きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ジゼル」シェスタコワ&ルジマトフ/レニングラード国立バレエ(2日目)

2007年01月31日 | バレエ・ダンス
【2/1 書き足し】
全体的には、今日の方がまとまりがあったかも。
オケもいくらか良くなりました。
でも、アニハーノフ氏の時とは比べものにならず。
マールイのオケが良いのではなく
アニハーノフ氏の指揮が良かったのね、いままでは。

ペザントはエフセーエワとプローム君。
二人とも溌溂系。
安定感は昨日のミリツェワの方があるんだけど
華やかさはエフセーエワの方があるなあ。
プローム君のジャンプの滞空時間も
余裕があって良い。
客に見せる芸だ。

ハンス、従者は変わらず。
もしかして好みじゃないのはペトゥホフではなく、
ここのハンスの演出なのかも。
なんだかウジウジ・女々しいんだよね。
私の好みからすると。
クリギンでさえ、もっと濃くと思ったしなあ。
マラーホフの従者は相変わらず素敵。
主人を思う気持ちが良く出ている。

ミルタはコシェレワ。
基本が笑顔の人だから、こういう役は難しい。
もしろ、ラ・シルの方が合うのかもな。
ちょっと、人間っぽいんだよね。精霊にしては。
いっそ可愛い笑顔で人を殺す系にしちゃうとか。
ドゥ・ウィリーは、やっぱりいたねのミリツェワと
フィルソワ。
ミリツェワはちょっと怖めのメイクだけど
睫毛には光り物キラキラ。
上体が柔らかい。柔らかいだけでなく、
こう、うにょ~~、とくねらせるような動きが
なんともいえない。
ウィリーはこうあるべきだね。
フィルソワは、ビジュアルが「うらめしや」。
踊り的には深い印象はないけれど
ビジュアルがウィリーっぽいな。

シェスタコワとルジについては、
今日の方が良いとは思うんだけど、
昨日の方が衝撃度はあったな。
ボーッと見てたら、口をこじ開けられて
魂をガッと掴まれて引き抜かれたような感覚があった。
今日は「ものすごいものを見せられちゃう」ってのが
わかっていたので。
シェスタコワが空中を漂っていても
「そうそう、これよね」的な既視感があった。
やっぱ、最初の方がインパクトはあるよね。
ルジは、顔を見ちゃうと、老けたなあ、と思う。
特に口の周りが。
でも、踊りは、難易度を下げたとか、
端折るとか、そっち系にはならないんだなあ。
確かに、以前よりは体力を使わない技になっている。
けど、彼の個性に合った踊りに
「組み替えている」というのか、
「再構築している」というのか。
バリエーションのところも、
普段見るようなパターンではないんだけれど、
彼の身体の美しいラインが
とても良く出ている。
これで、いいか、と思ったところに
仰け反り
ですから。
これが来ちゃうとねーーーー。
もう、これだけに金を払うぜ!と思っちゃう。
自分の必殺技を熟知しているよなー。ちくしょーーー。
ジゼルに誘われてジャンプも、
前半は跳ばずにヨロヨロしているだけのことが多い。
でも、あー、体力的に跳べないんだーーー、
ではなく、
アルブレヒトならこうなるだろう、としか思えない。
なんでだか、説得力ありまくり。
それだからこそ、最後のジャンプが
「生命力を搾り取られているなーー」って気がしてきちゃうんだよね。
こっちの方が、流れ的に正しい!とさえ思っちゃう。
ルジマトフ・マジックだよなあ。
2回見ると、ヨロヨロ振りとか、
最後のジャンプの高さとかが同じなのがわかる。
ダンサーとして体力が尽きたのではなく、
役の表現として、すごく緻密に計算したんだな、と思った。
そうそう、一幕の、一直線に並んで回転するところ。
ジゼルはアルベルトに合図を送るのに
アルベルトは、自分の世界に入っている。
初日は、ルジが振りを間違えた?忘れた?と思ったけど
2日目も同じって事は、
ジゼルが心配、って、自分の世界に入っちゃって
ジゼル本人を見ようとしなかったってことなのかと。
そうだとすれば、奥深いなあ、と感心しきりでした


(この先は1/31に書いたもの)
とりあえず展示してあった衣装の写真をば。
明日、書き足します。





 

コシェレワとミリツェワの衣装が同じだった。
フィルソワは、他のウィリーと同じだけど
胸の谷間の肌色なし。
海賊の花園も、今回の村娘6人衆も
一人だけ色が濃かったし、
もしかして、「1.5番手のスパンコール」的な
意味合いがあるのかな。

クリギンはいなかった?
ラッパ卒の上手側が似ていたけど
違うよね。たぶん。
05年の記録を読み返したら、クリギンは
「貴族の緑」と書いてあった。
今回、緑の衣装のカップルは無し。
カットなのか衣装チェンジなのかは不明。

1幕、ジゼルが「胸が苦しい」の場面。
アルベルトは手にキスをするだけ。
役立たず
しかし、ここで役立たずだからこそ、貴族なのだ。
キビキビ動いて手当なんて、平民のすることなのだ。
と、馬鹿なことを昨日思ったんだよな、
ってのを思い出した。


【配役】
ジゼル:オクサーナ・シェスタコワ
アルベルト:ファルフ・ルジマトフ
森番ハンス:ロマン・ペトゥホフ
ペザント:エレーナ・エフセーエワ、アントン・プローム
バチルド:オリガ・ポリョフコ
公爵:イーゴリ・フィリモーノフ
ジゼルの母:アンナ・ノヴォショーロワ
アルベルトの従者:アレクセイ・マラーホフ
ミルタ:イリーナ・コシェレワ
ドゥ・ウィリー:タチアナ・ミリツェワ、エレーナ・フィルソワ

指揮:セルゲイ・ホリコフ
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ミラノ・スカラ座バレエ団の来日公演

2007年01月31日 | バレエ・ダンス
「プリマヴェーラ・イタリアーナ(日本におけるイタリア2007・春)」
だからだそうで。
このイベントのため
急遽決まったんでしょうねえ。
水香ちゃん出演は
引き受けたバーターかな。

ミラノ・スカラ座といえば、
前回はオーレリー&グエラの「ジゼル」でしたっけ?
本当はフェリの予定だったけど
妊娠のため降板したんですよね。
フェリ目当てでチケットを取った私は
友人に譲っちゃったんだっけなあ。
(もう一組はコホウトコヴァ&ボッレだったかな?)

