きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「砂の器」

2005年06月29日 | 映画
砂の器 デジタルリマスター版

 デジタルリマスター版を劇場で見てきました。推理モノ、と捉えるならば、田村正和主演のTVドラマの方が面白かった。なにより動機がクリアだった。加藤剛は、若くてカッコイイんだけど(ときめいちゃったよ!)、いかんせん善人オーラが強すぎて、恩人を殺してまで、現在の生活を守りたいようには見えないんだよなあ。将来の妻・義父には、こっそり隠れて会えばいいじゃない。今西刑事だって「三木巡査が和賀の過去を公言するとは思えない」って言っているんだし。それでも宿命を断ち切りたかった、とは見えない加藤・和賀でした。正和には「過去を捨て去りたい」という「野望」が感じられたので、余計にね。それとも父と自分を引き離した三木が、今になって父に会えって言うことに対する怒りが動機?自分が大切にしていた「宿命」を断ち切った者への怒り?こちらにしても加藤剛からは見えないけど。

 いま見ると、おや?と思うのは、病気の父の元から母が去ること。平成の世なら、母が子供を連れて去るんだろうなあ。でも昭和初期だから、長男を父の元に残すのが普通なんだろうなあ。そして、差別による村八分。これも、昔は普通だったんだろうなあ。

 映画の前半は、ちょっと弛めな推理モノ、後半は一変して重い社会派ドラマ。一貫性がないかのように思えます。それでも、この映画が傑作だと言われるのは、役者陣の演技ではないでしょうか。特に加藤嘉(余談だが黒髪姿は初めて観た)。放浪しているときの、台詞無しの演技も泣かされますが、死ぬまでにもう一度息子に会いたい、と、20年間そればかり考えてきた彼が、成長した息子の写真を見て「こんな男は知らない」と叫ぶ。その叫びは息子に捨てられた恨みではなく、写真を持ってきた男が刑事だから、自分とは無関係でいる方が息子のためになると判断したから、他人だと言う。本当は写真に縋りつきたい、息子がどこでなにをしているか知りたい、それをすべて押さえて「知らない」と叫ぶ。その姿に涙ボロボロでした。父なりの、贖罪なのかも。あと緒方拳(老けメイクはちょっとヘン)ですね。子供が消えたときの「秀夫ーーーっ」の呼び声。悲痛で、どれだけ子供を愛し心配しているかがわかります。そして加藤剛。「犯人」としての造型が弱いけれど、「音楽家」としての表情は良かった。偽りの人生の中で、音楽の中にだけ「本当の自分」がいたんだろな。

 映像には昭和の風景がたくさん。緑多い田舎町、舗装されていない道路、無人駅。東京も高いビルは少ない。ちょっと前、と思うけど、30年前なんだよなあ。役者も若いよ。島田陽子の胸は脱ぐほどではなく。渥美清や野村昭子が出ると客席にざわめきが・・・。気持ちはわかるけどTVを見ているんじゃないんだからさ。いちいち騒ぐなよ。あと「じゅんぷうまんぽ」は無いだろう。ここだけ録り直しとかできないかなあ。演出の「間」は、あんまり好きじゃない。でも、加藤嘉の演技だけでも見る価値は十分にありました。


追記
 映画的には、和賀が過去を、「宿命」を断ち切るために、三木巡査を殺したと思うのですが、観賞後一日たったところで、逆に三木巡査が自分と父の「宿命」を断ち切ろうとしたために殺したのかな、とも思えてきました。和賀は、「秀夫」として以外、父に会いたくなかった。「和賀英良」として、他人になった自分が会ったら、父と自分の絆・宿命が断ち切られてしまう。だから、「過去」に「宿命」を断ち切った三木巡査ではなく、「これから」を断ち切ろうとする三木元巡査を殺したのかなあ、なんて思ったり。そうじゃなきゃ、殺さなくてもいいよね。演奏会が終わったら行く、とか、言い繕えるもんね。
 愛人に自分の子供を堕胎させようとしたのは、父と自分の「宿命」に、他人を入れたくなかったのかなあ、とか。田所さん達は打算だから別にいい、ってか、自分の中ではあくまでも「他人」。と、自分の好みの方向に話を解釈するワタシ。でも、「ピアノ協奏曲『宿命』」から受け取れるのは、忘れたい「過去」じゃないよね。「永遠に途絶えることのない流れ」のように私はかんじました。辛くても恨めしくても、愛おしい、逃れることのない流れの中に、和賀は自身を置いているように見えました。そこには、父と自分しか存在していないんだろうなあ、と。それが「音楽を通して父と会っている」ということなんだろうなあ。
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音ズレの原因、など

2005年06月26日 | その他イロイロ
 25日に書いたDVDの音ズレですが、どうもDVDのハードやメディアではなく、動作確認で使ったPSの方に原因あるようです。DVD機にメディアを入れて再生したら問題はないのよ。ということで、私からDVD-Rを受け取った方々は、PSでは再生しないでくださいね~。

 私信:日記をご愛読いたき誠にありがとうございます。そうです、某所に書き込んだのは私です。たま~に雑談等には出現するかもしれません。書き込み時間のチェックはしないように、よろしくお願いします。。。

 OFFの最終号が来ました。スタッフの皆様、ご苦労様でした。ネットがない時代は卓治の消息を知る唯一の手段でしたね。どこかに書いたかもしれないけれど、一番好きな企画は「食べ比べ」でした。ネタがない時期に無理矢理作った企画だったとは思うのですが、他では見たことがない!オリジナリティ溢れる企画でしたね。オマケCDは卓治直筆で会員名が書かれていて感動しました。画数の多い名前でゴメンね。FCの活動は紙媒体のOFFは終わり、ネット上のONEへ移行するのですが、私たちは依然、紙媒体です。だって、ねえ(笑)そろそろ表紙のネタも尽きてきました。また一週間前ぐらいに神のお告げが来るかしら。
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「ニーベルングの指輪」ベルリン国立バレエ団

2005年06月26日 | バレエ・ダンス
 長かったですね~。第一部と第二部、第三部と第四部、それぞれのごく短い暗転の時間に、会場中が身じろぎをしていましたね~。時間的には映画二本分なので案外平気でした。
 一応あずみ涼のマンガで予習していたのでストーリーはおおよそわかったのですが、いかんせんモトのオペラを知らないので、話的にはココがツボ!とか、ベジャール的にはココがツボなんだろな、という辺りが全然掴めないので、流れ行くドラマを、傍観者として、ただただボーーーっと眺めていました。感動!ってことはなく、ふ~む、こーゆー世界かあ、みたいな。正直、面白いとは思えないけど、やっぱり見ておいて良かった、とは思いました。
 一番印象深かったのは「さすらい人」のアレクセイ・ドゥビニン。なにもしていなくても、ただ舞台の端にたたずんでいるだけでも存在感がありました。ローゲのマラーホフは、ベジャールらしさはない。けど、逆にベジャールをあれだけクラシックに踊るのもすごいのか???役としては狂言回しの要素があるようだけど、あんまり作用していなかったかな?ブリュンヒルデのヴィシニョーワ。私はいままでの彼女の中では好きな方だったけど、ちょいと小さいかな。あとはピアノ演奏のエリザベット・クーパー。話に絡んでいてビックリだ。踊りとしては、フンディングの手下達、ジークフリード(少年時代・青年時代とも)、グリムヒルデ(右足は赤いハイヒール、左足はトウ・シューズ)&アルベリヒが良かったです。舞台装置は「ドン・ジョバン」を思い出させるような。下手奥に扉あり。スポットライト等の照明のパターンがいくつもあり、「ラ・バヤデール」の単調な照明は劇場に機材がないから、ではなかったのね~、と。
 上にも書いたけど、熱狂的なファンがいるオペラを、ベジャールの哲学を絡めてバレエ化、ってことで、両方が好き・理解できるんであれば面白いんだろうけど、私はあんまり・・・。フンディング達をマフィア風に、人間族はナチス風に、とか、ツボに入れば楽しいんだろうなあ、と思いながら見ていました。全般的にクラシカルな雰囲気で、ベジャール作品が持つ破壊力みたいのは感じられませんでした。けど、最近はどこでもそうかなあ。ベジャールが古典に入りつつある時代だもんね。「衝撃」はもう存在しないのかも。それにしても、長くやる理由、「壮大」とか「複雑に絡み合う人々(あるいは神々)」ってのが感じられず、オペラの粗筋紹介になっていた部分がなきにしもあらず。。。と各話5~10分寝ていた私には語る資格はありませんね。ごめんなさ~い。
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DVDの整理をする、など

2005年06月25日 | その他イロイロ
 このところお出かけ続きだったので、本日は家に閉じこもってDVDの整理をしていました。だいたいはHDDに入れてあった番組のR化。
 いままではHDDにHQ(いちばん良い画質)で録画して(3時間弱で10GBぐらい)のを、4.7GBのRに「自動調整ダビング」って機能を使って入れてました。これだど、実質的に「再生しつつ録画」なので、入れる内容分の時間がかかるのです。3時間弱の内容なら、同じ時間だけ使ってのダビング。
 今回はほどほどの画質で録画したTV番組(1時間で1.5GB程度)をR化。2本入れてもRの容量以下なので、「高速ダビング」って機能を使ってみました。そうすると、早い、早い。2時間分でも10分強でダビングできちゃうの。タイトルを入れてファイナライズをしても20分弱。早い~~、と調子に乗って焼いていました。
 で。それを再生してみたらですね。びっくりです!
音がズレている・・・
最初は大丈夫なんですが、ちょっとたつと「画像」と「音」がズレるんです。「画像」より「音」が後に来るんです。「雨に唄えば」の「Yes、Yes、Yes」「No、No、No」状態。HDDの方で再生すると普通なんです。ちゃんと合っているんです。これって、
 ・安いメディア(50枚1780円)を使っているから
 ・高速ダビング機能
の、どちらに問題があるのかしら。多分、いままでやってきた自動調整ダビングは大丈夫だったと思うんだけど。どうでしょう?友よ???試しに明日国産のメディアを買って試してみます。

 この他には、ビデオ本体に噛まれてテープに切れ込みが入っているなど、状態がデンジャラスなビデオのDVD化。とりあえずHDDにHQで録画。「ロシア・バレエの名花 リュドミラ・セメニャカ」も、切れ込みが不安で長い間再生できなかったけど、DVD化しちゃえばいつでも見られるもんね。とりあえず録画のための再生はうまくできました。良かった。セメニャカ、若いっすよ~。この調子でむかし録画したビデオのDVD化も進めなければ~~。星矢とかトルーパーとか新スパイ大作戦とか。
 
 
 本日の土ワイは名取裕子の検察医。レギュラーの西村和彦がいなくなる話でちょっと重かった。のに。。。記憶に残るのは最初の集団自殺の現場の落書き「ふとんがふっとんだ」。なんで、こんな言葉を・・・。
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林家たい平独演会「未来予想図1」

2005年06月24日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
「平林」
前座の柳家緑太。まだまだ修行途中。声が若めなので、小僧はカワイイが、おじさん系がちょい弱い。テンポはイイ。「ひらりん ひらりん」と、こちらも体が揺れそうよ。余談だが、友人の会社が平河町にあり、平林さんという人もいるそうだ。

