私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

軍隊が訓練をするのがなぜいけないのか

2002年12月31日 22時30分33秒 | 偏向マスコミ
  朝目覚めた直後に、2階の書斎の西側の窓から、日の出直後の太陽の光が雪を赤く染める赤富士の姿を眺めるのが楽しみになる季節となった。朝飯を食べながら、今年(平成14年)の最後のコラムには、何を書こうかと思案しながら、朝刊を広げると、北朝鮮が核再処理施設を稼働させ「核」の量産体制が現実味を帯びて来たことが明らかになったそうである。  

 北朝鮮は、いっそう強硬姿勢を示しており、米国は経済制裁を含んだ強硬姿勢をとることで圧力をさらに強化させようとしているが、韓国は封じ込め政策はとらず対話による宥和政策をとろうとしており、日本は米国の経済制裁に同調して、法整備を検討している方向だという。

 このように北朝鮮をめぐる問題で、わが国周辺の情勢が、だいぶ緊張が高まってきたが、韓国では反米デモが吹き荒れているようであり、まるで昭和30年か40年代の日本のようである。何でも米国の言うことに同調することはないが、これからの日本は自由主義社会の一員として自覚し、国の主権とは何かをしっかりと意識することが大切である、  

 北朝鮮や中国に嘗められたままではいけないと思うし、来年は、北朝鮮をめぐり、かなり緊迫した情勢になるかもしれず、場合によっては戦乱を覚悟しなければならなく事態も考えれる。しかし、有事法制もなく、国が緊急事態に対応する仕組みになっていないことから非常に憂うべき状況である。

 新聞をめくっていると、11月半ばに大分県の日出生台演習場で行われた、外国武装工作員による対テロ・ゲリラ戦を想定したに日米共同訓練をめぐり、抗議集会を開いていた市民団体の視察に来た陸自西部方面隊の松川総監が「どうして反対なんですか。拉致や不審船、テロを含むあらゆる事態に対応する訓練なんです」などと発言すると、団体側は「訓練反対は当然。訓練は北朝鮮を対象にしているのか」と猛反発したという。

 北朝鮮が、同胞を拉致するテロ国家であり、大量破壊兵器を輸出し、国際社会の取り決めを無視して核開発を再開した独裁国家であることを承知していながら、この市民団体は、いまだ北朝鮮を擁護しているわけで、まったく、こんなバカな輩に付ける薬はない。

 軍隊があらゆる事態に対応した訓練をするのは当然で、わが国を恫喝するような国を対象にした訓練をするのがなぜいけないのか。このようにわが国を弱体化させることに奔走する反日日本人はまだまだ多い。来年もこのような左翼や偏向マスコミを批判することに全力をあげたいと思う。  

 読者の皆様、今年1年大変お世話になりました。来年も当サイトをよろしくお願い致します。
(2002/12/31)

この記事は「今日のコラム」
「軍隊が訓練をするのがなぜいけないのか」
としてHPに掲載されていたものです。


私の主張 総目次 (1986年~2002年分)

2002年12月31日 18時48分23秒 | 私の主張総目次
私の主張 総目次(1986年~2002年分)
(ブロク開設前にHPに掲載していました私の主張の総目次です。すべてブロクの方に移行してあります。)
 
2002年分
 
12月
154号  畠奈津子著「拉致の悲劇」を読んで 
        ~主権国家として国家国民を守る気概を問う必読の書~ 
153号   政府の武装工作員対応マニュアルで国が守れるか
         ~SATに犠牲者が出てから自衛隊出動では遅い~ 1
152号  土井社民党党首は本当に反省しているか?
            ~拉致被害者は社民党の非現実的な構想のための犠牲者~
 
11月
151号  日本の伝統文化を荒廃させる男女共同参画法
            ~男は男、女は女らしくを否定する恐るべきジェンダーフリー~ 
150号   北朝鮮の謀略活動に共同参加した「週刊金曜日」 
           ~日本を貶めることなら何でもする恐ろくべき思想~ 
149号 どこに消えたか反核・平和運動の人たち
         ~自分達に向けられた北朝鮮の核兵器に恐怖を感じないのか~ 
148号 あまりにも非礼な江沢民国家主席の靖国参拝中止要求
           ~政府は天皇皇后両陛下の靖国神社ご親拝の再開を決断せよ~
 
10月 
147号 安倍官房副長官の「間抜け」発言について
           ~胸のすく、売国奴議員を痛烈に批判~ 
146号 北朝鮮の核兵器開発について
           ~非核三原則の堅持で国を守れるか~
145号 映画「宣戦布告」を鑑賞して
           ~明日にでも起こりうる有事法制なき日本の危機~ 
144号 拉致事件を黙殺した社民党の犯罪行為
            ~拉致被害者の救出活動を冒涜し、妨害した異常な北朝鮮擁護~ 
143号 日中国交正常化30年記念式典に参加出来ない小泉首相
           ~30年前の台湾との断交は正しい選択であったか~
 
9月        
142号 テロ国家北朝鮮との国交正常化は不可能
           ~口封じのために処刑された疑いがある拉致被害者~
141号 不審船の引き揚げ成功に思う
           ~海上保安庁に犠牲者が出なければ、自衛隊は出るなという朝日新聞~ 
140号 高市早苗議員を罵倒した田原総一朗
           ~靖国の英霊を冒涜した言動は、謝罪では済まされない~ 
139号 小泉首相の北朝鮮訪問について
          ~訪問合意は、不審船を引き揚げさせないための北朝鮮の策謀か~ 
138号 水野外務政務官の台湾訪問を許可しなかった外務省
            ~中国の顔色を伺う外務省の対中外交のあり方を問う~
 
8月       
137号 「日本海」の呼称名変更を求める韓国政府
            ~韓国の理不尽な要求は断固拒否せよ~ 
136号 小泉首相の靖国神社参拝に反発する中国
           ~参拝するなと言われるようなら訪中する必要はない~ 
135号 「国民の自衛官」10人が初の栄誉に
           ~自衛官になぜ今までこのような賞がなかったのか~ 
134号 中国へのODAは即時中止せよ
        ~中国の軍事力増強に貢献した日本のODAは完全に失敗~ 
133号 熱海・伊豆山の「興亜観音」を参拝して(2) 
           ~赤軍派によって爆破された殉国七士の碑~
 
