きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

OUT THE BLUE~NOW HERE MEN

2003年06月27日 | 小山卓治
 コンドウトモヒロさん(PEALOUT)のイベントに卓治がゲスト出演。コンドウさんの若い女性ファンに気を使う卓治、という珍しい姿が見られました。いやもう、普段卓治で見慣れている客層とは全然違うのよ。あ~、お邪魔してすいません、ってカンジでした。

 トップバッターの延原達治さんが9曲演奏した後、卓治の登場。演奏したのは以下の7曲。
  
 (1)傷だらけの天使
 (2)Blind Love
 (3)家族
 (4)ある夜の電話
 (5)結晶
 (6)微熱夜
 (7)DOWN

卓治らしいガツンと攻める曲(1・6・7)、コンドウさんがカヴァーしてくれた曲(3)、卓治の曲の中ではいくらかは若い女性に受けそうな曲(2・4・5)、と、新しいアルバムからの曲も入れつつも初心者仕様で、バランスの良いプログラムだったと思います。こういうゲスト出演で「ユリエ」なんか歌ったらぶん殴るぞ!と思っていたので一安心。大晦日のイベントで「前夜」を歌われたトラウマがまだ癒えていないのよ。

 MCでは自ら年齢をバラなど、いつになくテンションが高かったというか、かなり頑張っていたというか。まったく自分や自分の曲を知らない人のファンならともかく、自分の曲のカヴァーを聞いたことのある人の前でのMCは難しかったでしょう。コンドウさんの先輩・お兄さん、ってイメージで喋らにゃならん、っていう気合(気負いとも言う)が見えたような気がしました。ご苦労様です。

 演奏された曲はみな好きな曲で嬉しかった。決して手抜きではなく(あたり前だけど)、短いながらも熱い演奏でした。こういうところで「微熱夜」を聴けるとは思わなかった。「この道20年」のギターの厚みのある音は、他のお二方のファンの心に残ったのではないでしょうか。

 私は体調が悪く、大変申し訳なかったのですが、卓治の演奏終了と共に帰ってしまったのですが、コンドウさんがアンコールで「負けないで」を歌ったそうで。なにかやるんじゃないかと思ったんだけど、卓治が自分のライブに呼ぶと言ってたからさ、そのとき聴けばいいや、と思っちゃいまして。本当に呼んでくれるかな?期待しています。
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小山卓治Newアルバム「種」

2003年06月26日 | 小山卓治
 27日のライブ会場で買えばいいや、と思っていたのですが、新宿タワレコ販売分にはインストアライブの握手券が入っているというので昨日買って来ちゃいました。予約していないのにポスターも貰っちゃった。帰宅後はシムのインストールをしていたので、本日通勤中に聞きました。
 卓治のここ最近のアルバムって、実はちょっと苦手な部分があります。ひとつはライブの熱がアルバムから感じられないときがあること。ふたつめは卓治の声とバックの音があっていないと思われることがあること。卓治の歌声って、どちらかというと細いじゃないですか。声量がないとは違います。田中一郎さんと比べるとその違いがわかるかと思うのですが・・・。その細い声、どちらかというと技巧派ではなく、素朴な声って言うのかなあ。ボイストレーニング等をして作り上げた声とは違うっていうのか。そういう声に対して、やけに手の込んだ音を入れると、一体化して聞こえないんですよね。歌と演奏がバラバラに聞こえてしまうんです。っつうか、卓治の声が演奏に負けていると感じる時がありました。だから「Rocks」などはアルバムよりライブテープ(すいませ~ん)を聞いている方が楽しかった。
 でも今回は、わりとその辺のバランスが良いと思います。卓治の声がクリアに聞こえつつ、卓治の声が演奏をリードしているカンジ。「熱」についても、ライブ版がああなら、アルバム盤はこうなんだな、と割り切れるというのか、これはこれで良いな、と思わせてくれます。ジャケットを含むデザインもイイですね。歌詞カードで見る卓治の詞、字面で見る詞も結構素敵。
 収録曲について。「夕陽に泣きたい」は96年発表の「このままじゃいけない」を下敷きにした曲?「このままじゃいけない」のフレーズに聞き覚えが・・・。今夜のアリバイ」「ある夜の電話」はイメージ通りのアレンジ。心配していた「ユリエ」は綺麗にまとまったな、と。CDだから入れられたって気がする。A面最後にはキツイよね。一番好きなのは「汚れたバスケットシューズ」。若い頃の焦燥感とか飢餓感を思い出す。皆それを消すことなく、胸の奥に残しているんだよね。「種の歌」もリリカルなんだけど、素直に詞が心に染み入る。
 とりあえず、1回流して聞いてみた感想はこんなところ。夜にゆっくり聞きます。(いま何時?とは聞かないようにね!)
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「傭兵ピエール/満天星大夜總会(2回目)」(宝塚宙組)

