きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「マノン」ケント&ボッレ/アメリカン・バレエ・シアター

2014年02月28日 | バレエ・ダンス
生真面目な雰囲気なケントのマノンは
合うのか合わないのか微妙かもしれないけれど
彼女の全幕はそろそろ最後かと思い、
マノンが似合いそうなヴィシニョーワではなく、
敢えてケントを見ることにしました。

結論から言うと、私が思うマノンでは全くないけど
これはこれで、あり、かな。
事前の彼女のインタビューの前知識があったせいか、
ああいう選択肢しか無かった女性にしか見えなかった。
下層階級に超美人(設定)に生まれちゃった女性の悲劇、みたいな。
デ・グリューとの愛は真実ではあったけど、
彼女の階級には合わないことで、
その運命を受け入れて生きるしかない女性なんだな。
彼女の選択は目の前の欲ではなくもっと思慮深い。
分をわきまえた女の純情かなあ。
こういうマノン像もあるんだ。
享楽さは微塵もないけど、でもマノン。
(それにしては、デ・グリューと会ってからベッドまでが早いけど)
だから3幕が悲劇に泣く、というより、
納得できないわー感満載だった。
彼女だけが悪いわけじゃないんだけどな。
ただ、流刑地でしたたかに生きていける強さは
彼女にはないよね。
寄り道せず逃げてればなあ。

ケントの身体はとても気持ち良く動いている。
マラーホフと踊ったときは手に汗だったけど、
これが本来の姿なんだろうね。
もう一回ぐらい全幕公演が見られるかも。
3年以内なら大丈夫そう。
問題はパートナーか。

ボッレはさすがな若くはないけど、
やっぱりいい身体だ。
ケントとのバランスも良く
ケント自由に踊らせている感じがする。
真面目な学生が愛に溺れて破滅していく過程がクリアだった。
踊りは3幕が一番勢いがあった。
体力を温存してたんだな。
ケントが大きいせいかリフトにぶん投げ感が無かった。

コルネホがイケメン色悪で
真面目に働かなくても女を食い物にすれば
楽に生きられるのがすごく納得。
2幕冒頭の酔っ払ったレスコーとデ・グリューが仲良過ぎて、
もう2人でデキちゃえよ、と。
ボッレがデカいのかコルネホが小柄なのか。
踊りの見せ場が多い役だけど、
どれもピッシリ決まっていた。

マクミラン全幕は久し振り。
踊りのアクセントがいちいちクドいな。
小芝居が多く、群舞を揃える必要が無いので
このカンパニーには良く合う作品だね。


【配役等】
マノン:ジュリー・ケント
デ・グリュー(神学生):ロベルト・ボッレ
レスコー(マノンの兄):エルマン・コルネホ
レスコーの情婦:ステラ・アブレラ
ムッシューG・M:ロマン・ズービン
流刑地の看守:アレクサンドル・ハムーディ
マダム:アレクサンドラ・バスメイジー
物乞いの頭:クレイグ・サルステイン
高級情婦:
 マリアン・バトラー,ニコール・グラニエロ,
 ルシアーナ・パリス,デヴォン・トゥシャー,
 ジェニファー・ウェイレン
女優:
 ブリタニー・デグロフト,エイプリル・ジャンジェルーソ,
 ローレン・ポスト,ステファニー・ウィリアムズ
紳士:ジョセフ・ゴラック,ブレイン・ホーヴェン,エリック・タム
客:
 ケネス・イースター,トーマス・フォースター,
 パトリック・オーグル,ホセ・セバスチャン,
 ゲイブ・ストーン・シェイヤー
情婦:
 相原舞、ケリー・ボイド,スカイラー・ブラント,
 ニコラ・カリー,ツォンジン・ファン,イサドラ・ロヨラ,
 エリーナ・ミエッティネン,小川華歩,ジェシカ・サーンド,
 カレン・アップホフ,ルシアーナ・ヴォルトリーニ,
 キャサリン・ウィリアムズ
物乞い:
 グレイ・デイヴィス,ルイス・リバゴルダ,カルヴァン・ロイヤル,
 アロン・スコット,ショーン・スチュワート,ツィアオ・チャン
老紳士:アレクセイ・アグーディン
宿屋の主人:ケリー・ボイド
女中:イサドラ・ロヨラ
町の女性:
 プアナニ・ブラウン,ブリタニー・デグロフト,
 エイプリル・ジャンジェルーソ,ローレン・ポスト,
 ステファニー・ウィリアムズ
駐屯兵:
 グレイ・デイヴィス,ケネス・イースター,
 トーマス・フォースター,パトリック・オーグル,
 ルイス・リバゴルダ,カルヴァン・ロイヤル,ホセ・セバスチャン,
 ゲイブ・ストーン・シェイヤー


