きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「another story of“eyes”vol.2」小山卓治/鎌田ひろゆき

2005年08月13日 | 小山卓治
鎌田さんと卓治のジョイント。お二人とも長野は初。客は、長野在住半分、それ以外が半分ぐらい。会場内は凄く暑かった。演奏者も客も汗まみれ。民家調の内装ながら、音響は良かったです。

追記
セットリスト発表を受けて一部訂正。鎌田さんの曲のタイトルを間違えて、すみませんでした。


 最初は鎌田さん。しみじみ歌を聴くのは初めて。声が良く伸びる。前半のラブ・ソングは、私の持っていた鎌田さんのイメージとは違ったんだけど、とても良かった。卓治の「夢の島」もカバー。卓治とは違ったアプローチで聞き応え有り。MCによると、中央道?は40kmの渋滞だったとか。4回ほど雨に遭遇し、卓治に「雨男」と言われたとか。いや、雨が降ったのは絶対卓治のせいです。

 卓治。最初は「気をつけた方がいいぜ」。卓治も楽しそうだし、客も初っ端から乗っている。次は「最終電車」。途中、ちゃおが椅子のセッティングを始める。前列には常連の女性客しかいなかったため、卓治が「明かりをつけて!」と促す。前列の男性が立候補したけど、「男じゃない!」と一喝。結局舞台に上がったのは中学生くらいの女の子。卓治にとっては娘の年齢くらいでしょう。「さあ、どうする!」の野次に、「隣でうたた寝・・・」でなにか歌おうとするけど、笑ってしまって歌にならない。女の子はちゃおに歌詞カードを見せて貰いながら、歌ってくれました(終演後、一緒に歌っちゃった~、と喜んでいましたよ)。キスは無し。「俺に犯罪をやらせつもりか」。MC。長野は涼しいと聞いてきたけど暑い。長野に騙された!と思ったら小屋の人に「ネオンホールが暑いんです」と言われた。続いてはリクエストだっけ?「花を育てたことがあるかい」。それから鎌田さんの曲。タイトル言ってくれよ(追記。「ハーネス」でした)。「真夜中の絵の具で君を描く」みたいな歌詞。卓治にはあまりない言い回しが多いので新鮮。次は「Show Time」これもリクエスト。私の隣の人が大喜びしていた。さらにリクエストで。「長野(という街)にぴったりな曲。星空が出てくる曲だし。長野は星空が綺麗だから」との紹介。10年ぐらい歌っていない「お蔵入りの曲」と言われてなんだろう、と思ったら「丘の上の風景」だってさ!思わず、ひょえ~、と、ビックリより笑う。この曲は、以前はとても嫌いでした。
(1)出て行きたいのは男だけと思っている。決めつけている。
  女だって出て行きたいときはあるし、
  (自身が)星になりたい女だっているんだよ!
(2)どこにいても君たちを思う、という台詞が免罪符になると思っている。
  君たちを思う=君たちも僕を思ってくれ、ってことだよね、と。  
  いっそ黙って消えてくれれば、お父さんは死んだんだよ、って
  子供にも言えて早くふっきれるのに。
の、あたりが主な理由。でも今日は、ああ、この女性は、種をまくだけまいて消えてしまう男だとわかって一緒になったんだな、と思った。卓治の詞では、涙目で「どうして?」と問いかける「妻」を想定しているようだけど、私には「(男が)いつか出て行く」のを昔から正しく認識しているように思えました。すまんね、間違って受け取って。まあ、嫌いなのは変わらないけど。歌い終わって「今日はお子様が多いのにふさわしくない曲だった」とな。次は「鎌田さんとハモって!」のコメント付きのリクエスト「青空とダイヤモンド」。卓治曰く、鎌田さんはハモれないんだ、と。卓治の曲を一緒にやるときも卓治がコーラスパートを担当しているし、と。そんなわけで一人で演奏。
 そしてリクエスト最多曲「Passing Bell」。今日は聞く私が疲れているせいもあると思うのだけれど。今までこの曲は、各自が「こんな風にしか生きられなかった人生」に腹を立てている部分があったと思うんだけど、今回は、そんな自分の人生も愛おしいと感じているようにも聞こえた。再びMC。雨男は誰か。卓治は鎌田さんだと言ったところで、会場から「嘘つき!」の指摘あり。「汚れたバッシュ」「アスピリン」ときて、卓治のパート、とりあえず終了。

 アンコール。鎌田さんがベースで「君が本当に欲しいもの」そして鎌田さんと卓治の共作「予感」と「夜の始まり」(この2曲、卓治はピアノ)。「夜の・・・」は前に聞いたと思う。その時より鎌田さんらしさが反映していたように思う。そして「種の歌」。鎌田さんのギター&コーラス入り。続いて鎌田さんの「スロウ」。鎌田さんの新アルバム収録曲で卓治もコーラスに参加しているとのこと。叩き付けるようなメロディが迫力がある。今日の鎌田さんの曲の中では、これが一番好きだな。最後は「傷だらけの天使」。なんか久しぶり。大いに盛り上がる。

 最後の最後。卓治がアンコールで再び舞台に立つ。リクエストを客席から、と言うワリには却下の嵐。結局「下から2番目の男」に。「最悪とまで・・・」で客も大声で歌う。「なんだ、この合唱は」と言われる。

 なんか、すごく楽しかった。舞台も客席も盛り上がった。行って良かった。迎え火に参加できなくて、お父さんゴメンね。
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