2003年06月17日 | 宝塚(宙組)
 やっぱ石田先生の作品は好きかも。そりゃ、文学的な深みはないけど、テンポはいいし、役者の使い方もうまい。10回通うのはツラいかもしれないけれど、3回なら十分楽しめるのではないでしょうか。前回はジャンヌの天然振りにびっくりしましたが、どうも原作がそうらしいので、これでいいのだ!と割り切れば最後まで面白く見ることができます。今回の何がいいって、たかこさんが主役に見えることだ。今まではどうしてもハナちゃん+たかこさん、だったけど、今回はちゃんとトップ→娘1ってバランスになっている。カッコ良さを堪能できましたわ。うふ。
 ショーは、もう、齋藤テイストでステキ!ブルーイリュージョンもスター・ダスト・パーティーも「狂わす恋」なのね。けへへ。そこが好きだよ、齋藤君。相変わらず不思議な歌詞よね。主題歌CD買っちゃうかも。HANACHANGの、舞台と客席の熱気の差が、2回目ともなると快感です。わはははは。

 いつのまにか組内3番手になっていたゆうかちゃんは親父ヒゲが似合うけど、美形だよね。「HANACHANG」でのスターの役を見て「アルド・ナリスを演ってほしい」と思っちゃった。そういう人を脇においておけないのはわかる気はするわ。劇団の抜擢もわかるし、ゆうかちゃんはヒゲ系に進みたかったのではと推測されるので、退団は仕方がないのかな。あひるは男らしくなっていてビックリ。
月組時代が氷川誠なら
今のあひるは猛くん
(「新・愛の嵐」ね)
ってカンジっす。何気にパレードで3人降りしているし。成長したわ~~~。

 かなみちゃんが部分休演でした。おおむね音乃いづみちゃんが代役。声もしっかり出ていたし、芝居も悪くなかった。宙組にもちゃんと娘役いるじゃん!って思いました。花影アリスちゃんは噂通りハナちゃんにそっくりだった。いつの間にかハナちゃんと変わったりして・・・。

 伊織さんの退団は本当に寂しい。あのクサさが楽しくなってきた今日この頃なのに。あの濃さは退団したら見ることはできないだろうな。勿体ない。でも芝居はうまいと思うので、これからも女優としてご活躍するでしょう。楽しみにしています。
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「RIKA」紫吹淳ディナーショー

2003年06月08日 | 宝塚(月組)
感想なんて書けませんわ。

2回も、リカちゃんが
テーブル近くに来てくれた

もんで、理性吹っ飛び、記憶無し。
あああああ~~、素敵すぎ。

「ALL ABOUT RIKA」があまり好きじゃなかったので、実はそれほど期待していなかったのですが、もう、どこを取っても
リカちゃんのフェロモン満載
でした。
これほどリカちゃんを味わえるとは思ってもいませんでした。
シアワセ・・・・・・・。

くららちゃんが、たまこちゃんに「くらりん」と呼ばれていた。くらりん・・・。カワイイ。
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「傭兵ピエール/満天星大夜總会(1回目)」(宝塚宙組)

2003年06月08日 | 宝塚(宙組)
 大劇場で上演されたときは「スミレコードぶっちぎりの性描写に眉をひそめた。女性として不快だった。」というような感想が多く見られたので覚悟していきましたが、うう~ん、それほどは・・・。ジャンヌが投獄されている間に強姦されるのは、まあ、アレかもしれませんが、そうじゃなかったら救出してハッピーエンドとなり、領主になって大団円ができなくなってしまうので、まあ、仕方がないか、と。原作でそうなら仕方がないわな。恨むなら石田先生ではなく、企画を通した人を、です。最初の「生娘」発言には、「10年16作トップで三十路突入の人に言われてもなあ・・・」としらけたムードが漂ったのは否めませんが。それよりも、私が思ったのは
ジャンヌをこんなにアホに
描いていいのか?