7月        
132号 熱海・伊豆山の「興亜観音」を参拝して(1) 
           ~参拝する人も少ない、英霊に感謝と慰霊の誠を捧げる
131号 武装工作船には、初動から自衛艦派遣は当然
           ~北朝鮮武装工作船は、もっと重武装してやって来る~ 
130号 帰国意志を表明した、よど号ハイジャック犯
           ~帰国するに及ばす。北朝鮮で平和に暮らしなさい~
129号 日中友好など永遠に不可能
          ~内政干渉を繰り返す中国への高まる不信~ 
128号 国歌斉唱の指導をする授業参観を拒否
           ~茨木市の小学校は、本当に国歌斉唱の授業をやっているのか~ 
127号 テレビ東京の窃盗団報道問題
            ~テレビのやらせは今始まったことではない~ 
126号 韓国当局の凄まじい言論弾圧
           ~日本の韓国支配を肯定しただけで外患扇動罪とは~
125号 偏向した報道番組に抗議する自民党
           ~自民党から報道が監視されていると危機感を募らせる朝日新聞~
124号 国旗を引きずり降ろそうとした女性市議
           ~除名処分は横暴だとの投稿を掲載した朝日新聞~
 
6月        
123号   厳しい任務に赴く、対潜哨戒機の若き隊員達を思う 
           ~花火大会が始まった夏の日の夕方に空を見上げて~ 
122号 不審船引き揚げで漁業補償を求める中国政府
           ~不審船は中国政府にとってやっぱり金のなる木だった~
121号 国立追悼施設の新設は不要     
           ~中国・韓国の干渉に靖国の英霊が泣いている~ 
120号 福田官房長官の非核三原則見直し発言
           ~危機的な情勢や、国民世論の変化により、見直しは当然~
119号 感動的な「国歌・君が代」の斉唱
           ~私達が日本人であることを意識するワールドカップ大会~ 
118号 防衛庁の個人情報漏洩問題について
            ~情報開示を請求する者の個人情報収集は当然~ 
117号 新首相官邸の公開を要求する、大学院生
           ~投稿を利用して、取材制限の撤廃を求める朝日新聞の魂胆~
 
5月       
116号 尖閣諸島を守った航空自衛隊
           ~毅然として対応した南西航空混成団~ 
115号 映画「突入せよ!あさま山荘事件」を鑑賞して
           ~治安の礎となられた殉職者を悼む~ 
114号  中国・瀋陽の総領事館内亡命者連行事件
           ~中国になめられた、お粗末な日本政府の対応~ 
113号 有害図書の指定された「親日派のための弁明」
          ~歴史認識に異説を認めない韓国政府~ 
112号  決壊間近?の北朝鮮の金剛山ダム
           ~国際法を無視して構築された砂と土の原始的な大型ダム~ 
111号 日米間の信頼を損なうイージス艦の派遣見送り
           ~政府は速やかにイージス艦の派遣を決断をせよ~ 
110号 結婚詐欺が同然の豹変する中国人女性
           ~日本人から金を巻き上げることなど当然と思っている~ 
109号 美しい日本の叙情曲
           ~失われつつある日本の心~ 
108号 東シナ海不審船事件について
           ~引き揚げに慎重な国会議員と奇妙な中国の態度~
 
4月        
107号 有事法制と自衛隊が感謝されることを嫌う左翼
           ~自衛隊員に名誉と任務に誇りを与え、国民の支持と信頼を得るために~
106号 むなしさを感じる無罪判決
           ~少年たちに徹底否認を教唆した人権屋弁護士~
105号 オウム真理教に適用しなかった破壊活動防止法 
           ~理解出来ない公安審査委員会の人権感覚~ 
104号 富士総合火力演習を見学して
           ~ないないづくしの自衛隊の演習~ 
103号 それでも、あなたは日本人ですか?
           ~国旗・国歌を拒否し、侮辱し、引きずり降ろす日本人~ 
102号 地下鉄サリン事件と国を守った自衛隊の化学防護隊
           ~オウムは日本を支配する寸前だった!~ 
101号 あさま山荘事件から30年
           ~極左暴力集団を、支援し、同情的な報道をくりかえしたマスコミ~ 
100号 自衛隊をこけにする人がのさばる国
           ~首長に反自衛隊の感情を持った自治体の不幸~
  99号 私はこんな人を絶対に信用しない
           ~多数の犠牲者を出した反対運動の先頭に立った社会党の責任~
 
以下の主張は、かなり前に書いたものであるため作成年月で保存するとエラーとなるために暫定的に2002年3月に作成したアーカイブとして保存してあります。
 
1999年分
 
5月 
98号 映画「鉄道員」を鑑賞して 
97号 「仰げば尊し」にまつわる心暖まる出来事
 
1990年分
 
2月
96号  賢明な国民の選択
 
1月
95号  マスコミは言論の自由の守護者か
 
1989年分
 
1月   
94号 天皇陛下崩御を悲しむ 
93号 海上自衛隊による護衛は当然
 
1988年分
 
12月   
92号 少年非行を助長させる人々へ
 
11月 
91号 原子力発電所の問題について
 
10月 
90号 自衛隊の士気を低下させたマスコミの誤報
 
9月 
89号 潜水艦衝突事故に思う 
88号 天皇陛下のご回復を願う
 
8月 
87号 潜水艦事故報道について
 
7月
86号 潜水艦衝突事故報道は冷静に
85号 イラン航空機撃墜事件とマスコミ
84号 法廷内帽子着用はマナ-違反
83号 自衛隊に対する世論調査に疑問
   
6月 
82号 米軍事故に冷酷なマスコミ
81号 訴訟ブ-ムを憂う
80号 教科書への思想浸透を憂う 
79号 自衛隊関係費の税金訴訟に思う
78号   不明瞭な公明党大橋氏の除名処分
 
1987年分
 
2月
77号 マスコミは社会的使命を果たせ
 
1986年分
 
11月
76号 国際法を無視した北朝鮮のダム工事
75号 画期的な日米統合演習
 
10月 
74号 激写ブ-ムを憂う
73号 中国残留孤児のニセ者?
   