「青菜」
たい平君で前に聞いたことがあるけれど、最後まで聞き入っちゃったよ。うまくなっているなあ。夏の日差し、植木職人の描く汗、といった暑い夏の描写と、酒、江戸切り子、鯉の洗いなどの涼やかさの対比が良く出ていました。職人も、女房も良いのですが、旦那がすごく良かったです。懐の深い優しい旦那でした。
 
 
 落語の後は、マクラ集というのかな。「大きいホールで私を見るとコレくらい」の人形表示とか、「色っぽい着物の着方」とか。そして話の方向から、も、もしかして、・・・・と思ったら、来ましたよ!
花火!
花火が来たのよ!!!
ああ~、もう何年ぶり?期待はしてみたけど、真打が体を使う芸なんて、もうやらないよね~、と思っていたので、嬉しい!!!涙が出そうだったよ!!ありがたや~。

「千両みかん」
中入りの後は、押してきたのかマクラ少なめで本編突入。これもたい平君で聞いたことがあるけど、やっぱり味わい深くなっていました。年齢を重ねたせいか「大人の男性」の幅が広がってきたと思います。番頭さん、旦那、みかん問屋の演じ分けが良くなったと思います。馬鹿馬鹿しくも、切ない話ですよね。みかん一房百両。ああ~。

 むかしは「人力XXX」とか、2本やれば1本は新作を聞きたい!と思っていたけど、今日は古典ONLYでも楽しかったな。
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「WE WILL ROCK YOU」

2005年06月23日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 某所のプレゼントが当たったので行ってきました。QUEENは曲は好きだけど、ファンってほどでもないくらい。特に「何処に期待」という点もなく、なんとなく行ってきました。あまり曲を知らなくても、洋楽関連の小ネタをあまり知らなくても、そこそこ楽しめました。

 時は未来。「音楽」はグローバルソフト社から配信されるのみで、オリジナルの曲を作ることも歌うことも楽器を奏でることも禁止されている。学校で落ちこぼれのガリレオは、頭の中に音楽のフレーズが浮かぶようになる。これはいったいなんなのか?グローバルソフト社の追跡を逃れながら謎をさぐるガリレオ。ついには伝説の場所で「楽器」を発見し「音楽=ロック」を復活させる。ってのがあらすじかな。

 QUEENの曲を使ってミュージカルに仕上げていて、話自体はありきたりではあるものの、その方が「曲」の魅力が出るように思いました。フレディが少年時代から人生を回想するんじゃねえ。今年はすでにそのパターンを3本見ているし。これはこれでアリだと思います。ネット上で手に入るあらすじを押さえておけば字幕を見なくても話がわかるので「曲」に入り込みやすいかも。もともと「曲」自体にパワーがあるので、聴いているだけでも楽しいしね。ただ、最後の盛り上げ方が足りないかなあ。「うおおおおおおっっっ!」って雰囲気が無く、手順通り話が進んで行くというか。少々古い例えですが「アルスラーン戦記」みたいっていうの?「もしや、母上は、私の本当の母上ではないのでは?」「そうです」。。。。。って、2行で終わりかい???みたいな。もっと会場をぐうううううっと巻き込むようにして欲しかったな。
 役者さんはみなさん声が良く出ていました。特にスカラムーシュ役の女性が良かった。迫力がありつつカワイイ。キラー・クイーンも迫力満点。もちろんガリレオ役も良かったよ。

 ただ、コレが12600円or9450円ってのは、高すぎだよ。ロンドン等で大ヒットして、日本でもQUEENが流行っているから、客が入ってウハウハ~、と興行元は思ったかもしれないけれど、QUEENファン&ミュージカルファンの、どちらも取り込める内容であるってことは、どちらにも敬遠される要素があるってことで。もうちょっと安ければ「お試し」もできるけど、この値段じゃねえ。三ヶ月の興行なんだから、もうちょっと安くできると思うんだけどなあ。私なら、B席4000円ぐらいなら人にお勧めするけどね。定価ではお勧めできません。

 ビックリしたのが新宿コマ内部。改装されまくり。トイレが綺麗になったのはありがたいけど、ロビーがTDLかシネコンかってカンジ。殆どの店は撤退。幕間に団子を食べるのが楽しかったのに~。千枚漬けも買っておけばよかった。ドリンク500円など、物販が高すぎ!そして、雰囲気にそぐわないから仕方がないけど、小林一三先生の撤収は許せん~。北島サブちゃんの公演からは戻ってくるのかな。コマ内も元に戻るのかなあ。ここの改装費分、入場料を下げるべきでしょう。客入りは9割ぐらい。ただ私のような無料ご招待もそこそこいたと思います。私は「よ列」だったのですが、オペラグラス無しで全然OK。「狸」の時、ケチケチせず高い席に座れば良かったと大後悔。この席でマリコさんを見たかったなあ・・・。次回は頑張りましょう。

結論:「ル・ポワゾン」の「トップガンもどき」の方が、アレンジはうまいと思いました。
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「鳥類悲願始末人」復刊

2005年06月22日 | 漫画・小説・雑誌
明智抄「始末人シリーズ」第2巻の「鳥類悲願始末人」が復刊されました。
鳥類悲願始末人

表紙は「心美体健」から。私はカラーで見るのが初めてなので、バックが赤なのがビックリでした。1/4スペースに一部書き下ろしアリ。逆にサンショウウオの水槽や傭兵の格好をした高屋さんは載っていません。

