鳩山元首相「共和党棟梁」に就任へ
2019/10/25
旧民主党を率いた鳩山由紀夫元首相が25日、新たな政治団体「共和党」の結成を目指す意向を表明した。鳩山氏は東京都内で開いた初の準備会で「日本の政治に一言、二言、申さなければならない。次の日本の姿を皆と一緒に考えていく」と意気込みを語った。
同党では鳩山氏が代表を意味する「棟梁(とうりょう)」に、首藤信彦元衆院議員が党首を指すという「物差(ものさし)」に就く見込み。「友愛外交の実現」「米軍基地の縮小・撤退、辺野古への移転阻止」などを掲げた。
鳩山氏は準備会で、参加者に「共和党ができるかは皆さん次第。皆さんが協力して『共和主義』を正当化する必要があるか議論することが大事だ」と訴えた。
また、いわゆる徴用工問題について「(日本が)国際法を守っていないのが韓国だといわんばかりに主張しているのは必ずしも正しい見方ではない」と強調。在日米軍をめぐっては「基地は縮小すべきだ」と述べた。
(産経新聞)
(引用終了)
20年程前に、知人との世間話の中で、定年退職後に何か仕事をするならば、勤めていた職場と関連がある所には行かない方が良いと話してくれたことがある。なぜかと言うと、そのような職場では、かっての上司や先輩たちがおそらく勤めているであろうから、すぐに気まずくなり、辞めざるを得なくなるからで、だから、まったく関連がない職種に就いた方が、今まで知らなかったことを知るようになるし、利害関係もなく長く勤められると言う訳である。
政治家の場合は、定年退職がない代わりに、どのような年齢であっても任期満了となれば再出馬して当選しない限り、政治家を続けられないし、もし当選する自信がなければ引退して、ただの人になるしかなく、そう考えると政治家とは高額な歳費を受け取って良い思いが出来るのは在任中だけで、数多の職業の中で、かなり不安定な職種に入ると言えるだろう。
落選したために再当選を目指して地道な活動を行い有権者の支持を得ようと頑張っている方もいれば、かたや政界を引退して、既にただの人になっているのに、かっての肩書を利用して、余計なことを言ったり、やったりしている方もいるようで、顔も名前も知られているし、その影響力もあるので困ったもので、ただの人ならば、もう政治に口を出すべきではないが、そのような元政治家が最も始末に負えないのではなかろうか。
元総理の肩書が剥奪可能であれば、第一番に名前が出るのは鳩山由紀夫氏であろうが、それが出来ないから鳩山氏の動静を無視出来ず、これも民主党政権の負の遺産の一つと言って良いかも知れない。産経新聞によれば、その鳩山氏が25日、新たな政治団体「共和党」の結成を目指す意向を表明し、同党では鳩山氏が代表を意味する「棟梁(とうりょう)」に、首藤信彦元衆院議員が党首を指すという「物差(ものさし)」に就く見込み。「友愛外交の実現」「米軍基地の縮小・撤退、辺野古への移転阻止」などを掲げたと報道されている。
民主党が政権交代を果たした時に初代総理として就任したのが鳩山氏であり、その民主党が国民の支持を失って今どうなっているかを知りながら、今度は「共和党」を結成するとは、米国の政党である「共和党」に失礼であり、いつものように「友愛外交の実現」を掲げている鳩山氏ならば「共和党」より「友愛党」が良く似合うのではなかろうか。
何か発言する度に批判されている鳩山氏だし、また元総理とは言え既に今はただの人なのだから、静かにしていた方が良いのではと忠告したい。歴代総理に中で、最低の評価をされているにも関わらず、いくら「共和党」とか言う政治団体を結成しても、付いてくる方がいるとは思えない。
日本にいても相手にされないので、支那や朝鮮に行くしかない訳で、行けばチヤホヤとおだてられるからその気になっているのであろうが、良識ある日本人からすれば、精神的な疾患を抱えているとしか思えない鳩山氏がまたおかしなことを始めようとしているとの印象でしかない。政治団体であるにも関わらず鳩山氏が代表を意味する「棟梁」で、首藤元衆院議員が党首を意味する「物差」とは大工ではあるまいし、まさに世界に恥を晒し続けるのが元総理だと言うのだから困ったものである。
(2019/10/29)