きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ドン・キホーテ」アナニアシヴィリ&ウヴァーロフ/グルジア国立バレエ

2007年07月31日 | バレエ・ダンス
おそらく、日本でのニーナの全幕キトリはこれが最後になるかと思い、
岡谷へ行ってきました。
会場には、東京でお見かけする方々も・・・。
ウヴァーロフファンの師匠もいらっしゃいました。

「白鳥」に比べると、「ドン・キ」は普通かな。
若干、場面が少なかったり、キトリの友人の衣装が替わらないとか
少々端折った部分もありますが、違和感を感じるほどではなかったです。

ニーナは、感動9割、ガッカリ0.5割、こんなものよねの納得が0.5割。
普通の人の運動能力が1として。
プロのダンサーでキトリを踊れる人が100だとしたら、
30歳前後のニーナは1200ぐらいだった。
それが、40歳を過ぎて、800ぐらいになった。
普通のダンサーに比べたら、もの凄く踊れているけど
最盛期を知っていると、ほんのちょっぴり寂しい。
仕方がないけどね。

なーーーんて、思いつつも。
長野の友人が頑張ってチケットを取ってくれたのでF列だったんです。
オケを入れたら2列目。
オペラグラスなどなくても、すべてがバッチリ見えます。
気を抜くと、ニーナの顔しか見られなくなります。
だって、
チャーミング
なんだもん!

これじゃいかん、踊りを見なきゃ、と
時々気を引き締めては見るけれど
やっぱりニーナの笑顔に気持ちは集中しちゃいますよねー。
いやー、可愛い。
1幕のリフトでのバランスは完璧。
(2回目はウヴァーロフが数歩、あるきましたよ!)
2幕の酒場のジャンプも、思いっきり飛び込んでいました。
32回転は、前半はシングル・シングル・ダブルで
ダブルのところで片手を上に上げていたかな。

すごいなー、と思うのは
高度な技も、すべて自然な動きになっていること。
なんでもないのよー、ってカンジで踊ってますけど
普通のダンサーにはムリムリよね。

ウヴァーロフは、始終楽しそう。
彼の全幕は何回か見ているけど、
一番楽しそうだった。

エスパーダが、ちょっと濃いめのムーディ勝山。
基本は渋めの表情だけど、
時々目を見開いたり歯を見せて笑ったりして
顔の中に白い部分が増えると意外にチャーミング。
その崩れ方に、ほんのちょびっとリカちゃんを思い出す。
身体のラインは綺麗だったけど
マント捌きがちょっとヤバめ。

メルセデスはそれほど若くないけれど
エスパーダとのバランスは良かったです。
カルメンシータの仰け反りはすごかった。
会場からも大拍手。

緑のドレスの女性は「ルチア」でいいのかしら?
色気タップリの熟女。
カトリーヌ・ドヌーブと松尾嘉代を足して2で割ったみたいだった。
妙に存在感があった。
「キトリの母」は、役割は殆ど無し。
ロレンゾの宿の女中頭でもいいくらい。
キホーテは若手が渋々やっているんじゃないかと思うぐらい
演技はダメダメだった。
逆にサンチョは芸達者。
カーテンコールもキホーテの後に出てた。

マタドールの中にもムーディ系がちらほら。
それが3幕のボレロで白い衣装を着ちゃったので
ちょっと笑っちゃいました。ごめんなさい。


衣装は、色鮮やか、というより、既視感。
任田幾英先生が
デザインしたみたい

オレンジと緑の合わせ方とか。
1幕の風景のあたりなどが、新国立からの借り物なのかな?

オープニングは、すでに旅に出ているキホーテとサンチョを影絵、
というのか、シルエットのアニメーションというのか。
これが、とっても可愛らしくて!
経費節減でも、これなら楽しいよ!

とにかく、若いバレエ団には
「ドン・キ」を踊らせとけっっ!ってことですね。

楽しかったよー。


出待ちもしました。
ニーナは舞台で見るよりも、ずっとずっと小さい。
こんな身体に、あんなパワーがあるなんて。

女性ダンサーの中には
ステッチの大きなぬいぐるみや
ポップコーンホルダーを持ってる人が。
ディズニーランドに行ってきたんだねえ。
日本を楽しんでくれたら、なによりよ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「親子で楽しむ夏休みバレエまつり」レニングラード国立バレエ

2007年07月29日 | バレエ・ダンス
いちおう、副題には「華麗なるクラシックバレエ・ハイライト」がついています。
日曜の夕方開演とあって、タイトル通り親子連れ多し。
親子なら自動的に2枚(以上)捌けるから得チケに出すより
利益は出るんだろうなあ。
子供に「本物」を見せるのも良いことだと思うし。
なんとな~く、ですが。
子供でも、バレエを習っていて、本人が強く行きたい!と
思った子は、ずっと静かに見ているようです。
「お教室の団体」なんかよりおとなしいです。
「バレエ『でも』見に行こうか」といった親子は喋り通し。
ブラボー隊はいたものの、リフトでなど、
普段とは違ったところで拍手が入ったのは
お子様方の素直な感動の賜なのかしら?
司会のお姉さんは、なにも見ずにお話していました。
覚えたんですねー。
内容も去年よりは筋が通っていました。

以前は、ペレン組、シェスタコワ組は
ソリストを均等割して構成していたと思いますが
今回こっちはバウ組、ってカンジですね。
若手のポジションアップは、
物足りないと思うより先に嬉しさが先に。

幕が上がる前に、司会のお姉さんが
「タリスマン」と「白鳥の湖」について説明。

「タリスマン」ステパノワ、プハチョフ
ステパノワはベージュの衣装。スカート部分は短め。
プハチョフは水色で、左肩出し。
鉢巻きも同じ色。
幅広の鉢巻きより上にある生え際。うーーー。
息のあった踊りでした。
大柄な二人がのびのびと踊って爽快。

「『白鳥の湖』よりグラン・アダージォ」ロバノワ、コリパエフ
コリパエフって初めて聞く名前と思って
終演後プログラムを立ち読みしたところ、87年生まれだって!
若いー!
のに、ビジュアルは70年代のソ連のダンサーみたい。
特に髪型が。
もっさりウェーブの7:3分け、みたいな。
これで青いアイシャドウべったりだと、
記録映像で見るダンサーができあがるね。
身体はまだまだ細い。サポートもちょっとドキドキ。
白鳥を頭の上に上げるリフトは肩のせに変更。
これから鍛えられたらどうかわるのかな。
役に浸っているナルシーなマイムは悪くないと思います。
ロバノワはねー。
もう、飾りがたくさん付いているチュチュを着ているのをみるだけで
なんか感動しちゃいますねー。
腕の動きが白鳥らしくて綺麗でした。
いきなり全幕で、は無理でも、
こういったガラで、また白鳥を見たいな。

「『白鳥の湖』より四羽の白鳥」
 ラトゥースカヤ、ボルシャコーワ、ドミトレンコ、ジュラヴリョーワ

名前を見たことはたぶん無い方々。
コリパエフが若いから、こっちも若いのかしら?と思ったら
いやいや、そんなことはなく。
たぶん、見たことのある人達だと思う。
後半ちょっとバラついたかな。

この後、「4羽の白鳥」を踊った4人をお手本に
お子様達へバレエのポジションやレベランスの説明。
続いて、「ゴパック」「マルゴ」「ドン・キ」の作品説明。
シェミウノフ君だけ紹介無しなのは、どーして?

「ゴパック」クズォネツォフ
ジャンプ、高いです。豪快です。
パンフの写真より実物の方がいいよね。

「マルゴ」ペレン、シェミウノフ
王妃マルゴを題材に「叶わぬ恋」を表現したそうですが・・・
ペレンの衣装は、上半身は肩を剥き出しにしたゴールドの生地に
ドレスは深いスリットは入った深紅。
シェミウノフくんは、赤いタイツに、えーと・・・、どうだっけ。
ギター曲なので、フランスというよりは
スペインっぽい雰囲気だったな。

(8/1訂正。スペインの王妃の方だそうです)
ペレンは、恋の辛さが、そこそこ出ていたかな。
シェミウノフ君は、、、、、、、
前よりは動きは丁寧になったよ。
でも、それだけかなーーーー。

「ドン・キホーテ」ロマチェンコワ、プローム
衣装は、キトリは赤、バジルは白。
ロマチェンコワは、踊れているけど
華やかさが足りないかなあ。
もっと、こう、客にアピールしても良いのでは。
ヴァリエーションは扇の方。
32回転はシングル、シングル、ダブルは片手で頭上で扇を開く
が前半。後半はシングル。決まってました。
プローム君は、適度なあざとさがあっていいね。
シヴァコフは笑顔とそうではないときの表情の落差が激しいけど
プローム君は、その点は自然だ。
これであと5cm背が高かったらなあ。そしたらキーロフにとられてたかな。
プローム君の第2ヴァリから手拍子がおこってビックリだった。
バリエーションはロバノワのみ。
2番目の方の踊りだったかな。
いつもの衣装なんだけど、布がタップリなので
ロマチェンコより豪華に見えた。

第2部は「眠りの森の美女」のハイライト
リラの精 ロバノワ
脚もよく上がっていた。
紫の衣装も似合っていた。

長靴をはいた猫と白い仔猫 ラトゥースカヤ、クズネツォフ
仔猫というには、ちょっとビジュアルが厳しいかものラトゥースカヤ。
でも動きは猫っぽかった。可愛かった。
クズネツォフも生き生きと踊っていました。

狼と赤ずきんちゃん ドミトレンコ、コリパエフ
ドミトレンコは小柄だけど若手ではないと思う。
でも、この役は踊り慣れているみたい。
バレエ団の層の厚さを感じました。
コリパエフは王子の時より楽しそう。

宝石の踊り ペレン、シェミウノフ
最近ここの眠りは見ていなかったので、
宝石の踊りがパ・ド・ドゥになっていてビックリ。
二人はビジュアル的には問題ないんだけどなあ。
どうして、こういう古典、というか
「自分たちのための振付」ではないときのガラ演目は
意欲の無さが目立っちゃうのかなあ。
不真面目とか、やる気が無いとは違うんだよね。
「客に見せる」という意識が無さ過ぎるのよ。
「言われたとおり」に踊っているだけ。
もう少し、客を見ようよ。

フロリナ王女と青い鳥 ロマチェンコワ、プローム
お二人には申し訳ないけれど、この位置がしっくり来る。
プローム君のジャンプには自然と拍手がおこりました。

オーロラ姫とデジレ王子 ステパノワ、プハチョフ
ステパノワは、白い踊りは、おそらく苦手分野のためだと思うけど
細かいところまで非常に丁寧に踊っていて、
私はわりと好き。
姫キャラではないので、どんなに完璧に2幕のアダージオを踊れても
オーロラは無理だろうなあ。
こういうガラだからでこそ見られる演目。ありがたや。
やっぱり、姫というより王妃だけど(女王ではないんだよね)
旦那さんとの息のあった踊りはほんわかしていていいな。
プハチョフはおでこ剥き出しだ。
でも、王子様なんだよなあ。
長い手足が優雅です。


フィナーレは、光藍社らしく。跳んで回って。
女性ソリスト4人でのフェッテは豪快。

最後の挨拶の時、クズネツォフが
司会のお姉さんをエスコート。
お姉さんが挨拶するのを優しく見守る出演者たち。
いい人達だよねえ。

チラシではペレンが大きく載っているし
格としても一番上なんだろうけど、
トリを踊った姫と王子より
宝石たちの方が後に挨拶するのって、ちょっと不思議。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジーザス・エルサ版(東京)のキャスト

2007年07月28日 | 劇団四季
「対決列島」の若いミスターを見ながら
キャスト発表の時間を待っていましたよ。

12時半。出ました。

ジ-ザス・クライスト
柳瀬大輔
芝 清道

イスカリオテのユダ
芝 清道
金森 勝
田中彰孝

マグダラのマリア
高木美果
木村花代

カヤパ(大司教)
飯田洋輔
青木 朗

アンナス(カヤパの義父)
明戸信吾
喜納兼徳
阿川建一郎

司祭
阿川建一郎
賀山祐介
佐藤圭一
田辺 容
川原信弘

シモン(使徒)
神崎翔馬
田中彰孝
本城裕二

ペテロ(使徒)
賀山祐介
田中彰孝
飯田洋輔

ピラト(ローマの総督)
村 俊英
田島亨祐

ヘロデ王
大塚 俊
半場俊一郎
下村尊則

いろいろ名前は挙がっていますが、
ジャポも、ユダとマリア以外は
殆どシングルだったしなー。
誰がどこまで出るんでしょ。

つーか。
キヨミチは
神どころか
まったく出ない
可能性もあるのか

う~ん、京都縛りは辛いぞ。

ちなみに今日・明日は

ジーザス・クライスト 柳瀬大輔
イスカリオテのユダ 金森 勝
マグダラのマリア 高木美果
カヤパ(大司教) 飯田洋輔
アンナス(カヤパの義父) 阿川建一郎
司祭1 佐藤圭一
司祭2 田辺 容
司祭3 川原信弘
シモン(使徒) 神崎翔馬
ペテロ(使徒) 田中彰孝
ピラト(ローマの総督) 田島亨祐
ヘロデ王 半場俊一郎

です。
私は8月4日にマチソワしますが、
たぶんこのメンバーですよね。
阿川さんのアンナスが楽しみ。
スンラさんは、
猫とジャポ以外で見るのは初めてなので
素顔化粧がどうなるのかドキドキです。

あー、
でも、
やっぱり、
言わせてください。
キヨミチ
早く東京へ
帰ってこい!!

頼むよーー。
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ジーザス」

2007年07月28日 | 映画
春ぐらいには購入していたのに
時間が無くて放っておいたDVDを
ようやく見ることができました。
*内容目当てではなく役者目当てです

ジーザス

評判通り、とってもつまらなかったです。
たしかアメリカのTV映画で、
もとは「聖母マリアの物語」みたいなタイトルがついていたと思います。
その名の通り、マリア視点で話が進みました。
若きマリアがお告げを聞き、懐胎し、出産し・・・、と
単純に時間は進み、盛り上がりポイントなどありません。
うん、再現ドラマみたいなもんだよね。
話を描き込もうとか、ドラマがどうとかではなく、
たんに場面を映像におこしているだけ。
また、若きマリアがすっごく現代的な顔出しねえ。
神を信じる気持ちって大切なんだろうけど、
この短い時間じゃうまく描き切れていなくって、
「こんな強引な女を嫁に貰うヨセフって大変だねえ」と
思っちゃったりしましたよ。

成人したイエスは物語の後半にようやく登場します。
しかし、水をワインに換えた以外は、
「オレはエライんだから、あがめろやー!」と
民衆に説教しては、母にたしなめられるというパターン。
そして、エルサレム入場時にピラトが出たわと思ったら
あっという間に磔へ。
ユダは
出てこないんですか!

えーーーーーーっ!そりゃ、ないだろーよ!!
磔後も、ぱっぱっぱっ!と台詞が展開しちゃって
ドラマもなにもないですよーーーー。

ヒゲを生やしたクリスチャン・ベールは
確かにビジュアル的にはイエス役にいいかも。
しかし、「役」じゃないよなー、これは。
そういった面では大不満。
キリスト教徒的には出演することに意義があるのか??
眉毛は太いけど、整っていました。
アメリカ作品だからかなーーー。
腰回りはほどほどに落ちていました。
しかし、後年の「マシニスト」を思えば
まだまだ足りない!と思っちゃったりして。

マシニスト
「マシニスト」のガリガリ・ベール君。

ファン的には押さえたいけど
人には絶対勧めない作品ですね。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうぶつの森近況

2007年07月28日 | ゲーム(どうぶつの森など)
先々週の(もうそんな前なんだ!)7月16日、
どうやら花に水をやり忘れたようで、
翌日黒い薔薇が枯れていました。
パニックに陥って、日付をいろいろいじったら
青い薔薇まで枯れてしまいました。。。

その影響なのでしょうか。
一昨日キャラメルちゃんから
「写真は大事にしてくれてますか?」って聞かれました。
貰ってないよ!
もしかして、日付をいじっている間に
貰っちゃったことになっちゃったのでしょうか。
可愛い可愛いキャラメルちゃんの写真はとっても欲しいので
サブキャラのスカーレットで攻略しようと思います。

そんなわけで、ちょびっと辛い最近のどう森でしたが
昨晩1時過ぎになんとなく目が覚めて
なんとなく森に行ったら、カブトムシ大出現。
オオクワガタもGETできました!
これで虫はあと、オニヤンマだけです。
頑張るぞー!
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そんなにプラスじゃなかったね

2007年07月26日 | 美味しいもの
今日は雪組エリザを見に行く予定でしたが
先日見たとき私の好みではなかったため
お金がないことでもあるし、
捌いちゃいました。
劇場前で受渡し。
臨時収入があったことだし、と
帝国ホテルでケーキを買って帰りました。



1個840円。3個で2520円。
うほっ!
捌いたのはB席3500円だったので
残ったのは1000円弱だわよ。

でも美味しかった~
家族にも好評でした。

ゲコを入れずに撮ったので
イマイチ大きさがわかりづりらいですねー。
こういう時こそゲコが必要なのにね。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こまちゃんが来た!

2007年07月25日 | 映画
こまねこのDVDが来ました!
 
ぬいぐるみとか


作れセットとか


こまちゃんの部屋に入るゲコとか


見ているだけで楽しいわ。
本編はこれから見ます。
にゃーーー!
 
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんということもない話

2007年07月25日 | 小山卓治
先日の法事で妹に会ったとき
「8月の末に京都に行って川床料理を食べるんだ!」と自慢した。
妹は、すかさず、
「なんで?宝塚?」
と聞いてきた。
妹の中でも「私の旅行=遠征」になっているんだろうか。
小山さん、というと話が長くなりそうなので
否定はしなかった。

んで、その時なんとなく思い出した。
妹とは高校時代の冬場は、
妹の部屋に出した炬燵で一緒に勉強していて。
(二人部屋だったのが建て増しして妹の部屋ができた。
 二人共通の箪笥は私の部屋にあったため
 冬場の炬燵は妹の部屋に出していた)
その時のBGMには、いろいろ聞いたけど
私は小山さんで、妹は尾崎と中川勝ちゃんだった。

尾崎と勝ちゃんは、もういないけれど、
小山さんは、生きて、なおかつ歌い続けている。

いまだ小山さんの歌を聴き続けられることに
いろんなところに感謝。

そして、制服を着ていた頃から
ずっと小山さんを聞いているんだよな、と
代わり映えがしない自分にちょびっとモニョる。
妹は子供もいるのにねえ。
重ねたのは年齢だけだな。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「白鳥の湖」アナニアシヴィリ&ウヴァーロフ/グルジア国立バレエ

2007年07月22日 | バレエ・ダンス
 この「白鳥」のハイライト版は2004年2月に見ました(→その時の感想はこちら)。当時はファジェーチェフのリリカルさを笑ってしまいましたが、今回全編を見て、なんであんな演出になったか、わかったような気がしました。
ぶっちゃけ、
金が無い
のかな、と。
パ・ド・トロワ、という、踊りの見せ場を入れつつも(ソリストのモチベーションを維持、あるいは下げないためにも。役の数をこれ以上減らせないし)、なるべく金をかけないで、と考えると、一幕のセット&衣装を削るしかなかったんだろうなあ、と、思っちゃいました。不遜な客で申し訳ない。3幕の、1人1人の衣装は良いと思うの。色分けといい質感といい。それでも豪華には見えないんだな。バレエ団にお金が入れば、ひとつひとつパーツが増えていくのかなあ。そんなことを思うと、スポンサーを見つけてきた某団長はエライ!あそこは美術に金をかけてるもんなー。
 えーと、そいでもって。すでに皆さん御存知でしょうが、この「白鳥」は、「白鳥」を上演するバレエ団の王子役の「夢」です。一幕が稽古場。芸術監督に促されて、ソリストが「練習」として見せるのがパ・ド・トロワです。で、練習に疲れた王子役のダンサーが夢を見て・・・ってのが2幕・3幕。芸術監督がロットバルト。稽古場ではそんなに恐い人には見えないんだけどなー。それほど嫌いでしたか?それとも、芸術監督もロットバルト役として出演するのか。それは、おいといて。ハイライト版では笑えば良かったけど、全幕として提示されるとイマイチでした。だって、それぞれが役を掘り下げなくていいんだもん。ウヴァーロフは、ジークフリードじゃないんだもん。ジークフリード役のダンサーなんだもん。演技の演技であって、真実の愛なんか、いらないんだもんね。必要ないんだもんね。だから、話がすごく薄っぺらい。オチも夢オチなので、オデットの愛も必要ないし。作品としては、なんだかなー、です。ただ、お金が無い時に「白鳥」の全幕を作るとなると、こうするしかないのかなー、という裏事情を勘ぐっちゃったりして。ファンであるのも考えものだわ。

 ニーナの白鳥は「やっぱりラインがボケ始めているな」と思うときと、「さすがニーナだぜ!」と思うときが交互にやってきます。筋力がちょっと落ちてるかもね。でも年齢的には妥当なのかな。黒鳥はさすがだったな。動きとかなんとかより、吸引力が凄い。出てくるだけで観客の魂を吸い取っている。やっぱスターなんだよなあ。32回転は昔にくらべてスピードが無いけど、この速度でも回れない人もいることだしね。20代の頃とまったく同じに!なんて、望んじゃいけないよね。
 ウヴァーロフは、のびのび踊っていました。いい具合に肩の力が抜けているカンジ。う~ん、深い演技も見たいんだけどね。この版じゃ仕方がないよね。

 ロットバルトを始め、グルジアの方々は美男美女揃い。体型も良い人が多いし、躍り込んでレベルをアップしてくれ!技術面を含め、悪くはないが、魅力があるかと言われれば微妙。3羽の白鳥の真ん中の姐さんはデカかった。「ドン・キ」で弾けてくれると嬉しいな!そいでもって、セットの鏡ぐらいは磨いてくれ!!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「10~未来へ」の曲、など

