇっ!

と、決して言葉は発せず静かでしたけど、
心の動揺はモロバレで、
新鮮な反応がとても楽しかったです。
宝塚版より大人の世界だけど
先生方、説明できたのかな~。
お隣の「ドン・カルロス」の方が
教育上は良い気がするよ。
コメント

東宝エリザ配役と、「ルドルフ」配役

2011年12月22日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
東宝版「エリザベート」(2012年)の配役が出ました。

エリザベート
 春野寿美礼
 瀬奈じゅん
トート(死の帝王)
 山口祐一郎
 石丸幹二
 マテ・カマラス
ルイジ・ルキーニ(皇后暗殺者)
 嶋政宏
フランツ・ヨーゼフ(オーストリア皇帝)
 石川 禅
 岡田浩暉
ゾフィー(皇太后)
 寿ひずる
 杜けあき
マックス(エリザベートの父)
 今井清隆
ルドルフ(オーストリア皇太子)
 大野拓朗
 平方元基
 古川雄大
ルドヴィカ(エリザベートの母)
 春風ひとみ
エルマー
 岸 祐二
マダム・ヴォルフ
 伊東弘美
リヒテンシュタイン伯爵夫人
 小笠原みち子
ヴィンデッシュ
 河合篤子
ツェップス
 大谷美智浩
グリュンネ伯爵
 治田 敦
シュヴァルツェンベルク伯爵
 阿部 裕


<男性アンサンブル>
奥山 寛/川口竜也/近藤大介/さけもとあきら/
白石拓也/砂川直人/武内 耕/谷口浩久/
田村雄一/俵 和也/中山 昇/橋本好弘/横沢健司

<女性アンサンブル>
石田佳名子/石原絵理/碓氷マキ/柏木ナオミ/
木村晶子/久路あかり/首藤萌美/園田弥生/
谷合香子/中山旦子/樋口 綾/水谷祐紀/南海まり

<トートダンサー>
飯田一徳/加賀谷一肇/佐々木信彦/柴 一平/
白髭真二/西田健二/東山竜彦/千田真司


とにかく、マテさんの登板にビックリ。
台詞は日本語なのかしら。
いっそドイツ語でも・・・・・・
でも、マツケンサンバは大丈夫だったか。
ルキーニはシングル。
ダブルにしても弟さんが入るのかなあ。
新フランツに岡田くん。
若いイメージがあるけど、どうかしら。
ルドルフは3人とも新キャスト。
みんな若いね。
マックスパパは今井パパ。


「ルドルフ ~ザ・ラスト・キス~」の
配役も発表されました。
ルドルフ:井上芳雄
マリー・ヴェッツェラ:和音美桜
ステファニー:吉沢梨絵
オーストリア首相ターフェ:坂本健児
ラリッシュ:一路万輝
フランツ・ヨーゼフ:村井国夫


村井さんがエリザに出ないのは
こっちでフランツだからなのね。
マリーはたっちん。
可愛いだろうなあ。
ラリッシュは一路さん。
初演はたーたんだっけ?
エリザベートの、貴賤結婚した兄の娘で
(エリザベートの姪でルドルフの従姉妹)
その出自からエリザベートが目をかけてあげていたのに
ルドルフ心中の元を作ったので
エリザベートが激怒して
オーストリアを追放になったかして
国外からエリザベートの悪口を喧伝していたとか
そんな人だったような。
この作品では、二人の仲介をしつつ
かつてはルドルフとも関係があったことを匂わせる、と。
初演は、民主主義万歳、
親の決めた妻とは別れて
愛する人と結婚するよ!
それで万事OK!!
な流れで、
さすがアメリカ人、
王制を理解していないなあ、
と思ったもんです。
その考えに宮本さんの考えが
どこまで乗せられていたのかな。
演出家が変わると、
この辺も変わるかなあ。
コメント

東宝版「エリザベート」(2012年)のシシィ役はおさあさ

2011年10月29日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
ずいぶん前からネットでは噂になっていましたが
東宝から正式発表がありました。
来年の「エリザベート」のシシィ役は
春野寿美礼と瀬奈じゅんのダブルキャストです。

