きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「東映ヒーローワールド」

2015年03月29日 | TV番組など(配信含む)
10時半までに幕張メッセ到着、
それまでに桜でも見るかと早めに家を出て
新習志野で降りた後に、
目指す場所は10時開園なのを知る。
とりあえず前まで行ってみたけど
花はまだ咲いていないようだ。
これからどうるすか。
隣に大きいイオンがあるぞ。
イオンなら10時前から開いているよね。
とりあえずお茶か。

と、考えたところで、
この中に「東映ヒーローワールド」があるのを思い出しました。

まあ、基本的には、特撮ヒーローの
衣装展示みたいなもんなんですが~。


入口にはガブディラ。


あと順不動で。
シンケンレッド





鎧武


鎧武のアジト




トッキュウレッド


マジ勢揃い


マン坊は見下ろすと可愛いけど


正面顔が凶悪だった


壁を登るショッカー


響鬼さん


メテオ

あれ?烏賊も撮ったはずなのに・・・

ライダー1号と2号


キカイダー


関係者サイン


クウガはグロンギしかいなかったような・・・


宇宙刑事もいた


女子トイレのサイン


ちょっとしたゲームをやると
こんな画面が出てきます。


大人は1400円なので家族で行くと辛いかな。
ぼっちのおばちゃんは楽しんできました。
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「十二夜」

2015年03月28日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)


キムちゃんのシザーリオは男に変装した女で、男役ではない。
セバスチャンは姿形はシザーリオと同じなのに男だった。
ヴァイオラを入れると実質三役だけど
違いを上手く演じ分けていました。

ラストのネタばらしはどうするんだろう?
ひげ太夫みたいに前向き本人、後ろ姿ダブルボディ?
昔からある芝居だからなんとかして双子二人で出るんだよね?
といろいろ考えていましたが、キムちゃんが兄と妹を演じつつ、
もう一人同じ姿の役者さんを出す、というかんじでした。
キムちゃんは兄役で終幕。

心ならずも男として暮らさねばならぬ妹に対し、
兄は出会ってすぐの女とデキちゃうんだから、
女は損だなあ。

シザーリオをたちまち気に入った公爵様はその気があるんか?

酔っ払いが嫌いな私は騙される執事に激しく同情。
大団円というには執事さんが気の毒過ぎるな。
さとしさんが芸達者なだけに
こちらのドタバタに目が行ってしまい、
本筋が霞むときがありました。

道化役の成河さんが素晴らしく巧かった。
所詮我々は道化に踊らされるのさ~。

私の席からはスンラさんがすごく死角にばかりいるんだけど、
お腹ぽっこり?
台詞はちょっぴり。
歌もカーテンコールでみんなと歌うぐらいだよね。
作品自体、ミュージカルでは無かったし。
カーテンコールも端の方でぼっちで出てきてぼっちで引っ込むので、
ちょっとドキドキ心配。

キムちゃんは衣装のせいもあるんだろうけど、
蛍ちゃんと並んでもゴツさは感じないね。


【配役】
ヴァイオラ/セバスチャン:音月桂
オーシーノ:小西遼生
オリヴィア:中嶋朋子
マルヴォーリオ:橋本さとし

フェイビアン:青山達三
サー・アンドルー:石川禅
サー・トービー:壤晴彦
フェステ:成河
マライア:西牟田恵
船長:宮川浩
アントーニオ:山口馬木也

生島翔
内田紳一郎
折井理子
キムスンラ
河野しずか
佐々木誠二
扇田森也
平野潤也
真瀬はるか
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「蝶ゲンボウ」ひげ太夫第38回公演

2015年03月28日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)


今回もあっという間の1時間35分でした。

毎回同じに見えて、微妙に違うんだよね。
今回は大陰謀が無くてみんな良い人なうえ、
主人公の恋も実る珍しい展開。

話としてはこじんまりしてたけど、
何気ない台詞にジンと来るのはいつもどおり。

NG集も楽しい。

ひげ太夫は事前に「今回のネタに使う食べ物」の告知をして欲しい。
終演後に、満腹なのに切実に桃が食べたくなって、大変困りました。
前も焼鳥ネタらしいと思いしょっぱいものを食べて臨んだら
シナモンティーだったか、甘い物ネタが来て辛かったなあ。
すごくリアルに感じとれるだけにねえ。
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「パリよ、永遠に」

