きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「舞音-MANON-/GOLDEN JAZZ(2回目)」宝塚月組

2016年01月31日 | 宝塚(月組)
銃を持った兵士が、
植民地の人間の歌にビビるのはどうかと思うね、やっぱり。

バレエでは非道い人を正当化するのは「オネーギン」で成功したけど、
「マノン」はいまいち達成できていないな。
バウより話の尺が短く人数が多いから仕方がないんだろうけどさ。
マノンをもっと深く描いてくれないとね。
たんなる浅はかな女で、
しかもそういった描写が途中までで中途半端。

まさおとカチャとみやるりが似てて
遠目だと見分けがつかん。
せめて髪の色をもう少し変えてくれればなあ。

まんちゃん、もう少し芝居声がしっかりすればなあ。
まゆぽんはこのままおじさま路線に行っちゃうのかなあ。


ショーは楽しい!
スミスはだいたい把握できた。

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「フランス組曲」

2016年01月31日 | 映画
良かった!

ナチ将校と占領下のフランス女性の禁断の恋、
などという単純な話ではなかった。

許せる、わかりあえる、触れ合える、憎しみ合う、
どこもがギリギリの、
なんとも説明できないラインにいる二人の、
出てくる言葉とは違う気持ちの揺らぎが、情感たっぷりだった。

愛とか恋とか、
そんな単純な言葉では言い表せないんだなあ。

子爵夫人は自分の言葉と行動が跳ね返ってくるんだね。
そこも切なかったわ。
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「サウルの息子」

2016年01月31日 | 映画
重たい映画だった。

強制収容所で、ドイツ軍に選ばれ
所内の仕事をするユダヤ人達「ゾンダーコマンダー」は
様々な雑用、肉体労働に従事し、
時期が来たら抹殺される。
ガス室に入るよりは、いくらか長い命のために
彼らは黙々と働く。

移送されたユダヤ人を
「服を着替えるだけ」と信じさせ
服を脱がせガス室に入れる。
死体は焼却し、灰を川に捨てる。


無駄を極力省くドイツ人の合理性が
ああいうシステムを作ったんだなあ。

息子は結局本物だったのか?
レジスタンスにも加われない男が
狂気に陥った果ての妄想か?

死体は物体でしかないように映る。
そこまで理性を削ぎ落とせるんだな。
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「蜃気楼の舟」

2016年01月30日 | 映画
父に捨てられ母に死なれた男は
生活保護ビジネスの囲い屋になる。
ある日、移送するホームレスの中に父の姿を見る。
父は全ての記憶を失っているようだった。

白黒とカラーの画面が交互に来る。
白黒が心象でカラーが現実かと思ったら途中で反対になる。

どこまでが現実でどこまでが彼の心の中なのか。
あるいはどちらでもないのか。
燃える舟は折り合いをつけた「なにか」なのか。

過去は白黒で孤独で味気ない、と思っていたのが、
父も母もいて豊かな世界だとわかったけど、
そのかわり、今が孤独で空虚なのもわかり白黒の世界になったとか?

いろいろ考える。

田中泯見たさにクラウドファンディングに参加。
とりあえず存在感溢れる彼の姿を拝めて満足。

ホームレスが話すのも歩くのも難しくなるのがリアルで、辛い。


ただ、やはり自主制作系の映画は苦手だな。
話のテンポとか、ナチュラル?リアル?を狙った台詞の発声とか。
ボソボソして聞き取りづらいんだよね。
舞台挨拶では主演の方はしっかりした声だったので、
映画での声は監督の志向なんだと勝手に判断。
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「ロパートキナ 孤高の白鳥」

2016年01月30日 | 映画
ショパニアーナの相手役が
シェミウノフ君で驚いたよ!


