私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

公の場において国旗国歌を拒否した演劇演出家

2007年11月06日 17時54分27秒 | 売国奴・反日日本人

 私は戦後生まれなので戦争のことは支那事変に行って実戦を経験している父や、予科練に入隊して、特攻隊に志願し、昭和20年8月末に出撃を命ぜられたが、 その前に終戦となったことから戦死を免れた叔父から聞いただけであり、であるから、戦争の歴史について、それを見つめることは出来ても、裁くような資格は ないと思っている。

 もし父が戦死していれば、私は生まれなかった訳であり、また叔父が特攻隊として出撃していれば、靖国神社に行かなければ会うことも出来なかったであろうか ら、そう思うと、戦死してしまって父の顔も知らず、叔父の話を両親などから聞くしかない方などに比べれば私は幸せであると思う。

 その戦争のことを思い出すとして、国旗・国歌を嫌う方がいるようであり、それも一つの思想なのであろうが、国家の象徴して国旗・国歌がある訳であって、戦 争の原因や責任が国旗・国歌にある訳ではないのだから、それをなくせとか。他にものにせよと騒ぐは不可解であり、戦争の歴史があったにせよ、日本と言う国 がある限り、古来からのものを簡単に変えて良いものでない。

 報道によれば北海道教委が5日、札幌市内のホテルで行った北海道文化賞贈賞式で、受賞者の1人の演劇演出家(76歳)が、国歌斉唱の際に夫人と共にいった ん起立したものの、国旗に背を向けたまま自席に着席し斉唱に参加しなったとのことで、道教委では「道教委の行事で国旗・国歌を尊重しない行為があったこと は問題だ」との声に「こういう事態は聞いたことがない。事前にこういう考えの人だとは聞いていなかったので、事情を調べる」と当惑しているそうである。

 入学式や卒業式で国歌斉唱の際に起立しない教職員がいて処分されているが、それは公務員としての立場を逸脱しており、また国歌斉唱の際には起立するように との職務命令を無視しているからであって処分は当然だが、道教委として教職員でもない一般の方が国歌斉唱の際に起立しなかったとしてもマナー違反を指摘出 来るか知れないが、処分することなど出来ないであろうから、これでは起立しなかった教職員に対する処分に影響を与えると当惑しているのは当然であろう。

 この76歳の演劇演出家は「先の戦争で多くの仲間が特攻隊として死んでいった。とても立って(国歌を)歌う気になれない」と語ったそうだが、歌わなくても 良いが、マナーとして起立くらいはすべきであり、それが国旗に背を向けて着席してしまったのでは、他の方に動揺を与え、式の進行に影響を与えるものと言わ ざるをえず、いくら国旗・国歌に嫌悪感を持っているからとしても公の場でとる態度とは思えない。

 76歳とは私より随分年上の方だが、北海道文化賞贈賞式とは公の場であって、主催者側が決めた式次第によって進められている訳であり、それを自らの思想を 振りかざし、式の進行を積極的に妨害した訳ではないにせよ、式典におけるマナーを守ることすら出来ないとは驚きを禁じ得ないが、主催者側から「国歌斉唱。 ご起立願います」とのアナンウスがあれば、社会人として、それを尊重することが礼節であり、この方は招待を受けながら主催者側に迷惑を掛けたことになるで あろう。

 ほとんどの日本人が国旗は日の丸、国歌は君が代として、それを日本の象徴として認めているのであって、公の式典などでは国旗が掲揚され、国歌斉唱があるの は通常なことであり、それを個人的な思想で、主催者側の式次第を守る気がないとなれば、そのような場には出ない方が良いのではないか。

 この方は終戦時に14歳と言うことになるが、「多くの仲間が特攻隊として死んでいった。」の「仲間」とは誰のことを指すのであろうか。仲間とは同じ部隊に いた同期の者を指すのが通常だと思うが、14歳ならば志願であったと思うし、だから14歳で特攻隊に志願をし戦死した仲間が本当にいたのか疑問が残る。

 報道され実名が出たことが、この方にとって名誉であったのか、恥であったのか分からないが、今後、公の場に出る機会があるとすれば、主催者側から国歌斉唱 があるかないかを事前に確かめ、あるとなれば思想信条を理由に起立出来ない旨を伝えて主催者側の判断を待つべきであろう。

 今回のように主催者側として予想もしなかった行動を取り、他の参加者に動揺を与えるようなことはしない方が良いであろうし、公の場に出て、主催者側の式次 第に従うより、思想信条を優先させたいと思うならば、辞退することも社会人として主催者側や他の参加者への配慮ではあるまいか。
(2007/11/06)

国歌で起立せず、国旗に背を向け 北海道文化賞受賞者