2015年03月28日 | 映画
ナチスの敗北が濃厚になったパリ。
パリ市防衛司令官のコルティッツ将軍は
総統府の命令によりパリ爆破の準備を進めていた。
ルーブル美術館など、価値ある建造物や美術品だけでなく
100万人以上の市民も消し去ろうというのだ。
彼を訪ねてきたのは中立国スウェーデン領事ノルドリンク。
パリを愛するノルドリンクは
パリ爆破を阻止しようとする。


息詰まる爺さん二人の駆け引き。
パリは爆破されないのを知っていてもドキドキする。

将軍は戦況も、総統の状態を承知した上で、家族を思う。
中立国の領事はあの手この手でパリを守ろうとする。
後世の名誉より、家族の方が大事だよね。

将軍を殺す機会はあったのに実行しなかった領事は、
高潔な志だけだったのか、
誠意も「使える札」と思ったのか、
自身が手を汚すのが嫌だったのか。

いろんな面で領事有利と思えても、
将軍が「今すぐ!」と命じる可能性もあるわけで。
「有利=勝利確実」ではないのが面白かった。

元がフランスの戯曲だけあってフランス人偉し!はご愛嬌。

あの時点でバーデン陥落済みで独軍勝利は無し、ってことでいいのかな。

将軍の負けのようにも思えるけど、
老練な軍人が冷静に先を読んだ部分もあるんだろうな。


爺さん二人の攻防の裏でイヴとアデルとアリオンが~、と思っちゃう。
「螺旋のオルフェ」は中毒性が有り過ぎる。
今の新人演出家さんにもあれぐらいの個性が欲しいよね。
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なばなの里と佐久島(2)

2015年03月22日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
3月22日 「佐久島」
ホテルは6時40分頃出発。
接続バスがないのでタクシーで一色港の船乗り場へ。
7時40分発に乗船。



8時過ぎぐらいに東港到着。
まずは弁財天を目指す。
途中にあるオブジェ類も楽しむ。

(秘密基地)



弁財天到着




さらに散策を続ける

(ライブ遠征とは思えない写真だなあ・・・)

海沿いをテクテク


「カモメの駐車場」


喰われる~~


ブランコがあったり


山羊がいたり


菜の花が満開!


「旅をする言葉と旅をする」


いろいろあるんだ~~






黒壁集落

佐久島は「三河湾の黒真珠」と呼ばれているそうです。

その中のひとつが改装され、
休憩所兼資料館的なかんじになっています。
本日はお雛様が展示されていました。


おひるねハウス

コナンくんも来たらしい。
風が気持ち良かった!

お昼ご飯。
「もんぺまるけ」

美味しかった!
ご馳走様!

帰りは西港から。

面白い地層。
*私たちは弁財天に行きたいので東から攻めましたが
 朝行ってお昼ご飯を食べて帰るなら
 西から攻める方が効率的かも。

一色港からはバスで西尾駅へ。
そこから在来線を乗り継ぎ
(2時間40分、3回乗換)

(途中、おやつを食べながら)
藤枝には16時43分着。

南口のコメダ珈琲でしばし休息してから
カランコロンへ。


舞台は見上げるかんじ。

2階の舞台正面にも席はあるみたいだけど
我々は途中退場するので無難に1階席で。

小山さんと研さんの間の時間に
藤枝在住のヒナさんとお話しできました。
(スタッフのご厚意に大感謝!です!)

最後の曲だと思われるところで入口へ移動。
20時40分過ぎに店を出てダッシュ!
めでたく20時47分発に乗車。
静岡乗換で0時前に帰宅できました。


両日とも2万歩前後歩いていたようです。

今回も目一杯楽しみました!!
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なばなの里と佐久島(1)

2015年03月21日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
名古屋方面の遠征、今回の寄り道は
「なばなの里」と「佐久島」です。

3月21日 「なばなの里」
それぞれ荷物を入れ、往復のチケットを買い
名鉄バスセンター4階乗り場10時半発のバスを目指して集合。

約30分で「なばなの里」到着。
チューリップや薔薇には微妙、と言われていたけど
その他の花はたくさん咲いていました。

河津桜は満開!

桜並木になっているところもありました。

梅は終わりかけだけど

花びらが舞って綺麗。

水仙も


パンジー系かな?


MK氏の課題となっていた
回転展望台にも行きました。




いい景色!


