きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「眠れる森の美女」金子&柄本/東京バレエ団

2023年11月18日 | バレエ・ダンス


金子さんが本公演オーロラデビュー!
待ってました!

メイン以外は先週の2日目キャストかな。
本番経験後なので妖精さんたちは余裕のある落ち着いた踊り。
榊さんは今日も美しい。
妖精筆頭の位置も似合っている。
ああ、千春ちゃんを思い出す。

衣装が微妙に違う件、
カラボスの手下もだった!

伝田さんのカラボスの芝居が自然でわかりやすい。
ぶっちゃけ弾くんより上手い。
以前「海賊」のパシャをやってみたいと言っていたのを思い出した。
子眠りでのカラボス経験も生きてるかな。
髪飾りとか、弾くんと違うかなあ。

金子さんのオーロラは前2人のような華やかさはやはりないけど美しく、子
眠り経験ありだけあって技術面は安定。
こうして見ると本公演の方が美術を作り込んでいるので
ゴージャスさが増すのね。
子眠りの方が本人のオーラが必要なのかも。
幻影も落ち着いた踊り。
王子に爪痕を残してた。

弾くんは、なんというか、
前2人を見たあとだと、
真ん中で踊らせるしかないよなあ、ってかんじかな。
ベテランなので、金子さんは安心かも。

パ・ド・ドゥウの片足後退り、
弾くん参加せず。
金子さんだけ。


【配役等】
国王フロレスタン14世:安村圭太
王妃:大坪優花
オーロラ姫:金子仁美
デジレ王子:柄本 弾
カタラビュット、式典長:鳥海 創
悪の精カラボス:伝田陽美
リラの精:榊優美枝

- プロローグ -
妖精たち:
カンディード(優しさ):長谷川琴音
フルール・ド・ファリーヌ(やんちゃ):中沢恵理子
パンくずを落とす精(寛大):加藤くるみ
歌うカナリヤ(遊び心):工 桃子
ヴィオラント(勇気):二瓶加奈子

- 第1幕 -
4人の王子:
フォルチュネ王子:大塚 卓
シャルマン王子:樋口祐輝
シェリ王子:岡﨑 司
フルール・ド・ポワ王子:生方隆之介

- 第2幕 -
公爵令嬢:加藤くるみ
ガリフロン、デジレ王子の家庭教師:岡﨑 司

- 第3幕 -
宝石の精:
ダイヤモンドの精:中島映理子
サファイヤの精:平木菜子
金の精:工 桃子
銀の精:中沢恵理子
プラチナの精:ブラウリオ・アルバレス、樋口祐輝、大塚 卓、岡﨑 司
長靴をはいた猫と白い猫:岡崎隼也-加藤くるみ
青い鳥とフロリナ王女:池本祥真-足立真里亜
赤ずきんと狼:瓜生遥花-山田眞央
親指小僧とその兄弟と人食い鬼:
 中嶋智哉
 大野麻州、小野陵介、小仲 花、長谷川結子、花田純之介、矢崎佳奈海、吉田心菜

指揮 トム・セリグマン
演奏 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力 東京バレエ団OB・OG、東京バレエ学校

音楽:ピョートル・チャイコフスキー
台本:イワン・フセヴォロシスキー、マリウス・プティパ(シャルル・ペローの童話に基づく)
原振付:マリウス・プティパ
新演出・振付:斎藤友佳理
ステージング・アンド・プロダクション・コンセプト:ニコライ・フョードロフ
舞台美術:エレーナ・キンクルスカヤ
衣裳デザイン:ユーリア・ベルリャーエワ
照明デザイン:喜多村貴

~上演時間~
第1幕 14:00~15:10
休憩   20分
第2幕 15:30~16:00
休憩   15分
第3幕 16:15~17:00
コメント
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「眠れる森の美女」秋山&宮川/東京バレエ団

2023年11月12日 | バレエ・ダンス




秋山さんのオーロラ、もんのすごく可愛い😍😍😍
ローズアダージオは完璧で、
その後のジャンプはふんわり、しかし高くて、
技術面で素晴らしすぎるのに、
力みのない自然な動きで、
「バレエとしてー」とか全く意識させず、
ただただ可愛い。
可愛いは正義!
化粧が宝塚娘役みたいなかんじ。
目の周りがくっきりはっきりで、
自然に童話のお姫様。
栗色の総カツラも合っている。
バレエ化粧ってただただべっとりな時があるけど、
秋山さんの化粧はとても美しい。

今日のリラは榊さん。
長身で首と手足が長くて、
政本さんと同じく、これぞリラの精!という体型。
2人とも好きな私には至福。
政本さんは自然と妖精の真ん中で、
榊さんは少しキリッと。

5階から見ると、プロローグの色合いが夢のように綺麗。
プロローグの妖精たちの衣装は色以外も微妙に違う。
白鳥などでも揃いに見えて微妙に違う衣装があったので、
芸監の趣味なのかな。

宮川さんは、秋元さんのような「一歩めから王子そのもの」ではないけど、
踊り出すとノーブル感が漂うよね。

カラボスとの対決は見たいけど、
どうしてもしょぼくなるからなあ。
仕方がないかなあ。

幻影の色の重なりも夢のように綺麗よ!

青い鳥のコンビがひときわ素晴らしい。
足立さんがいつものキュートな役とは違って大人っぽい美人。
池本さんは、これぞブルーバード!鳥人。

オーロラのカツラは最後だけ金髪なの?


【配役等】
国王フロレスタン14世:安村圭太
王妃:大坪優花
オーロラ姫:秋山 瑛
デジレ王子:宮川新大
カタラビュット、式典長:鳥海 創
悪の精カラボス:柄本 弾
リラの精:榊優美枝

- プロローグ -
妖精たち:
カンディード(優しさ):長谷川琴音
フルール・ド・ファリーヌ(やんちゃ):中沢恵理子
パンくずを落とす精(寛大):加藤くるみ
歌うカナリヤ(遊び心):工 桃子
ヴィオラント(勇気):二瓶加奈子

- 第1幕 -
4人の王子:
フォルチュネ王子:大塚 卓
シャルマン王子:樋口祐輝
シェリ王子:岡﨑 司
フルール・ド・ポワ王子:生方隆之介

- 第2幕 -
公爵令嬢:加藤くるみ
ガリフロン、デジレ王子の家庭教師:岡﨑 司

- 第3幕 -
宝石の精:
ダイヤモンドの精:中島映理子
サファイヤの精:平木菜子
金の精:工 桃子
銀の精:中沢恵理子
プラチナの精:ブラウリオ・アルバレス、樋口祐輝、大塚 卓、岡﨑 司
長靴をはいた猫と白い猫:岡崎隼也、加藤くるみ
青い鳥とフロリナ王女:池本祥真、足立真里亜
赤ずきんと狼:瓜生遥花、山田眞央
親指小僧とその兄弟と人食い鬼:
 中嶋智哉
 大野麻州、小野陵介、小仲 花、野本紗世、長谷川結子、花田純之介、矢崎佳奈海

指揮: トム・セリグマン
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団OB・OG、東京バレエ学校

音楽:ピョートル・チャイコフスキー
台本:イワン・フセヴォロシスキー、マリウス・プティパ(シャルル・ペローの童話に基づく)
原振付:マリウス・プティパ
新演出・振付:斎藤友佳理
ステージング・アンド・プロダクション・コンセプト:ニコライ・フョードロフ
舞台美術:エレーナ・キンクルスカヤ
衣裳デザイン:ユーリア・ベルリャーエワ
照明デザイン:喜多村貴


~上演時間~
第1幕 14:00~15:10
休憩   20分
第2幕 15:30~16:00
休憩   15分
第3幕 16:15~17:00
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「眠れる森の美女」沖&秋元/東京バレエ団

2023年11月11日 | バレエ・ダンス




プロローグに妖精群舞が出てくるだけで泣ける。
短縮版じゃない!
本当の「眠り」!

