きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「鴛鴦歌合戦/GRAND MIRAGE!(2回目、3回目)」宝塚花組

2023年10月06日 | 宝塚(花組)




諸事情でマチソワです。

11時公演。
開演前に幕前に木場理事長が出て挨拶。
HPに書いてあるようなことと、
出演者の気持ちを受け取ってください的な話。
正直、生徒に頭を下げさせるんじゃないかと思っていたので、
理事長が出てきてホッとした。

芝居の序盤は役者の固さが感じられたけど、
初見らしい人たちから素直な笑いが出て
徐々に舞台側の空気ぐが和らいでいった。

ショー、なんか感覚が変だと思ったら
デュエダン前に黒燕尾がなかったんだ。

ボレロがデュエダン前の団体戦だったか。
ボレロの娘役衣装、胸あたりの飾りは今回から追加かな。
袖と背中の黒レースはいつから追加だっけか。

テンポも色合いもゆったりめで、
今日のような日はこういう作品で良かった。

客席からは熱い拍手。
幕が降りたあとの録音挨拶にも大拍手。
出演者、指揮&オケ、舞台スタッフをはじめ
関係者の皆さま、ありがとうございました。

ゆりちゃんが普通に上級生として混じってる。
ピンクがよくお似合い。


15時半公演。
15時半公演の方が客席側も舞台側も
気負いは少ないように思いました。
開演前の挨拶は無し。

金が欲しいという人から
距離を置きたいと思う礼三郎は
シニカルとか斜に構えてとかじゃなく、
人間の本質はそこではないのを知っていて、
おはるちゃんはそれを正確に理解したからこその
あの言葉、あの行動。
幸せになっていいのよ、に涙。

ショーは最初に見たとき、
ゆりちゃんのジュテームで拍手して、
まばたきしたらデュエダンになっていたので、
黒燕尾場面をまるっと寝てしまったと
愕然としていたんだけど、
もとから無いのが今日わかってホッとしました。

シボネーのリフトは、もう恐怖に近い。
まどちを1人で!肩に!

娘役が体重が軽いにしても、
リフトで苦労しているバレエ男子は
なにか参考にできるんじゃないか?

シボネー、4組時代は
この人数の1.2倍ぐらいだったりしたのかな。

砂漠のラスト、
手の中から滑り落ちる砂の中に、
あの幻影を見たのかな。

パレードの銀橋で、下手に行きかけたあたりで
カレーがクルリと回るのはとても良い。
羽がふわっとするのが素敵。
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「鴛鴦歌合戦/GRAND MIRAGE!(1回目)」宝塚花組

2023年09月30日 | 宝塚(花組)






テンポがちょい悪いところがあるものの、
白黒映画をキラキラの総天然色で見ているようですごく楽しい。

カレーがポスターどおり往年の大スターそのもので、うっとり溜息。
雷蔵祭とかで見た映画スターが目の前で動いていた。
ひゃー!
黒の着流しが似合いすぎる!

まどちもすごく可愛い😍
「ちぇっ」とか、全く下品にならず、ただただ可愛い。
娘役に多くの役があるけど、
みんな自分の意思を持っているのがいいね。
もちろん、殿様も弟御も可愛いよ!

ショーは岡田ショー。
衣装の色味が薄い。
シボネーは団体戦の迫力。

砂漠の場面、まどちが生の腹。


公演デザート
「おぉ!マロンチック 『具餡コラージュ』~小菓子待つ人 作る人~ (500円)」
マロンプリンの下にあんこを入れ、
ホイップクリームにローステッドチェスナッツ(焼栗)のシロップをかけ、
栗ロールケーキ、イチゴ味のお麩ショコラをトッピングしました。
傘の模様に見立てたロールケーキとマロン尽くしのデザートです。


無難かな、と思った矢先に餡が出てくる。
お麩ショコラに酸味があって良いバランス。



本日は宝塚公式アプリリリース1周年ということで
来場者プレゼントあり。
スマホスタンド。


また11時公演は友会優先公演で

カレー挨拶あり。
挨拶を始めてから客席に近づいて行く姿が可愛かった。
「昨日は中秋の名月、涼しくなってきたので
 体調管理にお気をつけて。
 また劇場でお会いしましょう」
みたいな挨拶でした。
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「舞姫(配信)」(宝塚花組)

2023年05月14日 | 宝塚(花組)


あすかちゃん、喉の調子が悪いのかな。

景子ちゃんのバウはやはり高レベル。
母自害は独りよがりでも唐突でもなく、
武家の誇り、日本人の誇りによるのが良くわかり、
それにより状況のキツさにキリキリする。
浮かれポンチ系に流さない。

たださ、エリスは少女だよね。
トヨ、、、。

みわっちとあすかちゃん、
トヨを演じる学年はそんなに変わらないのか。
あすかちゃんの方がかなり若く感じられて、
潔癖さも若さゆえなかんじ。
これもありかな。

エリスにはもう少しエキセントリックさが欲しいかなあ。
私がすみ花ちゃんが好きなだけかな。

前回では、相沢がまっつ、
芳次郎がみつる、かな。

司馬遼だったかな、できたばかりの日本という国家を、
当時の若者は国を支える使命感を持っていた的なことを書いていたような。
それはお国のために働け、滅私奉公、という意味ではなく、
支えないと、せっかく誕生した近代国家は維持できず、
そうなると列強の植民地になるしかない、
みたいな危機感ね。

だから、豊太郎が帰国するのは、
単純に、エリスを見捨てるとか出世のためではない、
でなければならず、
あすかちゃんはそのあたりの、
建国時の空気感がしっかり出ていたので、
酷い男、クズにはならず、
景子ちゃんの目指す宝塚らしい作品に仕上げていた。

敵役ポジの方々も「憲法発布」という、
近代国家成立の最終仕上げに関わる一員であるのがわかる、
納得の流れだった。

品格のある甲斐先生の曲が、
作品のレベルを上げている。

若さだけでなく、
芝居をきちっと計算し積み上げなければならない作品だけど、
良い仕上がりだった。

カテコのヒロさんが可愛かった
柚長は金髪母が自然過ぎるビジュアル。

カテコ挨拶。
母の日!
肩たたき券!
カーネーション!
ブリザードフラワー!

舞姫、万歳!
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「うたかたの恋/ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-(千秋楽中継)」宝塚花組

2023年03月19日 | 宝塚(花組)


映画館だから音が良く、
ルドルフとマリーの息づかいがはさっかり聞こえる。
言葉にはならない、声。
衣装の細部もよく見える。

西洋のどこのどの時代か忘れたけど、
髪を結い上げるのは大人や既婚なんだよね。
マリーが最後だけ髪を結っているのは、そういうことかな。

個人的には「2人の悲恋」ではなく、
「ルドルフの物語」に寄っているし、
ルドルフが死ぬことありきなのは、
柴田作品から逸れているように思うけど、
しかし、それはそれとして、
ルドルフの気持ちの流れをカレーがくっきり表しているので、納得はする。
そして、似合っている。
悔しいぐらいに。

かくれんぼの場面、
わずかに見えるマリーの指をツンツンするルドルフ。
可愛い。

死の床で、マリーの涙を拭うルドルフに泣く。


ショー。
ロケットS「東京千秋楽!」
中華でほのかちゃん「千秋楽」
マイティ「花組愛してます」「いままでありがとうございました」かな。逆かな。

カレーからマイティへ、胸にお花。
退団みたいな雰囲気。(組み替えです)

組長が退団者のメッセージを読み終わったところで出ました。
続きはタカニュ!


【追記】
修道院送りは死刑と同じ、という知識は
宝塚観劇で得ました。
建物内で死ぬまで幽閉も同然なので。
「皇帝が運命を決めた」というのもその意味かと。
ルドルフは自分の行動がマリーを実質的な死に追い込んだとの自責があり、
マリーがこれから死も同然の人生を送るからこそ
「お前も一緒に来るか?」と聞けたのではないかと。
自分が死んだ後に、若いマリーが青春のきらめきの中で生きられるのなら
マイヤーリンクへは誘わなかったと思います。

「仮面のロマネスク」のトゥールベル夫人が
自ら修道院に入ったのは、キリスト教徒は自殺ができないから。
自殺に最も近い行為になるらしい。

だからこそ「マノン」で、マノンはあんなに必死に逃げるのよね。


良家の少女が嫁入り前の教育で入るのは
また別な話ね。


あ、あと!
マリーと出会うときの皇后の衣装って、
誰かの「エリザベート」の衣装な気がする。
あの型はあまりない。
時代考証的に正しいとはいえ、
他作品同役の衣装は宝塚ならでは。
他組全ツ版は違うと思う。
あくまでも私の記憶だけど。

タモのルーでも
渚あきちゃんのエリザベートが
おそらくあやかの病院訪問の衣装を
来ていたと思うよ。
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「うたかたの恋/ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-(2回目)」宝塚花組

2023年03月12日 | 宝塚(花組)


花組うたかた2回目。
指輪の日付もないのか。
あれは初エッチ記念ではなく、
ふたりが「結婚」した日として刻んだのだと思うのだけど。
ハプスブルク、「エリザベート」に関する雑学の枝葉が多すぎる気がする。
柴田先生の古式ゆかしい雰囲気がかなり薄まって
私のツボは外れている。

けど、小柳版の方がルドルフの心の動きがわかりやすいかな?

指輪の文字
In Liebe vereint bis in dem Tode=死の後まで愛によりて結ばれん

うたかたも再演が多いから、
誰の主演が基準かそれぞれあると思いますが、
私はマミ檀版なので、
厳しい顔で「帰ることのない旅だ」から
フッと笑って「お前も」となるのが最高に好きで、
その間のマリーの衝撃から笑顔も大好きなんだけど、
今回はそこの尺が短いよね。

マミ檀版は生では見てないけど、
見ている回数がダントツに多いので、
こうして舞台を見ていても、
ときどきケロの幻影が見えてしまう。

今回はルドルフの死の影は濃く、
政治的部分も含めた閉塞感より、
すでにトートに魅入られているような。

その辺を含めて、宝塚版「エリザベート」観劇が前提なかんじで、
マリーは単純に引き込まれたというのか、
もっとマリーの意思でルドルフの孤独に殉ずる部分が見えれば、
と思うけど、それは私のマミ檀好きだからなんだろうな。


ショー。
ロケットSが「阪急交通社」

中詰で
あすかちゃん、ひとこちゃんが「阪急交通社」
マイティが歌詞に「阪急交通社」を入れ込み、
「旅行土産にどうぞ」とムチュ〜ってかんじの熱い投げキッス、客席歓声。
後半のどこかでマイティ、僕と南の島に行きませんか?
れいまどは言ってないような。

カテコ挨拶で、カレー。
規制も緩和されつつあります。
遠くでも近場でも、阪急交通社でお出かけください。

阪急貸切公演でした。

カレーがすごく痩せてる。
肉とか食べて!

カレーの踊りの美しさは、
マラーホフの踊りを見た時の感銘を思い出すかな。

マックザナイフの歌の時は、
それぞれの芸名が歌詞に入っているのね。

良いショーだけど、盛りだくさんすぎて見ていて疲れるね。
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「うたかたの恋/ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-(1回目)」宝塚花組

2023年03月09日 | 宝塚(花組)
花組うたかた、演出の新旧の相違点にとまどう。
死の床が花で飾られていない!

前半は、なんというか、
「正規ルート」に戻るまでの寄り道が多いかんじ。
「エリザベート」観劇済みを前提に、
ルドルフの政治的立場を深掘りしてるような。

ルドルフの孤独はくっきりするし、
意図は良くわかるし、
大劇場用に役を増やす必要もわかるけど、
2人の恋までが遠い。
まだ始まらないのか、と。

れいまどのラブラブぶりはとても良い。
青春の輝きのマリーは、
すでに死の影に覆われているルドルフには
束の間の希望だったのだろう。
その彼に応えたマリー。

新演出にまだまだ戸惑っているけど、
カレーにルドルフは大正解。
大階段のオープニングにため息。

「フェルディナンド、ハプスブルクを、頼む、、、」

って、応天のラストの
「俺たちの戦いはこれからだ、ってさ、太宰府、、、」
みたいなかんじよね。
サラエボ・・・・・・

衣装がかなり新調?
OPのドレスとか?

開演前に携帯電話は電源を切って仕舞って、
と蛍ちゃんが注意の練り歩き。
「撮影不可になった?」と思ったけど、
芝居は開演前の吊ものがないからかな。
オープニングは赤い大階段で撮影するものがないよね。

大事なことは、3回言うのがテラタキソング。


香水ショー。
サイトー君がいるからあまり目立たないけど、
野口君も性癖丸出しだよね。
解釈一緒なのが悔しい。
カレーのスーツとかさ、
もう、そのとおり、正解!ってかんじ。

香水がテーマだからおフランスっぽいのかしら、
と思ったら、ゴテゴテのアメリカでした。

曲のセレクトでしては月組の「With A Song in my Heart」に近いイメージ。
アレとアレとコレ的な。
しかし、中華っぽい場面で「『夜来香』かねえ」と思ったら虞美人草!
さすがヅカオタ!
「マックザナイフ」はみきちゃんが歌っていたよなあ、
からの、宝塚讃歌で〆る。
偉いよ!

最初の男役の白ダルマとか、
ロケット衣装の裾とかシースルーなタイツとか、
ふわっと広がるドレスなのにスリットとか、
ステッキとか、燕尾服とか、
野口君、好きだよねえ。
私も好きだけど!
大物量作戦がMGMミュージカル的なのがいいんだよ!

ボートの場面(?)は、
可愛い娘役ちゃんたちから始まるのがすっごく良かったよ!

出演者も、誰もが素晴らしいんだけど、
もはや個別に書く気力なし。

カレーがさ、リフトが終わってまどかちゃんを降ろす時が、
そーっと、ってかんじで、
すごく優しくて甘やかなのがいいよね!

キラルのあーちゃんのドレスに
パニエ(?)を入れた魔改造も驚いた。




カレーが投げキッスとか、
客席に対してたくさんなにかしてるけど、
元からの仕様なのか、今日はなにかあるのか。
投げキッスに被弾したら脳味噌が蒸発するよなあ。

扇は2階席でも振る人がいらっしゃって。
愛情溢れる空間でした。

指揮は佐々田先生。


【配役】ルドルフ:柚香 光
マリー・ヴェッツェラ:星風 まどか
ジャン・サルヴァドル:水美 舞斗
ジェシカ:美風 舞良
ロシェック:航琉 ひびき
ロイス公爵:舞月 なぎさ
ゼップス:和海 しょう
エリザベート:華雅 りりか
フリードリヒ公爵:羽立 光来
フェルディナンド大公:永久輝 せあ
ステファニー:春妃 うらら
クラウス警視総監:紅羽 真希
フランツ・ヨーゼフ:峰果 とわ
ホヨス伯爵:帆純 まひろ
ヴェッツェラ男爵夫人:凛乃 しづか
ターフェ首相:高峰 潤
支配人:春矢 祐璃
シュラット夫人:糸月 雪羽
ブラットフィッシュ:聖乃 あすか
フィリップ皇子:一之瀬 航季
警官:和 礼彩
マリンカ:咲乃 深音
警官:龍季 澪
クライス:翼 杏寿
クロード:侑輝 大弥
ベッセル:太凰 旬
ツェヴェッカ伯爵夫人:鈴美梛 なつ紀
ハンナ・ヴェッツェラ:三空 凜花
ラリッシュ伯爵夫人:朝葉 ことの
ジョルジュ:希波 らいと
ミッツィ:詩希 すみれ
ハンス:海叶 あさひ
ハムレット:天城 れいん
マリー・ヴァレリー:都姫 ここ
エヴァ:愛蘭 みこ
ソフィー・ホテック:美羽 愛
モーリス大尉:美空 真瑠
ミリー・ステュベル:星空 美咲
クリューガー:夏希 真斗
劇場係:鏡 星珠
オフィーリア:七彩 はづき
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「フィレンツェに燃える/Fashionable Empire」(宝塚花組)@神奈川

2022年10月22日 | 宝塚(花組)




花組フィレンツェ、メチャクチャ良い!
カレーの抑えた演技が素晴らしい!
マイティの弟役の方がアクティブで
最初はなんでこっちがトップの役じゃないんだろうと思ったけど、
静かで豊かな感情を少ない動きで表現する
難しい芝居こそ、トップの役でした。
愛に苦しむカレーの姿が美味しすぎる!
マイティは拗らせブラコン。

柴田先生らしく役が多いんだけど、
誰と誰がくっついて離れるのが読めず、
最後までハラハラした。
ヒロインは先に死に、ラストは兄弟の抱擁でした。
柴田先生、わりと死亡率が高いよね。
谷先生は皆殺しだけど、
柴田先生はメインが「え、そこで」で、
あさっり殺される。
そういえば、玉勇さんもか!
死にフラグの沖田より先!

ヒロインは、夫をなくし、トップ、2番手、3番手とも仲良くなる。
なのに、浮ついたかんじはなく、三股でもなく、
納得できるのがすごい。
脚本演出役者が上手いんだな。
強いて言えば、ひとこちゃんの役が
もう少し膨らんでもいいかなあ。
私はてっきり弟が反政府運動をやって憲兵に殺されるかと。
さすが柴田先生、そんなに簡単な話ではなかったわ!

最初、弟くんはすごくイヤな奴だったけど、
そう言っちゃうのもわかるよー、ってかんじで。
誰から誰まで気持ちの流れが自然で、
オチに向かって無理矢理感がなく、
それでいて綺麗にまとまった話でした。
よくぞここまで、花組メンバーに合った話を宛てたなあ。
企画した人、偉い!

フィレンツェはいつでも満月。
カーニバル期間は長い。

踊るみとさんも見どころ。

すごくうろおぼえだけど、
反政府運動活動でガルバルディって言ってたよね。
映画「山猫」でアラン・ドロンが入っていたところのような?
あの時代だとすると、まさに貴族の落日の頃なんだなあ。

ちなみに、「山猫」のモデルになった公爵家は、
ハプスブルク家最後の皇后チタの実家。
皇帝フランツから帝位を継いだカールの妃ね。
ルドルフの死が暗殺だと言っていた人。

ショー

12時回アドリブ

ショーに出る条件
「中華街に連れて行ってくれたら」

応援うちわ
・中華街の門、裏は肉まん
・港、(裏はわかりません)

ご当地出身者
シャンシャンの王冠を頭に乗せる
聖乃あすかちゃんは手を少し広げ片足を曲げるポーズ付き

ご当地のどなたかおすすめ
コスモワールド

ショーは東京公演でも思ったけど、
いまいち場面の印象が薄い。
「ダサい子がへんしーん!」も何度も見たし。
娘役の場面が比較的多めなのはいいかな。

れいまどガッツリ!が少なめかな。
でもれいまいが「1、2を絡ませとけ」な安易なものではなく、
ダンスバトルなので見応えがある。
れいまいの踊りは、わりと美しさや質や方向性が同じで、
例えるならワガノワとボリショイのような違い。
ひとこちゃんはこの2人に対しては英国ロイヤルのような違う系統。
この混ぜ混ぜ感がいいよね。

今日は2階のわりとサイドの席でした。
ショーのOPで1階の客席で王冠がたくさん振られているのを見て、
すごく愛に溢れた空間で、
感動して少し泣きました。
宝塚、いいね!
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「巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜/Fashionable Empire」

2022年08月16日 | 宝塚(花組)


チケットは4公演取れていたけど
そのうち2回が中止。
やっと花組My初日!


芝居は、終盤まではかなり良い。
あてがきがハマっている。
逃避行が景子ちゃんのアンカレ風味にしても、
野心を持ち昇り詰めるリストと、
結果的に彼の足元の攻撃者になるマリーとの関係はとても好みだ。

しかし!オチが弱い!
生田くんあるあるだけど、
いきなり連載打ち切りのように終わる。
ショパンが死んだ後にあと10回は必要だろうに
1回で無理やり終わらせたかんじだ。
そこを、そこを、もう少し!
ネタがなければ作ってくれ!
いくら二人が別れて終わりになっていたとしても、
もう少しなんか描いて!
演者の芝居で、ラストの二人が晩年で
いまは許し合える仲なのは充分わかるけど
脚本的に、もう少し描き込んで欲しかった。

二人の娘が、
ワーグナーの妻のコジマなのね。

悪役、敵役ではなく、
主役がギラギラした野心を持っているのは大好き!
時代の寵児となり、頂点を目指し、
たくさんを手にしても物足りなく、
友の死で立ち止まり、
最後は僧となり音楽を教える、
どの姿も説得力があるカレーのリストでした。
傲慢であるときさえ魅力的。

まどちも恋する時は可愛らしくも、
自分の意思で人生を歩み、戦う、
それに至る姿が力強かった。

人の良い夭折のピアニストのマイティもぴったりな配役で。
妬み合うのではない、馴れ合いでもない、
確かな友情を感じられのは同期ならではなんだろうなあ。

ひとこちゃんはまた女役で、
ファンの方は複雑だと思うけど、
あのジョルジュ・サンドは男役でないと演じるのは無理よね。冒
頭のリスト&サンドは艶っぽかった!


ショーも、まあ、稲葉くんは稲葉くんで。
スカステ番組で稲葉くんの宝塚愛には感動したけど、
ダイスケやサイトーほどの突き抜けた個性がもうちょい欲しいかなあ。
いつもなんか少し足りないんだよね。

中詰前の高速リフトは驚いた。 

指揮は芝居、ショーとも、西野先生。   


開演アナウンス
ご心配をおかけしました。
お心を寄せていただきありがとうございたした。
心を込めてお届けします。

終演アナウンス
どうぞ皆さまお元気で

のような言葉が入って、それだけで号泣だよ。

ショー開幕の「カモ〜ン」は
ファンというほどではない私でも
テンション爆上がりよ!
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シャンテ衣装展(花組)

2022年07月27日 | 宝塚(花組)



「TOP HAT」、カレー衣装











「TOP HAT」、まどち衣装











「The Fascination(ザ ファシネイション)!」、カレー衣装











「The Fascination(ザ ファシネイション)!」、まどち衣装











シャンシャンは「Cool Beast !!」





写真パネル






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「TOP HAT(中継)」(宝塚花組)

2022年04月03日 | 宝塚(花組)


キレの良いタップにゴージャスな舞台。これぞ宝塚!

トプハ、面白いね〜、素敵だね〜。
冒頭ではタップを踏む足だけ映る画面があって、
宝塚では珍しいと思うけど、超素敵!!
ありがとうございます!

芝居が噛み合っていて自然に笑いが。
勘違い、すれ違い、は嚙み合わないと
イライラしちゃうけど
「ああ~~」みたいに、ドキドキ続きで。
わかってあげて~って思わせる。
話に引き込まれっぱなし。

カレーの顔の整い方は現代的より、
むしろ往年のハリウッド系かもしれん。
だからトプハがアステアみたいと思うのかもしれん。
カレーが作品世界を表すことを相当努力してるとは思うけど。
昭和の顔じゃないのに、すごくしっくりくる。
脚のラインもスッとしているので
燕尾服がすんごく似合うのがたまらんわ。

まどかちゃん、可愛い。
友人の夫を愛してはダメ、という
誠実な気持ちから発展するコメディ、
その基幹をしっかり作っていた。

マイティの芝居が上手い!
間合いもいい!
そこに切れのある踊り。
最高!


ベディーニが可哀想よね。
パジャマはこう来たか!と。

まゆぽんはとても正しい使われ方だ。
サイトー、よくやった。

幕間に円盤宣伝があり、
バロックロックが大画面でいきなり来て心臓バクバク!
最強ビジュアルよね。
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「冬霞の巴里(配信)宝塚花組

2022年04月02日 | 宝塚(花組)


一幕
指田作品をリアタイで見るのは初めてかな。
美術も音楽もいいね。
「ハムレット」が下敷きと思わせて、
父ちゃんが善人じゃないのを早々にバラす仕掛けもうまい。

オーギュストは人を殺しちゃったのか。
続きが待ち遠しい。

ヒロインは姉と義弟婚約者、どちらになるんだろう。

指田先生、大劇場だとどうなるのかな。
タカヤは空間も人数も使いこなしていたけど。

二幕
血の繋がった姉弟でなんかあるの?

弟くん、優しい。

本編オチが弱いかなあ。
どうだろう。

オクターヴが甘いのは、
まあ、むしろ、そうあるべきというか。
煮え切らない、オチがはっきりしない
それでよいと思わせるひとこちゃん。
かえって難しいだろうけど
余韻が残る良いお芝居でした。

みさきちゃんは、姉、で、
芝居的にはヒロインなのかな。
話を引っ張る力がある。
歌声が奇麗。

ほのかちゃんはビジュアルが怖く、美しく。
ヴァランタンの狂気が良かった。

一番悪いのは父ちゃんだね。
うん。

飛龍さんが大人の芝居だった。

ゆりちゃんが美しかったわ!
愛蘭みこちゃんが可愛かったわ!
ヒロさん、さすがだわ!
みんな芝居も歌も良かったわ!

宝塚は上流階級の雰囲気が嫌味なく普通なかんじなので、
下層の人達との溝がくっきり出るよね。
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「元禄バロックロック/The Fascination(ザ ファシネイション)!」宝塚花組(千秋楽配信)

2022年02月06日 | 宝塚(花組)
大画面の映画館の方が衣装や美術の美しさが
クリアに見えるとは思いましたが
拍手したり声を出したりしたかったので
自宅で配信を見ました。

開幕アナウンスでカレーが
「ありったけの愛を込めてお届けします」って言った。
ファンでなくてもときめく!

芝居はハッピーエンドなのが良いな〜。
内匠頭を除くだけど。
タカヤのやりたいこと全部盛りの話を
組子が生き生きと演じている。
演技の見せ場もしっかりあるのがいいね。
特に音くりちゃん!


ショーはOPだけで涙が出てる。
キラキラしたジェンヌさんの笑顔。
それだけで感動。

「ピアノファンタジ-」はできれば生で見たかった。
(中止になった25日のチケットを持ってたんだ!)
ビデオ出くり返し見た場面。
画面越しでも「踊りの花組」なのがビシビシ伝わってくる。
カレーがエネルギッシュでスタイリッシュ。
まどかちゃんの踊りもキリッとしてるけど無理がない。
娘役が脚を絡めるリフトとか
男役側がブレないのがすごすぎる。
両方とも女性なのに!


