きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「雨に唄えば(3回目)」(宝塚星組)

2003年05月26日 | 宝塚(星組)
 実に楽しい舞台でした。映画は映画館でもビデオでもくり返し見ているのに、舞台を見てこんなに新鮮に笑えるなんて!!やはりナマの舞台は面白い。明日で千秋楽なのが惜しい。もっといろんな人にも見て欲しいなあ。星組+専科+宙組の皆様お疲れさまでした。
 とうこちゃんが素敵だよね。ショー部分から逆算すると、本当はドン向きの役者じゃないんだよね。なのに芝居ではそれを感じさせない。前にも書いたけど、「ハリウッド・スター」とは、もしかしたら違うかもしれないけれど、見ただけで失神しそうになっちゃう大スターには、ちゃんとなっている。キャシーと出会う場面当たりで、私も「ド~ン~~ッッッ!」って叫びたかったなあ。いや、本当はオープニングの客席登場からヒューヒュー言いたかったわ。適度に遊びを入れ、真面目に演じるところは演じ、歌い、踊り、座長として充分に働いていました。今後出演作に「雨に唄えば 主演」と書かれるかと思うと嬉しい。
 でもでも。ショーを見て思った。とうこちゃんには、もっともっとコテコテの宝塚作品をやってほしい。それこそ半回転する岩の上で作品名を叫んじゃうような、アレ系ね。赤いスパンの服の時、ナイアガラ羽と大階段が見えたような気がしたよ。幻影でなく、いつか本当にそれを見られる日が来るといいなあ。ここはあまりにもカッコよくて泣いてしまった。彼女はオーソドックスな宝塚男役の雰囲気を持っている人だと思うので、どこでもいいし、例え1作でもいいので、トップにして欲しい。(でも、わたる短期だけは不可)
 タニ君は、ショーの歌も良くなってきていると思う。欲目?それにしても、タニがゆず長さんと踊るとはな!なんて恐れ多い!!今後は明るい以外の役柄をどう作るか、あるいは強引に今の雰囲気ですべてを乗り切るのか、それをそろそろ決断しなければね。ショー部分でさ、まとぶんと並ぶと、そりゃタニの方が手足が長くて背が高くて顔が小さくてスタイルはいんだけどさ、タキシードの着こなしが全然違うよ。この辺のまとぶんのカッコよさは、さすがに星組!って思うわ。ウメちゃんは芝居が良くなった。ドンへの思いとか、うまく表せるようになったと思う。池田銀行もついていることだし、将来のヒロインなんでしょうか?全ツも華やかだったし、日生も高水準の舞台だった。合流したらどうなるんでしょうね。今から楽しみです。
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「雨に唄えば(2回目)」(宝塚星組)

2003年05月22日 | 宝塚(星組)
 全体的に7日に見たときより、グッと良くなっていました。特にとうこちゃん。楽しそうに演じています。前回はドンのスター性を「ハリウッドスター」として表そうとしていたけれど、今回は「宝塚男役スター」の魅力で表そうとしている、そんなカンジ。実に格好良くって、自信たっぷりなところが、かえってドンらしくなっていたと思います。う~~ん、ステキすぎ。歌もうまいしなあ。喉の心配皆無だし、音程外すかもって心配もないし、安心して聞けるわ。本当はそれが基本か。雨のシーンも、いま思えば前回見たときはまだまだ試行錯誤だったのかな。「雨の場面」で「歌い踊ります」って段取りをこなしているだけに見えたけど、今日はウキウキ気分が伝わってきた。外に出たとき雨が降っていたら絶対私も真似しちゃうよ!って思ったもん。あと、アレね。どこかにも書いてあったけど、とうこちゃんには、まんま「踊る騎士」をやって欲しいなあ。ブロードウェイ・メロディ付きでね。
 タニ君はやっぱコメディ似合うね。ものすごくブリスと被るけど、そういった役が似合うからよし、ということで。「笑え!」の場面、壁登りを始め、いろいろ簡略化されているので少々物足りない。最後に金盥を落としてくれないかなあ。オチをつけて欲しいよ。宝塚じゃ無理だけど。でもタップとかうまくなったしなあ。ショーで歌がアレだけど、友人が言うように、ここでうまい歌を聴かされたらタニじゃない気がする。確かに。
 うめちゃんは踊っているときの脚がキレイだけど、色気はないね。その辺が課題かな。歌はだいぶ良くなった。まとぶんは相変わらず怪演。喉がもつかと心配だったけど、大丈夫そうね。イヤな人だけどカワイイ。宝塚的にそのバランスが難しいと思うけど、うまかったな。ショーでは男らしいし、いい経験になったよね。外部の王子もガンバレ!
 もとの映画がとても好きなので、どうなることかと思いましたが、良いデキだと思います。わかりきっている場面も、なんでこんなに笑えるのか、というくらい。ただ「ビューティフル・ガール」などのオリジナルの場面がイマイチつまらない。中村Bって、華やかな道具を使っている割には、それが生きないんだよね。「ショー」の捉え方も間違っている気がする。役者の熱演で演出の足りなさをカバーさせないで欲しいなあ。
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「蝶・恋/サザンクロス・レビューIII」(宝塚星組)