2007年07月22日 | 小山卓治
洗い出してみました。

まず10枚目のアルバム「種」から
・吠えろ
・ジオラマ
・今夜のアリバイ
・ある夜の電話
・夕陽に泣きたい
・ユリエ
・汚れたバスケットシューズ
・Soulmate
・種の歌
・最初の奇跡
計10曲。

次に公式に記載されている提供曲。
・FISH-漂流
・Thunder Boy
・美しい沈黙
・予感
・rose
計5曲。(8/14追加)(11/10訂正)

アルバム未収録の新曲で、
新アルバムに入るのではないかと予測される曲。
(新しくない曲もあるけど)
・丘の上の風景
・おまえはゴージャス
・オリオンのティアラ
・クリスタルレインドロップ
・これでチャラだぜ
・週末は嫌い
・天国のドアノブ
・ナチュラル・ウーマン
・はるかな故郷
・ひだまりの歌
・プロポーズ
・祭りの季節
・靖国通り、月曜の午後
・夢の国へ
・路傍のロック
計15曲。

そして、ネタ系。
・38 Special
・Bara-Bara
・どうしたんだジュニア
計3曲。


合計で33曲!(8/14訂正)(11/10訂正)
ネタ系は演奏されるのか。
「美しい沈黙」は再び演奏されるのか。


宮崎余談。
「客層は?」「いろいろです」。
まさにいろいろな客層でした。
終演近く、客席のライを明るくして
お客さんの顔を確認した卓治。

で、懇親会でですね。
私たちは地元の方と同じテーブル。
(まあ、殆どが地元の方だけど)
私たちとほぼ同じ年代の女性と、年配の女性各一名ずつ。
途中から、宮崎市出身の彫刻家の先生が加わりまして。
いろいろ話しているうちに、小山さんの口調に話題が移りまして。
かいつまんでいうと
「客席を見たときに、年配の客もいることがわかったんだから
 その後は、もう少し丁寧な言葉づかいをしても良かったのでは?」
といった内容でした。
(小山さんとしてはいつもより丁寧だったんだけどね。一応フォロー)
そして、
「東京から来るくらいの熱心なファンなあなた方が
 注意しなきゃダメだよ!!」
と言われちゃいましたよ。
えー、でもさーーー、
なにを言われても目がハートになっちゃうのが
ファンってものではないんですか?
と、少しばかり思った私でした。
しかし、年配の方々に説教される卓治も
見てみたかったと思う私は
本当にファンなのでしょうか。
時間切れで見届けられなかったのがちょっと惜しいね。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

馬鹿話はこっちで

2007年07月22日 | 劇団四季
さっき感想の後に付けちゃったけど
やっぱ馬鹿話は切り離しましょう。

千秋楽ですよね。
これが宝塚なら・・・・
村さんあたりからご挨拶があって。
メインキャストの今後の予定も発表してくれちゃったりして。
「柳瀬は引き続きエルサレム版でジーザスを演じます」とか
「エルサレム版には、本日のキャストに加えて
 芝清道も参加いたします」とかとか。
んでもって、
「ここでジーザス役の柳瀬大輔から、一言みなさまにご挨拶申し上げます。
 やなぴー!」
と、やなぴーに呼びかけてくれると最高なんだけど。
(愛称で呼びかけるのがツボだよね)
まあ、四季だからな。無理だよね。
村さんで想定しているはずが、タキさんの声で聞こえてくるよ。

JCSは、JSCと書いちゃうこと多数。
なので、「じーざす くらいすと」と口にしながら打っています。
それでも間違えるけど。

今日の小山さんを見て。
袖をまくって見えた腕の肌の張りは
キヨミチよりあった。
酒と霞であの張りが出るのかしら。
霞を食べれば若さが維持できるのかしら。
キヨミチは痩せたというより
やつれた系かもね。
だから肌の張りが、が5歳上の卓治ほどでは無いのかしら。
でも、それが神仕様なのかしら。


ロビーに飾ってあった芝ユダ(エルサ版)のパネルを
♪ぶるぼんさんに撮っていただきました。
ありがとうございました。

こう見ると、エルサ版のユダって、
いまのキヨミチほどモジャじゃないよ。
やっぱ、モジャは神仕様????
マリアの「あの人が可愛い」に
マニアックな香りが漂っちゃうかしら。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「eyes“7 to 9”」

2007年07月21日 | 小山卓治
感想を書くことを考えると気が遠くなりそうですが
頑張って書いてみましょう。

東京の皆さんは、GW以来の卓治なんですよね。
ワタクシは2週間振りでしたわよ。おほほ。
って、なんの自慢にもなりませんが。

今回のライブは長いこともあり、
また連日の遠征で疲れていたこともあり、
後半は私の意識は朦朧としてきました。
卓治もだんだん声が荒れてくるのよねえ。
舞台の中も外も疲れるだけのライブ。
でも、行く。

今回のメニューは、割と近場に作られた曲ということもあり、
曲をじっくり聞くというよりは、
それに関する記憶が浮かび上がってくる、ってカンジで聞いておりました。

アルバムごとの思い出は・・・。
「成長」
 「俺は帰ってきたんだ」で浮かれていたなあ。
 その後にまた彼は旅に出ちゃうんだよ、と
 過去の自分に教えてあげたい。
「花を育てたことがあるかい」
 「天使の歌う朝」とか「祈り」とか、
 好きな曲もあるけれど、アルバムとしては嫌い。
 たぶんアレンジのせいなのでしょう。
 電子機器による音は、卓治には合わないと思った。
 ライブではさらに強烈な音だった。
 でも、当時は流行っていたんだよね。
 こういう音で行くなら、今回をもっておさらばだな、と当時思いました。
「ROCKS!」
 前のアルバムからのブランクがあったので
 出ただけで嬉しかった。
 そのうえ、私の嫌いな機器は入っていない!
 やっほーーー!
 しかし、ライブに行きすぎたので、
 アルバムでの音は軽く聞こえちゃうんだよねー。

そんなことを踏まえつつ。

01.欲望
最初なので弦は切れない。
シングルのジャケットはヒゲ無しだったなあ。

02.絶望のダンス

03.ついてねえや
95年のライブは結構行ったので
「ついてる話」もたくさん聞いたよ。
だんだん長くなっていってさあ。
名古屋か大阪で最前列の柵に寄りかかってみていたら
冒頭のナンパのところで使われちゃってさ。
「どこから来たの?」って言われて
「東京」とか「千葉」とか答えたら
「ネタを知ってるヤツは帰れっっ!」って言われたなあ。
そうそう、ネタを知らない地域では
「いままでいいことは無かった・・・」でシーンとなっちゃってたわ。

04.俺は帰って来たんだ
本当にねえ。
この曲を聞いたときは、「帰ってきてくれたんだ」って思ったものだよ。
「君の愛を抉り出したいんだ」で
かなり前向きというか積極的になったな、と思ったんだ。

05.夜を行く
わりと似たような時期に中島みゆきも「夜を往け」って曲があってさ。
ソングライターって、こういう世界が好きなのねー。

06.ダンスを踊ろう
真島ソング。繰り返されるフレーズは、嫌いというより眠くなる。
マイケル・ジョーダンかあ・・・。

07.天使の歌う朝
歌う前に「自分の歌の天使はロクなもんじゃない。
でも、この天使は、ちょっと素敵だ」的なMCが入った。
どこぞのラジオに出たときパーソナリティが絶賛していたな。
 タクシー タクシー トラック またタクシー
この順番が早朝をよくあらわしていると。
大好きな曲。

08.結晶
これも好きな曲なんだけど、タイトルが思い出せなくて
「ハロー&グッバイ」と呼ぶことが多いです。
前奏のピアノも綺麗。

09.前夜
いやー、最近までは嫌いでした。
故郷を出て都会へ行く、ってことを知らないし、
親も越えるべき存在ではないので、
どう受け止めていいかわからんのです。
これも「さよならとうさん」の通称が。
最近ようやく慣れてきました。

10.談合坂パーキングエリア
最近京都に夜行バスで行ったとき通ったよ。
シェルから幾らか貰えましたか?

11.太陽に手が届きそうだ
爽やかだよねえ・・・

12.成長
繰り返しがクドいので体調が悪いときは辛い。
でも、「見つける」過程は好きだな。
それが成長なのか。

13.今までの僕は
かなり嫌いな曲。
あまりにも真っ正面から歌われると
顔を背けちゃうの。
友人は大好きだと言ってました。

14.YELLOW WASP
必ず来ると思っていましたよ。
「黄色いワスプ」はカセット版じゃなくて、
最近のCD版の方のような気が。
テンションを上げるのが辛いだろうなあ。

15.虹の袂
音楽は「オペレッタ」からかな。弦楽器が多い方。
厚みのある弦楽器の音は卓治の声にはまったく合わないと思う。
でも、有るモノを使うのは良いことだな。
ミラーボールへのライトは一色。
赤・青なども入れれば虹に近くなったかも。
ステップが周りから遅れるダンサーは
概ね腹が立つけど、この曲のように、妙に印象に残って
結果的に応援しちゃう場合もありますね。
これが出た頃のツアーは、ラストから2曲に新曲の静かな曲を演奏して
客のテンションを下げる、という戦法をとっていたようで。
その後の1曲はサービスだー、みたいな。
(それまでのライブは、いつまでたっても客が帰らなかったから)
京都では効果がありすぎて、「虹の袂」の後、
アンコールの拍手もおこらずシーンとしてしまったことがありましたな。
近場の人が「小山さん、どないしはるんでしょ」と
雅に呟いていらっしゃいました。
結局は、ちょっと遅れてアンコールが始まったけどね


ここで、インターバル。


第2部は
16.ジャングルジム
から。

17.花を育てたことがあるかい
友人が結婚式で流していた・・・

18.孤独のゲーム
「ROCKS!」のツアーだったと思うけど。
トランプにバンドのメンバーがサインを入れて
「このカードで勝負に出てやる」で
バラ捲きましたよね。
なので通称「トランプの曲」。
う~ん、もっとましな思い出はないのか。

19.壊すなら1秒
ギター一本でのアレンジ。
ちょっとゆっくりめ。
シングルカットして、「ROCKS!」の中では
一押しにしたかったと思われるが、
直後に阪神淡路大震災があり、ライブで歌うのは自粛状態に。
ここぴーが、卓治の歌声がエロくて・・・とか言ってなかったっけ。

20.真夜中のボードビル
「傷つくことなんか恐くはないのさ」
とか
「見物はされるが理解はされない」
とか、
好きなフレーズがたくさんある。
なにげに強気なところが好き。

21.祈り
アンプラグド。
だんだん会場からの歌声が大きくなってきた。
これぞ「打ち寄せる波のように繰り返される祈り」だね。
ちょっと涙。

22.さよなら恋人
これも変わったアレンジだった。
んで、これまた中島みゆきに「グッバイ・ガール」って曲があるんだよ。

23.そして僕は部屋を出た
映画のようで好きな曲。
友人は「女が部屋で待っているなんて、
自分に都合の良い夢を見るんじゃない!」
と言いますが。

24.長すぎる夜と遠すぎる朝
あ~、私の意識はもう途切れるよ。
タイトルは好きだよ。
しかし、ピアノ曲ということもあって、
これと「結晶」がゴッチャになるワタシです。