その前は、
フェリ&ルグリ、セアーブラ&マラーホフによる
ヌレエフ版「眠り」。
これは見た。前者2回、後者1回。
熱があったらしいけど、フェリのローズ・アダージオは
見ている側の心臓が凍りそうになるくらい
危なっかしかった。
最前列で見たので、よけいに。
チュチュはやっぱり似合っていなかったし。
けど、某雑誌が絶賛していて、
あまりの持ち上げすぎに定期購読を止めたんだよなあ。
(いろんな義理があるのはわかるけど
 それでも我慢できないくらいの提灯記事だった)
美術は素晴らしく良かった。
色合いも良く、重厚で。
カラボス登場の時のライティングが
綺麗だったなあ。
ダンサーの方は、
セアーブラは不調なフェリよりも
魅力を感じなかった。
ソリストはほどほど。
良かった記憶もないけれど、
悪かった記憶もない。
群舞は、あんまり。
特に、オーロラが眠りについた2幕終わりの方、
王子達だったかな?
オーロラを担いで舞台を半周して捌けて、
宮廷の人たちもその後をついていくんだけど、
喋ったり、笑ったりしていました。
もしかしたら現地エキストラなのかもしれないけれど
いい加減にしろよー、と思った記憶が・・・。

なので、今回も、バレエ団としては
それほど期待していません。
S席1万8千円はなーーー。
美術のために5階正面あたりから見たいけど
たぶんそこはD席8千円だろうしなー。
祭典orアッサンブレ枠で多少の割引はあるだろうけど
B席までだろうしなあ。
直前の得チケを狙うか。
最初からE席の限りなく正面寄りを狙ってみるか。
いっそ、見ない、ってのもありかだよなあ。
行くとしたらゲスト無しの日。
でも8千円かあ。。。。。
ルジの「すべて」を増やす方がお得そうだわね。
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お誕生日おめでとう!

2007年01月30日 | 映画
今日はクリスチャン・ベールの誕生日だそうな。

めでたい! 

しあわせの法則 デラックス版  マシニスト

1974年生まれなので、
今年で33歳だってさ。
ホント、びっくりだよなー。老け顔、だなんて言わないで。
どこかにも書いたけど、
国分太一と同じ年齢なんだよねえ。

「プレステージ」の日本公開はいつになるのかな・・・。
  公式HPはこちら
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「ジゼル」シェスタコワ&ルジマトフ/レニングラード国立バレエ

2007年01月30日 | バレエ・ダンス
ジゼルより先に
ミルタを見ちゃった
アルベルト

とか思っちゃった。

一幕のルジマトフは、見るからに高貴な身分。
茶色の地味めな服だけど、
身体中から立ち上る「王侯オーラ」。
ひとつひとつが「平民の上に立つ人」の仕草。
そりゃ、村娘ならイチコロさーーー。
最初の方の彼は、「恋を楽しむ」だけではないみたい。
「ジゼル」を騙していることを
自覚しているように思う。
いつか言わなければいけない、
いつかはバレてしまうかもしれない、
そんな、薄氷を踏む思いで過ごす日々、
でも、彼女に会うと
そんなことはどうでも良くなって。
バチルドの手にキスした後、
口を押さえていたのが印象的。
貴族としては自然な動作なので、
なにも考えずにやっちゃったけど、
それが、ジゼルを裏切る行為だったと気がついたのかな。
身分を偽るのがいけないことだと思っていたけど
二股かけてる方が、もっとヤバイじゃん!ってか。
ジゼルといる時以外は、暗めの表情だったけど
ジゼルが家に入り、
公爵の狩りを知らせるラッパ音が聞こえ
舞台上手にはけていくとき、
一瞬、ものすごく明るく、
いたずらっ子のような笑顔を見せたのは気のせい?
あれが本来のアルブレヒトの「地」なのかな。
それが、真実を告げられず苦しんでいるから
暗い表情になってしまうのかな。

シェスタコワの一幕のジゼルは
素直で気立てはいいけど、
質素で地味な村娘。
悪くはないけれど、
前回ほどの感動はない。

ハンスはペトゥホフ(息子)。
ずいぶんワイルドな顔立ちになっていた。
前はお父さんのヒラメ顔がどこかにあったのに。
最後のあたりは、もうちょっとクドくてもいいかもなあ。
あくまでも、私の好みなんだけど。
あいかわらず肩胛骨からうなじのラインが美しくない。

従者はマラーホフだった!
いやー、美脚。
じゃなくって。
ご主人様を案ずる忠実な従者です。
ジゼルに対しても、悪くは思ってないみたい。
公爵はブレグバーゼ。
厚化粧しないと、結構ハンサム。
バチルドはオシポワがどうこう以前に
衣装をなんとかして欲しい。
せめて座り皺を取ろう。
やっぱ赤いドレスがいいなあ。
ザハロワが客演したとき、
ジゼルの方が断然良い生地だったよなあ。