2003年05月18日 | 宝塚(星組)
 わたる君&檀ちゃんのプレお披露目です。イエーーーイッ!!ま、芝居はね、アレの改訂だからね。ちょっとはマシになっていたけど。雪若に「もう少し早く来ていただけたら」と泣いていた尼さん、ついさっきまでは「親の決めた相手と結婚しろ」ってさんざん言っていたくせに。雪若も「生きていればこそ・・・」とか言ってるけど、実際霧音が結婚していたら「自分というものがありながら」とか怒るんじゃないの?なんだかな~、と思うけど、元ネタがそうなら仕方がないか。でも、墓割れはね~。会場中も「えっっ!?」と息を飲んでいたよ。笑うことすらできない状態でしたわね。でも、わたる君の芝居は良かったよ。
 んで、サザクロ。私には4つめのパターン。いや、これは盛り上がるよね。新トップもテンション高くて、初演の熱さを思い出しました。さっぱり君だと思っていたわたる君も濃くてイヤらしくて、いいわ~~。檀ちゃんも目の力が強い。技術はともかくとして、あきちゃんは「たーたんの相手役」だったのに対して、檀ちゃんは「『トップ』娘役」ってカンジです。二人並ぶと迫力あります。ベサメムーチョ、パタゴニアは予想通り、いや、予想以上に二人がぴったり。歌声も合っていると思います。ふたりの適音域が合っているというか。「アイーダ」も甲斐先生が主役の音域に考慮して作曲していただけたら案外聞けるかもしれません。
 わたる君は、スパンと羽がピッタリ。プレお披露目なのに、もう5作ぐらいやっているんじゃないかと思わせるほど、トップの姿が板に付いています。最後に出てきてまったく違和感なし。だからこの辺は「ヒューヒュー!」ってカンジでしたが、「ブエノスアイレス」はちょっと泣きました。黒タキを着て男役率いて踊ったり、一人で舞台で歌ったり、そういう、さりげないけれどトップにしかできないことをやっているのを見て、「ああ、ここまでよく育ってくれた」と感動しました。本日2回目の公演は千秋楽で、ラストはスタンディング・オベイション。熱い舞台だったな。
 その他。ケロは馴染んでいました。芝居では「取って付けたような役」で出番も少なかったけど、性格をよく表していたと思います。トップコンビより舞がウマイのはご愛敬。大好きなサザクロでは出番がたくさんあって嬉しい!クラプキが良かったわ。すずみんは某所で叩かれまくりだけど、歌はうまいし踊りもいいと思う。以前は顔の大きさが気になったけど、今回は感じなかったので、いろいろ努力しているんだと思う。レオン君は踊りだけでなく歌も声もいい。百花さんの太股が色っぽくてステキ。組長の踊りはいかにも星組で好き。千佳ちゃんの紫のダルマは、上海で毬丘さんが着用したためか、ビキニラインに継ぎ布をあてていて、ハイレグの角度が緩やかになっていたよ。って、なにを見ているんだ、わたし・・・。
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「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」@宝塚大劇場2回目(宝塚月組)