プロモーション映像も公開されました。



思っていたよりは
おさちゃんの女性役は合う・・かな・・・・

おさあさ二人してTCAのイベントで
アフロを被っていたのが
つい昨日のことに思えるんだけどねえ。

トート役は誰かな。
山口さんは来るよね。
今度こそルキーニはWにして欲しい。
だからと言って、弟じゃ困るけど。

おさあさで、トートとエリザをWとか。どうでしょうか。
コメント

「2010年版 エリザベート」(瀬奈、城田、伊礼、杜)

2010年09月21日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
2010年版のトート様、コンプです。
いちばん最初に今日の回を取って、
一般売り初日ぐらいに、8月の瀬奈-石丸を取ったので、
10月の朝海-山口-浦井を取れば
全キャスト制覇!と考えていたのに、
先日、ちょいお安めの券が出たので
瀬奈-山口も行っちゃったのです。
あとから考えて、馬鹿だな私、とか思ったけど
瀬奈シシィに対して3パターンのトート様、ってのは
それぞれの個性がわかって
見比べると楽しかったです。

最初に見た石丸トートは、
「生」のエリザベートに対し
「死」のトートで、対極にいる存在。
本来、交わらない者達が、お互いを欲する。
山口トートは、肉体のある黄泉の帝王で
シシィとは、常にガチンコ勝負。
(がっぷり四つに組むイメージね)
あさこちゃんが強く出れば出るほど、
山口さんも強く返す。
だから、あさこちゃんは、一番男役っぽく見えた。

城田トートは、シシィの影、みたいな。
石丸トートのように「正反対」ではなく、
もっと一体化している。
ヅカファンには
スカーレットIIと言うとわかるかしら。
二人で一人の存在のような。

城田くんは、目指したいトートはすごくわかる。
氷のように、出てきただけで冷気が漂うな、
まさに青い血が流れているような妖しい存在。
たとえていうなら、まりこさん系のトート。
わかるんだけど、そこに到達するには
経験値がまったく足りない。
佇む、のつもりだろうけど、
ただ立っている、になっちゃっているとか。
腕、指の動きも、もっと細部まで気を張らないと。
1階前方で見れば美しいかもしれないけれど
2階L列までは、その美しさは届かない。
もうちょっと姿勢が良いといいなあ。

歌は、音程は外れないけど、
発声はミュージカル向きじゃない。
上手いカラオケ系。
その辺も含めて、
周りの役者さんとはちょっと違った雰囲気。
それが「人外」にリンクするには、もうちょっとかなあ。
決定的に「真ん中に立つ」キャリアが足りないので
せっかくの長身でも、なんとなく舞台に埋もれ気味になる。
だから、スカIIと思っちゃうのかな。

城田トート相手だと、
あさこちゃんは思っていたより女っぽかった。
台詞の声も歌声も、
vs山口さんの時の方が低く感じました。
「パパみたいに なれなかった・・・」は泣けるわー。

伊礼ルドは、やっぱり熱血系で。
「ママは僕の鏡だから・・・」では
私としては、もっと繊細に、
二人に共通するのはヴィッテルスバッハの血、
というのが垣間見える方が好き。
なんだけど。
こんだけ熱く語っている息子を無視する、ってのは
エリザベートのエゴイストな面が良く出てる、
とも言えるかな。それはそれであり、かな。

高嶋兄は、先日ほどじゃなかった。
もしかして、(慣れている)山口さんの日だと
あんなふうになっちゃうのかなあ。

禅ちゃんのフランツは、
どこをとっても素晴らしい。
トートがルキーニにナイフを投げるのを
阻止しようとするところは
悲しく、辛い。
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「2010年版 エリザベート」(瀬奈、山口、伊礼、寿)

2010年09月18日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
8月9日に開幕した2010年版も
公演期間の中日(なかび)だそうです。
折り返し地点だそうです。

キャストの皆さんも慣れてきたのでしょうか。

あさこちゃんが、すっかり男役の「地」が出てました。
その部分は、本来持っている個性だから
強く出てしまっても仕方がないと思いますし。
ウィーン版の「強いゲルマン女性」のマヤさんを
ナマで見ていると、まあ、これもありかと思いますが。
私はもともと、同じ演出でも、
キャストの個性が出る方が好きです。
今回のあさこちゃんは、不作法な田舎娘。
今回まだ見ていないけど、前回のコムちゃんは
高貴な身分に生まれついちゃった野生児。
どちらも、もともとのシシィのイメージのひとつです。
どの部分を切り出して、どの部分を強く押し出すか。
それは役者によって違ってもいい、
というより、その方が良いと思います。