ベゴニアガーデンは圧巻!





自動ドアが開くと花で一杯で
すごくすごく驚きました。

ベゴニア以外のお花もたくさん!








アマリリスはおおきかった!

和田慎ニも語感で主役キャラに名付けた後に
実物を見て驚いた、って話だったよね。

池にもお花


昼食は園内で

パンが食べ放題だったので、
ばくばく食べました。

楽しかったよ!
ありがとう!!


再びバスで名古屋へ。

セーラー服のナナちゃん。

名鉄で国府宮駅へ。
「尾張大國霊神社 国府宮」




鶏?

すごく人馴れしていました。

参道の陶器市も堪能しました。
ちょい時間が余ったので近場のモスで調整し、
「サルーテ」へ。





店内の雰囲気が良くて、ご飯も美味しい!

終演後はガシガシ歩いて、
国府宮駅から21時6分発の電車に乗り、西尾へ。
(サルーテからは奥田駅の方が近そうだけど
 急行がたくさん止まるのは国府宮駅なのです)

西尾駅近くのホテルには
22時半頃チェックイン。
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「The REON!!」@東京宝塚劇場中継

2015年03月16日 | 宝塚(星組)
チケ取りは自力では完敗だったのですが
幸いなことにフォロワーさんから
チケットを譲っていただけまして
行けることになりました!
ありがとうございました!

すごく楽しかったです!
だいたいディナーショーは
ヅカソング半分、それ以外が半分のことが多いけど
今回はサヨナラショーの延長戦のようで、
組配属された我愛グレセンから16年を振り返る構成。

いろいろ懐かしかった。
そうそう、これもあったよな~、とか。
(月担なのに上海も台湾も行ったんだな~)
何度かここにも書いているけれど
東京グレセンでピンでグルグル回っていて
すごい子が出てきたな~、と思って。
(ムラのグレセンはは組配属前なので
 映像には残っていないんだな~)
それ以来なんとなくチェックしていて。
サザクロIIの頃はまだ体つきは女の子で
どこもかしこもムッチリしていたなあ。
それがこんなに立派になって・・・。
ちょっと泣きました。

途中、ちえ子ちゃんのコーナーもあり
ホタル嬢のベニ子も出るなど、
ネタも満載でした。
トーク部分は
 ベニのつっこみ
 ちえちゃんのボケの二人組に
 真風がいじられる。
ってかんじかな?

ショー終了後には、ちえちゃんからのメッセージ、
3人の会話と16年を振り返る映像に
ムラの「For Good」の映像も流れました。

ちえ紅真風の並び、
イベントではこれが最後だし、
本公演でもこんなガッツリは無いよねたぶん。
寂しいなあ。
みっちゃんのトップはありがたいけど、
なんでここに入れるのかな~。

セトリ


第一ホテルのお菓子のお土産付きでした。

包装紙も「The REON!!」
美味しいです。
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「ジゼル」ザハロワ&ボッレ/東京バレエ団(2回目)

2015年03月15日 | バレエ・ダンス
一幕のザハロワが華やかさに欠けるのはやっぱり演技だと思う。
踊りは綺麗に決まっている。
でもちゃんと村娘に見える。
水香ちゃんより姫度は低いのに、主役オーラはバッチリ。
日本公演の全幕でここまで作ってくれるとは思わなかった。
ありがとう!

狂乱場面の、ウィリーを見ちゃった感の
一瞬訪れた非現実的な雰囲気が人外で背筋ゾクゾクした。

二幕では、精霊でありながらも
アルブレヒトへの暖かな愛に満ちあふれていました。
質の高いパフォーマンスを堪能しました。

どこがどうとはハッキリ言えないんだけど、
今日のザハロワのジゼルはなんとなくマリインスキー風味だった。
セメニャカがウラノワから受け継いだものが伝わったのかなあ。
脚の強さはボリショイなんだけど、
雰囲気とか演技がもっと繊細なかんじ。

ボッレは一昨日より情熱的。
恋に一途な男で、二幕では命を賭けてて
ボッレ本人ではなく、ちゃんと「アルブレヒト」だった。
最後は両手を広げて終了。
一昨日は思い出を胸に、だったけど
今日はジゼルが昇天したのに
さらに彼女に愛を誓うかんじかな。