「鳥類悲願始末人」
小鳥さんの素性と、高屋さん達が属する組織の片鱗がわかる話。私はつい最近まで小鳥さんは男の子だと思っていたのですが、それは間違いで女の子、表紙の二人が白雪姫と小鳥さん(ブルーアイズ)を擬人化したモノと言われて目から鱗でした。「かたやき」の実物を見たときもビックリでしたが。早く帰りたいときに残業が入るところにリアリティ・・・。
追記
「純情火炎始末人」を読み返したら、小鳥さんは自分のことを「オス」だと言っていました。
PSS通信7号の履歴書も「男」になっていました。

「新装転職始末人」
登場する漫画家のモデルは・・・(笑)。ドラマの「仕事人(始末人)」のように、仕事中に「挿入歌」が入るのですが、これがなんとも・・・。さすが明智先生です。振り袖姿の高屋さんも要チェックです。私も高屋さんの手料理が食べたい。「地方に住む痴呆作家」とか、トイレに行くとき「ドレス汚さないでね」って言われているのに洗った手をドレスで拭いているとか、さりげないところにも明智テイスト盛りだくさんです。半三郎臨終は、のちに作者の実話(飼っていたのは猫だけど)と判明。

「心美体健始末人」
「片づけられない」の先駆けですね。私は一時期コレを笑えないところまで行きました。私はこの時まだ「女の十字架」を読んでいなかったので、少女漫画の絵で明るく、されどとてつもなく深く、女の業が描かれていたのが大変ショッキングだったのを覚えています。
 「だってあなた 私の好きな人の 妻だもん」
 「あなたが私を憎んでいるよりずっと 私はあなたを憎んでいたんだもん」
お互い仲の良い友人でいるように見えながら、心の奥底では・・・。なのに、オチがあんなにスコーンと明るくて。私が明智さんにハマったのは、この作品からかも。

「風雅風韻始末人」
「アフロディーテの涙」の制服は、銀英伝の帝国軍の制服みたい。オーナーはルビンスキー似。一見おちゃらけた話に見えますが、「恋人として愛し愛されたい人の養子になる辛さ」が良く描かれていると思います。んで、恋愛は顔とか年齢とかではないと。ハゲでも親のような年齢でも、好きなことには変わりない。後年の「鍋島専科」に繋がるテーマですね。「ベターハーフ」も、「絵」は笑えるし、それが殺す理由ってのはなんですが、それを望むのも、またわかるような気がします。高屋さんは人を説得するのが上手ねえ。入野くんが殴ったのは高屋さん?それとも斉籐さん?

「お烏さま」
私は収録作品ラインアップを見たときは「トリ」だと思っていました。「カラス」だったんですねえ。前の4作とはうってかわって、爽やかな読後感。ホラーというより、民話っていうか、柳田国男系というか。私はドロドロ話の方が好きなんだけど、「始末人」の後は、こういった作品を入れるの方がイイのかなあ。

あとがきは娘さんを出産したときのお話。新生児が・・・。リアル・・・・・。経験者ならではの絵ですわ・・・・・・。
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「ラ・バヤデール」ベルリン国立バレエ団(ヴィシ&マラーホフ)

2005年06月21日 | バレエ・ダンス
昨日がマラーホフ版予習なら、本日は本番。ニキヤ:ヴィシニョーワ、ソロル:マラーホフ、ガムザッティ:クノップ。

 今日観ると振付の意味がわかりますね~。仰け反りが多い。そう、マラーホフお得意のポーズですね。とにかく、悩む、悩む、苦悩する。ああ、ボクってば~~。そうやってグルグルしているうちに、いつのまにか「生」と「死」の境界線を越えてしまう。彼が死ぬのは、神罰ではなく、死んでしまったニキヤに寄り添うためなんですね~。寺院崩壊は、彼が死の国へ行くための方便ってか、手段というか。
イヤだわ、こんな男
もともとソロルは煮え切らない男で。それを不自然に見せないように、ダンサーは(あるいは演出家は)いろいろと工夫するわけですよね。彼がこうなったのは、こういう理由で・・・とか、見せるのですが、マラーホフは
いっさい無し
「だって、ソロルは悪くないも~ん」という前提があるようですなあ。その理由付け、というより、言い訳を延々見せられるようで、私は好きじゃないわ、この演出。ぎりぎり、マラーホフだから価値がある。彼が悩む姿を愛でることにこそ価値がある演出であって、他のダンサーでは観たくないなあ、と思いました。ニキヤが死ぬところで早々とソロルは退出する。これって、ニキヤが蛇に噛まれたのは事故で、どーしよーと思うけど、大僧正が血清を持っているから助かるね、と思っているのかな。それなのにニキヤは死に、その真実がわかるのは白いショールが血に染まってから?
それはちょっとマヌケ
だと思う。
 それを含め、「死」を感じにくい演出ですよね。彼岸って言うのか。特に寺院崩壊版にするのなら、神が怒る理由を、もっと明確に見せて欲しい。ソロルが悩む理由を観るだけでは、つまらない。でも、これがきっと、マラーホフには理想の「ラ・バヤデール」なんだろうなあ。そう思うとなにも言えない。。。。。って言ってるけどさ。

 本日は3階正面だったので舞台美術全体が見えました。やっぱり脇の茶色はもっと前に出すべき。婚約式なんか、白いセットにぴったりくっつけるぐらいでいいんじゃない?照明は、そもそも(ベルリンの劇場に)器具がないのか、照明家がいないのか? 少々単調すぎると思いました。スポットライトぐらい使えないのかなあ。舞台を広く使いたいのなら、スカスカに思わせないように照明で工夫するとかさ。最終場面のストロボも不調で、ダンサーが「象さん」を外すのがバッチリわかったわ。あと、背景画が・・・ Orz 。藩主の館はどこにあるの?
箱根遊歩道?
なんとなく浮世絵テイストな色遣い。幻影の場面はマッターホルン?なんでこんな絵なんだろう。マラーホフ、インドに行ってみなよ、と言いたくなる。まあ、パリ・オペはジャワだけどさ、ここよりはちゃんと「アジア」だよね。これなら新宮有紀さんの方がいいものを作りそうだ(あくまでも個人的見解)。あ、暗転は昨日よりスムーズだった(と思う)。それだけは褒めておかねば。