ペザントは、おなじみミリツェワちゃん。
やっぱココに入るよね。
音楽に綺麗に乗り、くっきり、でも、柔らかく。
衣装も似合っているわ。
マスロボエフは、髪型のせいか、顔が長く見える。
踊りは悪くはないんだけどね。
もうちょっと「客に見せる」ことを考えてもいいのでは。
なんか「踊りっぱなし」って印象があるんだよね。
前よりだいぶ良くなったけど。

狂乱の場面はどこを見ていいかわからん。
ジゼルなのか、アルベルトなのか、ハンスなのか。
すまなそうにしている従者を見ている場合ではないのか。
ルジが肩にすっぽり入っちゃうYO!
ルジとマラーホフの背丈のバランスって絶妙だZE!
なんてウハウハしちゃイカンのだ!!
剣を持ったジゼルをバチルドが止めに行くのは
彼女に対する、なんらかの感情ではなく
条件反射なのかな。
そして冒頭の一文になるわけですわ。
ジゼルへの裏切りが現実となった瞬間
彼の運命が決まってしまったというのかな。
前回公演で感じた「自分を罰しなければならない」のとは違う、
もっと受動的な、「死」の影を見た、というのかな。
ジゼルが死んだ後に嘆き苦しむアルベルト。
あまりも力が入ったため、
下手のセットが崩れるんじゃないかと
ハラハラしちゃいました。

二幕。
ウィリーの女王のステパノワ。
井脇さんの「幽玄」とは違うけれど、
それでも「人ではない者達の統率者」の雰囲気はバッチリ。
静かで、怖い。
跳躍も、派手に跳ぶのではなく、「浮かぶ」。
う~ん、素晴らしい。
ドゥ・ウィリーは、雰囲気がイマイチ。
特にロバノワは元気が良すぎ。まったくの人間。
カシチェーワも、まだまだなんだけど
肩のラインは綺麗。
コチュビラとエルビラちゃんだったらなあ・・・・。

群舞は、ここにしては普通。

そして、シェスタコワですよ。
村娘の時は、まあ、こんなもんかね、見慣れてきたし
とか思っていたけれど
ウィリーになってからは・・・
もう・・・。
まさしく精霊。空気に漂う精霊。
技術的にも申し分なく。
空気を感じさせない動きと
脚を高く上げる(など)の動きを
違和感なく両立させていました。
絶品。としか、言いようがない。
ルジマトフは
だんだん疲れヨロヨロになっていくところが
あまりにもリアル過ぎて、胸が痛い。
本当に飛べないんじゃないかと思っちゃった。
でも前回は無かったリフトもあったし
体調的にはいいのかな。

二人のパ・ド・ドゥに、引き込まれる会場の客。
息を詰めて。
固唾を呑んで。
現実とは違う
別世界に連れて行かれたみたいでした。
冬の劇場で、あの静寂さはあり得ない!
くしゃみどころか、咳ひとつなし。
それぐらい、静謐な世界でした。

前後するけど、
ミルタへ懇願するアルベルトの姿は
自分の命を救って欲しい、というのではなく、
懺悔とか告解に近いように思えた。

最後は、どうなんでしょう。
マールイ版では深く考えてこなかったけど
アルベルトの夢だったのか?
それとも、恋人と
確実に会えなくなった事への絶望なのか?

感動の舞台、というよりは
異次元に連れて行かれたみたいだった。


オーケストラがいまみっつ・・・
前奏曲で、3回繰り返すフレーズを3回ともかました管。
二幕パ・ド・ドゥの冒頭で弦(チェロ?)がヨロヨロした。
アニハーノフさんは、何処???
(2には帰国したって書かれてる!)

公爵がジゼル宅に入るときは携帯の着メロが響いた。
席に着いたら電源は切れ!

カーテンコールの花束が薄紫系でまとめられいて
まだ魂が帰ってきていない主演二人に合っていた。


【配役】
ジゼル:オクサーナ・シェスタコワ
アルベルト:ファルフ・ルジマトフ
森番ハンス:ロマン・ペトゥホフ
ペザント:タチアナ・ミリツェワ、アンドレイ・マスロボエフ
バチルド:ナタリア・オシポワ
公爵:アンドレイ・ブレグバーゼ
ジゼルの母:アンナ・ノボショーロワ
アルベルトの従者:アレクセイ・マラーホフ
ミルタ:オリガ・ステパノワ
ドゥ・ウィリー:スヴェトラーナ・ロバノワ、エレーナ・カシチェーワ

指揮:セルゲイ・ホリコフ


そーいや、18時過ぎ。
上野駅から会場へ向かうときに
プローム君らしき人とすれ違ったような。
他の男性2~3名と一緒。
アンダーだったのかな?
明日のペザントの練習??
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これから6日連続

2007年01月29日 | バレエ・ダンス
お遊びです。

「ジゼル」「ジゼル」「白鳥の湖」「タイタニック」「バヤデルカ」「バヤデルカ」

6回のうち、5回がマールイ。
5回のうち、4回がルジマトフ。
5回のうち、4回がシェスタコワ。
5回のうち、2回がペレン。

そして、たぶん。。。(あくまでも、私の予想)
5回のうち、5回がミリツェワ。(ボーナス出してあげて・・・)
5回のうち、5回がマラーホフ。(公爵+スペイン+藩主)
5回のうち、4回がコシェレワ。(ミルタは1回だけだから)
5回のうち、3回がステパノワ。(トロワに入れば4回か?)
5回のうち、3回がブレグバーゼ。(家庭教師+大僧正)
シェミウノフ君はロットバルトに藩主の槍持ち部隊かな。
クリギン(父)も槍持ちも部隊でしょう。
白鳥でも出てくれないかな。

今回はプハチョフが見られなかったなーー。
どこかで見られるかなーー。

一年の計は
マールイにあり

ちと、遅いけど。

【1/30 追記】
本日の「ジゼル」、マラーホフが従者で、ブレグバーゼが公爵でした。
両者ともWみたいなので、明日は違うかしら?


こんだけ遊んでいるから、
もちろん財政は火の車。
なのに「セレブの資格」のチケットを買っちゃったよ。
だって、十市君の恋人役がタモなんだもん。
タモの姉役が柴田さんなんだもん。
どう絡むかわからない出演者に
高鹿さんなんだもん。イナゴの寛次郎。
おまけに原作が「プライベート・ライヴズ」の
ノエル・カワードなんだもん。
仕方がないべな。
コメント (4)
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どうぶつの森で、カブ部屋を作る

2007年01月28日 | ゲーム(どうぶつの森など)
♪ぶるぼんさんに倣って
カブ部屋を作りました。



2階にたくさんテーブルを置いて
On The Kabu。
この部屋には36個。
1階の机の上にも13個か14個あります。
早く来い来い、カブ価暴騰!
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「ベジャールのアジア」東京バレエ団

2007年01月28日 | バレエ・ダンス
「舞楽」
大嶋正樹
小出領子、高村順子
長瀬直義、横内国弘
高木綾

前にも見たけど、
私にはわからない世界です。
巫女さんは、バレエの動きだけでいいのか、
もっと日舞的動きも必要なのか。
今日は袖の捌きを含めて
まったく日舞的要素はなかった。


「バクチIII」
井脇幸江、古川和則

う~ん・・・・・・
最初に見た「バクチ」がクリークとルジなもんで。
ヒンドゥー教寺院のレリーフから抜け出したような二人を見てしまった後だと
誰を見ても、物足りないなあ。
古川くんは、カリスマ性が足りない。
井脇さんは、シャクティというよりは
「百億の昼と千億の夜」の阿修羅みたい。
「女神」「女体」より、
男性的な部分が勝っているように思えました。


「中国の不思議な役人」
中国の役人: 木村和夫
娘:小笠原亮
首領:後藤晴雄
ジークフリート:中島周
若い男:西村真由美

前に見たときより、ずっといい!
猥雑感大UP。
動きが「振付」を越えている。
特に小笠原さんの「女」が良かった。
「首領のオンナ」だったなあ。
女衒と商品、ではなく、
娼婦とヒモが組んでの美人局だった。
「女」を男性ダンサーが踊るから
倒錯的だけど生々しくないのかな?
普通に女性ダンサーが踊ったらどうなるんだろう。
なんちゅうか、いろんな方面から怒られそうだけど
女装したコムちゃんみたいだった。
倒錯的で艶めかしいけど、生々しくない。
木村さんの役人が、表情は抑えめで、
それがかえって不気味だった。
顔全体の無表情なのに
目つきと身体の動きで異様さを表していました。
中島くんは、、、、若すぎるかなあ。。。。
ああいう衣装が似合わない。
西村さんの若い男は良かった。
ああいう女に簡単に引っ掛かりそうだよね。
最後は、アレね。
この世に思いを残したら死ねない、っつうか。
前に見たとき、ランジェリー軍団に
あまり色気は感じなかったんだけど
今日はエロエロだった。
70年代のエログロ映画のようだったなあ。
大満足!!

う~ん、書き足りないような気がするんだけど
まあ、いいか。
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「維新回天・竜馬伝!/ザ・クラシック」宝塚宙組(3回目)

2007年01月27日 | 宝塚(宙組)
3回目です。

今日は阪急交通社貸切。
進行は早乙女幸さん。
雪組だったかしげちゃん、
雪組で舞台を踏んだるいちゃんに
ものすごく愛情を持っているのが
感じられました。
ついでに、
ミキちゃん出演のTV番組を宣伝されていました。
貸切特典は・・・
 ・芝居「おにぎり」のところで
  陽之助がおにぎり&「ようのすけ」と描かれた(アップリケ?)
  大きいハンカチを噛みしめていました。
 ・グラバーさんのカツラが小公子。
 ・ショーのプロローグ、5人のカツラが派手。
  引っ込むとき「阪急」
 ・夜会のかしげちゃんのカツラが青いロン毛。
  メガネも縁に、なにかの飾りあり
たぶん。普通の時も同じだったらごめんなさいよ、と。

役者が慣れてきたのか、
それとも、観る側が慣れてきたのか、
芝居の暗転ブツ切りで繋がりの悪さが
前に見たときより繋がっていて
流れがスムーズになっていました。
貸切なので、初見の人が多いせいか
笑いは取れていましたよ。
よかった、よかった。
冒頭の日舞、
タニの型がまるでなっていないのに比べ
蘭とむは決まっている。
さすが2巡目。

ショーの
「もし、違う時代、違う場所に生まれていたら
 幸せに慣れただろうか」
みたいな歌詞、って、
こう聞くと、複雑だよね。

デュエットダンスは美しい。


かしげちゃんを見ていると
「雪組テイスト」が濃厚だから、
いま見ている組が、つい、雪組だと思っちゃう。
えーと、ハマコは・・・・って
雪組じゃないんだから!みたいに思うことがしばしば。
組長のまりえった、娘1のるいちゃん、2番手のタニ、と、ほっくん、で
元月組が多いんだよね、本当は。
蘭とむは、蘭とむ。
組カラーに左右されない。

で、やっぱり、
スッシーがかっこいいなあ、と。

タニ会(と思われる)の拍手が
ああ、頑張っているなあ、と。


かし&るい。
もうちょっと見ていたい気もするんだけどね。
仕方がないのかなあ・・・。


今回はじめて2階席から見ました。
ショーは、ライトの加減から、
2階席の方が綺麗に見えるかも。


【追記】
ポピーの場面のダンサーの靴が面白い形だった。
草履みたいだけど、ダンスシューズなんだろうなあ。
ロケットの靴は、一見トウ・シューズなんだけど
よく見るとヒールがついていた。
これも面白い作りだったな。
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どうぶつの森の新住人