政本さんのリラが素晴らしい。
落ち着いて優美で、
妖精の中でも一段高い位置にいて、
オーロラへの愛情たっぷり。

妖精5人も音楽のキメにピッタリとキメる。
前後しました、前奏からオケのキレが良い!

眠りはオールスターキャストになるんだなあ。
衣装を新調すると「100万ドルバレエ」になるのも納得。

弾くんのカラボスは腰が曲がった老婆。
出だしのカラス付きの椅子は良いしマイムもわかりやすい。
しかし演出の流れなのか、
リラとカラボスの対決が今一つ盛り上がらないかな。
私の好み的に。

プロローグと1幕の間、
幕前で下手で糸を紡ぐカラボス、上手は糸車を差し出す女性。
舞台転換とわかっても長い。

1幕。ワルツはフォーメーションが複雑。
華やかだけど、ちょいワサワサ。
輪っかは主に男性担当。

沖さんの髪は栗色。総カツラ?
ローズアダージオは安定。
危なげなし。
押し出しが良く華やか。
出で「主役登場!」感がある。
王子4人は多少のカスタマイズはあるけど、
同じ様式の衣装。
子眠りのような国の違いは無い。

2幕。
秋元さんの王子は本領を超発揮!
これぞ王子!
冒頭のお仲間達の場面でミニソロあり。
村人の踊りもあり。
そして!
東バ版初(たぶん)の幻影!
幻影の場面が!
森の中だからか、群舞衣装は緑。
オーロラもペパーミントグリーン。
オーロラと王子はすれ違い。

パノラマはお船。
カラボス城に到着。
なんと、対決無し!
王子のキスで魔法が解けて、カラボス撤収。
なかなか目が覚めないオーロラ。
どうすれば、と王子がリラを見たら、起きた。
ここで短いパドドゥウ。
マールイの幻影でオケが演奏していた曲。
ふたりの心が通い合う。
オーロラが両親を起こす。

3幕。
イントロで童話の人の登場はなし。
宝石はペア4組なかんじ。
童話は、男女一組が王と王妃の前に出る。
ミニ幕が彼らの前を通り過ぎると童話に変わる。
変身というより、余興を提供なかんじ?
なので狼も顔出し。
青い鳥のフルバージョンを久々に見た!
生方さんのジャンプが綺麗。

主役2人のパ・ド・ドゥウは、
キラキラ感、幸福感はあるものの、
沖さんは子眠りで何回か見てるから、
ちょいと新鮮味には欠けたかな。
ラストはオーロラにウェンディングベール。

安村さんが大活躍で、プロローグ以外は役付きで、
そのうちの4人の王子って、
最初に手を差し出す人が
そのあとのオーロラのサポートメインが多いけど、
オーロラが下手から移動する時は
2番めに手を差し出した安村さんだった気がする。
このサポート、ツアーとかだと他日のデジレのこともあるよね。
かつての英国ロイヤルではアダム・クーパーが入っていた記憶。

カテコには佐野さん木村さんも。


幕間ロビーで聞こえてきたように、
例えばシュツットガルトのような改訂版ではなく、
子眠り、マラーホフ版、の前の短縮版を、
一般的な版に直したかんじかな。
幻影のように無駄に見える場面でも、
古典はこれがなきゃと思うよね。

短縮版は、森にリラが現れ、
リラが王子にオーロラをチラ見せしてすぐパノラマ。
幻影は場面ごとなし。
紗幕向こうのパノラマが、
茶色のストーンとした衣装の女性が踊っていたので、
通称「蓑虫」でした。

フェリとルグリとか、ギエムのABT客演とか、
いろいろ思い出しちゃった。

幻想でリラが出ると、遣り手婆、って思うね。

マラーホフ版は幻想の場面が祝福の妖精達だっけ、
女性ダンサーが笠に布ヒラヒラで「ワカメ」と呼ばれていたな。
妖精のお付きの男性が無駄にかっこいい衣装だった。
オーロラの衣装がフルーチェみたいだった。
マラーホフ版は、群舞が少ないとこう作るしかない、ってかんじだったよね。


マラーホフ版眠り衣装の写真、発掘。9年近く前か。ひゃーっ!
https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/eb6f1def10d0936eceb9a54ef60632ca

マラーホフ版の前の眠りのラストは05年8月みたい。
字数制限のある「さるさる日記」に書いていた頃なので配役の記載無し。
https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/e312d3b417a99e962613812ac5b45d3e

で。マラーホフ版の東バ初演は06年2月!
https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/49b6f495e3e3ebce2d95f244159e1d59


【配役等】
国王フロレスタン14世:中嶋智哉
王妃:奈良春夏
オーロラ姫:沖 香菜子
デジレ王子:秋元康臣
カタラビュット、式典長:岡崎隼也
悪の精カラボス:柄本 弾
リラの精:政本絵美

- プロローグ -
妖精たち:
カンディード(優しさ):三雲友里加
フルール・ド・ファリーヌ(やんちゃ):涌田美紀
パンくずを落とす精(寛大):足立真里亜
歌うカナリヤ(遊び心):安西くるみ
ヴィオラント(勇気):伝田陽美

- 第1幕 -
4人の王子:
フォルチュネ王子:ブラウリオ・アルバレス
シャルマン王子:鳥海 創
シェリ王子:安村圭太
フルール・ド・ポワ王子:後藤健太朗

- 第2幕 -
公爵令嬢:榊優美枝
ガリフロン、デジレ王子の家庭教師:安村圭太

- 第3幕 -
宝石の精:
ダイヤモンドの精:伝田陽美
サファイヤの精:二瓶加奈子
金の精:足立真里亜
銀の精:加藤くるみ
プラチナの精:池本祥真、安村圭太、鳥海 創、加古貴也
長靴をはいた猫と白い猫:後藤健太朗、涌田美紀
青い鳥とフロリナ王女:生方隆之介、中島映理子
赤ずきんと狼:安西くるみ、岡﨑 司
親指小僧とその兄弟と人食い鬼:
髙橋隼世
大野麻州、小野陵介、小仲 花、野本紗世、
長谷川結子、花田純之介、矢崎佳奈海

