きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「終戦のエンペラー」

2013年07月27日 | 映画
マッカーサー着任。
本国には天皇の処刑を望んでいる者もいるが
マッカーサーは諸事情により
死刑者は何人か出したいが、
天皇の処刑は避けたいと望んでいた。
彼は日本通の部下のフェラーズ准将に命じる。
10日以内に「天皇に戦争責任が無かった証拠を探せ」と。
フェラーズ准将は関係者に事情聴取する。


ミステリ色は薄く盛り上がりも少ない。
天皇が処刑されるか否の駆け引き的な場面は
(映画的に)もっとなんかあると思ったけどな。
「記録はあるか」「リストを」というフェラーズの台詞には
米国の合理性が出ていて良いんだけど、
それに決定打を与える事実は掴めず
結局は個人的な感想の提出で結論ありき。
最終的にはマッカーサーが(天皇に会ったときの)
主観を押し切ったってことになるのかな。

日本人なら知ってる話ばかりだったと思う。
これを米国で公開することに意義があるのか?
(基本的にはアメリカ人スタッフを借りた邦画に近いみたいだけど)
「ニホンジン スバラシイ」の繰り返しには
ちょっと違うんじゃないか感を通り越して
気恥ずかしさで一杯になる。
ヤメテ・・・。

昭和10年生まれの母は、戦争中は
「天皇は特別な存在ではあるとは思ってたけど
 神だとは思ってなかった。
 周りの大人のもそうだったと思う。
 統治者と思っていた人もいないんじゃないかな。」
と言ってます。
総ての人がそう思っていたというわけじゃないけど
皆が皆、神だと信奉していたわけでもないと思うんだな。

神、と言っても西洋的な一神教とは違うだろうしね。
欧米人は、「信仰への殉教者」と捉えないと
極東のアジア人が西洋に戦争を仕掛けたことや
ある年数を戦い続けたことが理解できないのかな。
同じ王朝が2000年続いているのも
建国200年足らず(*当時)のアメリカ人にはミステリーだろうし。


映画としては、もうちょい、
 ・天皇処刑・皇室消滅 → 日本混乱・無政府状態出現 → 
  共産主義勢力の台頭 → その流れは阻止したい
 ・天皇を残す方がアメリカの統治が楽→その功績を元手に大統領選出馬
とか、米国&マッカーサーの打算を描いて欲しかったな。
結局、白黒はあまりはっきりさせず
「昭和天皇万歳!」にしておく方が
日米とも楽で簡単なんだろうな。
そこまでを汲み取るべきなのかな。


私は米国の赤狩りや日本でのレッド・パージこそ
感覚的にはわからないので
その辺の「共産主義への恐怖」がもう少しあると
米国側の事情が理解しやすかったかも。


役者さんのコスプレ映画として見るなら、単純に面白いよ。
東條英機は大竹まこと一択だと思っていたのに
火野正平をもってくるとはな!
孝太郎くんの天皇はビジュアルも口調も似ていたし、
浮き世離れしつつも冒しがたいオーラも出ていた。
ジョーンズ演ずるマッカーサーが並ぶと
体格が良い彼の方が「一般人」にしか見えない。
双方ともいい雰囲気だった。
二人の会談を盛り上げるために
今までの話があったんだろうな、と思わせるほどだった。
(昭和天皇のあのお言葉を広めたいが為に映画を作った?
 と邪推したくなるぐらい)
ヒロインは、こういう映画ではありがちだけど
日本語台詞の芝居はイマイチ。表情は良いんだけど。


亀有では大きいスクリーンで上映だったけど
意外と客は入っていた。
年配の方が多かった。


ところで、当時の車の性能と道で
東京から静岡まで3時間で行けるの?
タクシー検索等で見ると570分って出るんだけど。
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「大妖怪展」@三井記念美術館

2013年07月27日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)


妖怪関連の絵巻、浮世絵、能面などを集めた展覧会。
中世は恐怖や畏怖の対象だった妖怪が
物語に取り入れられ咀嚼され
やがては娯楽の対象になる過程がわかります。

色鮮やかな浮世絵は、
怖ろしくも、どこか愉快。

顔は女性、身体はヘビの清姫の絵は
とても怖かった!!!

式神を従えて疫病神を調伏する安倍晴明は
絵も、それを元にしたフィギュアもありました。

館内は広々してそんなに混んでいる印象は無いのですが
展示物は小さいし、細かい部分も見たいので
ガラスに張り付くようにしてしみじみ見るとなると
少々気合いがいります。

最後のコーナーは水木しげる先生の原画25点。
すっごく緻密な線のカラー原稿はとても迫力があります。

実に面白かった!です。


横浜や横須賀でも妖怪展があるようですね。
横浜には行きたいなあ。
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「フォレスト・ガンプ」(新・午前十時の映画祭)

2013年07月27日 | 映画
アラバマ生まれのフォレスト・ガンプ。
父の顔を知らず、知能指数は標準よりやや低めだが、
持ち前の脚力を活かし人生を走り抜く。
脚力から大学のアメフトチームにスカウトされ
卒業後はベトナム戦争に従軍し、
戦争中に覚えた卓球で中国にも行き
除隊後はエビ漁で成功する。
それは戦後のアメリカ史に重なる。

アメリカ人の夢が、ギュッと詰まった映画だった。
これがアメリカで受けるのは当然だろうな。
第二次世界大戦後の「自分たち」が正しかった、と
全力で肯定されているように思えるんだろう。
外国人から見ると、その辺の感情には同調できないけれども
上手く作っているなあ、と感心する。
いつの間にか頭が良い子供が授かるのは
男性の夢なのかな。