2003年05月17日 | 宝塚(月組)
 ショーは色合いは綺麗なんだけど単調だと思う。じゃないか。アップテンポから幽玄の世界へ誘うコウちゃんの場面(音楽:東儀さん)で睡魔に襲われてしまうんだわな。ここを乗り切れば寝ないのだろうか。前回も、今回の2回もここで撃沈してしまいました。東京では起きていられるのか?
 さて芝居。前半はサスペンス。レオを殺したいと思う人が何人か現れる。これを最後まで引きずればいいのに、後半からは「ジゼル」のアルブレヒトの贖罪になってしまう。「身分を偽って恋を楽しんでいた男が、身分がばれ、それを知った相手が自殺してしまった」その後の男の心情が描きたかったのかな、とは思うんだけど、そうしたらサスペンスにしなくても、と思う。1時間40分の中でうまく処理し切れていない。後半でレオは、「恋人を死なせた後で自分はいつ死んでもいいと思っている」という割には、前半でエンジョイしすぎなんだよな。昔の女(ローザ)との話を長く書き込む必要もないと思う。ジルも、クライマックスの修道院で、最初は単純に激高しているだけなの、一転して「人間ってどうして・・・」って説教くさくなるのも、なんだかな。そう思う動機も弱いしさ。駄作とは言わないけれど、説明が足りなすぎ。オギーの螺旋は、意図的に「どのようにも取れる話」にしたんだと思う。本当にあった話なのか、アリオンがイブに見せている夢なのか、死にゆくイブの幻想なのか。でも、この「ドンファン」は基本的な設定が把握できない。見る方でも補えないくらい。巨匠の幕前説明台詞が懐かしいぐらいです。たぶん景子ちゃんの中では完璧に話の筋は通っているんだろうけど、金を払っている私にはわからないところが多すぎ。客に合わせて描いてくれんだろうか。特にお願いしたいところは下の別項目で書きます。それ以外に気になるのはバレエ関係。バレエを知らなければ「パリ・オペラ座バレエ学校」とか、そこの卒業公演で踊れるというのがどれだけのことかはわからないと思う。しかし知っていれば、逆に、「バレエ学校は、ダンサーが踊れなくなったときのケアも万全なのに」とか思っちゃうの。ベッシー校長が見捨てたのか?とか(笑)あと言語。レオはイタリア人。ローザはアメリカ人。そして「ベルギー訛りのフランス語」を喋るジル。何語で喋っているのか?みな自国語?


以下、劇場の「あらすじ&配役表」にある程度のネタバレを含みますので要注意。
 レオのデザイナーとしての地位が不明。昔の恋人が死んだせいでデザインができなくなり、ロレンツォがゴーストライター。これが、デザイナーとしての地位を完全に確立したあとなら、まあ、いいのよ。でも、恋人は「パリ・オペラ座バレエ学校」の生徒で「卒業公演」で踊るはずだった。ということは、単純に考えて18歳。で、その時レオは「フランスでデザインの勉強中」で「ロレンツォとルームメイト」。となるとレオはこの時学生かそれに近い状態?そうするとデザイナーとしての地位を確立できたのはロレンツォのデザインのおかげ。それを自分のデザインとして売り出して得意になっているのは、どうよ?と思う。最初から自分はプロデューサー的立場で、ロレンツォは専属デザイナーとして扱ってもいいんじゃない?それとも、「ドンファン・ブランド」を確立し、ローザのためにデザインした衣装でハリウッドのキングとなり、その後フランスに行って勉強し、18歳の学生と恋に落ちた?デザインできないのは、ここ数年だけで、実績はバリバリある?「デザイナー」と名乗っても大丈夫なくらい?デザイナーの才能部分から考えるとその方が自然だけど、でもマリーが女性遍歴のきっかけだろうし、いいトシして「ルームメイト」ってこともないよね。この辺をもう少しくっきりさせて欲しい。だって、デザイナーとしての才能がなければ、「世界の恋人」的なレオの価値がなくなってしまうもの。
 このあたりが、私の中でよくわからないので、いつもモヤモヤしています。マリーが死ぬきっかけになったブラックメールについても、レオが、自分が不倫の末の子供だっていう悩みが、とってつけたかのよう。母を愛しているのか、愛憎の裏返しなのか、父をどう思っているのか。それが全然伝わってこないので、1通のメールで恋人を捨てるっていうのも理解できません。モロモロ、東京公演で直っているのに期待します。
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「雨に唄えば(1回目)」(宝塚星組)