2007年01月27日 | ゲーム(どうぶつの森など)
先日、イザベラが引越準備を始めました。
あまり好みじゃない子だったので
写真は貰っていなかったけど、引き留めませんでした。
そのあとにきたのはマーサさん。
黒ブチのうさぎさんです。
わが村に来た翌日、どんなお部屋なのかしらーー?
と、ウキウキしながら訪ねたら



風邪をひいていました。。。
パーム村が悪いの?
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「タイタニック ザ ミュージカル」(2回目)

2007年01月25日 | 紫吹淳(リカちゃん)
昨日は3階席後方、本日は1階席前方。
台詞や歌詞の聴き取りやすさが全然違う。
昨日は「濃霧?と、なに??」と思っていたところが
「no moon no wind」だとわかったなどなど。
安い席を買うのが悪いとは思うけど、
7000円なんだから、
もうちょっと音響に気を使ってくれると嬉しいなあ。
宝塚大劇場のB席も音響が悪いけど
3500円だから可。

リカちゃんの歌は、昨日よりはずっと声が出ていた。
のか、
音響さんの努力なのかは不明。
ジムへのプロポーズのあたりの歌は
やっぱり声量がない。
フレムシェンは「美脚」というキャラが合っていたから良かったけど
あとの2人のケイトより、全然声が出ていなくて
それでもあちらはアンサンブルで
リカちゃんはプリンシパル扱いってのは
なんだかなーー、と思う。
せっかく女性週刊誌の記事で
「天海さんと張り合えるほどのスター」
「下級生の頃から、・芝居・踊り、
 三拍子揃った実力派」
って誤解されたんだから、
ここでもう一押し欲しかったなあ。
まあ、この歌で、記事がガセだったと
ファンでなくてもわかって良かったというべきなのか。
それにしても、OZや社交ダンスで
せっかく非ヅカファンが取り込めそうだったのにねえ。
ここが一つの踏ん張りどころだと思うんだけど、
本人的には、現在の状況をどう考えているんだろうか。
妖精さんは考えないのかなあ。
こっちゃ、「大海賊」のハラハラ再びなんだけど。
スポットライトが当たっていないときの芝居は良いと思うんだけど、
それだって、注視してなきゃわかんないだし。
私は大嫌いな発声法だけど、
光枝さんなどに開口法を習ってくれないかな。
台詞の声の通りがあまりにも悪い。
ファンのみ対象に生きていく決意があれば
このままでもいいけどね。
(ファンなので、どっちにしろ行くけどさ)

昨日の書き忘れ。
岡さんは可愛い。
とっても若く見える。
綜馬さんの朴訥な通信士も良いです。
モールスは適当に打っているんだろうな。
正確に打ってとは言わないけれど、
主要単語(良く出てくる言葉)に対しては
決まった打ち方をしてくれないかなあ。
細かいことだけど。演出家の判断だけどさ。

船長は今日も素敵。
2幕でネクタイを締めながら出てくる姿に萌え。
と某掲示板に書かれていたけれど同意だわ。
リアル沖田十三だよね。
それなら古代君は誰か?と友人に聞かれたので
古代君:岡さん、島さん:綜馬さん
と、答えてみたけどいかがかね。

社長も、近くで見ると
なおさらチャーミングだ。
悪人ではなく、野心家。
というよりも、
愛社精神に近いのかもね。

誰の判断が正しくて、
誰の判断が間違っていたのか。
いろんな条件が積み重なって起こった事故で
責任の特定はできない。
誰か一人が悪かったわけではない。
その、せめぎあい、というのかな。
芸達者な人が多いので
その辺が見応えがある。

設計士は、役者さんの演技以前に、
もうちょっと、筋道が通ればなあ。
自分の設計した船が
大勢の人を死なせることになったから狂気に至るのか
完璧だと思っていた自分の船が
そうでは無かったことがショックだったのか
どちらかがわかりづらい。
最初の歌からすると、
後者もかなり入ってもいい気がするんだけど。
(「私は神のごときミケランジェロ!」
  と叫ぶタモを思い出す歌だった)
この設計士を主役、というのは
ちょっと違うよね。
ケロかエリちゃんの役どころだよね。
興行的には仕方がないとは思うけど。

森口さんは、演技はアレでいいと思う。
笑い顔なので、救命ボートの中でも
笑っているように見えちゃうので
そこをどうにかしてくれればなあ。
救命ボートに乗り込むときにさえ
上流の人と一緒のボートに乗れるとウキウキ。
それが一変して、夫に感謝するあたりは
もうちょっと書き込んで欲しいなあ。
演出か、脚本の段階で。
なんで豹変したのかわからない。

近くで見るとアンサンブルの人たち演技が良く見える。
救命ボートの漕ぎ手募集の時、
手を上げているご婦人方の表情に泣ける。
台詞も歌詞も、クリアに聞こえる人ばかりなので
よけいリカちゃんが・・・(以下略)

あと、ワンコか。
本物の犬。
可愛い。
カーテンコールであくびしていた。

そうそう。
間近で見ると、セットが少々ショボい。
ビーン夫妻が「2段ベッドの冗談を使わなくても・・・」
のところで
見張り台が揺れているYO!!
なんてヤワい作りの船なんだ!
最後の傾きも、セリがあればねえ。
ボコボコと人が落ちていったんだろうにねえ。。。

なんだか、う~ん、と思う部分が、
リカちゃんを除き、
演出のあたりの問題だよな、というのが
割り切れないね。
この中途半端感に、イライラ。


本日のトークショーは
松岡くんと大澄さん。
和気藹々。仲が良さそう。
お二人とも、ゴルフが好きなんだそうで。
(メモは取っていないので、以下は私の記憶によるものです。
 間違っていたらごめんなさい)
・お互いの初印象。
  大澄さん→松岡くん。
   ロックシンガーなので、
   エキセントリックな人だと思っていたら
   全然違って好青年だった。
  松岡さん→大澄さん。
   全身革の服で決めているようなイメージだったけど
   話してみたら優しい人だった。
  二人とも同じようなパターンだったみたいね。
・会場→松岡くん 「初ミュージカルですが?」
  ライブだと20曲以上歌うので
  ソロが2曲と聞いたときは楽勝だと思ったけど
  そんなことは無かった。
  歌い方、響かせ方が全然違う。
  ライブと同じぐらい体力を使う。
・会場→大澄さん 「公演中のリフレッシュ方法は?」
  リフレッシュしない。
  役に入り込んだまま過ごす。
松岡くんは、グレンにダメ出しされて泣きそうになったとか。
そんなとき大澄さんが「気にしないで!頑張ろう!」と
メールをくれて感激したとか。
(感動の話なのに「泣く松岡くんを見たかったね」と話す鬼畜な私たち)
また、公演中の舞台袖・舞台裏でも、
みんな役に集中していて、
発声練習などもしてる。
いままさに公演中であっても、向上しようとしている姿に
松岡くんは感動しているそうな。
そういう松岡くんも
「舞台袖でもすっかりアンドリュースに入り込んでいる」(大澄さん談)
そんな流れから「岡さんなんて、幕が上がってから声量も増えて」と
松岡くんが言ったら、大澄さんが岡さんの真似を始めたり。
また松岡くんは、出演者全員に湯飲みをプレゼントしたそうで、
それも、寿司屋の湯飲みの「魚偏大集合」のように、
舟偏に、出演者の名前を
 宝田さんなら、舟偏に宝
入れたそうで、大澄さんは大感激だったみたい。
(たぶん他の出演者も)
終始楽しそうなお二人で、
カンパニーの雰囲気の良さが伺えました。
コメント (4)
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TV番組いくつか

2007年01月25日 | TV番組など(配信含む)
細川さん出演番組を
いくつか取り損ね。
おまかせのキーワードが
直前に書き換えられたためだと推定。
これからはダメ押しで
「この番組を録画」までの作業をしよう。
(しないと、キーワードから漏れた時点で
 録画設定も解除になる)
せっかくルグリ先生を別の機械で録画するようにしたのになあ。

マミちゃんのヘキサゴンも取り損ね。
タイタニック特番も取り損ね。

「ヒミツの花園」
少女漫画で1頁二コマのネーム。
わかりやすく「見せる」ためだと思うけど
ちょっと違和感。
「花園ゆり子 初の現代物」ってことは
「忍法アラベスク」は、時代物?
それより、ネームを切っているのは誰なんだ。
ネームこそが、一番頭を使う作業なのにね。
と、またまたオタク的ツッコミ。
「胸キュン」って言葉は古くないか?
役者は揃っていると思うけど
展開がミエミエなんだよなあ。

「ハケンの品格」
再放送があったので、3回分オールクリア。
ネタ的にはそれほど興味なかったけど、
「どうでしょう」でしか知らないヤスケンを見たかったのだ。
なんて不純な動機なんでしょう。
作品中では「雑用を引き受けない派遣」に
文句を垂れている人がいるけど、
それは当たり前だわな。
特定の目的で雇った派遣を
違う作業に使うなんて勿体ないじゃん。
時間分は目的の作業にのみ従事させる。
そのための派遣でしょ。
高い残業代を会社が払わなきゃいけないから
派遣の残業を嫌う会社もあるよ。
と、これまたツッコミ。
それが楽しくもあるんだけどね。
洋ちゃんは勢いがありすぎたのかな。
キスシーン、唇より頬寄りになっていたね。
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らいぞおの誕生日

2007年01月25日 | ゲーム(どうぶつの森など)
今日はらいぞおの誕生日でした。
誰がお祝いに来てくれるのかな~、と
ドキドキしながら起動したところ・・・

エテキチが来てくれました。


今朝旅立ったイザベラさん以外の
すべての住人からプレゼントをもらいました。
エテキチが持ってきてくれたケーキも
みんなとお小遣いを出し合ったそうです。

ありがとう、みんな。
感動したよ。

余談ですが。
現在のらいぞおの服装。
キャプテンの帽子にフューチャーな服。
合わせると、キャプテン・フューチャー。
(なんちゃって)
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「タイタニック ザ ミュージカル」(1回目)

2007年01月24日 | 紫吹淳(リカちゃん)
映画などでも有名なタイタニック沈没話。
1幕は乗船から氷山にぶつかるまで。
2幕は沈没。
1幕は、
 ・船会社の社長の野心
 ・船員達のプロ魂
 ・一等船客の優雅さ
 ・二等船客の野心
 ・三等船客の希望
などの日常が綴れらるのですが、
正直なところ平坦です。
会場が、基本は講堂の国際フォーラムCなので
セリなどがないため、舞台装置が備え付け。
そこへ入れ替わり、立ち替わり
小グループで短い芝居を繋げていくので
ものすごく間延びしています。
セリなどがあれば、もっと工夫ができたんだろうなあ。
二等船客のアリスが、上流の人々と同じ船に乗って
彼らのフロアに入り込もうとする、の場面も
絵面は同じなので、彼女と、一等の人って
何処が違うの?と思ったり。
階級の差=船室の差=船層の差、というのを
もっとビジュアル化できると良いのになあ。
その差こそが、生き延びる差でもあるので。
1幕の幕切れは、もっと派手な音でもいいんじゃないのかな。
氷山にぶつかったんだか、ぶつかる直前なんだかわからないわ。
ぶつかったときはそれほど衝撃が無かった、ってのを
表している??