でした。フランスから文句は来ませんか?原作でもこんなアホなんですか?こんなジャンヌは初めてですわ。「汚れなき聖女」と「世間知らず」は違うと思うのですが・・・。それを除けば、長い話をよくまとめたな、と。いろんな人に見せ場もあるし説明もうまいし。景子ちゃんを見た後だと、わかりやすくてイイなあ~、と思います。ただ、皆様
滑舌が悪い
ので、なにを言ってるかわからないところも、しばしば。特に固有名詞がヤバヤバ。聞き取れません。大筋には関係ないので、ま、いいんですが。ハナちゃん(彼女だけはクリアな発音ね)がいないと話が見えないかも、と思っちゃいます。
 ショーは、もう、
いいぞ~、齋藤君!
ってなカンジ。舞台両脇の龍が煙を吐くとか、「満天星大夜總会」の字とか、開演前から齋藤テイスト。始まったあとも真っ赤とか真っ青とか、齋藤君ならではの色遣い。ウサギの代わりのパンダもいるし。「アジアン・サンライズ」が真面目なアジア特集だったのに比べ、こちらは、鳴門模様の中を龍が泳いでいるような、いかにもな安直な図柄がたまらなくイイです。全般的にテンション高いし。でもHANA-CANGでは、完璧に客は置いて行かれました。ついていけないよ~。
 伊織さんが退団ということで、見せ場を作ってくれてありがとうでした。大階段、黒タキの頂点に立つ伊織さんを見てちょっぴり涙でした。
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「TCAスペシャル2003」(中継)

2003年06月06日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)
某所のレポを読んで発作的に行きたくなって、半休+当日券で行ってきました。

 ●各組の出し物は、トップが案内役で、若手が過去の作品を紹介していくイメージ。
   月組だと、スカイ(リカ)とサラ(くらら)が予約なしでグランドホテルに泊まろうとすると、
   空きがないとドアボーイのキリヤンが断り押し問答。
   その横をプガチョフ(ゆーひ)、フォレスティエ(さららん)とピスタッシュ(るいるい)、
   ワルパ(ほっくん)とその妻たち(たまこ&あいあい)が次々やってくる、ってカンジ。
   星・花は若手が新公で主役を演じた人が演っていた人が多いので、パロディも
   余裕を持って役作りができたようです。
   その点、月・雪は厳しかったかな。特に雪は若手が多い上に、トップも自分を
   捨てて笑いを取りに行くタイプじゃないのでちょっと辛かったね。
 ●ワタル君の歌は大変ヤバイと理性が言う。が、「でも、カッコイイからいいんじゃ~」と
   感情がそれを押しのける。我ながら怖いよ。
 ●オサは普通に歌うぶんには、それほどカッコイイとは思えないんだけど、
   パロディといえども役にはいると迫力あるね~。
 ●まゆみ姐さんは本専科だと思っていたのに、ガイチ、コウ、サエ、樹里を従えて
   真ん中で踊っていた。
   新専科だったのか。エライ出世だわ。嬉しい。
 ●総合司会は轟さん。数年前は3人娘に弄ばれていたのに・・・。その成長に涙。
   各組2番手スカーレットと絡んで歌うトド・バトラー。オカマに囲まれても男らしい。
   各組娘1と絡んで歌うとき、最初がふーちゃんで、その並びがエラく良かったので、
   「ふーちゃん実はトド嫁説」は本当だったのか!と思ったら、他の娘1とも絵になっていたわ!
   さすがトドさん。
  男の中の男!!
  じゃないや、男役の中の男役!だね。しかし誰よりもトップ在任期間が長い花ちゃんが
  いなかったからこそよね。
 ●ワタル、トウコ、ケロのコンビネーションが絶妙だった。特にトウコちゃんとワタル君。
 ●下級生の芸が光っていたのは花組。BJの影がすごかったよ!これが未涼って人?

などなど。書きつくせません。一点賭けの人や、それぞれの作品に思い入れがあるとつまらないかもしれませんが、いろんな人が好きな私は見所満載で面白かったです。楽しかった~。
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