右肩上がりに成功する主人公に対し
ヒロインは不幸を背負っている。
おそらく、
 暴力的な実父から性的な虐待を受け
 家を出て
 性的なスキャンダルで大学を中退し
 風俗ギリギリの店で働き
 ヒッピーとなり世界を放浪し
 父のような暴力男とばかり付き合い
 反戦運動に身を投じ 
 麻薬に溺れ
 エイズで死ぬ。
はっきり描かれないけど、
戦後アメリカの暗部を凝縮したような人生だったんだろうと思う。
そういう彼女でも最後は幸せだった、とも提示しているだろうな。

もしかしたら、小隊長の人生の肯定こそが
主題なのかもな。
アメリカの「言い訳」とも思えるけどね。
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「小山卓治 × 浜田裕介」@阿佐ヶ谷 harness

2013年07月26日 | 小山卓治
セトリ。
OPセッション、ゆるやかな法則。
小山さん本編、BadDream、西からの便り、結晶、靖国通り、前夜、Aの調書、種の歌(生声、窓辺の赤ちゃん登場せず)。アンコールセッション、ブレス、祈り。
モアアンコールセッション、デイジー、
モアモアアンコールセッション、傷天。

相変わらず2人の漫談は面白い。
ドMの癖に小山さんへの鋭いツッコミをする浜田さんは
高音がちょいキツそうだったけど
張りのある声がよく伸びていた。
小山さんは気合いはすごく入っていたけど、
種の歌で妻2回登場。
「結晶」はギターではレアだね。
石巻の動員がかかりました。

小山さんと浜田さんの漫談に研さんが加わると地獄図絵になりそうだな。
一郎さんが加わると・・・、
一郎さんと研さんが喋り倒して、
小山さんと浜田さんは入り込む隙が無いかも。
あくまでも勝手な想像ですが。
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2014年 公演ラインアップ等

2013年07月22日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)
宝塚100周年の前半のラインアップが発表されました。

星組
ル・スペクタクル・ミュージカル
『眠らない男 ―ナポレオン・愛と栄光の涯(はて)に― 』
 L’Homme sans sommeil: Napoléon ~Au-delà de l’Amour et de la Gloire
 作・演出/小池 修一郎 作曲/ジェラール・プレスギュルヴィック
 ■主演・・・(星組)柚希 礼音、夢咲 ねね
 ◆宝塚大劇場:2014年1月1日(水)~2月3日(月)
 ◆東京宝塚劇場:2014年2月14日(金)~3月29日(土)


来年最初の演目は、フランス版ロミジュリの作詞作曲を手がけた
ジェラール・プレスギュルヴィックを迎えた一本もの。
話題作になるか、イケコのオリジナルだからが優先されるか。
ちえちゃんのナポレオンは似合いそう。
超人ナポレオンvs不老不死を研究するマッドサイエンティストだったらどうしよう・・・


花組
ミュージカル
『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛― 』
~F・スコット・フィッツジェラルド作「ラスト・タイクーン」より~
 脚本・演出/生田 大和
 メガステージ
『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』
 作・演出/齋藤 吉正
 ■主演・・・(花組)蘭寿 とむ、蘭乃 はな
 ◆宝塚大劇場:2014年2月7日(金)~3月17日(月)
 ◆東京宝塚劇場:2014年4月10日(木)~5月11日(日)


タイトルを見ると蘭とむ退団かな、と。
「ラスト・タイクーン」は「失われた楽園」の元ネタで
また花組でやるのか、とも思うけど
生田さんの大劇場デビューは楽しみだわ!
サイトーがまたなにかやらかしそうなショーのタイトルだけど
組子、退団者の見せ場を作ってくれる人なので
その辺は期待してもいいよね!


月組
日本絵草紙
『宝塚をどり』
 作・演出/植田 紳爾
プチ・ミュージカル・プレイ
『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』
 作・演出/石田 昌也
グランド・レビュー
『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
 作・演出/藤井 大介
 ※なお、この公演で、第100期生が初舞台を踏みます。
 ■主演・・・(月組)龍 真咲、愛希 れいか
 ◆宝塚大劇場:2014年3月21日(金)~4月28日(月)
 ◆東京宝塚劇場:2014年5月16日(金)~6月15日(日)



まさしく100周年の作品なんだろうけど・・・
うちが担当かああああああああああ。
注目はされるだろうけど。
だからベテランのナガさんが組長就任なのかな。


宙組
宝塚グランドロマン
『ベルサイユのばら―オスカル編―』
~池田理代子原作「ベルサイユのばら」より~
 脚本・演出/植田 紳爾 演出/谷 正純
 ■主演・・・(宙組)凰稀 かなめ、実咲 凜音
 ◆宝塚大劇場:2014年5月2日(金)~6月2日(月)
 ◆東京宝塚劇場:2014年6月20日(金)~7月27日(日)



まだやるか、ベルばら!
娘1の立場はどうなるんだ。
テルがオスカルだよね。
アンドレは誰?
アンドレはオスカルより体格がよくないと。
トップ特出でもバランスが悪いよね。
ペガ子の再登板はあるのかな。


雪組
宝塚傾奇絵巻
『一夢庵風流記 前田慶次』
 ~原作 隆慶一郎『一夢庵風流記』(新潮文庫刊)~
 脚本・演出/大野 拓史
グランド・レビュー
『My Dream TAKARAZUKA』
 作・演出/中村 一徳
 ■主演・・・(雪組)壮 一帆、愛加 あゆ
 ◆宝塚大劇場:2014年6月6日(金)~7月14日(月)
 ◆東京宝塚劇場:2014年8月1日(金)~8月31日(日)



どうなるのか想像がつかないけど
とりあえず、大野くん、和物担当おめ!


