私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

反日日本人によって中止させられた評論家・金美齢さんの講演

2002年11月30日 22時03分57秒 | 売国奴・反日日本人
  慶応大学の次は立川市が中国の圧力に屈した。12月1日立川市の女性総合センターで開催される「国際交流フェスタ」に、台湾出身で現在評論家として活躍している金美齢さんを講師として招き「アジアの今を語る」との題でアジア情勢について講演をする予定だったにも関わらず、「立川市民及び在勤者」と名乗る中国、台湾出身者、日本人計18人の抗議によって中止になったという。

 先日、李登輝氏の慶応大学での講演が中国からの抗議で中止させられたばかりなのに、今度は立川市が日本に住む反日勢力の標的にされたのである。その抗議書には、「金氏自身がは台湾独立の象徴そのものである」「講師として呼ぶことは中国人に対する侮辱」などと書かれており講演会の中止を求める内容であったという。

 抗議書に名を連ねた18名のうち日本人が何人いたのであろうか。日本が思想信条の自由な国であることを知りながら、自らの思想に合致しない人を排除する反日日本人勢力の横暴を絶対に許してならない。わずか18人の抗議で、金氏の講演を楽しみにしていた多くの市民を失望させた立川市の判断は決して誉められるべきものではない。
(2002/11/30)

この記事は「今日のコラム」
「中止させられた評論家・金美齢さんの講演」
としてHPに掲載されていたものです。


「2行で書く今日の主張」(2002年11月分)

2002年11月30日 12時14分00秒 | 「2行で書く今日の主張」過去ログ

◆外務省の外郭団体「日本外交協会」が北朝鮮に食糧援助。拉致問題が行き詰まりの時、何てバカな事をした。石原都知事よ。もっと怒れ。(2002.11.30)

◆辻元清美が、大阪市大の大学院で都市共生社会研究分野の講義のため教壇立に立つという。受講生諸君、おかしな発言に騙されるな。(2002.11.28)

◆JR九州は管内の全駅で、国民の祝日に国旗を掲揚すると発表。当たり前の事が当たり前でなかった日本。反日マスコミの責任は大きい。(2002.11.27)

◆信州大学が田中県知事の処女作「なんとなく、クルスタル」を入試指定図書に。前例がないだけに、ごますりも、ここまで来るとはなあ。(2002.11.26)

◆自民党の野中広務氏が政治生活50年を祝う会で「命ある限り日本のために行動したい」と引退説を否定。お休み下さい。引き際が肝心。(2002.11.25)

◆島根県隠岐諸島北の日本海で北朝鮮の貨物船が日本漁船に当て逃げ。停船に応じなければ工作船ではないか。射撃して停船させよ。(2002.11.24)

◆中国でNGO事務局長の加藤博氏が身柄拘束された件で、外務省は中国に抗議したり事実関係の調査を求めたのか。またむやむやか。(2002.11.23)

◆国民年金の掛金を支払い能力があるのに払わない人がいるらしい。そんな人が老後は公的年金で暮らすと言っている。付ける薬なし。(2002.11.22)

◆衆議院外務委員会が元北朝鮮工作員、青山氏の参考人招致を見送り。北の内幕を知らずに何が正常化交渉か。北擁護派がまだいる。(2002.11.21)

◆政府は北朝鮮による拉致被害者は70~80人に及ぶ疑いがあることを明らかにした。家族の心情を思うと、この解明が国交より優先だ。(2002.11.18)

◆中国の江沢民前総書記が党中央軍事委員会の主席に留任。引退と思ったが江氏の体制は続く。日本に対する高圧的な態度も続く。(2002.11.16)

◆「週刊金曜日」が曽我さんの北朝鮮に残る家族のインタビュー記事を掲載。取材を許してゆさぶりを掛ける北の謀略だと気づかないのか。(2002.11.15)

◆中国共産党大会で、江沢民総書記の引退が確定。お疲れさんでした。しかし日本は、あなたの非礼で高圧的な発言を決して忘れません。(2002.11.13)

◆李登輝氏が訪日ビザ申請。外務省の中は「中国側を刺激することを避けたい」と間抜けな発言をする親中派がまだうごめいているのか。(2002.11.12)

◆日台の防衛専門家が台北でセミナー開催を予定。中国は当然反発するだろう。軍拡化が進む中国に揺さぶり掛け、アジアの安定を図れ。(2002.11.10)

◆安保理はイラクに対して大量破壊兵器の査察受諾と廃棄を求める決議を採択し武力行使を示唆.。日本は湾岸危機の教訓をを忘れるな。(2002.11.09)

◆NGO事務局長の加藤博氏が中国で身柄拘束される。中国はまたも日本に対しては、ウィーン条約を守らない。政府は厳重に抗議せよ。(2002.11.07)