 9月 
 72号 卑屈な国際テロ
 
1982年分
 
11月 
71号 新聞の左偏向を憂う
 
10月 
70号 ミッドウェ-は居座りか
 
9月 
69号 バックファイア飛来とマスコミ 
68号 誤報が作った「むつ」問題
67号  憲法判断回避は当然
 
4月 
66号 自由が抑圧された平和は望まない
 
3月 
65号 三大紙以外の新聞を購読してみよう
64号 事前協議問題での外務省見解は当然
 
2月 
63号 核シェルタ-建設は問題か 
62号 「朝日」の論壇欄を監視せよ 
61号 憂うべき反核・平和運動
 
1月
60号 政府は防衛の基本方針を貫け 
59号 非核三原則の見直しを始めよ
58号  サンケイの年頭の主張を支持する
 
1981年分
 
12月
57号 歓迎できない朝日の変身 
56号 理解に苦しむ「朝日」の社説 
55号  左傾マスコミはソ連戦略に加担 
54号  新聞記者には嫁にやれない
 
11月
53号 スペ-スシャトルとソ連の戦略 
52号  ソ連潜水艦座礁事件が教えたもの
51号  集団防衛権違憲は、わが国を孤立化させる 
 
私の主張第50号から前のものは、諸般の事情により、本文は掲載せず、題名だけを総目次に掲載してあります。掲載のご要望があれば、その時点で検討いたします。
        
1981年分
        
10月 
50号 日本人妻の里帰りの問題に関心を 
49号  北方領土問題に関心を 
48号  通り魔事件と保安処分
        
9月
47号 三つに区切られた市民生活の国 
46号  このままでは米軍は有事来援しない 
45号  言論人の発展を期待する(都合により未掲載)
44号 核兵器廃絶は不可能に近い 
43号「新聞週間」の標語への疑問 
42号 問題にならないことを問題にする新聞
        
8月
41号 孤立国家への道をたどる日本
40号 暴走族を煽る出版物 
39号 「何から守るのか」が欠如した防衛白書
38号 有事法制化は国を守る抑止力 
37号 おかしな検閲?朝日新聞 
36号 自衛隊違憲を期待するマスコミ 
35号 危機の時代に憂う
 
7月 
34号 大村長官発言は正論
33号 勇気あるサンケイの「主張」
32号 防衛計画の大綱見直しを急げ
31号 疑問だらけの朝日新聞 
30号 自由と独立を守ること 
29号 核の存在に目をそらす論議
 
6月
28号「むつ」新母港建設は疑問
27号「市民団体」という仮面
 
5月
26号 専守防衛への疑問 
25号 特殊国家日本の非核三原則 
24号 軍事的責任分担は必要
23号 日米首脳会談に望むこと 
22号 国際慣例を無視したソ連艦の実弾訓練
 
4月
21号 感情に走るな米原潜事故の対処
20号 現代がなぜ右傾化なのか 
19号 少年非行の原因
18号 偏向教育に厳しい批判を
 
3月
17号 三大紙スパイ防止法反対の態度に疑問 
16号 暴走族とマスコミの責任 
15号 公平を欠くマスコミの批判 
14号 武器禁輸法制定に反対する
 
2月
13号 竹田発言は問題とは思わぬ
 
1月
12号 自衛隊の権限を見直せ 
11号 レーガン新政権に期待 
10号 平和ボケ日本、安易は考え改めよ
        
1980年分
 
11月
 9号  金だけではすまぬ安全保障 
   8号 失われつつある自由
 
10月
 7号 正確、公平な紙面づくりを
 
 9月
 6号 社会的使命を忘れた報道機関
 
 8月
 5号 報道、取材の自由と国民の権利
 
 6月
 4号 安全保障とは何か
 
 5月
 3号 新聞が作る世論
 
 4月
 2号 アフガニスタン問題と日本の安全保障について
 
 3月
 1号 新聞への期待
    はじめに
    
以上    
 
 

今日のコラム総目次(2002年分)

2002年12月31日 15時28分35秒 | 今日のコラム総目次
今日のコラム総目次(2002年分)
 
12月
◆軍隊が訓練をするのがなぜいけないのか(12/31)
◆なぜ中国へ漁業補償をするのか(12/28)
◆児童買春の責任は社会とメディアにあるのか(12/27)
◆知覧特攻平和会館を訪れて(12/25)
◆国際機関の査察を妨害する北朝鮮(12/22)
◆盧韓国次期大統領は宥和路線を継承か(12/20)
◆ワドル元艦長と失われた日本人の精神(12/18)
◆フランス政府から入国を拒否された金正男氏(12/16)
◆何度でも言う。新追悼施設は不要だ(12/15)
◆イ-ジス艦の派遣に揺さぶりを掛ける平和団体(12/12)
◆公明党は国立の追悼施設の新設に賛成か(12/11)
◆東シナ海の海底資源独占を狙う中国(12/09)
◆命を掛けて毒ガスを処理する自衛隊員に感謝(12/07)
◆オウム真理教に対する観察処分更新は当然(12/04)
◆有事法制があると戦争が始まるのか(12/03)
◆敗戦による最大の被害は精神力の破壊(12/02)
 
11月
◆中止させられた評論家・金美齢さんの講演(11/30)
◆大東亜戦争は閣議決定された正式呼称名(11/27)
◆李前総統の訪日を妨害した小島・慶大学部長(11/26)
◆次世代に伝えよう美しい日本の唱歌、童謡(11/25)
◆中国の顔色を伺う外務省職員派遣内規改正案(11/24)
◆拉致問題で日韓分断を狙う北朝鮮(11/23)
◆涙を流しても平気で嘘をつく恐るべき少年達(11/22)
◆進行役を断られた週刊金曜日の編集委員(11/21)
◆無宗教の追悼施設など誰が行くか(11/19)
◆ミサイル防衛計画(MD)を開発研究を推進せよ(11/18)
◆外務省は、李登輝氏に訪日ビザを発給せよ!(11/16)
◆楽しい古本屋の100円コーナーめぐり(11/15)
◆中国の圧力に屈した慶応大学(11/13)
◆拉致被害者の家族を憤慨させた遺骨の捏造(11/12)
◆破壊活動を繰り広げた極左暴力集団(11/10)
◆公安調査庁の朝鮮総連への調査は当然(11/09)
◆イージス艦派遣を決断せよ(11/07)
◆旧正田邸の取り壊しに反対する(11/06)
◆何でこの人が勲一等旭日大綬章なのか(11/04)
◆経済援助が喉から欲しい北朝鮮の戦術(11/03)
◆反日日本人が中国にご注進か?(11/01)
 
10月
◆国交正常化交渉は物別れ(10/31)
◆毅然とした日朝国交正常化交渉を期待する(10/30)
◆同胞を見殺した社民党の北朝鮮擁護(10/29)
◆北朝鮮の謀略に騙されてはいけない(10/27)
◆韓国人の方からメールがきました(10/26)
◆もう3回も見た映画「宣戦布告」(10/25)
◆朝日新聞の魂胆は見え見えの世論調査(10/23)
 
これより前の今日のコラムはありません。

「2行で書く今日の主張」(2002年12月分)

2002年12月31日 12時25分52秒 | 「2行で書く今日の主張」過去ログ

◆来年は北朝鮮をめぐり緊迫した情勢になる可能性。戦乱を覚悟しなければならないか。緊急事態に対応する仕組みがない憂うべき状況。(2002.12.31)

◆石破防衛庁長官は中期防の見直しと有事法制の早期成立を図ることを言明。予想される危機に備えよ。平和維持はタダでは出来ない。(2002.12.28)

◆北朝鮮がIAEAの査察官を追放。北がプルトニウムを抽出し、核開発に成功したら、どうする日本。それでも非核三原則を堅持するのか。(2002.12.27)

◆小泉首相が、来年も靖国神社参拝に参拝することを表明。無宗教の追悼施設建設など必要ない。中国の圧力に屈せず参拝して欲しい。(2002.12.25)

◆韓国の次期大統領候補に与党の盧武鉉氏が当選。金大統領の対北融和「太陽政策」を継承。果たして北朝鮮が対話や融和に応じるか。(2002.12.20)

◆拉致被害者5人が、北朝鮮に戻らないとの意志を表明。交渉が中断し焦っているのは北の方だ。何か言って来るまでほっとけば良い。(2002.12.19)

◆千葉県松戸市の「ふりーせる保育」に批判や苦情が相次ぎ方針の転換。園児の意思を最大限に尊重する保育が旨く行くわけがない。(2002.12.18)

◆北朝鮮が「わが国を冒涜するものだ」として007最新作の上映中止を要求。北が文句を言う位だから面白い映画だろう、是非鑑賞したい。(2002.12.17) ◆対テロ対策でイージス艦「きりしま」がインド洋に向かい出港。国際社会の一員として当然のこと。本来ならば1年前に派遣すべきだった。(2002.12.16)

◆与党三党は、防衛庁の「省」への昇格で合意。わが国周辺の軍事情勢も緊迫しているのに、あまりにも遅い。政治家も平和ボケだ。(2002.12.15)

◆北朝鮮は核施設に設置のIAEAの監視カメラと封印の撤去を要求し、米朝枠組み合意を破棄して核開発を急ぐ。極東アジアの危機迫る。(2002.12.13)

◆北朝鮮のイエメンへのミサイル輸出が発覚したのに続き核施設の稼動と建設再開を発表。非核三原則堅持などと言っていられないかも。(2002.12.12)

◆対テロ対策でイージス艦の派遣決定。騒いでいるのは左翼マスコミ、一部野党など。なぜ騒ぐのか。派遣隊員は、動揺なく任務を遂行。(2002.12.10)

◆漫画家の畠奈津子さんの「拉致の悲劇」という本がベストセラーに。拉致事件の真相と、偏向マスコミの実態を知るための必読書です。(2002.12.09)

◆国連人権委員会の「強制的失踪に関する作業部会」は北の拉致事件の再審査を決定。外務省よ。拉致を長年放置した怠慢を挽回せよ。(2002.12.07)

◆北朝鮮は国際原子力機関(IAEA)の核兵器開発放棄と核査察の受け入れ決議を拒否。このままでは、武力行使となるか。どうする日本。(2002.12.06)

◆拉致被害者支援法で社民党の大脇雅子氏が「北朝鮮の正式名称を使わないのは法律として品位に欠ける」と批判。社民党はまだ擁護。(2002.12.04)

◆暗黒史観の教科書で執筆していた家永三郎氏が死去。左翼とともに教育現場を混乱させた歴史が終わる。反日日本人ここに永眠す。(2002.12.03)

◆英国で放送禁止になった米国ブッシュ大統領を侮辱したCMが日本では放送中。同盟国の大統領を侮辱して喜ぶ偏向マスコミに憤慨。(2002.12.01)

この記事は
「2行で書く今日の主張 」としてHPに掲載されていたものです。
なお、作成した各月の分をまとめて当該月の最終作成日に登録しています。


なぜ中国へ漁業補償をするのか

2002年12月28日 22時15分01秒 | 支那関連
  昨年の12月に奄美大島沖の東シナ海で、海上保安庁の巡視船と銃撃戦のうえ自沈した北朝鮮の武装工作船の引き揚げ作業をめぐり、中国は日本側の引き揚げ作業中に漁業利益に損失があったとして、不可解な漁業補償を求めていたが、政府は「捜査協力金」の名目で1億5000万円という莫大なお金を支払うことで合意したという。まったくふざけた話である。要求する中国も、支払うことにしたわが国政府も可笑しいと言わざるを得ない。  

 今まで中国の海洋調査船が日中中間線を越えて日本側に侵入し、わが国の排他的経済水域で海上保安庁の巡視船の警告を無視して勝手に資源探査や海流調査などを行い、そのため付近で操業中の日本漁船に影響を与えておきながら、それは知らんぷりして、中国側は被ったかどうか分からない漁業利益の損失に対してのみ漁業補償を求めた訳である。  

 日中友好とは、日本側が中国側の求めに応じて、何でもお金を支払う事なのであろうか。日本側は「捜査協力金」とは言っても、中国側は漁業補償と思っているであろうからして、今頃、中国外務省内では、「また日本から金をぶんどった。日本は脅せばすぐ金を出す。この金を軍事力の増強に使おう。日本はバカな国だ」との高笑いをしていることであろう。
(2002/12/28)

この記事は「今日のコラム」
「なぜ中国へ漁業補償をするのか」
としてHPに掲載されていたものです。


児童買春の責任は社会とメディアにあるのか

2002年12月27日 22時06分19秒 | 社会問題
  出会い系サイトが法規制導入向けての警察庁の「少年有害環境対策研究会」は、18歳未満の未成年者に対して、このようなサイトを利用して性的交際を誘うことを禁止し、また処罰の対象にすることを盛り込む中間報告案がこのほどまとまったとのことである。  