朝からドキドキしてたけど
あんまりそそられない発表だったな。


その他には年間スケジュールも。(演目は未定)
月組が1月前半に梅芸。
時期的にはたまきち銀河劇場の表?
夏の博多座も月組です。


100周年関連の発表はあと2つ。

宝塚歌劇100周年記念行事・イベント
【100周年記念口上】
 1月1日(水)<宝塚大劇場>
  トップスター(轟 悠・各組)による口上
 1月2日(木)<東京宝塚劇場>
  トップスター(轟 悠・各組)による口上

【宝塚歌劇100周年 夢の祭典】
 4月4日(金)・6日(日)<宝塚大劇場>

【宝塚歌劇100周年 記念式典】
 4月5日(土)<宝塚大劇場>

【宝塚歌劇100周年記念大運動会】
 10月7日(火)<大阪城ホール>

式典は一般人も行けるのかな。
5年ごと開催の運動会も、もちろんあります。


もうひとつ、「宝塚歌劇の殿堂」が宝塚大劇場内に
2014年4月5日(土)オープン予定だそうです。
どの辺にできるのかな。郵便局の隣ぐらい?
コメント

「風立ちぬ」

2013年07月20日 | 映画
堀越二郎の半生を
堀辰雄の「風立ちぬ」を重ねて描いた作品。

あんまりこういう言い方はしたくないんだけど
朝に見た短編4本に比べると
宮崎駿はやはり天才だと思う。
なんといっても、飛行機の浮遊感がすごすぎる。
空気を体に感じる。
優れた「アニメ的表現」って、
美しい絵が動くことではないんだわ。
絵に描かれていない部分を体感させられるか、なんだな。

音楽の入り方も的確。
「ひこうき雲」じゃない方の主題曲が
ものすごく話と合っている。
(「ひこうき雲」もエンディング曲としては合っている)
ホテル?で皆がドイツ語で歌うのは
「会議は踊る」の「唯一度だけ」かな。
主人公にとっては唯一の恋、ということでもあるのかな。
(リアルの二郎さんはどうなのかは不明)

話は淡々と、一人の技術者と、彼が生きた時代を描く。
山場があるわけじゃないけど、
ジンと来る場面もある。
生きねば、その言葉の重みを感じる。
同時に人は夢を持つこと、
夢のために10年必死で生きることの大切さも教えてくれる。

機関銃を載せなければ・・・、は
技術者ならでの発想だね。
庵野さんの素人っぽい声は
そういう、純粋な発想を持つ主人公に合っていた。

人はなぜ飛ぶことにこんなに憧れるのか。
その憧れがギュッと詰まった映画だった。

眠い頭には本庄さんの格好良さが直撃で
クラクラして、まいった。
声は西島秀俊。
本職の声優のように
綺麗にマイクに乗る、とても良い声だった。

ところでなんで主人公だけ名前で呼ばれるの?
主人公だから?
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「SHORT PEACE」

2013年07月20日 | 映画
短編アニメ4本立て。
タイバニの予告を見るために、見ました。
MOVIXの日で1,000円でした。

オープニングはかくれんぼをする女の子。
不思議な世界に導かれて・・・


『九十九』
祠に迷いこんだ男vs付喪神。
「物を大切にし感謝しましょう」的な説教臭さはあるけど、
手芸好きマッチョは良い。
反物の乱舞が美しかった。


『火要鎮』
絵巻物のように、上下に枠がある中で
和風の絵柄が展開する。
ネタは「八百屋お七」系。
幼馴染みで好いた男がいるのに
祝言が決まった女。
扇子投げをしているうちに
扇子が行灯に入り、火が点く。

流れるような美しい絵ではあるけど
オチは弱いかなあ。
唐突に終わる。


『GAMBO』
白熊vs赤鬼。
これも和テイスト。
野武士は隠れキリシタン?
白熊は山の神っぽく、
赤鬼は宇宙人っぽい。
その設定も、終わり方も今さら感。


『武器よさらば』
廃墟で戦争ごっこ。
むかし良く見た話だ。
好きな人がいるのは理解できるけど
メカメカしくて私はあんまり。


短編ならではの話のキレは最初の一本のみ。
アニメだから動画を堪能すればいいんだろうけど
どれもネタは古臭くて、ちょいとイライラ。
日本のアニメが革新的に美しい絵を云々、
と言われて想像するその通りの範疇だった。
コメント

映画『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』特報映像

2013年07月19日 | タイバニ
前売券第一弾を明日に控えた19日朝に
いきなり発表になりましたよ!
バニーちゃんと新コンビを組む金色の人が出てきて
おじさんは孤独な背中。

映画『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』特報映像


バニーちゃんの新コスも出てます。
このジャケット着用以外もあるみたい?

新キャラの黄金のヒーロースーツって
射手座の黄金聖衣に似てるな。
コメント

「ベルサイユのばら -フェルゼン編-」宝塚雪組(東京3回目)

2013年07月18日 | 宝塚(雪組)
宝塚のベルばらはイベントであって何回も見るものじゃないけど
それでも、東京で3回見ちゃうぐらいはえりたんが好きです。
ムラも入れると4回目だよー。ひー!