二人の演技がよく噛み合っていて
とてもドラマチックでした。

森川くんは役が降りて来ている。
実に見応えあり。
世界の大スターと対等に渡り合っている。
二幕では絶望な悲鳴が聞こえた気がする。
可哀想。

ペザントは今日も原田くんが良い。
入戸野くんは自由すぎる芸風が音の枠に収まりきって無いかんじ?
主役経験ありの男子と女子四人は盤石。

吉岡さんバチルドが美しい。
アルブレヒトへの蔑み感がいい。
お遊びはここまで、という雰囲気が
ジゼルとの階級の違いがすごく出ているのが良いですね。
木村さんとのマイムの掛け合いもすごく自然で
台詞が聞こえるようでした。

奈良さんはどの役に入っても安心できるダンサーになったなあ。
ミルタは怖いんだけど、人間の殺意とはまた違った迫力でした。


とにかく、ザハロワが最高でした!
ブラボー!


【配役等】
ジゼル: スヴェトラーナ・ザハロワ
アルブレヒト:ロベルト・ボッレ
ヒラリオン:森川茉央

バチルド姫:吉岡美佳
公爵:木村和夫
ウィルフリード:岸本秀雄
ジゼルの母:坂井直子
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):
 乾友子-原田祥博、吉川留衣-松野乃知、
 川島麻実子-梅澤紘貴、河谷まりあ-入戸野伊織
ジゼルの友人(パ・ド・シス):
 小川ふみ、加茂雅子、伝田陽美、
 二瓶加奈子、政本絵美、三雲友里加

ミルタ:奈良春夏
ドゥ・ウィリ:乾友子、吉川留衣


指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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「妻への家路」

2015年03月14日 | 映画
文革で引き離された家族の話。
収容所から夫が帰って来たら
妻は記憶障害で彼を夫として認識できない。
それを理解した夫は、、、。

というだけではない話だった。
母と娘の確執が辛かった。
娘がとった行動もわかるし
許せない母の気持ちもわかる。

記憶障害は頭の傷が原因かと思ってたけど、
最後の方で垣間見えたことがあった。
夫は自分のために妻にそういうことがあったから
今の状態になったとわかり
(たぶん、彼だけがわかり)
だからずっと妻の行動につきそうことにしただんだろうな。
深い愛情、というだけでは言い尽くせない、
悲痛な愛。

夫はある行動に出るんだけど、
なんというか、順繰りのことが起こっていて。
これは現代への皮肉なのかな。

コン・リーは老眼鏡を掛ける姿が似合っていた。
すっかり老けたように見えて、
でも髪を整える仕草がほんのり色っぽく、
さすがチャン・イーモウ、わかっているな。
これも伏線だったのかな?

しかし、夫はよく生き延びたなあ。
「無言歌」の世界だよね。
毛沢東時代のバレエも興味深かった。
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「ジゼル」渡辺&柄本/東京バレエ団

2015年03月14日 | バレエ・ダンス
渡辺さんの一幕は
ユカリューシャ系のウェットで秘やか系で来るかと思っていたけど
予想に反して陽気なハキハキとしたお嬢さんでした。
吉岡さんとも、またひと味違う感じ。
恋をして輝いているからこそ、
それを失ったショックが大きいんだろうな。

二幕ではウィリーの浮遊感は素晴らしいけど、
もう少し強いドラマが欲しいな。
たぶん1階前方席で見ればいろいろ伝わって来るんだろうけど、
2階真ん中辺りまでは届け切れていない。
もっと、アルブレヒトに会ってからの変化が見たかったな。

弾くんは全てがマラーホフ直伝なのがわかる。
それがちゃんと身体に入って自然な動きになっている。
恋に浮かれてジゼルといるときは甘々な雰囲気で、
バチルドへのキスはためらいまくり。
板についているだけに、なんというか、すごく愉快。
東バ若手でもできるじゃん!みたいな?

