きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

風と雲と虹と

2002年02月25日 | TV番組など(配信含む)
 加藤剛。やはり格好良い。爽やかだ。好きだ。ああ、加藤剛!
 その他の配役。藤原純友/緒方拳、将門の父/ 小林桂樹、将門の母/新珠三千代、良子(将門の妻)/真野響子、平太郎貞盛(将門の従兄弟)/田中崇、田原藤太/露口茂、興世王/米倉斉加年、貴子(将門の京都時代の恋人)/吉永小百合、藤原忠平/仲谷昇、源護/西村晃、源扶(たすく、良子の元婚約者)/峰岸徹、紀叔人/細川俊之、その他将門の友人に宍戸錠・草刈正雄、純友の愛人に太地喜和子、将門の叔父の一人に蟹江敬三。 何故主題歌を憶えていたかわかりました。2フレーズが永遠に続くの。ラヴェルのボレロと同じね。それよりもあれだ!純友!!すごくカッコイイって、それだけを憶えていたの。チクショウ、緒方拳だったのか。ああ、私ってば。でもカッコイイ。やっぱり。
 おそらく上の配役表だけではわからないと思いますが、平貞盛と田原藤太が将門を討伐する人達です。でもこの人達も政治的には反将門で朝廷のために将門を討ちましたが、心情的には将門シンパです。討伐後、朝廷の使者が来て「また朝廷の支配を受けるように」と言われたら「板東には板東の掟がある」って反発していました。それほど将門は愛されています。多分原作もそんなカンジだと思うのですが、なにしろ主演は加藤剛。そりゃ、あなた、イジメる方が悪い人よ!将門は誰からも好かれる人なのよ。その辺、他の人がやったらトホホだけど、加藤剛だから。何故か良い人という部分にリアリティ発生。そうよ、朝廷が悪いのよ!!!!!死に様なんかちゃんと憶えていたよ。頭に矢が突き刺さって落馬するのさ。ラストシーンも憶えていたとおり。馬の蹄の音が聞こえて「あれは将門様の若駒の足音だ!」そして馬に乗った将門が疾走するってやつ。ホントに無駄な記憶力。それはやっぱり加藤剛だから。それしか言えん。私の加藤剛フリークの原点ここにありです。
 でも、この人ホントに首塚の人?帝都物語で東京に仇なした人?嶋田久作?顔がデカいことはデカいな。
 前後編でしたが、退屈する事もなくアッという間に終わりました。「黄金の日々」と違って。原作がいいのか、史実の人だからわかりやすいのか。いいや、違う。加藤剛だからだ!
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ソルトレイク五輪 フィギュア・スケート

2002年02月23日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 いろいろ、本当にいろいろあったフィギュアでした。私は男子SP本田君と女子フリーを夜の総集編で見ただけなので詳しくは言えないんだけど、その2点とエキシビジョンを見た感想を少々。
 まず、女子。クワンは正直言って終わったかなあ。私個人の好みから言うと、彼女の表現力って言われるほどあるのかなあ、と思っていた。それでも前回はタラが相手だったので、その辺は引き立っていたと思うの。でも今回はなあ。やっぱ小さくまとまっているような気がした。特に他の3人が決してひけを取らなかったので、よけいにそう思った。他の3人が好みだったせいもあるけど。金のヒューズは、フリーの内容は確かに古臭く飽きのくるものだった。3回転&3回転がアクセントにならなければつまらなかっただろうと思った。けど、エキシビジョンではパワーを感じた。なんていうんでしょ、新しい時代が来たってカンジ?クワンはカルガリーのビットに連なると思うの。それが終わったかのかなあ、と。彼女もコーエンも、そして多分スルツカヤも次回5輪に出ると思うので、この4年間は非常に楽しみ。あ、村主も良かった。長い手足でキレイな動き。ジャンプも悪くない。欧米人と同じ土俵で戦えるタイプなので応援したいわ。髪の色のせいか、ジェンヌみたいよね。
 男子の本田君。エキシビジョンはおもしろかった。彼もまだ実力的には次回も狙えると思う。なんとか続けてくれないだろうか。頑張って。そしてプルシェンコとヤグディン。会社の人には「踊りかたから言って、あなたはプルシェンコのファンでしょう?」と言われたが、とんでもない。
私は
ヤグディンが
好きだ!!