 マラーホフ自体は、超お疲れモード。冴えがない。切れがない。宣伝部長も兼ねているから仕方がないのかねえ。すでに諦めているワタシ。それに釣られてかヴィシニョーワも少々お疲れ?いつもの生臭さがないのは良いことなのかどうなのか。ニキヤは思っていたより合っていた。ガムザッティのクノップは予想以上に良いダンサーでした。踊り自体もしっかりしていて良いのですが、「権力を当たり前のように持っている」雰囲気がしっかり出ていました。ソロルに会う場面でも、「私のことを好きになって当然」みたいな雰囲気がよろしいです。やはりガムザッティはこうでなくては。vsニキヤも、ヴィシニョーワとのバランスが良かったです。

 他は特には・・・。悪くはないけど、目に入る人はいない。「幻影」の前から3番目のグラつき気味で脚を上げるのが遅めの人しか、主演以外に目を引く人はいなかった。ブロンズは踊れているんだけど、プログラムを立ち読みしたくなるほどではなかったな。「壷の踊り」はねえ、ダンサーが、じゃなくて、「場繋ぎ」にしか見えないんだよなあ。ここの場面が「アジア」ではないので。必然性が感じられないから、面白みがない。

 まあ、なんといいますかねえ。2回観た感想はと申しますとねえ。「ルジマトフが踊り一本の道を選んでくれて良かったわ」ってことかな。演出・振付、だけならともかく、その上に立って統括するのは大変そうだねえ。主役を踊りつつそれらをやるのは大変だわね、ってのを実感しました。



ものすごい余談なんですが。
本日私の夕食はローソンのおにぎり2個。
「おかかしょうゆ」を食べようと持ったら、出てきたのは「きざみ梅」
梅は嫌いなのに・・・。
気を取り直し「生たらこ」を食べようと思ったら、出てきたのは「まぐろ漬け(茎わさび入り)」
わさび嫌いなのに・・・。
どうも、それぞれ欲しかった物の、隣にあったおにぎりを買ってしまったようなのですが・・・。
私になにが起こったのかしら・・・・・・・?
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ユニット名は・・・

2005年06月21日 | その他イロイロ
劇団四季「オペラ座の怪人」オリジナル・グッズの「ファントム・ベア」を
友人に買ってきてもらいました。
 

 
マスク着脱可能のところから「すけきよ」と命名。
お約束のポーズ。
 

 
ならば、と。
仮面の色が違うクマを、友人は「きよみち」と命名。
 

 
「彼」が怪人にキャスティングされるよう、願いを込めて。
 
そんなわけで。
二匹のユニット名は「すけきよみち」
 

 
主な活動は、時々会って撮影会をすること。
 

 

 
今回は全日空ホテルで。
次回は何処かな。
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「ラ・バヤデール」ベルリン国立バレエ団(ポリーナ&アルテム)

2005年06月20日 | バレエ・ダンス
 ベルリンにあった3つの団体を統合してできた新バレエ団の来日公演です。来日最初の演目は芸術監督ウラジーミル・マラーホフ演出・振付の「ラ・バヤデール」。寺院での逢瀬・ラジャの館・婚約式が第1幕、幻影の場面・寺院崩壊が第2幕。ニキヤ:ポリーナ、ソロル:シェピレフスキー、ガムザッティ:ナチェーワ。
 演出については・・・。他の人ならいろいろ言いたいけど、マラーホフだからなあ。脳内フォローしまくり。寺院はあまりアジアの雰囲気がないし、婚約式の群舞もヨーロピアンなワルツ。でも彼のイメージのアジアはこれなんだろうな、とか。婚約式が俗世の欲バリバリであるほど幻影の場面が生きるけど、そこがすごくアッサリ。でも彼には俗世の欲なんてないんだろうしな、とか。美貌の二人のプリマの対決が見所の一つだと思うけど、ソロルは知らんことだから描き込む必要がないのよねえ、とか。そのためメリハリがなく平坦に見えるけど、そもそも「エキゾチックな大スペクタクル」ではなく、「一人の男が真実に愛に辿り着く」話と、彼は捉えているんだろうなあ、とか。友人に言わせれば、彼の服の趣味を思えば、舞台衣装がイマイチなのも仕方があるまい、と。それでもねえ。全体的に地味だよね。セットが少ないので5階から観たら舞台がスカスカ。もうちょっと脇の茶色を前に出してみるとかさ。できなかったかなあ。あと暗転で緊張が弛みまくり。場面の繋ぎ方にもう少し工夫があれば。植田先生のところで「幕前芝居」を勉強するよろし。寺院崩壊は、ストロボにしてもダンサーがセットを押したり階段を出したりするのが丸わかり。ここも再考を求む。
 ソロルが「オレってなんてダメな男なんダ~」とグルグルしているところが、きっとマラーホフなら合うんだろうな、と思いました。でも、そのソロルって、マラーホフが極めたものであって、他のダンサー全てに合うものではない。少なくともシェピレフスキーには似合わない。美術のセンス(予算の関係もあるとけどさ)&ダンサーに演技の裁量を残したことを思うと、ヌレエフって偉大だと思いました。後世に「マラーホフ版」として残りにくそうなカンジ。
 ポリーナは着実に進歩。ボリショイで育たないのは残念だけど、ここの「看板プリマ」にするために連れてきたんだなあ、と思いました。彼女がここの将来を背負って立つんだろうなあ。それぐらい他にスター性を感じる人はいない。シェピレフスキーは、写真はカッコイイ(笑)けど、踊りはそれほどでも。姿勢がちょいと悪い?顔&肩から腕が前に出ている。華がないように思うけど「マラーホフのソロル」が似合わないだけかも。彼はルグリやボッカのように、「打算」や「自己保身」を加味する方が似合うように思う。ポリーナには合う大きさでした。
 その他、群舞を含めて、悪くはないけど良くもない、ってトコかな。幻影の場面の前から3番目がグラつきぎみ。それ以外は、う~ん、これ以上揃ってない群舞もたくさん観たし。新興バレエ団ならこんなものかね、と。幻影の場面は全然「白」くもなく、神々しさもないけど、ABTだってアレだったし。大僧正はまあまあだけど、藩主は迫力不足。「下賤な者の命など虫ケラも同然」って雰囲気が欲しい。ソロルが逆らえないほどの権力者。それが、たんに権力を笠に着るのではなく、身分制度の厳しい社会においては藩主こそ正しい、ってのがなければ悲劇にはならない。江戸時代に例えるならば、相思相愛の恋人がいる旗本に、将軍家御息女との縁談が持ち上がるみたいなもので。武士としての筋を通すなら将軍の命令に従うべき。そういう「しがらみ」が見えないと盛り上がらないよねえ。ガムザッティも悪くはないけど、ひれ伏す美貌ではない。ポリーナよりお嬢様には見えにくいかも。ソロルが彼女に初めてあったときがあまりにもアッサリだったんだけど、もともとなのかな?美貌にフラフラする男じゃないってことかな。ブロンズ・アイドルは踊りより登場と退場にビビってしまって・・・。最初は座っている像がダンサーだと思っていました。それが・・・。あの登場はなんだっけ?ライディーン???幻影の場面、3人のソリストはみな日本人。ご祝儀?と最初は思いましたが、さすがにソロを踊るだけあるような。群舞とは段違いに良い。2番目のソロの人の脚が綺麗でした。(6/22追記:キャスト変更があったようで、針山さん&寺井さん&ヴェルデイユだったそうです)