振付・監督:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マスネ
編曲:マーティン・イエーツ
舞台指導:ジュリー・リンコン、内海百合
舞台装置・衣装デザイン:ピーター・ファーマー
照明:クリスティーナ・ジャンネッリ
指揮:オームズビー・ウィルキンズ
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

【上演時間】
第1幕 40分 - 休憩 20分 - 第2幕 45分 - 休憩 20分 - 第3幕25分
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「眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯(はて)に―」(1回目)

2014年02月25日 | 宝塚(星組)
ナポレオンは「眠らない男」というより
すごくせっかちな男だった。
1幕は戴冠式直前まで。
2幕は戴冠式から退位宣言署名まで。

音楽は耳に良いし、
衣装等も金がかかっているのがわかるけど、
歴史の流れを追い掛けるばかりで盛り上がりには欠ける。
どこに気持ちを持って行けばいいのかわからないうちに終わっちゃった。
歴史的な事実を歌と踊りと狂言回しの語りで流れているのを
ぼーっと眺めることしかできない。

ドラマとして盛り上がるのは
ナポレオンが離婚を決意するところ、
ジョセフィーヌが身を引くところだけ。
もう少しどこかを削って、どこかを掘り下げてくれたらな。
今ここだから、次にこの戦いが来て勝って、と
わかっていることばかりが目の前で展開するだけだった。

最後は尻切れトンボだけど、
あの辺で終わらせておくしかないのもわかる。
生田くんの「オチが思いつかなかったので伏線は回収しません」とは違う。
けどやっぱり、唐突過ぎて、見ている方は取り残されるわ。

ときどき宙組の「トラファルガー」を思い出しながら見てた。
この時ネルソンとエマは、とかとか。
こちらにエマの夫と王弟も出てるんだよな。
「トラファルガー」はエマの「私たち似ている」が唐突で無理やりだったけど、
ドラマにはなってたなあ。

主演コンビの安定感、存在感、貫禄はさすが。
ちえちゃんは野心家の軍人が似合い、
ねねちゃんには人妻の色気がある。
紅・真風がかなりニコイチ。
こう使うしかないんだろうけど。
真風はモミアゲが似合うな。

ナポレオン2世のみっきいは口跡が良く
説明台詞がすんなり頭に入ってくる。
ベニが育つとじゅんこさんになるのかあ。
ウジェーヌのまこっちゃんをはじめ
役者は適材適所。

みっちゃんのタレーランは
ちょっとオーベルシュタインだったな。
主君に正しい助言をするけど嫌われる系。

出だしとラストにペガ子装置を使用。
眠らせている機械の有効活用と同時に
始まりと終わりが同じというのはいい手法。
雪合戦も最初はなんじゃい?と思ったけど
終盤で、ああ、あれは、という見せ方があり、そこは感服。

ロケットの衣装はどこから見てもゴールデンライアン。
いっそ手袋を白くして企業ロゴを入れちゃえよ。
タニタさん、どうですか?

みっちゃんはショーには出てなかったよね・・・。
階段の野郎ダンスのところはいなかったよね・・・。
 
指揮は西野先生でした。

まー、それでもさー、
ヅカの軍服祭りは楽しいようっ!
いやっほーーーい!
リアルの日本人男性では(例:舞台版銀英伝)
軍服祭りにはならないんだよね。
アンサンブルの絶対量もなんだけど、
体格と着こなし(補正含む)がね、
違うのよねー。


公演デザートは売り切れでした
もう1回行けたら食べたいな。
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Cafe&Bar キャラクロ feat. 劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2回目)

2014年02月24日 | タイバニ
幸運にも2回目が当たったので行ってきました。
今回もぼっち参加です。
友人とも行きたいよ~。

バーカウンターのお酒。
ネタボトルが増えていました。





鏑木様にキープされているバニーウォーカー。

キープしているのが村正さんってオチじゃないよね。

フード
虎の遊具オムライスプレートと
スーパールーキー(ノンアルコール)


正義の壊し屋(ノンアルコール)と
ルナティックの粛正カクテル(ノンアルコール)


ゴールデンフォンダンショコラ

見た目よりずっしり来た。
腹が重くなった。
さすが重力王子。

店内
すき屋のどんぶりとか


前はカフェタイムに来店だったので
今回初めて投票した!

「政治家になって欲しいヒーロー」は
ぶっちぎりでファイヤー・エンブレムがトップ。
次点のルナティックが猛烈に追い上げ中。

抽選会用の箱


〆の特別映像はスカイハイでした。


けっきょく版権分割高に食べて飲むだけなんだけどねー。
楽しいんだよね-。
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「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」(3週目)

2014年02月23日 | タイバニ

今週の特典は虎と牛をゲット!


今週のツボをとりとめなく。

ライアンちゃんも「バーナビー」って呼んでた。
絶妙のタイミング。
バニーちゃんが虎徹さんの影響を受けてるとか
チャラいけど人を見る目は確かだわね。

ルナ先生のアポロンメディアへの2回めの訪問は
証拠固めを兼ねて?
誰も気付きもしなかった部分に犯罪の匂いを嗅ぎ取り調べ上げ行動するって
「恐怖奇形人間」の明智小五郎のようだ。

「彼」の能力は機械を操るリモコン機能的な?修復・再生能力の方?
あんなデカいもの何処に隠してたんだろ。
父がかつて所有してて今は廃屋のパターン?

公表とか考えずに後ろから刺しちゃえば良かったのにね。
何年もかけて復讐心を募らせてきたのに、
雑魚相手に見立て殺人をやって真の仇を殺せなかった
2時間サスペンスの犯人みたいだな。
本当に殺す気があるならさっさと刺さないとね-。

社長と秘書は確かに同じブランド(デザイン)のジャケットだった。
「彼」の中身の衣装がアレなのも桂先生の発案ぽいよね。
狙わないノーマル男子の発想がなによりの燃料になるんだなあぁぁ。

機械に飲み込まれたあの人が白骨で吐き出されたどうしようと思った。
そういう映画を見たばかりだったから・・・

週替わり映像。空が案内役、炎、虎&雷、牛&兎、
と来たから来週は薔薇&折紙、
でも5週分来場特典があるということは
映像ももう一回あるということだよね。
全員集合なのか、アポロンメディア社員か、ユーリさんか。
どうなるかな。

五つ子の仔猫を確認した。
画面左上の方。
光の雨で母猫は仔猫を見捨て逃げる。ひどい。

伝説の絵本の最初のページ?右下、馬の前で倒れている人が
ワイルドタイガーに似てる気がする。

例の機械、前2回は出張る必要はないんじゃないかな。
試運転?
本社に隠すために移動してたのかな。

夢のない話をすると、最初の活躍の後、イグアナ写真の机についたときには
すでに次のオファーが来てて心が動いていたけど
辞めるなら拘束期間とか違約金とか面倒くさいよどうしよう、
と悩んでいたところに虎徹さんが登場したんで
ライアンちゃんにとっては渡りに船で
問題なく移籍できて自分の株も上がって一石二鳥だったとか。

ライアンちゃん、アラブの大富豪に無理難題を言われて迫られたら
シュテルンビルトに戻って来てもいいんだよ。
でもすぐ北の王国からオファーが来て去って行く。
「さすらいの重力王子」と呼ばれるようになるのね。
とか、勝手に作りだしてるよ、私。
ヒーローがピンチになると現れる助っ人に位置づければ
二期も三期も出演可能だよね。
なんでしょ、このポジション。
風車の弥七?違うか。

新スーツは旧スーツとどこがちがうのか
冒頭で必死に見てたけどわからなかった。
変わったのはバニーちゃんが1部に上がってから&斎藤さんが来てからだったんだね。
そりゃ冒頭ではわからんわな。

楓ちゃんが「あの人」と言ったとき、
「そーだよ娘の方から落とす戦略もありだよカリーナちゃん」と思いました。
楓ちゃんの電話のマスコットのウサギはスカートみたいだけど
カリーナちゃんのペンの虎は白いデカパン?オムツみたいだよね。
我々が無駄に虎や兎のマスコットを買っちゃうのと同じなだね。

