きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「トークスペシャルin東京」貴澄 隼人 、夢奈 瑠音 、麗 泉里

2016年08月26日 | 宝塚(月組)


スミス(研11)は滑らかな喋りで後輩をリード、
るねちゃん(研7)顔小さい!!
せんりちゃん(研5)初々しくて可愛い!

3人とも浴衣で登場。
スミスは右半身白無地、
左半身は青地に象と弥助(漢字)の白模様。
自分で絵を描いて誂えたみたい。
るねちゃんは白とベージュの太い縦ストライプ。
せんりちゃんは赤に近い桃色に花模様っぽく見える黒色などの丸模様。
半衿、足袋にレース。


芝居の話。
スミス、久々の和物で稽古初日にはりきって着物一式を持って行ったら
着物を着ない役だった。
コートジボワールからインド経由で日本に辿り着いた自分を
人間として遇してくれた信長様に対する気持ちを表現したい。

るねちゃんは信長家臣。
家臣団も信長との距離はそれぞれ違い、
大野先生が細かく指導。
刀を鞘に収めるとき指を挟んだ。
殺陣が難しい。
新公は光秀。
「敵は本能寺にあり」をしっかり言えるようせり上がり前に息を整えた。
*この台詞は舞台稽古中に追加になったのこと
男役の動きはまだまだ勉強中。
走る、などの何気ない動きが難しい。
スミスを見て参考にしている。

せんりちゃんは帰蝶の侍女。
殺陣が難しく刀を鞘に収めるのも一苦労。
和物なのに網タイツで帰蝶団みなビックリ。
帰蝶が死んだ後の気持ちを上手く表現できれば。
新公は小宰相。
重たい十二単での動き方を含め
本役のまいまいからいろいろ教わっているとのこと。


ショーは3人とも青い衣装の場面が好き。


スミス談。
あんなに出突っ張りの龍さんのお身体が心配だけど、全然元気。

オープニングの桃色衣装をどう着こなすか
さぶちゃんと悩んでいたら
「私もなんですよ」と、たまきち。


スミスの芸名の由来は「若き日の唄は忘れじ」の
「隼人、馬引けー」から。
幼い日に見て感動。
(今回はこれ以上の受験の動機の話は無かったけど
 昔からのファンだったという事よね)
2回目の受験で合格。
受験用のバレエスクールの先輩は、まんちゃん、ゆりや。
まんちゃんはそのときからすごくクルクル回っていたそうな。

るねちゃんはバレエをずっとやっていて、発表会が好きだった。
雪組全ツを見て毎日が発表会!と、
コムちゃんに落ちたのが受験のキッカケ。

せんりちゃんは宝塚は殆ど知らなかったけど
バレエ教室の先生に勧められて大劇場観劇。
キラキラ輝かく舞台に自分も立ちたいと思った。


せんりちゃんが「ずっとかっこいいと思っていました」とスミスに告白。
ドギマギするスミスでしたが、
会場のかなりの人は「同意!」と思ったよね。

スミスには馴染みの美容師さんがいて「左は長く右は刈り上げ」と言うと、
はいはい、と躊躇なくバリカンを入れてくれるそうです。


さぶちゃん(有瀬そう)は
スミスの一期上。
音楽学校時代は本科・予科。
予科は黒などの地味な服でなければならないけど
あんまり売っていない。
ちょっと前後が定かではないんですが、
たぶん、スミスが規程違反のような服を着たらしい。
その時、さぶちゃんが「これ、使って」と
鍵をそっと渡してくれた。
宝塚南口駅のコインロッカーには
予科らしい服が入っていた。
さぶちゃんが貸してくれた。
本科・予科は馴れ合ってはいけないけれど
そのギリギリのラインまで来てくれた。
(私が書くと感動的な話にならなくて申し訳ないです)


せんりちゃんは人前で話すのは慣れていないので
話は滑らかとはいえないけど、
今の自分の課題や、
高みを目指すために埋める必要なことなどが
具体的にわかっているのがうかがえて、
すごく頭がいい子なんだな、と思った。
頭でっかちにならず実践していくんだろうな。

るねちゃんも同じで、
どこをどうすれば、を常に考えているんだろうな。
二人ともまだ若いけど「お客様に楽しんでいただく」の
プロ意識を明確に持っていた。
本拠地2500席の舞台に立ち続ければ生まれる意識かもしれないけれど、
前日に見たダンサーにはこれが足りないんだと思った。

トクスペの真ん中は研10以上が多いけど、
これからの自分の話になると皆さんほぼ必ず「宝塚らしく」って言うんだよね。
スミスもやはりそれを言っていた。
枠、時には枷でもあるけど、
それがあるから100年続き、
自分もその一員と自覚するのがその頃なのかな。
頼もしいね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする