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きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「Jewels from MIZUKA 2025 ジュエルズ・フロム・ミズカ 2025」

2025年03月08日 | バレエ・ダンス


先に言わせて、水香ちゃんとちえちゃんの演目は
ほぼデュエダンだったよ!
ベニあーのデュエダン曲だし。
水香ちゃんが反り返ったり、
ちえちゃんがリフトしてグルグル回せばいいのに、
と思いました!


オープニング 演出・映像:岡崎隼也
冒頭は水香ちゃんが近くの公園から
横断歩道を渡ってカナケン入りの映像。
スタッフの仕込の映像が流れて、
映像と同じ水香ちゃんが出てきて、幕を開けて、
他のダンサーがポーズを決めながら通り過ぎて、だったかな。

映像は舞台前面のスクリーンに投影。
この後も演目前に出演者紹介で登場。



第一部
「パリのアメリカ人」
振付:ブラウリオ・アルバレス
出演:上野水香、ブラウリオ・アルバレス

つい先週ぐらいに映画版を見ちゃったからなあ。
ガーシュウィンで、小粋で、オシャレ、
をイメージして作りたかったのはわかるけど、
ジーン・ケリーの残像があると足りない感がわき起こる。


「グランパ・クラシック」
振付:ヴィクトル・グゾフスキー
出演:涌田美紀、宮川新大

2人とも細かい動きが的確。
緻密な動きに惚れ惚れ。
涌田さんはキリッと決めつつ優雅。
好き好き~。
宮川さんのジャンプがシャープ。
こういう涌田さんを、宮川さんを見たかったんだ!
嬉しい!
古典バレエは全幕ありき、は、わかるけど、
東バはもうちょいガラ公演をやって
ダンサー個人の魅力を発信して欲しいなあ。
興行的に難しいのかな。


「Pas de deux」
振付:岡崎隼也
出演:金子仁美、池本祥真

音楽はロミジュリのバルコニー。
私は恋人同士と解釈。
甘やかさがあるような、ないような、
そんな関係性かな。
金子さん池本さんの動きも綺麗。
岡崎さんの古典寄りの振付も良いね。


「海賊より洞窟のパ・ド・ドゥ」
出演:沖香菜子、秋元康臣

東バ版にあったっけか。
ラブラブな雰囲気で
アクロバットな動き。
2人の息もピッタリ。


「春の祭典より第一部 大地の礼賛」
振付:岡崎隼也
出演:
伝田陽美、三雲友里加、政本絵美、
平木菜子、工桃子、安西くるみ、富田翔子
柄本弾、宮村啓斗、井福俊太郎、
山仁尚、昂師吏功

さきほどとは逆に、こちらは
空間を立体的に使っているのは面白いけど、
どこを見ればいいのかわかりづらい。
どこか1点に集中する方が良い?
見方を定められなくて消化できなかったな、
という気持ちが残る。


「ルナ」
振付:モーリス・ベジャール
出演:上野水香

美しい月光。
強い光。
この作品を見るのはすごく久しぶりかな。
水香ちゃんに合う。


第二部
「コッペリアよりグラン・パ・ド・ドゥ」
振付:アルチュール・サン=レオン
出演:沖香菜子、秋元康臣

白い衣装でキラキラ。
王道古典、いいよね。

「黒い瞳」
振付:ブラウリオ・アルバレス
出演:政本絵美、ブラウリオ・アルバレス

政本さん出演なんだけど、、、。
うーん、振付に面白味はないかなあ。


「マヌーラ・ムー」
振付:モーリス・ベジャール
出演:吉岡美佳

久しぶりの吉岡さん!
ギリシャの女神のような衣装で
緩やかに美しく動く。
うっとり。


「あなたへ・・・ ~for you~」
振付:ジル・ロマン
出演:吉岡美佳、ジル・ロマン

前演目から幕が降りることなく、
ジルが加わり「あなたへ」が続く。
男女が出会い、なんだ、
睦み合う、より、労り合う、かんじかな。

ジルの振付の中には濃厚に
ベジャールが根付いているんだな。
ベジャールのエッセンスを感じるのはこの2人だから?


「ドン・キホーテより グラン・ディヴェルティスマン」
振付:マリウス・プティパ
出演:
上野水香、柄本弾
宮川新大、池本祥真、伝田陽美、金子仁美
井福俊太郎、三雲友里加、涌田美紀、
平木菜子、工桃子、安西くるみ、富田翔子

結婚式の場面より、ピンクのチュチュが平木さん、ブルーのチュチュが伝田さん。
水香ちゃんと弾くんでグラン・パのアダージョ。

宮川さんが登場し、弾くんを跳ね除けて、だっけかな。
金子さんと三雲さんをともない
1幕のタンバリンのところの踊り。
井福さんのソロもここだっけ?
音楽はミーシャ版のエスパーダの後のソロ。
着地が斜め?だった?

伝田さんのソロはあまり聞かない音楽。
バジルのヴァリは池本さん。だった?ような?
綺麗に決める。
水香ちゃんヴァリは扇子ありの方。
平木さんソロは、どれだっけ、
ドンキではあまり使われない方だけど、
知っている音楽。
から、ジャンプ合戦、フェッテ合戦。
盛り上がりました。

カテコでは、柄本&池本、と、
宮川&井福が同じ衣装で、
「あ、同じ」みたいな小芝居。


「逢いたくていま」
振付:辻本和彦
出演:上野水香、柚希礼音

水香ちゃんとちえちゃんの演目。
水香ちゃんが黒系のドレスで、
まさにデュエダン。

ちえちゃんの踊りはバレエではないので
東バファンがどう受け取るかわからないけど、
存在感はやはり圧倒的だった。

逆にちえちゃんファンは
ここにいたるまでをどう感じたのかなあ。


フィナーレ 演出・振付:岡崎隼也
全員登場。
若干リフトとか派手めだったけど
凝ったことはあまりせず。


先にも書いたけど、
東バ主催でしっかりしたガラ公演をやって欲しいな。
こういう「個人」を見せる公演があってもいいんじゃないか。
魅力的なダンサーが多いのに。
勿体ない。


作品の捉え方は私には難しかったけど、
岡崎さん振付作品はカナケン3階からでも見応えがあった。
大きいハコにも合う作品。
逆にアルバレス作品は小ホールなら面白いのかな。
大劇場向きではないような。
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