指揮: トム・セリグマン
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団OB・OG、東京バレエ学校

音楽:ピョートル・チャイコフスキー
台本:イワン・フセヴォロシスキー、マリウス・プティパ(シャルル・ペローの童話に基づく)
原振付:マリウス・プティパ
新演出・振付:斎藤友佳理
ステージング・アンド・プロダクション・コンセプト:ニコライ・フョードロフ
舞台美術:エレーナ・キンクルスカヤ
衣裳デザイン:ユーリア・ベルリャーエワ
照明デザイン:喜多村貴


~上演時間~
第1幕 14:00~15:10
休憩   20分
第2幕 15:30~16:00
休憩   15分
第3幕 16:15~17:00
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「かぐや姫」/東京バレエ団

2023年10月20日 | バレエ・ダンス






全幕初日。
最初の1幕だけのときは、
子供向けなのかコンテに寄りたいのかわからなかったけど、
その後の2幕のみのときはコンテ寄りになり作品の軸がしっかりして、
からの、今日の全幕。
1幕は手直しが入ったよね?
衣装も2幕以降に合わせ、民話調は薄まった。

道児は村人というだけではなく、
太陽の光を浴び自由に暮らす人々。
宮廷には月に照らされ誰かと同調する世界。
のような対比をかんじました。

天から来て、天に帰る、人間ではない者の物語。
求婚者はなく、どこまで「かぐや姫」と言えるのか。
しかし、だからこそ観る側が好きに話を受け取れる。

私は、
「人間界を引っ掻き回し、呆気なく彼らを捨て、自分の世界に帰る人外」
という、自分好みの物語を見出しました。
たぶん間違っていると思うけど。
帰る彼女に未練がなくて、とても清々しい。
世界を浄化した、ともいえるかな。

見ていてPPのSSシリーズの制作経緯をふと思い出しました。
「温泉回みたいな緩い話を作ります」と言ってアレになったように、
子供も楽しめる「かぐや姫」を作りますと言って、
ばっちり金森作品になってるよ、みたいな。
私は金森さんの作品はあまり見てないからなんともだけど、
3幕の白い世界は「おお、来たぞ!」と思いました。
作品のカラーがはっきり出たのがすごく良かったです。


正直なところ、東文だと会場が大き過ぎる印象。
いまだと新国の中ぐらいがジャストサイズでは。
新潟の劇場だと良い具合なんだろうなあ。

ダンサー達は金森言語がかなり身体に入っているようで、
ムーブメントが自然。

翁、飯田さんは芝居の延長の踊りで、
木村さんは踊りの先に芝居があるかんじ?
元プリンシパルのアプローチは違うのかな、と。

2幕までは、日本的な世界の全幕バレエなら牧の「飛鳥」があるし、
と思っていたけど、
3幕まで、全幕になると違う世界になっていた。

正直、何回も1万円を払えるか、と問われたら微妙かな。
踊り込んでいくと深まるかな。
「ドナウ」のやっちまった感に比べれば、
オリジナリティもあることだし、
また見たい、という気にはなっています。


私の語彙では上手く言えないんだけど、
ときどき動きにベジャールっぽさがあり、
ベジャール作品をレパートリーに入れている東バだからこそ、
ここまで親和性があるんだろうな、も思いました。

今日は月組、明日は新国なんで、今回は1回のみです。


【配役等】
かぐや姫:秋山 瑛
道児:柄本 弾
翁:木村和夫
秋見:伝田陽美
影姫:沖香菜子
帝:大塚 卓
大臣たち:宮川新大、池本祥真、樋口祐輝、安村圭太
側室たち:二瓶加奈子、三雲友里加、政本絵美、中島映理子
緑の精:
 伝田陽美、二瓶加奈子、三雲友里加、政本絵美、涌田美紀、中島映理子
 中沢恵理子、平木菜子、髙浦由美子、長谷川琴音、瓜生遥花、長岡佑奈、
 本村明日香、大坪優花、前川琴音、米澤一葉、佐藤瑞来、鈴木香厘、富田紗永、
 居川愛梨、相澤 圭、富田翔子、池戸詩織、橋谷美香
童たち:工 桃子、安西くるみ、岡崎隼也、井福俊太郎
村人たち:
 中沢恵理子、平木菜子、髙浦由美子、長谷川琴音、鈴木香厘、富田紗永
  生方隆之介、鳥海 創、海田一成、岡﨑 司、後藤健太朗、山田眞央、中嶋智哉、小泉陽大
従者たち:
 ブラウリオ・アルバレス、生方隆之介、鳥海 創、海田一成、岡﨑 司、
  後藤健太朗、加古貴也、山田眞央、中嶋智哉、山下湧吾、星野司佐、
  芹澤 創、小泉陽大、宮村啓斗、山仁 尚、寺田瑠唯、髙橋隼世
侍女たち:
 涌田美紀、加藤くるみ、中沢恵理子、平木菜子、髙浦由美子、長谷川琴音、
  瓜生遥花、長岡佑奈、本村明日香、大坪優花、前川琴音、鈴木香厘、
  富田紗永、居川愛梨、栗芝みなみ、富田翔子
光の精:
 二瓶加奈子、三雲友里加、政本絵美、平木菜子、中島映理子、長谷川琴音
 涌田美紀、中沢恵理子、髙浦由美子、安西くるみ、瓜生遥花、長岡佑奈、
 本村明日香、大坪優花、前川琴音、米澤一葉、鈴木香厘、富田紗永、居川愛梨、
 相澤 圭、栗芝みなみ、富田翔子、池戸詩織、橋谷美香、池内絢音
黒衣たち:岡崎隼也、井福俊太郎、海田一成、山下湧吾

※音楽は特別収録による音源を使用します。

演出振付:金森穣  音楽:クロード・ドビュッシー
衣裳デザイン:廣川玉枝(SOMA DESIGN)
美術:近藤正樹  映像:遠藤龍  照明:伊藤雅一(RYU)、金森穣
演出助手:井関佐和子  衣裳制作:武田園子(Veronique)

~上演時間~
第1幕 19:00~19:45
休憩   20分
第2幕 20:05~20:45
休憩   15分
第3幕 21:00~21:40
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「ドン・キホーテの夢」涌田&池本/東京バレエ団@目黒

2023年08月26日 | バレエ・ダンス




ドゥルシネアの片足横移動は介添なし。
中島さんはあった。
有無はどこで決まるのかな。

涌田さんも池本さんも踊りは軽やかでシャープで勢いがあって、
芝居もすごく噛み合っている。
涌田さんは真ん中慣れした。
真ん中でのポーズの決めがしっくりくる。
32回転、前半はダブルシングルシングル、後半はシングル。

パ・ド・ドゥでヒヤッとしたところもあったけど、
池本さんのスーパースペシャルな開脚ジャンプもあり、
盛り上がって終了。

ご当地名物は「さんまは目黒に限るなあ」

井福さんのガマーシュの小芝居がすごく楽しい。
和田さんもキホーテもひっそりたくさん芝居を入れてるので目が足りない!
お馬さん、絶好調。
岡崎さんエスパーダは役としてはまだのところもあるけど、
暑苦しいのはとても良い。


【配役】
キトリ/ドゥルシネア姫:涌田美紀
バジル:池本祥真
ドン・キホーテ:和田康佑
サンチョ・パンサ:海田一成
ガマーシュ:井福俊太郎
ロレンツォ:山田眞央
エスパーダ:岡﨑 司
キューピッド:前川琴音

ロシナンテ(馬):宮村啓斗、山仁 尚
お嫁さん馬:寺田瑠唯、髙橋隼世
二人のキトリの友人:工 桃子、安西くるみ
闘牛士:ブラウリオ・アルバレス、樋口祐輝、安村圭太、鳥海 創、加古貴也、星野司佐


※音楽は特別録音による音源を使用します

第1幕 11:30~12:15
休憩    15分
第2幕 12:30~12:55

いつもは数公演見たり、イベントに参加しているんだけど
今回はライブと星組千秋楽が重なって
見られるのは1公演のみ。
ならば、と、別キャストの前橋に行ったのでした。
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「ドン・キホーテの夢」中島&生方/東京バレエ団@前橋

2023年08月20日 | バレエ・ダンス


中島さんキトリはキュートだけど
華やかさがあまりなく、インパクトが薄い。
キトリだから、もう少しあざとさが欲しいところ。
見得とかキメとかが、もっとバシッ!と欲しいところ。
受け身で流されるニキヤは良かったけど、
彼女なりの「役」がどどーんと前に出るには
まだなにかが足りないかんじ。
子ドンキはそういうダンサーの実践稽古の場なので
今回でなにかを掴めるといいな。
ドゥルシネアの横移動は介添えあり。
32回転は何度かダブル入り。

生方さんバジルは繋ぎの芝居が途切れず細かい。
主演の存在感バッチリ。
彼こそ、全幕の中のソロとか、
役が入らない踊りはそつないけれど
役としてなにかを踊るときには物足りなさをかんじてきたけど
今回は、どこをとってもバジルでした。
役として舞台にいる。
これを見たかった!
前橋に来たかいがありました。

大塚さんエスパーダはキレッキレ!
「舞台に立つ」という面での完成度がメチャ高い。
なんか、首藤さんを思い出した。
東京での主演も見たかった。

鳥海さんも、ジャンプとか
技術系のイメージが強かったけど
今回は細かい芝居が実に的確で
台詞が聞こえてきそうだった。


ご当地名物は焼き饅頭。
「餡子が入っていなくて、みそだれで香ばしい。
(ウケてました)

ラスト
サンチョ
「これで長いツアーが終わり、目黒に帰れますね。」

キホーテ
「YES!」

会場は大拍手と「目黒???」の反応。


【配役】
キトリ/ドゥルシネア姫:中島映理子
バジル: 生方隆之介
ドン・キホーテ:中嶋智哉
サンチョ・パンサ:岡崎準也
ガマーシュ:鳥海 創
ロレンツォ:山田眞央
エスパーダ:大塚 卓
キューピッド:安西くるみ

ロシナンテ(馬):ハギンズ・ミカエル聖也、山下諒太郞
お嫁さん馬:山下湧吾、小泉陽大
二人のキトリの友人:長谷川琴音、長岡佑奈
闘牛士:ラウリオ・アルバレス、安村圭太、岡﨑 司、加古貴也、星野司佐、芹澤 創


※音楽は特別録音による音源を使用します

~上演時間~
第1幕 15:00~15:45
休憩    15分
第2幕 16:00~16:25
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「白鳥の湖」チェックシート

2023年08月15日 | バレエ・ダンス
「白鳥の湖」のチェック項目をまとめてみました。
記述式部分は括弧内に例を入れました。

オディールソロの「長調」「短調」は正確ではと思いますが、
ニュアンスでおわかりいただけるかと。






全てこれで分類されるわけではありませんが、
白鳥古典版を見るときは、
こんなかんじで頭の中でチェックしてます。
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「スワン・レイク・オン・ウォーター」/ウクライナ・グランド・バレエ

2023年08月12日 | バレエ・ダンス




1幕と2幕、3幕と4幕の間に10分休憩、
2幕と3幕の間に30分休憩。
映像多し。

人間の女性が悪魔に攫われるプロローグあり。
攫われた後に白鳥の映像。

1幕は、ベンノがトロワを兼ねる。家庭教師、道化なし。
女王は王子にリフトされるなど少し踊る。

2幕。冒頭にベンノがチラッと出るが、あとは出番なし。
オデットと王子の出会いは湖造成マイムが無い方。
白鳥の群舞はわりと普通にあったかな。
アダージョは2人だけ、群舞無し。
4羽の踊りは、4羽×3組の12羽。
大きい白鳥の音楽のところは黒い羽衣装の男性群舞。
水パシャ強調。

その後のオデットのソロはなく、すぐにコーダ。
ラストは白鳥の攻撃のような映像だった。
「でも負けないもん!」的な雰囲気で2幕終了。

3幕。
傘をさしている女性が出てくる。
外は雨が降っているらしい。
映像は室内の舞踏会へ。
「王子はどこ?」と尋ねる王妃に、
狩りに行ってまだ戻ってきませんと答える侍従長。
ベンノのソロあり。道化ソロの音楽で。

各国の踊りは、ナポリ、チャルダッシュ、マズルカ、スペインの順。
みんな宮廷側。

登場時にマズルカがいなくて割愛?かと思った。

スペインのあとに白い衣装の王子登場。
花嫁候補たちと踊ったあとにロットバルト&オディール登場。

王子のソロはチャイパドの方。
オディールのソロは短調だっけ、ボリショイで踊られる方。
32回転は実に軽快。
大きいエネルギーはないかわりに
簡単に回れます、みたいに気負いなし。
すごい。

3幕から10分後に4幕開始。
ロットバルトに白鳥達。
音楽はブルメイステル版かどうか、と思ったら群舞なし。
すぐにオデットが出てきて、王子も出てくる。
オチはオデットが息絶える、ロットバルトが死ぬ、
王子が生き残る。
愛する人を失っても、生き続ける、
というところに、いまの情勢が重なるのかな。


「水を得た」が売りだけど、
セットと群舞を簡略化して全幕を上演するには、
としては、なかなか良い選択だと思いました。
ニーナの白鳥も2幕、3幕を作り込んでたよね。
ツアーで回るには程よい規模かも。

カンパニーのレベルはすごく高いわけじゃないけど
バレエと映像と生オケがマッチしていて
美しく迫力のある舞台でした。

オデット/オディール役は
イリナ・ハンダジェフスカーさんで良いのかな。
白鳥の時の腕がとても美しく、
黒鳥は艶やかでした。
どちらかというと黒鳥ダンサーさんかな。

