・思想犯の転向手順。
・自己批判して
・天皇への恭順を示して
・減刑を嘆願する(される?)。
アカの指導者が転向したので
それに続く者が多いらしい。
張り合いを無くすオヤジ。
・家族の話を横で茶をすすりながら聞いている運転手。
・「血の繋がりがないんだから、堂々と恋愛すればいいだろう」
うっかり口を滑らすオヤジ。
・御前に減刑嘆願するようにお願いする美禰子。
「許すと、一言」
そう言えば、11年の禁固刑が3年になり、
坊ちゃんはすぐに出所できる。
・「どうしてそんな優しい気持ちになれるんだ?」
「お兄様が大好きなの」
やっぱり血の繋がりが・・・と納得する御前。
血の繋がっている姉たちが弟をどう思っているか
よく考えようよ。
・坊ちゃん釈放の暁には
再出発の祝宴を開くことに決定。
・「なにをバカなことを喜んでいるのかしら。
転向なんて簡単にされたら迷惑だわ。
あの困りものが」
呆れているお姉さまの方が正しいように思います。
・美禰子が家に帰っているのに、
運転手は「今浜」で酒を飲んでいる。
キャデラックを私用で使っているのか。
このまま帰ったら飲酒運転ではなかろうか。
(プライベートだから電車利用か?)
伯爵家の情報入手のために、お丹に利用されていた運転手。
美禰子が伯爵家に行ってから冷遇されている。
「邪魔者みたいな扱いだーーーーー」
拗ねまくり。
お姉さまと寛次郎に責め立てられても口を割らなかったのに。
「若奥様に忠義を尽くしているのに~~」
なだめるために、酒を勧めるお丹。
「お代はいただかなくてもよござんすよ」
見下されたと思った運転手、突然キレる。
そんなつもりで言ったんでは・・・と慌てるお丹に
「そんなつもりもこんなつもりもねえでしょう」
いきなりべらんめえ調。
さては、ちゃきちゃきの江戸っ子だな!と思ったのに
「鴨川生まれ」だそうだよ。
網元夫婦の地元ね。
・坊ちゃん帰宅。
・祝宴、坊ちゃん、なにげに上座。
廃嫡されていても、今日は主賓だからか?
・「ただいま帰りました」
「よく帰ってきたな。顕彦。
まだ若いから、いくらでもやり直しがきく」
「親不孝をお許し下さい」
感涙の茜。
お姉さまと寛次郎はシラけている。
「おめでとうございます」という
お姉さまの声に迫力。
・寛次郎、話題選びに失敗する。
「いつもピントはずれなことを言う人なんですよ」
そうだろうなあ。そんな雰囲気の人よね。
(そういう説得力のある雰囲気作りに成功しているよね>高鹿さん)
・「ざっくばらんに」
「気心がしれていないと」
導火線に火がつく。
・険悪なムードに
「お前達はこの席をぶっ壊すつもりか」
でも、食べ続けるお姉さま。
動じません。
・「妹が兄を愛してなにが悪い」
言い切る美禰子に、寛次郎が平手打ち。
寛次郎をグーでなぐる坊ちゃん。
子供のようなとっくみあいになる。
「やればいいじゃないか。
やれよ、バカ息子らが。
やるときは、思いっきりやる。
それが薩摩の伝統だ」
本当にそんな伝統があるのか?
・「どうしてこんなことになるのか、
会話が読めないわ」
瑠璃子様、誰にも読めませんよ。
・誰がこの騒ぎを止めるのか!
その時、聞こえてきたのは・・・
♪ ベン ベン ベン
三味線の音です。
おばあさま登場
生きていらっしゃたんですね!!!!!
「この早瀬川家は呪われる」
その言葉に、眉を潜める家族。
お姉さまだけは、ニヤリ。
・そして
雷電斬震
おばあさまの唄に、家族の気持ちが一つになります。
ああ、音楽って素晴らしい。
寛次郎も、イヤイヤ付き合っている、って顔じゃありません。
これが華族というものなのでしょうか?
・坊ちゃんだけは冷静でした。
家を出たことで、音撃に反応する受容体が消滅したのでしょうか。
最初から受容体を持っていない美禰子共々、家を出て行きます。
・再出発、というわりには、またもやホテル住まい。
今度は305号室。
お気に入りの306号室が開くまで隣の部屋というやつか?
・「夫を殴ってくれて嬉しかったわ」
・獄中で決意した坊ちゃん。出所したら・・・
「最初にまっすぐに、すべてを振り切って美禰子を愛する。
僕のすることは他になにもない。
兄と妹でも構いはしない。
お前は僕の女だ。
好きだ。
お前の体が欲しい。
自分の物にしたい」
長い前振りでした。。。
・お姉さまと寛次郎も再燃。
「あちらはあちら」
「僕も自重したけれど・・・」
そして、熱くなる寛次郎。
「あちらの濃密さ、激しさ、深さには敵わない。」
【禁断の愛】萌えなのだ。
坊ちゃんと美禰子の仲そのものよりも、
そこがポイントみたいね。
・「あなた、羨ましいの?」
「僕たちはとうてい太刀打ちできない。
敵わないのが悔しい」
本当に悔しそう。
背徳競争に敗れる寛次郎なのだった・・・。
・「妹だからこんなに愛しいのか。
こんなに燃えるのか」
「顕彦さん・・・」
「お兄様でいい。
お兄様と呼べ」
言葉プレイ。
芝居好きは言葉に燃えるんだろうなあ。
美禰子もだんだん倒錯的な気持ちになってきたらしい。
洗脳されたわね。
・「越えてはいけない一線は越えていないわよね?」
越えまくりです。
・坊ちゃん、突然言葉プレイに飽きる。
「それが変貌の最初の兆しでした。
その後、顕彦さんはまさに地獄に堕ちるように
破滅に向かって突入していくのでした」
どーなっちゃうんでしょう!!!!
次回予告。
「お前のために思想も捨てたのに!!!!」
坊ちゃん、ちょっと壊れかけてますか?
美禰子が偽物なのもバレるみたいですよ。