25.負けないで
発表されたときは、「あなたが私にそれを言うか!」だったけど
最近は励まされることもある。

26.紫の夜明け
ここだけゲストが欲しかったな・・・

27.Hot Butter
「よーい、ドン!」が、なんだか久し振り。
卓治の曲によく登場する、男を振り回す女って、大好きなんだよ。

28.Crying Bee
〈シーサイド・バウンド〉〈エメラルドの伝説〉〈春一番〉〈危険なふたり〉
脱線付き。
えーと。
これを歌う雰囲気を味わうために
カラオケで「NAI・NAI 16」を歌っていたのは
私たちだけでしょうか。

29.これでも食らえ!
30.これでも食らえ!~REPLY
「REPLY」つきだ!

E.君が本当に欲しいもの
ま、〆はコレですね、やっぱり。


MCでは都留や宮崎の話など。
ワタシ的には、都留は相当辛いライブだったけど
本人は楽しめたようで、まあ、良かったね、と。
宮崎の懇親会は、本人も知らなかったんだね。
これで、宮崎にファンができるといいなあ。
私たちが宮崎に行けるんだから、
宮崎の人も東京に来られるよ!!
あと、8月17日のライブ関連で
女性客限定のライブもいい、男性の女装は不可、とか。
MCも滑らか。客のツッコミも鋭い。
あー、あとバッカスの演奏が下手だって言ってたけどさ。
だんだん走る未来君にみんな合わせてたんだから
上手いと思うんだけどなあ。
走る未来君のドラム、舞台最前列で汗まみれで歌う卓治、
その間にいたスマイリーと島山さんが
目配せして苦笑していたなあ。。。


と、駆け足で思い出してみました。
まったく感想になっていませんが、とりあえず。
あと3つぐらい、書き足さなきゃ、と思ったことがあったのに
忘れてしまいました。

「花を・・・・」の全曲ライブの時に演奏してくれたメンバーは
卓治の中から消去されているのかな。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク版」劇団四季(9回目)

2007年07月21日 | 劇団四季
 07年ジーザス・ジャポネ(東京)も、いよいよ千秋楽です。「ほぼ日」ならぬ、「ほぼ週」で行っちゃいました。スンラさんが役を作り上げていく経過が見えたような気がしました。いっぱいいっぱいで、ちょっと慣れてきて、自信を持ってきて、最後(とりあえず)の今日は、もう入り込みすぎ。「あーーーーーっ」とか「うぉーーーーっっ」とか呻き声も多くて。カーテンコールも、魂っていうか、エクトプラズムが口から抜けちゃった、ってカンジでしたね。何回目かのカーテンコールで戻ってきましたが。私は、役者としての彼が好きでも嫌いでも無かったし、これでファンになったかと問われればビミョーなところではありますが、でも、ユダ役に限定すれば「大好き!」って答えちゃいますね。キヨミチとは違うユダを作り上げたことには感服するばかりです。
 しかし、アレですな。ユダってば、ジーザスの近くに行きすぎ。精神的にではなく、身体が。「味方なんてもうないのだ」では、ジーザスの背にピッタリ顔をよせちゃうかと思ったよ。「女のことなど忘れて欲しい」なんか、マリアとの間に入り込んでいるよ。前からこんなに近づいていたっけ?記憶にないので、そうだったらごめんなさいよ、と。
 とにかく、ジーザスが好き好きスキーなユダでしたね。彼を愛していて、愛して欲しくて。彼の心を汲んで行動しようとして。高木マリアが、あるがままのジーザスを受け入れているのとは好対照でした。
 いろいろ好きな場面はありますが、やはり、「ゲッセマネ」の場面ですね。上手奥では使徒達がのんびり歌い、下手では、ジーザスが客席に向かって立っている。侮蔑や哀れみなどの複雑な表情をユダに向け、それを見ているユダは客席に背を向けているので、その表情は見えない。でもでも、背中から伝わってくるのよねー。悲しみが。うううう、泣けますわー。
 腰から見えた肌色の布はなんだったのでしょうか。背中の腰の辺りはマイク用の機器だと思いますが、それを固定するための布なのか、腰をカバーするコルセットなのか。言われてみれば、ゴロゴロが前ほどではなくなっているし。ちょっと心配。
 声は出ていましたね。最初に聞いたときは、途中で喉を潰しそう、と思いましたが、最後まで保ってなによりでした。高い歌声も気にならなくなりましたよ。
 「スーパースター」は動いていましたね。激しい振りではないけれど、籠が揺れていました。歌的にはふっきっているのに、でも視線はジーザスに注がれていましたね。死してなお、捕らわれているのね。
 柳瀬さんは絶好調。公演前半はセーブしていたんだろうなあ。いつもより顔が白かったような。とりあえずの最後なのでドーランを使い切るために塗りまくったとか。唇まで白いので、なんとなくライディーンに似ていた。キヨミチのジーザスも見たいんだけど、これだけ好調な彼を降板させるのは勿体ないよなあ。東京でエルサがあって、京都でエルサ・ジャポがあって、全ツまであったら、いったいどこまで痩せちゃうんだろうねえ。心配だわ。
 高木さんは、前より訛りがきつくなってきた。しかし、訛りなど些細なことさ!と全てを振り切っている彼女の演じ方は、それほど嫌いじゃないかも。スンラさんとの対比としても良いですわな。「あの人が可愛い」って言うけど、あなただけじゃないよー、そこで丸まっているやなぴーは、誰が見ても可愛いよーーーー。
 