2003年05月07日 | 宝塚(星組)
 楽日近くに2公演取っていたのですが、我慢できなくて初日開けて2日目の本日行ってしまいました。だって原作映画が大大大好きなんだもん!
 あの映画がどうなるか、とても心配でしたが、そうですね、宝塚作品としてはなかなかイイと思います。とにかく踊りまくり。ショーのタンゴっぽい踊りがダサダサな以外はみんないい振り付けだと思います。特に映画からの踊り、冒頭のボードビルの踊りはビックリ!あの踊りを宝塚で、もっと言うなら、とうこ&タニでやるとは思わなかった!もっともっと簡単な振りになると思ったのに!いやいや、すごいっす。千秋楽まで、みなさん体力持つのかしら。
 とは、言うものの。やっぱ原作映画ファンとしては、比べちゃいますよね。ゴメンね。仕方がないことなんだけど、タニは「ドンの友人コズモ・ブラウン」を演じることができても、ドナルド・オコナー並みに踊るっていうのは無理な話で。壁登りを期待しちゃイカンですよね。で、MGMが総力を挙げて作ったダンスシーンが、宝塚で完璧に再現できるわけではなく。「ビューティフル・ガール」も「ブロードウェイ・メロディ」も、あっという間に終わって、正直、「たったこれだけ?」って思っちゃいました。もっともっと踊りが続くと思ったんだけどな。
 あと、初日開けたばかりだからだと思いますが、まだまだ皆さん演技が堅いです。芝居と踊りがまだ一体化していない。芝居が、名場面に繋げる段取りに思える時がある。特に発声練習の場面。韻を踏んだ言葉が歌になり踊ってしまう、と見せるにはまだまだです。役者側の問題なのか、演出家の問題なのか。どちらにせよ、慣れていくしかないかな。
 その他気になったのは音響。オケの音が大きすぎて、台詞や歌を消してしまうときがある。もう少し調節できないかな。

 とうこちゃんはうまいけど、もう少し捨て身にバカをやった方がいいと思う。もっともっと弾けなきゃ。雨の中で踊る場面、「頑張っているな」とは思うけど、「土砂降りでもつい踊っちゃう!」って雰囲気は伝わってこないなあ。ここで一皮むけるかが今後の彼女の地位を決めるのかな。
 タニ君は芝居はいいよ。さすが、というか。次の場面につなげる小芝居が実にうまい。場数を踏んでいるだけある。本編ではそれほど歌は気にならない。どのみちオコナーには敵わないんだし。ショーになって、娘役侍らせて踊る場面はウットリ。大人っぽくなって貫禄があって、いつの間にこんな成長したんだろうと思います。某紙に「準トップ」と書かれたようだけど、わかる気がする。と感動したところに歌が入り、「ああ、やっぱタニだわ(涙)」となります。歌わなきゃイイ線行ってると思うんだけど。
 ウメちゃんは、踊りはいいけど芝居はあと1歩。もう少しドンとくっつくあたりを表現してほしい。あと歌ね。宝塚的には標準だけど、吹き替えで使うほど抜群にうまい、と思わせるには少々物足りないかな。ヒロイン系ではあると思う。まとぶんはスゴイわ!ここまでリナになるとは思わなかった。脱帽。しかもカワイイし。その他、専科の方々がヒットです。星原さんと萬さんの掛け合いがウマイ。とうこ&タニにも、このノリが欲しい。ラジオ実況の藤さん、まさに映画通り。ここは半端な若手じゃダメよね。大満足。そしてまゆみ姐さん!ステキ~~っ!グリーンドレスの女がメチャクチャかっこいい!!さすがダンス専科!リカちゃんとも踊って~~。「ビューティフル・ガール」でも「ジャンクション24」の衣装を着て、真ん中で踊っていました。ああ、ありがたや。下級生は、決まった役を持っている人は少ないけれど、いろんなところで踊っているし、チームワークもいいので見応えがあります。
 総合的には、宝塚としては、特に全ツ裏としては、よくやっていると思う。あとは見る側に、ジーン・ケリーとドナルド・オコナーの幻影をどこまで捨てられるかでしょう。次は22日なので、それまでにノリが良くなっていることに期待大です。
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ヤッタラン副長(実物)を見る

2003年05月04日 | ヲタク話(腐女子系ネタ多し)
 恒例の海辺の某所に行ったところ、新谷かおる&佐伯かよのご夫妻がいらっしゃいました。私は、自画像等、絵以外で新谷氏を見るのは初めてでしたが、すぐにわかりました。まんま、ヤッタラン副長です。気さくにファンのサイン攻めに応えていました。お二方とも、まだまだ一線でご活躍だというのに、さらに別な場所で作品を発表する、その創作意欲には感服するばかりです。だから、お願い。「エリア88」本、再販をお願いします。買いそびれちゃったの。読みたいよ~。
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