虎徹さん、今回のラキムガリエフのSPを見てたら
絶対サスペンダーびよ~んを真似するよね。
で、楓ちゃんに白い目で見られる、と。
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「大統領の執事の涙」

2014年02月23日 | 映画
実話を元にしたフィクション。

父を無慈悲に白人に殺されても逆らえなかった少年が
やがて給仕となり、ホワイトハウスに雇われ、何代もの大統領に仕える。
仕事に打ち込むうちに妻は酒に溺れ長男は公民権運動に参加し次男はベトナムへ出兵する。

それぞれの思いがすれ違うけど、
どの人の気持ちもすごくわかるので
誰が正しいor誰が間違っているなどは言えず、ただただ切ない。

主役をはじめ歴代大統領&ファーストレディ役の役者の芝居が見事。
映画としてはよくできていると思う。

最近、黒人の権利獲得の映画が多いように思い、
それは今のアメリカ人が
かつて自分達には公正さと良心と正義があったことを
回顧して酔うためなのかと思ったけど
この映画のラストで得心した。
現大統領が黒人だからか。
予算が獲得しやすい分野なのかな、と。

「俺たちは肌の色など気にしない理性的な人間だぜ!」
と訴えたい&思いたい人のために作られるのかしら。
人種差別はあってはならないは同意だけど、
前回の選挙の結果は(言葉が悪くて申し訳ないけど)
「女より色付きの男の方が上」だとするマッチョ思想だと
お気楽な外国人は思った。
アメリカが自らを「公正な社会」と自慢するのはまだ早いよな。

それにしても、映画の中に何度も出てきた
フライドチキンが美味しそうだった!
胃が刺激された。

ケネディがサイクロップスだったんだなあ。
各大頭領像はかなり美化されてるかな。
キャロライン氏への配慮もあったし。
(これは「現代に繋がっている」と読むべきなんだろうけどね)
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劇場版 TIGER&BUNNY The Rising×大江戸温泉物語(1回目)

2014年02月22日 | タイバニ
10時半に羽田空港に到着し
品川からのシャトルバスに乗ろうとして失敗し
なんやかんやありましたが、なんとか到着。

ドアを開けたら


折紙先輩が出迎えてくれます。


入場料はいろんな割引がありますが
今回はANAカード提示で1700円になりました。
期間限定らしいです。
マイルもつくそうです。

入り口で入館手続きをして浴衣を受け取り、
まずはお風呂へ。
大きい湯船に寝湯にサウナに露天風呂。
ただ、ワンフロアに数種なのはちょっと寂しいかな。
大阪のスパワールドはもっと広くてたくさんお風呂があったなあ。
コンパクトなので全種入っても時間が掛からないのはいいのかな。


お風呂から上がって、館内探検。
そこかしこにタイバニ。




天井にも!




ゲームの的も映画の彼


ワイルドくん


ときどき光ります。光るのは1分だけです。


ライアンちゃんもいます。


ドミノピザのバイク




スタンプラリーもやりますとも!


フード。
グッドラックオムライスとドリンク「サイクロン」


乙女☆クラブパフェとタナトスの声


買い逃していたうさとらも買えた!!



コラボ期間は4月13日まで。
もう1回行けるかなあ。
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中山寺と売布神社と美味しいもの

2014年02月21日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
蘭とむ最後の大劇場主演と小山さんのライブと海鷲をかけて
遠征することにしました。
ギリギリで安いツアーを探したため
伊丹空港に9時半の着く飛行機利用。
13時開演まで少々時間があるので
中山寺と売布神社に行って来ました。
阪急電鉄で宝塚に行くと必ず通る場所へ
やっと行くことが出来ました。

中山寺
駅から徒歩3分ぐらいでした。










1本だけ梅が咲いていました。

梅林はまだまだのようです。

境内はとても広く、本堂以外にも
寿老神堂、大黒堂など、
たくさんの見所があります。


売布神社は駅から5分ぐらいですが
坂道の上でした。
さらに階段を昇ります。




清荒神は駅から遠そうだったので次回の課題に。


開演までの時間にお昼御飯。
宝塚南口の「カロス キューマ」
ベーコンとキノコとほうれん草のクリームパスタ

クリームソースはコクがあるけどクドくはなく
塩加減とかもすごく好みでした。

デザートも付けちゃった。



終演後は江坂のホテルにチェックインしたあと、なんばへ。
道頓堀の今井本店で

月替わりの創作そばをいただきました。
今月は焼き穴子が入ったかぶらあんそば。

変わったものが食べたいのと
関西の葱が苦手なのでこうなりました。
トロトロの餡で暖まりました。


ANOTHER DREAMには19時頃入場

終演は21時半前ぐらい。
建物の外に出てすぐの信号を渡れば
「seeadler-海鷲-」が入っているビルです。
ちょっと小腹が減ったのでハムカツをいただいたり
お酒を薄めにしてカクテルを作っていただいたり。