解説の五十嵐さんも言っていたけど、ヤグディンには重厚さがある。鈍くさいのとは違うのよ。それがねえ、
ブライアン・ボイタノを
思い出させるのよ!

ああ、男子では久しぶりだよねえ、このタイプ。嬉しい!!なんでもっと早く見なかったんだろう。後悔だが、友人がビデオをとっているハズなので、早速連絡を取ろうと思うなりよ。
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続・ふと、考えた・・・

2002年02月19日 | ヲタク話(腐女子系ネタ多し)
 もしラインハルト様が宝塚観劇をなさるなら。お供はメックリンガーであろう。この人は「通」というか大ファンっぽい。観劇前にレクチャーするメックリンガー。「この組のトップは××で愛称は●●初舞台は++で研3新公主役に抜擢。いま銀橋をソロで渡っているは研9現在3番手。昨年バウで主演」などと専門用語を交えて蘊蓄たれそうだ。ラインハルト様も女性だけの劇団がどーのこーのではなく、こういうコアなファンがいるのがちょっとイヤと思うかも。
 他の劇場では中央の中央、というのでしょうか?20列目のセンターまたは2階最前列に座ることが多い皇帝陛下ですが、宝塚だけは内部席利用なので、6列目なんかに座っちゃうのか?目線がバリバリ降りてくるなあ。後ろに座った人はとてもラッキーよね。メックリンガーは仕事柄先の先まで予定を立てることが難しそう。なので、捌きなんか利用しちゃったりして。もちろん一緒に行く相手が遠征などに参加しちゃったら自分も劇場前で捌くのよ。ふふふ。それ以外はヤフオク利用。「ヤフオクで売買するなんて金の亡者のする事よ!」などと某掲示板に書かれたら、「先の予定が立てられない職種の人間にはなくてはならない!」と反論したりしてな~。大貴族といえども、やっぱり会には1個しか入れないからさ。お客様になって観れるのは限られるのさ。

と、仕事中に妄想。
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「ニジンスキー」 パルコ劇場

2002年02月19日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 これのチラシを見たのは昨年の秋だったと思う。タイトルが「ニジンスキー」で出演者に首藤君の名がある。と、いうことは彼が「薔薇の精」やら「牧神の午後」やら踊るって事?そいつぁー、楽しみだ!と4ケ月待って見た本日の舞台。
 正直言ってテンションが ↑ で良かったわ。はっきり言ってそれ以上の話はない。市村さんも久世さんも(すっかり女になっていた(涙)でも首藤君より背が高い)岡田真澄も良かったが、いかんせん話しにまとまりがない。ニジンスキーの狂気が主題だと思うのだけど、それが何?ってカンジ。彼の狂気のどんな部分を表したかったの?よくあるパターンとしては才能が有りすぎたために狂ったとか、神に愛され過ぎたという解釈があると思うけど、ただ狂気という現状のみ。狂ったニジンスキーが舞台にいるだけ。多少伝記じみた話(過去の回想)はあるけど。首藤君は幻影以上で、若き日のニジンスキーも演じていた。セリフあり。うん、結構良い声(ファンの欲目)。だから岡田真澄×首藤君だった。ちょっとヤラれた。首藤君のナマ尻拝めたし。でもさ、なんというか。音楽はニジンスキー関連が使われている。それこそ「牧神の午後」とか「ペルトーシュカ」とか。市村さんが時折踊るポーズもそこから。その辺はある程度バレエ見てなければ分からないと思うの。逆にある程度バレエ見たことあって、ダンスマガジン買っている人であれば今日の話で目新しいものは無かったと思う。一体どちらの客層に向かって作られた作品だったのか。しかも首藤君がいて初めて成り立つ作品。いくら踊りが良くても熊川氏じゃビジュアル的にキツかろう。パルコ劇場は狭いので首藤君は踊り辛そうだったな。
 「ニジンスキー」についてはハーバート・ロスによる映画がある。ABT全面協力。こっちの方が踊っているし、ニジンスキーについても良く書けていた。今回の話はなあ。ディアギレフと関係を持ったのが狂気の始まりだったとも取れる気がしなくもないし、ニジンスキーはそれほど性倒錯者じゃないって弁護したい気持ちがあるような気がする。でもさ、所詮ダンサーなんだから舞台が良ければ他は関係ないって、私思うけどな。私生活や舞台を降りた後はどうであれ、一瞬でも良いモノを見せてくれた人に対しては「彼は異常ではない」なんて言い訳してくれなくても良いよね、別に。
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ふと、考えた・・・