※配役表は配付も開場掲示もなし。
メインの役の人ぐらいは名前を出して欲しいなあ。

王子よりベンノの方が群舞と違う色合いの衣装などで目立ち、
スタイルが良く、踊りも綺麗。
水の中でリフトとか、この版の王子に必要なことが色々あるのかな。
王子役は踊りは重めだけどマイムは上手い。
ロットバルトはベテラン枠かな。
品格ある踊りでした。

群舞は裸足、王子はタイツのみ、
オデットはバレエシューズでした。
舞台セットはほぼなく、背景は映像。


2幕の白鳥群舞出だしで滑った子がいた。
事故が起こりやすそうな舞台だからドキドキしちゃうよ。

そして。国際フォーラムはやはり寒い。


■バレエ:ウクライナ・グランド・バレエ
■指揮:渡邊一正
■演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
■振付・演出:ヨハン・ヌス
■音楽:ピョートル・チャイコフスキー
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バレエ「ドラゴンクエスト」/スターダンサーズ・バレエ団

2023年08月11日 | バレエ・ダンス








いつか見なければと思っていて、
ようやくスケジュールが合いました。

かなり前から上演しているからにしても、
ドラクエの世界とクラシックバレエの様式美が見事にマッチしていて
無理なく自然。
どのダンサーも芝居力が高い。
トルネコがトルネコだ。

オリジナルストーリーだけど、
いい意味で知ってる感。
この話をプレイしたように思っちゃう。

元がオケ曲だからバレエに使うのも全く無理がない。

ストーリーをきっちり見せつつ、
バレエ部分は優雅。
いやー、楽しかった!

アクリさんといえば、私はマシモさんで
カラボスが印象深い。
次の世代がこんなに成長しているんだなあ。
兄弟役が実の兄弟とは!

5分前ベルもドラクエ音楽だ。
(スイッチを入れて、セーブデータを選ぶときの音楽)


コラボグッズも魅力。


スタダンのようにきっちり古典が踊れるカンパニーが
こうして新作を作って、成功して
踊り続けているのが、いいね、すごいね。

と同時に、開幕のスクリーンに堀井さんの名前が出て
「でたとこまかせのゆう坊が、こんなに立派になって」の感慨が。
アウシタンとしては泣くしかない。

【キャスト】
白の勇者:アクリ瑠嘉
黒の勇者:アクリ士門
王女:渡辺恭子
魔王:大野大輔
賢者:福原大介
戦士:西原友衣菜
武器商人:鴻巣明史
伝説の勇者:久野直哉
聖母:角屋みづき

【スタッフ・音楽】
音楽:すぎやまこういち
演出・振付:鈴木 稔
舞台美術・衣裳:ディック・バード
台本:河内連太(堀井雄二原作による)
指揮:田中良和
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
照明:足立 恒
舞台監督:森岡 肇
バレエ・ミストレス:小山 恵美
バレエ・マスター:福原 大介
総監督:小山 久美
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「Thanks Gala 2023」/ウクライナ国立バレエ

2023年08月05日 | バレエ・ダンス




思い立って当日券で行ってきました!
旧キエフ・バレエ団ガラにゲストです。

第1部
「パキータ」
振付:N.ドルグーシン
パキータ:オリガ・ゴリッツァ
リュシアン:ニキータ・スハルコフ
パ・ド・トロワ:
 カテリーナ・ミクルーハ、アレクサンドラ・パンチェンコ、
 ダニール・パスチューク
第1ヴァリ:ディアナ・イヴァンチェンコ
第2ヴァリ:カテリーナ・チュビナ
第3ヴァリ:カリーナ・テルヴァル
第4ヴァリ:カテリーナ・デフチャローヴァ

ドルグーシン版パキータはメイン2人にソリスト4人に、
さらにトロワが加わる構成。
皆さんスタイルが良く脚がまっすぐ。
マールイを見ているので揃わない部分が少し気になるかな。

スハルコフが抜きん出て良い。
キメのポーズをきっちり維持できるのが一流なのよね。 

ドルグーシンが亡くなったのは2012年か。早いな。
確か、ヌレエフとミーシャの間ぐらいの
ヴァルナのゴールドメダリストだったような。


第2部
「森の詩」よりパ・ド・ドゥ
振付:V.ボロンスキー
イローナ・クラフチェンコ、ヤロスラフ・トカチェク ほか

パンフ解説未読の印象は、ジゼル2幕のロシア版で
男が憑り殺されちゃうオチ。
森の奥の妖精と人間の男の、恋とも違う惹かれ合い。
ヒロインはスルッとしたワンピドレスで、群舞は白いチュチュ。
見たかんじ古めの作品っぽいけど、
王道の古典ブランでカンパニーに良く合っていた。

主演2人も群舞も、パキータより
キリッとした品格の高い踊りで、
ゲスト登場パートに入るだけある。

終演後のトークショーによると、ウクライナの作品とのこと。
男性の衣装も民族衣装でした。


「Ssss…」より
振付:E.クルグ
アナスタシア・マトヴィエンコ、デニス・マトヴィエンコ
【演奏(Pf)近藤 愛花】

悩める男の前にファムファタルが現る的な?
アナスタシアはこういう役が合うな。
バリバリ古典だと2人の格差が激しくて、
「マトヴィ、、、勿体ない、、、」と思ったけど、
コンテだと気にならない。
マトヴィはもう若くないけど、どの動きも美しい。
さすがだ。
腕にたくさんのタトゥー。


「シルヴィア」第3幕よりパ・ド・ドゥ
振付:J.ノイマイヤー
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ

ふたりがこの作品を踊るなんて。
もう拝むしかない。
ありがたや。
かなり前に見たオーレリ&ルグリは
当時の年齢差どおり
若い女にすがりつく中年男だったけど
この二人だともっと対等感があるね。
生え抜きのハンブルクダンサーならではの言語。


「ファイブ・タンゴ」
振付:H.V.マーネン
オリガ・ゴリッツァ、ニキータ・スハルコ
イローナ・クラフチェンコ、カリーナ・テルヴァル、
ヴォロディミール・クツーゾフ、オレクサンドル・ガペルコ ほか

日本の義援金をもとに新制作されたとか。
ここでもスハルコフがずば抜けて良い。
作品自体は、うーん、羽山先生に、と思う。
踊る男Sと踊る女Sを中心としているからさ。
ヅカを見てなければ新鮮かな?
バレエの美しさと、タンゴのシャープさが
同時にある。


終演後にトークショーあり。
前半はインタビューなどで聞いたことがある話中心。
ロシア語を喋るサーシャを堪能する。
サーシャもマトヴィも、
ジョンでもノイマイヤーでもなく、
「ジョン・ノイマイヤー」とフルネームになるのね。

芸監の寺田さんを含め
3人は学生時代からの長いお付き合いなので和気藹々の雰囲気。

パキータのトロワ男性はまだ21歳で、
オランダで契約ダンサーだったけどウクライナに戻ったと。
冬公演では16歳のダンサーが抜擢されるとのこと。
ダンサーも、180人から半分近く減って、
いまは125人に戻ったって。

