きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「キャプテン・フィリップス」

2014年01月04日 | 映画
トム・ハンクスだから死なないはず、
と、思い込んで見まして、その通りでした。
まあ結局は、
「アメリカはたったひとりでも国民は見捨てません。全力で救出します」
って宣伝にしても、
映画としての作り込みは上手く、
終始ドキドキしながら見てました。

こうして宣伝映画を作ってもらって世界公開されたんだから、
海軍が税金を投じたかいもあったね。
それはさておき、インディではナチを殺すことに罪悪感皆無なのに、
こちらは自分に銃を向けていた海賊が目の前で殺されてショックを受ける。
やっぱりその方がしっくりくるなあ。

アメリカが世界の警察であろうとするのも
漁師が海賊になってしまうのも
現実の世界。
どちらが正義とは、
日本のようなぬるま湯の中で断じてはいけないけど
考えなければならないこと。

そういう大きいテーマを提示しながらも
娯楽作品として楽しめる映画でした。
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「ゼロ・グラビティ」

2014年01月04日 | 映画
すごく良かった!!
自分が宇宙空間にいるようだった。
回転して、酔って、重力が無くなって、を
リアルに体験したかんじ。

助かった!
と思った後の「水」が辛かった。

娘の「赤い靴」の話で泣いた。

これは映画館で、大きい画面で
映画の中に入り込んでみなきゃダメな作品ですね。

頭の中でなんとなく考えていた世界が
目の前に映像で現れる、って
素晴らしくて、すごい体験だ。

上手く言い表せないけど
ほんと、良かった!!

宇宙服って、あんなに簡単に着脱できるのかな。
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「マイヤーリング」

2014年01月04日 | 映画
テレビ放映をブラウン管越に撮影したフィルムが元らしいので、
とにかく画面が粗い。
画面の両端が時々ボヤける。
でもオードリーのマリーはぴったりだった。

指輪に刻まれた「あの日」は
長らく二人が引き離されていた後の再会の日とか、
お子様が見ても大丈夫な内容になってました。

同じ監督の映画版は仏語台詞に英語字幕のビデオしか見てないので、
英語台詞日本語字幕で見ると、
すごくわかりやすくてありがたい。
基本的な流れは同じだと思います。(当たり前だけど)
仏語版ほどの気品は無いけど、
ルドルフの悩みや苦しみはこちらの方が伝わって来ました。

ただ、当時の王室・帝国を取り巻く事情や、
ラリッシュ夫人の立ち位置についてなど、
かなり説明が省かれている印象。
それらを知らないと話はわかりづらいのでは?
それともこの年代だと、アメリカにおいても
マイヤーリングは常識だったりするのかな?

二人が再会する場はバレエ公演。
演目は「くるみ割り人形」で映画版と同じ。
(原作の小説ではオペラ「トリスタンとイゾルデ」)
ドイツ大使館でのワルツは「シュトラウスのワルツ」ではなく
なんだったかなあ。忘れた。
映画版では「舞踏への誘い(薔薇の精)」。
さすがに変えてきたか、と思ったら、
心中場面で使ってた。
監督さん、よほどこの曲が好きなんだなあ。

それにしても宝塚版の柴田先生の脚色の上手さよ!
この話にジャン・サルバドル等も絡め役を増やしつつ、
皇位継承問題を織り込み物語に深みを与え、
死の床を薔薇で飾るとか、
二人が踊ったウィンナーワルツに乗せた迫り来る馬車の音とか、
オリジナル部分がほんと素敵すぎる!
と、改めて思うのでした。

ダニエル・ダリューは無条件に美しく、
ヘップバーンは純粋無垢、ってかんじでした。
前者はあやか系で、後者は檀吉系。
私はヅカ版で見た中では
檀吉のマリーが一番好きなので、
ヘップバーンのマリーはなかなか好みでした。
ただ、なんとなく、若い頃の中村玉緒を思い出すんだよねー。
色白狸系の顔なのかな。
(映画版を見たときは星1時代の檀吉を思い出したようだけど
 その後に星組版を見たので、
 現在の印象は上記の通り)

ただ、指輪の文字はドイツ語が良かったな~。
(In Liebe vereint bis in dem Tode=死の後まで愛によりて結ばれん)
英語だとちょっと俗っぽい。仕方がないけど。
今回の文字は覚えてないけど、
映画版英語字幕は「United in love unto death」でした。

  映画版(36年版)の感想は → こちら
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「レイダース/失われたアーク<<聖櫃>>」(新・午前十時の映画祭)

2014年01月04日 | 映画
シリーズを映画館で見始めたのは「魔宮」からなので
一作目を映画館で見ることができて、とっても嬉しい!!

ハリソン・フォードが若いわあ!
髭もいいけど、スーツ姿の教授も好きさ!
私も教授の授業を受けられれば
まぶたにいろいろ書くよ!
戦前にしては女性の学生が多い気がするね。

ダンジョン攻略、転がる石に押し寄せる水の原点はだよね。
あの音楽を聴くと無条件でワクワク!

オチも好き。
スミソニアンには、どれだけ未開封のものが眠っているのか。

ただ、昔は「ひゃっほー!」と、
ひたすら楽しく見てたけど、
悪人なら躊躇せず殺しまくるヒロインにちょっと引き、
巻き込まれちゃったドイツの若者を気の毒に思った。
年を取ったからなんだろうな。
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