前回も書いたけど、
今回のフェルゼンは論理に一貫性がない。
誰かに文句を言われると、
いや、自分の気持ちはそうじゃない、と
演説をぶっぱなすのに
すぐに持論を翻し、他人に迷惑を掛けつつ、違う行動に出る。
その間が短いのに、何回も繰り返して
なんちゅーか、思いつきだけで行動しているというか。
その姿はいっそ清々しく天晴れ!
無理が通れば
道理ひっこむ

とは、まさにフェルゼンのことだ。
えりたんだからさー、
ごり押しして通っちゃっても
なんだか納得しちゃうのが不思議。
そんなフェルゼンさえ止められないのが時代の流れなんだな。
うん。
♪ゆけゆけフェルゼン で
鞭を振るう姿が似合いすぎでウットリ。

あゆっちは、心なしか前に見たより
頬や胸・胴周りがふくよかになったような・・・。
出番が超少ないから仕方がないけどね。
牢獄の場面は、「となみのコピー」感がだいぶ薄まった。
情緒も薄まったけど、個性が出る方が私は好きだ。
最後まで浮ついた小娘が潜んでいてもいいじゃないか。
そういう生地の女性が頭を上げて断頭台に向かう。
達観しすぎていない姿は新鮮で、これも有りだ。
しかし、デュエダンのドレス姿はえりたんに比べて・・・。
えりたんの相手役とも違う雰囲気だなあ。

反対にちぎはどんどん痩せていく。
まっつやともみんよりほっそりしてるから
無理なく男装の女性に見える。
男の格好をして男の職業に就きながらも
内面は女の部分が残っていて
自制できるからこその辛さがあるのがわかる。
ほんと、いじらしい。
それを見守るまっつアンドレが
すごくいいバランスなんだよなあ。

ともみんは、これも前にも書いたけど
私のイメージするジェローデルより泥臭くて
とってもとっても違和感はあるんだけど
出番が多いのは単純に嬉しい。

凪は芝居は良いんだけどなあ。
声や雰囲気が若すぎ。
そろそろ若さ「だけ」は越えて、
もうひと味欲しいな。

オケは気合いが入っていた。
やはりベルばらだとオケの皆さんのモチベーションも上がるのかしら。
幕開けからピアノは大迫力だった。
コメント

「New Days "047"」@自由が丘 Mardi Gras

2013年07月15日 | 小山卓治
楽しかった!
midoriさんが歌ったサンダーボーイと11:11がめちゃくちゃ良かった!
女性が歌うと印象がだいぶ違う。
年下のやんちゃな男に惹かれつつ
自分は一緒に歩けない歩いてはいけないと痛感する女性の気持ちに泣けた。
小山さん、女心がわかりすぎ!

昨日の小山さんはノーマネージャーツアー。
藤枝までどう行く?とマネージャーに聞いたら
「在来線でも行けますよ。4時間かかりますけど」と言われたそうな。
さすがポイズン。
結局、小山さんはぷらっとこだまで来たそうです。
コメント

三保の松原

2013年07月15日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
藤枝ライブのついでに行ってきました。
これで三大松原コンプリート。

7月15日、清水駅前を8時3分に出発するバスに乗車。
観光客はほとんどいない路線バス。
ちょっとドキドキ。

40分ぐらい?で「羽衣の松入口」到着。
バス停の時刻表の下に松原までの地図が貼ってあったけど
さっぱりわからん!
同じバスから降りた人の後をつけたら
「松原 あっち」の矢印発見。一安心。

バス停から3分ぐらいにある「神の道」。
御穂神社の正面の鳥居から松原までの遊歩道っぽい。


てくてく歩いて、松原入口到着。
ここには大型バスが数台来ていた。
さすが世界遺産。

漁夫の像。

天女に去られた後の顔かな。

海岸線の方へ。
「羽衣の松」


砂浜に出て富士山を探す。
うっすら、雪をかぶってない地味な富士山が肉眼ではわかるんだけど、
私の安いデジカメには写らない。

性能の良いカメラなら写るのかな。
私は軽さと価格重視だから仕方がない。

砂浜から振り返る。

松原、広い。

松原の中から。

海もキラキラして綺麗だった。

暑いので予定より早く撤退することにする。

途中、御穂神社にお参り。


9時49分発のバスに乗車。
時間があれば灯台方面に行って
船でエスパルスプラザの方に出るんだけどな、
と、思いつつも、
今回は時間がないから仕方がない。
次回の課題ね。

バスは10時20頃到着。
10時29分発の電車で静岡に移動。

ぷらっとこだまは11時38分発。
車内で1ドリンク券でGETしたコーラを飲む。

ちょっと檸檬っぽい味が強いぐらいで
普通のコーラでした。

12時47分東京駅着。
14時開演@文京シビックの公演を見て自由が丘へ。
18時1分着。
「Mardi Gras」を横目で確認しながら
「La Ruche / ラリューシェ」へ。
アイスを食べる。

よしよし、完璧、良い時間!
と思っていたのに・・・
気が抜けたのか、帰り道を思いっきり間違える。
「Mardi Gras」に到着したのは18時45分頃。
ドウシテコウナッタ・・・・・

満員でキュウキュウなで会場でライブを堪能。
帰宅したのは23時頃でした。
コメント (2)

「バレエの神髄 2013」

2013年07月15日 | バレエ・ダンス
第1部 ガラ・コンサート
「パキータ」より
カテリーナ・クーハリ、アレクサンドル・ストヤノフ、キエフ・バレエ
音楽:L.ミンクス 振付:M.プティパ