◆北朝鮮の核開発を抑止するため、ミサイル防衛開発へ。信用できない北のこと核兵器を使うおそれあり。野党はそれでも開発反対ですか。(2002.11.06)

◆21世紀の日本と憲法有識者懇談会は第9条の改正を先行すべきと提言。力のないことがどれほどむなしいか。軍隊保持は当然である。(2002.11.04) ◆政府は、米国の対イラク攻撃を想定して、イージス艦とP3C派遣を検討中。新聞によっては中止したと書いてあるが、どうなっているのか。(2002.11.03)

◆北朝鮮による拉致事件の真相は闇の中。普段から「人権人権」と騒ぐ団体や人の声は聞こえず。どうしたのか。今こそ声を上げるべきだ。(2002.11.01)

この記事は
「2行で書く今日の主張 」としてHPに掲載されていたものです。
なお、作成した各月の分をまとめて当該月の最終作成日に登録しています。


日本の伝統文化を荒廃させる男女共同参画法

2002年11月28日 15時11分38秒 | 社会問題
~男は男、女は女らしくを否定する恐るべきジェンダーフリー~

 男女が、お互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することが出来る男女共同参画社会の実現をめざして施行された男女共同参画社会基本法が、今各地で問題になっている。

 それは、男女の特性を認める「男女平等」「男女同権」ではなく、男女の区別そのものを否定するものでないかと言われているのである。そこで出て来る言葉に「ジェンダーフリー」があるが、ジェンダーとは、生まれた時から亡くなる時まで、変わるとのない男女別の生物学的な性ではなく、社会的・文化的にな性差を意味しているとのことで、その性差から自由になって男女共同参画社会を作ろうと言うわけで、それでジェンダーフリーというのである。であるから、「男らしさ」「女らしさ」を否定して、例えば「女の子に愛らしい名前を、男の子に強そうな名前をつけること」や「女の子のひな祭りや、男の子の鯉のぼり」などは安易に「男・女のらしさを押しつけてはいけない」ということで、日本の伝統文化を否定する恐ろしい思想であると言わざる得ない。

 インターネットで検索してみると、各地の自治体が、この男女共同参画法にもとづき、ジェンダー・チェックマニュアルのガイドラインを作成しているのが分かるが、例えば岐阜県地域県民部男女共同参画課では、次のようなガイドラインを出しているので「具体的なチェック項目」と書かれていた部分を抜粋して紹介する。

男女共同参画を推進するための行政刊行物等の作成に関するガイドライン(抜粋)

1 固定的な役割分担意識にとらわれていませんか 

* A 男性といえばネクタイ・スーツ姿、女性といえばエプロン姿で表現していませんか。
* B 家事、育児、介護の場面で登場するのは決まって女性というように表現していませんか。
* C 地域や福祉のボランティアは女性の役割というように表現していませんか。 
* D 職場の場面で女性が登場しても、きまって説明や指導を男性から受けていたり、お茶だしやコピー をしているのは女性といったように表現していませんか。
* E 職場の会議の場面は全員男性というふうに表現していませんか。
* F 性別で職業を固定して表現していませんか。

2 必要以上に女性と男性を区別していませんか  

* A 性別によって人の特徴を決めつけていませんか。

  性による特徴の決めつけ例
 ・「女は弱く・男は強い」「女は感情的・男は論理的」「女らしい優しさ、男らしい決断」など
  性による決めつけの表現の例
 ・「女だてらに」「女らしいきめ細かさ」「女の感性」「男は泣くものではない」「男らしく豪快に」 「雄々しい」「女々しい」など
  同じ行動でも、男性なら「積極的」、女性なら「気が強い」など異なる評 価 ・基準を用いた表現をしていませんか。
* B 女性は「赤系」、男性は「青系」など、服装や持ち物の色を性別で固定化していませんか。
* C「人形遊び」は女性、「野球」は男性など、遊びやスポーツの種目を性別で固定化していませんか。
* D 男性を「氏」で、女性を「さん」で表現したり、男の子を「くん」、女の子を「ちゃん」と表現していませんか。

* E 男性と同じ会社員なのに、女性を「OL」「キャリアウーマン」と別に表現していませんか。
* F 男性を表す言葉を基本的なものとして、女性であることを強調するための表現をしていませんか。
 ・「幼児/幼女」、「老人/老女」、「養子/養女」、「悪人/悪女」など(幼男、老男、養男、悪男という表現はありません)
* G わざわざ「女性冠詞」をつけていませんか。
 ・「女性弁護士」「女性社長」「女教師」「女流作家」など