操られジャンプは横移動の方。
一輪ずつ落とす花の中に倒れて終了など、
やっぱり全てがマラーホフ直伝だけど
ナルシスト臭がないので別物になっているのが面白い。
パ・ド・ドゥ終わりの下手移動をスタスタ歩いちゃったところ以外は
上手く作りこんでいて良かった。

一番良かったのはジャンプの着地音が殆どしなかったこと。
以前の公開レッスンで長瀬くんの着地音が消えたことを思うと、
たぶんマラーホフの指導の賜物で、本当にありがたい

一幕ではユニゾンの踊りが崩れたり、
ソロバリで渡辺さんが踵を落としたり、
技術的な面では少々ミスはあったけど
二人ともいいかんじ。

松野くんのウィルフリードが頼りになる男だ!
ご主人に頼られて肩を貸すぐらいなかんじ。
狂乱の場面では的確な判断をしてました。
ご主人が間抜けなだけ。

梅澤くんは髭を付けても爽やかさ満開だし、
弾くんより細いしで、バランスが悪いかなあ。
今日が森川くん、ゲスト日を髭なし梅澤くんの方が合いそう。

伝田さんミルタは凄みがあって怖かった。
人間に対する明らかな殺意があった。
まだ少し動きは硬かったけどよく飛んでいた。
下手に投げ入れる花が舞台に残っちゃったけど、弾くんがカバーした。

ツインウィリーはどちらも良かった。

ペザントは、とりあえず「もう一組」が成立したことに感動。
男子の踊りは難しいんだなあ。
場数の差がそのまま踊りの精密さの差になっているので、今後に期待。

奈良さんのバチルドは、
婚約者がやらかしたことに怒る系。
なんてことをしでかしたの!という気持ちは
貴族としてどうなの?
ではなく、
人としてどうなの?
ってかんじに見えました。


全体的に、特に男子の駒が揃ってきたように感じました。
思えば、、、

首藤、後藤兄弟、中島、大嶋、古川、平野、長瀬、松下、宮本、小笠原

と、ごっそり抜けて、
ようやく木村さんの下が定着したんだなあ。


終演後に高岸さんの引退セレモニー。
幕が上がると黒ジャケ白シャツ黒パンツの高岸さんがいて、
「29年ありがとう」の横断幕が降り
金の紙吹雪が舞う中、団員が一輪ずつ花を手渡し。
マラーホフ、オブジャニコフ氏、飯田さんも渡す。
飯田さんがこういうセレモニーができて嬉しいと挨拶し
特別団員証?を授与。

高岸さんの挨拶は、
  29年ありがとうございました。
  続けてこられたのは団員、スタッフ、そしてお客様に支えられて。
  クラシックバレエからは離れるけど、
  パフォーマンスは続けていきたい。
  また皆様にお会いします。
  これからも東京バレエ団をよろしくお願いします。
ってかんじでした。


【配役等】
ジゼル:渡辺理恵
アルブレヒト:柄本弾
ヒラリオン:梅澤紘貴

バチルド姫:奈良春夏
公爵:木村和夫
ウィルフリード:松野乃知
ジゼルの母:坂井直子
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):
 岸本夏未-岸本秀雄、河合眞里-杉山優一、
 沖香菜子-吉田蓮、村上美香-岡崎隼也
ジゼルの友人(パ・ド・シス):
 小川ふみ、乾友子、伝田陽美、
 吉川留衣、政本絵美、川島麻実子

ミルタ:伝田陽美
ドゥ・ウィリ:岸本夏未、川島麻実子


指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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「イミテーション・ゲーム」

2015年03月14日 | 映画
暗号解読を軸に天才数学者の半生を描く。

解読までの道のりに手に汗を握った。
彼の理論が正しいのか?
毎日リセットされる暗号に
毎日絶望がやって来る日々。
解読は愛国心なのか、学者としての名声か。
それすらも超越できる奇人でないと
大きいことはできないのかな。

学生時代の話は彼の人格形成の説明だと思っていたら
とてつもない「愛」の話なのが終盤でわかった。

複雑でイヤな男なのに
(イヤな部分を具体的にわかりやすく提示しているのに)
映画の登場人物としては実に魅力的。
カンバーバッチがオスカーノミネートなのも頷ける。

主人公の外面、内面を描きつつも、
解読部分の展開も面白い。
そして解読成功でハッピーエンドではなく、
その先に展開があるのが良かった。
目の前の一人か、その先の一万人か。
その選択をしなければならない。
それに気付いてしまった不幸がなんともいえない。


解読したチームもすごいけど、
エニグマを開発した方もすごいよな。
人間の可能性と叡智に感動。
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「ジゼル」ザハロワ&ボッレ/東京バレエ団

2015年03月13日 | バレエ・ダンス
ザハロワは一幕は儚げな村娘。
気品はあるけど高慢さはなく、
何処ぞの落し胤ではなく、
ちゃんと村娘に見える。
背がもう少し低かったら東バに紛れるのでは?と思うぐらい。
ここまで華やかさを封印し存在感を薄められるとは。
地味とは違うのよ。