クーハリ&ストヤノフには、
他のカンパニーのこの作品で見るような大物感は皆無だけど
2人とも身体のキレが良く、見ていて気持ちが良い。
2人もコールドも、体型がいかにも「ロシア!」なかんじ。
いいわ~。
ただ、マールイを見慣れているからなあ。
コールドの揃い方もソリストのレベルもゴージャス感も
物足りなく思ってしまう。
マールイの質の高さを改めて認識した。
4人のソリストがエフセーエワとかコシェレワだったんだよなー。
なんて贅沢だったんだろう。


「帰還」
ファルフ・ルジマトフ
音楽:民族音楽 振付:V.ロマノフスキー

プログラムを買ってないので詳細はわからないのですが、
野心半ばで野垂れ死にする男のイメージ。
「帰還」とあるけど、故郷にたどり着けなかったように感じました。
枯れた仙人とギラギラ野心家を行ったり来たりするルジですが、
今回は後者みたい。
この年齢でこのギラギラ感と体型は素晴らしいと思います。
ま、ファンですから。


「海賊」よりパ・ド・ドゥ
エリザヴェータ・チェプラソワ、岩田守弘
音楽:R.ドリゴ 振付:M.プティパ

岩田さんは昨日怪我で一作降板だったとか。
リフトが上手くいかなかったり、
ジャンプの着地点をコントロールできなかったりで
岩田さんの苦労が忍ばれるけど、
さすがに誤魔化しも自然で上手い。
プロだわ~。
身体も綺麗に動いている。
技術的には最初のペアの方が
今となっては高いのかもしれないけれど
ダンサーとしての格の高さって
それとは別なんだなあ。
やっぱり(元)ボリショイって別格だわ。
存在感も含め、なにもかもが。
チェプラソワは印象薄し。


「瀕死の白鳥」
エレーナ・フィリピエワ
音楽:C.サン=サーンス 振付:M.フォーキン

まさに小さくてか弱い白鳥が死んでいく姿だった。
小さい生き物が儚い命を終えていく。
人生を背負わない「瀕死の白鳥」もいいね。


「ドン・キホーテ」よりパ・ド・ドゥ
エレーナ・エフセーエワ、セルゲイ・シドルスキー
音楽:L.ミンクス 振付:M.プティパ

inキーロフでは見劣りした体型は今日は気にならないエフセーエワ。
キーロフの体型どんだけレベルが高いのか。
気合いを入れる表情とかキメの溜めとか
ほんと旧ソな芸風だけど、今日は浮いてない。
ピンで拍手を貰う姿はそれだけで感動だ。

シドルスキーは盤石で安定しているプロフェッショナル。
こういう人がいるとガラ公演も安心。


第2部 ガラ・コンサート
「ロミオとジュリエット」よりバルコニーの場面
カテリーナ・クーハリ、アレクサンドル・ストヤノフ
音楽:S.プロコフィエフ 振付:A.シェケロ

「音に対しできるだけ多く踊りをいれましょう」的な作品。
情緒は無いけど、ガラにはいいかも。
アクロバティックな振付でしたが
2人とも自然な体の動きでした。


「ナヤン・ナヴァー」
岩田守弘
音楽:V.ジャルサーノフ 振付:P.バザロン

雨乞い?なのかな。
神と対話し、
神からのメッセージと
自然の恵みを受け取る、
そんなイメージ。


「ルースカヤ」
エフセーエワ
音楽:P.チャイコフスキー 振付:M.プティパ、L.イワノフ 改訂演出:V.ワシリエフ

エフセーエワの得意技てんこ盛り。
いろいろ忙しなく技を入れてくる。
これはこれでありなんだろうけど、
トラディショナルな方が見たかったなあ。
「改訂演出:V.ワシリエフ」って、
オディールが出ないやつ?
いや、あのときはオデットが「ルースカヤ」だったよな。


「ラ・シルフィード」よりパ・ド・ドゥ
吉田都、シドルスキー
音楽:H.レーヴェンショルド 振付:A.ブルノンヴィル

都ちゃんがとても可愛くて、ふんわり飛んでいる。
シドルスキーも音のしない柔らかい高い緻密なジャンプ続出で
彼も妖精さんだった。
妖精2人の戯れみたい。


「ボレロ」
ルジマトフ
音楽:M.ラヴェル 振付:N.アンドロソフ

前に見たのと同じかな?
ベジャール版を崩しただけのようなかんじなので
作品としては面白味を感じないんだけど、
ルジが神官で、祈りを捧げているうちに
人間を通り越して神になっていくようだった。
ルジの肉体美を堪能した。
なんか、顔の張りも戻った?


第3部 「シェヘラザード」(全1幕)
ルジマトフ、フィリピエワ、キエフ・バレエ
音楽:N.リムスキー=コルサコフ 振付:M.フォーキン

エロ魔神な奴隷様を堪能しました。
今回はゾベイダが場の主導権を握っていて
ルジは奴隷の域だった。
純愛系より、こういう展開の方が好きだわ。
ルジは、いわゆる古典技は披露してない気がするけど
ニジンスキーが踊っているんだから古典だよね。
よく身体が動くなあ。
国王様もイケメンでした。
コメント