3 男女を上下関係や優劣をつけて表現していませんか 

* A 名簿や順番で、男性が前、女性が後ろになるようにしていませんか。
* B 女性と男性を並べて表現するときに男性を前に、大きく、中心にし、女性を付属するものとした表現をしていませんか。
* C 家族を描くとき、中心に父親がいて妻と子どもが寄り添う表現になっていませんか。
* D 女性は男性より劣ることを前提にしていたり、男であることに価値をおいた表現にしていませんか。
 :「女だてらに」「男まさり」「女にしておくにはもったいない」「女にしては」「男がすたる」「男をあげる」「女の腐ったような男」など
* E 女性を家や夫に従属する存在として表現していませんか。
 :「嫁にやる」「主人」「入籍する」など
* F 女性に対してだけ「仕事と育児が両立できるか」「どうせ腰かけ的に勤めるだけ」などとか、結婚や出産を機に、女性が仕事をやめるのは当然だという表現をしていませんか。
* G 職場で、指導者や上司、会議のメンバーは男性、補助的な仕事や受付案内は女性として表現していませんか。
* H 「女の出る幕じゃない」といったような女性に登場の機会を与えない表現をしていませんか。
* I 男の子は高学歴が望ましく、女の子にはそんな必要がないかのような表現をしていませんか。

4 女性の性的な側面を強調して描いたり、商品扱いしていませんか 

* A 人の目をひくため、水着姿の女性や口や胸元・足など女性の体の一部だけを強調した表現をしていませんか。
* B 職務や能力に無関係な女性の容貌や外見のみを重視し、強調した表現をしていませんか。
 :「美人OL」「職場の華」「ミス○○」など
* C 若さや性的魅力だけが、女性の価値であるかのような表現していませんか。

 大体以上が、岐阜県地域県民部男女共同参画課で出しているガイドラインだが、他の自治体とも同じようなものである。しかし、このような各家庭内のしきたりまで干渉して行政がチェックするような事態になったら、日本が今日まで培ってきた文化、習慣などが破壊され、モラルを低下させ荒廃を招くのは目に見えている。

 他の例を上げると、昔話である桃太郎は、おじいさんが山へ芝刈りに、おばあさんが川へ洗濯といったという話は、男は外(仕事)女は内(家事)と固定的な役割分担意識にとらわれた話であるので性別役割意識を小さい頃から刷り込んでしまうために、子供たちに読ませてはいけないという。

 また、ファッション界にも「ジェンダーフリーファッション」を支持する人もおり、男女が同じ服を着るのではなく、性別に関係なく自由な服装を着ると言うことは、男性的なファッションを女性が身につけることも、逆に男性が女性的なファッションを身につけることもジェンダーフリーであり、その中間としての中性的ファッション、さらに性を超越したファッションも存在し、一部熱狂的な人達に支持されていると書かれたHPがあった。そのうち、男性がスカートをはいたり、女性が背広を着る時代が来るかもしれない。

 最近、新聞に報道された千葉県松戸市の行っている「ふりーせる保育」は、大人と子供は対等で、園児の意志を最大限尊重するというものであり「おやつや食事は園児の選択に任せ、嫌なら食べなくても飲まなくても良い」とか、言葉遣い、挨拶、箸の持ち方など指導がないがしろにされ、極めつけは「園児の発表会を見たい」と保護者が保育園側に申し入れたことろ「それは保育士が決める問題でなく子供達の意志で決めるべき。各家庭で働きかけて欲しい」とか、「母親が御飯を作るような歌詞はジェンダーフリーに反するので園では歌わせない」と言ったような事まで、これでは、行き過ぎを通り越して、自分たちの思想や価値観に合わないものは否定する全体主義そのものであることは明らかである。

 男女共同参画権とはロシアにおいて行われた、女性解放のための政策で、家族を敵視し、性別を嫌い、家事労働の共同化、性の自由化を主張する思想であったが、家族の崩壊、小子化、少年非行の増加など失敗に終わっている。であるから、男女共同参画権は、社会主義・共産主義を思想にもつ特殊な人が推進しているものであり、HPを検索して頂ければ、社民党、共産党員が、これに積極的に取り組んでいることがよく分かる。まあ社民党、共産党が推進するようなものには気を付けた方が良いのである。私達はこのような文化や社会を破壊するジェンダーフリーの危険性を広く訴えるべである。
(2002/11/28)  

この記事は「私の主張」第151号
  「日本の伝統文化を荒廃させる男女共同参画法」
~男は男、女は女らしくを否定する恐るべきジェンダーフリー~
としてHPに掲載されていたものです。


大東亜戦争は閣議決定された正式呼称名

2002年11月27日 23時52分55秒 | 伝統・文化・歴史
  昭和20年8月15日に終戦となった、あの戦争は「太平洋戦争」と呼ばれているが、その呼称名は、連合軍のよって後で付けられたもので、正しくは大東亜戦争と言うのが正しい。それは、当時の閣議で決定された正式な呼称名であり、それを東京裁判史観が解けないまま、太平洋戦争という連合国から押しつけられた呼称名を、戦争に負けたのだからと言って後生大事に使っているとは困ったものである。