それでいて技術部分はきっちり見せてくれるんだけど、
力みはなく自然な流れ。
だからこそ狂乱の場面で感情が強く動き、
精神がキャパオーバーで身体の限界を越えちゃったんだなあ、
という流れがクリアで良かった。

二幕は姫の本領発揮。
ちゃんと精霊ではあるけれど、ガンガン踊っていました。

流石に若くはないなあ、と思ったけど、
古典全幕はまだまだ似合う。
バレフェスではコンテに振り切っちゃったのかなあ、と思ったけど、
昨年の白鳥といい、
自分のフィールドはまだ見捨てていないんだなあ。
世界のトップダンサーが古典を脱出する現状ではありがたい限り。

ボッレは奇跡の頭身に見惚れる。
それだけでもいいじゃあないか。
このビジュアルに合った技術や演技は期待してはいかんのじゃ。
ジゼルへの愛よりダンサー本人のナルシストぶりが透けて見えすぎるけど、
それも個性だ。
マラーホフの「真実の愛に酔いしれる」系のナルシストともまだ違う。

操られジャンプは縦飛びの方でした。
ラストは花一輪を胸に抱きたたずんで終了。

狂乱の場面のジゼルから剣を取り上げようとするところは
勢いがありすぎて
止めようとした岸本ウィルフリードと共に
舞台に倒れ込んでいました。

森川くんはいい意味でウザい。
巻き込まれて気の毒。
もうちょっと強く演じてもいいかな。

岸本くんは細かい演技が良かった。
ご主人をすごく気にしているのに
狂乱の場面で「なんとかしてヨー」と頼られて
「えー・・・」と後ろに引いちゃう気持ちはよくわかるよ!

奈良さんは貫禄たっぷりでした。

ペザントは、
 乾(黄)、吉川(橙)、川島(緑)、河谷(桃)、
 原田(緑パーマ)、松野(橙茶髪)、梅澤(橙黒髪)、入戸野(緑茶髪)。
入戸野君はジャンプが良いイメージだったけど今日は冴えず。
逆に原田くんが正確でシャープでした。

コールドは揃っていたし
村人達は細かい演技をしつつも五月蠅くはない。
以前よりぐんと良くなったところは
マラーホフの指導のおかげなのかな?


【配役等】
ジゼル: スヴェトラーナ・ザハロワ
アルブレヒト:ロベルト・ボッレ
ヒラリオン:森川茉央

バチルド姫:吉岡美佳
公爵:木村和夫
ウィルフリード:岸本秀雄
ジゼルの母:坂井直子
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):
 乾友子-原田祥博、吉川留衣-松野乃知、
 川島麻実子-梅澤紘貴、河谷まりあ-入戸野伊織
ジゼルの友人(パ・ド・シス):
 小川ふみ、加茂雅子、伝田陽美、
 二瓶加奈子、政本絵美、三雲友里加

ミルタ:奈良春夏
ドゥ・ウィリ:乾友子、吉川留衣

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

◆上演時間◆
第1幕 19:00~19:55
休憩 20分
第2幕 20:15~21:10
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「ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―/ファンシー・ガイ!(2回目)」宝塚雪組

2015年03月10日 | 宝塚(雪組)
雪組ルパン2回め。
ラストの捕物はやっぱり迫力とスピード不足だけど、
でも、やっぱりルパンだった。

アドリブも大爆発。
今日のお題は小芝居からの「止めてよ~」でした。
まず、宝石商(ホタテ??)がふり、
時間を越えるとき、ルパンが舞台袖に引っ込みつつ
「止めて~」の圧力。
皆さんからの視線を受け
「ああ、わかったよ~、俺が行けばいいんだろう~」
的なかんじで、だいもんが止めに行く。
遊ばれるだいもんが可愛い。
甦った伯爵は、参上、からの退場-。
って止めてよ~。のアドリブ返しをしました。

銀英と違って原作アレンジの自由度が高いから、
ファンの方も納得だろうな。
善人前提で歴史を無理矢理変えないところがいいよね。
ジャンヌ達の悪巧みも肯定し、
なにも知らない少女のようなマリーにチクリと言い、
カリオストロ伯爵の心に眠るロマンを汲み取る。
シニカルな部分があるのがすごくルパンらしい。
初ヅカっぽい人も多いけど、
客席の暖かさがいつもより3割増しな気がする。
宝塚版「ルパン三世」がルパンファン(兼ヅカファン含む)に
受け入れられているように思いました。

なんて屁理屈はどうでもよく!
とにかく、冒頭が鳥肌もの。
感涙!!
来たよ来た来た、ルパンだよ~っ!!
って、すごくゾクゾクしちゃんだわよ!