通訳の人がキーウではなくキエフと言ってた。
サーシャはキーウと。
まだ切り替えが難しいのかな。

寺田さんは外国人で大変なことが多いと思うけど、
いまは外国人だからこそできることもあるんだろうな。
これからのバレエ団のご活躍をお祈りします。

カテコとトークショー後のフォトセッションは撮影可。
4階席では意味が無いぐらいの豆粒にしか写らないので
ここでは割愛。
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「ロミオとジュリエット」ヘイワード&キャンベル/英国ロイヤル・バレエ団

2023年06月28日 | バレエ・ダンス




CSと1789が先に決まっていたためキャストを選ぶことができず
今日のソワレに行くしかない状態で、
主役2人の名前は存じ上げていなかったのですが、
さすが英国ロイヤル、どちらもマクミランの動きが自然かつ演劇的。
(あとで調べたら、ジュリエットのヘイワードは映画館版の主演でした!
 https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/8e63adc15c1e44ef2c9eba039e694191
 と、実写版キャッツのヴィクトリアね。)

舞踏会で、出会って、恋に落ちて、の
気持ちの流れがとてもクリアでした。

ティボルトは血気盛んだけど粗野では決してない。
キャピュレット公、ロミオに丁寧に対応して、
大人はそうするしかないんだろうけど、素敵。

2幕で。
ティボルトはマキューシオに対し明確な殺意はなく、
ロミオがポンとマキュを押したらティボの剣に刺さってしまい、
事故というよりロミオのせい。
ティボも驚きテンパる。
気持ちの持って行きようのないロミオはティボに八つ当たり。
動転しているティボには受け流す余裕はない。
ロミオが悪い!

いつのまにか殺人者になってしまったガートサイドのティボルトは
やさぐれても、良い意味での品がある。
いいね。
赤い衣装が似合う。

3幕。
ジュリエットの気持ちもわかるけど、
パリスにしておきなよ。
お父さんが正しいよ。と、
親世代に感情移入しちゃうけど、
ロレンス神父に会いに行く前、
ただ座っているだけなのに感情の昂りがわかるなど、
ヘイワードは芝居が素晴らしく、
かつ、鬼振付のマクミランの踊りがとても流麗。
最初に登場したときは子供だったのに。
少女ですらなく、幼い子供だった。
それがロミオと出会い、急激に大人になった。
パリスへの態度も、初めは「大人」を拒絶、
ロミオの妻になったあとは「男」として拒絶、
みたいな。

キャンベルは眉毛から上が少し広いけど、
穏やかで誠実なロミオ。
優しさでジュリエットを包む。
こちらも芝居も踊りも良く、
「海外でも人気のダンサー」でなくても、
これだけ高いレベルなんだなあ。

アンサンブルも細かく踊り芝居を入れてる。
財布も時間も厳しかったけど、
やっぱり行ってよかった!

オケは、楽器単位では音が濁っているところもあったけど、
物語性はとても強かった。
指揮者の解釈がいいのかな。


【配役等】
ジュリエット:フランチェスカ・ヘイワード
ロミオ:アレクサンダー・キャンベル
マキューシオ:ジェイムズ・ヘイ
ティボルト:ベネット・ガートサイド
ベンヴォーリオ:ベンジャミン・エラ
パリス:ニコル・エドモンド
キャピュレット公:ギャリー・エイヴィス
キャピュレット夫人:クリスティーナ・アレスティス
エスカラス(ヴェローナ大公):トーマス・モック
ロザライン:アネット・ブヴォリ
乳母:クリステン・マクナリー
僧ロレンス:フィリップ・モーズリー
モンタギュー公:フィリップ・モーズリー
モンタギュー夫人:ハンナ・グレネル
ジュリエットの友人:ソフィー・アルナット、前田紗江、シャーロット・トンキンソン、アメリア・タウンセンド、ハン・ユ、ジニヴラ・ザンボン
3人の娼婦:メーガン・グレース・ヒンキス、ミーシャ・ブラッドベリ、イザベラ・ガスパリーニ
マンドリン・ダンス:中尾太亮、ハリー・チャーチズ、チョン・ジュンヒョク、ハリソン・リー、ジャコモ・ロヴェーロ、フランシスコ・セラーノ
舞踏会の客、街人たち:英国ロイヤル・バレエ団

指揮者: クーン・ケッセルズ
オーケストラ: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ(ブージー・アンド・ホークス音楽出版社)
美術・衣裳:ニコラス・ジョージアディス
照明:ジョン・B. リード
ステージング:クリストファー・サンダース

◆上演時間◆
第1幕 18:30-19:35
休憩   20分
第2幕 19:55-20:30
休憩    20分
第3幕  20:50-21:30
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「上野水香オン・ステージ」川口公演/東京バレエ団

2023年06月16日 | バレエ・ダンス


― 第1部 ―
「シャブリエ・ダンス」
振付:ローラン・プティ  音楽:エマニュエル・シャブリエ
上野水香、厚地康雄
政本絵美、ブラウリオ・アルバレス

プティらしい動きたくさん。
水香ちゃんの脚からエスプリの効いた言葉が流れてくるよう。
振付家本人から指導された強みがある。
厚地さんは水香ちゃんほどプティではないけど、
立って支える、なにげない佇まいから端正。
水香ちゃんは日本人では大柄な方だと思うけど、
ふわっと揺るぎないサポートが自然かつ美しく、
動きがあまりなくても目を惹く存在感。
政本さんは長身で手足が長いのでキャスティングは大納得!
ありがとうございます!
ブラウリオにもう少し華があればなあ。


「ロミオとジュリエット」よりパ・ド・ドゥ
振付:モーリス・ベジャール  音楽:エクトル・ベルリオーズ
足立真里亜、大塚 卓
他 東京バレエ団

ベジャール版ロミジュリ、
ふたりとも踊り込んでいるのでベジャール言語が流暢。
ベジャール作品はアクの強さも必要で、
いまの2人にはそれがある。

戦う男性陣はオペラグラスを出す時間がなかったので、
誰が出てるかわからず。


「黒い瞳」
振付:ブラウリオ・アルバレス  音楽:ロシア歌曲
上野水香、ブラウリオ・アルバレス

「黒い瞳」は、まあ、予想どおりなかんじかな。
ここでも思う、羽山先生に、、、

― 第2部 ―
「海賊」より パ・ド・トロワ
振付:マリウス・プティパ  音楽:リッカルド・ドリゴ
沖 香菜子、秋元康臣、池本祥真

第2部はゴリゴリ古典。
海賊のトロワは、
うーん、ガラならもっとド派手にして欲しかったかな。
沖さんはあんまり調子は良くなさそう。
1stヴァリから精彩に欠け、回転がブレてた。
どの回転も決まらない。
32回転は、最初はダブル入り。
しかし回り切れず途中で切り上げ。
まさかの手拍子がさらに悪い作用になったかなあ。
秋元さんは端正な部分が裏目に。
池本さんも前半は、もっとできるのに、感。
後半は良かった。