まあ、そうだとしても、
あさこちゃんの声は低すぎて、
いろんな面が逞しいかも。

どの部分を切り出すか、は
ルドルフも同じ。
田代ルドは繊細さだったけど、
伊礼ルドは、国を、世界を変えようとする
強い情熱が一番出ていた。
絶望後は、すぐ自殺。
こういうルドもいいじゃあないか。
歌は、悪くないと思うけど、
田代ルドの後だと・・・

山口トートは、前回とか、前々回は、
トートではなく、
山口さん本人が、
自分の歌声に酔っているようで
ちょっと苦手だったけど、
今回は、ちゃんとシシィを見つめるトートでした。
ドラマにちゃんと加わっていました。
体格も存在感もあるので、
あさこちゃんが男役演技で強く出ても
どーん、と、揺らぐことなく
ちゃんと受け止めてくれます。
こういう関係もありかー。
最後は、なんともいえない苦しげな顔だった。
あさこシシィは、この世とおさらばが、
イコール、トートの手を取ることじゃなく、
トートと別の次元に行っちゃたのだろうか。
手に入れたと思ったものが
あっというまに手から離れてしまったのか。
いろいろ考えられるトートだった。
動きは、意外とキレがあります。
「ルドルフ戴冠」のあたりは
伊礼君より、いい動きをしていた。

寿ゾフィーは迫力がある。
高嶋兄はクドい。
開けたばかりの頃は、それほどでもなかったのに。
もうちょっと控えて欲しいなあ。
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「2010年版 エリザベート」(瀬奈、石丸、田代、杜)

2010年08月12日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
キャストがかなり変わった新東宝版エリザに行ってきました。

あさこちゃんのシシィ。
男役から間もないけれど
在団中の経験があるためか
違和感なしでした。
声(台詞・歌声とも)も地声に近く
無理して作っているかんじはしませんでした。
ファンの贔屓目だけど、
やっぱり華と存在感があるなあ、と。
東宝版のせいか、宝塚版で感じたほどの
繊細さはあまりありませんでした。
強いから弱い、ってのが好みだったんですけど。
弱ければ流されて戦わなくていいのに
強いから流されず留まって戦わざるを得ない。
常に戦っているから神経がすり減る、
そういう部分が好きだったけど
東宝版はそういった部分が薄いかなあ。
ただ、涼風さんなんかは、留まるのが
「子供っぽい我が儘」だったんだけど
あさこちゃんは、もっと大人の自我って気がする。

○ちゃんのトートは熱かった!
熱いんだけど、
身のこなしとか衣装捌きとか手(腕)の動きとかを
すごくすごく気を使って綺麗に動いているので
ちゃんと「黄泉の帝王」が表現されています。
熱さも、あさこトートの「赤い血の通った妖怪」を見てると
それとは違って、やっぱり青い血だよなあ、と思います。
トートの、エリザベートを思う熱さは。
死に神が人間の女性を愛した、というより
彼自身がシシィの鏡で、
シシィの「死」に憧れる強さが反映されているからにも見えます。
もしかしたら、ウィーン版の二人の関係に近いのかも。
逆に、フランツの愛は、
普段意識しない「生」が反映されているのかな、とも思います。
生と死、どちらにも惹かれるエリザベート。
トータルで見るといいバランスかも。
どちらかが変われば、全然違うドラマになるのかも。
○ちゃんの歌は素晴らしく良いです。
耳に心地良いんだけど、
自分の声に酔うことなく、ちゃんと役が入っています。
銀髪ロン毛は、、、、2階最後列から見る分には
全然普通です。(前の方で見たらどうなんだろう)
黒い衣装とか長いマントも、綺麗に着こなしています。
(ドクトル・ゼーブルガーの時
 マントと一緒に上着も脱げかけて
 上半身裸になりそうでした。
 ヤル気満々なトートだなあ、と思ったのは間違いで
 たんに勢いよく脱いじゃっちゃだけみたいですね。)
耽美系ではないんだけど、
その方が彼の場合は、より「死」の感じが出るのかも。
まあ、それよりも。
広い舞台で真ん中で歌いまくる姿に
それだけで感動しちゃいます。
こういう○ちゃんが見たかったんだわさー。
喋ると普通のオジサンが入っちゃうので
歌い続けてー、って思っちゃったり。

