「中国の脅威など難しくて分からない」「災害時にはまず自分が優先」石垣市で陸自配備めぐり公開討論会 反対派から飛び出す無責任発言
2016/10/29
尖閣諸島を市域とする沖縄県石垣市で28日夜、石垣島への陸上自衛隊の配備をめぐり、全国初の自治体主催の公開討論会が開かれた。反対派登壇者からは安全保障を顧みない無責任ともいえる発言が飛び出した。市外からの支援もある反対派は抵抗を強め配備問題は大詰めとなっている。一方、現職市長が部隊配備受け入れを表明した宮古島市では来年の市長選をめぐり曲折も予想される。南西防衛強化は正念場を迎えている。
■拍手や怒号飛び交う
「中国の回し者が!」
「島を戦場にするな!」
石垣市の公開討論会は、聴衆から拍手や怒号が飛び交う、白熱した集まりとなった。
沖縄本島より西方の島嶼(とうしょ)部は陸自部隊がいない防衛上の“空白地帯”だったが、陸自は今年3月、日本最西端の与那国島に、周辺海空域の艦艇や航空機を警戒する沿岸監視隊を配備した。続いて、有事で初動対処にあたる警備部隊や地対空・地対艦ミサイル部隊を、石垣、宮古両島に配備したい方針で、地元との調整が進められている。
討論会には推進派から市議や佐藤正久参院議員ら、反対派から医師で反対派団体共同代表の上原秀政氏や伊波洋一参院議員ら計6氏が登壇した。
尖閣周辺で挑発を強める中国への認識をめぐり、反対派から「耳を疑う発言」(保守系市議)があった。
「中国(の脅威)がどうのこうのと(言われても)難しくて分からない」
佐藤氏から中国の海洋進出への認識をただされた上原氏はこう答えた。
佐藤氏は「無責任だ」と批判した。
もう1つの論点である自衛隊の災害対応についても、上原氏は医師としての経験に触れつつ「まず自分と家族の命。(医療で貢献するには)数日かかる。(だから自衛隊配備は)意味がない」と語った。
東日本大震災では多くの自衛官が家族の安否確認をできないまま救出・救援にあたった。佐藤氏は「家族よりも被災者を優先するのが自衛隊だ」と反論した。
中山義隆市長は討論結果を参考に配備受け入れを表明するか検討するが、反対派も根強く、難しい判断を迫られている。
■本土支援者も石垣に
石垣島から東約80キロに位置する宮古島では来年1月に市長選がある。保守系が分裂し、革新系候補者と三つどもえになる公算で、保守系が敗れれば陸自配備に暗雲が垂れ込める。
これに対し、すでに沿岸監視隊が配備された与那国町では、住民投票にまで持ち込んだ反対運動は見る影もない。配備反対派として25年の町長選に出馬し落選した崎原正吉氏は「もう配備されたから反対運動は何もしていない」と話す。
崎原氏は配備前の反対運動について「東京や大阪から教職員や鉄道系の組合員が(支援者として)応援に来た。横断幕とのぼり旗も作ってきてくれた」と振り返る。そうした支援者は普天間飛行場の名護市辺野古移設や北部訓練場(東村など)のヘリパッド移設の反対運動に加え、石垣市の反対運動にも転戦していると明かした。(半沢尚久)
(産経新聞)
(引用終了)
カラスが鳴かない日はあっても、沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺海域に支那の公船が現れない日はなく、接続水域どころか、領海まで侵入するなどしており、そのため海保の巡視船が警告するもの、これを無視し、尖閣は支那の領土だと返答していることから、海保の警戒の隙をついて尖閣に上陸し占拠することを画策していると思われる。
支那は尖閣を占拠した後に、九州南端から台湾北東にかけて連なる南西諸島と言われている島嶼群のうち、宮古島や石垣島などを奪って、太平洋への自由な出口を確保して、西太平洋を支配を狙っているのであり、現状では南西諸島のどこを通っても自衛隊に探知されてしまうからである。
だから沖縄は日本の防衛の最前線と言える訳だが、その沖縄から聞こえて来るのは基地反対の声ばかりで、その理由は琉球新報や沖縄タイムスなどの沖縄のメディアにあり、反対の声しか取り上げないのだから当たり前だし、だから尖閣の現状も見て見ぬふりをしているとしか思えない。
沖縄における基地反対運動の重点が普天間から移設先となる辺野古に移ったと思っていたら、今度は米軍ヘリパッド建設反対のために東村高江となり、反対派の連中も忙しいようで、もう若くないのだから、だいぶお疲れではないかと心配しているが、健康を害する前に自宅に戻って孫の相手でもしたらどうかと言いたくなる。
高江におけるヘリパッド建設反対も良く分からない反対運動であり、米軍の北部訓練場の一部返還に伴って行われているヘリパッド建設工事なのに、それに反対するとなれば、北部訓練場の一部返還のこと知らないのではないかと言いたくなるし、おそらく、何だか良く分からないが基地反対だからと参加しているのではあるまいか。
産経新聞によれば、尖閣諸島を市域とする沖縄県石垣市で28日夜、石垣島への陸上自衛隊の配備をめぐり、全国初の自治体主催の公開討論会が開かれたそうであり、推進派の佐藤正久参院議員が支那の海洋進出への認識をただされた際に、配備反対する医師で反対派団体共同代表の上原秀政氏は「中国(の脅威)がどうのこうのと(言われても)難しくて分からない」と答え、自衛隊の災害対応についても、上原氏は医師としての経験に触れつつ「まず自分と家族の命。(医療で貢献するには)数日かかる。(だから自衛隊配備は)意味がない」と語ったと言うのだから、もう呆れるしかない。
支那の脅威についてどう思っているのか自分の意見もないから「難しくて分からない」と答えたのであろうが、自分の意見も言えないほど難しいのならば黙っていれば良いし、配備反対派として討論会に、この程度の認識で参加して、推進派と討論など出来る訳はない。もし上原氏が支那の脅威を認めた上で、自衛隊の配備に反対するとなればば、推進派から論破されることが分かっているから支那の脅威に関して分からないふりをしているのであろう。
東日本大震災の際に、自宅が被災したり、家族の安否も不明な自衛隊員もいたが、それでも「すべては被災者のために」と救助活動などに従事した訳で、そのことは被災者でなくとも知っている国民も多いし、今や大きな災害現場で、もっとも頼りになるのは自衛隊であり、反対にもっとも嫌われているのは偏向マスコミとサヨクの連中で、被災者から自衛隊に感謝する手紙は届いても、偏向マスコミとサヨクは罵声を浴びせられているだけではないか。
サヨクは普天間から辺野古へ、そして今や東村高江に勢力を集中している感があるが、新たな活動先として石垣島が加わったことで何かと忙しいようで、そうなると勢力の分散を図るしかなく、だから、まともな討論も出来ない者しか派遣することが出来なかったのであろう。支那の脅威について「難しくて分からない」と答えたえ上原氏は医師だそうだが、石垣島の島民なのか知りたいものであり、自衛隊配備に反対するために住民票だけ移動して、普段はほとんど島におらず、それでも島民代表になったかのように、討論会に参加しているとなれば島民からは嫌われるのは間違いない。
(2016/10/31)
写真:28日夜、石垣市で開かれた公開討論会(半沢尚久撮影)