(追加があれば明日以降。今日はもう疲れたよ)
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「エビータ」劇団四季(京都 2回目)

2007年07月20日 | 劇団四季
へーい。
そんなわけで京都エビータ2回目です。
日曜日に見たのに金曜日にも見る。
どうかしている私です。

1幕のキヨミチのマイクは、ちょっと調子が悪かったような。
大きい声で歌うと、ちょっとボヤボヤしちゃうの。
特に下手側で歌うと顕著。
普通の台詞の時はそんなに感じないんだけど。
あ~、お願いーーーっ、下手に行かないでーー!と
心の中で叫んでみても、それは無理な相談よねえ、と。
2幕になってかなり改善されましたが、
それでも、時々金属っぽい音になってました。
(私が座った席の音響が悪かっただけなのかな???)
他の人は大丈夫。
せっかく来てこれかい!と思うより先に
いつもドキドキで気になって、
眠らずにすんだことが、ちょっとありがたかったりして。
チャリティ・コンサート→ミストレス以外は
起きてたぞ!

んで。チェです。
この前は後世の語り部だったけど
今日は「猿芝居」の観客みたい。
ますますエバとの距離が離れていく。
のは、
私は芝居から「キヨミチ」を切り取って見ているせいなのか、どうなのか。
宝塚観劇で作動する抽出機能がキヨミチに適用されているのかな。

「チェのワルツ」における二人の力関係。
05年2月の時は、チェ>>>エバで
「なんで近くしか見られないんだ!」
「あたしだって、できることはやってるんだし・・・」
大声のチェに、小声で反論のエバ。

06年夏はチェ=エバ
「自分が正しいと思うのか」
「理想だけで食べていけると思うの?」
二人は対等。

そして今回は、チェとエバは同じ所には存在していないみたい。
私の人生に
口を挟まないでっ!

「・・・・・・・」
高らかに叫ぶエバを、彼女とは違う場所で見ているみたい。

チェとの力関係が変わり、
エバを囲む渋谷さんも内田さんも初役ということもあり
エバほどのインパクトはない。
まるですべてが、エバの付属品のようだ。
それはそれで「エバ・ペロンの物語」になっているのかしら?

井上さんは迫力増し。
高音も低音も綺麗に出ています。

渋谷さんは、やっぱり弱い。
「ペロンの歌」を歌っている渋谷さんであり
ペロンではない。
内田さんは、かなり慣れてきたのかな。
タンゴ歌手というよりは、
ドサ回りの演歌歌手って雰囲気なんだけど(ごめんなさい)
自分だけは、自分を「売れている歌手」と思う
妙な自信はうまく出ていると思います。
その妙な自信は、もうちょっと推し進めれば
簡単に「野心」にスイッチングできると思うので
やっぱ、内田さんのペロンを見たいなあ。
「うらぶれた感」がある渋谷さんがマガの方が
絶対合うのになあ。

チェにカクテル作成は無し。
男女とも緑の瓶から酒を注ぐのみ。
それから白い布巾をたたみ、グラスを拭き拭き。
その布巾で机も拭いちゃった!

チェ〆。
3回目くらいのカーテンコール、
他の出演者が左右に捌け
チェだけ舞台中央億に残る。
(1)両手とも腰にあて、おどけた表情でやや肩をすくめる。
(2)右手を左胸にあて、軽く頭を下げる
(1,2、逆の可能性有り)
(3)1階客席後方辺りを左手で指差し
(4)右手こぶしを振り上げる

えーと、あとね。
左鎖骨当たり、襟とスカーフの隙間から素肌が見えて
ちょっとドキドキしたよ。
モジャ度は相変わらず。

ま、とりあえず。
明日発表になる卓治の予定で
大阪遠征の予定も立てなきゃね。
オルゴールコンプなるか?
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「魔笛」を見てきました

2007年07月19日 | 映画
夜行バスに乗る前の時間潰しとして見てきました。
見たいと思っていたし。
バスが出る場所近くがいいか、と思って
新宿のテアトル タイムズスクエアで。
これが大失敗。
椅子が固い!
椅子の背が直角90度。
画面に対して平行に向き合う形です。
段上がりの列だったので
脚も伸ばしにくかったし。
やっぱシャンテ・シネにすれば良かったよーーー。
なんか、映像的にもピントが甘い部分もあったような。
おすすめできない映画館です。

開演前に青島広志さんのトークショーがあって
簡単な人物関係をわかりやすく楽しく説明いただき
見る上でとっても助かりました。

映画本編は、もとの「魔笛」を
第一次世界大戦の頃に時代を置き換え・・・
と、聞いていたけれど、
それほどの置き換えではなかった。
映像は綺麗だったけど、
舞台だと歌に聴き惚れて間延びしないんだろうなあ、という部分も
映像になると、ちょっと冗長な気がしました。
まあ、映画の「オペラ座の怪人」のように
舞台を見たことがない人への入門編になればいいのかな。
歌詞が英語、というのがイヤな人もいるみたいですが
この英語と、日本語の字幕で、私はわかりやすくて良かったです。
ドイツ語の字幕より、細かいニュアンスがわかったような。
っても、私が見たのはベジャール版のバレエだったけど。

オペラはTV放映でチラチラ見るくらいなので、
こうして歌手の人のアップ多様で
細かい表情が見られるのは面白いかも。
みなさん、表情の作り方がステキ。

まあ、柔らかめの椅子に座って
時々うつらうつらしながら見るのが良いのかも。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする