女性宇宙飛行士の、打ち上げまでの日常を淡々と描く。
さすがに「女のくせに」とは言われないけど、
子供のことを誰かに丸投げというわけにはいかないのはハンデだな、と思う。
逆に、終盤の約束を果たす場面は「それはどうなの?」と。
だから女は大局を見られない、感情で動く、と言われそう。
ちょっと腹が立った。
誰にも言わずヨードチンキで消毒、って、なんだそれ。
「母親ならでは」のイイ話、にしたかったんだろうけど、
あれではただの我が儘の、義務放棄だ。
あと、エヴァ・グリーンだからか、
無駄に脱いでる。
普通の人の役は貴重!と思っていたのに、なんで脱がす?
理由もなくが姐さんとはいえ、
でもこの作品では不要じゃないか?
姐さんはほぼ筋肉はついてなく、
「ゼロ・グラビティ」のサンドラと比べると
肉体的な説得力はないし、
すっぴんに見えて念入りな化粧で、
その辺のリアルさは皆無だけど、
姐さんは強いからなあ、と先入観の納得はある。
女性が宇宙に行く、
その道はテレシコワから始まり、いまも続く。
エンディングロールにその方たちのお姿が。
宇宙に行くというのは大プロジェクトで、
金も人手もかかっている。
それらを背負って飛ぶんだなあ、も実感。
原題は「PROXIMA」で、日本語タイトルは「約束の宇宙(そら)」
それを「そら」と読むのはサンライズ!
宇宙飛行士の訓練を知っているのを前提だったかな?
キャンプじゃなくサバイバル訓練、とわかって見ないと、とか、あった。
訓練風景も興味深かった。