きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「バレエガラ夢コンサート イリーナ&マラトが舞うバレエリュス~ナチョ・ドウアト」

2016年08月25日 | バレエ・ダンス
ペレン&シェミウノフ出演公演に
かなみもゲスト出演と聞き、行って来ました。

ペレン&シェミウノフは3演目踊りました。
配布のプログラムには振付家名が無いので
自信はないのですが、、、

「シェヘラザード」は、たぶんルジがよく踊る
フォーキン振付だと思う。
二人とも身体が良く動いているな~、とは思うけど
エロさはあまりないかな。
なにしろルジ比だから。

マラトは身体はルジより動くけど
踊りの詰めは甘く精緻さが足りない。
あの身長ビジュアルなのに
どうしてボヤルチコフは王子系じゃなく
キャラクター系に振り分けたんだ?と思ったけど、
マリインスキーが採らなかったあたりで察するべきか。

「A tu vera」がたぶんナチョ作品だと思う。
赤いドレスの裾の翻しも計算に入れたスパニッシュ系。
二人の長い手足を存分に活かした振付だし、
二人の会話が聞こえてきそうな、
すごく面白い作品だった。

あとは先日も見たコフトゥン版「スパルタクス」で
アクロバティックな動きに拍手喝采。

かなみは本編ではラフマニノフのピアノ曲と
韃靼人をスキャットで。
肩を出した赤いマーメイドドレス。


この公演がどういう趣旨かもよくわからずに言ったけど、
プログラムを見ると留学中の学生さんが多いかんじ?
限りなく「発表会」に近いけど
出演者を繋ぐ母体が見えないので
すごくまとまりのない内容でした。

素人ではポアントで踊るのは超絶無理だけど、
じゃあ、プロとはなんぞや?だよね。
踊ることに満足している人と、
金を払った客にパフォーマンスを提供することを考えている人と、
けっこう意識の差が見えたように思えた。
後者になればなるほど、スタイルが良くなる、
あるいはスタイルが気にならなくなる。

印象に残ったのは、
コンテの根岸さん、
花かごの佐々木さん、
ダイアナとアクティオンの根岸さん浅田さん。

一部の演目はピアノ、
またはピアノ&バイオリンの生演奏。
演奏はどれも素晴らしかった。

フィナーレは、客席から登場のかなみの
「Time to say goodbye(イタリア語版)」から。
かなみは肩を出した白地に小さい青い模様が入った夏らしいドレス。
皆さん出演作の一部を生ピアノで踊り継ぐ。
カテコでマラトがかなみの手を引いて出てきた。
大満足。


踊り辛そうな床だった。
回転が止まりがちなのも無理はない。


チラシからなんとなく想像していたけど
運営側の手際がちょっと悪く、
入場にかなり時間がかかった。
関係者列を別途作ってくれればなあ。


プログラム。
クリックすると拡大します。
第一部


第二部
コメント
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