「愛の伝説」は同じ場面が何度も流れたり、
ドキュメンタリーとしてはイマイチかな。

彼女が「オネーギン」のタチヤーナを踊りたいのがわかったのは良かった。

ハイテンションで話すジャン=ギヨーム・バールが
一番印象に残った。

「ダイヤモンド」が美しい。
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「死刑台のエレベーター」(第三回 新・午前十時の映画祭)

2016年01月30日 | 映画
タイトルと、よく見る写真から
「エレベーターに閉じ込められて四苦八苦」なんだろうなあ、
狭いところで苦しいのはイヤだなあ、
でも名作だから見ておかないと、と思って行きましたが
息苦しさはそれほど無くて良かったです。

単純に「閉じ込められ、脱出」の話だけでではなく
二つのカップルが交差する、複雑で、でもお洒落な映画だった。
当時のパリの街角にワクワク。
夜の街を彷徨う美女にドキドキ。
どこを見ても眼福だ!

若者がうっかり撃っちゃうのは
占領時代の記憶もあるのかなあ。
勝者側の自分がこんな暮らしで
敗者側が金持ちで散財して。
悔しかっだろうなあ。

ジュリアンの濡れ衣はどう晴れるかとハラハラして、
無事に晴れて、と思ったところに浮かぶ「絵」に、
「こう来たかーーっ!」
実に切れ味の良いオチだった。

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Blu-ray発売記念 仮面ライダークウガ スペシャルナイト

2016年01月28日 | TV番組など(配信含む)


Blu-ray2巻の特典映像「検証」を上映した後に
高寺さんとキャストによるトーク、の流れ。
「検証」は当時のスタッフと役者が作品について語るドキュメンタリー。(インタビュー集)
出演者や詳しい内容はお買い求めの上、ご確認ください。

「検証」は、とにかく、語る皆様が熱い。
というか、濃く深く語る。
15年前の作品なのにこれほど明確な言葉で語れるぐらい、
皆様の記憶に刻み込まれているんだなあ、と改めて思いました。

高寺さん、荒川さん、石田さんなどによる
「新しい作品を作る」意気込みは文字では知っていたけど
本人達が語るところを映像で見ると迫力があった。
あと、キャラクターデザイン野中さんの
玩具展開についてのお話が面白かった。
やはり、ビジネスだもんね。
もうひとりのキャラクターデザイン阿部さんの
「怪人にふんどし」の話もすごく納得。


ところで、質問の一つに「雄介と一条の関係は?」があり、
とても焦ったのは私だけでしょうか。

制作陣の話をまとめると
2人の関係は、作品意図としては協力体制のバディとのこと。
一条は「中途半端に関わるな」と言ってしまったことにより
本格的に雄介を巻き込んでしまったことに責任感を感じている、
雄介が通りかからなければクウガに選ばれたのは一条だった、
雄介は意図的に人を励まそうとするのではなく
自分の気持ちを素直に言っているだけ。

それらの話は、良い意味で目新しさは無く、
当時の私はちゃんと作品意図を受け取っていたんだ、と、
正解認定をされたようでとても嬉しかった。
私、基本的には間違ってなかったんだな。
良かった。
応用からは先はすごく間違っているけどさ!!

 雄介を巻き込んでしまったことに責任を感じる一条。
  ← 公式基本
 
 できる限り守ろうとし、実行する。
  ← 公式基本をやや深読み

 雄介は、一条さんがそういうふうに考えるのを申し訳なく思う。
 自分の意思で行動しているんだから!
  ← 応用
で、その先へ発展していくわけですよ。
ね!!

高寺さんパートは収録に6時間かかったんだって。
オダジョーは4時間だって!
オダジョーにそれだけ語る内容があったのがとても嬉しい。
使われているのは短時間だけど、
真摯に当時に向き合っているのがよく伝わってきた。
なにより!今の年齢のオダジョーから
「一条さん」って自然に出てくることに泣きそうになったよ!

オダジョーは撮影当時は葛山さんに誘われて
六本木に飲みに行ったりしてたんですって!
(オサレな場所は葛山さんの方が先輩だと言わんばかり)
オサレな場所だけど葛山さんから振られる話は
芝居についてなどの真面目な話が多かったみたい?