「小山卓治 アコースティック・ワンマンライヴ in Sugar & Spice」@藤枝

2013年07月14日 | 小山卓治


登場の瞬間から客席から大歓声。
シャツは入間と同じ。

「小山卓治です。
 たくさん集まってくれてどうもありがとう」

01.「カーニバル」
前奏が始まると「おおーーーっ」と感嘆の声が聞こえた。
これが聞けるか!って期待かな。
声は伸びている。
客席から手拍子も早々に入る。
サビも歌う人多し。
こぶしを振る人もいる。
「今夜のカーニバルに 乾杯!」に合わせ
お客さんも「乾杯!」とグラスを上げる。
「はじめまして」の土地じゃなかったの?
皆さん、ノリノリよ!
大歓声で一曲目終了。
初っぱなから熱い空気になりました。
このノリのまま
02.「HEAT OF THE NIGHT」
こちらも大歓声。

曲が終わり、小山さん、
「なんかすごいな。
 はじめまして、じゃない気がする。」
予想外の反応に、驚きつつも、嬉しそう。
それでもいちおうご挨拶。
「藤枝、はじめまして。
 今日のライブは藤枝在住の大橋さんとそのみさんが
 地元の藤枝でライブが見たい!と企画してくれた。
 このSugar & Spiceは鈴木トオルさんがよくライブをしているとのこと。
 鈴木さんとは最近一緒にイベントに参加した。
 縁を感じる」
のような前振りから自己紹介。
生年を言うと、若い!の声が上がる。
「B型」に対してはすごく食いつきが良いので
「ミュージシャンはB型が多い。
 ロクでもない奴が多い。」
と返してみたり。
花と動物占いの反応は薄い。
428ネタは少数ながらも熱い反応有り。
珍しい反応に「好感触!」ちょっとご満悦。
「藤枝は『はじめまして』なので
 基本からやり直す。
 ということで、デビューアルバムの1曲目から・・・」
曲名を言う前に盛り上がる客席。
「そこは盛り上がるんだ。
 思っていたのとは違ーーーう!
 遠目に見られるのかと思っていたのに!」
などなどちょい動揺が見えつつ曲へ。
03.「1 WEST 72 STREET NY NY 10023」

歌の後はMC。
「いつものツアーはマネージャーが同行。
 今回は諸般の都合で一人。
 ドキドキしながら来た。
 (一人で移動は)あんまりやったことがない。
 どうやっていけばいいかマネージャーに聞いたら
 『在来線で行ったら安いですよ。
  4時間かかりますけど」
 と言われた。
 さすがにそれは辛いので、ぷらっとこだまで来た。
 前回の一人移動は神戸。
 マネージャーから新幹線の回数券をもらった。
 窓口で指定を受けて、と言われたので
 内心バクバクしながら窓口へ。
 旅慣れた感じで指定をお願いしたら
 『お客様、失礼ですが・・・』と言われ
 心臓バクバク!
 続きの言葉は「お煙草は吸われますか?」だった。
 「吸いません。」
 動揺のあまり「2年前から禁煙を・・・」と
 説明しそうになった。
 新幹線で移動するときは楽器を持っているから
 車両の一番後ろの席を取る。
 そうすると座席と壁の間に楽器を置ける。
 そういう知識はあるけど、それ以外は慣れていない。
 神戸の時も、指定は取っているけど
 自分のことだからなにか粗相をするかもと思い
 早めに出発。
 結果的に東京駅に小一時間早めに着いて、ぽつーん。
 新神戸に着いた後、いつもはタクシーだけど
 今回の目的地は地下鉄で1つ2つ先なので乗ってみることに。
 正しい電車に乗ったはずなのになかなか出発しない。
 始発だったからなんだけど、それがわかるまではドキドキ。
 自分しか乗っていない車両に車掌さんが来て
 「失礼ですが、お客様・・・」
 やっちまったかー、と思ったら女性車両だった。
 最近はスマホを持ち歩き、調べながら移動している」

ツアーの裏側をちょっぴり、いや、大いに語ったあとの曲は
04.「いつか河を越えて」
移動するにかけて、かな。
しっとり聞かせてくれる。

曲が終わり、舞台上手のピアノへ。
05.「Yellow Center Line」
歌声が会場に染み渡る。

舞台中央に戻りMC。
「4月6日に30周年ライブをやった。
 デビューから2年一緒だったTHE CONXと28年振りの演奏。
 タイムマシンに乗って昔に飛んでいった気分。
 当時・・・
 (話をしながらギターのチューニング。
  なかなか合わず)
 28年前は、罵声が飛ぶライブだった。
 アンコールで引っ込んでも
 『小山、出てこーーい!
  そこにいるのはわかっているんだー』
 と怒鳴られた。
 30周年ライブはCD、DVD化予定。
 いまミキシング中。
 秋には届けられると思う」

ちょい宣伝の後は、ブルースハープを装着し
06.「ひまわり」
聞き惚れる。
続いて
07.「Gallery」

MC。
「最近全国からファンのオファーがある。
 すごく嬉しい。
 昨年は熊本のお寺でライブをやった。
 そのお寺は実家が檀家。
 ご住職から「ぜひうちの本堂で」とのオファーで実現。
 そのあと岐阜のお寺からもオファー。
 すごく広い本堂に座布団140枚ぐらいが並べられた。
 どうなるかと思ったけど、全部埋まった。
 お客さんは老若男女、いや、老老・・・(←すごく受けた)
 おばあちゃんもノリノリだった。
 一緒に回ったベチコとお寺ツアーにあたって
 ユニット名を考えなければ、ということで
  ●ザ・ボンノーズ
  ●涅槃への道
 などを考えてみる。
 (↑受けてる)
 近所にお寺があったら紹介して」

余談ですが。
熊本のお寺ライブに行った友人によりますと。
お寺の本堂はお経が響くようにつくられているためか
そこで聞くと、頭上から歌が振ってくるようなかんじになるらしいです。