この後はTwitterから転載。

往年の名作から「エキサイター」というのがたまらんね!

花組トップはピンク色の衣装が似合う人を選んでいるのかなあ。

組長引き継ぎ場面あり。

カレーはこんなに現代的な顔なのに、
宝塚のクラシカルな曲が似合うんだなあ。

自宅配信組なので、
「心の翼」で思いっきり泣いていました。
カレーのソーン、見たいです!

「エーデルワイス」の訳詞が
なつめさんのお父様なんだよね。

ひとこちゃんの歌唱法って
とうこちゃんに似ているような。

マイティ、ハンサムだわ。

まどかちゃんが専科経由花組とか、
れいまど&まかはな誕生とか、
聞いたときは驚いたし、
本人たちがなにより大変だった思うけど、
こうしてきっちり仕事をしていて、
プロってすごい偉い、って思う。
客のささいな気持ちなんて跳ね飛ばして惹きこむ。
素晴らしい。
だからお金を払って見るんだわな。

マイティ、芝居の吉良がすごく胡散臭かったので(褒めてる)、
ショーの爽やか笑顔のキラキラ感が倍増してるよね。

カレーはガチャガチャ盛り込まない、
とてもシンプルなのに美しいな。
真ん中に、スッと、自然にいる。
それが似合う。

さおたさん、最後の組長挨拶。

花組ポーズってどっちの腕だっけか。

月組スカピン、キリヤンのお披露目から12年なのか!

95期からのお花はマイティね。

92期からのお花はタソ!人妻のタソ!

退団者4人が大階段を降りることができて、
本当に良かった!

ありがとう花組!
カレーの挨拶も立派だった。

センターって慣れないから
byさおたさん

たくさんの愛をありがとうございました、
の、みんなからの言葉に、
「なんのサプライズ」と泣きかけるさおたさん。
(次回の大劇場公演にも専科として出演されます)


自宅の一人暮らしだと大声を出せるからいいね。
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「元禄バロックロック/The Fascination(ザ ファシネイション)!」宝塚花組

2022年01月06日 | 宝塚(花組)


花組バロック、この世界観、知ってる!
全労済スペース・ゼロとかでよく見るやつだ!
いまどきの若い劇作家が作りたがる系だ!
あれを、人数4倍、予算10倍で思う存分贅沢に作ったかんじだ。
(※数字は適当です)
サイトーとは別の意味で、
「タカヤ、やりやがったなー」って思いが沸々。
そうだよ、大劇場デビューはこうでないと!

アインシュタインの時も「小劇場系」って言われてたな。
うん、それでいいんだ!
デビュー作は好きなことを全部盛りでいいんだ!
清々しい!

世界観も、衣装を含めたビジュアルも、
日本人名をカタカナにするのもソレ系なんだけど、
しっかり台詞で芝居を運んでいる。
人の捌き方、歌や踊りを入れるタイミングも上手い。

小劇場だと、叫ぶ=熱演、と勘違いする劇作家がいるけど、
声が割れて台詞が聞き取れないんだよね。
こちらの花組はそういったストレス皆無でした。

カレーを始め、全員衣装が似合っていた。
音くりちゃんの芝居が上手い。
まさか忠臣蔵にハッピーエンドがあるとは。
幸せに終わって良かった。

コロナがおさまれば、将軍が持っていたワンコは
殿堂で抱っこできるかなあ。

花組ショー、中村Bは総踊りといっても
これは出し過ぎだろー!
たくさん人が舞台の上に乗ってた。
サイトーのような五月蠅さはなく、
むしろキムシン寄りの物量=熱量的で、
見ているだけで体力を奪われた。

色合いもよく計算されていて、
華やかで迫力がある。
しかし攻撃的ではない。
美しい。

ピアノファンタジーをナマで見られる日が来るとは。
感動。
「心の翼」で泣いた。
「カレーのソーン」が夢なので、
今回のショーで夢が半分叶ったかんじだ。
まだ諦めないけど。

カレーは腰から踵までの脚のラインがすっきりしているから
燕尾服とかが似合うのか。
マイティは硬質な美しさ。
ひとこちゃんは、なんだ、
チギちゃんの血を受け継いだようなギラギラ感だな。

