朝日新聞 天声人語 10月30日付
2年前の夏、参院選で自民党が勝って与野党の勢力が逆転したとき、小欄でこんな言葉を引用した。「もっともよい復讐(ふくしゅう)の方法は自分まで同じような行為をしないことだ」。古代ローマの哲人皇帝マルクス・アウレリウスの金言である▼その3年前の参院選では、自公が大敗して過半数を割った。民主党はここぞとばかり、参院で首相の問責決議を連打して政権を揺さぶった。ついに自民は下野の涙をのむ。恨みつらみは分からなくもない▼しかし立場が変わり、やられたらやりかえせと意趣返しに走るなら、幼いけんかと変わらない。ここは器の大きさを見せてほしい。そんな意味合いの引用だった。ところが首相や閣僚の問責は繰り返され、きのう参院は野田首相に所信表明すらさせなかった▼史上初のことといい、演説に対する本会議での代表質問もない。なのに委員会の審議には応じるそうだ。玄関は閉めて勝手口から入れる――首相のメンツをつぶしたつもりで、参院の存在を自ら貶(おとし)めていないか▼これが前例になれば、参院には玄関など不要ということになる。その先は参院不要論だろう。当選後は6年間保証される身分が「良識」につながらず、解散のない安全地帯で政争にかまけては、世間の風は冷ややかになる▼もっとも今は政権に吹く風の方がよほど冷たい。野田首相もそろそろ通知表を国民からもらう覚悟がいる。潔さは、政治家の器を測る大事な物差しだ。政権に恋々とした目では、国の針路もよくは見えまい。
(朝日新聞)
(引用終了)
朝日新聞と聞くと、思わず笑いがこみ上げてくるのは、まともなことを書いたことはなく、何でも朝日の逆に考えれば間違いないとまで言われているからであり、そう考えると存在価値が僅かにあると言えるだろう。まさに、その論調に惑わされる国民より、惑わされない国民が増えてきたことを物語るもので、これもネットの普及によって、朝日の偏向姿勢が明らかになってきたからではなかろうか。
日本の良識をダメにした朝日新聞とまで言われ、その論調は日本を貶めることだけで、もう朝日には世論を作る影響力は失われつつあり、定期購読者も減少傾向にあるとなれば、民主党に政権担当能力はないのと同様に、朝日も報道機関としての役目は終わったと言って良いであろう。
その朝日には「天声人語」と言う論説委員が書いているのであろうが、コラムのようなものがあり、毎回のように批判されており、たまにはまともなことを書いたらどうかと言いたくなるが、天声とは朝日の声のことで、それを国民に分かるように話しているとの思い上がったもので、偏向マスコミの中で、朝日の連中が一番横柄だと言われているのは、まさに「天声人語」を実践していることに他ならない。
10月30日付の「天声人語」は、自民党が野田総理に参議院での所信表明をさせなかったのは総理の面子を潰し、参院の存在を自ら貶めていないかと批判しているが、まさに、毎回のように批判されている「天声人語」であり、野田総理には参議院で所信表明をする資格はないことをなぜか書いていないからである。
参院では野田総理に対する問責決議が可決されており、それは自民党だけではなく、全野党が賛成しているにも関わらず、なぜか参院の野党は自民党しかないかのように批判するのはおかしなことで、朝日は自民党が与党であっても野党であっても批判することになっている社是があるようだ。
問責決議を無視して野田総理が参院で所信表明出来る訳はなく、もし参院がそれを認めてしまえば、問責の意義はなくなり、参院の権威を失墜させるも同然で、問責決議には法的拘束力はないとしても、今まで問責決議を受けた総理が辞任せず、次の国会に総理のままでいたことは憲政史上初めのことで、厚顔無恥とは野田総理のような者を言うのであろう。
「天声人語」に書いてあることはまったく正反対で、野田総理が参院で所信表明しようとすることは、参院の面子を潰すことであり、さらに野田総理は存在を自ら貶めていることになる訳で、問責決議を無視していることを何ら批判せず、所信表明出来なかったのは自民党に責任があるとする「天声人語」だが、これを読んで「自民党はけしからん」と思う国民は皆無ではなかろうか。
(2012/10/30)


















