きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「華麗なるミュージカル クリスマスコンサート2013」

2013年12月22日 | 紫吹淳(リカちゃん)
リカちゃんは水色のキラキラ肩出しミニワンピ。
美脚に惚れ惚れ。
歌ウマさんばかりだからそれでもOKよ。

花代ちゃんはアムネリスのオシャレは少々キーが合わない?
ジギハイは良かった。

韓国の人の低音が深みがあって良い。

司会の盛り上げたいための大絶賛が聞いてて辛い。

リカちゃんは第2部にも登場。
黒ラメっぽいワンピに見えるパンツスーツ。
ライザが出て行くときの歌。

フィナーレはゴールドところどころ黒点入りの金スパンコールで
大きい襟ぐりにファー付きのちょい短めワンピ。
アラン・パスカル氏が好きだと楽しいコンサートだったのかな。
盛り上げ方が上手くないな。

花代ちゃんの「Think of me」聞いているとき
「あれは~ クリスティーヌ ブラヴォッ!」と
心の中で歌ったのは私だけではないはず!
石丸さんのラウルを見ておいて良かった。
「アイーダ」ラダメスのオリジナルキャストの歌を聞いているときも
プクの・・・と思った。行ける時に行かないとな!
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「名探偵ゴッド・アイ」

2013年12月22日 | 映画
網膜剥離の症状に気がついていながらも
張り込み・調査を続けていたため
ある日突然失明したジョンストンは
警察を退職した後、探偵を始める。

類い希なる妄想力、もとい、想像力、
ではなく、創作力、でもないか
洞察力を駆使し、
犯罪現場で、犯人や被害者の気持ちになって推理する。
そのために犯行と同じ行動を再現し
往来で一人夫婦喧嘩なんかもやっちゃったりして。

推理はすごく強引だけど
それが100%的中する都合良さも
なんだか納得する強引な力技は
やっぱり香港映画だわ-、と安心感すらある。

タイトルから、知的な安楽椅子探偵モノだと思った私は
修行が足りませんでした。
思えば、あれだね、「コールド・ウォー」が
香港の警官映画のハードルをあげちゃった気がする。
アレが作れる香港が、なぜコレになる、みたいな。

アンディ先生は、
自惚れ屋で意地っ張りでおこりんぼで食いしん坊で、
とっても可愛い!!
守銭奴のようだけど、理由はちゃんとあるのよね。
まだまだ身体を張ってます。
あちらの杖は折り畳みなのね。

ヒロインは、顔立ちか化粧のせいかわからないけど
10代の頃の和田アキ子を彷彿。

話は寄り道が多過ぎて、
どこに落ちるか予測不能だったよ。
そろそろ解決だよね、と思ったら、さらなる展開があって。
まだ引っ張るノーーー!
と途中からわけがわかんなくなって来たよ。
それもまた楽し。
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「鑑定士と顔のない依頼人」

2013年12月21日 | 映画
前半でネタがわかっちゃう人もいるようだけど
私はすっかり騙されました。

後半は、ひどいな&後味悪い&ネタ割れ以降は蛇足じゃん、
と思ったけど、
ラストで、これは「あの人」こそが変わる話だったんだと、
ものすごく納得できた。
外に出るのは「あの人」なんだね。
(●追記●
 と思ったけど、あれは妄想で
 結局外に出られず孤独な人生を完結させちゃうのかな?)

ミステリ、サスペンスというよりは
寓話的な、お伽話のような。

美術品はそれなりに美しかったけど、
それより歯車にウハウハ。
歯車マニア必見よ!

ヒロインが誰かに似ている、
男役顔だよな、
と、見ている間ずっと悩んでいたけど、
後半の化粧顔でわかった。
みりおジャッキーだ!

潔癖症でゴージャスなジェフリーは実に絵になっていました。
これだけでも見る価値あり。
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「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」

2013年12月21日 | 映画
吸血鬼のカップル2人は
普段はアメリカと中東と、離れて暮らしている。
(なんでかは不明)
中東に住む女が、アメリカにいる男に会いに行く。
つかの間寄り添う2人。
昔はともかく、今は大金を払って
病院から血液を買っている。
「汚染されていない」ことが保証されている血液を。
*男の方は覆面作曲家で金はあるみたい。

そこへ女の妹がやってくる。
彼女は過去に人間を襲っていた。
そのため男は、この妹を毛嫌いしていた。


映像美と、長く生き過ぎて疲れている吸血鬼の姿は良かったけど、
話のテンポは好きじゃないな。
ちょい昔のアート志向の映画みたい。
偉そうに言ってるかどさー、みたいな部分がちょっとイライラ。

人間をゾンビと言い、見下し、
今の人間の血は汚染されいるという。
どんだけ偉いんだ、君たち。
と、思っても、最後は、やっぱり、こうなる、と。
たぶん「弾」は、
「貧乏をしてまで生き延びたくない
 金があるうちに誇り高く死ぬ」
ための自殺用なんだろうけど
普段そういうことを言っている人ほど・・・
って、かんじだね。
理性は生存本能に勝てないのかね。

ティルダの不老不死感を堪能。

男の吸血鬼はトム・ヒドルストン。
劇場に貼られていたインタビュー記事の写真は
人の良いおだやかなお兄さんなのに
映画では退廃的な色気があった。
ルジマトフみたいだった。
ティルダとは反対に、
役によってずいぶん印象が変わる役者さんだね。

ティルダの妹のトラブルメーカー役がミアで、
これもぴったりだった。

この3人で普通に話のある映画が見たかったような気がするけど、
そうしたらこんなに厭世感たっぷりにはならないか。

まあ、雰囲気映画です。
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「風と共に去りぬ(Aパターン)」宝塚宙組

2013年12月19日 | 宝塚(宙組)
今日はAパターン。
役替わりは以下のとおり。
 スカーレット:朝夏まなと
 アシュレ:悠未ひろ
 ルネ:七海ひろき
 スカーレットII:純矢ちとせ
 メイベル:伶美うらら

Bパターンよりレベルが高い芝居だった。
経験値の差があるのはわかるし、
経験を積ませたいのもわかるけど、
でもでも、Aパターンだけでいいじゃんか。
今までお膳立てされまくりとはいえ、
まなとはちゃんとスカーレットを「演じていた」。
せーことのバランスも良い。

せーこの経験値が高いとはいえ、
それを基準にすると、うららのスカII芝居は弱いな。
カイちゃんもルネがちょうどいい。ジャストフィットだ。

ともちんのアシュレイ、
ビジュアルがとてもいいだけに、
役立たず感が倍増されてたまらなく素敵。
スカーレットが見誤るのも仕方がないよね。
「故里は緑なり」が美しすぎて、泣けた。
荒廃した土地で思い出すかつての故郷。
それが胸に迫ってきた。
今までは夢まつらのノルアシュレイの幻影に悩まされたけど
ともちんが払ってくれたよ!

テルバトラーも今日のキャスト相手の方が魅力的。
カイちゃんは台詞を言うのが精一杯だったけど、
まなとはちゃんと「スカーレット」だったので、
バトラーとの芝居が噛み合っていた。
ヴィヴィアンとは違うタイプだけど、
このスカーレットもいいんじゃないと思わせる。
ジャッキーの経験が生きているのかな。
(経験が生きるのが遅すぎなのはともかくとして)

テルバトラーは、いやらしいけど純情。
スカーレットを深く愛していて、
とても辛抱強く見守っていたのに、
スカーレットは自分の手を取らなかった。
最初に映画を見たときは
「レット、もう一回ぐらいいいだろう」と思ったけど、
今日のテルは、バトラーが出て行くのもやむなし、
と、すごく納得した。
絶望とも、堪忍袋の緒が切れたのとも違う。
たんなる意地っ張りでもない。
疲れた、が正しいのかな。
吹っ切れちゃって、
なにもかもが美しい思い出に昇華しちゃったんだろうな。
スカーレットが愛していてくれるからこそ、出ていけるのかな。
「壊れたものを・・・」の台詞も
とても心に響いた。
このバトラーは剛毅だけど、
本質的にはすごく繊細な人なんだ。
だからこそスカーレットの真の姿を見抜き、
そこを愛せたんだな、と思った。
すごく納得できるレットだった。


と、書いててなんですが、
ともちんのバトラーも見たかったよ。
今日で生のともちんとはサヨナラ。
寂しい。


1階ロビーには恒例のクリスマスツリー。

100周年バージョン。

2階ホワイエでは芦沢仁さんの原画展が開催中!

知らなかったのでとても嬉しかった。
トーンもホワイトもばっちりわかる!
時間ぎりぎりまで至近距離で堪能しました。
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「モンテ・クリスト伯」

2013年12月16日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
全体的に、すごく単調だった。
曲自体はいいんだけど、
その曲を消化しなければならない、という面が強すぎて
しかも1曲1曲が長めなのにきっちりフルコーラスを歌い切るので
合間の話はカスカスになってしまった。

冒頭の字幕が長い。
元の版もそうらしいけど、
もう少し簡単に説明台詞にしないと
物語に入りにくい。

悪役達の悪巧みがさらっと歌われるだけでわかりづらいし、
「そういえば・・・」を繰り返すと
エドモンが間抜けなだけじゃん?としか思えない。
悪巧みも、復讐の理由も、もっと強く押し出さないと!
盛り上がりようがない。
とにかくストーリー部分が弱すぎる。

1幕ラストも、あんなに盛り上がる歌なのに、
全然盛り上がらないまま幕って、なんでなんだろう。
ここまであっさり幕になるのが超不思議。
あの歌からの流れで。
もっと、ジャジャーーーンッ!って、できないのかな。

2幕に入ってから、ローマのお祭りで盛り上がる?
と見せかけたけど、
アルベールをだますくだりが、なんか怠惰。
クリスト伯邸の場面はワクワクする出だしで
ようやく来るかーー!!と思ったら
悪人2人への復讐は1分で終了。
そして、エドモンはあんなに復讐心を燃やしていたのに
小娘の棒読み説教でとっと諦める・・・。
加害者の娘、復習相手の娘の
薄っぺらい説得でなんで簡単に諦められるのか。
納得いかないよ!
とムカムカしてたら、
ラスボスへは2人がかりの卑怯戦術という、
どこに気持ちを持って行けばいいのかさっぱり掴めぬうちに幕。
復讐が駆け足すぎと思ったヅカ版の方が深い内容だった。

ヅカ版でもモンテ・クリストが女の説教で
唐突に復讐を止めてしまった感はあったけど
それでもエデ姫は苦労して彼と同じく憎む相手がいた、
その先での許しだから、まだ理解はできる。
でもこっちは、のほほんと暮らしてきた女が
脳天気に語るだけで復讐終了なんだよ。
ありえないよー!

ヅカ版は現代の若者まで出しても1時間40分で収めて、
三悪人には個別に違った方法で復讐してるのよ。
こちらはあまりのもあっさりすぎ。
盛り上がり感がなくて、見てて辛かったわ。

イケコの潤色能力の高さと、
ダーイシ有無を言わさぬ盛り上げ能力の高さを
しみじみ感じました。

それに、曲はいいと思うんだけど
 ♪キャプテーーン・ダンテス
や、
 ♪わ・な・にー 罠にはめてやるーーー
の頭の残り方に比べると
こちらはちょっと弱いかなー。
演出面の問題でもあると思うけど。

○ちゃんは声量豊かな歌声で
朗々と歌っていて、聞き惚れる。
これらの歌を今後「持ち歌」のできただけでも
今回出演して良かったと思うよ。

ハナちゃんは歌声が細い。
とくに○ちゃんとのデュエットだと
歌声はかき消されることがある。
でもドレス姿は素晴らしく美しい。
他の人が「衣装を着ている」ところを
ハナちゃんだと、ドレスが普段着では?と思うくらい。
人妻以降の凛とした気品は元娘1ならではだね。

ユミコはでかかった。

男性陣は、歌える・芝居ができる役者が揃っているのに
あまりにも見せ場が無く、無駄遣い感たっぷり。

アルベール役の子は不自然な開口で
その婚約者もあまりにも素人っぽい芝居。
ホリの大人の事情枠なのかなあ。

あとオケの音が大きすぎる。
2階席だと歌がかき消される。
桶のマイクの音量を絞るか、
役者のマイクの音量を上げて欲しい。
誰があのバランスをOKしてるんだろう。

宙組を見てなきゃ満足できたのかなあ。
とにかく、本当に、盛り上がりの無い芝居でした。
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「ザ・カブキ(由良之助:森川茉央)」/東京バレエ団

2013年12月15日 | バレエ・ダンス
やっぱり新公主演数回にバウ主演済みぐらいの弾くんと、
新公初主演の森川くんとはだいぶ違う。
5階席で見ると1幕ラストも由良之助ではなく、
森川くんが必死で踊っているようにしか見えない。
物語を作るのは難しいね。
2幕に入ってからも、役と素が混在していたけど
ラストはすごく迫力があり、役に入り込んでいた。
芝居部分よりも、回転の終わりとかが決めきれない
踊りの部分の詰めの甘さが気になったかな。
その辺も含め次回に期待。
とにかく新由良之助デビューはめでたい!!!

渡辺さんの顔世は控えめでたおやかで気品がある。
1幕で静かだから2幕の激しさが生きるんだよね。

吉川さんのおかるは存在感が薄いな。
塩治判官の松野くんは若いからこその激高ってかんじ。
そういうのもいいよね。

岡崎くんの伴内はシャープ過ぎて邪さが無く、
ちょっと忍者みたいだった。

原田くんの師直は木村さんが焼き付いているから・・・。
ごめん・・・。
それなり悪役ぽくはあったよ。


森川くんは由良之助より、案外王子の方が合いそうな気がする。
でもとりあえずロットバルトからだね。


2日続けて見ると、ベジャールの振付も素晴らしいんだけど、
黛さんの音楽の構成力に感服した。
忠臣蔵であり、音楽の中に物語があり、バレエ音楽でもある。
メロディーを作れる人はたくさんいるけど、
ここまでの楽曲を作れる人はもういないだろうなあ。

【主な配役】
由良之助:森川茉央
直義:永田雄大
塩冶判官:松野乃知
顔世御前:渡辺理恵
力弥:竹下虎志
高師直:原田祥博
伴内:岡崎隼也
勘平:梅澤紘貴
おかる:吉川留衣
現代の勘平:和田康佑
現代のおかる:河合眞里
堂:岸本秀雄
薬師寺:安田峻介
定九郎:野尻龍平
遊女:川島麻実子
与市兵衛:山田眞央
おかや:伝田陽美
お才:高木綾
ヴァリエーション1:野尻龍平
ヴァリエーション2:入戸野伊織

◆上演時間◆
第1幕 15:00 - 16:15
休憩  20分
第2幕 16:35 - 17:20
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「第20回記念 三浦久年末ライブ in 東京」

2013年12月14日 | 小山卓治


2部構成で第1部は三浦さんコーナー。
小山さんは挨拶のみ。

第2部がゲストコーナーで小山さん、清水さん、
ラストは全員という流れ。

セトリ。
ソロ:こわれた自転車、ひまわり、Gallery([with 中井いち朗] )、Passing Bell、ILLUSION 。
セッション:赤とんぼの歌([with 清水国明, 野間義男] )、

E1.種の歌  [with 三浦久, 清水国明, 野間義男, 中井いち朗, 田中誠一]
E2.祈りの歌  [with 三浦久, 清水国明, 野間義男, 中井いち朗, 田中誠一]
E3.We Shall Overcome  [with 三浦久, 清水国明, 野間義男, 中井いち朗, 田中誠一]
E4.パーティーは終わったよ  [with 三浦久, 清水国明, 野間義男, 中井いち朗, 田中誠一]


ブランク無しで30年歌い続けている小山さんにはプロの鋭さがあった。
ぶっちゃけて言っちゃうけど、格好良かった。

「ILLUSION」で弦を切った。

「種の歌」、舞台の上の人が歌い終わったら
「客席だけで一番(を歌って)!」と、三浦さんの無茶ぶりあり。

「赤とんぼの歌」を初めてフルコーラスで聞いた。
40年近くたってオチを知ることになろうとは。
(今までは 赤とんぼ→アブラムシ→柿の種→アブラムシ→赤とんぼ の永久循環だった)

アウェイのところで歌を伝えようとする小山さんの姿に感動。

三浦さんを中心に、いろんな縁があって
それが今日の輪になっているんだな。
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「ザ・カブキ(由良之助:柄本弾」/東京バレエ団

2013年12月14日 | バレエ・ダンス

ハリウッド版忠臣蔵に続いて
バレエ版忠臣蔵。
12月14日ですから。

ハリウッド映画版を見た後だと、
やっぱりベジャールの方がツボを押さえているのが
よくわかります。
という私も歌舞伎は見たことないんですが。

2011年に見たときから
キャストもだいぶ変わったけど、みんな合っていた。

弾くんは真ん中オーラがあり、
一幕ラストのソロも納得。
ラストの討ち入りも盛り上がった求心力がある。
カリスマ性もあるよね。
高岸さんにあって木村さんになかったものを持っている。
現代の若者らしさもあり、
それがだんだん大石になっていくのが良い。

奈良さんの顔世が、ちょっと勝ち気かな。
最初から怒りモードが入っているかんじ。
木村さんは人妻に言い寄るところが
ねちっこくてエロいのに、踊りのラインがとても美しい。

梅澤くんの塩冶判官はとてもピュアなかんじ。
切腹場面も清冽。
2幕のバリーションはキレキレ。
すごく充実した踊り。

おかるは両方とも良かった!
現代の三雲さんの踊りはとても軽やかで良かった。
沖さんはすごく存在感があり、Wヒロイン格だった。
表現している役自体は「時代劇の(中の)女性」だけど
自然と目が吸い寄せられる、強いインパクトがあった。

1幕より2幕は短いけど、好き好き~。
昼行灯のエロい由良之助もイイワとニマニマし、
赤フン隊に目が飛び出て、
顔世の「はよ、やらんかーい!」の迫力にビビり、
怒涛の討ち入り。
師直はアルバイトしてなかったっけ?と悩むうちに切腹。
実にスピーディー。

三角形のフォーメーションになってからは燃えるよね!


冒頭の画像が一部変わっていた?
スマホだかの画面を指で流す画像があった。
小さん師匠はいなくなったかな?



【主な配役】

由良之助:柄本弾
直義:森川茉央
塩冶判官:梅澤紘貴
顔世御前:奈良春夏
力弥:吉田蓮
高師直:木村和夫
伴内:氷室友
勘平:入戸野伊織
おかる:沖香菜子
現代の勘平:松野乃知
現代のおかる:三雲友里加
石堂:杉山優一
薬師寺:永田雄大
定九郎:岡崎隼也
遊女:吉川留衣
与市兵衛:山田眞央
おかや:伝田陽美
お才:高木綾
ヴァリエーション1:岡崎隼也
ヴァリエーション2:梅澤紘貴

◆上演時間◆
第1幕 15:00 - 16:15
休憩  20分
第2幕 16:35 - 17:20
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「47RONIN」

2013年12月14日 | 映画
見る前は「ハリウッドで忠臣蔵??」と不審半分で、
公開後の評判としては「それなりにヒロイックファンタジー」
と聞いていたので、
さあ、どんなもんかと討ち入りの日に見に行きましたが、
衣装と一部のセットに
金がかかっている
角川映画だった

私、知ってるよ、このノリ!
と、途中から懐かしさ一杯で見てました。
怪獣系もリアルなCGなつもりなんだろうけど
特撮みたいなビジュアルだ。
そのチープさも含め、
「悪人に捕らわれた姫救出物語」だった。

たぶん80年代に角川が作っても
これぐらいの改変はあったと思うので、
「日本人としてはっ!」って気持ちはありません。
ただ、「おのおのがた、討ち入りでござる」は
もっとたっぷり作って欲しかったかな。
「耐えて耐えて、大最後に爆発」が醍醐味なのに
爆発が小出しだったかんじで
爽快感にやや欠けたかな。
あとは、まあ、敵討ちのタイミングとか、
ツッコミポイントはあるにはあるけど、(たくさんあるけど)
やり過ごせる範囲。

英語ができる人は長めの文章の台詞で、
そうでない人は単語を合わせた短い台詞と、
日本人キャストを気遣った脚本だけど、
英語圏の人はこの発音の単語集で納得なのかな。話はわかるのかな。
日本語台詞で作って、
英語圏では吹替を公開、でもいいんじゃない?
しかし「発音がいいとは言い難い英語台詞」は
映画のトンデモ感倍増で、
それはそれで味わいがあるかも。

作り手個人が感嘆した武士道の解釈は
たぶんそれなりに正しいんだと思う。
忠臣蔵は日本人でなくても心を動かせるんだと思う。
「この辺を描きたかった」的な、
ツボのようなものは感じた。

ただ、それが、
 ・(いちおう)ワールドワイドに公開
と、
 ・日本人にも配慮して、
と考えてたら、
迷走しちゃったのかな、と少々思いました。

真田さんがあと20cm背が高かったらなあ・・・。
でも日本刀アクションと馬上アクションが見られたから大満足!
浅野さんは英語台詞だといいんだよなあ。
凛子ちゃん文章台詞お疲れ様ありがとう。
柴崎コウは表情がいいね。
田中泯の存在感もいい。
赤西くんは無理やり押し込んだ感。
(本人がどうこうより、その外枠の事情ありあり感)
キアヌは仕事を選べ。
(と友人に言ったら、キアヌは仕事は選んでないんじゃ?と返された)

角川映画みたいと書いたけど、
そのちょい前の東映の雰囲気もあるかも。
「宇宙からのメッセージ」とか、
あの頃の間違ったSF・ファンタジー系のアレ。

角川っぽいと思ったのは真田さんがいたからかなー。
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「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン 2013」(3回目)

2013年12月13日 | 劇団四季


2013年版のJCSは本日で終了。
キヨミチは声自体は一昨日の方が出ていたけど、
芝居は今日の方が壊れていて良かった。
本人も納得のできなのか、
最後のカーテンコールで上げていた手で拳を作り振り上げた。
前半に理性が残っていたため、
「スーパースター」の爆発がもの凄かった!

ユダが冒頭で上手から群衆ダンスを見ているときに
右襟をクイっと正すのは今季から?
「このような女に、」と歌っているのにマリアを全く見ない。
ジーザスただ一点だけを見ている。
「スーパースター」で、リフトされたジーザスを連れて行け!的なところ、
打ち鳴らした手の音が響いていた。

「今宵安らかに」で去るジーザスをひたすら見て、
自分を見てくれるよう全身全霊で訴えているのに、
ジーザスはユダを全く見ることなく去って行くんだなー。
切ないな-。


神永さんは神に脱皮した気がする。
(進化ではなく、脱皮)
自分なりのジーザスを確立できたんじゃないかな。
板に乗る前に作れ、という意見もわかるけど、
演じているうちに見えてくること・わかることもあると思う。
それが生の舞台の醍醐味。

「ゆけ、すぐに去れ」は、
  ・辛い思いをさせてごめん 
  ・どーせ行くんだろう
  ・行くのはわかっている(達観)、
の、どれでもなかった。
本当は行って欲しくないんじゃないの?
ユダには側にいて欲しいんじゃないの?
と、初めて思った。こんなジーザスは初めて。

もしかして、自分が人間らしくあるためにはユダが必要で、
神の意志に沿い、十字架にかけられるために、
敢えて振り切っているのかな。
ユダは安寧の象徴なのかもなー。
あるいは楽な道を示す誘惑?
ユダがジーザスを思うより強く、
ジーザスはユダを欲しているのかも。
なんだ、私も壊れているか?

そんなジーザスの気持ちを知らずに、
ユダは自分を必要とされていないと思う。
お互いを理性の部分で切り捨てる。
それぞれの感情は重なっているのに、それを知らずにすれ違う。
お互い永遠に手の届かない場所に行く。
神様は人間を都合よく利用されたんだなあ。

私が書くと三文恋愛小説みたいになっちゃうなあ。
もっと高尚ですよー。
純愛、とか書いちゃうと、それもまた違うんだけどー。
上手く書けないね。

地に足がついているマリアは気持ちの揺れはない。
だから生き残り伝えていくのかな。

シモンとペテロが地味に仲が良い。

カヤパ様、今日は「銀貨」に聞こえた。
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「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスクバージョン 2013」(2回目)

2013年12月11日 | 劇団四季



今日のキヨミチは今年見た中で一番大爆発だった。
大迫力のスーパースターだった。
今日この瞬間劇場にいて、この歌を聞けて見て、
すごく幸せだった!
幸せ過ぎて涙が出た。
生きてきて良かったよー!

今日は偶然・幸運に取れた前方下手席。
「最後の晩餐」の冒頭でユダがジーザスに手を伸ばすのがよく見えた。
ジーザスは彼からただ視線を逸らすのではなく、彼を拒否したんだな。
でも完全無視ではなく、ユダが視線を下ろしてから、
自分を見なくなった後に彼を見る。
すれ違う思いがツボ。

やなジーはユダに対して愛情100%、
金田ジーは「神の子イエスと(汚らわしい)裏切り者ユダ」が前提の役作り(後半は変わってきたけど)、
芝ジーは人間世界を超越済み、
と来て、
神永ジーは、ギリギリまで人間なかんじ。
裏切るユダに労り半分、憎しみ半分。
憎しみじゃなく、怒り、かな。
そういう感情は人間の部分での反応。
「ゲッセマネ」でも死への辛さが滲み出て、
その後もついユダに「見捨てるのか?」と問いかける。
彼は十字架にかけられる直前まで「ただの男」の部分が残っている。
私達と同じ「人間」が責め苦を負うからこそ、
私達も追体験ができるというの?