葛山さんが印象に残っている話は「恩師」。
葛山さんはインタビュー中は「オダギリくん」って言ってた。
(後のトークで杉田役の松山さんは「ジョーくん」と言ってた。)

どれもが実に面白く興味深い内容だったけど、
放映時の映像として雄介や一条さんが大画面に映る、
それだけで脳みそが沸騰しました!!
映画化が難しいなら、せめて大画面で上映会をしようよ!
(来月に2話上映されるけどさ)

「検証」はクウガを知らない若い世代がプロデューサー&監督。
お二人ともスタッフの熱意、
そして作品が15年愛され続けていることに
同じ作り手として感動されたようでした。
ラストの映像はお馴染みの場所。
当時のスタッフが忘れていた場所を
プロデューサーが根性で発見したそうです。
光が丘の方みたい。


トーク部分は・・・、
ここも3巻の特典映像に入るらしいので、
詳しくは買っていただくことにして。
酒井さんのグロンギ語挨拶から、
登壇はオダジョー抜きなので
「五代は何処だ?」の小芝居。
そこからは高寺さん仕切りによるゆるゆるトーク。
引退した役者さん達のこと、
みのりっちのプライベートなどなど。

終盤に進行を酒井さんに交代し、
松山さんと田中さんが話を広げるかんじ。
松山さんはアドリブばかりだったけど
その一つの理由としては
脚本が前日上がりどころか当日上がりだったりして
台詞を覚えるのが大変だった。
葛山さん(一条)と水島さん(榎田)中心の会議の場面は
難しい専門用語を含めた長い説明台詞があり
それを長回しで撮るときに、よく噛む田中さんが現れると・・・、
などの撮影秘話も面白かった。
(そういえば、タイトなスケジュールのため
 仕上がった映像から次回予告を抜き出し編集する時間がなく、
 次回予告用に別途映像を撮っていたから、
 流れた映像が翌週に見当たらないことがあったよなあ。
 一条さんの乳首、楽しみにしていたのになあ。)

葛山さんは最近も高寺さんのラジオ番組に出たせいか、
「素晴らしいスタッフとお仕事ができて」的な
真面目な話をしようとすると、
「ごっくん、反省は無しで!」とすぐに高寺さんに突っ込まれていました。
葛山さんはジャケット、タートルのインナー、パンツ、全てが黒に近い紺色でした。
最後にバンダイさんから「一条刑事」へビーストチェイサーが贈られました。

「15年前に少年少女だった方、お父さんお母さんだった方、
 どちらでもなかった方、昔から変わらぬ熱いオタの方」
会場に来た全員を網羅しようとし苦労する高寺さんでした。

あ、トークに入る前のマスコミ向けの写真撮影のとき、
登壇者全員でサムズアップしてました。


いちおう購入意欲を削ぐほどのネタバレにならないように書いたつもりですが、
後で冷静に読み直してマズイと思ったら消すかもしれません。
悪しからず。

葛山さん以外は生で見るのは初めてでした。
まさか15年後にこういう機会が来るなんて!!
杉田刑事こと松山さんが
当時テレビで見たときと変わらぬ
よく通る張りのある美声でした。


「検証」の中で、スタッフの誰かが
「奇跡ではない」と言ってたけど、
やっぱり奇跡だよ。
あのタイミングに集まったのは。
オダジョーも葛山さんも若さが一番輝く時期だったよね。
わかる人はいないと思うけど、
若い時期のザクリンスキーのアルブレヒトが映像に残ったのと同じ奇跡。
役とリアルの若さがリンクした奇跡。
それをリアルで見ることができたのは
とても幸せだったのだと、しみじみ思いました。
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麗人REIJIN - Season 2」CD発売記念コンサート<前夜祭>