 であるから、あの戦争のことを大東亜戦争と言っても、思想信条とは何ら関係がないと思うが、新聞によれば、金沢市のビル防水会社が昨年の入社試験の問題に「大東亜戦争(太平洋戦争)とその歴史経過」を出題したところ、金沢公共職業案安定所が、「受験生の思想信条の自由を侵しかねない。団体がきたら困るでしょう」と問題を変えるように要求したという。

 大東亜戦争が誤った戦争であったか、あるいは自存自衛のためにやむ得なかったか、今でも論争が続いているが、それが試験問題としてなぜ不適当なのであろうか。この会社が戦争の歴史的経緯を問う問題をなぜ出題した理由は、高卒者向けの入社試験問題とのことであるが、膨大な人的物的な損害があった過去の戦争の事を、戦争のことを知らない若者がどう考えているかを知りたかっただけであり、内容はどうであれ、このような問題をまともに書けないような高卒者では採用できないとしたのではなかろうか。
(2002/11/27)

この記事は「今日のコラム」
「大東亜戦争は閣議決定された正式呼称名」
としてHPに掲載されていたものです。


李前総統の訪日を妨害した小島・慶大学部長

2002年11月26日 23時43分40秒 | 未分類
  台湾の李登輝氏の訪日が、中国に気兼ねした外務省がビザの発給を拒否したことから実現しなかったが、産経新聞に掲載された同氏の講演予定の原稿「日本人の精神」を読んで、感動しなかった人はいるであろうか。そこには「公に奉じる精神」が語られ、戦前の台湾で、いかに日本人が公のために尽くてしたかを水利事業にたずさわった八田與一氏の事を例に取り上げている。李氏は学生達の前で話をしたかったであろう。李氏の落胆を思うと、残念でならない。

  しかし、李氏の訪日を妨害したのは、外務省だけではなかったのである。同大学の小島・総合政策学部長が、李氏に対し、訪日についての連絡や相談がなかったとして、明らかに訪日を妨害する電子メールを李氏に送ったとのことである。

 小島・慶大学部長は「大学の意志ではなかった。学生の企画を妨害する意図はなかった」としているが、李氏がこのメールに不快感を示していると言うが当然である。小島・慶大学部長は中国問題の専門家とのことであるが、中国から圧力があったのではないかと思わざるを得ない。
 (2002/11/26)

この記事は「今日のコラム」
「李前総統の訪日を妨害した小島・慶大学部長」
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次世代に伝えよう美しい日本の唱歌、童謡

2002年11月25日 23時24分19秒 | 伝統・文化・歴史
 教科書から美しい日本の唱歌、童謡が次々と消えようとしている。文化遺産でもあり日本の心とも言える、このような歌が反日日本人の策謀により消えて行くことは断じて阻止しなければならない。山、田圃、畑、小川などが近くにない都会に育った方は、このような歌の中に自分の故郷を見つけて、あたかもそんな風景の下で育ったような思いになるだろう。

 日本は四季の移り変わりがはっきりしており、そのような多彩な気候と自然景観から醸成される文化は、歌の中にも多く現れ、日本の風土の多様性を示している。日本人であるなら、はるか異境で、このような歌を聞いたり、また歌えば、故郷や両親、兄弟、友を思い郷愁にかられるのではなかろうか。

 そのような中、11月23日に東京で「歌おう日本のこころ 親と子の唱歌・童謡コンサート」が開かれたとのこと。第1部では「教科書から消えた唱歌、童謡」として「月の砂漠」「村の鍛冶屋」「浜千鳥」などの歌が披露され、その後は、産経新聞の横田正論調査室長が講演し、文化遺産であるこのような歌を次世代に伝えて行くことの重要性を説き、第2部では、「愛され続ける日本の歌」として、「紅葉」「赤とんぼ」「故郷」などを会場全員で歌ったとのことである。歌いながら涙を流された方もおられたことであろう。わずか13歳で北朝鮮に拉致され、死亡したとされる横田めぐみさん。この歌声が聞こえましたか。
(2002/11/25)

この記事は「今日のコラム」
「次世代に伝えよう美しい日本の唱歌、童謡」
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中国の顔色を伺う外務省職員派遣内規改正案

2002年11月24日 23時41分57秒 | 政治
  外務省には、省内のチャイナスクールが作ったのではないかと思われる内規があったようである。それは課長職以上の国家公務員の台湾訪問を原則として禁止する内規で、驚くべきことに、この内規は他の省庁職員も拘束するという。そのおかしな内規がこのほど改正されることになり、その改正案が明らかになった。それによると、課長職以上の国家公務員や、閣僚級であっても台湾訪問を容認するというものである。しかし、「原則として(日本と台湾間の)政府間折衝は持ち得ない」との基本線は維持し、依然として中国の顔色を伺った内容になっている。