「最後の晩餐」でユダに対し「去れ」と言うジーザス。
彼のための行動し、彼に悪いと思っていたのに、
彼は知ってたうえに、止めも責めもしない。
あの時にユダは絶望して壊れたんだろうな。
「裏切り」のところは、明確に自分の意志で行動してたのに。
(今までは、フラフラと、いつの間にか、の部分もあったのに
 今回は明らかに、わかって行動している)
自分が思っているほど、思うように、
相手から愛されていないと悟っちゃったんだな。
少なくとも、ユダはそう感じた。
真実は???
その答えは私はまだわからない。
今後変わるかもしれないし。

ユダが手をさしのべる前、思わず、ってかんじで
ジーザスが1~2歩前に出たよね。
ユダに吸い寄せられたように。
この辺の芝居は、まだまだ変化がありそう。

「スーパースター」で、ユダはまだ問いかけている。
まだ信じていない。彼が神の子だとは。
完全にすれ違ったまま地獄に堕ちるんだな。
どちらが上でも下でもなく、
対等な位置で戦いあって、
永遠にわかり合えない2人なんだね。

すれ違うけど、無関心ともまた違うんだな。
目の端に捉えあっているというのかな。
上手く表現できないや。

ラストはジーザス一人だった。
孤独のまま幕。
腹はあまり動かず、エラ呼吸のよう。


あくまでも個人的な印象ですが、
野村さんがいない方が皆さんのびのびと歌っているように思います。

千秋楽が近いので皆さん力の限り歌ってました。
キヨミチもゴンドラ内でたくさん動いてました!
シモーヌはさすがに太ったな。
佐久間シモンは白眼を剥いて歌ってた。その熱血が怖いぐらい。
高井さんは「金貨」と歌っているかのように聞こえる。
つい、風共のデザートを思い出してしまう。

高木マリアは可愛いなあ。
昔はジーザスを挟んでアガペーに見えて実はエロスなユダと、その逆のマリアだったけど、
今日は清らかな愛と泥まみれな愛ってかんじだな。
両方とも承知しつつも受け取らないジーザスだけど。
誰のものでもないジーザスなのだ。

今日はいろんな人がいろんなところで感情を爆発させていたJCSでした。
今宵安らかにのユダも語尾で感情が露出していた。
芝居冒頭は冷静に見えたのに。

むふむふ、ほんとに幸せだーっ!
ありがとうキヨミチ!
いやっほーぉっ!うはは!
あと一回行くぞー!
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「THE MERRY WIDOW(2回目)」宝塚月組

2013年12月10日 | 宝塚(月組)
他の舞台で見たときは、
ハンナが主役かダニロと同格だったせいもあり
前回見たときは、みゆちゃんのハンナが弱いかな、と思っていたけど
宝塚版だと、これくらいの方がちょうどいいのもね。
力(権力)も身分も無かった小娘が状況に翻弄されて、
という部分が際立っていて、話に説得力がある。
ダニロとの身分違いがとてもわかりやすかった。
他人から抑えつけられるだけの人生だったハンナが、
自由とお金を得て、はっちゃけるのもよくわかるよね。
浮かれて舞い上がっていたハンナが
自分を取り戻す話でもあるのかな。
そんな物語が見えるのも。
宝塚の制約・事情ゆえの偶然の賜物だけど
それも宝塚の魅力だよね。

ダニロは愉快で女ったらしで、
でも昔の恋を忘れない一途さもあり
国への忠誠心もある。
そういう彼が意地を張るのも、また可愛い。
歌声は今日もスペシャルに素晴らしかった。
カンカンで誰よりも脚が高く上げた後に
声量豊かに情感たっぷり歌い上げるとは!

本日は西川先生ご観劇。
「昼に関西のテレビの生放送に出てたのに、
 もう花の都パリにいるんだぞ。
 よっぽど星条海斗が好きなんだな。
 俺も大好きだけど」
のような、みっちゃんのアドリブ有り。
それもあってか、マギーちゃんもノリノリ。
いや、もう、可笑しすぎて涙が出たよ。
ビジュアルが良いだけに、落差が可笑しいんだよね。
笑われる役だけど、客が思いっきり笑えるように
卑屈になること無く品もあるのが良いよね。

ゆりやとゆうきは、こういう役回りか~、と思っていたけど
今日は2人とも弾けていて、
新公主演経験者らしい華もあり、
どこにいても小芝居が目に入って楽しかった。

カチャは、みっちゃん、みゆちゃんの三角関係の中だと
背の高さとスタイルの良さが際立つ。
宙組は巨人組だったんだなあ。
暑苦しい恋をしている若者の役はぴったりだね。
みっちゃんとは、
かなりガッツリとハモっていた印象があったんだけど、
どうもそれは私が作った幻の記憶のようだわ。

カンカンの場面は今日もパワフル。
女の子がやるようなリフトじゃないよ!
という力技もガンガン出てきて
ほんと、すごすぎるよ。
みんな綺麗に脚が上がっていて揃っていてリズミカル。
ワンモア(かアンコールか)!と言うみっちゃんに、
みんな死んじゃうからやめて~、と思います。

ダンサーに隠れがちだけど
下級生の髭の似合い方にも驚くよね。
領事、退役軍人が新公学年・・・。
実におっさんだよ!!

