きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ブランカニエベス」

2013年12月29日 | 映画
天才闘牛士は試合中に負傷し
ほぼ全身不随となる。
負傷の現場を見た妊娠中の妻は
ショックの余り女児を出産し息絶える。

闘牛士の世話を受け持った看護師は
同僚から彼が金持ちだと聞き、後妻におさまる。

女児は父から闘牛を習いつつ、
美しい娘に成長した。

継母は父を殺し、愛人に娘を殺すよう命じる。
からくも魔の手から逃れた娘は
「小人闘牛士団」に拾われ、
やがて彼らのショーに女闘牛士として出演することになる。
芸名は「ブランカニエベス」。
「白雪姫」という意味。

彼女はスペイン中の評判となり
その生存を継母が知るところとなる。
継母は毒を注入したリンゴを娘に渡す・・・。


「白雪姫」の舞台を第二次世界大戦前頃のスペインに置き換え
お伽話に沿って話は展開します。
とても美しい画面の映画でした。
モノクロのサイレントなので、
俗っぽい場面も毒が薄まり、綺麗なお伽話になっている。
継母が美しかった。

ラストはもっとハッキリ描いてもいいかな。
(ファシスト政権になるのを暗示し
 政権が倒れる戦後まで眠ったまま、という見方もあるらしいです。)
「奇跡」の商売道具になるのも契約のうちなのかね。
コメント
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