それで二幕はといえば、
救命ボートに乗るあたりはドラマがあったし、
老夫婦と客室係の芝居はとってもいいんだけど、
やっぱりショート・ストーリーというのか
ぶつ切りの挿話を単純に時系列に繋げているだけなので
これまた、なんとも、、、
救命ボートが離れた時点で号泣なので
その後が無駄に長いなーーー、と。
助かった人々も、なんで布を巻いているのか
よくわからなかったです。3階からだと。
船が沈むときの賛美歌も、
もっと大きい音でいいんじゃないかなあ。

私はタイタニック沈没というと
ディカプリオの映画は観ていないので
アニメ映画の「銀河鉄道の夜」になります。
銀河鉄道の夜
「船が沈みましてね・・・」から始まる話は
録画したビデオで何回見ても号泣でした。
これがあったから、今回の舞台でも泣けるのかなあ。
舞台そのもので泣けたのか、自分でもよくわかりません。

なんとなーく、なんですが。
大量に人が死ぬってあたりで、
谷先生が演出した方が
もっと面白くなったかも、と
ウッカリ思いました。
それぐらい、山場が無い。
ユダヤ人の「ワイングラスを割る儀式」も
もうちょっと説明が欲しい。

曲は良いと思う。
1幕終わりの、だんだん不安が募っていくようなメロディとか
メイン・テーマとか。
歌詞が聴き取りづらいけど。
さっぱり意味が・・・と思ったら英語だったり。
訳詞がイマイチ?

出演者。
船長の宝田さんは貫禄の海の男。
「坂の上の雲」で東郷元帥を演じて欲しいくらい。
一等船客の夫婦の光枝さんと諏訪さんは
ブラボーーー!
歌が素晴らしい。
大澄さんの社長もイヤミ具合が丁度いい。

松岡くんは、思ったよりミュージカル歌唱だった。
良いのではないでしょうか。
猿丸さんには甘い私なのよ。
設計士が、自分のミスが元で狂気にいたるってのは
全然表現しきれていないけど
それは脚本・演出の無計算のためで
役者には責任はないと思うわ。

森口さんは、芝居は若くないのに
歌になるとアイドル歌手になる。
芝居自体は悪くないと思うので
(もともとがイラつく女性だし)
もうちょっと、役の感情を歌に乗せるとか
喉で歌うのではなく、会場に響かせるようにとか
その辺を訓練できたら
もっと良くなりそう。

と、いろいろダメ出しをしながら見ていた私ですが
リカちゃんの歌を聞いて愕然・・・・・・。
全然、声が出ていない。
森口さんの半分も出ていない。
宝塚トップの看板を背負って、
これはないだろーーー、ってなデキ。
調子が悪い、のとは違うと思う。
2幕の大声の台詞は出ていたから。
もともと可愛い声を出すと
一気に声量が落ちるんだよね。
例)ボレ・ルー
それがわかるのはファンであって
ファンでない人にはわからないんだから
もっと違う発声とか、トレーニングとか
なんとかできなかったかな。
正直なところ、出演者へも、ファン以外のお客さんへも
申し訳ありません、と謝りたい気分。
この歌で、「モダン・ミリー」のチケットを売るのは無理でしょう。
オスカーさんも、音響さんにマイクの音量を上げて貰うとか
裏工作してもらうわけにはいかないでしょうか。
よろしくお願いしたいです。

アフター・トークショーは
リカちゃんと浦井くんでした。
ここでは普通に声が出てるので
やっぱ、あの歌は・・・と、ちょっとウツ。
トークショー自体は和気藹々。
会場からの質問。
・浦井くんへ。今回衣装は破りましたか?
  もともと膝は破れているが
  自分で破ったところはない。
  ちなみにエリザのオープニングで尻を破ったので
  横移動で捌けた。
・リカちゃんへは。。。なんだっけかな。
それからお互いの第一印象。
・リカちゃん→浦井くん
  「若っ!」
  制作発表の時浦井くんはリカちゃんに
  「年上の女性が好きなんですよ」と言ったらしい。
・浦井くん→リカちゃん
  「目が大きい。
   目だけでなく、背丈とか、存在感とかも大きい」
お互いのグレン・ネタ。
・浦井くん。
  グレン服の袖口にティッシュを入れている。
  使ったらまた袖口に戻す。
  初めて見たときは目が点。
・リカちゃん。
 「グランド・ホテル」の時は
 (GHを一昨年と言ったら会場から訂正の声が・・・)
 「No!Takarazuka!!」と
 繰り返し言ったのに、
 今回ジムに迫る場面は、宝塚っぽくやって、
 と言われたので、
 初日はその通りにしたら
 会場から笑い声が起きた。
それからケイトについて。
リカちゃんは、自分とはまったく接点がない。
希望(野心)を言葉に出して
それを実行していくポジティブ・アクティブさはすごい。
・リカちゃん→浦井くんへ。
 他の男の子供を妊娠している女と結婚できますか?
 答えは
 本当に女性が好きなら結婚できる。
 子供には罪はないし、子供自体尊い存在だから。
ってな内容を、打ち合わせ無しに振られたこともあり
しどろもどろで答えていました。
リカちゃんのナーガがグロンギみたい、と
騒いでいた私にとって、
ダグバ様とリカちゃん、って組み合わせは
うほほほほ!というより、
ただただビックリです。


【配役】
トーマス・アンドリュース(設計士)松岡充

J・ブルース・イズメイ(ホライト・スター・ライン社社長)
キャプテン・E・J・スミス(船長)宝田明
ウィリアム・マードック(一等航海士)岡田浩暉
ハロルド・ブライド(二等通信士) 鈴木綜馬
フレデリック・バレット(ボイラー係) 岡幸二郎
ヘンリー・エッチズ(一等船客客室係)藤木孝
ウォーレス・ハートリー(バンドマスター)浜畑賢吉

イジドー・ストラウス(一等船客)光枝明彦
イーダ・ストラウス(一等船客)諏訪マリー
アリス・ビーン(二等船客)森口博子
ジム・ファレル(アイルランド移民・三等船客)浦井健治
ケイト・マクガワン(アイルランド移民・三等船客)紫吹淳

*香盤が不明なので、
 グループごとの順番で
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ぷぎゃあっ!!!