ぐっさんの本日の早口言葉は「バスガス爆発」。
言い切れなくて大使閣下よりツッコミあり。
ARIちゃんは台詞声は女の子だけど歌の音程は取れているな。


歌、踊り、芝居、どれもが充実した
実に楽しい舞台でした!!


出待ちもしたんですが、
カチャ会のハイタッチは「バ シ ッ !」と
大きい音が響いていました。
豪快でした。
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「THE MERRY WIDOW(1回目)」宝塚月組

2013年12月08日 | 宝塚(月組)


みっちゃんは芝居も歌も踊りも全て良い。
とても生き生きしている。
女たらしだけど、昔の恋が忘れられず、
お国のためだとはいえ、
ただ一言が言えない、その意地がよくわかる。

カチャはクラシック系の歌は実に上手い。
若い夢見る吟遊詩人の役は本人の個性に合っているね。
みっちゃんとのデュエットは耳福。

みゆちゃんはソプラノの歌がちょいキツい。
芝居ももうちょいかな。
ダニロの昔の恋にしては若すぎるんだよね。
仕方が無いけど。
2幕の意地の張り合いのあたりは良かった。

マギーちゃんの声は嗄れ気味だけど、芝居声は出ている。
いつもより低い声なので、私は大好物だよ。
見た目も声も渋いのに、いや、そのために、
動きや台詞がすべて絶妙に面白かった。
笑いを取るためのわざとらしさはなく
本人はいたって真面目だからこそ
可笑しいんだよね。
60歳近くになって若い美人と結婚したら、
そりゃあ浮かれるよな!
本人的には、仕事一筋でなかなか結婚に意識は向かず、
ヴァランシエンヌは5年間入り待ち出待ちをして落とした設定らしい。
そこまで熱心に通われたら心も動くよね。

まんちゃんの芝居声って顔から連想するより高くて、
女の子なんだなあ。
踊りは素晴らしい!
ニエグシュのARIちゃんは全然男役声ができてないけど
踊りがすごく上手い。
声自体は若いお姉さんだけど、
芝居の勘は良さそう。

あずちゃんのヴァランシエンヌが可愛い。

カンカンの場面は圧巻!

もとの話が単純明快な喜劇だからか、
話の流れも良かった。
この人数だからこそのまとまりがいい具合だった。
華やかで楽しくて、宝塚を見た!って気分がすごくする。

しかし、踊る下級生、命を削ってるなあ。
次の舞台もすぐなのに。
皆さん、お身体大切に!
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「タワーリング・インフェルノ」(新・午前十時の映画祭)

2013年12月08日 | 映画
パニック映画は苦手だけど、せっかくの機会なので
頑張って見てきました。
とにかく怖かった
火災は人災、手抜き工事はいかん、高層ビルの竣工式は7階より下で!
これ教訓ね。

大火災になるのがわかっているので、
最初の人間ドラマがかったるいかな?とちょっと思ったけど、
この伏線があるからこそただのパニック映画ではなく名作となるんだな。

いろんな人間模様があった。
残業のふりをして隠れた不倫の結果が辛かったな。
これで助かったと思った公正な人が
その心根ゆえにあっさり命を落としたところで涙。

お洒落な三流詐欺師のアステアも、
無双ヒーローのニューマンも素敵だけど、
きっちりネクタイをした上に消防服を着込むマックィーンに
全力でときめきました!
なんて反則技!
エレベーターを降りる前に、パニックを避けるために
消防服を脱ぐ、そのさりげない気遣いが素敵!

昔の映画だけど、設計士のエゴ&コストカットの業者と
消防の戦いは今も続いているんだろうな。

それにしても最上階、屑な義理息子でさえも
女性の避難が終わるまでは割り込みはせず、
市長夫妻も議員も、我先にとはならず、
落ち着いて他人を心配し、肉体労働も率先して行う。
薄い布地のドレスの淑女も粛々と動く。
どれもが「当たり前」なことに驚愕し感動した。
今の映画なら最上階で殺し合いだよね。
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