2002年02月18日 | ヲタク話(腐女子系ネタ多し)
 先日買った本。それは10月か11月に開かれた銀英ONLYのイベント本だったのだが、イベントレポで、集まった人に何をやっているのか考えているカップル(高校生)の話があった。さっさと諦めれて立ち去ればいいのに、わかるまで動かないつもりらしい。そのレポには「君たちの辞書にはない人種だよ」と書かれていた。しかし、帝国軍だか帝国貴族だかのコスプレを見て「宝塚!」と結論づけたようだった、とのこと。

 で、連想なのですが。9巻でラインハルト様が芸術の秋を迎えられるのですが、その中に宝塚もあったりしてな~、とか思ったり。前衛音楽があれば、女性だけの劇団観劇もあろう。でさ、数百だか数千だかの惑星を従えている独裁者様の前で、いまだに定番ソング歌ったりしてな~、とか。「♪小さな湯の町宝塚に生まれた~」とか。その場合「oh タカラヅカ ティーエー・・・」が「テーアーカー・・・」などドイツ語読みになるのだろうか。地球の記憶など皆の頭にはないだろうになぜか残る「タカラヅカ」という地名・団体名。100周年もやばいのに、なにを考えているんだと思いつつ。
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小山卓治「MANY RIVERS TO CROSS」初台DOORS

2002年02月16日 | 小山卓治
 いやいや、今回は卓治のライブというより、卓治&高橋研さんのトークショーに歌がついたって印象の方が強いかな。 とても笑わせていただきました。初台Doorsは初めての場所。向かいの新国立は結構行っていて、村さ来があるのは知っていた。なのに出口間違えて迷っちまったのよ。おほほ。
 1曲目は「いつか河を越えて」。多分ツアーの主題曲だよね。で、そこから2曲歌った後は「壊すなら一秒」。シングルで出して本人もお気に入りだったのに、発表直後に阪神大震災があり、泉谷しげるさんから「不謹慎だ」と言われて長らく封印されていた曲。アレンジがまったりしてたのでイマイチ。このアレンジだと生々しい内容が伝わってこないのでは?
 その後ピアノに行ったりして2曲のあと。「個人的な話なんだけど・・・」と切り出す卓治。「いまのりぼんという事務所に所属して19年。来年で20年になる」と来たので、私は一瞬事務所移籍の話だと思い、血の気が引きました。だって、社長がいるからあなたがいるのよ!りぼんを出ちゃったら、もうプロとして歌い続けるのは無理よ!などグルグル回っていたら、先日社長の誕生日だったという話だった。心底ホッとしました。で、社長が卓治を見いだすきかっけとなった「フィルムガール」を熱唱。ああ、社長、本当にありがとう!
 それからは研さんとのコーナー。なんだっけ。研さんのメールが遅くて演奏する曲は割と最近決まったとか。研さんと一緒に曲を作りたいと卓治が言ったら、研さんは「本当だな」と言った瞬間「卓治嘘つきだから」と客席のツッコミが。あと、なんて名前だっけ?お腹に捲いてプルプルするベルトで「映画を見ながら痩せられます」ってのを研さんが買ったとか。もちろん曲のセッションも良かったです。卓治の曲に研さんが乗ったり逆に研さんの曲に卓治が乗ったり。圧巻は「朝まで待てない」。卓治の弦切りはいつものことだけど、それ以上に研さんが切って、途中からはマイクのみで参加。
 その他初めてナマの卓治を見た人、九州へ呼ぼう会の方(へ)のツッコミもあり和気あいあいとしていました。楽しいけどちょっと馴れ合ってダレたかな?という気も。
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ガオ最終回

2002年02月10日 | ヲタク話(腐女子系ネタ多し)
 ガオはそんなに見ていなかったので詳しいことは言えないのですが、なかなかいいラストでしたね。それぞれの道、それぞれの夢に向かって歩いていく。ガオライオンに向かって投げたチーズに書かれた「おわり」。ナイスだ!この話っていつみてもテンション高くてテンポが良くて割と好きでした。みんなが仲いいし。赤がいつも燃えているし。銀はイイ男だし。これもしみじみ見ていればいろんな妄想が芽生えたに違いない。関係ないが、青。卓治のところのスタッフによく似ている。ギター持ってくる、あのお兄さんね。しかし次回からのハリケンジャーはなんじゃ?いや、忍者というのはいいと思う。うん。だが「シュシュッと参上!」これはないんじゃないかい?ズバットじゃないんだからさ。

 そういえば、ガオって玩具の売り上げが良かったんだって?「タイムレンジャーが壊滅的に売れなかったのでガオは背水の陣でのぞんだ」そうですが。確かにガオなんたらはたくさん出ましたよね。 ↑ の情報を読んだ某掲示板(笑)によると非売品のガオなんたらはヤフオクで五十万円くらいになったとか。で、クウガは売れたけど、アギトは思ったほど売れなかったらしい。より視聴者の平均年齢が上がったことによる、とスタッフは思ったそうだけど、私は一概にはそうは言えない気がするわ。やはり3人に分けたのがまずかったのでは。一人のバリエーションならなんとか買いつづけられると思うの。それにさ。3人で優劣ついたのはマズかったよ。昨年の夏コミのバス停に並んでいるときに聞こえてきた会話。「玩具売場通ったらさ、子供がG3欲しがって騒いでたんだよ。そしたら母親が『G3は弱いからダメ』って言ったんだ(大爆笑)」やはり、こういう事態を招いたのも敗因かと。
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明智抄「死神の惑星」

2002年02月05日 | 漫画・小説・雑誌
 明智抄。この人の作品はすべて好き。そこはかとなく漂う不条理感が好き。それが始末人だけでなく、少女漫画・レディスコミックにまで漂うのがスゴイと思う(私の語彙では「スゴイ」としか表せなくて悔しい)。そしてSFは庶民の日常がさりげなく織り込まれているので隠れがちだが、半端でなくハードな本格的なSFなのだ。「キャプテン・コズミック」の1話などは、キャプテンとドクターのキャラに誤魔化されそうになるが、土に還って花を咲かせる等々はSFマガジンで発表されてもおかしくないぞ!また「死神の惑星」。行方不明だった1巻を買い直したのを気に一気に読み返した。2&3巻を30回ぐらい読んで、なおかつ「砂漠に吹く風」単行本未収録部分を読んで、ようやく1巻の内容が把握できた。私はスカーレットが何者か1巻では理解できなかったが、コンピュータの擬人化だったのか、とか。1巻はようするに伏線の巻だったのか、と。単行本でもこんなに把握できないんだから、1回32p?の雑誌連載が打ち切りも仕方がないかもなあ、と思ったり。でも最初でバシバシ伏線張ってラストにドスンと落とすって、神林長平に通じるものがあるような。
 これと「砂漠に吹く風」と「サンプルキティ」は繋がるそうで。だとすると鈴木エリザベートがフェアリー?紫の海で見た人はエリー?いずれにせよ好き勝手にやった人の贖罪話なのか?一番好きなのは3巻のエイミのフタバに対する思い。「あなたが存在している、その現実にずっと感動していた」。これは泣けた。あなたに思われて私がいる(by神林長平「プリズム」)。それと人為的に作られた人間が何を拠り所に生きていくのか。「人のゲノムは神様がおつくりになった。では私たちは?」。この問いかけが苦しい。