 あくまでも。個人的な好みなんですけど。「死による浄化」ってのが見えない演出でした。白さを際だたせるためには、他を色濃くしないと。主演ダンサーにありがちな、自分のソロ以外はそれほど関心がない人にありがちな演出な気がする。気がするけど・・・。群舞という土台がまだ整っていないバレエ団なら仕方がないのかなあ。マラーホフを迎えた、というのが、(組織として)大改革を行う、ってよりも、野球やサッカーなどの弱小チームがスター選手を高俸給で呼んで当面の動員のテコ入れをするのに近いような。この先バレエ団をどうしたいのか、マラーホフより上の人にどれだけのビジョンがあるのかなあ、と、ちょっと思いました。どーでもいいことだけど。舞台を見る限りは、そうとう予算が厳しそうだよね。

 すごく関係ないけど。ヴィシニョーワって、ニキヤよりガムザッティの方が合うと思うんだけどな~。ゲストにはさせられない役だろうけどさ。

 私が本日行ったのは、シェピレフスキーの写真に惹かれたのが一番なんだけど、それ以外に、マラーホフが出演しない日の方が、彼の「演出」が堪能できるから、とも思ったから。結果はねえ。。。まあ。。。「マラーホフ支援プロジェクト」に金を払ったのね~、ってカンジかねえ。。。。。エコノミー券でちょうど良いくらいかも。

 余談。ソトニコフさんは相変わらずカワイイ。音自体は野太くて走りがちで、ダンサーや演目に合わないときがあるけれど、白クマのぬいぐるみみたいなビジュアルはとても好きだ。ちなみに、あさこちゃんが似ているのは動物の白クマの方ね。ソトニコフさんはぬいぐるみの方よ。だから二人が似ているわけではないのよ!
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Rika Fan Meeting

2005年06月19日 | 紫吹淳(リカちゃん)
 ということで、「THE BOY FROM OZ」終演後はリカちゃんのトークショーへ。司会は「グッバイ・チャーリー」で共演した池澤春菜ちゃん。進行がとてもうまかったです。共演してリカちゃんのことがある程度わかりつつも適度に距離があるので、ルンパさんだとリカちゃんとツーカーなので目と目で通じ合っちゃうところを、池澤さんだとリカちゃんはちゃんと「言葉」にしなきゃ伝わらないので、聞いている方もすごくわかりやすかったです。ありがとうロコちゃん。
 流れは「チャーリー」について、握手会、「オズ」について、抽選会。「チャーリー」話で印象深かったのが池澤さん(達)から見たリカちゃんの話。リカちゃんは、本番になるとパワーアップするという話を聞いていたけど、あそこまでとは思わなかった。稽古で出している力が70%ぐらいなら本番は150%。「どんどん高みに駆け上って、高いところで見得を切っている」と思ったそうな。あと、ジェニファーとチャーリーが出会う場面。稽古では「向かい合う」ぐらいだったのに、本番・初日、いきなり見下ろされて怖かったとかとか。この芝居は毎朝ダメだしがあって、その度にジョージ役の大浦さんがいろいろ提案するんだけど、うまく演出家に伝わらないのでリカちゃんが通訳してたとか、出の机までは匍匐前進、する余裕もなかったのでオットセイのように進んだのでコートが黒くなったとかとか。
 握手会は「アン王女と新聞記者」のようでした。こういう時なにを言えばいいの。「お会いできて光栄です」ってのは違うよな~。
 「オズ」。最初が10代なのはキツイ。10代のライザは「垢抜けない娘」。それがピーターに出会うことによって、さなぎから蝶へ変身するのだそうだ。だから10代のアノ姿に「ぎょへー」と思うのは演出的にOKなのだな。へんしーん!では、つけ睫毛を装着を短時間でやらなくてはいけないので大変だそうだ。今回の「OZ」は日本的にアレンジ。NY版でライザは「金太郎」を着て踊らることはなく、赤い上着に黒いパンツで真ん中で手拍子を入れながら歌うだけらしい。10代も日本版追加場面。それと、いろいろリードしちゃうので、坂本君が間違えたとしても動くな!と演出家にきつく言われたとか。演出家はライザ・ミネリを知っているので、仕草などへの指示が凄く細かったが、それが自分の「ライザ」と違うのでとまどいがあった。
 と、そのほかにもいろいろ楽しいお話が聞けました。詳しくはファンクラブ販売のDVDを買ってね!
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「THE BOY FROM OZ」

