きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

東京バレエ団 <夏祭りガラ>

2016年08月19日 | バレエ・ダンス
「パキータ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
プリンシパル:奈良春夏、宮川新大
ヴァリエーション1:中川美雪
ヴァリエーション2:伝田陽美
ヴァリエーション3:崔 美実
ソリスト:
 吉川留依、伝田陽美、二瓶加奈子、
 政本絵美、加藤くるみ、崔 美実

若干短縮版?
場数を踏んでいる人が目を惹く。
特に伝田さんと崔さん。
奈良さんはさすがに頭ひとつ抜けているかんじ。
真ん中でも堂々。
宮川くんはソロはのびのびしてるんだけどなあ。
細いからリフトでドキドキしちゃう。

三人娘で高木さんも田中さんも退団し
白鳥にキャスティングされなかった奈良さんだけが
(東バで)踊り続けているかと思うと、
なにがなんの分岐点になるか、不思議。
今の彼女がパキータで真ん中に異存は無いけどね。
そして吉川さんはなぜこの位置?


「スプリング・アンド・フォール」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:アントニン・ドヴォルザーク
沖香菜子-秋元康臣
渡辺理恵、岸本夏未、三雲友里加、
金子仁美、川淵 瞳、髙浦由美子
杉山優一、岸本秀雄、岡崎隼也、
松野乃知、安田峻介、中村祐司、
和田康佑、安楽 葵、樋口祐輝

沖さんと秋元さんの牽引力が強いせいか、
最後までわくわくして見た。
ムーブメントとかポーズとか、やっぱり面白い。
乗り損ねると寝ちゃうデンジャラス演目だけど
今日は大丈夫だった!

秋元さんはノイマイヤーとは違うかもしれないけれど
「なにを踊っても秋元流」という強い個性は東バでは貴重。
みんな彼ぐらい自分らしさを打ち出して欲しいな。
沖さんはますます大人っぽくなったわ。
岸本さんのしっとりした踊りも印象的。

男性陣の髪型がさっぱりしすぎというか、
みんなして千円カットに行ってきたみたいというか、
ちょいと体操選手みたいというか。
松野くん、そうきたか。
首藤くんのビックリに比べたらたいしたことはないけどさ。


「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール  
音楽:モーリス・ラヴェル
柄本 弾
杉山優一、岸本秀雄、森川茉央、永田雄大

昨年の横浜では屋外で小雨が降るという悪条件で
集中力に欠けたな、という印象だったので、
今回の室内ではどうなるかと思った弾くんのメロディ。
まだまだ固い。
前半のソロは緊張のためか、
かなり無表情だったけど(気迫はあったけど)、
仲間が加わっていうくと、
仲間から力を注がれたかのように
だんだんエネルギッシュに。
孤独に戦っていた戦士が、
最後は仲間を鼓舞し引きづりこむ、そんなかんじ。
カリスマ性はまだない。
カテコでだんだん表情が蘇ってくるのが可愛かった。
全ツとかで、あと10回ぐらい人前で踊ったら面白くなりそう。
いまも悪いわけじゃないけどね。
より、個性を注ぎこんで欲しいな。
リズム隊がすごく支えていたなあ。
リズム隊との共闘だった。


会場窓枠。

お財布に優しく、演目もキャストも良いので
来年以降も続いて欲しい企画です。


◆上演時間◆
パキータ 19:00〜19:30
休憩  15分
スプリング・アンド・フォール 19:45〜20:15
休憩 15分
ボレロ 20:30〜20:50
コメント
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