 自民党の水野衆議院議員が外務政務官の時に、台湾訪問を外務省から拒否され外務政務官を辞任したことは記憶に新しいが、日本に対して内政干渉を繰り返す中国の影響が減り、その自縛が少しでもなくなることは、大変良いことであると思う。外務省関係者は「外交慣例上、中国が日本に対してだけ閣僚出席に注文をつけることは出来ない」「(中国政府との関係について)まったく関係ない」と言っているそうだが、内容はまだまだ不十分であり、即閣僚級の公式訪問を認める方針ではなく、「まあ、一歩前進か」というものである。

 それにしても、外務省は李登輝前総統のビザの発給を拒否したり、職員派遣内規を改正したり、ふらふらしている印象は拭えないが、日朝国交正常化交渉が行き詰まり状態の時に、しっかりしろと言いたい。
(2002/11/24)

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「中国の顔色を伺う外務省職員派遣内規改正案」
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拉致問題で日韓分断を狙う北朝鮮

2002年11月23日 23時35分55秒 | 北朝鮮関連
  北朝鮮から拉致被害者5人が帰国したが、北朝鮮に家族を残したままであることから、拉致問題が解決に向かう兆しがなく、北朝鮮は「5人を戻すとの約束を破った」とか「ミサイル発射実験凍結を解除する」などと言ってわが国を恫喝している。北朝鮮が「約束を破った」など良く言えるものだと思う。すでに核開発を凍結するという米朝枠組み合意を破っているではないか。であるから、帰国した拉致被害者5人については、絶対に北朝鮮に帰してはならない。また拉致被害者は、他に70~80人いるのではないかと思料されており、関係機関において捜査継続中であるが、その事実関係の解明を北朝鮮に強く求めることを政府に望みたい。

 ところで韓国では、朝鮮戦争の後、北朝鮮によって拉致された人は486人にのぼるというが、11月の初めに行われた南北赤十字会談で、この問題解決を北朝鮮側に求めたところ、「存在もしない問題だ」と拒否されたという。韓国の金大中大統領の進める対北朝鮮和解政策「太陽政策」は何ら、拉致問題解決の進展になっていない。北朝鮮は、なぜ日本だけに拉致を認め被害者を帰国させたのであろうか。北朝鮮は日本の経済援助が欲しいだけなのか。あるいは、あえて異なる対応をすることで拉致問題での日韓分断を狙う工作なのか。国交正常化交渉など急ぐことはない。これからも政府には拉致や核開発問題では毅然たる対応を期待するものである。
(2002/11/23)

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「拉致問題で日韓分断を狙う北朝鮮」
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涙を流しても平気で嘘をつく恐るべき少年達

2002年11月22日 23時19分52秒 | 社会問題
  本年10月3日に、愛知県春日井市の児童自立支援施設「愛知学園」で発生した入所中の少年3名による職員強盗殺人事件の審判が、名古屋家裁で行われ、菅英昇裁判長は、強盗殺人の非行事実に問われた中学生3名を検察官に逆送せず、少年院送致の保護処分を決定したという。この裁判官は、まことに甘い決定を下したと言わざるを得ない。

 事件は施設から脱走するために、職員の森野成雅さんを、無理と喧嘩し騒ぎを起こして誘い出して殺害し、出入り口の鍵と現金を奪って逃走したというものである。菅英昇裁判長は非行事実に問われた中学生のうち2年の生徒は「根強い他者への不信」3年のうちのひとりは「極めて未熟な自我」もうひとりは「精神的な未熟さ」があるとそれぞれ指摘しているが、少年事件の低年齢化、凶悪化、多発化などの対応するために、刑事罰を求める検察官送致の年齢を16歳から14歳に引き下げた少年法の改正があったのにも関わらず、これに逆行するような世論を憤慨させ、遺族の心情を無視した今後の同種の少年審判に影響を与える納得しがたい極めて遺憾な決定である。

 私は、強盗殺人事件を起こすような少年達が仮に涙を流して謝罪しても信用してはいけないと思っている。平気で人を殺すこのような少年は、涙を流しても平気で嘘をつく恐るべき少年達であると裁判官は認識すべきである。
(2002/11/22)

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進行役を断られた週刊金曜日の編集委員

2002年11月21日 23時05分03秒 | 売国奴・反日日本人
  9月17日歴史的な日朝首脳会談が行われ、北朝鮮により拉致された被害者が帰国したことからマスコミでこの問題が大きく取り上げられるようになった。北朝鮮は許し難い犯罪国家であり、また容易ならない交渉相手で、約束も平気で反故にし、核兵器や生物化学兵器の開発をすすめている信用出来ない国であることが次第に明らかになってきている。

