希望の党が自衛隊明記に反対 安全保障と憲法の見解を発表 党創設メンバーと「分党」へ 民進党系再結集狙う
2018/01/26
希望の党の玉木雄一郎代表は26日の両院議員懇談会で、安全保障と憲法に関する党見解を発表した。衆院選で訴えた安保法制の実質的容認と憲法9条改正への積極姿勢を軌道修正した。民進党や立憲民主党に近い政策を示し、野党共闘路線に軸足を移す狙いがある。
玉木氏は民進党系3党の再結集を念頭に「野党の大きなかたまりを作るために統一会派結成を主体的に働きかけたい」と表明した。
これに対し党創設メンバーの松沢成文参院議員団代表は、党見解を「立党の精神と違う」と断じ、統一会派結成にも反対した。執行部は近く松沢氏側と「分党」の協議に入る。中山恭子元拉致問題担当相らが松沢氏に同調する見通しだ。
一方、松沢氏らとは別に大串博志衆院議員も分党を主張した。大串氏は、執行部と同じ民進党系再結集論者だが、党見解を「中途半端だ」と批判した上で「考え方が違うのであれば分党させてほしい」と訴えた。
党見解には、安保関連法の「武力行使の新3要件」の削除が盛り込まれた。憲法9条を改憲議論の優先対象から外し、9条1、2項を維持し自衛隊を明記する安倍晋三首相の改憲案については「反対」と明記した。
(産経新聞)
(引用終了)
社民党の新党首に又市征治幹事長が決まったそうだが、党首選で新党首を決めるべきなのに、衆参両院で4名の議員しかいない政党となれば、敢えて選挙をするほどでもないだろうし、今回も又市氏以外に立候補はなかったようだが、他の3名は国会議員として高額な歳費を貰っているだけで十分で、責任を取らせられる党首になるまでもない言う訳だ。
政党支持率が1%以下の社民党のことなど、どうでも良いし、選挙の度に議席を減らして、そのうち消滅する政党であり、既に社民党と言う政党がまだあったのかとまで言われているし、未だに支持している方は、おそらく高齢者であろうから、数年後には支持者自体がいなくなるのは間違いない。
昨年10月に実施された衆院選では、小池百合子東京都知事が代表になっていた希望の党が注目され、それなりの議席を確保するのではないかと予想されていたものの、選挙結果は惨敗となり、小池氏は代表を辞任し、今では民進党から入り込んだ玉木雄一郎氏が代表となっているようだが、政党支持率は社民党と同様に1%以下だと言うのだから笑いがこみ上げてくる。
小池氏が民進党の連中を受け入れたことがそもそもの間違いであり、希望の党が掲げていた安保法制と憲法改正に賛同する者だけだったとしても、元民主党となれば、デタラメな連中ばかりで、当選することしか考えておらず、賛同したふりをすれば、民進党のままでは当選は危ういので希望の党に入り込り込むことが出来ると思ったからであろう。
産経新聞によれば、その希望の党の玉木代表は26日の両院議員懇談会で、安全保障と憲法に関する党見解を発表したそうであり、衆院選で訴えた安保法制の実質的容認と憲法9条改正への積極姿勢を軌道修正し、安保関連法の「武力行使の新3要件」の削除が盛り込まれ、自衛隊を明記する安倍晋三首相の改憲案については「反対」との見解を発表したと報じている。
さすが民進党から入り込んだ玉木代表であり、希望の党が掲げていた公約など守る気持ちは全くないようで、これでは希望の党に投票した有権者を騙したも同然で、選挙詐欺ではないか。当選して議員バッチさえ胸に付けられれば、希望の党は選挙のために利用した党に過ぎず、もう用済みだと言いたいのであろうが、それにしても小池氏は民進党の連中を甘く見ていたもので、こうなるのは明らかではないか。
民主党のままでは党勢の回復が難しいと、党名を民進党に変えたとしても顔ぶれは同じなのだから、何をやってもダメで、得意なのは何でも反対することだけであり、また、希望の党や立憲民主党に行っても、民進党に残っていたとしても、無所属になったとしても、すべて元民主党となれば、まともな者はおらず、期待出来る訳はない。
希望の党の元民進党議員は古巣である民進党か立憲民主党に行きたいであろう。なぜならば希望のままでは政党支持率が低いことから次の選挙で当選が難しいとして、政党支持率が少しでも高い立憲民主党などに行きたい訳だが、小池人気にあやかって当選することしか考えなかった元民進党の連中となれば、希望の支持率を回復させ、党勢を拡大に努めるなどと考える訳がなく、そのような連中だからこそ希望を出て行くべきであろう。
(2018/01/29)
写真:希望の党の両院議員懇談会であいさつする古川幹事長。左は玉木代表=26日午前、国会