2005年06月19日 | 紫吹淳(リカちゃん)
 前回より面白かったです。坂本君の台詞回しにも慣れたので、(説明)台詞はほぼ聞き取れました。ピーター&ライザ、ピーター&グレッグの関係もわかりやすくなっていました。
 10代のライザは前回よりずっと可愛くなっていました。ライザの「ここから出たい」という気持ちを強く感じるので、「自分にその力があるなら手を貸そう」と、ピーターは思ったのだと感じました。「愛」というより「人助け」。もしかしたら「大スター」ジュディ・ガーランドに「一発喰らわせたい」って気持ちもあったのかなあ、とか。なので、二人が結婚したのも納得というか。イザムも前回より台詞や動作に「役」が入っていました。ピーターの衣装を整えたりの辺りとか。ラブラブ度アップだよね。歌は相変わらずだけどね。
 まあ、個人的な好みとしては、やっぱりもうちょっとドロドロして欲しいけどね。グレッグがスープをぶちまけるっていうところに、「対等でありたいと思っていた相手に憐れまれる口惜しさ」がもうちょっと出ればなあ、と思いました。
 それでも、いい作品だったし、坂本君については賛否両論あるみたいだけど、あまりジャニっぽくないので、単純にミュージカルとして見るには彼が主役で良かったなあ、と思いました。

 ハリウッド版のCD。会場ではそれほど興味がわかなかったんだけど、リカちゃんのトークショーでかかったとき、もしかしなくても歌っているのはヒュー・ジャックマン???と思い、俄然興味が・・・。お金ができたら買うかも・・・・・・・。(それは、いつ?)

The Boy from Oz [A Decca Broadway Original Cast Musical]
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「マラケシュ 紅の墓標」宝塚花組

2005年06月18日 | 宝塚(花組)
 芝居のネタ自体は好きなんだけど。とっても好きなんだけど。やっぱ、前回にも書いたように、主演二人には合わないんだよなあ。過去はスッパリ切り捨てて、明日を新しく生きていこう!ってのが似合うからさあ、取り戻せない「昨日」に囚われている姿が似合わないんだよなあ。これが、この二人じゃなきゃなあ、と見ていても何回か思いました。そして。やっぱり前回にも書いたけど、「生きていた夫」に再会したオリガの表情が・・・。今日はオペラグラスを使ってしみじみ見たけど、「生きていて良かったわ!明日から頑張りましょう!」って表情しかないんだよなあ。「どこかに『昨日(=リュドヴィークの面影)』を抱えながら」、それができなければせめて「『昨日』に決別して」って表情を混ぜて欲しい。それがなければ、たんなる行動派の妻じゃん。それじゃオギーの主題から外れるじゃん。
 ショーは、前回はそれほど良いとは思わなかったけど、さすがに花組。群舞の揃い方に心が洗われました。黒タキも、娘役の白いドレスも、なによりも階段ダンスが!美しい。これぞ花組ですな~。今日は楽しく見ました。
 
 大劇場モノで樹里ちゃんを見られるのは今日が最後。日生がまだあるけどね。それなりに立ててもらっていたけど、ショーの最後の4組のデュエットに加えて欲しかったなあ。それでエトワールより2番手格で大きな羽を背負って欲しかった。。。と見たときは思ったけど、もしかしてエトワールの方が番手外で「オサの下」にならないのかな?
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「バットマン ビギンズ」

2005年06月18日 | 映画
BATMAN BEGINS THE VISUAL GUIDE [バットマン ビギンズ ビジュアルガイド] バットマン ビギンズ 特別版

 「ビギンズ」というタイトルの通り、「バットマン誕生秘話」でした。通常、大当たりした作品世界の「その前の時代を描く」というのはイマイチになりがちだし(「SW」とか)、荒唐無稽な話にそれっぽい理屈付けするとトホホになりがちなので(実写版キャシャーンとか)、とても不安な気持ちで臨みましたが、意外にもマンガらしさとリアリティがうまい具合にマッチして、とても面白かったです。スーツも一度で完璧になったのではなく試行錯誤の上でとか、武器の数々も一応の裏付けもあったりとか。そしてなにより
二人で作ろう秘密基地
楽しそうだったな~。夜にバットマンになると、翌日は午後3時にならなきゃ起きられないなんて、納得納得。「『バットマン』であることを隠すために『ブルース・ウェイン』という仮面をつける」。結局真実の彼を知るのはアルフレッドとレイチェルだけなのね~。
 ただ、「バットマン」を知らない人が「痛快アクション」を求めると拍子抜けするかもしれないし、「オタクなアメコミの世界」を求めてくると、あまりにも英国風味でイヤンと思う人はいるかも。ゴッサム・シティはこんなんじゃないよーーとか(FF7の世界みたいだった。列車(モノレール)とかスラム街とか)。あと謙さんの出番は少ないです。「SW1」(エピソード4)における「南こうせつ」(砂漠の盗賊。なんて名前だっけ?)ぐらいの短さで、あっというまにフェイドアウトです。私はお台場の映画館で見たのですが、初日だというのにお客さんの入りは4分の一ぐらい。空調が効きすぎているからかもしれないけれど、途中トイレに立つ人が多かったので、ご家族連れとかカップルには、そういう評価なのかなあ。バットマンが跳んでいる姿とかは綺麗に撮れていたけど、実際のアクションが、暗い画面が多いせいかわかりづらい部分がありました。敵を薙ぎ倒す、っての実感しづらい。
 バットマンスーツは、普通。クルーニーの時は「乳首」があったからなあ。変な方向に行かなくて良かった。