2016年01月27日 | ライブ・コンサート・音楽・トークショー


進行はこだま愛さんとみろりん。
出演者はCD収録曲を1曲歌うのみでMCは無し。
1時間ほどの公演でした。

出演順は、メモを取っていないけど、、、
 貴城けい「永遠に」
 彩輝なお「さくら」
 えまおゆう「どんなときも。」
 汐 巴「悲しい色やね」
 安奈 淳「黄昏のビギン」
 榛名由梨「粋な別れ」
 平 みち「時代おくれ」
 瀬戸内美八「主人公」
 涼風真世「言葉にできない」
 剣 幸「歌うたいのバラッド」
だったような・・・。
真ん中辺りがちょっとあやふや。

30名近い生オケが入っていました。

皆さん、濃いわ~。
ぶんちゃんは黒燕尾服だったよ。
涼風さんは歌を歌として歌うタイプ、
剣さんは歌で世界を作り表すタイプ、
など、いろんな表現方法があって面白かった。
ルミさんの情感情熱たっぷりの「主人公」が、
なんか凄かった。
さだまさしだけど、ヅカ。
組み合わすとこうなるんだね。
やっぱり(元)トップさんって凄いわ!

ペイさんを見ると、
「テンダーグリーン」を再演しないかな、
と切に願ってしまう。
サイトーあたり演助に入れてやってくれないかなあ。
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「ヘリオス 赤い諜報戦」

2016年01月24日 | 映画
・国際犯罪組織が韓国で小型核爆弾を盗む
・組織の名は「ヘリオス」、日本が命名、
 かつて三種の神器の勾玉を盗んだ。
・香港で爆弾の取引が行われるとの情報
・韓国の捜査員と香港警察で銃撃戦の果て奪還
・韓国の捜査員が持って帰ろうとする
・中国本土の役人が対米カードにするため爆弾の持ち帰り禁止
・韓国人は持ち帰りを画策
・香港警察は犯罪組織に迫る
・世界中の犯罪者は爆弾に興味を示す。

派手な銃撃戦、スピード感溢れるド迫力のカーチェイス、
香港、中国、韓国の豪華キャスト集合の大風呂敷、
容赦無く人死に出まくって、
もう人間関係がわからなくなってきたよ、
しかも次の狙いは京都だって?
そして叡山電鉄鞍馬線の中でボス会談中
「戦いは始まったばかり」のナレーションでいきなり終了。

唐突な終幕に驚いたよ。
TOHO系とか大手公開なら怒るけど、
なにしろ武蔵野館だ。
ここで動員を上げておけば、
いつか続編が作られたらなんとかしてくれるよね。
期待して帰る。

チャン・チェンが久しぶりに髪がある役だった。
弁髪とか丸坊主が多い人だから、
とてもありがたかった。
ニック・チョンは正義の人で、
珍しい!と思ったら、やっぱりなかんじ。

ワン・シュエチーの重厚な演技、
ジャッキー・チュンの狸親父ぶり、
ジャニス・マンの殺気溢れるアクション、
ショーン・ユーの爽やかさ、
チ・ジニの理知的な雰囲気、
チェ・シウォンの鋭いまなざし、
と、役者陣は実に素晴らしかった。
この豪華な顔ぶれが揃っただけでも
見る価値はあった。
それだけに再び集めるのは難しいだろうなあ。


白髪のワン・シュエチーが誰かに似てる、
モロ師岡?と見ている間、悶々としていましたが
見終わって思いつきました。
小林昭二だ!
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「ムフタール ドゥ パリ」デザートビュッフェ

2016年01月24日 | 美味しいもの
イライラすることが重なり、
甘い物をたらふく食べたくなりました。
でもホテルのデザートバイキングは高いし、
しかしスイパラもなあ、と思い、
調べたところ、お手頃価格なお店がありました。