 今では、各地で拉致被害者の家族を招いて講演会には多くの方が来られ、国民の関心が高まっており、11月19日には早稲田大学で、「拉致被害者家族を学生として支援しよう」というシンポジウムが、拉致被害者の横田めぐみさんの両親、滋さん、早紀江さんと、増元るみ子さんの弟の増元照明さんを招いて行われたとのことで、会場となった大隈講堂は、千枚の整理券が開場1時間前になくなっていまうほどであったとのことで、この事は大変喜ばしいことだと思う。

 シンポジウムの第一部では横田夫妻らによる拉致事件の経過報告があり、第2部は学生参加で討論が行われたとの事であるが、その討論の進行役は当初、拉致被害者の曽我ひとみさんの家族へのインタビューを掲載した「週刊金曜日」の編集委員であるジャーナリストが務める予定であったそうだが、学生側が断ったとのことである。当たり前だ。ノコノコ出掛けてきても学生達からつるし上げになったかも知れない。新聞には名前は出ていなかったが、「週刊金曜日」の編集委員とは誰であったのであろうか。
(2002/11/21)

この記事は「今日のコラム」
「進行役を断られた週刊金曜日の編集委員」
としてHPに掲載されていたものです。


北朝鮮の謀略活動に共同参加した週刊金曜日

2002年11月20日 15時38分33秒 | 売国奴・反日日本人
~日本を貶めることなら何でもする恐ろくべき思想~  

 北朝鮮により拉致された被害者の一人である曽我ひとみさんの北に残留している家族のインタビュー記事を掲載した「週刊金曜日」が批判されている。先の横田めぐみさんの子供と認定されたキム・ヘギョンちゃんのインタビュ-を放送したフジTVについても、本当のことが言えない状況の中で、涙を流し「おじいちゃん。おばあちゃん。会いに来て」と言えば、「横田夫妻が北朝鮮に行って会われたらどうですか」との国際世論が沸き上り、平壌の空港で抱き合う祖父母と孫娘の映像が世界に発信され、北朝鮮は「これで拉致問題は解決した。さあ国交正常化だ」となり、他の拉致被害者のことなど忘れ去られてしまうであろうと踏んでいたのであろう。

 であるから、北朝鮮に残留している拉致被害者の家族のインタビュ-を放送したり、記事にするのは、北朝鮮は本当の事が言えない言論の自由のない国であるから、慎重に上にも慎重でなければならない。よって、今回の「週刊金曜日」が、インタビュー記事の掲載したことに、多くの抗議や批判が集まっていることは当然と言って良いであろう。

 「週刊金曜日」とは、「1993年創刊。毎週金曜日の発行部数は公称4万部。編集委員には、落合恵子(作家)、椎名誠(同)、佐高信(評論家)、筑紫哲也(ジャーナリスト)、本多勝一(同)の各氏が名を連ねているが、その顔ぶれから見れば大体どころか左翼系の雑誌であることが分かる。私は読んだことはないが、その雑誌が創刊される前に「朝日ジャ-ナル」というやはり左翼系の週刊誌が発刊されていた記憶があり、その「朝日ジャ-ナル」が理由は忘れたが廃刊になって、その代りに「週刊金曜日」が創刊されたような気がする。

 この「週刊金曜日」は、月刊誌「世界」とともに、左翼系の雑誌として、日本及び日本人を貶め、日本政府を攻撃する記事ばかり掲載して、逆に支那や北朝鮮などの共産圏の国々のことは歯が浮くような礼讃記事を掲載するなど、日本国内の共産圏批判の世論を惑わせてきた役割を果たしてきた。であるから、「週刊金曜日」が掲載する記事は、日本政府や国民に勇気を与えたり、都合の良いこと、また支那や北朝鮮などを批判するような記事が掲載されることはあり得ない訳である。

 今回の「週刊金曜日」の曽我ひとみさんの家族のインタビューが、北朝鮮側から働き掛けがあって実現したのか、あるいは「週刊金曜日」側からの要請よるものかは不明であるが、今までの「週刊金曜日」の掲載してきた記事が北朝鮮を礼讃してきたものばかりであった極めて優秀な実績?があるからして、北朝鮮側が、中断している国交正常化を再開するために、週刊金曜日に頼んで、未だに北朝鮮に残留している家族のインタビュー記事を掲載して、日本政府や拉致被害者に揺さぶりを掛けるための謀略と言った方が良いであろう。

 このインタビュー記事を掲載した雑誌「週刊金曜日」を持って同誌のスタッフ2人が、曽我さん宅を訪ねて曽我ひとみさんに手渡して「記事以外のことも知っているので、もし聞きたければ連絡を下さい」と伝えたというが、これに対し、曽我さんは激しく動揺して泣き崩れたという。

 「週刊金曜日」の黒川宣之編集主幹は「曽我さんがもっとも知りたいことは、北朝鮮にいる家族の様子だと思った。それを知らせることが曽我さんが1番望んでいることだと判断した。我々が取材の中でその材料を得られれば提供する義務があると思った。ジャーナリズムとして正しいことをしたと信じている」などとコメントしているが、自由に取材が出来ない国で、家族の様子など正しく伝えられる訳がなく、日本に帰国して、話を聞かないと本心を打ち明ける筈がないと思わなかったのであろうか。  