 クリスチャン・ベールは、どこぞの掲示板に書いてあったけど、ベテラン俳優に囲まれているので
すごく若く見える!
学生時代(聴聞会)なんて、実年齢30歳を越えているとは、それ以前に、あの「マシニスト」の後に撮影したなんて、とっても思えない。それ以外にも、悪に勝つため悪を知る修行の時、学生時代、億万長者のプレイボーイ、密偵中、そしてアルフレッドに向かうときの「素顔」など、いくつもの「ブルース・ウェイン」を演じ分けています。ちょっとした表情・仕草で印象が変わる。「バットマン」の時は「ブルース」とあまりにも雰囲気が違うので、幼馴染みが気が付かなくても仕方がないな~と思いました。「バットマン」なんて演技の見せ場がないよな~、と思っていた私には嬉しい限り。やっぱ、ちゃんと作品を選んでいるんだな~。そしてその、いくつかの「顔」。
どこをとってもカワイイよ!
学生時代もカワイイけど、個人的には「泳いだ」後の「前髪ハラリ」かなあ。予告で見たときは身体がムチムチかと思ったけど、実際に見たら結構締まっていました。後ろ姿の尻周りぐらいかな、不安ポイントは。顔は引き締まっていました。良かったわ~。「マシニスト」の「釣り写真」ぐらいだったらどうしようかと思っていたの。眉は太めで手入れバッチリ。
 マイケル・ケインのアルフレッドは完璧。部下であり友人であり家族でもある。彼がいなければ「バットマン」は生まれなかったといのがわかります。謙さんはねえ、これで「ハリウッド進出」っていうのなら、日本で鍵師をやってくれる方が嬉しいんだけどなあ。殺陣はさすがにウマイ!「悪の精神科医」のキリアン・マーフィは、役作りのせいかもしれないけれど、ジョニデ+及川ミッチー。そしてゲイリー・オールドマン!朴訥な正義派おじさん!!「ヘン」なところが微塵もないよ~。すげーよーー。こんなに「普通の人」ってのは初めて見たよ。う~ん、感動。


【6/22追記】
今日の朝日新聞に、謙さんの組織のことを「影の組織」って書いてあった。この方がイイよねえ。「影の軍団」は千葉真一が率いているんだからさ!


【関連記事】
「ダークナイト」(2008年8月3日)
「ダークナイト ライジング」(2012年7月27日)
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ざっつ・えんたーていめんと とか

2005年06月15日 | 映画
 「コレクターズ・ボックス」を持っているのに、BS放送で「2」を見てしまいました。我ながらマヌケだわ~。だって他に見たい番組がなかったし~。
 私は、実はアステアの顔はあんまり好きじゃありません。どこがって顎が。でも、首から下のラインが、小粋っていうか、品があるのに、首から上はパワフルなアメリカンな表情ってのは、ミスマッチのようでありながら、実にしっくりきていて、その辺は結構好きです。でもジーン・ケリーの方が好きだなあ。バレエ系だから、じゃなくって、彼を一番最初に見たからでしょう。えへ。レスリー・キャロンは「巴里のアメリカ人」より「リリー」の方が好き。むかし銀座の映画館(現在のシネスイッチ銀座)で見たときは「オズ」と「リリー」が2本立てでした。どーでもいい記憶だわね。
 このシリーズで、とにかくおったまげたのは「踊るアメリカ艦隊」。物量大作戦。贅沢だよな~。またエレノア・パウエルのダンスが完璧で。軸足が全然ブレないんだよなあ。
 あと印象深いのはシド・チャリシー。大柄な彼女が、長い手足を目一杯使って踊る姿は圧巻。豪快だけど、荒くはないんだよなあ。アステアよりデカい?
 それと、水泳モノ?っていうの?これは「当時」の「映画」だからこそできた作品なので、非常に興味深い。他の作品、例えば「キス・ミー・ケイト」などは、舞台版もあるけど、水泳モノはナマではできないからなあ(水中バレエは恐怖だった)。そして、水着が華やかだとか、そんなことは今はないから。そういう意味で貴重。
 まあ、このシリーズを見ると、なんで自分が宝塚が好きかわかりますね。だって「これ」って、いまナマで見ようと思ったら宝塚しかないもん。他では見られないもん。仕方がないのよね~。

 ちょいと前になりますが、アン・バンクロフトが6月6日に亡くなりましたね。ご冥福をお祈りします。「卒業」は20歳ぐらいに借りてかTV放映で見たんだけど、世代じゃなかったので、面白さはわからなかったなあ。GFの母と関係するってねえ(逆か。関係した女性の娘に惚れたのか。記憶があやふや)。しかもミセス・ロビンソンには女性としての魅力を感じなかったのでなおさら。歌を先に聴いていたので期待が大きすぎたんでしょうな。私の場合、アン・バンクロフトって「奇跡の人」「愛と喝采の日々」と「トーチ・ソング・トリロジー」だな。

ついでに。マイケル無罪記念。マイケルの顔ひすとりー。
http://www.anomalies-unlimited.com/Jackson.html
私は密林からドネーション済。
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