当初ウィーン版に近いと聞いていましたが、いやいや充分宝塚版。ムラから東京へ来た時程度の改訂でした。
山口さんの化粧は思ったほどインパクトのあるものではなく普通の舞台化粧のうちでした。宝塚で見慣れちゃったのかしら。多少のシーンの追加等がありますが、ライブです!エリザベート好きな人は是非行って下さい。好きな組ほどの感動はないかもしれませんが、楽しめます。その中で気になった点をいくつか。
まずトート、エリザベート、ルキーニに狂気が感じられません。ルキーニはたんなる下品なにーちゃんです。なんでトートの手下なのかわかりません。トートは、まず死神ではありますが、黄泉の帝王閣下ではないです。そのため黒天使さん達の存在意義がわかりません。そしてエリザベート。精神病院が2幕の初めの方にきてしまったせいかもしれませんが、宮廷の束縛から逃げたいという切迫感がほとんど感じられないのに「あなたの方が自由」と言われても困っちゃいます。どこかでも言われてましたけど、ちょっとガマンすれば立派な皇后になれそうでした。そしてトートとエリザベートの関係も不明。惹かれあっているようには見えないの。原作のようにトートがエリザベートの分身・幻影なら「愛と死の輪舞曲」は必要ないと思う。宝塚版は狂おしいほどエリザベートを求めたトート、何度かトートの誘いに乗りそうになりながらも生を選んでいたエリザベート、そして求めていた自由と黄泉の彼方が同じだと気づきトートを選ぶ。その葛藤が見えない。星組での1幕、エリザベートの寝室にトートが来て誘うでしょ。その時のあやかは一瞬身を委ねようとするけど「2人で」て言われて拒絶し「あきらめない」と言う。愛の話にするのならこれが欲しい。その2人の物語がさっぱりした結果、本来持つ幻想的な雰囲気が薄れ、ただの歴史物になりそうなカンジもする。ま、開けたばっかりだし、今後を期待しよう。
それと群舞はやはり宝塚だね。ハンガリーが寂しい。結婚式後の舞踏会とかも。やはり30人くらいは群舞が欲しいね。それと特に黒天使さんたちですが、技術が高いのはわかるが、逆に踊りすぎて鬱陶しい。宝塚の踊りは単調だと思ったが、そうではなかった。物語を伝えるための群舞は、踊りを見せてはいけないのね。それとルドルフの井上君。化粧が薄い!眉毛と目張りをもっと入れて!
と、言いつつ内野トートの日も買っちゃったよ。
山口さんの化粧は思ったほどインパクトのあるものではなく普通の舞台化粧のうちでした。宝塚で見慣れちゃったのかしら。多少のシーンの追加等がありますが、ライブです!エリザベート好きな人は是非行って下さい。好きな組ほどの感動はないかもしれませんが、楽しめます。その中で気になった点をいくつか。
まずトート、エリザベート、ルキーニに狂気が感じられません。ルキーニはたんなる下品なにーちゃんです。なんでトートの手下なのかわかりません。トートは、まず死神ではありますが、黄泉の帝王閣下ではないです。そのため黒天使さん達の存在意義がわかりません。そしてエリザベート。精神病院が2幕の初めの方にきてしまったせいかもしれませんが、宮廷の束縛から逃げたいという切迫感がほとんど感じられないのに「あなたの方が自由」と言われても困っちゃいます。どこかでも言われてましたけど、ちょっとガマンすれば立派な皇后になれそうでした。そしてトートとエリザベートの関係も不明。惹かれあっているようには見えないの。原作のようにトートがエリザベートの分身・幻影なら「愛と死の輪舞曲」は必要ないと思う。宝塚版は狂おしいほどエリザベートを求めたトート、何度かトートの誘いに乗りそうになりながらも生を選んでいたエリザベート、そして求めていた自由と黄泉の彼方が同じだと気づきトートを選ぶ。その葛藤が見えない。星組での1幕、エリザベートの寝室にトートが来て誘うでしょ。その時のあやかは一瞬身を委ねようとするけど「2人で」て言われて拒絶し「あきらめない」と言う。愛の話にするのならこれが欲しい。その2人の物語がさっぱりした結果、本来持つ幻想的な雰囲気が薄れ、ただの歴史物になりそうなカンジもする。ま、開けたばっかりだし、今後を期待しよう。
それと群舞はやはり宝塚だね。ハンガリーが寂しい。結婚式後の舞踏会とかも。やはり30人くらいは群舞が欲しいね。それと特に黒天使さんたちですが、技術が高いのはわかるが、逆に踊りすぎて鬱陶しい。宝塚の踊りは単調だと思ったが、そうではなかった。物語を伝えるための群舞は、踊りを見せてはいけないのね。それとルドルフの井上君。化粧が薄い!眉毛と目張りをもっと入れて!
と、言いつつ内野トートの日も買っちゃったよ。