万里生くんは、繊細さたっぷりでした。
声も良く出ているし、動きも綺麗でした。
伊礼くんの初登場時に比べると
舞台慣れしているなー、って印象。
広い舞台に映える動きです。

かりんちょさんは、台詞は低い声。
ルキーニもできちゃうんじゃないかな。
歌は、低音はいいけど、高音がちょっと厳しい。
とにかく、ひたすら恐いお母様。

禅ちゃんの誠実さは変わらず。
えーと。
思うに。
○ちゃんのフランツが見たいと思っていたけど
○ちゃんだとシシィがほだされて1幕で終了になるかもなー。


開幕後の評判が良かったせいか
2階席は満員。2階補助席も販売されたようです。
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東宝エリザ2010年版キャスト

2010年03月05日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
東宝エリザ2010年版キャストが発表されました。
噂通りでした。

エリザベート:朝海ひかる、瀬奈じゅん
トート:山口祐一郎、石丸幹二、城田優
ルキーニ:高嶋政宏
フランツ:石川禅
ルドルフ:田代万里生(初日~ 9/5)、伊礼彼方(9/6~10/3)、浦井健治(10/4~千穐楽)
ゾフィー:寿ひずる、杜けあき
ルドヴィカ:阿知波悟美 ( 初日~ 9/5)、春風 ひとみ (9/6~千穐楽 )
エルマー:岸祐二

詳しいスケジュールは公式HPでご確認ください。 


○ちゃんは、トートじゃなくって
フランツだろーーー!
トートを増やしたければ
禅ちゃんトートで○ちゃんフランツの方がいいのに。
○ちゃん、頑張ればルドルフもできそうなのに。
ルキーニは、またシングルなのね。
いっそ、あさこちゃんを入れちゃえよ。
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東宝版エリザ上演決定

2009年12月24日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
本日、日生劇場に「シェルブールの雨傘」を見に行ったら
劇場入口にチラシが置いてありました。

M.クンツェ&S.リーヴァイのミュージカル三部作、帝劇一挙上演!
・4・5月「レベッカ」
・8月9日~10月30日「エリザベート」
 S席13000円、A席8000円、B席4000円
 (http://www.tohostage.com/elisabeth/
・11月6日~12月24日「モーツァルト!」
 S席12500円、A席8000円、B席4000円

キャストは書いてありませんでした。
誰が来るのかなー。
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「エリザベート」08年版@帝国劇場(2回目)

2008年11月27日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
キャストは
涼風/武田/鈴木/浦井/初風 でした。

かなめさんのシシィ。。。
ちょっと予想外でした。
在団中のかなめさんを
ナマで見たことはありませんが
(ビデオ等では見ていますが)
退団後の舞台は何本か見ています。
その時は、「男役臭さ」はあまり感じなかったのですが
今回は、「あー、男役だなー」と思うときが
何度もありました。
声が低いだけではないと思うんです。
終始、強いんですよね。
得たい物、それは自由とかだったりするんでしょうが、
得るために戦う。
戦いには勝つ。
でもそれによって得た物が、
想像していた物とは違い、
さらに戦う。
広大な空を手に入れるために戦ったのに
結果的に行く道が狭まっていく、というのか。
虚しい戦いをするばかり。
それでも戦い続け、
手に入れた物に満足はせず
安住しないシシィでした。
シシィは、本当は、こういう人だったのかもしれませんね。
こういうシシィ像もアリだとは思いますが
不快に思う人もいるかも。
ただの我が儘、にも思えます。
ただ、やっぱり、私から見るとですが、
一路さんのシシィは、
なんで孤独なんだろう、と不思議に思える部分があったので
それに比べると、かなめさんのシシィは
これはこれで説得力があるかなあ。
「私が踊る時」から「精神病院」も、
戦って勝利しても手に入らないものがあった、とすれば
繋がるかなあ、と。
「皇后を演じるだけ」も、
戦って勝った結果なのに、
そういう道になってしまった、というふうに見えて
理想と現実が常に違う、と
常に苦しんでいる、
でも妥協はできない。
その中で苦しむシシィってのは
アリだと思います。
私としては、コムちゃんのシシィの方が好きだけどね。
かなめさんは、意外と音域が狭いのかな。
低い声は良く出るけど(でも男役声に近い)
高い声は、ちょい厳しいかも。
(コムちゃんは全部厳しかったけど)
それよりも、演技がね・・・。
なんだか漫画チック。
というか・・・
植田スイッチが入った
型芝居

