米軍爆撃機2機が飛行 事前通報なし 中国スクランブルなし
2013/11/27
【ワシントン=青木伸行】米国防総省によると、米軍のB52爆撃機2機が日本時間26日(米東部時間25日夜)、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏内を事前通報なしに飛行した。中国側から2機に対する呼びかけや戦闘機の緊急発進(スクランブル)はなかった。
2機はグアムのアンダーセン空軍基地を離陸し、防空識別圏内に入った。尖閣諸島(沖縄県石垣市)の上空周辺を飛行し、圏内での飛行時間は1時間未満。爆弾などは搭載しておらず、護衛機も伴っていなかった。
爆撃機はその後、アンダーセン基地に帰還した。国防総省は以前から予定されていた飛行訓練としている。
米政府はこれまで、(1)防空識別圏を認めない(2)飛行経路の事前通報や無線の開放など、中国が要求する措置には応じない(3)米国の軍事作戦遂行に一切変更はない-との立場を明確にしている。
爆撃機の飛行は、こうした米国の姿勢と日米同盟の強固さを誇示する明確な示威行動であり、中国を強く牽制(けんせい)するものだ。同時に米軍機が防空識別圏に侵入し飛行した際の中国側の出方を探る狙いもある。
(産経新聞)
(引用終了)
沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺海域に支那の公船が毎日のように出没し、接続水域どころか領海への侵入を繰り返しており、これは、日本に尖閣の実効支配を諦めさせようとしている訳で、だから海保や海自による警備に万全を期さないと尖閣は支那によって奪われてしまうであろう。
支那による尖閣の占拠は日本侵略の第一歩であり、もし尖閣が奪われれば次に沖縄が奪われ、その沖縄を失えば、日本のシーレーンが支那に支配されることになり、その結果、日本は支那の属国になりさがる訳で、だから支那の最終目的は日本をチベットのような国にすることであり、それは日本民族の滅亡につながることを意味するのである。
日本はいい加減に平和ボケから脱却すべきであり、国を守るために障害になっている憲法の改正は急務であり、また普通の国のように国軍を保有することや、侵略に対して戦争を辞さない国になるための法整備なども必要であろう。戦争をする国と戦争が出来る国とはまったく意味は違うし、世界のほとんどの国は戦争が出来る国である。だが、日本だけが、そのような国になることなく、憲法九条さえ守っていれば安心だと言ってきたのが反日サヨクだった訳で、それが連中の平和主義なのであろうが、戦争を防ぐために何の手段を持たないとなれば、かえって戦争を招くものだと言わざるを得ない。
沖縄では未だに反基地運動が行われており、在日米軍を追い出し、沖縄を基地のない平和な島にしたいと騒いでいるが、支那が尖閣に迫ってきているのにも関わらず、なぜ反米反基地運動なのか疑問に思っている国民も多いであろう。このような運動が支那からの資金提供を受けて行われている疑いがあるし、支那にしてみれば、沖縄から在日米軍を追い出して欲しいからである。
東アジアで緊張を作り出しているのが支那であることは世界の共通認識になりつつあり、大陸国家が海軍力を増強しているとなれば周辺国を威嚇して侵略する意図があるとみなして良いだろう。その支那が東シナ海上空に日本固有の領土である尖閣を含んで防空識別圏を設定したことは、尖閣周辺に空自機を接近させないようにして制空権を奪う目的であろうが、その防空識別圏の中に米軍の訓練空域を含むことから、支那は日本を牽制したつもりが米軍に喧嘩を売ってしまったようで、報道によれば米軍B52爆撃機2機がその防空識別圏を支那に対して事前通報なしに飛行したとのことである。
防空識別圏をB52が飛行しているのに、支那側からはスクランブルはなかったようだが、これでは何のための防空識別圏なのか分からないし、支那はレーダーで認識していたと抗弁しているが、飛行中の対象機を確認するには実際に戦闘機をスクランブル発進させなければならないし、そして写真撮影したり、領空に接近する恐れがあれば警告する必要もあるが、それをせず、レーダーで認識するだけでは、防空識別圏を設定した意味はないではないか。
支那は今回設定した自国側に既に防空識別圏を設定済みのようだが、対象機に対するスクランブルを行っていなかったとなればお笑いであり、そう考えると空自機が対象機に接近して写真やビデオを撮影し、領空に接近する恐れがあれば無線などで警告していることは凄いことであり、であるから、自国の領空をしっかり守る体制が出来ているのは支那より遥に日本の方が勝っていることが今回の件で分かったと言えるだろう。
(2013/11/28)