「メックリンガー」は薔薇色。
今日は満員。男性の方が多かった。
いろいろ楽しいお話が聞けました。


ホテル到着は23時過ぎぐらい。
1本で帰れるから便利でした。


たくさんのことができた1日でした。
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2月21日@アナザードリーム(セトリ)

2014年02月21日 | 小山卓治
イリュージョン
ナイトウォーカー
タイム
ひとつになりたい
イエローセンターライン(ピアノ)
されど私の人生(カバー)
汚れたバスケットシューズ(朗読)
シャドウランド
光が降る
はるかな故郷(ピアノ)
ひまわり(ハープ付き)
カーニバル
嵐からの隠れ場所

アンコール
NYNY

モアアンコール
Show Time

ギター自慢
詩集宣伝
ハーネス宣伝
寺ツアー勧誘
神戸熱烈勧誘
松江まったり勧誘
コメント (4)
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「ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛―/TAKARAZUKA ∞ 夢眩」(宝塚花組)@宝塚大劇場

2014年02月21日 | 宝塚(花組)
芝居について。
小説は読んでません。
原作を下敷きにした「失われた楽園」は見ています。
その前提での感想。

中盤まではハリウッドの華やかさなどを含め悪くないのに
段々なにを主筋にしたいのかがあやふやになり、
最後は連載打ち切りのように唐突。
未完の作品なんだから自分なりのオチを生田くんにはつけて欲しかった。
「ここまでしか原作はないんで」みたいなかんじ。
蘭とむに適当に語らせて終わりは腑に落ちない。
見る人の半分ぐらいはタイクーンが死ぬのを知っているけど
それをどういうふうに描くか、そこを楽しみにしているのに、
あんな<以下略>みたいな最後はないだろう。
一言の他人台詞で終了。
フェルゼンの元に来たジェローデルの
「オスカルは、死にました」で
バスティーユ無し、ガラスの馬車無しで
オスカルが語って終了したら、お客さんは怒るよね。
でも、そんなかんじだったよ。

さすがにイケコとの差が出たな、と思ったけど、
「失われた楽園」はラストの絵ありきで
そこから逆算して作ったかんじで
ラストはとても素晴らしいけど、
途中のタイプライターの場面とか中弛みもあったしな。

しかしミキちゃんは帝王・タイクーンで、
蘭とむは多少自分勝手だけどが人が良い男にしか見えない。
役者じゃなく脚本のスケールの差がその辺りに出てしまっている。
生田くんはショー的な部分は悪くないけど、
歌のセンスがないな、歌の印象が残らない。

蘭蘭はなんだか「星の王子様」のあのカップルみたいなかんじ。
前半の恋バナはいらないんじゃないか。
あそここそ説明台詞で省略しちゃえばいいのに。
あと、なんでだかわからないけど、
蘭蘭、というのか、蘭とむのキスって
あんまり上手くないよね。
ちえねねなんかブチューーー!と行ってるのに
蘭蘭はいかにも芝居で、口は重ねてませんよ!
って風情になって、ロマンが無いわ。

そして!
みりおのヒゲ親父が劇的に似合わない!
生田くんは「春の雪」でみりおと組んでいるのに、
なぜこうも全く合わない役を描けるのか。
不思議でならない。

もしかして生田くんは、自分と同じ年齢の若者は描けても
おじさんは描けないのかなあ。
蘭とむの個性も生かし切れていないと思うよ。


ショー。
上演前の幕の段階で、すでにサイトーがやらかしています。
内容もいかにもサイトーで、
ゴチャゴチャしすぎていて、光モノの衣装が多くて、妙な色のカツラが多くて、
とりとめがないです。
テーマが見えないので場面の繋がり・流れが超悪いです。
霧駅は4つの大きい場面を作ったから、いくらかまとまりがあったのかな。
たぶんアニソンもあり。まりものエヴァ服あり。
トップ&娘1じゃなく、トップ&娘2(?)、3番手&娘1などの
謎の組合せも相変わらず。
でも若手にソロを振り、さお太さんに踊らせ、
退団のよっちの見せ場を作る等はありがたい。