っていうのかなあ。
「MA」の時は、輪っかのドレスでも
型芝居と思わなかったのに、
今回は、自然な動きというより
なんだか、大げさな演技が多かったです。
それが、わざとそうしているというより
根底にある植田芝居の型が
再現されちゃった、みたいにも思えて・・・。
染みついているのかなあ。

武田くんは、ビジュアルはいいんだけどね。
ポックリ靴での動きも良くなったし、
衣装もそれをカバーしてる。
舞台映えはするんだよねえ。
それだけに、歌が、惜しい。
声が伸びないんだよね。
もうちょい、ボイトレして欲しかったけど
再演のオファーが来て
初演レベルでいいのかー、と思っちゃったのかな。
あと、再演で余裕があるぶん、
「トート」ではなく、
武田くん本人で舞台に立っていることが
多かったように思います。
武田トートは、シシィに対して
なにを思っているのか、
それよりも、どういう存在でいるのか
わかりにくかった。
「『黄泉の帝王』のビジュアルで舞台に立つ武田慎治」でいる時間が
すごく多かったように思います。
それは、まあ、山祐さんも同じではあるけれど
山祐さんには歌があるから。
武田くんのビジュアルは美しいと思うよー、程度にしか
受け取れないと
なんだか、見ていても、うーんと、、、、
飽きちゃう、っていうのかな。
そういうトートとかなめさんシシィの組み合わせ、って
どうなんだろうね。
かなめさんシシィなら、武田トートを殴り倒せるよ。

綜馬さんは、若いときから疲れているフランツだった。
そういうフランツだから、
引っ張ってくれそうな、自己主張の強いシシィに惚れたのかも。
あいかわらず美声です。
経年変化は禅さんの方があったかも。
「夜のボート」は歌ウマ同士なので
とても聞き応えがありました。

浦井くんは、伊礼くんを見た後だと安定していますね。
ルドルフの苦悩・孤独が良く出ていました。
踊りもね。
振付があるから踊るんじゃなくて、
ルドルフを表現するために踊っているんですよね。

ルキーニは、別な人でも見てみたいなあ。
理事とか理事とかキヨミチとか。
 
 
 
まー、アレだね。
涼風シシィと朝海シシィの
どちらがいいかと問われましたらね。
涼風トートに
朝海シシィ
で見たい、
と答えますね。

ということでー。
これから星組版のビデオを見ます。


帝劇の、開演前の注意をする蛍嬢の声が
一斉に、ではなく、
ちょっとづれて輪唱状態だった。
彼女たちがいま「ホサナ」と言ったら
私の耳に届くときには
「ヘイサナ サナサナホー」になるのかな。
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「エリザベート」08年版@帝国劇場(1回目)

2008年11月08日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
キャストは
朝海/山口/石川/伊礼/初風 でした。