そして、お坊さんから仏教には「天国」という概念が無いことを教わり、
自分の「天国のドアノブ」という曲は
「極楽浄土の扉」になるのかな、と。

この「天国のドアノブ」について。
「歳をとっていくことに向かい合った曲。
 昔は歳をとることに無頓着だった。
 むかしはロックをやっている若者は、
 30歳を過ぎの大人言うことは聞くな、
 というスタンスだった。
 40歳、それはレノンの年齢を越えるということ。
 最近わかったこと。
 幸せというのは、自分が誰かを幸せにできたか、ということ」
 (ジェームス・ブライアンも
  「幸福の基準は、いかに多くの人間を幸福にできるかだ」
  と言ってたなあ)
そんな話から
08.「天国のドアノブ」
愚かなままでも時間は過ぎ、歳をとる。
自分にあとなにができるかな
とりあえず小山さんのライブに行けて幸せだよ。

ピアノへ行き
09.「もうすぐ」
もうすぐ、そこに見えている目的地へ、
残された時間の中で、どこまで近づけるのか。

曲が終わり、物販宣伝。
「マネージャーがいないので俺が売ります。
 お釣りも出します。」
客席(男性)から「ハグは?」の質問に
「男性には固い握手を。
 女性にはハグを。
 なんならチューも」
付け加える。

さあ、ここから盛り上がりタイム!
10.「傷だらけの天使」
熱い厚い手拍子が入る。
こぶしも振られる。

最後の曲に行く前に。
サビの紹介。でも・・・
「おかしいな。
 みんな知ってるふうだな」
いちおう練習して、曲へ。
11.「最終電車」
サビの前に「ハイ!」の誘導も入る。
特にネタはなかったけど
とても盛り上がって本編終了。


アンコール。
熱い拍手に迎えられて小山さん再登場。
「おかしい。
 想定していたのと違う。
  ・はじめましての人が多い
  ・数人オタクがいる
 と思っていたのに。
 なんでみんな歌を知っているの?」
現地の人はどれくらい?と聞いてくる。
焼津とかまで含めて現地の人の方が多い。
遠征組はほんの少し。
それでもこんなに盛り上がるんだね。
すばらしい!!
小山さんもお礼。
「すごく嬉しいです。
 どうもありがとう!」
そして、ライブを企画した大橋さんからのリクエスト。
10何曲もあって、「それはリクエストではなくセットリスト」。
その中でも一番上にあって、
絶対歌って!のプレッシャーに応えて
e1.「Passing Bell」
気合いが入った演奏。
サビは会場で合唱。

曲が終わり、小山さんが捌ける。
そこで湧きおこるのが「卓治コール」。
主に野太い声で。

それに導かれ楽譜を持って小山さん登場。
リクエストを募る。
 ・祈り
 ・夢の島
 ・紫の夜明け(楽譜が無いので即却下)
などなどの曲名がコール。
「全部やるわけじゃないぞ。
 俺には打ち上げという仕事が・・・」
リクエストにお応えしたモアアンコール。
e2.「Aspirin」
アスピリン!と皆が叫ぶ。
会場の温度が上がる。

曲終了し楽譜をめくる小山さん。
「リクエストはきりがないから受け付けない。
 美しく締める曲を探している」
そこは種の歌でしょう、との声を聞き、
最後は生声で
e3.「種の歌」
一緒に歌う人もいました。


すごく楽しかった、幸せでした、ありがとう!
と小山さんが言うと、
客席からも「ありがとう」と返される。


ほんとに暖かい雰囲気で、
とっても盛り上がったライブでした!
企画して下さった方、
実現に尽力して下さった方、
ありがとうございました!


店内ステージ


終演後に小山さんがお店の壁にサイン


チケットは1枚1枚丁寧にパウチ。
永久保存版ですね。

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「白鳥の湖」ヌニェス&ソアレス/英国ロイヤル・バレエ団

2013年07月14日 | バレエ・ダンス
お財布事情と他の予定との都合で
英国ロイヤルの来日公演を見るのは今回だけでしたが
キャスト的には私の好みで当たりでした。

ヌニェスはスラッとした体型で手足も長めで
実に舞台映えする白鳥。
動きもとても美しい。
手の動きがもう少し繊細だったらもっと好みだけど
そこまで望むのは贅沢か。
基本は白鳥ではなく人間で、
たおやかではあるけれど
意志の強さも感じた。
だからラストも、状況に流されてではなく
自分の意思で道を選んだからこそ
魂の救いがあったんだな、と思いました。
消えるだけの存在ではない、と。

黒鳥は圧巻でした。
勝ち誇った艶やかなオディールは実に魅力的。
魔に惹かれてしまう王子の気持ちも良くわかる。

ソアレスは、以前見たときは粗さを感じるときがあったけど
今日は踊りもマイムもとても丁寧でした。
悩める若き王子、というよりは
「国王陛下、万歳!」と言いたくなる威厳があるけど
そこは脳内補完でカバー。

2人とも踊りすぎることはなく、
適度に抑制が利いているので
実に気品が溢れていて、
さすが英国ロイヤル、と思っていましたが
3幕のパ・ド・ドゥ後半から徐々に熱を帯び
最後は大爆発!なかんじでした。
ストーリーの盛り上がりに沿っているので
やりすぎ感はなく、それでいて高揚感バリバリ。
会場の温度が2度ぐらい上がった気がしました。

ラストは悲劇版でした。

この版ではロットバルトは踊らないのですが
エイヴィスの存在感と芝居が素晴らしいので
そんなことは気になりません。
禍々しさたっぷりで、とてもドラマティックでした!