「タリスマン」より パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ  音楽:リッカルド・ドリゴ
秋山 瑛、宮川新大

ガラらしい鮮やかな踊り。
秋山さんは難しいことを、
「難しいけどサラッとできます、うふふ」みたいなあざとさも
ほんのりしっかりあって、
そうそう、これですよ!とウハウハ。
宮川さんはサポートに入るとソロよりおとなしくなりがちで、
それは男性ダンサーの役割で、
そういう生真面目さが魅力の一つではあるけど、
今日は違いました。
秋山さんがパワフルなので、
宮川さんがソロと同じぐらい弾けても大丈夫!
最初から最後まで熱量のある踊りでした。
やったー!
でも荒くならないのがさすが。


「眠れる森の美女」より グラン・パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパに基づく  音楽:ピョートル・チャイコフスキー
上野水香、厚地康雄

超コテコテ古典の眠り。
やっぱり水香ちゃんは格が違うなあ、としみじみ。
キラキラしてる。
厚地さんも超ノーブルな王子様。
アダージオの片手抱えの最初がバランスを崩しかけたけど、
後を引くことなくスムーズに流れました。

― 第3部 ―
「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール  音楽:モーリス・ラヴェル
上野水香
樋口祐輝、大塚 卓、生方隆之介、岡﨑 司
他 東京バレエ団

赤い血が沸る戦士が周囲を奮い立たせているイメージ。
今日の水香ちゃんは最初から戦闘的!
いいぞ!
だんだん会場内の温度も上がった!

カテコはスタオベが何回か。
リズム4人がすごく嬉しそうだった。

カテコでの水香ちゃん、観客の大きな熱い拍手に対し、
小さく投げキスや、胸の前で手でハートマークを作ったりで応えていました。
可愛かった!
オケピがないので、水香ちゃんの前に人が集中。
全ツならではの光景でした。

水香ちゃんにはあって、他のダンサーにはないもの、は、
才能とか身体とかもあるけど、
特に「自分がカンパニーを率いている」という気概かなあ。
水香ちゃんはもうゲストなんだから、
次の代の誰かがそれを持ってくれないと。

プラテルだったかなあ、
ちょい前のパリオペのエトワールが、
「私たちにはカンパニーを率いる責任があります。」的なことを言っていて。
大スターが1人で負うのではないのだから、
東バも水香ちゃん以外で誰か、、、


ここしばらく聞かなかった客席内の咳を久々に聞いた。
ボレロ序盤は静かだから目立つとはいえ各階各サイドから満遍なくなかんじ。
子供や若い人の咳が多い印象。
流行ってているんだね、諸々。

「タリスマン」、最初に見たのはニーナの公演かな。
テレホワが踊っていた。
ファニー・ガラでルグリが踊っていたような、、、。
都ちゃんとムハメドフでも見たな。

「ギエムのボレロを見た」の時代感が、
「プリセツカヤのオディールを見た」に近くなっている気がする。

~上演時間~
第1部   19:00~19:35
休憩     15分
第2部   19:50~20:30
休憩     15分
第3部   20:45~21:05
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「ジゼル」足立&宮川/東京バレエ団

2023年05月21日 | バレエ・ダンス


本日は幕開きから不幸の予感がそこはかとなく漂い、
「死」は唐突ではなく帰結。
踊りも芝居も違うのに、
私の好きなルジ主演「ジゼル」の物語を思い出した。
私は1幕までなら今日のペアが一番好みかも。
意外な展開!

足立さんは落ち着いた踊り。
命の煌めきを恋に込めているので、
恋が消えると命も消えるかんじ。
芝居がわかりやすく、技術面も概ね良いのだけど、
ソロの片足横移動がなかった。難しいのかなあ。

宮川くんは高貴さより真面目さが強く出てる。
真面目ゆえに退路を失う。
ウィルフリードとの距離が近い。

2幕のジゼルのヴァリ、
全部ジャンプではなく、
前半は片足交互上げの方。
私が好きな方。
宮川さんのジャンプはアントルシャ。

足立さんは精霊らしさが足りないかもだけど、
1幕の芝居と地続きなジゼルで感情の流れは納得。
宮川さんはルジのような死相はなく、
生き続けて欲しいというジゼルの願いを受け取った。


1幕では死の影が2人を覆っていたのに、
2幕は幽玄の世界でも消えない生命力を感じ、
なかなか面白いパターンだった。


大塚ウィルフリードはアルブレヒトの感情が激しくなると、
止めるために呼応したように激しくなる。
大塚さん、秋元さんとの時とは違う芝居。
すごい。

加藤バチルドは3人の中で一番高貴。
出は吉岡さんみたいな貴族オーラを纏っていた。
ジゼルに近いところに来るけど、ジゼルとは違う世界の人。
安村公爵、威厳あり。


岡崎ヒラリオン、今回はあんまりヤバい感はない、かな。
アルブレヒトも激しく、ヒラリオンも激しい。

政本ミルタは幽玄で、
伝田ミルタのようなはっきりとした怖さがないぶん、
底知れぬ不気味さがあった。

3日とも違う世界で、全部見て良かった!

今回はオケもすごく良かった。
緊張感のある音だった。
2幕でのリフトから着地、の着地の音が
3組とも全部ドンピシャだった。
ドンピシャだけど、タクトが振られたからジャン!ではなく、
リフト中に続く(引っ張る)音がとても自然で美しかった。
私の語彙ではこんな説明だけど、
聞いた人はわかるはず!

もともとジゼルは音が裏返る場所はないけれど、
今回はいつもにも増して、
オケの中での音のまとまりが良く、
オケの音と舞台の踊りとの一体感があった。
たまに、弦の音がバラバラなことがあるよね、
指揮者の責だけではないレベルで。
今回は舞台上と密だった。


古典全幕バレエのなにが面白いかって、
様式美の中に、いかに演者の個性を入れ込むか、
ギリギリのせめぎ合いがあるところだよね。
基本は同じなのに、演者の組み合わせで変わる。
逸脱したら違う作品になる。


【配役】
ジゼル:足立真里亜
アルブレヒト:宮川新大
ヒラリオン:岡崎隼也

バチルド姫:加藤くるみ
公爵:安村圭太
ウィルフリード:大塚 卓
ジゼルの母:奈良春夏
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):
 金子仁美-井福俊太郎、安西くるみ-後藤健太朗、
 涌田美紀-鳥海 創、工 桃子-樋口祐輝
ジゼルの友人(パ・ド・シス):
 二瓶加奈子、三雲友里加、榊優美枝、長岡佑奈、平木菜子、富田紗永

ミルタ:政本絵美
ドゥ・ウィリ:加藤くるみ、榊優美枝

指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


~上演時間~
第1幕 14:00~15:00
休憩   20分
第2幕 15:20~16:15
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「ジゼル」中島&柄本/東京バレエ団