コムちゃんのシシィは、
私は「これもアリだな」と思いました。
野性味タップリの少女が宮廷に押し込められる。
その苦しさに藻掻き苦しむ、
そういう女性像は、私のシシィのイメージのひとつなので
これはこれでOKです。
特に、「私が踊るとき」→「精神病院」は、
一路さんの時はえらく不自然に感じました。
勝ち鬨をあげた次の瞬間に
「作られた皇后を演じるだけ」って、
じゃ、さっきのはなんだったのか!と思っちゃいます。
でも、コムちゃんの場合はわかるんです。
宮廷での勝利=人生の勝利ではない。
宮廷で、自分の思い通りのことができたとしても、
そもそも宮廷にいること自体、
彼女自身には苦しいことなんですよね。
しかし、宮廷を去る、というより、家族を捨てることまではできない。
だから狭間にしか存在できず、で苦しむ。
強いからある程度耐えられてしまう。
だからこその悲劇、という部分ではウィーン版のマヤさんからも感じたな。
弱い人ならさっさと崩れ落ちちゃって流されちゃうもんね。
マヤさんほど「自我のために負けない」ではないけれど
人から見ればさまざまなものを与えられているのに
自分には本当に必要な物を手にしていない、
そんなジレンマは感じ取れました。
はっきり言うと、一路さんのエリザは、やっぱ違うなー、と思いました。
いい嫁になれずに苦しんでいるようにしか見えない。
シシィの苦しみは、そんなところじゃないだろー、と。
ただねー、やっぱねー、歌はねー、厳しいねーー。
特に高音がねー。
「私にー」の最後とか。
音程やばすぎです。
「私が踊るとき」ぐらい低い音なら大丈夫なんだけどねー。
つーか、歌はまだまだ男役だねー。
こなれてきた東京公演でこれなんだから
最初はどんなに・・・・・・・
ただー。
私はー。
それでも、「シシィらしい」という点で
コムちゃんはいいと思います。
繰り返し観たいとは思わないけどさ。
意外にドレスが似合っていた。
美人オーラも振りまいていた。
オペラグラスで観ると確かにコムちゃんなんだけどー。
ドレスでの動き(踊り)が綺麗だったなー。
「寄せてあげて」ができないほどの胸だったけど。

山口さんは、さすがに高音が厳しくなってきたかなー。
トート様というより、まんま山口さん。
それは以前からも言われていたけど
ますます、「役」なんか無くなってきました。
それも、ま、いいんだけどね。

石川さんがねー、一幕が
若者メイクでビックリよ。
ビジュアルだけならルドルフOKじゃないかと思うくらい。
エリザに参加した頃は最初から暑苦しかったけど
今回は要所要所で熱かった。
いつもは冷静な皇帝が、家族に何かあると熱くなる。
特に「悪夢」での必死さは、
どれだけ彼がシシィを大切に思ってくるかがわかって
泣けました。

今回から参加の伊礼くん。
幕開きの歌声は繊細そうで、なかなかイイじゃん!
と思いましたが、実際ルドルフの場面になると
うーん、なんだか動きが重い。
ダンスの場面も振付通りにとりあえず動いているというカンジ。
トートが引っ張ると、トントンと、トートの方に行っちゃう。
いやいや、そうじゃなくってー。
行きたくないのに引き寄せられる、って場面なんだよねー。
脚が上がらない、とかそんなことより
「役」になっていない瞬間がときどき来たようなカンジです。
歌も伸びがあんまりない。
軍服の着こなしもいまひとつで
もうちょっと勉強の余地有りかな。

初風さんは大迫力でした。

びっくりしたのは、南海まりちゃん。
ヘレネでした。
退団したばかりの彼女が役付。
ってほどの役じゃないにしても、
そんちゃんがアンサンブルだったのになー。
ヅカ時代より、顔がほっそりしたような。
コムちゃん相手だとギリギリ姉に見えるけど
カナメちゃんの時も姉かあ・・・・・・。

あー、あとー、
マデレーネの衣装が変わったように思う。
ハイレグのセクシーではあるけれど、
際どさはなくなりました。
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「ウィーン版エリザベート コンサート・バージョン」

2007年05月12日 | 宝塚版以外の「エリザベート」
コンサート・バージョンといっても、
宝塚のガラ・コンサートのように
マイクを持って歌うのではなく、
耳マイクをつけて、衣装をつけて、芝居もして、踊って、
たんに大道具がないだけの芝居でした。
オケを舞台に上げ、その前方スペースと
オケの後ろに作った舞台を横切る台で芝居は展開されます。
空間をうまく作っているので
これだけでも普通に芝居を見ているみたい。
大阪に行けないけど、東京はコンサートだし・・・
と考えている人は
とりあえず
行っとけ!