 また、筑紫哲也氏が、この週刊金曜日の記事について「国の方針に水を差すような報道、取材はすべきでない、という議論になると、報道や言論は死んでしまい、私たちも北朝鮮と変らない国になってしまう。それは決して良い事とは思わない」とテレビで語ったと言うが、北朝鮮が報道や言論が死んでいる自由な取材が出来ない国であることを承知しながら、「北朝鮮の宣伝になっても構わない」と居直った恐ろくべき思想の持主である。

 「週刊金曜日」は、北朝鮮を礼讃し、祖国日本は貶めることなら何でもしてきた長い実績から、北朝鮮のためならと、その手下となり、謀略活動に共同参加したと言って良いであろう。それを批判されると、反省をするどころか、インタビュ-記事を読んで激しく動揺し、泣き崩れた曽我ひとみさんの話を承知していながら、正しいことをしたとのコメントを出すような左翼共産主義者の編集する雑誌は、「廃刊して責任をとれ」と言わざるを得ない。
(2002/11/20) 

この記事は「私の主張」第150号
「北朝鮮の謀略活動に共同参加した週刊金曜日」
~日本を貶めることなら何でもする恐ろくべき思想~
としてHPに掲載されていたものです。

  

無宗教の追悼施設など誰が行くか

2002年11月19日 21時52分13秒 | 靖国神社問題
 福田官房長官の私的懇談会「追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会」がまとめた靖国神社に代わる新たな国の追悼・平和施設に関する理念部分の素案が18日、明らかになった。それによると、国立の無宗教の追悼施設の建設を打ちだしており、私は、かねてから靖国神社という歴史ある立派な追悼施設があるのに、中国、韓国に文句を言われたからと言って、新たに税金で国立の追悼・平和祈念を行うための恒久施設を建設することなど必要ないと主張してきた。

 懇談会の委員のほとんどが、最初から施設の建設ありきの論議をしており、唯一建設に反対していた坂本学習院大学教授は10月に亡くなっており、その理念も紹介されたそうだが、それは無視されて、今回の理念部分の素案となったようである。

 いったい宗教施設とは異なり、無宗教で死没者を追悼する施設など、この世にあるのかと言いたい。そんな雲を掴むような施設に、小泉首相の靖国神社参拝に文句を言っていた中国の江沢民なら参拝するかも知れないが、他には誰も参拝しないであろう。
(2002/11/19)

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ミサイル防衛計画(MD)を開発研究を推進せよ

2002年11月16日 21時47分07秒 | 防衛省・自衛隊・安全保障
 北朝鮮による核開発や、テポドン、ノドンなどのミサイルに対抗して、日米両国が共同研究を推進してきたミサイル防衛計画(MD)を急ごうという動きが防衛庁内で高まっているとのことである。現状では北のミサイルに対して有効な抑止力がないだけに、一日も早く研究成果が出して開発に移行すべきであると思う。

 しかし、このような防衛庁の動きに対し首相官邸や外務省は「日朝交渉の目的に逆行する」「(北朝鮮と)話し合いによる解決を目指しているときに、相手を力で抑え込もうというMDの促進は、話し合いの土台を突き崩してしまいかねない」「(MDが)実戦配備まで何年かかるのか。北朝鮮との交渉で核やミサイルをやめさせるのがよほど現実的だ」と不快感を示しているという。

 北朝鮮と核開発やミサイルなどの安全保障に関する問題を話し合いによって解決することが出来るとは、まことに甘いと言わざるを得ない。北朝鮮が今回交渉のテーブルに付いたのは、米国の軍事力による背景があったからではないか。確かにMDは実戦配備まで何年かかるのか不確定な面があるが、北朝鮮との拉致問題は何ら解決せず、また北朝鮮はミサイル発射の凍結延長を撤回することも示唆している。であるから、北朝鮮との国交正常化交渉が再開され、順調に進むか見通しがまったくないだけに、防衛庁が、MDの開発研究を推進することの方が、はるかに現実的であると言わざるを得ない。
(2002/11/18)

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外務省は、李登輝氏に訪日ビザを発給せよ!