ちぎちゃんのルパンもいいけど、
ともみんの銭形がいたからこそ、
「宝塚版ルパン三世」は成立したんだよね。
ともみんがアニメの世界観を違和感なく作っていた。
あそこまで振り切って、
なおかつ「絵」になるのは難しいよね。
よく演じてくれたわ!


ショーは単調で繋がりが悪くて眠い。
最初はいいな~、と思うんだけど
だんだんテンションが下がっていくんだよね。

博多ではだいもんの枠にみつるかと漠然と思っていたけど、
そこは歌枠だよな~。無理だよな~。
似たような比重のともみん枠に
彩彩のどちらかを上げて使うのも厳しいよね。
と、なると2枠を3人で分担?
それを確かめに博多座へ行くべき?


ともみんを見るのは今日が最後。
稀有なキャラクターだった。
本人やファンがそれを望んでいたかはわからないけど。
手足が長くダンスも上手かった。
寂しいなあ。


余談。
ショーでシナトラの曲が使われていたので
ミーシャ&サープの作品を思い出しました。
「バリシニコフ、シナトラを踊る」
Baryshnikov Dances Sinatra [DVD] [Import]
Kultur (2008-07-28)売り上げランキング: 48,520

これが頭にあるから余計に不満に思うのかも。
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Cafe&Bar キャラクロ feat. 劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising- 秋葉原(5回目)

2015年03月09日 | タイバニ
ハイハハーイ!
ぼっちでGO!の5回目ですよ。

写真を撮り忘れちゃったけど
来店時に貰えるシールはスカイハイでした。

ごはんは折紙のハヤシライスと
パオリンちゃんのドリンク。

リンリンコンビその2でございます。
海苔の手裏剣が上手く写ってないわ。残念。
鶏の唐揚げが入っていて、
なかなかにボリューミーです。

デザートは・・・
ホワイトデーのデザートを食べたかったのですが
残念なことに終売になっていました。
秋葉原に来てまだ食べていないのは。
(池袋では食べたけど)虎だけなので、オーダー。
合わせるドリンクはバニーちゃんかなあ、と思ったけど
甘いし、ということで、
まだ頼んだことがない蜂蜜入りコーヒーで。

一足早い「2つの正義」です。
蜂蜜入りコーヒーはコクが出て美味しかったです。
甘さは予想ほどは感じませんでしたが
ものすごく胸焼けはしました。

特別映像はファイヤ~ン。
掛け声は「オカマは」「最強よ!」

今のところシールも映像も被っていないラッキーな私です。

ランキングは「雛人形として雛壇に飾りたいHERO」

私の入店時には主役のお二人さんが同店でした。
お店のお姉さんは「左大臣と右大臣」と言っていましたが・・・。
いやいや・・・(以下略)

ポイントカードの色が変わりました。

もうちょい行きたいかなあ。
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「めぐり逢わせのお弁当」

2015年03月08日 | 映画
ロードショーで見逃したのを新文芸座でリベンジ。

ちょっとした心の触れ合いにほのぼのする話かと、
見る前は思っていたけど、そのイメージとはだいぶ違った。
老いの入り口に立ったのを自覚する話がメインなのかな。
昔とは違うと自覚し、でも先に進まなければならない。
自分(の年齢)はイラよりサージャンに近いのも自覚しないとな。

中国の布団を持って移動もそうだけど、
インドもビジネス街に弁当屋を作る方が便利なんじゃ?と思うけど、
社会システムを変えるのは難しいんだろうなあ。
カレーとご飯とチャパティと炒め物だっけか。
それを食堂の皿に移して食べるという文化も驚きだった。

主役の男性はもの凄くかっこいいと思うよ。
若い女性にも需要があると思うんだけどなあ。
そういう色男が老いを自覚する話なのかしら。
女性の方はソフィー・マルソーに見えたり
石野真子に見えたりナタリー・ウッドに見えたり。
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