人民解放軍副総参謀長「日本は危険な方向に」
今月26日に行われた日中防衛次官級協議で、中国人民解放軍の馬暁天(まぎょうてん)副総参謀長が、南西諸島への陸上自衛隊配備計画や、海上自衛隊による東シナ海での警戒・監視活動の強化方針を問題視し、「日本は危険な方向に向かっている」と批判していたことが分かった。
これに対し、中江公人防衛次官は、「陸自の配備は日本防衛の空白地域をなくす意味がある。特定の国を想定していない」と説明した。
また、「専守防衛という日本の防衛政策の基本方針に変わりはない」と反論した。複数の政府関係者が30日、明らかにした。
会談は、防衛省で約4時間行われた。この中で、馬氏は、陸自配備は中国をけん制するものだとの認識を示した。日本が新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)や、先月の日米共同声明で、東シナ海や南シナ海で海洋活動を活発化させている中国を念頭に、「脅威」や「懸念」を表明している点についても、「我々には何ら懸念されるようなことはない。南シナ海問題は(中国と周辺国との)2国間の話であり、米国は関係ない」と主張した。
中江氏は、馬氏に対し、中国の軍事活動の透明性向上に向けた一層の取り組みを求めた。
(2011年7月31日13時49分 読売新聞)
(引用終了)
日本は海洋国家であるから国土防衛のために、海と空からの脅威に対処する防衛力を整えるのは重要となるが、お隣の支那は大陸国家であるからして、多くの陸軍を保有する必要がある訳である。もっとも支那の人民解放軍は国軍ではなく支那共産党の軍であって、だから党の存続が危ぶまれる事態になれば、人民に銃口を向ける訳で、であるから天安門事件で見られたように、民主化を求める学生たちを平然と戦車で轢き殺ろしたとしても罪の意識さえなく確信犯だと言うのだから恐ろしい話である。
その支那を侵略しようとする国などある訳がないのに、何を恐れているのか凄まじい軍拡を行っているのは何らかの目的があるとしか思えないが、「わが国の軍拡は防衛的なものだ」と言っても、増強された軍事力を背景に周辺国を威嚇しており、東アジアの情勢が良くないのは支那の自衛の範囲を越えているとしか思えない軍拡に他ならない。 地政学によれば大陸国家が陸軍を備えることは出来ても、同時にそれなりの海軍力を保有することは出来ないとされており、要は維持出来ないからであって、かってのソ連が米国との軍拡競争に破れ崩壊したのは大陸国家でありながら大海軍力を備えようとしたからだと言われており、だから資金不足から建造が途中で中止された空母があった訳である。
だが、ソ連が建造しようとしたドンガラ状態の空母を、ホテルにすると嘘をついて入手した支那は、これを整備して、就役させようとしている訳であり、高速鉄道もまともに運行出来ない支那が空母を運用出来るとは思えないが、面子をことのほか気にする支那のことゆえ、なんとか運用にこぎつけるではなかろか。
支那の自衛の範囲を越えているとしか思えない軍拡に日本を含む東アジア諸国は懸念をを表明し、防衛力の増強を図っているが、報道によれば26日に行われた日本と支那の防衛次官級協議で、人民解放軍の馬暁天(まぎょうてん) 副総参謀長が、南西諸島への陸上自衛隊配備計画や、海上自衛隊による東シナ海での警戒・監視活動の強化方針を問題視し、「日本は危険な方向に向かっている」と批判していたそうである。
人民解放軍の副総参謀長が、「日本は危険な方向に向かっている」と認識していることは日本にとって何ら危険ではなく、正しい方向と向かっている訳で、支那に褒められるようでは日本は終わりだと思っているが、反対に批判されること、嫌がられることをした方が正解なのであり、小泉元総理が在任中に支那の恫喝に屈せず靖国神社を参拝し、支那から批判されていたが、その方が日本と支那の関係が正常なのであって、批判を恐れて参拝しないから支那から舐められるのでなかろうか。
ともかく南西諸島への陸自配備計画や海自による東シナ海での警戒・監視活動の強化方針は支那にとって都合の悪いことが分かっただけでも、この計画や方針が日本にとって良い方向になる訳で、空母を保有するようになった支那ならば、気にするようなものではないし、慣れれば良いだろう。世界は危険な方向に向かっているのは日本ではなく支那だと思っており、ともかく日本は支那をはじめとする特ア国から批判されるような国になるべきであって、特ア国以外の東アジア諸国もそれを望んでいると思っている。
(2011/07/31)