どうぶつはオープニングだけ蜘蛛が登場。
みりおが「スパイダー」と歌っている。サイトー自重しろ。

中詰の衣装ががアパショOPで、
男役ほぼ全員?に施されたマイナーチェンジに
衣装部の本気をバリバリ感じた。

芝居の指揮はLove一郎、ショーは御崎先生だったかな。

柚カレーが芝居では目を引く華やかさがあった。
(今回で初めて認識した)
目鼻立ちも良いけど、ショーのソロの歌はかなりヤバい。
キキちゃんは順調に育っている。かな。
あきらが安定してイケメン。

今日はえりあゆがご観劇。


大劇場の1階の女子トイレ改装。
個数が増えたのはありがたいけど、
入口から一番奥のトイレまでが遠すぎて、
どこが空いているのかわかりにくかった。
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「風と共に去りぬ」(新・午前十時の映画祭)

2014年02月16日 | 映画
もう何度目かわからない「風と共に去りぬ」、
昔はバトラーが報われなくて可哀想と思っていたけど
最近は「大人のバトラーが譲歩してやれよ」と思う。
中身が子供って鬱陶しいな。
それに比べるとスカーレットはよく頑張っている。
私ならメラニーを見捨ておばさまと逃げるよ。

今回は特に男の身勝手さを感じた。
スエレンに真実を確かめないまま、
スカーレットと結婚したフランクもだけど、
看護婦確保のためにスカーレットに
あれこれ言うミード先生に腹が立った。
南軍のためとはいえ、負傷者が続々と送り込まれているとはいえ、
余所様のお嬢さんを戦地で危険なめに合わせるなんて。
実家はタラにあって、
アトランタに来ているのは
あくまでも「一時的に」って知ってるはずだよね。
メラニーに流産の危険があるからとどまった期間も
スカーレットは看護活動は続けていたよね?
せめて退路は確保してあげないと!
俺は知らね、で放置とはなあ。
ひどすぎる。
私が身内なら怒る。

スカーレットはメラニーを憎んでいたけど
メラニーがいたから生き延びたんだよね。
相互依存、というよりは、
聖母のお慈悲を受ける人間、みたいな図なのかな。

見る年齢が変わると感想も変わるね。


バーベキューが「園遊会」と訳されていたな。
元々「おもてなし」的な意味なのかな。
「スカイハイ」は「空高く」、
転じて「高額な税金」の意味も。
そういやスカイ・マスターソンのあだ名も
「掛け金が天井知らずで天にも届かんばかり」から来てたな。
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「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising- in ナンジャタウン」(2回目)

2014年02月15日 | タイバニ
ライジングinナンジャタウンの2回目です。
映画の前後に行ってきました。

まずは餃子
「虎徹のホットドッグ風餃子」(包王 750円)

けっこう食べ応えあり。
餃子はケチャップも辛子も合う。
パンが冷たいけど、熱かったら食べづらいか。

「ワイルドタイガーvsルナティック餃子」(皇蘭 730円)
「ぐったりタイガーチャーハン餃子」(安亭 700円)

ルナティックの炎を表すのは寒天?
単体では最初は味がないけど、
段々と餃子の脂っこさが移ってきます。
最後の口直しに、と思ってはいけません。
せんべいは味無し。
肉肉しかったです。
チャーハンは写真ほどネギは入っていませんでした。
(私にはラッキー!)
トッピグングのチーズが意外に胃への攻撃力が高いです。
餃子の皮はもっちり厚め。

デザート
「イワンの茶巾クレープケーキでござる」(パティスリーキュート 680円)

茶巾クレープの中は果物が数種類ゴロゴロ入っていました。
イワンの顔はチョコレートだったかな。

「コンビ復活!虎徹とバーナビーのダブルチェイサーアイス」(サンタチューボー! 680円)

写真では見えないのですが、イチゴソフトと抹茶ソフトの共演です。
土台はスポンジケーキ。
サクッとしたチョコのスナック菓子は車輪をイメージかな。

本日のステッカー

常に「統一できなかったなあ」と思う結果になるんですよね。
クレープの代わりにおじさん系を入れたら、
と後で少し思いましたが、クレープが食べたかったんだよう!!