 出会い系サイトをめぐり様々な犯罪が起きているが、この法規制が犯罪の抑止になると思うが、「買われる児童は被害者」と言う人がいるとは驚きである。日弁連の子供の権利委員会事務局長・守屋典子弁護士は「児童から誘ったからと言って児童を処罰の対象にするには行き過ぎ。子供たちの責任ではない。責任は社会、メディアにある」と言って、この法規制に反対しているが、買春するような児童を育てているのは社会やメディアにあるというのである。

 この弁護士は何をバカなこと言っているのか。冗談ではない。本人が一番悪いに決まっているではないか。それを「子供たちの責任ではない」と言って児童買春を奨励するようなコメントを出すとは、子供をどこまで甘やかす気か。では、社会がメディアがどのようになったらその責任がなくなり、子供たちだけの責任になるのか。今の児童がすべて買春をしている訳ではない。

 例えば、騒音をまき散らす暴走族は若者のほんの一部であり、それをさせているのは社会やメディアの責任なのか。児童であっても社会秩序を乱す行為を処罰の対象にすることは当然と言って良く、児童買春することを規制することは通信の秘密や表現の自由を侵害すると言う人もいるが、そのようなことより守るべきは社会秩序である。
(2002/12/27)

この記事は「今日のコラム」
「児童買春の責任は社会とメディアにあるのか」
としてHPに掲載されていたものです。


知覧特攻平和会館を訪れて

2002年12月25日 21時58分26秒 | 未分類
  12月23日から25日の3日間、友人と鹿児島に行ってきました。今年の3月に職場を退職して、故郷にUターンした友人宅を訪問するのが、主な目的でしたが、以前から是非見学したいと思っていた知覧特攻平和会館を訪れてみました。

 この知覧特攻平和会館はパンフレットによると「太平洋戦争末期、沖縄決戦に、人類史上類のない爆装した飛行機もろとも肉弾となり敵艦に体当りした陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録等貴重な資料を収集・保存・展示して当時の真情を後生に正しく伝え世界恒久の平和に寄与するものです」と書かれております。

 見学をしていて、私が特に印象の残ったのは20歳前後の若者が書いたとは思えない達筆の遺書の数々でした。国を思い、父母、妻、兄弟などを思い、永遠に平和を願いながら出撃して行く時の素直な気持ちを綴った遺書の一つ一つ読みながら何度か涙を流してしまいました。

 戦争に反対し、軍事に関して拒否反応を示す人もいますが、このような大きな犠牲を何と思うのでしょうか。無駄死だと思っているのでしょうか。このような若者たちが、自を犠牲にすることによって国の安泰を願っていたという事を忘れてはいけないと思います。会館内には、戦史の資料や隊員の遺品なども展示されていますが、修学旅行などで訪れたのでしょうか中学校や高校の生徒の作製した千羽鶴が壁一面に飾られているのも印象に残りました。

 会館のそばには特攻平和観音堂がありますが、友人とともに合掌して隊員の霊をお慰めしました。この若者達の犠牲があるからこそ今の平和がある。それを誰もが永遠に記憶しなければいけないと思います。
(2002/12/25)

この記事は「今日のコラム」
「知覧特攻平和会館を訪れて」
としてHPに掲載されていたものです。


畠奈津子著「拉致の悲劇」を読んで

2002年12月23日 23時54分50秒 | 書評・映画評
~主権国家として拉致問題の解決を国民に問う本~

 評判になっているという畠奈津子著「拉致の悲劇」を3軒ほど本屋をまわりやっと見つけ、早速読んでみた。この本は24歳という若き女性漫画家が書いた、北朝鮮による日本人拉致事件の恐怖の実態を描き、拉致事件を無視してきた政府、外務省や偏向マスコミ、北朝鮮に媚び売った政治家を徹底的に批判しており、まことに痛快で、漫画とはいえ、いま国民の関心を集めている拉致事件のことがわかり易く描かれていることから、是非お勧めしたい本である。

 内容はすべて実名で描かれており、北朝鮮に騙されて米を支援し、その結果何の成果も進展もなかった間抜けな政治家であった加藤紘一、野中広務、河野洋平の三氏のことや、不法入国した金正日総書記の長男の金正男を追いだすことを承認した小泉総理と田中真紀子前外相のことなどを痛烈に批判している。また逆に、拉致問題に熱心に取り組んでいた安倍晋三議員が間抜けな米支援推進派議員に怒りの声を浴びせたことなども描いている。

 マスコミ批判も凄まじいもので、金正日総書記が拉致を認め、拉致被害者が帰国してからはマスコミは手のひらを返すように拉致問題を取り上げているものの、この本の中では「NHKが、世論を代表する朝日新聞が20年以上も黙っていたんじゃないの」と手厳しい批判をしている。また、今まで多くの方が一生懸命街頭署名活動をして拉致問題を訴えてきたのに、「拉致は疑惑でしかない」と北朝鮮のスポークスマンみたいなことを言ってきた左翼政治家への批判も忘れてはいない。

 このように、日本人拉致問題を取り上げず放置してきた元凶はマスコミと左翼政治家にあり、それは今でも変わらず北朝鮮のことを必ず「朝鮮民主主義人民共和国」と言い直すことは、北朝鮮が民主主義の国であると日本国民を洗脳しており、「悪に屈しない!正義の報道!天下の公器!」などと言ってもマスコミは北朝鮮のメディアだと断じている。

 この本には、「日朝交渉の気概を問う」との副題が付いているが、日本は主権国家としてこの問題を解決する気があるかも問いている。昭和53年7月に中東のレバノンで女性4名が北朝鮮に拉致された事件があり、うち2人はベオグラードのクウェート大使館に何とか逃げ込み保護されたが、この2人の話から自国民が拉致されている事実を知ったレバノン政府は、北朝鮮に対し「2人のレバノン人女性を帰国させろ。断るなら、あらゆる手段を使ってわが国の国民を奪還する」と強硬に申し入れ、その奪還に成功している。それが主権国家、独立国として当然であり、国民を守るのが国家であって、それにひきかえ、同胞を見殺しにしてきたわが国は、国家の体をなしていないのである。