まどかちゃんがここまで踊れるとは思わなかった。
脚がすごく綺麗に上がっていた。

中村Bの総踊りではあるんだけど、
要所要所の個人の踊りのレベルが高くて、
「ダンスの花組」って思ったよ。


れいまどはラブラブなんだけど、
同格ゆえのラブラブというか。
対等感がいいね。


東京宝塚劇場



開演アナウンスも「あけましておめでとうございます」から。
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「哀しみのコルドバ/Cool Beast!!(宝塚花組)」@神奈川

2021年09月12日 | 宝塚(花組)


花組コルドバ、まどかちゃんが大人っぽくなってた。
かれまど、予想より良い雰囲気。

ウエクミの人妻寝取られもアレだけど、
柴田先生の未亡人から焼け木杭も性癖だわなあ。
若手2番手娘役に役を振れるのもあるんだろうけど。

まとあや、ちぎみゆでも見てるのに、
いまだにリカちゃんのまん丸顔のフェリーペが脳内をよぎり、
ラストの全ての感動を掻き消す回り盆の轟音が無いのがが不思議。

ひとこちゃんはもっと濃くてもいいかなあ。

母ちゃんs、2人が10代の時に言ってやれや。
(毎回思う)

カレーのエリオはまとぶんやちぎちゃんより「死」に近くて、
ラストが納得だった。
スター闘牛士の「光」と、闘牛場で常に対峙する「死」、
両方とも濃厚に感じられた。
だから闘牛士として闘牛場で果てるのも、
エバに言わずにいるのも納得だった。

あのあと母ちゃんsがバラしそうな気がしないでもないけど。

余談ながら、いつも思うんだけど、このコルドバや、
宝塚ショーのスパニッシュでのムレータの捌き方が実に見事で、
バレエのドンキ等で全然ダメな男性ダンサーを見ると、「なんで?」って思う。
捌く本人たちの努力以外に、コツや、布長さや布質か、
布自体に仕掛けがあるなら、外に出して欲しい。
今回もカレーをはじめ、男役のムレータ捌きは見事。


全ツCB、あきらとマイティがいなくても成り立つことが少し寂しいけど、
若手の活躍が頼もしい。
なんだっけ、食虫花的な場面、
大人なあきらが引き込まれるのも良かったけど、
若いひとこちゃんが魅入られるのも
カレーの妖しさが際立って良かったわ。


かれまど、じゃなくて、れいまど、か。
可愛子ちゃんにメロメロなトップも良いけど、
火花バチバチも良いな、と思いました。
ファンは複雑だと思うけど。

フィナーレまで運動量があるショーだよね。

カレーの踊りはクセがなくとても素直で美しい。
無個性とは違うのよ。
アクセントを付けなくても美しいのよ。
見惚れるわ。
周囲の踊りも迫力はあるけど綺麗でもあり、
「ダンスの花組」ってかんじがするわ。

カレー主演で「テンダーグリーン」を再演してくれないかなあ。
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花組千秋楽中継(7/4)

2021年07月05日 | 宝塚(花組)
ロケットの途中から配信視聴開始。
電車の中、駅から家までの道、帰宅してから。
どこでも見られる配信、便利。

華ちゃんのサヨナラショーと
皆さんの挨拶をリアタイしたかったので
かなり後半らしか見られませんでしたが
それでも、見て良かった!
皆さんの挨拶に泣きました。

華ちゃんが可愛かった!!

デュエダンのあと、
カレーが拳を出し、
華ちゃんが応えて拳をこっつん。
それだけでも泣けるのに、
銀橋の真ん中で華ちゃんに客席に挨拶を促した、
カレーの相手役への大きな愛情にさらに泣いちゃったよ!
挨拶の機会を与え、
会場の拍手を彼女にだけ、捧げられるように配慮。
ありがとう。


最後のカテコで華ちゃんを呼び出したあとのカレーは
告白待ちだったのでは?
「愛してます!」って言われたかったのでは?
期待してたよね。
なんとも言えない間が可愛かった。
いいコンビだったわ。
1作だけでも華ちゃんが先にトップになったから
カレーも頼もしいところがあっただろうな。

華ちゃんは、芝居やショーでは堂々としているけど
相手役、男役と向き合うときは控えめ。
それは遠慮して一歩引く、のではなく、相手を立てる。
その姿勢がとても「宝塚娘役」らしかった。
そして、カレーが愛情を注いだこともあるけれど
愛情を身に受けて、愛情に包まれて、輝いていた。
「愛されている幸福」の具現化で
見ているこちらまで幸せでした。
そんな華ちゃんを見ていると、
カレーの大きな愛情、懐の広さも感じられました。


あきらがもういないのが寂しい。
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