きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「時空の旅人」(角川映画祭)

2016年08月30日 | 映画
81~83年の小説を86年にアニメ化。
リアルタイムで見たときは、
とにかく!萩尾望都のキャラクターが
アニメとして動いているのに感動した。
(「11人いる」はアニメーターの手を通したデザインだけど
 こちらは極力萩尾望都テイストを残そうとしているので
 こちらの方がより「萩尾望都のキャラ」に見えた)

管理された未来社会、
個人の感情を出すことは許されず
同調が求められる。
それは核戦争で世界が滅びかけた反省から。

というのは、当時のSF、あるいはファンタジーの
共通認識というか、
共有している根本設定みたいなだった。
いま見ると懐かしいコレは
あの時期はある種の常識だったんだよね。

とりあえず核戦争も大三次世界大戦もないまま
21世紀になって良かった。

アナログアニメの技術発達時期の頃でもあったかな。
透過光が懐かしい。
ぐわーんと回り込むような動きも時代を感じるよね。
好きだけど。

いま、改めて見ると
テコってば肉食系。

なぜ「信長」で時代を変えようと思ったか、
説明は無いけど、
まあ、確かに彼が生きていれば、、、
は、いろいろ考えたくなるよね。

春樹さんの俳句は驚くよね~。
趣味と実益を兼ねたんだね。
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Cafe&Bar キャラクロ feat. 劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising- (45回目)

2016年08月28日 | タイバニ
入店シールは虎徹さん。


復活メニューからライアンパフェ。

食べてから気付いたので汚くて恐縮ですが、
グレープフルーツの皮もライアンモチーフなのね。


アポロントリオドリンク。

最初にスプーンで果物を食べてから
混ぜて飲むべし!
最初に飲むと果物が底に落ちて
打つ手が無くなります。


特別映像は牛。
ワイルドタイガーファンによるキュー出しは
「ワイルドに」
「うっっしっ!」




ランキングは「懸賞や宝くじに当たりそうなHERO」で、
ライアンが首位。



店内でコダックを捕獲しました。
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「NOBUNAGA<信長> -下天の夢-/Forever LOVE!!(3回目)」宝塚月組

2016年08月28日 | 宝塚(月組)
芝居は一部寝たけど、これで全部見た!
やっぱりいろいろ唐突すぎ!
「この場面はこういうことを【敢えて】この表現にしているんだろうな」
と想像できるにしても、
やっぱり強引すぎる。
ロルテスも帰蝶も謎理論でついていけない。

なにより史実を思い出したら負けなのはどうなのか。
なぜ勝頼じゃイカンのか。

「私の中に龍がいる」で終わってもいいのにな。
信長の重責をカチャ&るりが引き継ぐ、
ってのが重要なんだろうけど。


ショー。
紫の場面はアドリブ無し。
まさおがカチャを粘っこくエロくひと撫でして終了。
豹柄の場面もみんな黒髪だったような。
JCB貸切だったので
全部基本バージョンだったのかな??

としちゃんは燕尾服が似合うなあ。

金曜日に見たるねちゃんとせんりちゃんを把握。


新しい緞帳。
高砂熱学工業様から。




公演デザートは11時37分に完売コール!
早っ!
ドラゴンちゃんたち、ケースの中では
扉側に後頭部を見せた状態で並んでいるのよね。
受け取るまでどんな顔かわからない、完全アトランダム!
今日は普通バージョン。




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「魔界転生」(角川映画祭)

2016年08月27日 | 映画
数年前にシネパトスで見たときよりお客さんが多くて嬉しい。

耽美で邪悪な笑顔のジュリー、
色っぽい佳那晃子もいいけど、
千葉真一vs緒形拳、
千葉真一vs若山富三郎の迫力にクラクラするね!

CGじゃない、
本物の火の中での対決は鳥肌ものよ!