ムフタール ドゥ パリ

新宿西口から歩いて10分弱。
土日は70分制です。
私は予約して行ったのですぐ入れましたが
予約無しだと厳しい時間帯があるかもしれません。

店内はそれほど広くはないですし、
一度に並ぶお料理はそれほど多くありません。

・パスタ2種
・炒め物1種
・揚げ物1種
・グラタン系1種
あとなんか2種。
私が取ったときはピラフと
チキンソテーだったかな。
計7種ぐらいが爆速で回転します。
私が見たときは補充されるのは
同じ料理ではありませんでした。
カルボナーラの後にペペロンチーノ、みたいに
パスタなら2種がどんどん入れ替わります。
この他にサンドイッチ、クロワッサン、ミニメロンパンと
カレー2種(欧風&レッド)、サラダが常時あります。
オムライスは無くなる寸前にできたてホヤホヤに交換され
保温ポットのデミグラスソースはかけ放題です。
ケーキも常に10種ぐらいあり
こちらも入れ替わります。
ドリンクはコーヒー(ホット&アイス)、
紅茶(ホット&アイス)とアイスジャスミンティーがありました。















取っても取っても追いつかない!!
ケーキは小振りです。
スポンジは柔らかく、タルト台はしっとり。
お料理も美味しかった!
鶏の唐揚げが柔らかかった~。

70分は忙しないですが、
お値段以上の価値はあると思います。
大満足!!
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「オペラ座の怪人」劇団四季(2016年1月)

2016年01月23日 | 劇団四季


今回もマチソワで~す。

キヨミチは前より高音が出るようになった。
♪心の赴くまま~、もバッチリ。
歌声は夜の階の1階席より、
昼の回の2階席の方が澄んで聞こえた。
本人の調子なのか音響なのか。
夜の回の1階でも昨年より綺麗に聞こえたように思う。
ミキサーさんが頑張ってくれたのかな。
ヅカで言うところの一番マイクだもんなー。

2幕の墓場の「エーンジェルオブミュージック」が変わったアレンジでした。
通常より高い音域。
シャウトというほどじゃないけど、キヨミチらしい。

芝居は真っ直ぐに情熱的に偏執。
開幕直後の「触れてはならない宝を手に入れてしまったとまどい」が
無くなって少し寂しいけど、
ユダが抜けて怪人になったということなのかな?
11月は超キヨミチだったけど、
今日はキヨミチのファントムってかんじ。

開幕当初はマントを椅子(舟)に広げるのも
皺にならないように気を使ってたりしたけど、
今日はもう初々しさが無くなっていた。
少し寂しい。開幕直後に行っといて良かった!

2幕終盤地下のファントムは、
「こうせざるをえなかった」ように
追い詰められているように見えた。
クリスティーヌを傷つけることになったのを、
悔やむ、より、申し訳ないと思っていて、そこを含めて、
醜い自分を選ぶはずがないと思っている。
では、どうすれば良かったのか?
答えの出ない迷宮ぐるぐるの中でのキスは驚いただろうな。
やはり本質的には優しいファントムだった。

愛されたい、と願った彼。
唯一の願いが叶って
絶望から安らぎへ、ってかんじかなあ。

ファンの欲目だと怪人性善説で話を組み立てようとしちゃうなあ。
いかんいかん。

クリスの久保さんは、
山本さんと交代直後が大絶賛の嵐だったので期待してたんだけど、
連投でお疲れなのか高音が伸びない。
特に昼の回の発声練習の最後は掠れて途中まで。
鈴を転がすような可憐な声でダンスも機敏だけど
手の角度とか微妙に他と違うのが気になる。
体型はダンサーに混じると浮く。
演技も熱い系かなあ。
山本さんの方が不思議ちゃんが入っていたなあ。

クリスはファントムについては、
地下に行くまでは父が手配した教師だと
わりと本気で思っていたけど、
地下でファントムの醜い顔を見て思い違いとわかり
「お前を主演に」とか、いらんことしはじめて
迷惑と思ったところに、ラウルが視界に入った、ってかんじかしら?
夜の1階席で見たらわかりやすい演技だった。
自分勝手よね。
久保クリスの芝居が強く感情の流れがはっきり見えるせいか、
純情ファントムを肉欲で陥落させたように見えた。
ファントムの命を奪うファムファタル。
これはこれでありなのかもな。
久保さんのクリスティーヌは私のイメージとは違いけど、
キヨミチは強い人に振り回される役の方が合うんで、
まあ、いいや。

早水さんのマダムは貫禄があって良いわ〜。
クリスとメグは同じパートを踊っているけど、
クリスはコーラスガールで、メグはダンサーなんだね。
不思議なオペラ座枠。

私の記憶違いかもしれないけど、
賀山さんは白髪まじりのアンドレさんだったような?
今日は白髪が無かった。
以前はライトのせいで白髪に見えていたのかな?


