まず良いところを。島崎さんの振り付けを見慣れたせいかトート・ダンサーズは思ったほど違和感がなかった。それどころか、ちゃんと芝居の中で意味をなしているので(トート様の意志であったり、人の間に漂う「悪意」であったり)、前の「踊るだけ」のダンサーよりずっと良い。ダグバ様のルドルフ。姿勢はやや悪いが、歌も芝居も踊りも身のこなしも良かった。さすが井上君より年季が入っている。もひとつフランツのプロポーズ。「馬には乗れるかい?」なんて、できないことは言わなくなった。フランツ登場のセリ上がりも好きかも。
さて。反対にイマイチな部分を。固定装置(舞台美術)は使ってみたいんだろうけど、帝劇でやることはないだろう。それとこれらとセットの電光掲示板は・・・。絵が荒いよ。シシイが落ちるところとか鹿さんとか、なんとかならんかねえ。んでんで、なによりエリザベートがどんどん意味不明になっていくよ。1幕は、それでもまだ納得できたけど、2幕以降が・・・。「私が踊るとき」は完勝の勝ち鬨だよ。あんなに自信を持った人が、なんで次の場面で「あなたの方が自由」なんて言うんだろう。どちらかを削らないと、あまりにも一貫性がない。で、シシイが強くなったあまり、トート様とフランツの力関係もアンバランスに。トート様はまったく相手にされていない。フランツもたんなる振られ男のストーカーのようだ。シシイに対して、愛と現世の栄光を与えるのがフランツであり、「死」という自由をあたえるのがトート様のはずなんだけど、結局シシイはどちらも望んじゃいないように思える。たんにその瞬間思ったように行動したいだけの思慮の浅い女に思えて、それじゃただの我が儘じゃん!って思っちゃうのだよん。ルドルフへの拒絶のしかたもねえ。あんまりきっぱりしすぎていてさ。その後の葬式につながらないじゃん。一番はラストだよね。シシイはトート様なんて見てないよねえ。う~ん、終わった気がしないのよ。
オチの作り方を
忘れたのか?
小池先生。
祐ちゃんトートは「人間を愛したオレ」に陶酔しすぎて、「イブの息子たち」のニジンスキーみたいでした。そんちゃんはソロがあって嬉しかった。化粧もキレイよ。勝ちゃんもだいたい把握できた。
ま、そんなわけで消化不良なので、これから星組のビデオを見ます。
さて。反対にイマイチな部分を。固定装置(舞台美術)は使ってみたいんだろうけど、帝劇でやることはないだろう。それとこれらとセットの電光掲示板は・・・。絵が荒いよ。シシイが落ちるところとか鹿さんとか、なんとかならんかねえ。んでんで、なによりエリザベートがどんどん意味不明になっていくよ。1幕は、それでもまだ納得できたけど、2幕以降が・・・。「私が踊るとき」は完勝の勝ち鬨だよ。あんなに自信を持った人が、なんで次の場面で「あなたの方が自由」なんて言うんだろう。どちらかを削らないと、あまりにも一貫性がない。で、シシイが強くなったあまり、トート様とフランツの力関係もアンバランスに。トート様はまったく相手にされていない。フランツもたんなる振られ男のストーカーのようだ。シシイに対して、愛と現世の栄光を与えるのがフランツであり、「死」という自由をあたえるのがトート様のはずなんだけど、結局シシイはどちらも望んじゃいないように思える。たんにその瞬間思ったように行動したいだけの思慮の浅い女に思えて、それじゃただの我が儘じゃん!って思っちゃうのだよん。ルドルフへの拒絶のしかたもねえ。あんまりきっぱりしすぎていてさ。その後の葬式につながらないじゃん。一番はラストだよね。シシイはトート様なんて見てないよねえ。う~ん、終わった気がしないのよ。
オチの作り方を
忘れたのか?
小池先生。
祐ちゃんトートは「人間を愛したオレ」に陶酔しすぎて、「イブの息子たち」のニジンスキーみたいでした。そんちゃんはソロがあって嬉しかった。化粧もキレイよ。勝ちゃんもだいたい把握できた。
ま、そんなわけで消化不良なので、これから星組のビデオを見ます。