うまくまとまらないので、とりあえず。いつか再挑戦します。
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「愛、燃える/Rose Garden(3回目)」(宝塚雪組)

2002年02月03日 | 小山卓治
 好き、というのではないけれど、絶対外せないのが芝居のオープニング。「ふさよ~ふさよ~父の恨みを忘れるな~ 父王が~越王に~殺されたのを忘れるな~」の辺りが結構ツボでございまして。頭回っちゃうのよね~。そして宮女が出てきて歌になり、西施が出てきたら・・・。

sleeping time・・・・

だって話はわかっているし。衣装チェックも終わったし。第一、昼食を2時過ぎに食べたので満腹タイムだったのだ。ゴフが死ぬ辺りとか、トド・グン・ブンの三重唱から見ればいいかなあ、と思い、ぐっすり寝ちゃいました。ごめんなさい。グンちゃん、もう辞めちゃうのに。でも「皇帝」も寝たからね。仕方がないね。ラストの「風を受けるトドさん」はしっかり見たよ。

 ショーは結構見慣れてきたわ。最初の色とか、アップリケとしか思われない紋章とかは気合いで乗り切る。「ジェラシー」もアレンジがダサダサと思っていたけどトドさん黒エンビ(スパン付き)にテンションを合わせればOKね。ローズ・アダージオは目をつぶり、脳内にデュランテの踊りを展開したよ。その後の「愛は~川に似て~人は溺れる」だっけか?(ちょっと歌詞が違う気が・・・)あそこは「歌の雪組」って気がして好きだ。

 本日でぐんちゃんは最後。宝塚初見から見ていた人が、また一人辞めていく。寂しいな。お気に入りがすべて退団したら、私も卒業できるのかな?
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この冬の恋

2002年02月01日 | TV番組など(配信含む)
いやいや、OK!
良かったよ~。
無事に終わって。

「仮面ライダーアギト」の氷川誠こと要潤のドラマ出演第2弾でございました。山田太一脚本、共演は田中美佐子、渡辺えり子、小林稔侍、という大変豪華なメンバー。その中に要潤。これがドキドキしなくてどうしろというのか?だって氷川君だよ。アギトの第1話、台詞が殆ど棒読みだった、あの氷川君だよ。アギトって初期は「台詞の棒読み合戦」と言われていたのを知っている身としては、ハラハラドキドキ、まさに母心で見ておりました。
 ああ、でも大丈夫でした。浮いてなかったよね?そんな棒読みに見えなかったよね?滑舌、っていうか、口跡は少々難有りといえども聞き取れない台詞はなかったよね。ああ、良かったわ。ホッと一安心でございます。1年間でよくここまで成長したわ。これをステップに次の仕事を頑張ってね。特に戦隊物の主役って、次の仕事が難しいよね。オダジョーや葛山さんは芸能界ではそれなりに実績のある人だったけど、氷川君、じゃなくて要君はね、アギトで俳優デビューだからね。2作目を誤るともう浮かび上がれない可能性あったけど、こんな大きな番組で、大先輩に囲まれて、まずまずの成果を上げられて、本当に良かったわ。次も頑張ってくれよ~。
 作品としては、ま、良くある話だよね。レディス・コミックに似た話は山ほどあると思う。それを2時間持たせたのは山田太一の脚本&そのお嬢さんの演出&他の3人の演技力によるものでしょう。昔の日曜・夜9時のTBSの1時間ドラマを見るようだったな。フジTVなんだけど。最近この枠は1クールぐらいとか、原作付きになったけど、昔はほぼオリジナルの1話完結だったんだよね。それも、やっぱり粗筋読んだだけでオチが読めるんだけど、それでも、主演者の好きずきに関わらず最後まで見てしまう、そんなパワーがあったのよ。そんだけレベルの高い話が昔はあったんだけどね。
 あと、今回の話は、ある程度トシ行った女性の夢そのものかもしれないね。自分の金で若い男囲って、向こうに本気になって貰う。どんなシチュエーションよりロマンティックかも。そう思うのは私だけか(笑)
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