映画の看板は氷と炎。





よくよく見たら共演者の名前も書いてあるんだね。
各主演に虎兎が絡むのね。

ガラポンは5回。
ステッカー3枚と缶バッジ2個。


ヒーローTVのミッションは雪のためか、10時からは行われず。
16時頃に戻ったら行われていたのでトライ。
虎徹さんのミッションでした。
2箇所を廻り、写真を撮って終了。
缶バッジをもらいました。

私は簡単なミッションだったけど
「人数を揃えて」なんたら的なミッションもあるみたいです。
ぼっちで行ったら難しいよねえ。

期間中にもう1回は行けないかな。
大江戸温泉にも行きたいしね。

今回も楽しませていただきました!
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「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」(2週目)

2014年02月15日 | タイバニ
今週は雪が残りまくりの池袋で2回見ました。

週替わり特典は2回ともスカイハイ。


10週目ぐらいになったら公式HPに全員のコラムを掲載してくれることを
切に望みます。

週替わり映像、今回は虎徹さんとパオリンちゃんでした。

本日は、夜中に男子フィギュアを見ていたため超寝不足。
1回目のつぶやき(感想)は残っていません。
が。
眠りませんでした。

2回め(通算4回目)に気になったこと等。
 ・孤児院御一行斜め後ろにいたのはやっぱりゲイカップルだった。
 ・ライアンはイグアナにどんな名前を付けているんだろう。
 ・コンビ再結成の件はどう見ても公開プロポーズだけど、
  一般男性が見たら「再結成、良かったね」ぐらいの友情物語なんだろうか。
  謎だ。
でした。

エンディングの絵本のあたりも虎徹さんがいるらしい?
次回チェックします。
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「スノーピアサー」

2014年02月11日 | 映画
地球温暖化抑制のため蒔かれた化学物質により
地球が雪に覆われることになった。
極寒の地で生き残っているのは
地球を1年かけて1周する列車「スノーピアサー」の乗客のみ。
列車の中には、家畜の飼育設備、植物工場、
雪を原料とした給水施設等が有り、
停まることなく動き続けても
乗客の生命は維持される。

乗車時の状況等により、
列車内での階級が決まって十数年。
最下層である列車最後部の乗客は反乱を
上層部が住む前方部を目指す。


すっごく面白かった!
ツッコミは多々あれど、
(ほんと、たくさん!あるけど)
アイデア一本で持ってく話は大好きだよ。
小出しに真実がわかるパターンではあるけど、
「ここ」と「ここ」は、の「点」はわかるけど、
繋がり方が予想外だった。

そしてハリウッド映画じゃないので
予定調和はなく、
容赦なくいろいろ発生する。
彼の告白は、
なんとなくそうじゃないかと思っていたけど
言葉にされると重い。
彼を責められる人はいないだろう。

後半で明らかになる、とある人物の行動も
正反対のことのようであるけれど
その2面を持つのが「人」なのかもね。

元はフランスの漫画らしいです。
それをハリウッドの役者を使い、
韓国人の監督が映画化。
韓国映画について
いろいろ思う人はいるかもしれないけれど
日本の監督であの役者陣を
こうも上手く使える人は皆無だと思う。
それだけ適材適所。
素晴らしい。

あのイヤなおばさんがティルダだったのか。
驚きだ。
他のキャストも良かったよ。
ソン・ガンホもジェレミーも。

時々聞こえる日本語も
不自然ではなかった。

オチは、どうなのかな。
あれでいいと思うけど。
明るい未来が来るといいね。
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「ラッシュ/プライドと友情 」

2014年02月11日 | 映画
F1とF2の違いとか、
レースでは何周走れば良いのかとか、
その辺が謎のままでも面白かった。

正反対の性格のライバル、
というよりも、
スター希望とレーサー希望がライバルだったのかな。

天才肌のハンサムなジェームス・ハント役はクリヘム。
大きい身体で子犬の目のクリヘムは
女が放っておけないのが納得。
緊張のあまりレース前に嘔吐し
記者会見中でもライターをいじられずにはいられない。
自由奔放の中の繊細さがすごく良く出ていた。
富士のレースは「頑張れ!」って
応援しながら見てました。
結果はなんとなくわかっているけど
それでも、肩に力が入っちゃいました。

