鹿鳴館落成の少し前の日本。
お雇い外国人の建築家ジョサイア・コンドル(コンダーさん)は
政府関係の建築物の設計をし、
工部大学校でも教鞭をとっている。
彼は日本文化を好み、
河鍋暁斎に絵を習い、
菊川流の踊り手・前波くめから日舞を習っていた。
鹿鳴館落成を控え、勝海舟の三男・梅太郎は
鹿鳴館で西洋のダンスを踊る女性を育成しなければ、と考えていた。
そこで知り合いの前波くめに
西洋のダンスを覚え、鹿鳴館で踊って欲しいと頼み込む。
とんでもない!と一度は断るくめだったが
鹿鳴館の舞踏会が成功しなければ
設計者のコンダーさんの名前に傷が付く。
彼を憎からず思っているくめは
梅太郎の申し出を承諾しようかと考える。
1幕は、そんな状況の中、完成間近の鹿鳴館内でおこる
2組のカップルの恋の騒動。
1組は大山巌と山川捨末。
戊辰戦争では敵同士だった彼らの恋の行く末は?
もう1組は梅太郎と勝海舟が娘のように面倒を見ているクララ。
国境は越えた恋は成就するのか。
開幕はとても華やか!
2組のカップルの事情や、
それに絡む人々、
くめさんの気っぷの良さなどが
うまく絡まり、テンポ良く話は進む。
面白く楽しいコメディではあるんだけど、
大山巌が英語ができない設定はいかがなものか。
そこがすごく引っかかった。
それゆえのすれ違いぶりが可笑しいので
ファンタジーとして見たかったけど
ちょっと無理だった。
2幕はくめさん自身の恋。
コンダーさんとは結ばれたいが、
日舞の家元の継承を断るのも辛い。
彼女の恋の行く末と鹿鳴館時代が、
上手く重なっていた。
西洋化、文明化と、
日本独特の文化をどう合わせるか。
難しいね。
瀧廉太郎の曲は、
そのひとつの答えなのかな。
ラストは、もうちょっとすっきり終わってもいいかもだけど
綺麗にまとめていた。
大地さんの男役には、とってもクラクラした!
すごくかっこよかった!
足捌きとか実に決まっていた。
葛山さんはコメディが苦手と言ってたけど
軽くてお調子者で、でもいろいろ悩みもあって、
という梅太郎を上手く演じていました。
牧瀬里穂ちゃんも可愛かったよ!
植本さんが最後まで毛があった。
鹿鳴館の警備にあたる剣の達人・得能は久ヶ沢さん。
凛々しいのに、どこか可笑しい人だった。
寿さん、未沙さんは貫禄たっぷり。
コンダーさんは話題には出るけど、
芝居には殆ど出てこないのは上手い作り。
英国人のビジュアルで日本語の舞台芝居ができる人は
殆どいないからね。
ほんのちょびっと出てきたコンダーさんは
ダンスが少々下手だった。
当時の政治部分を含めた状況説明は
スクリーン&映像を使って
勝海舟閣下の江守さんが解説。
鹿鳴館ができた理由などが、
とてもわかりやすかったです。
お正月らしい楽しく華やかなお芝居でした。
お雇い外国人の建築家ジョサイア・コンドル(コンダーさん)は
政府関係の建築物の設計をし、
工部大学校でも教鞭をとっている。
彼は日本文化を好み、
河鍋暁斎に絵を習い、
菊川流の踊り手・前波くめから日舞を習っていた。
鹿鳴館落成を控え、勝海舟の三男・梅太郎は
鹿鳴館で西洋のダンスを踊る女性を育成しなければ、と考えていた。
そこで知り合いの前波くめに
西洋のダンスを覚え、鹿鳴館で踊って欲しいと頼み込む。
とんでもない!と一度は断るくめだったが
鹿鳴館の舞踏会が成功しなければ
設計者のコンダーさんの名前に傷が付く。
彼を憎からず思っているくめは
梅太郎の申し出を承諾しようかと考える。
1幕は、そんな状況の中、完成間近の鹿鳴館内でおこる
2組のカップルの恋の騒動。
1組は大山巌と山川捨末。
戊辰戦争では敵同士だった彼らの恋の行く末は?
もう1組は梅太郎と勝海舟が娘のように面倒を見ているクララ。
国境は越えた恋は成就するのか。
開幕はとても華やか!
2組のカップルの事情や、
それに絡む人々、
くめさんの気っぷの良さなどが
うまく絡まり、テンポ良く話は進む。
面白く楽しいコメディではあるんだけど、
大山巌が英語ができない設定はいかがなものか。
そこがすごく引っかかった。
それゆえのすれ違いぶりが可笑しいので
ファンタジーとして見たかったけど
ちょっと無理だった。
2幕はくめさん自身の恋。
コンダーさんとは結ばれたいが、
日舞の家元の継承を断るのも辛い。
彼女の恋の行く末と鹿鳴館時代が、
上手く重なっていた。
西洋化、文明化と、
日本独特の文化をどう合わせるか。
難しいね。
瀧廉太郎の曲は、
そのひとつの答えなのかな。
ラストは、もうちょっとすっきり終わってもいいかもだけど
綺麗にまとめていた。
大地さんの男役には、とってもクラクラした!
すごくかっこよかった!
足捌きとか実に決まっていた。
葛山さんはコメディが苦手と言ってたけど
軽くてお調子者で、でもいろいろ悩みもあって、
という梅太郎を上手く演じていました。
牧瀬里穂ちゃんも可愛かったよ!
植本さんが最後まで毛があった。
鹿鳴館の警備にあたる剣の達人・得能は久ヶ沢さん。
凛々しいのに、どこか可笑しい人だった。
寿さん、未沙さんは貫禄たっぷり。
コンダーさんは話題には出るけど、
芝居には殆ど出てこないのは上手い作り。
英国人のビジュアルで日本語の舞台芝居ができる人は
殆どいないからね。
ほんのちょびっと出てきたコンダーさんは
ダンスが少々下手だった。
当時の政治部分を含めた状況説明は
スクリーン&映像を使って
勝海舟閣下の江守さんが解説。
鹿鳴館ができた理由などが、
とてもわかりやすかったです。
お正月らしい楽しく華やかなお芝居でした。