2002年11月16日 21時42分33秒 | 政治
 外務省が、またもや中国の圧力に屈して、台湾前総統の李登輝氏の訪日ビザの発給を拒否したとのことである。李氏は、慶応大学の学生サークル「経済新人会」の招請により都内のホテルで講演をする予定で訪日を希望していたが、今回の決定は残念というより、怒りがこみ上げてくる。

 外務省の田中均アジア太洋州局長は、外務省の対応を問題視する超党派の国会議員有志との会合で「(李氏が来日すると)また騒がれ、大きな混乱が起きる」と述べたと言うが、この外務省の田中氏とは、ご存じの通り日朝首脳会談で拉致被害者の死亡という事実を知りながら、国交正常化を推進した人であり、日本よりも中国、北朝鮮のために働いている人のようである。

 今回の発給拒否は李氏の講演を聞きたい学生達を失望させ、また、李氏に対する非礼極まる処置と言わざるを得ない。中国を刺激しないことが日中友好だと考えている外務省は、いまだに中国の言うことに騙され、気兼ねして日本外交を歪めている。国交正常化交渉で北朝鮮に対して毅然と対応しているように、なぜ中国に対してとれないのか。今からでも遅くない、李登輝氏に訪日ビザを発給せよ!
(2002/11/16)

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どこに消えたか反核・平和運動の人たち

2002年11月14日 15時50分06秒 | 売国奴・反日日本人
~自分達に向けられた北朝鮮の核兵器に恐怖を感じないのか~  

 職場の近くにある市役所の敷地に「核兵器廃絶平和宣言都市」との大きな看板が立っており、その看板の前を「北朝鮮の核兵器を看板を出しただけで廃絶できるか」と考えながら通っているが、まったく無駄な看板を税金を使い設置したものである。

 かっての米ソ冷戦時代にヨーロッパにおいて、わき上がった反核運動は、日本にも波及して、各地でデモ行進や署名運動が行われた。ヨーロッパにおける反核運動は、当時のソ連が、NOTOの諸国に対してSS20という戦域核ミサイルを配備した結果、核バランスが崩れてしまったことから、その対抗として、米国がパーシング・戦域核ミサイル、巡航ミサイルなどの配備を決定してから始まったものであり、本来ならば、ヨーロッパの人々は、自分達に向けられたSS20に対して反核運動を始めるべきであるのに、その時は何にも起こらず、米国が対抗手段をとる決定をすると反核運動が始まったのである。まことに奇妙と言うしかない。

 わが国で行われた反核運動についても全く同じであり、ソ連が同じSS20などを実戦配備していることに意識的に目をつぷり、米国の核兵器のみに対して拒否反応を示し、「米軍の艦艇は核兵器を搭載したまま日本に寄港しているのは当たり前」との駐日米大使であった故ライシャワー氏の発言などから、当時、横須賀基地を母港としていた空母ミッドウェーの入港に反対する運動が行われ、デモ参加者は「政府は非核三原則を守れ」「米軍の核兵器の持ち込みを許さないぞ」などとシュプレヒコールを上げていた。

 しかし、この偏った反核平和運動は、ソ連の核戦力に何ら影響を与えなかったし、この運動がソ連の主導のもとに行われた謀略であったことがその後明らかになっている。であるから反核運動を行った人は、米国の核兵器のみに拒否反応を示しただけで、自分達の向けられた核兵器には、恐怖を感じなかった訳である。

 それから約20年、北朝鮮の核兵器の存在が現実となってきた。北朝鮮は米朝枠組み合意を反故にして核開発をしていることを公然と明らかにし、また、わが国を射程距離におくテポドンミサイルを保有し「日本を火の海にするぞ」と恫喝している。日本国民を恐怖に陥れている北朝鮮の核兵器を廃絶させるために、今こそ20年前に反核・平和運動を行った多くの人たちは立ち上がるべきであるのに、どこに消えてしまったのか。そのような人たちの反対運動は、米国の核兵器のみに対して行っていた過去があるだけに、いまさら北朝鮮の核兵器に対しては出来ないというのであろうか。

 まさか、北朝鮮の核兵器に対抗するために非核三原則の見直し論や、米国との共同開発のめどがたったミサイル防衛(MD)システムに反対する運動を始めようとする機会を待っている訳ではないだろう。

 今更、約20年前に反核・平和運動を行った人の間抜けさに呆れ返っても仕方ないが、北朝鮮は現在開発中の核兵器を話し合いや、反対運動の影響で廃絶するであろうか。世界的に反対運動が盛り上がることがあったとしても、北朝鮮は核兵器を絶対に廃絶しないであろう。

 ではどうするか。北朝鮮が仮に米との協議により核開発を中止する条件を承諾したとしても、その検証に応じる可能性はまったくないと思われるので、「核開発を中止した」と仮に北朝鮮が言ったとしても絶対に信用してはいけない。私は核兵器が現実に存在し、それを廃絶するのは、ほとんど不可能であると考えることにより、わが国の安全保障問題を検討する必要があると思う。それには、まず非核三原則の見直しを始め、前述したミサイル防衛(MD)システムの開発を急ぎ、国民の不安を除去すべきである。
(2002/11/14)     

この記事は「私の主張」第149号
「どこに消えたか反核・平和運動の人たち」
~自分達に向けられた北朝鮮の核兵器に恐怖を感じないのか~
としてHPに掲載されていたものです。