きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「Choreographic Project 2024」東京バレエ団

2024年07月06日 | バレエ・ダンス


「チャイコフスキーピアノコンチェルト第一番より第三楽章」
振付:木村 和夫
出演:足立 真里亜、富田 紗永、福田 天音、生方 隆之介、陶山 湘、
   樋口 祐輝、海田 一成、加古 貴也、山仁 尚、本岡 直也、
   南江 祐生、宮村 啓斗、ハギンズミカエル 聖也、津守 貴嵩

「ふたつのかげ」
振付:岡崎 隼也
出演:秋山 瑛

「Komorebi」
振付:ブラウリオ・アルバレス
出演:瓜生 遥花、前川 琴音、栗芝 みなみ、池戸 詩織、重松 宙、
   田島 幸来、山下 寿理、海田 一成、 宮村 啓斗、小泉 陽大

「la Mano」
振付:井福 俊太郎
出演:伝田 陽美、平木 菜子、橋谷 美香、富田 翔子、
   井福 俊太郎、山下 湧吾、本岡 直也

「ma vie」
振付:富田 翔子
出演:生方 隆之介、長谷川 琴音

「Siamese」
振付:ブラウリオ・アルバレス
出演:金子 仁美、本村 明日香、大久保 心愛、池本 祥真、山下 湧吾、山仁 尚

「チェロからはじまる私とあなたの関係」
振付:岡崎 隼也
出演:秋山 瑛、伝田 陽美、政本 絵美、平木 菜子、工 桃子、
   安西 くるみ、池本 祥真、樋口 祐輝、鳥海 創


プログラムがすぐ出てこないので
上演順が正しいか不明ですが
忘れないうちにメモを。

いままで見た中でハイレベル。
「音楽に合わせて踊ります」的な作品はなく
振付家の頭の中に明確に
作りたいモチーフやエピソードがあり
それを表現するために振付を考え、
ダンサーに伝え、
ダンサーも汲み取ることができていた、
ように見えました。
特にダンサー側が振付の意図の咀嚼ができていて、
このプログラムはダンサーの表現力の
レベルアップに繋がっているんだなあ、と思いました。
古典では表現しない部分の面も出ていて
見ていてとても面白かったです。

木村さんの作品は動きやフォーメーションが古典ベースなので
見ていて安心感があります。
最初の頃は「振付は苦手」とおっしゃっていて
パの組み合わせ、みたいな作品もありましたが
最近はコールドも上手く動かしつつ、
真ん中に求心力がある、メリハリのある作品に仕上がっていて
楽しく見ています。

今回、面白いな、と思ったのは
井福さんの作品。
動きに粘りがあり、すごく個性的でした。

富田さんの作品も、ラブストーリーではない
登場人物の絆が見えるようでした。

岡﨑さん、アルバレスさんは
すでにそれぞれの言語が明確になっています。
作品として仕上がっているので
気軽に好き嫌いが言えるかんじです。

アルバレスさんの「Siamese」は
タイかバリか、それっぽい衣装や仕草が入り
エキゾチックでした。

このあたりから雷の音が入り
効果音?外の音?と
少し意識が持って行かれてしまいました。

岡﨑さんのチェロのときは
救急車?サイレンの音が響いていました。
このあたりで、効果音ではないのか、とわかり
それはそれで集中力が・・・。

見る側は少し残念なところもありましたが
これからも続けて欲しいです。


と、思っていたら、大雨と落雷の影響で空調が故障し
翌日の公演は中止になりました。
8月に振替らしいです。
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