久保菜穂子に成田三樹夫と来ると
雷蔵祭の続きみたいだわ。
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「里見八犬伝」(角川映画祭)

2016年08月27日 | 映画


映画館では見たことが無く
TV放映の録画を何度か見た。
通しで見ると、前振りのわりには最後の戦いがあっけないな。
各人の見せ場が少ないけど、
基本はアイドル映画だから仕方がないのか。

特撮部分の妖怪がいかにもお人形で時代を感じる。

夏木マリは美しい!!

真田広之の太腿はサービスなんだろうな。
この時は主演二人が30年後も芝居をしているとは思わなかったな。

真田広之、志保美悦子のアクションはキレがあって美しい。
JACは偉大なり。

京本政樹も美しかった。
息子さんは良く似てるねえ。

舞踏指導だか振付が謝珠栄先生だった。
高柳さんはこちらでも棒だった。


なんだか、「宇宙からのメッセージ」を見たくなったよ!
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「時をかける少女」(角川映画祭)

2016年08月27日 | 映画


知世ちゃんが可愛い!
高柳くんの某演技はすでに味。
尾美ちゃん若いけど芝居はすでに上手い。

SFとしては説明不足だけど、
今しかない「時間」が切なくて泣ける。
テーマ曲(ユーミンの主題歌じゃなく)がいいんだよね。

この、二人が別れる場面

どうして時は過ぎてしまうのかしら
時は過ぎて行くものじゃない。やってくるもんなんだ。
じゃ、また会える?

は何度見ても泣くんだけど、
久しぶりに見たせいか、
それ以外のいろんなところで泣いてしまった。
「この時代が好きだ」と言うケン・ソゴル、
そう言ってしまう未来とはどんななんか、
というか、
最初の方で花を摘んで嬉しそうなところからもうすでに。
孫がいたような気がする老夫婦の会話とかも、もうダメ。

体操服が、特に女子も、上下白なのは
いま見ても変態チックだなあ。



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「トークスペシャルin東京」貴澄 隼人 、夢奈 瑠音 、麗 泉里

2016年08月26日 | 宝塚(月組)


スミス(研11)は滑らかな喋りで後輩をリード、
るねちゃん(研7)顔小さい!!
せんりちゃん(研5)初々しくて可愛い!

3人とも浴衣で登場。
スミスは右半身白無地、
左半身は青地に象と弥助(漢字)の白模様。
自分で絵を描いて誂えたみたい。
るねちゃんは白とベージュの太い縦ストライプ。
せんりちゃんは赤に近い桃色に花模様っぽく見える黒色などの丸模様。
半衿、足袋にレース。


芝居の話。
スミス、久々の和物で稽古初日にはりきって着物一式を持って行ったら
着物を着ない役だった。
コートジボワールからインド経由で日本に辿り着いた自分を
人間として遇してくれた信長様に対する気持ちを表現したい。

るねちゃんは信長家臣。
家臣団も信長との距離はそれぞれ違い、
大野先生が細かく指導。
刀を鞘に収めるとき指を挟んだ。
殺陣が難しい。
新公は光秀。
「敵は本能寺にあり」をしっかり言えるようせり上がり前に息を整えた。
*この台詞は舞台稽古中に追加になったのこと
男役の動きはまだまだ勉強中。
走る、などの何気ない動きが難しい。
スミスを見て参考にしている。

せんりちゃんは帰蝶の侍女。
殺陣が難しく刀を鞘に収めるのも一苦労。
和物なのに網タイツで帰蝶団みなビックリ。
帰蝶が死んだ後の気持ちを上手く表現できれば。
新公は小宰相。
重たい十二単での動き方を含め
本役のまいまいからいろいろ教わっているとのこと。


ショーは3人とも青い衣装の場面が好き。


スミス談。
あんなに出突っ張りの龍さんのお身体が心配だけど、全然元気。

オープニングの桃色衣装をどう着こなすか
さぶちゃんと悩んでいたら
「私もなんですよ」と、たまきち。


スミスの芸名の由来は「若き日の唄は忘れじ」の
「隼人、馬引けー」から。
幼い日に見て感動。
(今回はこれ以上の受験の動機の話は無かったけど
 昔からのファンだったという事よね)
2回目の受験で合格。
受験用のバレエスクールの先輩は、まんちゃん、ゆりや。
まんちゃんはそのときからすごくクルクル回っていたそうな。

るねちゃんはバレエをずっとやっていて、発表会が好きだった。
雪組全ツを見て毎日が発表会!と、
コムちゃんに落ちたのが受験のキッカケ。

せんりちゃんは宝塚は殆ど知らなかったけど
バレエ教室の先生に勧められて大劇場観劇。
キラキラ輝かく舞台に自分も立ちたいと思った。


せんりちゃんが「ずっとかっこいいと思っていました」とスミスに告白。
ドギマギするスミスでしたが、
会場のかなりの人は「同意!」と思ったよね。

スミスには馴染みの美容師さんがいて「左は長く右は刈り上げ」と言うと、
はいはい、と躊躇なくバリカンを入れてくれるそうです。


さぶちゃん(有瀬そう)は
スミスの一期上。
音楽学校時代は本科・予科。
予科は黒などの地味な服でなければならないけど
あんまり売っていない。
ちょっと前後が定かではないんですが、
たぶん、スミスが規程違反のような服を着たらしい。
その時、さぶちゃんが「これ、使って」と
鍵をそっと渡してくれた。
宝塚南口駅のコインロッカーには
予科らしい服が入っていた。
さぶちゃんが貸してくれた。
本科・予科は馴れ合ってはいけないけれど
そのギリギリのラインまで来てくれた。
(私が書くと感動的な話にならなくて申し訳ないです)


せんりちゃんは人前で話すのは慣れていないので
話は滑らかとはいえないけど、
今の自分の課題や、
高みを目指すために埋める必要なことなどが
具体的にわかっているのがうかがえて、
すごく頭がいい子なんだな、と思った。
頭でっかちにならず実践していくんだろうな。

るねちゃんも同じで、
どこをどうすれば、を常に考えているんだろうな。
二人ともまだ若いけど「お客様に楽しんでいただく」の
プロ意識を明確に持っていた。
本拠地2500席の舞台に立ち続ければ生まれる意識かもしれないけれど、
前日に見たダンサーにはこれが足りないんだと思った。

トクスペの真ん中は研10以上が多いけど、
これからの自分の話になると皆さんほぼ必ず「宝塚らしく」って言うんだよね。
スミスもやはりそれを言っていた。
枠、時には枷でもあるけど、
それがあるから100年続き、
自分もその一員と自覚するのがその頃なのかな。
頼もしいね。
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「バレエガラ夢コンサート イリーナ&マラトが舞うバレエリュス~ナチョ・ドウアト」

2016年08月25日 | バレエ・ダンス
ペレン&シェミウノフ出演公演に
かなみもゲスト出演と聞き、行って来ました。

ペレン&シェミウノフは3演目踊りました。
配布のプログラムには振付家名が無いので
自信はないのですが、、、

「シェヘラザード」は、たぶんルジがよく踊る
フォーキン振付だと思う。
二人とも身体が良く動いているな~、とは思うけど
エロさはあまりないかな。
なにしろルジ比だから。

マラトは身体はルジより動くけど
踊りの詰めは甘く精緻さが足りない。
あの身長ビジュアルなのに
どうしてボヤルチコフは王子系じゃなく
キャラクター系に振り分けたんだ?と思ったけど、
マリインスキーが採らなかったあたりで察するべきか。

「A tu vera」がたぶんナチョ作品だと思う。
赤いドレスの裾の翻しも計算に入れたスパニッシュ系。
二人の長い手足を存分に活かした振付だし、
二人の会話が聞こえてきそうな、
すごく面白い作品だった。

あとは先日も見たコフトゥン版「スパルタクス」で
アクロバティックな動きに拍手喝采。

かなみは本編ではラフマニノフのピアノ曲と
韃靼人をスキャットで。
肩を出した赤いマーメイドドレス。


この公演がどういう趣旨かもよくわからずに言ったけど、
プログラムを見ると留学中の学生さんが多いかんじ?
限りなく「発表会」に近いけど
出演者を繋ぐ母体が見えないので
すごくまとまりのない内容でした。

素人ではポアントで踊るのは超絶無理だけど、
じゃあ、プロとはなんぞや?だよね。
踊ることに満足している人と、
金を払った客にパフォーマンスを提供することを考えている人と、
けっこう意識の差が見えたように思えた。
後者になればなるほど、スタイルが良くなる、
あるいはスタイルが気にならなくなる。

印象に残ったのは、
コンテの根岸さん、
花かごの佐々木さん、
ダイアナとアクティオンの根岸さん浅田さん。

一部の演目はピアノ、
またはピアノ&バイオリンの生演奏。
演奏はどれも素晴らしかった。

フィナーレは、客席から登場のかなみの
「Time to say goodbye(イタリア語版)」から。
かなみは肩を出した白地に小さい青い模様が入った夏らしいドレス。
皆さん出演作の一部を生ピアノで踊り継ぐ。
カテコでマラトがかなみの手を引いて出てきた。
大満足。


踊り辛そうな床だった。
回転が止まりがちなのも無理はない。


チラシからなんとなく想像していたけど
運営側の手際がちょっと悪く、
入場にかなり時間がかかった。
関係者列を別途作ってくれればなあ。


プログラム。
クリックすると拡大します。
第一部


第二部
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「ゴースト・バスターズ」

2016年08月24日 | 映画
映画としては可も不可も無し。

女性が戦う姿は見て気持ちいい。
3Dはゴーストより、街並みの美しさ用。

TV放映をなんとなく見ただけの私でも、
「あ、前作に出てた!」とわかる人がいた。

とにかく!
クリヘムが可愛い!
彼が踊るエンディングロールだけでも金を払う価値がある。
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アリスからの招待状デザートフェア(ヒルトン東京マーブルラウンジ)

2016年08月24日 | 美味しいもの
ディスプレイが可愛い!!












思っていたより種類は少ない。
カップケーキ、クッキー、スコーンなど
お腹に溜まる物が多く、
ケーキ類が少ない。







スイーツ系はかなり甘い。

軽食系。



スープは中華風かき玉。
ポタージュよりあっさり軽く、
なによりも塩味がありがたい。

紅茶、コーヒー、ウーロン茶はおかわり自由。
(オーダー制)

結局、一番美味しかったのはショートパスタでした。
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ジュリア・マーガレット・キャメロン展@三菱一号館美術館

2016年08月24日 | 美術館・博物館(各種原画展含む)


すごく不思議な空間だった。

ポスターに引かれなにも知らずに行ったけど、
「事実を明確に精密に写す」のが写真の使命だった時代に、
物語性や寓話性を持たせた芸術作品に仕上げた最初の人らしい?

45歳だったかな、中年になってから撮り始めたし、
当時は撮影、そして現像に高い技術が必要だったため、
彼女の写真は線がぼやけていたり素人っぽいところはある。
(ピントもプリントも甘い、というのかな?)

しかし、絵画の写真化にとどまらず、
生きている人間を芸術作品にしたその発想はすごいし
精密さに欠けるからこそ幻想的になる写真が面白い。

いくつかの作品は撮影可。




本人は写真を撮る前から芸術家と親交が深かったから
センスや素養はもともとあったんだろうな。
彼女の才能を発揮する道具に運良く巡り会えた、奇跡の結果なんだね。

男女問わず横顔が美しい作品多し。
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名古屋の美味しいごはんとお散歩少し

2016年08月21日 | 美味しいもの
8月20日
8月20日はお盆期間で新幹線回数券が使えません。
ので、今回はパックツアー利用。
JR東海のツアーにはドリンク券が1枚付いていました。
こういうときは普段飲まないものを!

ザクロのスムージー。

11時37分名古屋駅着。
暑い!!
お昼は劇場近くの「別邸きときと」で。
焼魚御膳。

本日のお魚はサワラ。
見た目以上にボリューミー。
塩加減も良かった。
お椀は浜汁。
美味しかった~。
白海老のかき揚げ丼も魅力だったけど
茄子とか椎茸がいたらイヤだからさ~。

夕食は名駅近くの「Paff」。
ずっと気になっていたので予約して行きました。
かなり若い人向けのようで
おばちゃん一人で過ごすには勇気がいりました。
前菜はタコのマリネ。

タコが柔らかかった!!

メインはメカジキのトマトピューレのパスタ。


デザート!!
ここはデザートが売りなのです。
32種の中から選んだのは
「スフレチーズのクレープ包み ブラッドオレンジスペシャル」



美味しかった。
来て良かった。

8月21日
朝食はホテルの無料パンを部屋に持ち帰っていただきました。


少し時間があるので
ポケモンGOをやりがてら「ノリタケの森」へ。

赤レンガが素敵。

お皿のなんか


煙突


なんかわからないけど、恐竜がいた。

この日の私のTシャツは恐竜柄。
すごい恐竜マニアみたいじゃないか~。

お花も綺麗。


お庭も素敵。


無料スペースのノリタケ史も見る。



素晴らしいわ!

堪能し、ポケモンも捕まえ、
ぶらぶら納屋橋方面へ。
円頓寺本町商店街。



お祭りがあるのかな?

商店街を抜けたところに信長様。


トマト祭りもやってた。


けっこう歩きまして、「サイアム・ガーデン」到着。
登録有形文化財 「旧加藤商会ビル」の中です。

レトロな洋館テイスト。


オーキッドコースです。
前菜三種。
海老のフライ タイハーブソース、鶏肉のグリル、サーモンのタイ風カルパッチョ。


メイン。
白身魚のフライ レモングラスソースと豚肉のチリソース炒め。


デザートはマンゴーアイスクリーム。

美味しかった!
名古屋はこれからもたくさん行くだろうけど
納屋橋にはなかなか行けないだろうから
最後のチャンスと思って
(私にしては)お高めご飯をいただきましたよ!

帰りの新幹線のおやつは
ぴよりんとCuitteのチーズタルト。




車窓からは雪無し富士山を拝めました。

美味しい2日間でした。
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「オペラ座の怪人」劇団四季(2016年8月)<千秋楽含む>

2016年08月21日 | 劇団四季
上手くまとめられないので垂れ流します。
重複ご容赦。


なんと!
千秋楽が取れました!
あわせて前日2公演を見てきました。


キャスボ!


キヨミチが超キヨミチ。
パワフルなドラゴンボイス。
高音もクリアに力強く出ている。
ファントム像は一周して戻った!
手を触れないように大事にしてきた宝物を、
他人の出現で手に入れてしまった。
偏執的で濃くて独りよがりの純愛。
ひゃっほーい!
なんてキヨミチらしい!

好きな人を傷つけるような状態に自分をどんどん追い込んで、
こんなことをしたら言ったら嫌われるのがわかっているのに、
そうせざるを得なくて、
どんどん絶望に落ちて行く。
そこまでを含めてクリスが気持ちを汲んでくれて、
それがわかって、
孤独だけど暖かい闇に消えて行く。
超納得!!

ファントムの慟哭は切ないけど、
でも、これでいいんだ、
と、なぜだか納得ができた。

怪人の気持ちに涙しつつも、
キヨミチの歌声に浸れる幸福感で
ニマニマ笑いが止まらない!

不器用さが切ないけど、可愛い。
私は好きだけど、
このファントムがダメな人がいるのもよくわかる。
邪道すぎよね。

地獄の底で愛しい人の名を唱え至福に酔う、
そんな役が似合う役者が好きなんだな。
キヨミチもリカちゃんも、そこは同じなの。
(キヨミチとリカちゃんは地獄行きを承知している。
 スンラさんは愛に目がくらんでそこが地獄であることに気付いていない。
 って、かんじ!)
*これは、芝ファントムが自分のカラーに役を引き寄せているのではなく、
 私が勝手に見出しているだけです。
 当分JCSの上演は無さそうだし、
 上演があっても新ユダかもしれない。
 ユダに近いものを四季のレパートリーで見れて良かった。

ドンファン後お着替えして地下に現れるクリス。
舞台的に衣装替えが必要なのはわかるけど、
芝ファントムを見ると「結婚式をしないと手を出せないのかなー」と思ったり。
醜い天才でも、(当時の)倫理観から抜け出せないのね。
コクトー版美女と野獣もそうだけど
「神の前で誓い結婚」というのが重要なのよね。
んで、神といえば神の子の神永さんの顔が浮かぶ四季ループ。
そして私の妄想を吹き飛ばすLND設定。

MOTNの芝ファントム、
クリスティーヌに向ける愛情が純粋で、とても暖かかった。
愛おしくてたまらない、でも触れられない、
偏執さ変態さ皆無の、素直な愛だった。
じんわりきたよ。
「この運命には従わねばならぬ」って、達観していたのにね。
クリスに対面して変わっちゃったのよね。
ここが普通の男性っぽいから殺人鬼になるのがわかりづらく、
ファントム像がぶれているように見えるかも。
ファンは積極的に埋めて行くから納得しちゃうけどね。

キヨミチがこんなにファントムが似合うと思わなかったし(欲目だけどさ!)、
喉が保つとは思わなかったよ!
出演期間中でどんどん高音が出てきたし、
喉に負担をかけない歌い方なのもわかったし、
進化するキヨミチ、すごいわ偉いわ!
キヨミチがこんなに歌う役はしばらくないよねー。
寂しい。



久保クリス、ファントムが仮面を取るまでは
音楽の天使は父からの贈り物だとかなり本気で信じていて、
怪人の素顔を見て「ないわーっ!」と思ったけど、
心の奥底では惹かれていて、
でも自分の愛情が彼を破滅させるのをなんとなく感じて、
だから彼から遠ざかろうとしていたけど、
離れられなかった。みたいな?
彼の声が幻聴で聞こえてくるぐらい、彼から逃れられない。
愛情は、男性へのか、芸術家へのか、あるいは父に重なる家族愛か。
どれかはハッキリしない。
でも、全ての感情を切り分けるのは無理だよね。
だから今日は、玉の輿に目が眩んでファントムを切り捨てた、には全然見えなかった。

そう、今日はファントムとクリスが心の奥底で繋がっているのがわかった。
ラウルとの二股ではなく、彼への愛情とは違う部分で結ばれている。
ファントムもそれがわかったからこそ、
クリスが置いていった彼女の心をしっかり抱きしめ、
消えていったんじゃないかな。

7月の芝ファントムvs久保クリスは、
最終ラウンドが魂のガチンコ勝負で、
そこでお互いの気持ちが充分わかって納得したので全て終了、
ってかんじだったけど、
今回は最初から久保クリスが
音楽(芸術)面とファントムを父に重ねる家族愛とで
最初からファントムに惹かれている、あるいは捕らわれている。
ラウルに向ける愛情とは違った感情。
ファントムは愛に慣れていないので、
どの愛をクリスから与えられたいのかがわかっていないような?
んで、結局は一番大きい愛を抱えて消えていくような??
愛に区切りはない??


北澤ラウルも熱かったよ!

コーラスガールちゃん達、クリスに優しいよね。
「大成功じゃない!」って
嬉しそうにクリスに声をかけているのが二階席まで聞こえた。
公演が中止になるより、そりゃいいだろうけど、
もしかして給料は出演回数制?とか思う捻くれ者でごめん。

芝ファントムと早水マダムだと、なんだか共犯関係のようで、
ファントムの最初の殺人ってマダム絡みだったりするのかな、と、ついつい妄想。
意識してやったのではなく、
正当防衛的な事故的なかんじで、
マダムはその負い目があるんじゃないか?


特別カテコ。
クリスとラウルでAll I ask of youを少し。
ファントムがMOTN。
支配人sがカルロッタに向かいプリマドンナ。
ピアンジ、メグ、マダムが加わりマスカレード。
最後に全員でマスカレードを歌い踊る。

キヨミチの踊りが見られるなんて!
さすがに皆さまより傾斜角度が緩い。
でも嬉しい!
そのあとは出演者によるご挨拶。
支配人sが明日で千秋楽。この劇場もお終い。
北澤さんが次は名駅南、これからもよろしく!
で幕。

賀山さんは、20日マチネは淀みなく挨拶できたけど
20日夜は名古屋劇場での作品数が飛び、なかなか先に進めない。
北澤さんなどに助けを求めるも誰も出てこない!
なんとか自力で思い出す。
千秋楽はそのトラウマか、作品数の前で噛む。
「本日8月21日をもちまして新名古屋ミュージカル劇場は、閉、へい、え~」
(終、しゅう、、、だったかも?)
千秋楽の緊張感がほぐれ劇場内はほんわかムードに。


キヨミチが一人で出てくるのも何度か。
さすがにファントム〆は無かったね。


千秋楽を伝える記事。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160821-00000011-mantan-ent
<新名古屋ミュージカル劇場>17年の歴史に幕 カーテンコール12回、ファンら名残惜しむ


劇場前。


劇場内。
名古屋ファントム出演者からのサインとメッセージ。




20日夜公演の配役表は入場時に全員手渡し。


会員限定配布のメッセージカードは
飛び出す絵本系。






ファンからの写真で作ったアート。



【配役】
オペラ座の怪人:芝 清道
クリスティーヌ・ダーエ:久保佳那子
ラウル・シャニュイ子爵 北澤裕輔
カルロッタ・ジュディチェルリ:河村 彩
メグ・ジリー:中里美喜
マダム・ジリー:早水小夜子
ムッシュー・アンドレ:賀山祐介
ムッシュー・フィルマン:平良交一
ウバルド・ピアンジ:永井崇多宏
ブケー橋元聖地

【男性アンサンブル】
佐藤圭一
飯泉佳一
林 和男
鈴木 周
佐々木 純
吉田功太郎
新井 克
松永隆志
日浦眞矩

【女性アンサンブル】
本井亜弥
干場綾子
土居愛実
杉山由衣
平木萌子
盧 エリ
川口侑花
松岡ゆめ
羽田沙織
久田沙季
小田島礼奈
徳永真理絵
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東京バレエ団 <夏祭りガラ>

2016年08月19日 | バレエ・ダンス
「パキータ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
プリンシパル:奈良春夏、宮川新大
ヴァリエーション1:中川美雪
ヴァリエーション2:伝田陽美
ヴァリエーション3:崔 美実
ソリスト:
 吉川留依、伝田陽美、二瓶加奈子、
 政本絵美、加藤くるみ、崔 美実

若干短縮版?
場数を踏んでいる人が目を惹く。
特に伝田さんと崔さん。
奈良さんはさすがに頭ひとつ抜けているかんじ。
真ん中でも堂々。
宮川くんはソロはのびのびしてるんだけどなあ。
細いからリフトでドキドキしちゃう。

三人娘で高木さんも田中さんも退団し
白鳥にキャスティングされなかった奈良さんだけが
(東バで)踊り続けているかと思うと、
なにがなんの分岐点になるか、不思議。
今の彼女がパキータで真ん中に異存は無いけどね。
そして吉川さんはなぜこの位置?


「スプリング・アンド・フォール」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:アントニン・ドヴォルザーク
沖香菜子-秋元康臣
渡辺理恵、岸本夏未、三雲友里加、
金子仁美、川淵 瞳、髙浦由美子
杉山優一、岸本秀雄、岡崎隼也、
松野乃知、安田峻介、中村祐司、
和田康佑、安楽 葵、樋口祐輝

沖さんと秋元さんの牽引力が強いせいか、
最後までわくわくして見た。
ムーブメントとかポーズとか、やっぱり面白い。
乗り損ねると寝ちゃうデンジャラス演目だけど
今日は大丈夫だった!

秋元さんはノイマイヤーとは違うかもしれないけれど
「なにを踊っても秋元流」という強い個性は東バでは貴重。
みんな彼ぐらい自分らしさを打ち出して欲しいな。
沖さんはますます大人っぽくなったわ。
岸本さんのしっとりした踊りも印象的。

男性陣の髪型がさっぱりしすぎというか、
みんなして千円カットに行ってきたみたいというか、
ちょいと体操選手みたいというか。
松野くん、そうきたか。
首藤くんのビックリに比べたらたいしたことはないけどさ。


「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール  
音楽:モーリス・ラヴェル
柄本 弾
杉山優一、岸本秀雄、森川茉央、永田雄大

昨年の横浜では屋外で小雨が降るという悪条件で
集中力に欠けたな、という印象だったので、
今回の室内ではどうなるかと思った弾くんのメロディ。
まだまだ固い。
前半のソロは緊張のためか、
かなり無表情だったけど(気迫はあったけど)、
仲間が加わっていうくと、
仲間から力を注がれたかのように
だんだんエネルギッシュに。
孤独に戦っていた戦士が、
最後は仲間を鼓舞し引きづりこむ、そんなかんじ。
カリスマ性はまだない。
カテコでだんだん表情が蘇ってくるのが可愛かった。
全ツとかで、あと10回ぐらい人前で踊ったら面白くなりそう。
いまも悪いわけじゃないけどね。
より、個性を注ぎこんで欲しいな。
リズム隊がすごく支えていたなあ。
リズム隊との共闘だった。


会場窓枠。

お財布に優しく、演目もキャストも良いので
来年以降も続いて欲しい企画です。


◆上演時間◆
パキータ 19:00〜19:30
休憩  15分
スプリング・アンド・フォール 19:45〜20:15
休憩 15分
ボレロ 20:30〜20:50
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「幻魔大戦」(角川映画祭)

2016年08月18日 | 映画


愛と
神と
超能力

それが角川映画。

記憶より前半部分が長く、
ラストはあっけなかった。
あの主題歌は最終決戦で流れるのではなく
エンディングロールだった。
人の記憶ってあてにならないね。

古谷徹、小山茉美、池田昌子、塩沢兼人、潘恵子、江守徹、美輪明宏、白石加代子等々
出演者も豪華。
原田知世のゴリ押し感が際立つ。
(実写の青春映画の知世ちゃんは好きだよ)

春樹さんは上手いこと
自分に合った作品を見つけてきたもんだ。

これを見て、なんだかすごい!
と思った子供の自分の感性を褒めてあげたい。
アナログ時代の作品だけど、
技術の限界があるからこその工夫もあるよね。
演出面も含めて。

金田さんの動きも懐かしかったな。
画面からはみ出しそうな動き。


前世、戦士、サイオニクスといった言葉や、
突然説明もなく超能力に目覚めるとか、
それら60年~70年のSF作家(小説も漫画も)が築いたのは
新しい概念、世界観、さらに言えば哲学なんだよね。
それらが産まれた時からある世代が安易に口にすると厨二になる、と。
過程としては
 ・70年代前半までにSF作家が新しい世界観、哲学を構築
 ・80年代に映像化
  (アニメに限らず。
   ノストラダムス特集がよく放映されていた。)
 ・世紀末の終焉思想と結び付く。新興宗教などへ。
 ・新世紀になり、哲学は骨抜きになり言葉だけ残る。
  目新しさが無くなった言葉を口にすると厨二化。
ってかんじ?
あれほど新鮮だった言葉が
いまは失笑をともなう。

「冷戦の果ての核戦争による世界破滅、地球滅亡」は、
80年代には「ありえる未来」だったよね。
核の冬とか。
それを踏まえての「すべての破壊」なんだけど
いまの時代には伝わりにくいかなあ。

2階建ての日本家屋、
和室、カセットテープ、レコード
それらが日常だったのは
ずいぶん昔になっちゃったな。
23時(だったと思う)の吉祥寺サンロードが無人なんて
今では考えられないよね。


それにしても。
一時期の吉田秋生の大友克洋化はすごかったよなあ、
と、今回の画面を見て、しみじみ感じました。
連載多数のプロ作家があそこまで影響を受けたのも、
誰も止めなかったのも、
いま思えばえらいこっちゃ!!
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