墓場の花火は少し強くなってました。
ヒョロヒョロ蛇行ではなく、直線で落ちます。
ほんのちょっとスピードも上がったかな?


未見の佐野ファントムと見比べたいところだけど、
佐野ぴーは野獣中心だよねー。


カテコ、昼はみんなで3回ぐらい。
夜はみんなで3回ぐらいの後、
幕前で3人、幕が開いてみんなで手を振ってが2回ぐらい、
皆が捌けたあと
キヨミチが上手で胸に手を当て深々御辞儀で終了。

ロビーには「名古屋通算100万人」の
サインボードが展示されていました。



【配役】
オペラ座の怪人 芝 清道
クリスティーヌ・ダーエ 久保佳那子
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木涼太
カルロッタ・ジュディチェルリ 河村 彩
メグ・ジリー 小川美緒
マダム・ジリー 早水小夜子
ムッシュー・アンドレ 賀山祐介
ムッシュー・フィルマン 平良交一
ウバルド・ピアンジ 永井崇多宏
ブケー 佐藤圭一

【男性アンサンブル】
伊藤潤一郎
飯泉佳一
林 和男
青山裕次
佐々木 純
新井 克
山口泰伸
ツェザリモゼレフスキー
見付祐一

【女性アンサンブル】
本井亜弥
干場綾子
時枝里好
杉山由衣
平木萌子
盧 エリ
簱本千都
松岡ゆめ
羽田沙織
波多野夢摘
小田島礼奈
榊山玲子
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アランジアロンゾ福袋2016!

2016年01月19日 | その他イロイロ
メール抽選で購入したアランジアロンゾの福袋が来ました!

袋は白うさ

けっこう丈夫そうな布です。

ヘロヘロポーチ、ひとことふせん、シルエットペンケースは白うさ

マスキングテープは文字が入っていない方


折りたたみ傘はパンダ!

三つ折りなのでコンパクトだけど、
広げるとけっこう大きい。

晴雨兼用。
「UV測定90%」とあるけど、カット率かな?

サルくんの一筆箋、サルくんの手ぬぐい、
よだれちゃんのリフレクター、カレンダーファイル


クリアブック


テツのレジャーシート

以前のワルモノより大きい?
テーマパーク用、とも思うけど
最近は普通に地べたに座っちゃうしなあ。
海辺待機列用に持って行くかなあ。

パンダリングノートとかぱぱボックス


かぱぱボックスは仕切りがあります。内箱もあります。


目覚まし時計


深皿セット

けっこう大きいです。
オペラグラスがすっぽり。

プラスチックではなく、
しっかりした焼き物です。

申年なのでサルくんたっぷりと思ったけど
思ったほどではなかったかな。
パンダワルモノカッパうさぎにはかなわないのね。
しかし、内容的には大満足。
傘はもったいなくてしばらく使えない~~。


オマケ。
東京店でとかげちゃんを買っちゃいました。

会社の卓上用にポストカードカレンダーを買いに行っただけだったのに!
見た瞬間は、可愛いけど、どうせ固い子よね、ジャージ布じゃないし、
と思ったのですが、
触ったら、すごく触り心地が良くて、誘惑に負けちゃいました。
まだ選んで買えます。
ぜひぜひ皆様お出迎えを!!
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「舞音-MANON-/GOLDEN JAZZ(1回目)」宝塚月組

2016年01月17日 | 宝塚(月組)


