ジョンナム氏の遺体から猛毒のVX検出 マレーシア警察が発表
2017/02/24
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の兄、キム・ジョンナム(金正男)氏が殺害された事件で、マレーシアの警察は24日、遺体から猛毒のVXが検出されたと発表しました。殺傷能力が高く製造に専門的な知識が必要な猛毒が使われたことが明らかになり、警察は入手経路などを捜査しています。
この事件で、キム・ジョンナム氏は女2人に襲われたあと、空港の職員にめまいがするなどと訴え、病院に搬送される途中で死亡しました。
マレーシアの警察は実行犯として拘束したベトナム人とインドネシア人の女2人が液体をジョンナム氏の顔に塗りつけたとして、遺体を司法解剖して死因を調べていました。その結果、警察は24日、目の粘膜と顔から採取した物質を分析したところ猛毒のVXと特定したと発表しました。
VXは殺傷能力が高く、国際的な条約で化学兵器に指定され、製造や保有、使用が禁止されています。製造に専門的な知識が必要で極めて入手が困難なため、警察はVXの入手経路などを捜査しています。
警察は、すでに出国した北朝鮮国籍の容疑者4人を特定して北朝鮮側に身柄の引き渡しを求めるとともに、北朝鮮大使館の2等書記官らからの事情聴取を要請していて、北朝鮮の工作機関が犯行に関わっていたのかが焦点となっています。
(以下略・全文はソースで・NHK NEWS WEB)
(引用終了)
北朝鮮による日本人拉致事件の解決とは、拉致被害者全員の帰国と、拉致実行犯の引き渡し、謝罪と賠償などだが、北朝鮮は金正日時代に拉致被害者数人を帰国させただけで、その後は日本政府の要請に対して何の反応も示しておらず、拉致問題は既に解決していると抗弁している。
その北朝鮮が拉致を実行するに当たり、日本国内にそれを支援する者がいた筈で、なぜならば拉致対象者は誰でも良い訳はないし、北朝鮮にとって役に立つ者でなければならず、また日本政府や公安関係者であると後々面倒になるとして対象者としなかったと思料されるので、だから拉致対象者を選択する者がいなければ拉致は不可能であったのではあるまいか。
朝鮮総連が拉致に関わっているのは間違いないであろうが、それを認める訳はないし、だから日本人の在日朝鮮人への不信感が高まっている訳で、また拉致問題の解決に向けて在日が本国北朝鮮に対して要求したとの話は聞いたことはないが、そのような要求をすれば、日本人拉致は北朝鮮という国家の方針として実行されたものだとして、国家反逆罪に問われることから黙っているのであろう。
北朝鮮は前述した日本人拉致、全斗煥大統領一行を暗殺しょうとしたラングーン事件、偽造パスポートを使い日本人に成り済ました北朝鮮の工作員による大韓航空機爆破事件などの例からして、テロ支援国家というよりテロ国家なのであり、だから日本においても、北朝鮮によるテロが再び起きる可能性があると思われる。
既に大きく報道されているが、マレーシアのクアランプール国際空港で北朝鮮の金正男氏が暗殺されたのは、独裁者である金正恩党委員長にとって、異母兄弟だとしても金正男氏は自分の存在を脅かすものだとして暗殺する対象にした訳で、まさに狂気の独裁者であり、また、そのような独裁者を崇める朝鮮人が、日本国内に多数いることも大きな不安材料であろう。
NHK NEWS WEBによれば、マレーシアの警察は24日、暗殺された金正男氏の遺体から猛毒のVXが検出されたと発表したそうである。VXは殺傷能力が高く、国際的な条約で化学兵器に指定され、製造や保有、使用が禁止されていて、製造に専門的な知識が必要で極めて入手が困難となれば、実行犯のベトナム人とインドネシア人の女2人は北朝鮮の工作員から、VXを渡され犯行に及んだものだと推認される。
実行犯の女2人は、わずかな量でも死に至ることもあるVXに対する知識がないまま素手で金正男氏の顔に塗りつけたものの、すぐに手に付いたVXを洗い流したことから助かったようで、北朝鮮にとっては実行犯の女2人も死んで欲しかったであろうが、生き残ってしまったことは大きな誤算だったと言えるだろう。
他の誤算としてはマレーシアにはVXに関する知識はなく、その検知も出来ないだろうと思っていたかも知れず、だから金正男氏の死因は不明とされ、北朝鮮による化学兵器を使用した国家ぐるみの犯行などと言った批判をかわすことが出来るとしたのであろう。
また防犯カメラの映像などから実行犯の女2人にVXを渡したり、暗殺の監視役と思われる北朝鮮の工作員が判明し、さらに北朝鮮大使館員が関与していることが分かったとなれば、マレーシアを激高させる材料が揃ったも同然で、なぜならば自国の空港内で、多数の方が巻き添えになる恐れがある化学兵器VXを使用してのテロが敢行されたからである。北朝鮮大使館にはVXが残存しているであろうから、新たなテロを阻止するためにマレーシアは北朝鮮との国交断絶を覚悟してまで、大使館内を捜索してVXを確保すべきではなかろうか。
(2017/02/27)