いよいよキリヤンの退団公演が開幕しました。
ショーが好きなので東京に来るのは楽しみだったんだけど、
退団者が去るのは寂しい。
芝居は、ムラよりも濃く深くなっているかな。
脚本的にはそんなに変わっていないと思う。
あいかわらずデイヴィットとウォリスが
深く愛し合う過程はなく、
知り合った次の場面は腕を組んで
その次の場面ではすでに愛人になっている。
いつ「王冠を賭ける」ほど愛するようになったのかが
まったくわからない。
そこが!見たいんですけど!!
無駄に役が多いので、通り過ぎるだけのまんちゃんが
すごくすごく勿体ない。
ただ、役者側の掘り下げが深くなっているので
「上海の思い出」が
たんなる「ショー部分の挿入」ではなく、
愛する人の立場を考えて身を引こうとする
ウォリスの辛さを表す場面の伏線になっていた。
王室を飛び出して自分の選んだ道を進むデイヴィットの姿に
退団するキリヤンが重なる。
(リアルでは、数年で戻れると思っていたけど
王室メンバーの猛反発があって
けっきょく戻れなかったんだよね)
ツンデレカップルの痴話喧嘩の連続は
まあ、それなりに面白いんだけど
色気はあまりない話だね。
ただ、続くショーがゴチャゴチャ感満載なので
こういう理屈っぽい芝居が前にあるのは
バランスが取れていると思う。
ムラで見たときは全部1階席だったので
今回初めて2階席で見ました。
ら。
ショーのゴチャゴチャ感は3割り増し。
でも、楽しい。
フォーメーションの入れ替えは
ダンス的にはすっきりしないけど
生徒一人一人を認識するには良いかも。
とにかく、なんともいえない勢いがあって
クセになる。
嫌い、苦手、って人の気持ちもわかるけどね。
大きい場面を4つに絞ったのも良かったかも。
アニソンを使う、というのと
アニソンでロケット、という発想は
全く別物だと思う。
そのセンスは、なんちゅーか、
凄いよね。
いろんな意味で。
ライトセーバーの場面のまりものカツラは
短髪というか、前髪長すぎ系というか。
とても格好良かったよ!!
マギーちゃんの右手袋の光り物は
大粒で数も増えていたかな。
あちょうが怪我のために
ショーは部分休演。(魔都の場面)
復帰は未定。
芝居は普通に動いていたと思う。
リッベントロップもエロくて好きなんだけど、
ジュビリーで無駄に出てウロウロしているのがすごく好き。
賑やかし?
ビジュアル枠?
ライトが当たっていないところでも
小芝居をちゃんとやっているのを見るのが楽しいのよ!
ショーのダンスは言われて見れば
確かにいつもより重めかも。
OPの銀橋渡りが一番辛そうだったかも。
リズムを作りきれていなかったような。
それ以外はそんなに悪くなかったと思うよ。
たぶん。
終始明るい笑顔だったよ。
魔都は激しい踊りではないけど
膝で重心を取ることが多そうなので辛いのかな。
冒頭で、まりもが列車に乗る場面。
下手側の少女役の子が持っているぬいぐるみはアライグマ?
ゆーひ版銀ちゃんで使われていた子だとしたら、
サイトー、GJ!!なんだけど。
ゆーひもキリヤンのお見送りに加わっているようで。
そんな配慮じゃないかー。
違うぬいかもしれないし。
公演デザート
エドワード・ハッピー
イギリスではポピュラーな「トライフル」を
デザートにしてみました。
苺やクランベリーなどベリーづくしのケーキと
ムースに、生クリーム、そして、をのせ、
王冠にちりばめられた宝石を思わせる、
赤くきらめくベリーを添えて・・・。
またベリーかよ!
と思ってゴメンナサイ。
甘いケーキと
甘さ抑えめのムースに
酸味のある果物で
とても美味しかったです。