「だから踊ろう... !」
振付:ジル・ロマン
音楽:ジョン・ゾーン、シティパーカッション、ボブ・ディラン
ソロ:
ジャスミン・カマロタ
第1アンサンブル:
ソレーヌ・ビュレル、ジャスミン・カマロタ、イ・ミンギョン、キアラ・ポスカ、ユール・ドイチュマン、アントワーヌ・ル・モアル、ヴィト・パンシーニ、大貫真幹、岸本秀雄、クウィンテン・ギリアムズ
バ・ド・カトル:
エリザベット・ロス、ヴァレリア・フランク、ドリアン・ブラウン、イエロニマス・クリヴィツカス
パ・ド・ドゥ:
イ・ミンギョン、大貫真幹
パ・ド・カトル:
ソレーヌ・ビュレル、カテリナ・ケビキナ、ドリアン・ブラウン、オスカー・フレイム
パ・ド・ドゥ:
ジャスミン・カマロタ、アントワーヌ・ル・モアル
パ・ド・シス:
ビアンカ・ストイケチウ、クララ・ボワテ、キアラ・ポスカ、岸本秀雄、アンジェロ・ペルフィド、アレッサンドロ・カヴァッロ
ファイナル:
カンパニー全員
全員出演かな。
「踊る女Sから始まる」と、つい思ってしまう。
ジル作品は以前も思ったけど、
ショーダンス寄りのテイストがあり、
また、最初のカトルなどはベジャールっぽい!と思う部分があり、
私にはほどよいMIXでなかなか楽しかった。
「2人のためのアダージオ」
(「マルロー、あるいは神々の変貌」より抜粋)
振付:モーリス・ベジャール
音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
エリザベット・ロス、ジュリアン・ファヴロー
銃殺される男と死の踊り。
シチュエーションは違っても同じような役割で「若者と死」があるけど、
それがベジャールが作るとこうなのか、と。
死の造形といい、やっぱり凄いし好きだわ。
踊るファヴローを見るのはこれが最後かなあ。
「コンセルト・アン・レ」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
カップル:
ソレーヌ・ビュレル、オスカー・シャコン
2人の青年:
ドリアン・ブラウン、エドアルド・ボリアーニ
6人の娘:
クララ・ボワテ、イ・ミンギョン、キアラ・ポスカ、ビアンカ・ストイケチウ、フロリアーヌ・ビジョン、ゴハール・ムコルトチヤン
4人の娘:
ヴァレリア・フランク、キャサリーン・ティエルヘルム、大橋真理、ユール・ドイチュマン
私の中ではフォーメーションを見せるという点ではバランシン系の分類なんだけど、
丸みのあるポーズなどの言語と、古典の技術と合わさり、
唯一無二の世界で、決して亜流にはならないのが素晴らしい。
白い衣装ではなくレモンイエローだった。
こういう配色も独特。
「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:モーリス・ラヴェル
メロディ:エリザベット・ロス
リズム:
アンジェロ・ペルフィド、オスカー・フレイム、イエロニマス・クリヴィツカス、エドアルド・ボリアーニシプリアン・ブヴィエ、ドノヴァーヌ・ヴィクトワール、クウィンテン・ギリアムズ、岸本秀雄、ダニエル・アグアド・ラムサイ、ヴィト・パンシーニ、武岡昂之介、アントワーヌ・ル・モアル、ドリアン・ブラウン、大貫真幹、アンドレア・ルツィ、ジョルト・コヴァッチ、リアム・モリス、アレッサンドロ・カヴァッロ
メロディエリザベット・ロス。
圧倒的ななにかでもなく、物語でもなく、
狂信でも呪術でもない。
でも音楽そのものでも振付をシンプルに伝えるでもない。
なのになぜだか引き込まれる。
ムーブメントは静かで柔らかい。
なんというか、動く御神体、みたいに思った。
なぜだか涙が溢れた。
神、ではなく、
神の魂が入ったなにかが動いているかんじかな。
上手く言えない。
ベジャールの「ボレロ」でイメージするもののどれにも当てはまらない。
冷めているのとは違う。
なんと言い表せばいいのか。
今回も3作品踊っていて、
体力もだけど、切り替えがすごい。
◆上演時間◆
第1部 18:00-19:00
休憩 20分
第2部 19:20-20:05