 自国民が拉致されていることが分かったならば、主権国家、独立国として軍事力の行使を選択肢に含んだ拉致被害者の奪還をすべきではないであろうか。また、その位の気概がないとあの国とは交渉など出来るはずはない。

 本の中に書かれているが、そのような気概のない政治家が、自衛隊に対して拉致被害者の奪還作戦を命ずることはないであろうと言っており、持っていながら使えない武力を使わずして拉致被害者を奪還するには次の4点を提案している。

 1、北朝鮮に米を支援しない。
 2、在日朝鮮人の出入国を制限する。
 3、麻薬などの密輸の温床になっている万景峰号の出入国を認めない
 4、朝鮮総連からの北朝鮮への送金を禁止し、破綻した朝銀への公的資金を投入しない。

の4点で、これを実行するだけで、拉致被害者を奪還することが出来るのではとしている。

 この本の著者は、まえがきの中で、「日本政府をはじめ、警察庁や海上保安庁そして国民を守ってくれるはずの自衛隊の幹部の方々には、拉致された御家族の方々の心中を察して頂き、1日も早い立派な主権国家としての解決を図って欲しいと念願しています」と言っており、また本の最後の方では「フリーパスの万景峰号の積み荷は自衛隊を動員して完全チェックすべきである」「日本人を拉致する事は日本国家の主権侵害!防衛出動をせねばならない事件である!」とも書いている。

 若い女性であるこの本の著者が、誰も言わないこれだけの事が書いたことは、平和ボケし、事なかれ主義を貫いてきたわが国の政治体制に警鐘を鳴らしており、同胞を守れない、救い出せない国が果たして主権国家であるのかとして、その元凶は憲法とは言えない占領基本法にあることを知って貰いたいと訴えている。本当に、たかが漫画、されど漫画である。

 戦後、左翼イデオロギーを吹聴して主権国家としての日本の足下をすくい歪めてきた偏向マスコミが、拉致問題の解決を妨害して来た責任も大きい。この「拉致の悲劇」は、主権国家として、これからの日本が国家国民を守るとは何か、その気概を問う必読の書である。
(2002/12/23)           

この記事は「私の主張」第154号
 畠奈津子著「拉致の悲劇」を読んで
~主権国家として拉致問題の解決を国民に問う本~
としてHPに掲載されていたものです。


国際機関の査察を妨害する北朝鮮

2002年12月22日 14時51分40秒 | 北朝鮮関連
  内閣府がまとめた「外交に関する世論調査」によると、北朝鮮への関心事項では日本人拉致問題を8割以上の人が挙げ、また国交正常化には、賛成とどちらかと言えば賛成を合計すると6割以上にのぼるとのことである。この結果を見ると、北朝鮮に対する認識が甘いという人が多いと見るか、当然というか、評価の分かれるところであるが、私は北朝鮮との国交正常化は当分の間はしてはならないとの考えを持っている。

 北朝鮮は、朝鮮民主主義人民共和国と言いながら民主主義とは無縁の金正日総書記率いる共産党の独裁体制をとる国家であるばかりでなく、大量破壊兵器を輸出し、また国家ぐるみで覚醒剤を密輸して利益を得ているような無法者国家である。さらに、米国がテロ支援国家して、イラクとともに北朝鮮を悪の枢軸として警戒を怠ってはならないとしていることを忘れてはならない。

 将来、もし日本が北朝鮮との国交正常化がなされた場合、北朝鮮は莫大な援助をわが要求してくることであろう。そのお金が、大量破壊兵器のさらなる増強などに使われないと誰が言えるか。中国へのODAが軍事力の増強につながったことは紛れもない事実である。それと同じことを、北朝鮮がやらないと保証できるであろうか。

 このほど国際原子力機関(IAEA)が設置していた、北朝鮮がプルトニウムの生産が可能な寧辺にある黒鉛実験炉の封印を一方的に撤去、監視カメラも査察不能にしたとのことである。国際機関の査察を妨害するような無法者国家と国交正常化など金正日総書記率いる共産党の独裁体制が崩壊して、真の民主主義国家が成立しない限り出来ないことを国民は知るべきである。
(2002/12/22)

この記事は「今日のコラム」
「国際機関の査察を妨害する北朝鮮」
としてHPに掲載されていたものです。


盧韓国次期大統領は宥和路線を継承か

2002年12月20日 14時41分52秒 | 韓国関連
  韓国の次期大統領選挙は接戦の末、与党民主党の盧武鉉候補が野党ハンナラ党の李会昌候補に小差で破り当選した。北朝鮮をめぐる緊張が高まるなか、金大中大統領が行ってきた北朝鮮への太陽政策による「宥和路線」を継承する盧候補が当選したことは、核開発を再開し、ミサイル開発を続け、東アジアの緊張を高めている北朝鮮に対して、これからも強硬な態度をとらざるを得ないと考える米国のブッシュ政権にとって懸念される結果になったと言えるだろう。

 米国のブッシュ大統領は、イラクと同じく北朝鮮を「悪の枢軸」と位置づけており、北朝鮮を交渉のテーブルにつけさせるには、強い態度で臨むしかないと考えてり、何の譲歩も引き出せない金大統領の太陽政策は失敗したとの認識を持っていると思われる。  

 わが国も北朝鮮に対しては、今まで、金大統領の太陽政策と同じように「北朝鮮を刺激してはいけない」とのことで、加藤紘一、野中広務、河野洋平らのコメ支援推進派は北の要求に応じて多量のコメを支援してきたが、拉致問題も日本人妻の里帰り問題の何らの解決にはならず、ただ騙し取られるだけであった。

 盧次期政権の宥和路線が、日朝国交正常化交渉が停滞している中、北には譲歩しないという毅然とした態度を貫いている日本政府と、「北には太陽政策は通じない」との認識を強く持っている米国との間に溝を生じかねないと思われる。韓国では今反米デモが吹き荒れているが、日米韓の間の信頼関係が失われることを最も喜ぶのは北朝鮮であることを忘れてはならない。
(2002/12/20)