対するニキ役はダニエル・ブリュール。
何度も「ネズミ似」と言われて気の毒だった。
充分、可愛いと思うよ。
理論的に考え、マシンを改造し、
自分の売り込みも理性的。
結婚しても「幸せは敵」だと言い、
レースに賭ける人生は実にストイックだった。

好対照の人生だった。
実際もこんなかんじなのかな。

「富士山麓が豪雨でごめん」と
つい思っちゃうね。
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「小さいおうち」

2014年02月11日 | 映画
独身で無くなった大叔母の遺品の中に
書きかけの自伝があった。
その中に書かれていたのは・・・


良かった。
戦前の山手の小さいおうちでの出来事。
は暗くて貧しい世界ではなく、
戦争もすぐに終わると考えられていた時代の、密やかな恋。

タキちゃんがずっと抱えていた秘密は
どれだけ彼女の心の重みになっていたかと思うと涙ボロボロ。

私の母は昭和10年生まれの船橋育ちですが
話を聞く限り戦争中も惨めでひもじいというほどではなかったみたい。
(盲腸の手術を軍医さんにやってもらったそうです)
だから妻夫木君演じる、大叔母の兄弟の孫(姪孫というらしいですね)が
戦前は暗くて貧しい、国民は騙されて戦争に向かった、
国民は戦争を反対していたはず、という断定には
おいおい違うよ、ばあちゃんは嘘なんかついていないよ、と思うけど
戦前・戦中生まれの人が近くにいない若い人には
彼が言うことの方が真実に思うんだろうな。

あの時代を直接知っているわけじゃないけど
すべてが懐かしい風景だった。
「小さいおうち」の内装がとても素敵。

人件費が安かった当時は、女中は女性のれっきとした職業だし
中流より上程度の家庭でも女中がいるのが普通だった。
今の基準で断じちゃダメなんだよね。

黒木華ちゃんは、芝居がすごく巧いわけでは無いけど
(発声が少々頼りないけど)
「田舎から出てきた若い女中さん」が実にハマっていた。
太い黒い眉毛にりんごほっぺ。
着物の着こなしとか、
ちょっとした仕草(袖を括るとか)が
すごく自然な動きだった。

松たか子はそんなに好きというわけじゃないんだけど、
昭和のほんのちょとだけ良いところの若奥様の雰囲気が
ドンピシャ過ぎだった。
お姫様ではないんだけど、人を使うことには慣れている。
帯を締める場面等、ときどき生々しい「女」の部分が露出していて
やっぱりすごいなあ、と思う。

片岡孝太郎くんも昭和顔だよね。
蛍ちゃんは凛々しいけど、顎が小さすぎるんだろうな。

姦通罪があった時代だけど、
不倫が皆無だったというわけではなく
きっとあんなこともあったんだろうなあ、
と思わせる雰囲気がありました。


この先、ねたばれ。


タキちゃんが好きだったのは
板倉さんより奥様だったと思う。
レズビアン的な愛情もあったかもしれないけれど
憧れの大人の女性に対する情愛の方が近いかな。
奥様に悪い噂がたたないように、と考えたから
「手紙を」と言ったのでは?
渡さなかったのは、ほんのりとした嫉妬。
正しいことをしている、
奥様のためになることをしている、
と考えたんだよね。

板倉さんが来なかったときの奥様の絶望感は
どれほど深かったことだろうか。

それをタキちゃんは見ていたはず。
それでも自分の行いを正当化しようとしてたけど
空襲でご主人夫婦は二人っきりで亡くなる。
それを知ったタキちゃんは、
なぜあのとき、奥様の希望を叶えなかったんだろう、と
後悔したんだろうな。

自分の兄弟の子供やその孫が
あんなに慕っているんだから
その後の彼女の人生は、
決して悪いものではなかったと思う。
それでも忘れ得ぬ後悔は心の中に重くとどまり
自分だけ生き残ってしまった苦しさは
ずっと持ち続けていたんだろうな。

こういう、なんとういうのかな。
人の業の深さがうかがえるのに、
「小さいおうち」というメルヘンチックな環境が
なんともいえずマッチしていたのが良かったです。
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