2007年01月24日 | バレエ・ダンス
新国立劇場からメルマガが来ましたよ。
開場10周年記念シーズンとなる秋以降の公演ラインアップが載っていました。
その中に・・・

  ~エメラルドプロジェクトが生んだ劇場オリジナルが待望の再演~
  ☆『カルメン』by 石井潤 2008年3/27~30 中劇場


ぷぎゃあっ!!!
アレって、振付はともかく
台本はこだまっちでしょ!
止めようよ。
ダメなら、台本を書き直そうよ。
せめて齋藤くんにしてくれ・・・。
「私だってさあ、最初から悪い女じゃなかったんだ」的な言い訳は
いらないと思うんだけどなあ。
ストーリー的には薄っぺらくて
さすがこだまっち!と思ったものよ。
踊り以前の部分がダメなんだよねえ。

バレエで期待したいのは「椿姫」。
どんな作品になるのかしら。
「椿姫」と「カルメン」は
オペラとの連動企画なのかな。
バヤデルカも見たいな。

もう、開場してから来シーズンで10年なんですねえ。
酒井はなちゃんの白鳥を見たのは
新国立ができる前だったから
かなり昔なんだなあ。
ほんのちょっと前、ぐらいだと思っていたのに。
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「ザ・カブキ」東京バレエ団

2007年01月23日 | バレエ・ダンス
ストーリーは  こちら

ベジャールのアジア趣味って、
私はあんまり好きではないのだけれど
これはとても面白かった。
その理由の一つは、黛さんの音楽によるものなのかも。
西洋人のベジャールが歌舞伎をもとに振付、
日本人の黛さんが西洋音楽で世界をあらわす。
それぞれの歩み寄りが
一番良い形でマッチングしたのかも。
基本的に言葉はないけれど
音楽にエッセンセスが凝縮されているので
オペラ音楽を使ったベジャール作品より
とっても見やすい。
もしかして、私がオペラ好きなら
これくらい楽しく見られるのかなあ。

第1幕1時間15分、休憩20分、第2幕45分。
短い時間の中に、物語が凝縮されている。
私は、ドラマや文字で物語は知っていたけれど
歌舞伎の通しでは見たことがないので
(「ザ・カブキ」も始めて)
理解できるものか、とっても不安でしたが
上記の粗筋を読んでればOKでした。
実にわかりやすい。

高岸さんは、さすがなのだった。
現代の若者から、由良之助という
武士になる過程もクリアだし、
ソロも息切れすることない。
ベジャールの動きが身体に入っているので
どんな動きも滑らかで自然。
四十七士の頂点に立つ姿は迫力があった。

木村さんは、クドい演技がいいですわーーー。
あそこまでいじめられれば
塩冶判官だって刀を抜いちゃうよね。
説得力アリアリ。
顔世御前へのちょっかいもエロエロ。

塩冶判官の平野さんは、
まだちょっと振付になれていないかなあ。
重心が上の方で、一部露骨に「バレエ」になってしまい
歌舞伎の様式美の型をとりきれていなかったような。
切腹は迫力があった。

友佳理さんは白塗りが似合うなーー。
気高く貞淑で高貴な女性。
舞台を横切るだけでも、
なんとも言えぬ雰囲気が。
いつも漂うように舞台にいるのに、
「あんたーー、敵討ちするつもりが
 本当にあるのーーー!!」
と、由良之助に迫る部分は
激情が迸っていた。
そのメリハリが良かったです。

伴内の竜太くんはねえ。
歌舞伎ネタで連想するのは似つかわしくないかもしれないけれど
ゴブリン?だっけ??
西洋の小悪魔を思い出した。
悪意の塊なんだけど、陰惨さはない。
小悪魔というより妖精なのかな。
どこか可愛らしく、飄々としていながらも
明確な悪意。
存在感がすごくありました。

大嶋さんと長谷川さんは、
悲恋カップル。
バレエというより、すでに芝居の域。

井脇さんはとても艶やかでした。


討ち入りに向かって盛り上がっていくのは
やっぱりいいよね。
「おのおのがた 討ち入りでござる」
と、心の中でアフレコ。
エネルギーの波が見える気がした。

何十回も見たいワケじゃないけれど
日本のバレエ団としては
良い財産だと思う。
大事に演じていって欲しいな。

女性陣の白塗り化粧が
イマイチだったかな。
友佳理さんや井脇さんは、もとの顔を生かして
綺麗な化粧になっていたけれど
ただ塗りたくり、って人もいた。
公演回数が少ないから、
化粧の研究なんかできないと思うけれど
もうちょっと工夫して欲しいな。

5階席だったので、
冒頭のTV画面がチェックしきれなかった。
サッカーの試合とか、
カラオケの画面風とか。
落語家は誰だったんだろう。
先代小さんじゃないのは確か。

書き足りないけれど
とりあえず。


由良之助:高岸直樹
直義:横内国弘
塩冶判官:平野玲
顔世御前:斎藤友佳理
力弥:鈴木淳矢
高師直:木村和夫
伴内:高橋竜太
勘平:大嶋正樹
おかる:長谷川智佳子
現代の勘平:長瀬直義
現代のおかる:高村順子
石堂:宮本祐宜
薬師寺:野辺誠治
定九郎:松下裕次
遊女:井脇幸江
与市兵衛:山口 優
おかや:坂井直子
お才:西村真由美
ヴァリエーション1:古川和則
ヴァリエーション2:大嶋正樹
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