景子ちゃんは一度思う存分ベルばらをやったら
「愛」連呼とか、人民のために立ち上がるとかから解脱できるのかねえ。
いつもながら、主筋が弱く枝葉ばかり描き込むし、
カップル二人は「愛」連呼ばっかりで、
いやいや、その過程が見たいんだってばよ!ってかんじで。
独立運動も取って付けたようだし。

マノンはマノンでなくあだ名だし。
(ファムファタル要素薄し)
みやちゃんは台詞がないし。
テンションを上げられるポイントが無いんだな~。

「もう一人の私」はまさおじゃなくて、
みやちゃんの方だと妄想してみる。
赴任先が植民地 → 現地の美女と許されない恋に落ちる
→偉い人の娘と婚約していて二人の間で迷う →現地の英雄になる。
ここまでがリアルに存在するみやシャルルのドリーム。
この方がしっくりくるべな。

ただ、枝葉ばかり描く景子ちゃんには、
今回の番手誤魔化し作戦にはマッチしたかも。


ショー。
タイトルがゴールデンデイズとレッツジャズを足して二で割っているし、
選曲はミキティ、舞台美術は大介、総踊りは中村B、
唐突に入るアフリカンは草野、終幕の映像はサイトー、と、
団内インスパイアの集合体だったけど、
マノンで持って行きようのない気持ちが昇華できた。

たまきちのパレードの正二番手衣装はわかっていても驚く。
スミスを認識できたように思う。
ダンサー、歌手が、それぞれ上手く使われていた。
としちゃんの踊りがますます鋭くなった。
からんちゃんも大人っぽくなったなあ。

芝居もショーも指揮はソルティ。


公演デザート。
「GOLDEN じゃあんず」(410円)
「GOLDEN JAZZ」をイメージした
まばゆき黄金色にゴージャスな輝きを放つデザートです。
あんずゼリーにジンジャージャム、ジンジャーブレッドゼリー、
満「月」のようなあんず、ホイップを乗せて。


生姜のピリリもかすかにあり美味い。
ビジュアルも良い。
甘いホイップクリームはいらない気もするけど、どうでしょうか。
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Cafe&Bar キャラクロ feat. 劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising- (31回目)

2016年01月17日 | タイバニ
スタンプの1周目が終了しました。
今日から2周目開始です。

シールはライアンちゃん。


今日は折紙セットです。


特別映像はバディでした。


ジャス子がカニ付きに!


ランキングは「料理番組に出演して欲しいHERO」
現在1位はロックバイソンです。

番組スポンサーはクロノスフーズでしょうか。
2位はワイルドタイガー。
作るのは炒飯ばかり?
いっそふたりの掛け合いでもいいよ!

虎徹ルーム体験でもらえる写真もGET。

ムハハハハハーーーッ!

なんやかんやで、もうちょい行くと思います。
たぶん。
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「グレン・ミラー物語」(第三回 新・午前十時の映画祭)

2016年01月17日 | 映画
名曲に乗せた彼の半生。
曲名がよくわからなくても知らないメロディーはほぼない。
それぐらい現在の私達にも彼の曲は身近なんだよね。

これらの曲が生まれたのは質屋さんのおかげもあるね。

編曲で曲のイメージが変わるのもよくわかった。

「物語」というからには彼の死で終わるのかな、
死因はなんだっけ?と考えていたら、
霧発生中に飛行機に乗り込んで、
あああ~、と思ったら、やっぱりだった。

女性に対し強引過ぎよーっ!と思うも、
奥さんも彼が好きみたいだったし。
家族、仲間、暖かい人に囲まれていたんだなあ。


この映画、どこまで真実なのかなあ。
ほら、「Night and Day」をずっと信じていた後の
「五線譜のラブレター」の例があるからね。
ついつい疑い深くなっちゃうの。


定番曲ばかりなので、
「この曲でヤンさんとみはるが踊っていたような?」とか、
ついつい考えちゃうヅカファンです。
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