この記事は「今日のコラム」
「盧韓国次期大統領は宥和路線を継承か」
としてHPに掲載されていたものです。


政府の武装工作員対応マニュアルで国が守れるか

2002年12月19日 23時24分41秒 | 政治
~SATに犠牲者が出てから自衛隊出動では遅い~

 他国の武装工作員らが、原子力発電所などで破壊活動を行った際の政府の対応マニュアルがこのほど明らかになった。マニュアルによると、武装工作員に対しては基本的には警察力で対処するとし、潜伏場所周辺で、緊急配備を行い、ヘリコプターなどでの捜索、封鎖線を構築するという。ただし、武装工作員が小銃、機関銃、手榴弾などで武装している事態では、自衛隊による治安出動を想定しているとのことである。であるから、最初は「SAT」が出動するが、警察力を越えたら自衛隊が治安出動するというの対応マニュアルになっている。

 この記事を読んでいて、政府は、武装工作員のことがまったく分かっていないのではないか。以前、韓国沿岸で北朝鮮の潜水艦が座礁し、武装工作員が韓国に上陸した事件があった。あの時、韓国軍は、数万という部隊を出動させて、その鎮圧に当たったが、住民を巻き込んで大きな犠牲者を出したことは記憶に新しい。であるから、わずか数人の武装工作員を鎮圧するのに、長い時間と大量の部隊を投入しなければならないのに、数十名の警察の特殊部隊の「SAT」で何とかなると思っているとは、何とも甘いと言わざるを得ない。

 相手は軍隊の中で、最も厳しい特殊部隊としての訓練を受けているのであろうから、その鎮圧には、相当の困難を伴うであろうし、武装されていない警察のヘリコプターなどは、工作員の持つロケット砲の攻撃を受ける可能性がある。であるから、政府の対応マニュアルは、警察官(SAT)に犠牲者が出てからでないと、自衛隊に治安出動を命じることはないらしい。

 SATが保有する武器は、ライフル以外に、どんなものがあるか詳しく知らないが、武装工作員が保有する武器は小銃、機関銃、手榴弾どころか、奄美大島沖で自沈した北朝鮮の工作船からは、携行対空ミサイル、対戦車ミサイルなどが発見されており、このような重火器を所持する軍隊と同じような武装工作員に対して、政府は警察組織であるSATに殉職覚悟で戦えと命じているのである。

 これでは、「SAT」隊員とて、命令とはいえ、大きな犠牲者が出ることを覚悟しておかねばなるまい。映画ではないが、SAT隊員から「指揮官が優柔不断じゃやってられねえんだよ」との声が聞こえそうである。実際、SAT隊員は、この政府の対応マニュアルを読んでどう思っているであろうか。SAT隊員の生の声を聞きたいものである。

 また、政府の対応マニュアルに書いてあるか分からないが、武装工作員を捜索中、これを発見した場合は、逮捕することなど考えてはいけない。即時全員射殺せよと明記しなければならないと思う。これはSAT隊員の安全を最大限に考えてのことであり、それと武装工作員は捕まることを想定しておらず、捕まりそうになったら、自殺することが予想され、その際にSAT隊員が巻き添えになることがあるからである。それは、治安出動をした自衛隊員も同じであろう。

 今年の10月に「宣戦布告」と言う映画が上映されたが、この映画は、今回の政府の対応マニュアルと同じ、自衛隊の治安出動をためらい、警察で何とかなるであろうと最初は「SAT」で対応し、大きな犠牲者が出てから自衛隊を治安出動させ、最後は対戦車ヘリコプター「コブラ」のバルカン砲で制圧するというものあった。どうして政府は自衛隊の出動をいまだに一段高い位置に置いているのであろうか。自衛隊は安易に出すべきではないとの意見もあるが、当然出すべき時に出られない、出せないでは困るのである。

 警察官がやられてからでないと、自衛隊の出動ではあまりにも遅い対応と言わざるを得ないし、これで国は守れるのかと国民の不安は増すであろう。国民の安全を考え、不安を除去するには、このような事態には、初動から自衛隊の治安出動で対処することは当然と言って良いであろう。

 政府の初動から自衛隊の出動はさせない対応マニュアルを直ちに見直す必要があり、また、今後、武装工作員の侵入には、日本は自衛隊の出動をもって毅然と対処することを内外に鮮明にすることが大きな抑止力になるのである。
(2002/12/19)  

この記事は「私の主張」第153号
  政府の武装工作員対応マニュアルで国が守れるか
~ SATに犠牲者が出てから自衛隊出動では遅い~
としてHPに掲載されていたものです。

 

ワドル元艦長と失われた日本人の精神

2002年12月18日 14時35分47秒 | 国際問題
  愛媛県宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」に衝突し、沈没させた米原潜「グリービル」」のワドル元艦長が、昨年2月の事故以来、初めて宇和島市を訪れ、同校の慰霊碑に花輪をささげて謝罪したという。  

 産経新聞の「主張」のよれば、同校は、ワドル元艦長の訪問を拒否していたが、この日は黙認の形をとり、新聞やテレビで伝えられた地元住民の声も「遅すぎる」「いまさら謝罪に来ても」など厳しいものが多かったという。しかし、「主張」にもあるように、ワドル元艦長の重大な責任は認められるも、罵声を浴びせられることを承知していながら、なお、謝罪のために同校を訪問したワドル元艦長に対する同校の対応には、私も違和感があると感じていた。

 誰でも間違いを起こす。絶対大丈夫だ、安全だと言いながらも事故は起きる。であるから、万一事故が起きた場合は、その責任追求と、謝罪、補償などを被害者や、その関係者が加害者に求めるのは当然だが、最近の日本人の中には、被害者だからと言って、謝罪している者に対して、何をしても良い、何を言っても良いという誤った風潮があるように感じてならない。  

 今回、ワドル元艦長が同校を訪問して慰霊碑に献花し、涙を流して謝罪したことに対して、それでも許さないというなら、今日まで培われてきた罪を認め謝罪する者に対する寛大さがある日本人の精神はどこへ行ってしまったのであろうか。

 米国は、今回の事故で、えひめ丸の引き揚げ、遺体捜索、遺族への補償など誠意が十分認められるではないか。何年前か忘れてしまったが当時のソ連の原潜が日本海で日本漁船の漁網を破ったことや、ロシアのタンカー「ナホトカ号」が座礁して重油が流失し日本海沿岸に大きな被害が出たことがあり、最近では北朝鮮の貨物船が、良く座礁するが、いずれも補償したとは聞いていないし、誠意もなく、放置したままである。相手が米国だと、日本人はどうしてこのような高圧的な態度に出るのだろうか理解できない。
(2002/12/18)

この記事は「今日のコラム」
「ワドル元艦長と失われた日本人の精神」
としてHPに掲載されていたものです。


フランス政府から入国を拒否された金正男氏

2002年12月16日 14時27分16秒 | 北朝鮮関連
  北朝鮮の金正日総書記の長男である金正男氏が、このほどフランス政府から入国ビザの発給を拒否されたとのことである。入国の目的は、パリ郊外にあるディズニーランドに遊びに行くためだとされているが、フランス政府は「北朝鮮は独裁国家」として国交を結んでおらず、また北の人権問題を絶えず批判していることから、今回のビザの発給拒否は当然の措置と言って良いであろう。

 この金正男氏が、平成13年5月3日に偽造旅券を持って日本に不法入国しようとして逮捕されているが、その時も捜査機関の事情聴取に対し「ディズニーランドに遊びに来た」と言っていたそうである。この男はディズニーランドがよほどお好きらしいが、一国の首脳の長男が、偽造旅券を持って不法入国を図るとは、笑い話にもならない。このような事を平気で行う国が北朝鮮であり、とても国家としての体をなしていないと思う。しかし、日本政府は身元が未だ明らかにならないうちにVIP待遇で外務省幹部の護衛付きで中国の北京まで送り届けるという間抜けな対応をとり国外追放している。

 なぜ金正男氏が偽造旅券を持って不法入国を図ったのか、身柄を拘束を継続して徹底的に取り調べを行わなかったのであろうい。当時の外務大臣は田中真紀子であったが、犯罪者をあえて逃がした責任は大きいと言わざるを得ない。

 その時、北朝鮮に拉致された被害者の家族から「拉致された人を返せ。さもなくば金正男を帰さないで欲しい」との声が上がったが、政府は、なぜか金正男氏を人質として北朝鮮に拉致事件のことを迫ることはなかった。であるから政府は拉致被害者を奪還する最良の機会をみすみす逃がしたのある。

 ディズニーランドは世界に4つあるだが、警戒厳重なアメリカは無理、フランスもダメとなると、金正男氏は、再度日本のディズニーランドに遊びに来るために変装したうえ偽造旅券を持って不法入国を図るかも知れない。今度は絶対に逃がしてはならない。
(2002/12/16)

この記事は「今日のコラム」
「フランス政府から入国を拒否された金正男氏」
としてHPに掲載されていたものです。


何度でも言う。新追悼施設は不要だ

2002年12月15日 23時21分58秒 | 靖国神社問題
 このほど、福田官房長官の私的懇談会「追悼・平和記念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会」は、新たに国立の無宗教の戦没者を追悼する施設が必要との最終報告書をまとめたが、最終的には政府の責任において判断されるべきとして、政府に新施設を建設するか否かについてゲタを預けた格好になっている。頭の良い人が何人も集まって懇談し出した結論が、これではまことに無責任であると言わざるを得ない。  

 大体、無宗教の追悼施設など実際に出来るか大いに疑問であり、懇談会が「何人もわだかまりなくこの施設の赴いて追悼・平和祈念を行うことが、ごく自然の国民感情として可能になる」としているが、どのような追悼施設を作ろうと、戦没者を追悼することが、過去の戦争を美化し、平和憲法に違反するものだというひねくれ者もいることからして、小泉首相の靖国神社参拝に反対している中国、韓国の要人が、この新施設なら、わだかまりがなく赴くことが出来るとは思えない。  

 国会議員の中には新追悼施設は不要とする建設反対の意見が多く、新施設が実現するかどうか分からないが、もし追悼施設が出来るようなことになった場合、中国、韓国は新追悼施設が出来たのだからと言って靖国神社の廃止を求めてくる可能性がある。日本は主権国家であって、中国、韓国の圧力に屈して、新施設を建設をしようという動きは断じて許してはならない。靖国神社は戦没者追悼の中心的施設であり、これは、絶対に揺るがすことは出来ない。何度でも言う。新追悼施設など不要だ。
(2002/12/15)

この記事は「今日のコラム」
「何度でも言う。新追悼施設は不要だ」
としてHPに掲載されていたものです。


イ-ジス艦の派遣に揺さぶりを掛ける平和団体

2002年12月12日 23時52分16秒 | 反日・極左団体
 テロ対策特別措置法によりインド洋に派遣されるイ-ジス艦「きりしま」は12月16日に定係港の海上自衛隊横須賀基地から出航するとのことであり、猛烈な暑さの中での数ケ月に及ぶ厳しい任務にあたる隊員の皆様本当にご苦労様と申し上げたい。国民のひとりとして無事にその使命を果たされることを願うものである。

 ところで12月11日の新聞の朝刊各紙に、イ-ジス艦「きりしま」が出航する神奈川県横須賀市の平和団体「非核市民宣言運動・ヨコスカ」などが、派遣される隊員やその家族などから、不安や悩みなどの相談を受け付けるホットラインを開設したとの記事が掲載されていた。

 同団体は、「命令に従えということで、自衛官個人の自由な意志や考えをどこにも言えない苦しみや悩みを受け止めたい」「イ-ジス艦派遣も決定し、追いつめられている自衛官も多いはず」「隊員が外へ悩を打ち明けるのは勇気がいること。でも、それが、平和への思いにつながり、隊員自身を守ることになることにもなる」とのコメントを出して、隊員らに呼びかけをしているが、この平和団体と言う仮面をかぶった団体の目的は、隊員の苦しみや悩みを聞くことは良いことで、それが平和につながると考えているようだが、目的は他にあると言わざる得ない。

 多くの隊員のなかには相談をする人もいるかもしれないが、名前や部隊名を聞かないとの事から、やらせの可能性もあると思う。相談の内容で、都合の良い、たとえば「隊員や家族は動揺している」との隊員の悩みをマスコミに流せば、イ-ジス艦の派遣に揺さぶりを掛けることができる訳で、それが、この平和団体の目的であろう。この平和団体の人達は、前の選挙で何党を応援し、何党に投票しているのであろうか。ただ平和団体と言っても、その仮面のうらに隠されたイデオロギーを明らかにせず、まったく特定政党の影響がない普通の団体であるかのように装っていることに私たちは騙されてはならない。
(2002/12/12)

この記事は「今日のコラム」
「イ-ジス艦の派遣に揺さぶりを掛ける平和団体」
としてHPに掲載されていたものです。