ウィーンに行くよりは安いんだから。

歌だけ、というのは、
もっと気軽なものだと思っていたんだけど。。。
歌からエッセンスが抽出され、
芝居を見るより
体力が
要りました

見終わって、すごく疲れちゃった。
風邪気味で体調が良くなかったせいもあるんだろうけど。
梅田で見たときは、10回は見たい!と思ったけど
コンサート版は1回でいいわ。
それくらい、濃い。世界が。

全般に、芝居版より
陰鬱な雰囲気が舞台を覆っていました。
より、「死の影」が濃いというのか。
エリザベートの孤独感や、
勝ち目のない戦いに挑む姿とか、
見ていて辛い部分が、さらに浮き彫りにされたみたいな。
もともと、日本版に比べると、オリジナル版は
エリザベートのエゴイスティックな部分が
強く出ているんだけど、
それを、「エリザベートの我が儘」と片づけるには
彼女は、あまりにも、なんというのか、
孤独すぎる。
私は宝塚版の、
 ・生きる希望=皇帝への愛(「皇帝『から』ではない)
 ・死による解放=トートへの愛
と、トートを抽象的な存在でなく、
人格と肉体を持たせたことにより明確になった
2つの相反する世界に惹かれるエリザベート、
というのも好きだけど、
こちらの「一人で闘うしかない」エリザベートも、
納得できる。(うまい表現が見つからないなあ)
梅田で見たときは、
なんで東宝版はこれを移植しなかったんだろう、と
疑問を通り越し、怒りさえ覚えたけど、
やっぱ、無理だ。
これをこのまま、日本人がやるのは無理だ。
陰鬱な、世紀末の雰囲気を纏えるのは
西欧人の肉体だからだ。
日本人の薄い身体で押しつぶされるよなあ。

宝塚版のエリザベートは「死に惹かれつつも生きる」。
「生きる」がベースで、死の影が時折横切る。
こちらのエリザベートは、
もっと「死へ一直線」な気がする。
いや、「死なないために、生きる」なのかな。
ベースは「死」の方。
拒絶して、拒絶して、拒絶して、、、
なにが、彼女を駆り立てるのか。
東宝版はどっちつかずだよなあ。
「作られた皇后」と一路エリザベートは嘆くけど、
そんな、表面的な問題じゃないんだよなあ。

ウィーン版もエッセン版もCDは持っているけど
ナマで聞くと、ドイツ語に合わせて作られた音だと実感できる。
「私だけに」も、うまく息継ぎできるようになっているんだよね。

ハプスブルクの終焉の物語って、
日本でいえば江戸幕府瓦解みたいなものかしら、と。
スケールは違うんだけどさ。
その国の人なら流れを知っているけれど
外国人には説明しないとわかりづらいって部分がね。
政治的な対立ではなく、
嫁と姑の対立に翻案しちゃったのは
ある意味正解なのかもなあ。

なんてことを考えつつも。
なんでルカス君を日本で売り出すんだろう、と
ちょっぴり不思議に思ったり。
そりゃ、オペラグラスが上がる率が
一番高かったけどね。
私も嬉しいけどさ。

オペラグラスといえば。
私は26列目だったけど、
あまり使いませんでした。
衣装の細部を確認したいとき以外は
ルカス君を見て、
あとは数回ぐらい。
芝居を見て字幕を見ると
オペラなんて上げているヒマはない。
それくらい、向こうの世界に引き込まれます。

子ルドは可愛いけど
歌唱力はイマイチ。
カーテンコールで、マックス公爵と子ルドが
飛び上がってハイタッチしていたのは可愛かった。

オケのピアノがRolandだった。
卓治と同じ?
エリザベート昇天でトロンボーン(5/17訂正)がヘロっていた。
6イブキ。

疲れているので、とりあえず、ここまでで。
書き足せるかなあ。
無理かなあ。


エリザベート:マヤ・ハクフォード
ルキーニ:ブルーノ・グラッシーニ
トート:マテ・カマラス
フランツ・ヨーゼフ:マルクス・ポール
皇太后ゾフィー:クリスタ・ウェットシュタイン
ルドルフ:ルカス・ペルマン
マックス:デニス・コゼルー
ルドヴィカ、マダム・ヴォルフ:キャロリーネ・ソンマー
ルドルフ(少年時代):ダニエル・エクホク
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