この版を見るのはギエム&コープ以来なので(たぶん)
細かいところは忘れていました。
ナポリはこんなに細かいステップだったんだ。
2人とも綺麗に足を捌いていました。
ユフィさんが可愛いわ~。

舞台美術はとても好み。
ダウエルのセンス、いいわあ。
軍服祭りもありがとう。
ただ、4幕の白鳥の群舞のフォーメーションが
ちょっと変わっているかなあ。

それにしても、六人の姫君たちが
ガツガツしすぎ。
あれじゃ王子も逃げ出したくなるよ。
このへんは明らかに王妃の戦略ミスだと思うわ!


【主な配役等】
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ、
フレデリック・アシュトン(第三幕ナポリの踊り)、デヴィッド・ビントレー(第一幕ワルツ)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 
演出:アンソニー・ダウエル

-------------------------

オデット/オディール:マリアネラ・ヌニェス
ジークフリート王子:ティアゴ・ソアレス
ジークフリートの母:エリザベス・マクゴリアン
悪魔、ロットバルト:ギャリー・エイヴィス
家庭教師:アラステア・マリオット
ベンノ:ベネット・ガートサイド

第一幕
パ・ド・トロワ:
エリザベス・ハロッド、エマ・マグワイア、ヴァレンティノ・ズケッティ
侍女:ベアトリス・スティックス=ブルネル、デメルザ・パリッシュ
将軍:デヴィッド・ピカリング
ワルツ:
クリスティーナ・アレスティス、ナタリー・ハリソン、ローラ・マカロック、
クリステン・マクナリー、平野亮一、ベネット・ガートサイド、蔵 健太、
ダヴィッド・チェンツェミエック、ロマニー・パイダック、ポール・ケイ

第二幕
白鳥のひなたち:
エリザベス・ハロッド、エマ・マグワイア、
ロマニー・パイダック、サビーナ・ウェストコーム
二羽の白鳥:小林ひかる、イツァール・メンディザバル

第三幕
式典長:デヴィッド・ピカリング
六人の姫君たち:
オリヴィア・カウリー、ヤスミン・ナガディ、エマ・マグワイア、
マヤラ・マグリ、ローラ・マカロック、デメルザ・パリッシュ
スペインの踊り:
クリステン・マクナリー、イツァール・メンディザバル
ヨハネス・ステパネク、平野亮一
チャルダッシュ:
ヘレン・クロウフォード、ジョナサン・ハウエルズ
ナポリの踊り:崔 由姫、ポール・ケイ
マズルカ:
クリスティーナ・アレスティス、ヘイリー・フォースキット、メリッサ・ハミルトン、
ベアトリス・スティックス=ブルネル、蔵 健太、エリコ・モンテス、
ドナルド・トム、ダヴィッド・チェンツェミエック

第四幕
二羽の白鳥:小林ひかる、イツァール・メンディザバル
白鳥、白鳥のひな、農民、侍女、
士官候補生、使用人、小姓、こびと:英国ロイヤル・バレエ団、英国ロイヤル・バレエ学校


指揮者:ボリス・グルージン
オーケストラ:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団、東京バレエ学校

◆上演時間
第一幕、第二幕 13:00 - 14:15
休憩 25分
第三幕 14:40 - 15:15
休憩 20分
第四幕 15:35 - 15:55
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「王様と私」(2013年版)

2013年07月13日 | 紫吹淳(リカちゃん)


昨年バージョンの再演です。
今年も全国各地を回ります。
今年は池袋からスタートです。


ものすごく正直なことを言うと
歌の高音部分がちょっとキツめかも。
芝居は前回より「強い」というのかな。
激しい部分があって、
元男役の部分が見えるぐらいのときがあるけど
王様がマツケンなので
揺らぐことなくがっしり受け止めてくれるので
芝居のバランスが崩れることはない。

リカちゃんのアンナ先生がいいな、と思うところは
育ってきた英国的な思想を曲げることはなく、
それでいて異国の思想も尊重するところ。
非ヨーロッパ的な部分を否定するだけじゃないんだよね。
家の問題は、彼女の我が儘ではなく
契約、すなわち約束を守るのは
世界共通なことなんだと、
そういう立場から王様と対立しているのがよくわかる。
英国の国王評を聞いたとき
「王様は野蛮人ではありません」と
気負いなく即答するところに
彼女の公正さを感じる。

そんなアンナが、禁句を叫ばざる状況が辛い。
そう言うしかない、という流れだけれど
それでも、辛かったな。

マツケンの王様もいいね。
自分と自分の弱点を冷静に見て
変えようという勇気がある。
そういう部分に気高さを感じるのは
万国共通だからこそ
先生との「友情」が成り立つんだよね。

前にも書いたけど、
タプティムの件は、タプティムが悪いと思うよ。
属国から献上された身で
身分の低い男と逃げ出すなんて
王様の面目を潰すような行為に対しては
あれくらいの罰は妥当だと思うよ。
この版はなぜかこの部分は
王様目線になっちゃうんだよなあ。
国のプライド、尊厳に関わる部分なんだよね。
映画とかではあんまり思わないんだけど。

今回の大臣は磯部勉さんでした。
とても良いお声でした。
ブレイジェル様の生腹を見る日が来ようとは・・・。

タプティムはしょうこちゃんで可愛く、
ルンタの石井さんはハンサムさんでした。
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