2023年05月20日 | バレエ・ダンス


中島さんのジゼルは1幕は良い!
ソロの技術面は少し足りないけど、
長い手足に、繊細な雰囲気がとてもジゼル。
芝居が入る方が良いのかな。
狂乱の流れも自然。

2幕は技術もエモさも少し不足しているかな。
1幕より役を作れない分、
真ん中芝居が足りなくなっているというか。
1幕に比べると訴求力が落ちた。

その点、柄本さんは流石の踊り慣れたプリンシパルなので
舞台を1人で埋める安定感がある。
役として舞台を保たせられる。

まあ、その辺りは初役とベテランなので差があって当然だし、
タイトルロールデビューとしては、良かったのでは。

柄本さんのジャンプはブリゼ。(横移動)

柄本アルブレヒトは恋に浮かれポンチなボンボン系。
対水香ちゃんじゃないとコレ系ができるのね。
似合っている。
バチルドの手を取る時も迷いが残る。

こんなボンボンだから樋口ウィルフリードの芝居も濃い。
だって激しく対応しないとご主人様を止められないもん!
狂乱の手前で、「うちの主人がなにかしでかした予感」が、
と、ばかりに登場で、同情しか湧かん。
ジゼルに対しては主人の浮かれの素認識ぐらいで、
同情も否定もない。

昨日の秋元アルブレヒトは、理性的な貴族の、
ある程度の本気の恋で、
大塚ウィルフリードは主人のせいで
ジゼルが苦しむことになってしまって申し訳なく思う部分がある。
今日の主従は、
  彼女が好きだーっ!
  ダメですってばーっ!
の攻防。
どちらもいいよ!


政本バチルドは貴族の常識人、かな。
ジゼルに対してはそれなりに優しく、
卑下はしないけど、
全面的には打ち解けないような?
中嶋公爵は威厳がある。

鳥海ヒラリオンはジゼルと種族が違う。
熊と妖精。
彼が手を触れたらジゼルは壊れる。
そういった意味で、アルブレヒトがいなくても結ばれない。
2幕も明確なマイムで、
芝居が入ったダンスも雄弁、
なれど人外のウィリーには敵わないのもわかり過ぎで、
ほんと気の毒。


ミルタ、ウィリー達は今日も素晴らしい。

ドゥミ・ウィリーは、2番目の方が踊る時間が長いので、
2番目に出る方が格上かと思ったけど、
昨日、今日、円盤キャストから考えると最初に踊る方が格上なのかしら。
この辺、よくわからんです。

【配役】
ジゼル:中島映理子
アルブレヒト:柄本 弾
ヒラリオン:鳥海 創

バチルド姫:政本絵美
公爵:中嶋智哉
ウィルフリード:樋口祐輝
ジゼルの母:奈良春夏
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):
 長谷川琴音-池本祥真、髙浦由美子-岡﨑 司、
 中沢恵理子-生方隆之介、加藤くるみ-大塚 卓
ジゼルの友人(パ・ド・シス):
 二瓶加奈子、三雲友里加、榊優美枝、
 長岡佑奈、平木菜子、富田紗永

ミルタ:伝田陽美
ドゥ・ウィリ:長谷川琴音、金子仁美

指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


~上演時間~
第1幕 14:00~15:00
休憩   20分
第2幕 15:20~16:15
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「ジゼル」秋山&秋元/東京バレエ団

2023年05月19日 | バレエ・ダンス


秋山さんは技術的には満点だし、
狂乱も腑に落ちる流れなんだけど、
なぜだかジゼルとしては惹かれない。
なぜだろう。
私が思う儚さ的なところが秋山さんの個性ではないとか?
わからん。
オペラグラスで見ればそうでもないんだけど、
遠目だと70年代の少女漫画のヒロインっぽいビジュアルの印象。

それでも2幕は素晴らしすぎて、溜息しか出ない。


秋元アルブレヒトは気品があり、
さすがお貴族様。

榊バチルドは根っから善良。
お礼に手を取ったジゼルにも優しく向き合う。
それだけにアルブレヒトの酷さが際立つ。
アルブレヒトはバチルドを見たとき、背筋がまっすぐで。
全ての責を負わねばならないことを自覚している。
それはそれでまた酷い奴だけど!

岡崎ヒラリオンはウザいよりヤバい、かな。
あそこでアルブレヒトの正体をバラすって、
なぜそうなる、それは彼だから、的な、妙な説得力。
アルブレヒトがいなくても、彼は選ばれないだろう。

大塚さんのウィルフリードは芝居が深く忠臣で、
ジゼルへの思いやり3割、
やらかした主人への気遣い7割ぐらいのジャストな配分。
アルブレヒトが頼るのもわかる。
公爵様は空気。

ユイットは、

金子(緑)
安西(橙)
涌田(桃)
工(黄)
かな。

金子さんと池本さんが飛び抜けている。


ジゼルの母の、踊りすぎて死んだらウィリーになる、のマイムはなかった?
ユイットの衣装も前回ぐらいから薄い色になったんだよね、そういえば。
遠目だと色分けがわかりづらい!
前の色は、1階席だと上品とは言い難かったのかもしれないけれど、
4階より上の席では見分けるのに重宝だった。
岡田ショーが濃い色を使うのはお客様のためだったのかと思いました。

※例はこちらの3分あたりから。
https://www.youtube.com/watch?v=DCSng8Ke4eY
·

2幕はとても気迫ある高濃度の舞台でした。
ウィリーもアルブレヒトも足音が聞こえない、精霊たちの世界。
幽玄系ではないけれど、人間の世界ではなかった。
異次元に滞在していた気分。

パドドゥウ後のジャンプは縦。
アントルシャ。

伝田ミルタは怖い系。
ウィリー群舞は呼吸が合いすぎて人外感が半端なかった。

オケも素晴らしい。
リフトの着地にピタっと音が合っていました。

カテコ後半の1階はスタオベ。
古典全幕に飢えてた民。


集中しすぎて、えらく体力を消耗したました。
舞台が近くてもサイド席は辛いわ。
明日からはまた遠いけど正面席です。

目が回復して良かった!
(5月9日あたりから角膜炎でした)


【配役】
ジゼル:秋山 瑛
アルブレヒト:秋元康臣
ヒラリオン:岡崎隼也

バチルド姫:榊優美枝
公爵:ブラウリオ・アルバレス
ウィルフリード:大塚 卓
ジゼルの母:奈良春夏
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):
 金子仁美-池本祥真、安西くるみ-加古貴也、
 涌田美紀-山下湧吾、工 桃子-樋口祐輝
ジゼルの友人(パ・ド・シス):
 二瓶加奈子、三雲友里加、政本絵美、加藤くるみ、平木菜子、富田紗永

ミルタ: 伝田陽美
ドゥ・ウィリ:二瓶加奈子、三雲友里加

指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

~上演時間~
第1幕 19:00~20:00
休憩  20分
第2幕 20:20~21:15
コメント
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