きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「正義の声が聞こえるかい」ジャケット画像

2011年08月17日 | タイバニ
8月24日発売のキャラクターソング
「正義の声が聞こえるかい」の
ジャケット画像が凄いと聞いて
見てみました・・・


 → amzonの拡大画像は →→ こちら

なんちゅーか。
ニコ動的に言うと
公式が病気みたいな。
このジャケットを見ると
おじさんの
死亡フラグは
ポッキリ折れた
よね。
ええ、もう、完全に。

キャラソンは興味なかったけど
ジャケ買いするしかねーなー。


追記
ポチった


さらに追記
タイトル、間違っていました。
「正義の『声』が聞こえるかい」が正しいです。
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「ジゼル」ヴィシニョーワ&チュージン/東京バレエ団

2011年08月17日 | バレエ・ダンス
ニコラ・ガラの代替公演です。
まずは、ヴィシニョーワ&チュージン、
そしてオブジャニコフさん。
来てくれてありがとう、そしてありがとう! \(宣)/

ヴィシは、1幕は予想に反して生臭くない。
大人になって落ち着いたから?
マラーホフが相手じゃないから?
儚い、ってことはさすがにないんですが
可憐でした。
しっとりとした穏やかな雰囲気。
なのに、時々、死の影が彼女を覆うのがわかる。
こんなに可愛いのに
破滅が常にそばにある、そんなかんじ。
恋も、血が滾るような情熱ではない。
自身も、この恋がハッピーエンドではない、
というのが、なんとなくわかっている。
けど、流れに流されている、そんなかんじ。
狂乱も派手ではなく、
体が弱い、が、素直に受け入れることができる。

が。

2幕はやっぱりヴィシだった。
1幕より生臭い。
精霊になって、自分の欲に忠実になっちゃったんだろうか。
チュージンが細い人なので
なんだか、妖怪が生気を擦っているようにも見えちゃうよ。
それでこそ、ヴィシだな、うん。
そこがいいんだよ。
踊りは完璧。
どこをとっても素晴らしい。

チュージンは写真の通り金髪の王子様。
顔、小さーーーーーーーい!
恋に浮かれる情熱的なあほぼん系で
身分違いの恋に悩むことなど全くなし。
だって好きなんだもーん!
それなのに、1幕ラストの悲劇が納得できるのは
彼が非常にノーブルで、
どんなにあほぼんであろうと、
完璧に貴族だからなんだ。
笑顔は可愛らしいのに、
ヒラリオンと対決するときは
完全に身分が上なのがわかる、凄すぎる威厳。
これが自然に滲み出るから、
あきらかな身分違いが説明無しに納得できるんだな。
(そういう意味では、ヴィシは、以前と違って
 貴族の娘テイストは薄まった)

2幕はとても後悔。
そして、1幕よりも、
ジゼルと向き合って
深いところで心を交わしているようにも見える。
最後は、百合の花を片手に一輪手に持ち
もう片方の手でマントを持ち、
墓を背に歩き出す。
舞台中央で止まり、花をやや高く掲げる。
それは、彼は死ぬのではなく、
かといってジゼルとの愛は幻ではなく、
確かな現実として存在していた。
ジゼルとの愛を糧にし、
彼女に守ってもらった命を大切に生きていこう。
それがジゼルの願いであると、
そう思って未来に歩みだすように見えました。
そういうアルブレヒトもありだよね。

踊りは、ラインは美しい。
パ・ド・ドゥの後のジャンプは
えーと、なんて名称だっけか、
縦ジャンプの方ね。
そつのない踊りだと思うけど
目を見張るほど素晴らしい、というわけではない。
(マラーホフ比になっちゃうからね、どうしても)
でも、なんとういうのか。
ロシアバレエは層が厚いんだなあ、と実感する。
最近代打でよく来てくれたマシュー君も良かったんだけど
やっぱりモスクワのダンサーは格が違う。
ヴィシとのパートナーシップは、もうちょいかな。
踊りの質や方向は合っていると思うんだ。
頑張れ!
1幕の衣装は黄色と黄土色の中間というのか
光っていないゴールド系というのか。
上も下もそんな色合い。
2幕はオーソドックスに、上は黒系、下は紫タイツ。

木村さんのヒラリオンは、
清々しいほどウザかった。
以前は純朴・純愛系だったのに
最近は粗野なストーカー系にシフトしている気がするが
それも好きだ!
狂乱の場面で、すごく責任を感じて、っていうか
俺があんなことを言わなければー、とか
ジゼルに右手を差し伸べ駆けて
いや、俺にそんな資格はないー、と
左手で右手首を押さえるとかー、
(逆だっけ?右手を差し伸べかけて左手で押さえる?)
悶々と悩む姿が痛々しい。
ウィリ達にもいいように踊らされていました。
あと何回、木村さんのヒラリオンが見られるのだろうか。
一回一回を大切に見ないと。
公式ブログの写真の通り
髪の毛はだいぶすっきりカット。
後ろの襟足だけは長め。

吉岡さんのバチルドは美しい。
年齢を感じさせない人だなあ。
後藤さんもかなり髪が短くなっていたように思います。

弾くんのウィルフリードは出過ぎることはなく
とてもいいかんじ。
アルブレヒトの兄貴分的な面もありつつ
アルブレヒトが本気を出すと身分の違いがくっきり。

ユイットは、宮本くんの踊りがキレキレ!
すごくシャープで良かった。
松下くんの動きは流麗。
梅澤くんは若々しくて爽やか。
女性陣は、踊りとかいう以前にー。
もっと踊らせて上げて!!
そろそろ「若い」時期が過ぎつつあるよ。
若いうちにもっとチャンスを!
って気持ちの方が先に来た。

田中さんのミルタは、ほどほどに恐い。
もっとやっちゃってもいい気もする。
西村さんのドゥ・ウィリがとても良かった!
日によって、あるいは役によって
印象がかなり変わる人なんだけど(私にとってはね)
今日のドゥ・ウィリはとても美しくて切なくて
見ていて涙が出てきた。

2幕の群舞は迫力がありました。

カーテンコールで渡された薔薇の花束の色。
ヴィシは深紅
チュージンはピンク
オブジャニコフさんは黄色。
チュージンのピンクはどうかと思うけど
あとの二人には似合わないから仕方がないね。


主な配役
ジゼル:ディアナ・ヴィシニョーワ
アルブレヒト:セミョーン・チュージン
ヒラリオン:木村和夫

バチルド姫:吉岡美佳
公爵:後藤晴雄
ウィルフリード:柄本弾
ジゼルの母:橘静子
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):
 高村順子(緑)-梅澤紘貴(橙)、乾友子(黄)-長瀬直義(緑)
 佐伯知香(桃)-松下裕次(緑)、吉川留衣(橙)-宮本祐宜(橙)

ジゼルの友人(パ・ド・シス):
 西村真由美、高木綾、奈良春夏、
 矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子

ミルタ:田中結子
ドゥ・ウィリ:西村真由美、吉川留衣


指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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