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きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」

2013年12月21日 | 映画
吸血鬼のカップル2人は
普段はアメリカと中東と、離れて暮らしている。
(なんでかは不明)
中東に住む女が、アメリカにいる男に会いに行く。
つかの間寄り添う2人。
昔はともかく、今は大金を払って
病院から血液を買っている。
「汚染されていない」ことが保証されている血液を。
*男の方は覆面作曲家で金はあるみたい。

そこへ女の妹がやってくる。
彼女は過去に人間を襲っていた。
そのため男は、この妹を毛嫌いしていた。


映像美と、長く生き過ぎて疲れている吸血鬼の姿は良かったけど、
話のテンポは好きじゃないな。
ちょい昔のアート志向の映画みたい。
偉そうに言ってるかどさー、みたいな部分がちょっとイライラ。

人間をゾンビと言い、見下し、
今の人間の血は汚染されいるという。
どんだけ偉いんだ、君たち。
と、思っても、最後は、やっぱり、こうなる、と。
たぶん「弾」は、
「貧乏をしてまで生き延びたくない
 金があるうちに誇り高く死ぬ」
ための自殺用なんだろうけど
普段そういうことを言っている人ほど・・・
って、かんじだね。
理性は生存本能に勝てないのかね。

ティルダの不老不死感を堪能。

男の吸血鬼はトム・ヒドルストン。
劇場に貼られていたインタビュー記事の写真は
人の良いおだやかなお兄さんなのに
映画では退廃的な色気があった。
ルジマトフみたいだった。
ティルダとは反対に、
役によってずいぶん印象が変わる役者さんだね。

ティルダの妹のトラブルメーカー役がミアで、
これもぴったりだった。

この3人で普通に話のある映画が見たかったような気がするけど、
そうしたらこんなに厭世感たっぷりにはならないか。

まあ、雰囲気映画です。
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